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As one pleases Top |
心がとても静かで 穏やかで きれいになる瞬間がある 本当にごくまれにしかないこの瞬間に 私は すべてのものに喜びを感じ 私は すべてのものに哀しみを感じ 私は すべてのものを愛しいと感じる まだ春もこない冬の夕暮れ時なのに 心はどうしてか 夏の終わりの夜の澄んだ空気のように 透き通って 哀しくて 美しい 窓の外を見てみても 桜の木はまだ芽もつけず 太陽の光を土にたくさんあげようと 少し寒そうに葉をつけず 新しい春に 新しい命を与えるように 小さく縮こまり 大きく構え そして愛を注ぐ アリたちの姿も見えない 花の姿も見えないけれど どうしてか あれらのあたたかい あたたかい ひっそりとした声がする ふんわりした 干したての布団を抱きしめ 新しいシーツを布団に敷く作業を たんたんをこなす ひとつの作業を終えると 嬉しさと哀しさが心にこみあげてきて 日の匂いがする布団に顔をうずめる 愛されていると感じることよりも 私が誰かを愛していると感じるほうが とてもきれいなように思える いつも思っています 口にも 態度にもださないけれど 愛しています 「死」を語るとき「生」を考えるのが人らしい 誰かに言ってしまったら壊れてしまうような気がして 言えない言葉 愛のことば 死のことば 生きることば けれど どれも美しくそこに存在しているものである だから 私はそっとささやく 相手に聞こえるか聞こえないかの 小さなささやきを 小さなささやきを 知ることができた私の前にいる人は ただ私を信じてくれた それだけが嬉しかった そして 私はその人を好きだと思う 心がとてもきれいになる瞬間 すべてのものが眠っているような幻想につつまれる 雲は動き 日は沈み 風は私の肌を少し冷たくする 子ども達の声が私の耳にとどき 私もそこへ行きたいと思うけれど そっと見守るのが私の役目 いつか大人になってしまう子ども達を 見守るのが私の楽しみ ここに存在しないような 透明な気持ちになれることが 私が私である証拠 |