最新感染症情報     神奈川県衛生研究所より県内の詳細なデータが公開されています ここから

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2002年 第52週分(12月23日〜12月29日)

(52週コメント)
先週同様でインフルエンザ流行シーズンに平塚市も突入したと考えて下さい。吐き下しは確実に減少し、水痘の患者さんはどこでも多いようです。休みに入って数が増える疾患は要注意ですね!
来年はどのように展開していくのでしょうか?

(51週コメント)
いよいよ平塚市でもインフルエンザの報告が出始めました。半数以上が当院からの報告で、A型インフルエンザと思われます。(更新日の24日にもA型インフルエンザが3名ありました)他での分離状況からすると、A香港型が疑わしいです。水痘の多さは相変わらずで、感染性胃腸炎も2峰性なのか再上昇しています。今年の特徴は?と聞かれますがまだわかりません。今のところ、家族内発生があり、高熱でぞくぞくするとか、だるいとかぐったり等の表現が年長児でされる場合や頭痛や腰痛、咽頭痛など痛みの表現が多い場合に疑わしそうと言えるでしょうか!


(50週コメント)
何故か予想が当たってしまい?感染性胃腸炎は頭打ちです。しかし、予想外に水痘が非常に多いのが気にかかります。数カ所での流行があるようなので、平塚市においては水痘の増加にも注意が必要でしょう。幸いインフルエンザはまだ出ていません。

49週コメント)
先週と同様に感染性胃腸炎が急増していますが、そろそろ頭打ちの傾向も出てきたようです。心配なインフルエンザの報告は平塚ではありませんでしたが、県域では確実に増加しています。平塚市の特徴は水痘とおたふく風邪が非常に多く、時々成人の麻疹の報告が出ることでしょう。小児の麻疹は何故か報告されません。

(48週コメント)
感染性胃腸炎がやはり急激に増加しています。水痘は相変わらず多くて、おたふく風邪も復活してきました。こうなったらいつインフルエンザがやってくるかが問題になりそうです。47週の県域での報告は大和市からです

(47週コメント)
先週と同様かと思いましたが、なぜか突然におたふく風邪の報告が途絶えました。ある保育園での流行が終結したためでしょうか?平塚市が突出して多かったですから、、また、成人の麻疹も平塚市だけの報告が続いています。どうしてでしょうか?先週に藤沢でインフルエンザの第1報がありましたが詳細は不明です。

(46週コメント)
今週は顕著に水痘とおたふくに溶連菌と感染性胃腸炎の4疾患の増加が数字上もはっきりしました。冬の入り口を入ってしまった感じですね!今後は感染性胃腸炎がもっと多く出現してくると思いますが、他の3疾患は横ばいでしょうか?くれぐれも手洗いを忘れずにして下さい。
(45週コメント)
相変わらず水痘とおたふく風邪が多いようです。しかし、数字的にはまだまだ流行とは呼べないと思います。任意の予防接種に該当するこの二つの疾患はどうしても数字的に多くなってしまいますが、逆に言えば予防接種の効果が素晴らしいとも言えるでしょうか?また、平塚市の医療機関では極端に報告が少ないですが、感染性胃腸炎は外来でも確実に増加しています。おう吐と下痢です!要注意です!!

45週 46週 47週 48週 49週 50週 51週 52週
疾患名 上段:平塚保健所 〜10/11 〜17 〜24 〜1/12 〜8 〜15 〜22 〜29
下段:神奈川県域含川崎横浜
インフルエンザ 16
11 20 51 189 438
咽頭結膜炎
13 14 7
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
57 85 77 97 98 100 95 78
感染性胃腸炎 23 26 64 79 60 78 35
441 730 866 1538 1700 1555 1413 958
水痘 10 20 16 18 20 35 36 33
85 107 100 190 155 222 240 241
手足口病
22 11 14 11 10 1
伝染性紅斑
16 10 13 16 11
突発性発疹
59 97 82 75 87 83 71 67
百日咳
風疹
ヘルパンギーナ
麻疹
1
流行性耳下腺炎 11 19 11 10
50 59 32 45 42 38 36 34
急性出血性結膜炎
4
流行性角結膜炎
12 26 21 30 26 29 23 24
急性脳炎(日本脳炎を除く)
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
マイコプラズマ肺炎
1
クラミジア肺炎(オウム病は除く)
成人麻疹
月報 11月分 12月分
性器クラミジア感染症
103 93
性器ヘルペスウイルス感染症
14
尖形コンジローム
淋菌感染症
29 36
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
18 22
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
18 29
薬剤耐性緑膿菌感染症

