12月27日

先週の保健所別感染症動向調査の結果が出ました。 こちら  冬休み前のピークでしょうが、休み中にどうなることでしょうか?


12月26日

昨日厚生労働省で出されたインフルエンザ治療薬の副作用報告はマスコミで流されたのでご存じのことと思いますが、予想通りと言うのかまだ結論が出ない先送りの報道でした。従って、10代の子どもには原則タミフルの処方は出来ません。当院でも今シーズンもインフルエンザの患者さんに受診時に様子をお尋ねしていますが、寝言が多くなったとのお話しは非常に多く聞きます。しかし、報告するまでの異常行動はまだ出ていません。

10代使用中止を継続 因果関係は判断先送り タミフルで厚労省調査会 <1>

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会(座長・松本和則(まつもと・か
ずのり)国際医療福祉大教授)は25日、服用後の飛び降りなど、異常行動の報告が相
次いだインフルエンザ治療薬タミフルについて、10代の患者への使用を原則中止して
いる現行の措置は「現在も妥当だ」として、継続を求める見解をまとめた。
 異常行動との因果関係については「現時点では示唆する結果は得られていない」とし
て、明確な判断を先送りした。
 継続中の調査もあり、因果関係の判断は、来年春以降となる見通しだ。
 調査会終了後に記者会見した松本教授は「インフルエンザ自体で異常行動が発生し得
ることが分かった」と指摘。この点について医療関係者や国民にあらためて注意喚起す
るよう求めた。
 また、ほかの治療薬であるリレンザ、塩酸アマンタジンの添付文書にも、異常行動に
ついて注意を促す記載を追加することを決めた。
 タミフルをめぐって厚労省は今年3月、服用後に飛び降りなどの異常行動の報告が相
次いだことを受け、10代への使用を原則中止。服用と異常行動、突然死との因果関係
を調べるため、2つの専門家作業部会で動物実験や臨床試験、疫学調査の結果を検討し
てきた。
 この日、調査会に先立って開かれた専門家作業部会には、昨冬のインフルエンザ患者
約1万人を対象にした疫学調査で「服用者の方が異常行動が少ない」ことを示す暫定的
な解析結果が報告された。同調査は厚労省が、因果関係の判断に重要と注目していたが
、調査会は、途中経過であり「明確な結論を得るにはさらに解析が必要だ」とした。
▽タミフル
 タミフル 「ノイラミニダーゼ阻害剤」と呼ばれるインフルエンザ治療薬の1つで、
成分名はリン酸オセルタミビル。インフルエンザウイルスが、感染細胞から体内に広が
るのを抑制する働きがあり、A型、B型両方のインフルエンザの治療に使われる。国内
販売開始は2001年2月。発生が懸念されている新型インフルエンザへの効果も期待
され、国や都道府県が備蓄を進めている。ノイラミニダーゼ阻害剤にはタミフルのほか
、吸入式のリレンザ(成分名ザナミビル水和物)がある。
                                 [共同通信]

未成年男性が大半 異常行動報告は282人 <2>

 タミフルの販売開始以降、国に寄せられた副作用報告(計1432人)中、「突然暴
れる」「意味不明な言動」「急に走りだす」などの異常行動がみられたのは282人。
うち8人が死亡した。異常行動の大半は未成年の男性で起きているのが特徴だ。
 厚生労働省の専門家作業部会に報告された資料などによると、年齢別では10代が5
2%、10歳未満が34%と、未成年が86%を占める。性別では男性が73%だった
。
 異常行動の83%は、タミフルを1回か2回、服用した後に発生している。インフル
エンザ発症から異常行動までの時間を見ると、87%が発症当日から2日後までに発生
。異常行動を起こした患者の多くは比較的短い時間で回復し、異常行動について記憶が
ないケースが多い。
 異常行動の報告は昨冬が最も多く全体の58%を占めるが、異常行動自体が増えたの
ではなく、報道などの影響で報告が増えたと同省はみている。
 異常行動以外には、突然死13人も報告されている。
                                 [共同通信]

12月25日

先週の平塚地域の感染症動向調査の結果が出ましたので上段の欄からご覧ください。インフルエンザと感染性胃腸炎がまだ増えていますよ!
また、来年度から麻しんと風しんの2回目の予防接種(18歳と13歳が対象)が始まりますが、対象外になりそうな来年度の受験生にも大学側から接種の要望が出ているようです。東大に入る予定の人は是非接種しましょう!

