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As one pleases Top |
"今"は本当に今だけなんだ 今一緒にいる家族も 数年したら 増えているかもしれないし 減っているかもしれない 兄弟もいつかは離れ自立する いつまでも寄り添ってはいられない 高校時代を一緒に過ごした友人たち 今はそれぞれが違う道を選び歩んでいる あの頃は あの頃の"今"しか見ていなかった うざったいと思っていた友人も 今になってみると 隣にいなくて 声が思い出せなくて さみしい "さみしい" "かなしい" なんて言葉を はたして言葉にしていいのか迷うけれども 今素直になってみると やはりいつも さみしくて かなしい 楽しいことにも嬉しいことにも終わりがあって 一緒にいるのがあたり前なのが いつかは 一年に一回会うのがあたり前になっていく "今"を走り続けていると気付かないことが多すぎる "今"に立ち止まって 過去を振り返り 未来を思い描く すると どうだろうか あたり前だったことが あたり前ではなくなっていて 自分自身のこころが成長していて いつまでも夢だけを見続けていられなくなることに気付く これからも変わらないことは 全てが変わり続けていくことだけだ 同じ景色はいつしか変わり 知らないものになる 友人だった人のことも いつかは忘れてしまう ふるいにかけて残ったものだけしか 手にすることができない 写真はいつまでも変わらないけれど 人間も地球も変わり続けていくしか道はない "運命"を信じるのならば それこそが"運命"だろう 世紀をふたつ数えたあとに 自分のことを知っている人は はたしているのだろうか それともまた前世を信じ 来世を信じるのだろうか "今"を生きるすべてのものに平等などありえないだろう 食べ物を捨てる者があれば 飢える者がいる 子どもは大人になれるが 大人は子どもになれない 地球が太陽の周りを回り続けるように 川の水が海へ流れ 海水のまま川に戻ることがないように すべては一方通行で 流れゆく方向へしか行かないのだ 過去へ希望を持つ者はいないが 未来へ希望を持つ者はいる 過去をなつかしむ者はいるが 未来をなつかしむ者はいない "過去"を"未来"をと言うのは"今"を生きているからなのだ "今"は"今"でしかなく それ以上でも それ以下にもなり得ない その"今"を生きていくことが人間であり 自分であり 友人であり 家族であり 恋人であり 故人ではない 今 出来ることは何だ? "今"を生きることだけだ |