感染症発生動向調査協力機関数

平塚保健所管内(県域定点数):インフルエンザ定点11(142)機関 小児科定点7(89)機関、眼科定点2(20)機関、STD定点2(27)機関、基幹定点1(6)機関 当院も協力させていただいています

上記機関より報告のあった数を1週間単位と月単位で分けて報告されたものの集計結果です。全体の総数ではありませんのでご注意ください


31週〜

31週 32週 33週 34週 35週 36週 37週 38週 39週 40週 41週 42週 43週 44週
疾患名 上段:平塚保健所 29/7〜4/8 〜12 〜18 〜25 〜1/9 〜9 〜15 〜22 〜29 〜6 〜13 〜20 〜27 〜3
下段:神奈川県域含川崎横浜
インフルエンザ
咽頭結膜炎
17 22 18 16 10
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
28 32 12 22 19 26 23 21 25 39 38 50 46 47
感染性胃腸炎
222 160 103 134 167 162 184 175 122 211 227 206 285 361
水痘 14 12
90 44 33 39 30 41 33 29 25 56 49 60 45 81
手足口病 34 14
399 155 108 76 69 74 60 53 46 37 46 37 13 35
伝染性紅斑
36 36 13 15 15 12 11 10 18 12 13 18
突発性発疹
96 80 59 74 90 111 96 86 61 94 96 71 76 85
百日咳
風疹
ヘルパンギーナ 13
322 131 85 52 43 34 33 10 19 12 21
麻疹
流行性耳下腺炎 10 12
64 31 30 34 36 33 40 39 42 43 43 47 41 57
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
34 18 27 26 29 22 30 21 31 29 19 18 20
急性脳炎(日本脳炎を除く)
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
マイコプラズマ肺炎
クラミジア肺炎(オウム病は除く)
成人麻疹
月報 8月分 9月分 10月分
性器クラミジア感染症
95 111 111
性器ヘルペスウイルス感染症
14 12
尖形コンジローム
淋菌感染症
32 36 42
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
17 16
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
19
薬剤耐性緑膿菌感染症