入学前にはしかワクチンを 東大、新入生の接種確認へ 今春の流行教訓に

 若者の間で今春はしかが流行し、休校が相次いだのを教訓に、東京大は21日までに
、来年春に入学する新入生全員について、はしかの予防接種歴を確認、「未罹患(りか
ん)で接種が2回未満の場合は入学までに接種完了が望ましい」としてワクチン接種を
促すことを決めた。
 キャンパスでの流行予防が目的。同大ではこうした措置は初めてで、新しく入る大学
院生や留学生も対象としている。他の大学に波及する可能性もある。
 はしかの予防にはワクチンが有効で、予防接種法に基づき小学校入学前までの計2回
の定期接種が昨年から始まったが、それまでは接種は1回。
 今年春の流行は、はしかにかかったことがない人や、ワクチンを受けていない人、1
回受けても免疫が落ちた人の間で流行したと考えられる。このため厚生労働省は、来年
度から5年間、高校3年生と中学1年生へのワクチンの追加接種を決めた。だが来春の
大学新入生は、この追加接種の対象外だ。
 東大によると、新入生は、はしかのほか風疹(ふうしん)、日本脳炎、水痘など6種
の予防接種歴を自己申告書に記入、健康診断時に提出する。はしかと風疹については、
接種歴に加え罹患した年の記入も求め、未罹患で接種回数が2回未満の新入生は入学ま
でに接種を済ませるのが望ましいとした。
 東大保健センターの上原誉志夫(うえはら・よしお)副センター長は「大学ははしか
だけでなく感染症対策の準備ができていなかった。今回の取り組みは、感染症から本格
的に防衛する第一歩となる」と話している。
▽07年春のはしか流行
 2007年春のはしか流行 首都圏の10―20代を中心にはしかが流行し、全国の
大学や高校を中心に休校が相次いだ。厚生労働省の集計によると、4月1日から7月2
1日までに全国で延べ263校が休校したが、うち大学は83校、高校が73校だった
。同省は08年度から5年間、高校3年生と中学1年生に、それぞれワクチンを追加接
種することを決め、予防接種法に基づく定期接種に位置付けた。
                                 [共同通信]

12月21日

たまたま診療が早く終了しTVをつけたら懐かしい顔が出てきました。子どものアレルギーの話だったのですが、大学で一緒の研究班だった河野陽一先生の出演でした。一緒の時は臨床で患者さんを診察することもあまり無かったように記憶していますが、基礎免疫では卓越した頭脳の持ち主でノーベル賞でもと思ったほどでした。一般臨床のアレルギーの番組でにどの様に答えるのかと見ていましたが、単にマスコミ受けする?話とは異なり的確な回答でさすがと思いました。
見逃した分は来週(月火水)再放送があるようなのでご覧あれ。きょうの健康NHK教育で再放送は13時05分からのようです。  ここ


12月20日
先週の保健所別感染症結果が出ましたのでリンクしておきます。こちら
平塚地域も増えはじめたとは言え相模原市、茅ヶ崎市、厚木市と周辺は注意報レベルになっています。要警戒でしょう!


12月17日

いよいよインフルエンザ流行で治療薬の選択が迫られています。まだ、途中経過ですが異常行動との関係を調べた結果が報告されています。

4割はタミフル服用せず 重度の異常行動137人で 厚労省研究班が報告

 飛び降りなど重度の異常行動を起こしたインフルエンザ患者は昨シーズンは137人
いたが、治療薬タミフルを服用していたのは60%で、38%は服用していなかったと
する厚生労働省研究班の調査結果が、16日の同省専門家作業部会に報告された。
 タミフルを飲まなかった患者にも異常行動がみられることは、以前から指摘されてい
る。作業部会メンバーの内山真(うちやま・まこと)日本大教授は記者会見で「インフ
ルエンザで異常行動が起こりうることが分かった。薬が直接何かを起こしているという
可能性は小さいことを示唆するデータ」と述べた。
 同省は別の疫学調査の結果なども踏まえ、25日の安全対策調査会でタミフルと異常
行動の因果関係を評価する方針。
 岡部信彦(おかべ・のぶひこ)国立感染症研究所感染症情報センター長を主任研究者
とする研究班は、すべての医療機関に対し、突然走りだしたり飛び降りたりなど重度の
異常行動を起こしたインフルエンザ患者の報告を求めた。昨シーズンで該当した30歳
以下の患者は137人で、平均10歳、74%が男性。82人(60%)はタミフルを
飲み、52人(38%)は飲まず、3人(2%)は不明。
 研究班は、同省が3月にタミフルの10代への処方中止をした後も「異常行動は減っ
たとは言えない」と分析。一方で「過去にさかのぼっての調査のため、偏りが生じてい
る可能性がある。異常行動の発症率の推定、タミフル服用の有無別の比較は難しい」と
している。
 また厚労省は、今年10月以降にタミフルで3人、別の治療薬リレンザで2人の異常
行動の報告があったと公表した。
▽タミフルと異常行動
 タミフルと異常行動 厚生労働省によると、インフルエンザ治療薬タミフルを服用し
た後に異常行動を起こした患者は、2001年の販売開始から280人以上が報告され
ている。飛び降りや道路への飛び出しによる死亡例もある。同省は3月に、10代への
タミフル投与を中止するよう通知。服用と異常行動の因果関係の有無について、疫学調
査や動物実験が進められている。
                                 [共同通信]

12月14日

前回述べたように、来年の1月1日から麻しんを診断した医師は7日以内に保健所に届け出るように感染症法が改正される事になっています。しかし、現在は厚労省でも19日までパブリックコメント募集中となっており法律が決まっていません。あと2週間で施行予定なのに届出用紙や届出基準も正式に決まっていないので昨日保健福祉事務所で担当課長、所長さん達と協議してきました。麻しん発生が感染症定点以外の医療機関でも立て続けに出ているとの報告を受けたため予断ならない状況に思えたからです。東京都では先月も高校で麻しんによる学年閉鎖が連続して出ています。首都圏で騒ぎになった5〜6月の流行が地方に広がりまた出戻り流行が懸念されているところでもあります。本日は医師会事務局に臨時感染症情報の原稿を渡してきました。
今週になってインフルエンザの患者さんが毎日出るようになりました。今まで少ないと思っていた平塚市周辺もいよいよ危なくなってきました。そんな時期に麻しんも注意しなくてはいけないとは困ったものです。  先週の神奈川県の報告は  ここ  まだ平塚市は少なかったのですが今週は増えるでしょう!


