創業明治42年のはんこ屋の長男として生まれた時から運命は決まっていたのかも知れない・・・
保育園のアルバム「大きくなったら何になりたい?」にはしっかりと「はんこ屋」と書いてある
いつからそう思っていたのか自分も良く分からない(笑)が自分の意思であることだけは確か
高校卒業後は日本で唯一(当時)経営学科・後継者コースがある専門学校へ、そして就職活動
いくつかの企業で内定を頂いたが結局は愛知県のはんこ屋さんに就職、4年間の修行・丁稚奉公へ
そして2001年9月より家業に入り、2002年4月から神奈川県印章高等職業訓練校へ入校
「なんではんこ屋?」って聞かれますが「はんこ屋楽しいよ!」・・・逆に問います、あなたは何故その職業?
自分が魂を込めて彫り上げた印章が(まだ半人前だけど)お客様の人生の節目に登場する
人生の節目とは自分名義の車輌購入や保険加入、賃貸契約、土地売買そして転居、結婚、相続などなど
ある人は印章はただの道具・工具では無く、幸せを手にする時に必要な幸具だ!と言います
日本の伝統文化でもあり大切な役割を持っている印章・・・それを作成する彫刻士
そんな沢山の要素を持っている製品・職業で商い人として経営できる・・・自営業ならではの商売の醍醐味
・・・自営業と言うと楽なイメージがありますか?仕入れから加工、販売、営業と全てのスキルが必要ですよ
特に今勉強している印章彫刻技術は一朝一夕で身につくものではありません、量をこなすことが絶対条件です
そして待っていてはお客様は来ません、販売戦略や接客&営業、マーケティングのスキルも必須です
また利益と言う名の企業存続費用を出す為には財務・法務の知識・経験も必要です
やった分だけ返ってきますがやらなくては自分の給料も出すことはできません、特に昨今の経済状況では尚更です
そりゃーリスクもありますよ、また印章業は華々しい職業ではありませんし、むしろ斜陽産業と言えるでしょう
でもね・・・楽しいです、やりがいがあります
だからこそ4年間の修行も耐えました、これからも休日を削って学校に行きます
まだ半人前とも呼べない駆け出し職人ですがどうぞあたたかくその成長を見守ってください
また、このホームページを見た方が「はんこ」に少しでも興味を持って頂ければとても嬉しいです
・・・あなたが何気なく使っているその「はんこ」もきっと職人の魂が詰まった大切なメッセージですよ