(44週コメント)
先週とやはり同じです!普通感冒は多いので注意しましょう!
(43週コメント)
傾向としては先週と同じです。水痘とおたふく風邪が交互に首位を争っています。普通感冒は多いです。
(42週コメント)
先週の予想通りに水痘が増加しています。溶連菌はまだ少ないですが、抗生剤が効く数少ない感染症ですから早めの受診が必要でしょう!だいぶ気温も下がってきました。例年11月末から急激に増加する感染性胃腸炎も既にちらほら散見されています。これらの特徴は病気の解説をご覧下さい。
(41週コメント)
傾向としては先週と同じで、おたふくかぜが通常週のレベルに戻ってきました。今後は水痘と晩秋にかけては溶連菌感染症が増加してくるものと思われます。突発性発疹は年間を通じてほぼ一定レベルを保つと言われていますが、平塚市でもまったく同じ傾向です。
(40週コメント)
まだ大きな変化はありません。徐々に水痘とおたふく風邪が増加しているようにも感じますが、まだ断定できません。相変わらず普通感冒は多くなっています。
(39週コメント)
 全く先週と同じ状況です。しかし、くしゃみ、鼻水、咳と言ういわゆる風邪は非常に多くなっています。
 運動会の前後に無理をしないよう注意しましょう!
(38週コメント)
殆ど先週と変わっていません。流行するものは少ないですが、一般的な風邪は確実に増えています。
(37週コメント)
この週もまだ少ないです。しかし、くしゃみ、鼻水、咳、熱とか吐き気に下痢とか普通感冒(いわゆる風邪)が徐々に増えてきました。感染症ではありませんが、天候や気温の変わり目にさしかかっており、喘息発作や咳き込みが多くなっています。
(36週コメント)
なんやかんやで秋に向かっています。感染症情報としての患者さん数は相変わらず少なくて、特に流行はありません。しかし、休日診療所などで診察をしているといわゆる普通感冒が徐々に増加してきています。一般的にこれから全般的に感染症が増加してくるものと思われます。
(35・34週コメント)
まあ、患者さん全体が非常に少ないのでコメントもないでしょう。
(33週コメント)
この期間はお盆休みで実数の把握が出来ていません。従って参考程度ですが、少ない中に麻疹が無かったのが幸いです。
32週コメント)
これほどまで極端に少なくなるのでしょうか?全く病気が無くなってしまったようです。でも、気になるのが麻疹の報告が2例あります。
また、6月のウィルス分離の報告ですが、だらだら熱がひかない症例の中にアデノウィルスが含まれていた可能性がありました。手足口病のコクサッキーと重複感染がありました。
(31週コメント)
やはりと言いましょうか、数字で見ても感染症は夏休みに入ったようです。ここには出ませんが、伝染性膿痂疹(とびひ)が増えてきています。夏は薄着で虫刺されも多く、痒くて引っ掻いた傷跡から細菌が侵入してなりやすいです。気をつけましょう!




第15週〜

15週 16週 17週 18週 19週 20週 21週 22週 23週 24週 25週 26週 27週 28週 29週 30週
疾患名 上段:平塚保健所 8〜14/4 〜21 〜28 〜5/5 〜12 〜19 〜26 〜6/2 〜9 〜16 〜23 〜30 〜7 〜14 〜21 〜28
下段:神奈川県域含川崎横浜
インフルエンザ
58 55 13 13
咽頭結膜炎
10 12 11 21 16 30 36
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
82 125 87 52 107 131 117 138 105 108 98 102 111 85 32
感染性胃腸炎 10 13
435 509 440 230 320 407 437 411 392 326 313 365 402 282 209 219
水痘 13 14 16 15 15 15 14
146 142 167 104 248 178 249 222 196 204 134 143 146 205 106 123
手足口病 14 21 51 81 87 86 81 52
34 33 53 36 85 153 173 219 384 560 696 827 862 861 681
伝染性紅斑
56 101 67 52 49 65 78 67 74 69 81 68 93 76 40 48
突発性発疹
74 94 91 50 79 116 93 91 100 96 96 110 104 87 85 87
百日咳
風疹
ヘルパンギーナ 12 17 28 35 16
14 32 47 100 154 284 345 422 588 566 548
麻疹
10 11 10 12 22 16 11 11 11 10
流行性耳下腺炎 16 11 12 17 12 14 18 13 14 17 12 11
66 58 54 35 53 65 47 68 74 73 65 76 73 84 81 60
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
53 40 47 25 45 43 44 40 43 42 35 36 39 35 19 40
急性脳炎(日本脳炎を除く)
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
マイコプラズマ肺炎
クラミジア肺炎(オウム病は除く)
成人麻疹
月報 4月 5月 6月分 7月分
性器クラミジア感染症
96 105 107
性器ヘルペスウイルス感染症
14 13
尖形コンジローム
淋菌感染症 16
47 65 50
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
14 17 20
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
23 18 14
薬剤耐性緑膿菌感染症