12月11日

今日は県医師会委員会のため午後の休診ご迷惑をおかけしました。予防接種講演会もありましたが、残念ながら新しい情報を得ることは出来ませんでした。しかし麻しんの全数報告の義務が来月から始まろうとしているのに報告様式はじめまだ決まっていないのが気になります(もちろんひな形は出来ていますが配布されずの段階です)。あいにく麻しんの報告が先週小児と成人で合わせて4名もありました。平塚地域ではインフルエンザよりも報告数が多いので要注意です!先週の感染症情報は上段よりご覧ください。


12月7日

感染症情報の神奈川県版が出ました。こちら このように吐き下しが主体の感染性胃腸炎(ノロ?)が現在の中心で平塚のインフルエンザが少ない理由はわかりません。いつまで続くのかもまったく不明。通常は正月休みで報告数が減少し1月中旬から2月一杯インフルエンザが暴れるのですが、、、、?


12月4日
先週分の感染症動向調査結果が出ました。インフルエンザが全国的に流行に入った状態ですが、平塚地域は陸の孤島になったようです!?上段最新感染症情報でご覧ください!

インフルエンザ流行開始 過去20年で最も早い時期 〔1〕

 全国の医療機関が国に報告したインフルエンザ患者数が、11月25日までの1週間
で1施設当たり1.53人となり、インフルエンザの全国的な流行が始まった。国立感
染症研究所が4日まとめた速報値で分かった。
 流行開始時期としては記録が確認できる1987年以降の過去20年で最も早い。例
年と比べると1―2カ月程度早い。地域別では北海道の患者数が突出している。
 予防にはワクチンが有効で、厚生労働省によると大人4000万人以上分のワクチン
が供給できる状況。ただ効果が出るまでに2―3週間かかるため、感染研は「ワクチン
の接種は早めに」と呼び掛けている。
 感染研は、全国約4700の定点医療機関1カ所当たりの報告数が1週間で1.0人
を超えると、全国的な流行開始と判断している。
 速報値によると、11月19―25日(第47週)の患者報告数は計7162人(1
施設当たり1.53人)で、前週の4415人(同0.94人)から大幅に増加。
 都道府県別の定点当たり報告数は、増加が続いている北海道が12.64人で最多。
岡山3.82人、沖縄3.28人、兵庫、和歌山各3.04人などが続く。
 厚労省によると、10月28日から11月24日までに休校や学級閉鎖をした保育園
、幼稚園、小学校、中学校は計439施設で、最新の1週間だけで227施設に上り、
患者の急増を裏付けている。
 これまで流行開始が最も早かったのは、95年の第48週。最近は、流行が始まって
から5―8週間後に流行のピークを迎えている。流行の始まった時期と流行の規模の関
係は不明で、早く始まった今シーズンが大流行になるとは限らない。
▽インフルエンザ
 インフルエンザ インフルエンザウイルスによる感染症で、国内で毎年1000万人
前後がかかるとされる。38度以上の高熱や頭痛のほか倦怠(けんたい)感、関節痛、
筋肉痛など全身の症状が突然現れるのが特徴で、のどの痛みやくしゃみ、鼻水などの症
状にとどまることが多い通常の風邪とは異なる。多くは1週間程度で自然に治るが、抵
抗力が弱い乳幼児や高齢者、持病のある人などは、肺炎の併発や持病の悪化などにより
、死亡の恐れもある。
                                 [共同通信]

「Aソ連型」が中心 ワクチン供給量は十分 〔2〕

 毎冬流行するインフルエンザは「Aソ連型」「A香港型」「B型」の3タイプあるが
、国立感染症研究所によると、今シーズンはこれまでのところAソ連型が中心だ。
 9月初めから11月中旬までに14都道府県の患者から検出されたウイルスの95%
がAソ連型。昨シーズンはA香港型とB型が大半だった。
 国内で製造されているワクチンは、これら3タイプに対応している。
 厚生労働省の検討会は、今シーズンのワクチン需要を大人約4000万人分に当たる
1940万―2080万本程度と予測。11月22日時点での出荷可能本数は約255
0万本で、供給量に不安はないという。
 ワクチンは保険が適用されず原則的には全額自己負担だが、65歳以上と、60―6
4歳で心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害がある人などは、予防接種法に基づく定期接種
の対象で、市町村によっては費用を公費で負担している。
                                 [共同通信]

12月2日
つい先日休日診療所に出向いたばかりでしたが、今日予定の先生の都合が悪くなり急遽夜間の診療に出かけてきました。夜間は大多数が3歳以下の上気道炎でしたが希望のある乳児や小中学生にもインフルエンザの検査を行いましたが出ませんでした。内科で1名。昼間に小児科でも2名あったようですが、ここ数日の夜間診療所にも合わせて2名ほどしか出ていないとのことでした。圧倒的に多いのは吐き下しの胃腸炎とのことです。依然平塚市は少ないようです。何故?


