As one pleases
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どこへ行こうか
今日はひとりでどこかへ行こう


ちょっとだけ一人は寂しくて
誰かに連絡してみて
一緒にいこうって誘ってみる
ごめんね 今日は用事があるの
その返事がちょっと悲しくてちょっと嬉しくて



今日はひとりでどこかへ行こう




私の足はいつでも自転車
今日は学校じゃないから少しゆっくりこいでみよう
図書館へ行って まだ誰も読んだことのない本を探して
街へ行って 友達とはあまり見ないお店をのぞいてみよう
時計の針はゆっくりで 優しく
チッチッチッ って鳴ってる



さぁ まだ時間はあるよ
どこへいこうか ひとりの自分
家へ帰るにはまだ少し足りたい気がするよ
ゆっくりペダルを踏んでは上げて


海へ行きたい すべてを流しに
でも海につくころにはもう暗いから
少し近い川へ行こう
幼稚園のとき 皆で手をつないでいったあの土手へ





目の前で壊されていくのを見て
また少しずつ違う建物へ変わっていくのを見て
自分の知ってる思い出の場所がなくなる悲しさ
古くなってお客さんは少なくなって・・・
消えていってしまう 私の思い出の場所



少しの悲しみを抱いて土手に来た
夕方のそこには野球をしてる小学生がいて
犬の散歩をしてるだれかのパパがいて
ひとりで来た私が風と空に包まれて居る




ひとりはちょっと悲しいようなちょっと嬉しいような




ゆっくり歩いて水のそばまで行こう
釣りをしている同級生がいるかもしれない
ゆっくりゆっくり だれかのパパに追い越されたよ
それでもゆっくりゆっくり


板チョコみたいな土手の石の上にちょこんと座って
ひとりで勉強道具が入ってるかばんを抱いていると
横からにゃぁって鳴き声がして 猫が来た
私がちょっと期待してにゃぁって言ってみたら逃げちゃった




ひとりは寂しいかなって思っていたけど そんなことはなくて
どうして ひとりは寂しくないんだろう って考えて
見つかった答えが

川には鳥がいて 魚がいて 植物がいて
猫がいて 空があって 雲があって 山が見えて
水が夕日で少し赤く見えて 私が居て
本当はひとりじゃなかったから




今日は楽しかったね

また 今度ひとりでどこかへ行こう

もしかしたら 人間の友達を誘ってね