(30週コメント)
ようやく手足口病も峠を越えたようです。水痘やおたふく風邪も夏休みになって減少していきそうです。これから9月中旬までは感染症の少ない時期になっていくことでしょう。プール熱はそれほどは増えないですね!
(29週コメント)
傾向としては先週と同じです。手足口病とヘルパンギーナが多く、水痘はいよいよ夏の少ない時期に入ったようです。アデノウイルスも迅速検査で見つかりましたので、いわゆるプール熱も増えるかもしれません。毎年増えても手足口病等に比べて少ないですが、いざ発病すると高熱が長く続き心配の種になります。検査を行って診断さえはっきりすれば経過を追うのも安心でしょう。溶連菌感染症も迅速検査できますが数は多くないようです。
(28週コメント)
峠にさしかかったと先週予想したのですが、残念ながらまだピークの真っ最中のようです。手足口病とヘルパンギーナが突出しており、平塚ではおたふくかぜも相変わらず多いです。診察中に感じることは、1)いわゆる夏かぜ、2)発熱で発症し徐々に咳込みが激しくなるマイコプラズマ様疾患、3)発熱とおう吐ですぐ軽快する胃腸炎、4)普通感冒で鼻水や咳から発熱となるタイプに分かれる気がします。
(27週コメント)
ほとんど先週と同じ数ですので、峠にさしかかったようです。この先は徐々に夏かぜも少なくなって行くと思いますが、、、
(26週コメント)
先週と同じくまだ手足口病が増加していますので、傾向としては先週と同じでしょう!何故か普通感冒らしき咳、鼻水、熱の患者さんも多いようです。
(25週コメント)
先週の予想通りに手足口病が急激に増加しています。初日は発熱と口内炎でヘルパンギーナと思っていた中にも翌日から手足に発疹が出現してくるケースも散見されます。現在のウィルスの型は不明ですが、当院で今年の1月から4月に提出した手足口病ではエンテロ71型が出ていました。水痘とおたふくは横這い状態ですね!
(24週コメント)
いよいよ夏かぜと言われる疾患が増えてきたようです。代表的な手足口病やヘルパンギーナです。これらの病気の解説は別のコーナーに記載してありますからご参考にして下さい。高熱だけとか少し発疹が出ているだけとか咳や鼻水が少ないものが多いです。毎年7月中旬に向けて増加していますから、今年もこれからが注意ですね!
(23週コメント)
 今週は水痘が盛り返しておたふくと並んで多いです。麻疹の警戒は続けて下さい。注目すべきは、手足口病が徐々に増加しているようです。
(22週コメント)
全く先週と同じく、おたふくかぜが多く水痘がやや少なくなったのかと言う状況で、麻疹は県域では平塚市が中心になって毎週報告が出ています。
(21週コメント)
先週と全く同じ状況です。水痘とおたふくが多くて、麻疹に要注意です!
(20週コメント)
この週はおたふくかぜが多かったようです。水痘とおたふくで首位争いをしている状況です。夏風邪が出てくるかと思っていましたが、まだのようです。このところ心配している麻疹がこの週も成人麻疹と各1名報告されています。
(19週コメント)
いよいよGWが明けて、感染症の状況が分かってきました。水痘とおたふくかぜは相変わらず要注意ですね。夏風邪ウィルスが出始めると思っていましたがまだまだのようです。麻疹の呪縛から平塚はまだ逃れられないようですから注意しましょう!
(18週コメント)
この週はゴールデンウィークの真っ最中ですから、実態は良くわかりません。印象としては先週と同じだと思いますが、、、
(17週コメント)
ほとんど先週と同じ状況です。水痘とおたくふかぜはどこかで流行しています。全体的に風邪を含めて患者さんが少ない気がします。
(16週コメント)
心配していた麻疹の増加がありませんでした。でも近隣市町村でも発生しているので、油断は禁物です。水痘とおたくふは相変わらず多いです。また、普通感冒と呼ばれる風邪が徐々に多くなっていますし、感染症ではないのですが喘息性疾患も気候の変わり目では増えているようです。通常小児科にとって暇な時期ではあるのですが、、、、
(15週コメント)
インフルエンザの報告が完全になくなりました。今後は水痘とおたふく風邪が多いと思われますが、これは通常でも同様なので非常事態ではありません。問題は麻疹です!!成人麻疹の報告と、小児の報告が合わせて4例にもなります。少なくとも平塚市では今後増加していくと考えられますので、予防接種を早く行ってください。場合によっては、ポリオよりも先に行っても良いと思います。