11月28日
臨時に夜間休診で申し訳ありませんでした。神奈川県小児科医会の幹事会に出席してきました。平塚市で他に出席者がいないので情報を伝え漏らしては他の先生にも親御さんにもご迷惑と考えましたが特別の情報はありませんでした。雑談としてインフルエンザは横浜、川崎でぽつりぽつり出ているようで薬を使用する前から異常行動で身体に傷を負った子供を診察したとの貴重な話もありました。来春の総会での講演を決める話し合いで発達障害に関する話題がありました。
横浜市中部地域療育センター長の原仁先生が「日本発達障害学会」の会長で第一人者との話。専門外なのでわからなかったのですが、大学の同級生にも同じ名前があり昔小児精神を研究していたので自宅に戻っていろいろ調べましたらその同級生でした。まったくの不勉強が露呈しましたし自分の身も引き締まりました。


11月27日

先週分の感染症動向調査の結果が出ました。上記最新感染症情報からご覧いただければと思いますが、何故か平塚地域からインフルエンザの報告は増えてきません。神奈川県レベルでは倍々と増加しているのに不思議ですが、悪いことではないので良しとしましょう!


11月23日
祝日の今日は休日夜間急患診療所にまる1日勤務してきました。神奈川県内ではインフルエンザの流行が始まっており、どれ程忙しくなることか戦々恐々でした。しかし、昼間の時間帯では殆ど1名/2名の割でおう吐と下痢の感染性胃腸炎が中心で、ノロウイルスらしき人もいました。短期勝負なのでケアの説明が中心になってしまいました。夜間は一転して高熱やら熱が続く患者さんがみえましたが迅速検査ではいずれも陰性で、内科の方も検査してもインフルエンザは出なかったようです。人数も休日としては少ない方で拍子抜けしたのと、何故平塚市付近でインフルエンザが出てこないのか不思議でなりません。神奈川県内の流行状況は衛生研究所のHPに出ていますのでご参照ください。ここ

 この診療所に受診してくる人たちは普段はかかりつけ主治医がいるので説明にも苦慮していますが、どうも小生の悪い点でサービスに徹し切れません。科学者魂を捨てリップサービスと商売に徹する気にはどうしてもなれないのですが、立場を変えると好まれるのか悩みましたよ。


11月20日

気になっていた先週の感染症動向調査の結果が本日出ました。具体的数字は上記「最新感染症情報」でご覧ください。平塚保健福祉事務所管内での報告数はまだ1人なので県内では珍しく少ない患者数だと思います。インフルエンザの予防接種も今はどこも最盛期になっているようです!


11月15日
本日は神奈川県医師会保育園医部会の「県域地区研修会」で「環境化学物質と子供の発達・行動」の演題で北里大学薬学部公衆衛生学教室の坂部貢先生の講演がありました。身のまわりの化学物質の影響は計り知れないことは良く理解できましたが、印象的だった言葉は過小リスクと過大リスクの判断です。どこまで排除しないと人類にとって危機的なのか線引きが難しいですね。
ところで、報道でご存じのようにインフルエンザが時期はずれ(例年より2〜3ヶ月早い出足)に出ています。全国的傾向ですが人口密集地に多く出ている印象です。神奈川県も報告数の多い県になりますが平塚市での報告数はまだ少ないようです。予防接種の希望者もタミフルが恐れられていることも手伝ってどこも多いと聞いています。予防効果がもっと高くなることを祈るばかりですが、他に手段がない現状では仕方がないかもしれませんね!


11月8日

日頃の活動が認められて、、、、と言うわけでも無さそうですが、平塚保健福祉事務所で保健衛生関係の表彰式が行われました。

 私は神奈川県公衆衛生協会平塚支部長表彰を受けたのですが、どうも場違いの印象をぬぐえません。

 いろいろな挨拶があったのですが、その内容に納得いかない所もいくつか見受けられて残念です。

 渡す立場の方が良かったかもしれませんねぇ、、、、

 まあ今後も精進、精進!





11月6日

先週の感染症動向調査の平塚保健所分の報告があり、インフルエンザの報告が出ました。下記にも述べた通り、今年は全国的にインフルエンザの立ち上がりが3ヶ月ほど早くなっています。神奈川県でも集団発生の報告が相模原、藤沢、鎌倉、厚木と出ているようです。平塚市だけは少ないようでしたが、1例の報告は実際には10倍ほどの患者さんがいると推測されます。十分にご用心下さい! 参考 ここ


10月30日

今日の報道でご存じと思いますが、藤沢市でもインフルエンザと思われる学級閉鎖がありました。先々週には相模原市で集団風邪の学級閉鎖が例年の3ヶ月以上早くでたとの報道がありました。埼玉県でも千葉県でも静岡県でも既に学級閉鎖は出ています。インフルエンザが原因らしいので(A型主流?)、こんなに早く流行が始まったとは20年ほどの記憶でもありません。タミフルの使用に制限がかかったこともあり予防接種の重要性は高まったと思いますが、こんなに早くから流行が始まるとワクチン接種も間に合いませんねぇ!本当にこの地球に何かが起こり始めているのでしょうか??


