設立計画
設立のテーマ
身体の不自由になった方やその家族の方々が
安心して暮らせる住まいづくり・まちづくりを通じて地域の活性化を計る
基本的なコンセプト
全ての家族が持つ問題として高齢化における体力の衰えがあり、それに伴って後遺症の残る不慮の疾病
(脳血管障害・パーキンソン病・慢性関節リウマチ・廃用 症候群・痴呆症・心筋梗塞・糖尿病等)
にかかりやすく、また、事故による骨折 も多くなる。
一例をあげれば高齢者(65歳以上)の住宅に起因した事故死があり平成2年度では全国で3.836人、
全体の事故死の30%であったが、平成8年度では、7.585人にまで増加している。
住宅内事故で死亡まで至らなかった受傷者に至っては推定ではあるが250万人を超えると言われている。
これは現在の住宅が高齢化対応になっておらず、したがって高齢化が進むにつれて増加し続けている のです。
つまりこの原因は決して本人の不注意ではなく、現在の住宅のデザインに起因しているのです。
統計では「身体機能が低下した場合の住宅の住みやすさ 」で、「住みやすさに問題あり」と答えたのは
各国中日本が一番多く71%(他国 21%〜61%)でした。
また同じ統計で「自宅に留まりたい」が各国とも過半数を大きく上回っています。
「バリアフリーデザイン」という言葉が広まってきていますが、これは「障壁の除去」であって
身体が不自由になってから施される処置に過ぎません。
これから求められるのは「全ての人々にやさしいデザイン」つまりユニバーサルデザインとなります。
住宅に関しても、まちづくりに関しても同 じ考えの基にデザインされ、
つくりあげていく必要があると考えられます。
しかしながらすぐに実現するとは考えられません。
よって私達は、私達が出来るところから始めようとここに計画提案するものです。
提案の内容
提案理由
数々のコンサルティングを行って来た中で見つけた問題点
* バリアフリーに対する知識の乏しい設計事務所・建築施工工務店の多さ
* 身体に障害を持った本人とその家族の福祉制度に対する知識不足
* 建設に従事する人々は、医療・福祉・保健・介護・介護用品の知識が希薄
* 医療・福祉・保健・介護・介護用品に従事する人々は、建設の知識が希薄
* 公的機関による住宅改造相談では、施工業者を紹介できない
* 障害者の内面を知らない健常者によるプラン提案の現状
* 障害者の心の自立も出来ていないままの住宅改造
* バリアフリーにもなっていない不特定多数者利用施設………………などなど
考察
医療・福祉・保健・介護に従事する人々は機能優先の考え方をし、建設に従事する人々は
快適空間づくりを優先する。
したがって機能を全て満たし、本人とその家 族が快適に過ごせる環境を創ることにより、
生涯住める住宅が出来あがる事になる。
しかし、住宅が快適になったとしても、まちへのアプローチができなければ
人としての生活が大きく束縛されることとなる。
これらの事を踏まえて実際にプランをたて、
つくりあげて行くのは住まいづくり・まちづくりに関連する個人および団体である。
ゆえに、地域の住まいづくり・まちづくりに従事する個人や団体が
医療・福祉・ 保健・介護の知識を得ることによって、
より快適な住環境をつくりあげることができる早道と考える。
また、重度の身体障害をもった本人は住宅改造と介護用品無 しでは家に帰ることが出来ない現実があり、
それを結びつける機関や人材が極め て少ないのが現状である。