第1週〜

1週 2週 3週 4週 5週 6週 7週 8週 9週 10週 11週 12週 13週 14週
疾患名 上段:平塚保健所 〜1.6 〜13 〜20 〜27 〜2.3 〜10 〜17 〜24 〜3/3 〜10 〜18 〜24 〜31 〜7/4
下段:神奈川県域含川崎横浜
インフルエンザ 28 69 155 135 145 102 88 81 29
16 61 159 807 2035 3534 2961 3316 2542 1788 1337 830 365 132
咽頭結膜炎
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
25 71 109 128 158 127 83 116 124 130 106 108 75 79
感染性胃腸炎 27 29 34 44 36 32 26 39
239 839 830 1032 1085 1076 852 961 919 809 912 692 592 504
水痘 19 32 23 14 10 13 10 16 11 15 21
181 288 173 209 168 154 145 151 131 134 152 137 128 154
手足口病
11 11 11 15 14 15 13 10 12
伝染性紅斑
14 47 47 55 37 37 28 36 31 21 48 40 30 59
突発性発疹 11
19 91 80 87 99 81 65 89 65 69 70 74 76 76
百日咳
風疹
ヘルパンギーナ
麻疹
流行性耳下腺炎 14 14 14
74 137 69 81 96 72 76 83 99 78 109 112 71 83
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
18 24 27 26 24 16 25 27 29 15 33 21 46 33
急性脳炎(日本脳炎を除く)
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
マイコプラズマ肺炎
クラミジア肺炎(オウム病は除く)
成人麻疹
月報 1月 2月 3月
性器クラミジア感染症
89 74 105
性器ヘルペスウイルス感染症
10 13 12
尖形コンジローム
12
淋菌感染症 10 12
44 44 38
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
17 17 19
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
15 22 24
薬剤耐性緑膿菌感染症


(14週コメント)
水痘とおたふくかぜが多いですね。全体的に感染症の少ない時期ですが、勧奨予防接種に入っていない水痘とおたふくが多いのはどの季節も同じです。
(13週コメント)
完全にインフルエンザは終了と考えて良いでしょう。何となく溶連菌感染症や水痘が増えてきそうな気がしています。麻疹は不気味ですが、当院では経験していません。一般的に春休みの時期ですから大きな流行はないと思われます。保育園では集団で流行の可能性があります。
(第12週コメント)
急激にインフルエンザは少なくなりました。通常の風邪が多くなっているのでしょう。この中には、腹痛を伴ったり吐き気を伴うものもあるようです。おたふくかぜと水痘がコンスタントに感染症では多いようです。この先数週間は全体的に感染症が少なくなると思われます。小児の麻疹が1例報告されています。どうも平塚は県域では注意地域なのでしょうか?
(第11週コメント)
先週同様にインフルエンザは沈静化しているようです。市内の学級閉鎖は依然として続いていますが、用心のための欠席者が多いのも原因の一つのようですが、いわゆる感冒も依然として残っているためでしょう。ただ気になるのが今回も成人の麻疹の報告がありましたが、県域では平塚で多いように思えてなりません。
(第10週コメント)
緩やかにインフルエンザの流行がおさまってきています。したがって通常の発熱をともなう感染症(上気道炎)との区別が一段と難しくなってきています。先週通りに消化器症状を示す人も多い気がしていたのですが、統計上は表に出ていないようです。感染症ではありませんが、今年の花粉症は症状が強い気がしますが如何でしょうか?
(第9週コメント)
ピークを過ぎたように見えたインフルエンザ様疾患ですが、当院が現在の流行地にあることもあってか、横這いの状態と言った印象です。これは、先日休日夜間急患診療所に丸1日勤務していても同じ印象でした。現在迅速診断検査が出来ない状態なので、詳細にどのタイプが流行しているのかわかりませんが、胃腸症状を示す患者さんも少なからず流行の一端を担っているようです。先週心配した麻疹は出ていないようです。
1月の2週に咽頭結膜熱として報告したウィルス分離の結果が戻ってきましたが、アデノ3型でした。臨床症状とウィルスの結果が一致しています。俗にプール熱として真夏のイメージが強いのですが、真冬にも活動しているようです。同じく、1月の3週に検査に出したインフルエンザの型はA香港型でした。平塚の初分離例でしょうか?
(第8週コメント)
傾向としては先週と同じで、依然としてインフルエンザの流行は続いています。平塚市内の状況を考えると、市街地や海岸部に感染症動向調査の診療所が多く存在しているために数字上は増えている可能性があります。しかし、ピークを越してきた感じはあります。また、成人麻疹が2名も報告があったので平塚市は今後も動向に注意しなくてはならないでしょう。