10月18日

折角の休診日も毎週のように会議がある気がします。今日は湘南小児科連合懇話会幹事会に出席し近隣の小児医療情勢をうかがってきました。今年は既にインフルエンザが出はじめていることや、長引く咳発作に百日咳が多いというお話し等参考になりました。タミフルの使用に制限がかかってどうするのかの議論もありました。タミフルと並ぶ抗インフルエンザ薬のリレンザの話題もあったかな?また、小田原市では麻しんワクチン未接種者(2歳から中学3年生)への公費負担接種が10月から来年の3月まで行われるそうです。医師会から申し入れするよりも一般市民からの投書の方が行政も動いてくれるのかもしれませんねぇ!平塚市も頑張れ!


10月17日

午後は保健センターで「すくすく子育て教室」に出向いてきました。健康課で作成したテキストがあるのですが、私の場合は自作のテキストを作り毎回毎回バージョンアップしています。今回新たに更新すべき内容がなかったので東京都の「こども医療ガイ」ドと小児科学会作成の「こどもの救急」を紹介しておきました。
ネット時代ですから携帯でもアクセスできる東京都のものは、まさしく子育て教室の内容そのものなので参考になると思います。
教室の内容は、赤ちゃんに多い病気とその対処、予防接種、子どもの救急、事故等と多岐に渡っていますのでとても詳しく説明できないのが悩みです。
熱心なお母さんにもっといろいろな質問を受けたかったなぁ!
先日の国会中継で、公明党の浜四津氏が厚労大臣へパピローマワクチンの導入を求めていました。確かに頸部ガンの予防に非常に役立つわけで申し分ないのですが、平生小児科学会でも求めているいろいろな要求も国会レベルまで持ってこないと前に進まないと感じさせられたので複雑な気持ちです。


10月16日

久しぶりに平日の夜間診療所に出向いてきました。今日は珍しく成人の高熱の人が続きましたがインフルエンザではないようです。雨が降り出したのも兆候かもしれませんが、喘息発作が終了時間間際に続きました。このところ3年ぶりとか5年ぶりの発作の人が目立っているのは何か原因があるのでしょうか?
昨日は医師会から市への要望を出したのですが、大部分は小児科に関係する事項です。麻疹ワクチン未接種者への公費負担での接種を要望したり、日本脳炎ワクチンの公費負担年齢枠を経過措置として広げてもらう要望。乳幼児医療費の年齢を引き上げ所得制限の撤廃を要望。その他、肥満検査や心臓検診精密検査費用等の公費負担依頼。他にもいろいろありますが、財政のかかることですからどこを重要視していただけるかが問題です。


10月2日

9月も終わってしまいました。29日に第44回関東ブロック小児科医会連絡協議会が横浜で行われました。今年は神奈川県が世話役とのことで新米幹事の小生も初めて参加していろいろ有意義な情報をお聞きすることが出来ました。一言で言えば、日頃の救急医療体制や病診連携に予防接種と各地域でいろいろなご苦労をされているなぁ!と言うことでしょう。日常の診療の他にもこのような努力が小児医療の発展につながり子どもの将来にも役立っているのではないでしょうか!
詳細は申し上げられませんが平塚市にも役立てていきたいと思っています。

また、小児医療とは対極になりますが高齢者の食事に関する会議にも職務で出席してきました。参考になるレシピが平塚保健福祉事務所のHPに紹介されていますのでご紹介します。こちらから


9月26日

9月も終わりを迎えようとしています。今もって日本脳炎ワクチンの動向を把握していない人が多く、結果として予約待ちになっている人がどんどん増えています。旧ワクチンの入荷は平塚市全体の医療機関に1本も渡らない程度しか入ってきていないようです。来年度は多少の増産があると見込まれるので順番待ちに名前を書いておいた方が良いでしょう!
また、秋のポリオの集団接種が始まります。何度も機会ある毎に申し上げていますが、ポリオと言う感染症は日本を含む西太平洋地域では絶滅宣言を出した感染症です。野生株のポリオはここ27年程日本では出ていません。その予防接種を何故行っているかと言えば、アフリカの一部や中東アジアの一部でポリオが残っているため万一輸入されると困るので行っているのです。ただ生ワクチンを飲むことでポリオに罹る危険があるので、現在日本でも先進国にならって不活化のポリオワクチンを開発中で近い将来注射にとって代わる予定になっています。その様なワクチンですから、日程が決まっているからと言ってポリオを優先する必要は全くありません。身近な麻疹や水痘、DPTの予防接種のめどのついた人が受けると良いでしょう。もちろん色々な考えがあるので強要はしませんし、ポリオを受けて約4週間他の接種が遅くなるだけだし、内服した赤ちゃんの便からポリオウイルスが出てくるので、その便に接触する危険のある赤ちゃんも一緒に内服した方がよいと言う考えも確かにあります。


