As one pleases
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死にたいと思ってしまうのです。
ただ、ばくぜんとそのことだけが目の前にあるのです。
なぜという理由もなく、ただ死にたいと願うのです。


家族からはなれ、家族のいる家の一番はじの部屋で、
ただひとり上を向いて、手を顔にあて、
それでも入ってくる蛍光灯の明るさがかなしくなるのです。


誰も私を傷つけないでください。
誰も私を見ないでください。
消えてしまいたいと思ってしまうのです。


なぜ生きるのか、なぜ死んではいけないかということの
理由を私はひとりで見つけ出したのです。
こじつけの理由かもしれないけれど、そうして生きているのです。


でも、ただ頭に浮かぶのは死にたいという気持ちだけなのです。
こんな病弱な身体はいらないと思ってしまうのです。
自分のことをただ認めてあげられれば、少しは楽になるのでしょう。


誰も私を助けられないと思うのです。
誰かに傍にいてほしいと思うのです。
本当は泣きたいのです。


ひとりで泣いてなにになるのでしょうか。
泣くことで何かがかわるというのなら、泣きましょう。
けれど、私はただ泣けば泣くほど自分が可哀想だと思ってしまうのです。


もうひとりで歩いていけると言われても、なにかが私の足に絡まって
もがいてもがいて、大丈夫、大丈夫と何度も自己暗示をするのです。
自己暗示をして、どれくらいの記憶に蓋をしてしまったのでしょう。


いつか、蓋が閉まらないくらいいっぱいになってしまったら、
私は生きていけるのでしょうか。明日の朝日を見れるのでしょうか。
ただ思うのは、死にたいということなのです。


誰の言葉も届かないところへ私は自分で行ってしまったのです。
ただあの人の言葉だけは、私の心につきささるのです。
いつか、あの人が私のことを好きになってもらいたい。


けれど、ただばくぜんと広がる死がそこにあるのです。
けれど、私は死とともに生きたいと思うのです。
いつか、あの人に言いたいのです、たった一言。



あなたに会えてよかった と。



ばくぜんと広がる死を、蛍光灯の光が消してくれればいいのですが。
蛍光灯の光はかなしくも、私を照らしてしまうのです。
いつか、本当の私に向き合える勇気がもてますように願うのです。



春が、いつか私の心に小さな花を咲かせてくれることを。