As one pleases
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もう大丈夫 見上げた空はおそろしく青かった



あの頃の私はまるで
直しても直しても たった30分で
時間が狂ってしまう時計だった
壊れて直して 結局壊れて
いつしか直すことを放りなげた

苦しく辛いことは山ほどあり
楽しく嬉しいことはめったになくて
心から笑ってなんかいなかった
笑顔をつくり まるで私は大丈夫なんだと
相手に思わせておいて
心の中は大洪水
悲しいほどに
人前では泣かなかった日々



もう大丈夫 台風前の海は湖のように
おそろしく静かだった



死んでしまうと思っていた毎日には
やばて終わりがきた
すぐには消せはできない傷あとだけれど
傷つける人がいれば 癒してくれる人もいるのだ

恋をしたわけではない
ただ少しずつ色が見えはじめてきた


やがて訪れたそのとき
ただ そっと 手を握った
人前でぽろぽろ涙を流した
それだけで
私は解放されたのだ



もう大丈夫 肌で感じる風は確かなものになった



私はありのままの私であれ
泣きたいときには泣け
笑いたいときには笑え
ただ そうして生きていれば 私も誰かを癒している