9月11日
先日の9日は休日夜間急患診療所に終日勤務してきました。夏風邪の流行も終わっているので随分と空いていました。強いて言えば発熱だけの咽頭炎が一番多かったかもしれません。蕁麻疹や接触性皮膚炎は毎回少なからずみられます。いわゆる口内炎を伴う感染症は殆どなくなりました。喘息発作が少々増えてきたかもしれませんが、たまたま前線が出ている気象条件なのでこれから本格化するかもしれませんね!
本日の県医師会で報告することは特に無いと思います。7/13に記載した麻しん排除計画の内容が法案化されて来年の3月までに国会を通過すれば来年度から実施されるかもしれないとのことなので期待しましょう。輪郭がはっきりしてくればまたお知らせできるかもしれません。


9月1日
平塚市医師会で麻しんの感染症情報を集めていますが、まだ成人麻しんの報告が出ています。神奈川県レベルや東京、千葉と動向調査による麻しんの流行は終わったと思うのですが、全数把握を行うと平塚市ではまだ散発ながら麻しんの感染が続いています。原因は全く不明ですが再流行しないことを祈るだけです!


8月13日

日本脳炎:県が注意報を発令 /熊本

 県は10日、日本脳炎注意報を発令した。1週間〜10日ごとに実施しているブタの血清検査で、日本脳炎の抗体保有が基準レベルを超えた。長袖・長ズボンを着用し休養や栄養を十分に取ることや、媒介する蚊(コガタアカイエカ)が発生する水たまりなどをなくすよう呼びかけている。毎日新聞 2007年8月12日

千里コメント>昨年熊本県での発生件数が3件で3歳児もいたことからの呼びかけかと思います。しかし、ワクチン不足している現状では長袖・長ズボン着用を
呼びかけざるを得ないようです。昨年の発生件数は8件でした!


重度の異常行動報告求める タミフル問題で全病院から

 インフルエンザ治療薬タミフルの服用後に飛び降りなどの異常行動が起きた問題で、
厚生労働省は10日、昨冬のインフルエンザ患者でみられた重度の異常行動の報告を、
全国すべての医療機関(約11万カ所)から求めることを決めた。
 タミフルを服用していない患者でも異常行動が明らかになっているため、異常行動の
全体像を把握し、タミフル服用との因果関係の判断に役立てる。新たに立ち上げた研究
班(主任研究者・岡部信彦(おかべ・のぶひこ)国立感染症研究所センター長)で分析
する。
 報告の対象は、昨冬にインフルエンザ様疾患と診断された患者のうち、飛び降りや急
に走りだすなど、制止しないと生命に危険が及ぶ恐れがある異常行動。今月末までに感
染研に報告する。
 今冬のシーズンについても、重度の異常行動は全医療機関から、軽度の異常行動につ
いては全国約5000カ所のインフルエンザ定点医療機関から報告を求める方針。
 厚労省は今年3月、タミフルの10代患者への投与中止を決めた。服用後の異常行動
は2001年の発売開始以降、200件以上判明している。
 同省はまた、服用と異常行動の関連を調べていた研究班の主任研究者らが販売元の中
外製薬から寄付を受けていたとして研究班から外された問題で、後任に広田良夫(ひろ
た・よしお)・大阪市立大教授ら5人を充てると発表した。
                                 [共同通信]

千里コメント>一刻も早く真実を解明して欲しいものです!軽度の異常行動には「無いものが見える」等もあるので
膨大な報告症例が集まりそうですが、果たしてどうやって解析するのでしょう?

混合ワクチンの対象拡大

 厚生労働省の検討会は10日、複数の疾病を予防するための混合ワクチンについて、
対象疾病に罹患(りかん)した経験がある人も定期接種を受けられるようにすることを
決めた。厚労省は省令を改正する。
 国内で承認されている混合ワクチンは、DPTワクチン(ジフテリア、百日ぜき、破
傷風)、MRワクチン(はしか、風疹(ふうしん))、DT(ジフテリア、破傷風)の
3種類。従来は対象疾病のうち1つでも罹患したことがある場合は、定期接種の対象か
ら外され、ほかの疾病の定期接種を受ける機会が失われていた。
                                 [共同通信]

千里コメント>前から述べていたことなのですが、医学的見地と行政的見地(予算とか補償)のギャップがたくさんあります!
現在は百日咳にかかった人にはDTワクチンを公費で受けることも出来ず、DPTにしてもダメとされているのですから。
予算を削ったから良い行政官とは言えないと思うのですが、ちょこちょこと小出しにして下さるようです。
厚労省が方針を出すと市でも追従してくれるのですが、DTに関しては昨年も医師会から要望を出しているのですよ!

7月26日

当院でも日本脳炎ワクチンの新規接種分の在庫が無くなりました。予約をしてある人や2回目分が残っているだけですので、今後は全て予約順に行う予定です。ただし、新規に入荷するのはだいぶ遅くなるかもしれません。本当に厚労省の施策にはあきれるばかりですがどうしようもありません。そこで窮余の策とでも言うのか、厚労省からポスターが出来ました。ここ  つまり、日本脳炎の季節が近づいてきたので蚊に刺されないように(長袖、長ズボンに防虫剤使用等)気をつけて下さいとのことです。これを忠実に守って熱中症になったらどうするのでしょうか??