(第7週コメント)
だいたい先週と同じようです。インフルエンザはピークを越えようとしていますが、平塚市内でもやはり地域差があるようです。徐々に中心部から海岸地域に広がっている気がしています。他には水痘がコンスタントに多いようです。インフルエンザ迅速検査は陰性で、初発症状はインフルエンザと同じ感染症も混在しているようですが、臨床経過を追ってみると別な感染症としかいえないものもあるようです。
(第6週コメント)
おそらく今週がインフルエンザのピークのような気がしています。市内の学級閉鎖も多く、それも比較的北部地区に集中しているようです。数年前の学級閉鎖の時と学校が異なっている気がするのは地域の免疫に差があるのでしょうか?今後の検討事項です。
(第5週コメント)
先週の通りで、ますますインフルエンザの増加が続いています。まだピークに達していないようなので十分な注意が今後も必要と思われます。時々インフルエンザと同じ症状で検査上陰性の人がいましたが、他の感染なのか検査のエラーなのか不明です。また、水痘も依然多いようです。
(第4週コメント)
さあ、インフルエンザの季節に完全に突入しました。この先はどれだけの数が増えていくかと言うことでしょう!当院での検査結果では全てA型インフルエンザでした。症状は毎年同じで突然の発熱とぐったり感、全身倦怠感、関節痛、頭痛に腹痛、咽頭痛、筋肉痛などです。また、水痘がやはり多いようです。他の疾患はひとまず冬眠でしょうか?
(第3週コメント)
人数的に大きく変わったのは水痘が減少しました。ある集団での流行がおさまったのでしょうか?インフルエンザはまだ前兆のみですが、乾燥し始めると注意でしょうか?成人麻疹の報告は要注意です!
(第2週コメント)
水痘の増加が著しいようです。数から考えるとピークになったかもしれません。また、インフルエンザの報告がありました。当院でも3週になってからはA型インフルエンザが検出されましたので、今後は増加していくものと考えられます。
(第1週コメント)
新年明けのインフルエンザの流行はありませんでした。全体に少ない印象ですが、水痘がこの中でも目立って増えているようです。次週から学校や幼稚園が始まるので後半くらいから何かの流行が出てくるかもしれません。






疾患名 上段:平塚保健所
下段:神奈川県域含川崎横浜
インフルエンザ
咽頭結膜炎
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発疹
百日咳
風疹
ヘルパンギーナ
麻疹
流行性耳下腺炎
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
急性脳炎(日本脳炎を除く)
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
マイコプラズマ肺炎
クラミジア肺炎(オウム病は除く)
成人麻疹
月報
性器クラミジア感染症
性器ヘルペスウイルス感染症
尖形コンジローム
淋菌感染症
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
薬剤耐性緑膿菌感染症