7月21日

昨日平塚市医師会の小児科部会の総会が行われました。講演にはこども医療センターの馬場直子先生の「子どものあざとレーザー治療」の内容でお話し頂きました。
昔は苺状血管腫は自然放置で軽快すると言われていましたが、腫瘤形成するタイプは思わしくないようで早期にレーザー治療が有効のようです。このように時代と共に治療内容も変化していきますので注意しましょう。

さて、席上でもお話ししたことですが日本脳炎ワクチンがいよいよ無くなってきました。これは先頃新聞で報道されたこともあって旧ワクチンの需要が高まったからです。毎度申し上げているようですが、厚労省の見込み違いでまたまた後手を踏んでいる結果です。5月末に日本脳炎の過去流行のあった九州、四国、中国地方などにお住まいの3歳〜5歳の未接種者は夏前に接種を考えては如何でしょうか?と言うQ&A(感染症研究所) Q&A(厚労省)を出したからです。昨年から徐々に手は打ってはいましたが製薬メーカーが増産するはずもないのに通達だけ出しては混乱を招くのは必至です!関連記事

幸い当院では過去に接種間隔の空いてしまった人や公費負担対象年齢から外れる可能性のある人に日本脳炎ワクチンの接種を十分な説明の上で行ってきましたのでまだ助かった気もしますが、このように行政に振り回される親御さんは気の毒としか言えません。


7月13日

久しくご無沙汰になってしまいました。喪に服しているからという訳ではありませんが、気分が乗らない状況だったようです。でも、時は進んでいきます!取り残されないようにしていきましょう。
新聞報道があったのでご存じかと思いますが麻しん対策の会議があって記事の如く話し合われたようです。

はしか排除計画策定へ 中1と高3で追加接種検討

 厚生労働省の予防接種に関する検討会(座長・加藤達夫(かとう・たつお)国立成育
医療センター総長)が9日夜開かれ、国内での麻疹(ましん)=はしか=の流行をなく
すため「麻疹排除計画」を策定することで合意した。2012年までの5年間をかけて
、ワクチン接種により免疫保有率を95%以上に高め、患者が発生しても流行が起きな
い状況にすることを目指す。
 この日の検討会では、排除に向けた議論のたたき台が示された。
 はしか予防にはワクチンの2回接種が重要とされるが、たたき台では昨年から始まっ
た小学校入学までの2回接種の徹底に加え、接種の機会が1回だった世代に対し、5年
間の時限措置として中学1年生と高校3年生での定期予防接種を追加する案などが示さ
れた。
 委員からは「追加接種の対象は十分か」などの意見が出て結論は持ち越された。
 検討会は、8月中に計画をまとめる方針。
                                 [共同通信]

ただ、先日の県医師会での報告によりますと、この内容はあくまでもたたき台であって法制化までの道程はまだまだとのことでした。
座長は加藤先生で横浜医師会でも報告があったようです。他にも全数報告等も話し合われたようです。
朝日新聞では来年度からも始まるように記載してありますが、いったいどうなっているのでしょうか?
このたたき台こそが私も前から主張してきた内容なので実現して欲しいのは言わずもがなですが、、、、、


成19年6月20日午前8時48分父中村進は逝去致しました。
享年90歳でした。慢性的な心不全が進行した結果の老衰に近いものですが、苦しむこともなく大往生でした!
平塚八幡宮宮司宅野正儀様のもとで通夜祭、斎場祭を執り行いつつがなく終了致しました。喪主:千里
衆議院議長、国会議員、県会議員、市長、市会議員等公職にある人を始め、医師会・東海大関係者、
テニス・体協関係者、ロータリー関係者、町内会、その他多くのご会葬者が来られました。ありがとうございました。
また、お手伝いいただきました多くの方々ありがとうございました。


6月19日

だいぶ麻しんの報告が少なくなってきたようです。少なくとも平塚市での新規報告の頻度が少なくなっています。今後は専門科でいろいろ検討されるでしょうが、未接種の人への予防接種と過去に接種歴があっても節目の年齢で追加接種が行われ、監視システムとして全数を把握する体制を早急に作るべきと考えます。
これだけマスコミも関心があった出来事ですから予防接種の功罪を周知してもらい、納得の上での接種人口が増えると行政も本来の国民の健康に注意を向けてくれると思います。あまりにも何かおこった時の防御対策が政策の中心になりすぎて本末転倒になりかない傾向がなきにしもあらずと思えるからです。

はしかで新たに43校休校 今月9日までの1週間

 10―20代を中心に流行している麻疹(ましん)=はしか=で、厚生労働省は15
日、今月9日までの1週間に新たに休校となったのは、大学や高校を中心に14都府県
の計43校に上ると発表した。
 前週の65校から減少。4月1日からの累計は187校となった。
 集計によると、6月3日―9日までの間に休校した43校の内訳は、大学14校、高
校13校、中学8校、小学校、短期大学の各3校、専修学校などの2校。
 都府県別では、神奈川6校、東京、千葉各5校と依然、首都圏で多いが、青森、宮城
、大阪、福岡が各4校と地方も目立っている。香川、大分で各1校が休校し、4月の集
計開始以来初めての報告となった。
                                 [共同通信]


2回のワクチン接種徹底を はしか抑止で検討会

 10―20代を中心とした麻疹(ましん)=はしか=の流行を受け、厚生労働省は1
4日、国内の流行抑止に向けた対策を討議する検討会を開催した。国立感染症研究所の
岡部信彦(おかべ・のぶひこ)感染症情報センター長は「ワクチン2回接種の徹底が重
要」として、過去の定期接種でワクチンを1回だけ受けている小、中、高校生が2回目
の接種を受ける機会を設けるべきだと提案した。
 岡部センター長はさらに「国として(はしかの国内流行をゼロにする)『排除』を達
成する方針を国際的に宣言し、専門の委員会を設置すべきだ」とした。
 日本小児科学会理事の脇口宏(わきぐち・ひろし)高知大教授は「小、中、高、大学
への入学時にはしか感染の可能性を調べ、必要な場合はワクチン接種を国が勧めるべき
だ」と述べた。
 はしかは2001年以降、国内では大きな流行はなかったが、今年は首都圏の10―
20代を中心に拡大、大学や高校で休校が相次いだ。ワクチン2回接種は昨年から始ま
ったばかりで、今年の流行では1回接種済みの人たちの発症も明らかになっている。
                                 [共同通信]

はしか対策強化を検討 ワクチン追加接種も視野に

 10―20代を中心とした麻疹(ましん)=はしか=の流行を受け、厚生労働省は、
若者へのワクチンの追加接種も視野に入れた対策強化の検討を始める。14日に専門家
らによる「予防接種に関する検討会」を開き、国内の流行をゼロに抑える「排除」の実
現に向けた提言を8月ごろまでにまとめる。
 今年の流行は、はしかにかかったことがなくワクチン接種もしていない人に加え、ワ
クチンを打ったのに、免疫がつかなかったり免疫が低下したりした人たちにも広がって
いるとみられる。
 予防にはワクチンの2回接種が重要だが、小学校入学前までの2回接種は昨年始まっ
たばかり。このため検討会では、今年の流行の中心となった若者ら「ワクチン1回世代
」に対する追加接種の必要性を議論するほか、ワクチンの副反応の危険性や、国内の生
産体制についても検討する。
 国内では2001年以降、はしかの大きな流行はなかったが、今年は首都圏を中心に
10―20代で流行が拡大。15歳以上の患者報告数が、週単位では1999年の調査
開始以来最多となり、今月2日までの約2カ月に大学や高校など計143校が休校した
。
 高校生が修学旅行先のカナダで発症し、同行の生徒らが帰国便への搭乗を断られたほ
か、米国人男性が日本滞在中に感染していたことが帰国後に分かるなど、国外にも飛び
火した。
 韓国は、入学前のワクチン2回接種の義務化などを積極的に進め、はしか排除を実現
した。
                                 [共同通信]

はしか患者報告数が減少 感染研「依然、要注意」

 首都圏を中心に10―20代で流行している麻疹(ましん)=はしか=で、今月3日
までの1週間に全国約450カ所の定点医療機関から報告された15歳以上の患者数は
計65人と、前週の計82人から減少したことが国立感染症研究所のまとめで12日、
分かった。
 4月下旬以降増加が続いていたが、初めて減少に転じた。しかし感染研は「首都圏で
は報告が増えている地域もあり、依然として注意が必要だ」としている。
 感染研によると、報告があった15歳以上の患者65人のうち、都道府県別で最も多
いのが東京で、前週と同じ23人だった。首都圏では埼玉2人、千葉1人といずれも前
週から減少したが、神奈川が12人と前週の10人から増えた。首都圏以外では宮城9
人、広島5人などが目立つ。
 一方、14歳以下の患者報告数は3日までの1週間で、全国約3000の小児科定点
から計204人と、前週の計215人からこちらも減少。東京は22人で前週の28人
から減ったが、千葉44人(前週32人)、神奈川29人(同21人)といずれも増加
した。
                                 [共同通信]

1週間で新たに65校休校 若者のはしか、流行続く 全国に拡大の傾向

 関東南部を中心に流行が続く麻疹(ましん)=はしか=で、5月27日―今月2日の
1週間で、大学や高校を中心に全国17都道府県の65校が新たに休校になり、休校は
累計で143校に達したことが厚生労働省の集計で8日分かった。
 4月1日―5月26日の約2カ月間で78校だったが、続く1週間だけで倍近くに急
増。流行が依然続いていることが明らかになった。
 65校の都道府県別をみると、東京が22校と最も多いが、これまで報告がなかった
青森、石川、愛知、兵庫、和歌山、鹿児島でも新たに休校となった学校があり、全国へ
の拡大傾向もうかがえた。
 集計によると、5月27日から6月2日までの間に大学から幼稚園・保育所までで休
校が実施されたのは全国で65校。ほかに、学年閉鎖が9校、学級閉鎖が14校あった
。
 休校した65校の内訳は、大学が25校、高校が12校と大半を占め、高等専門学校
9校、専修学校など8校が続いている。
 国立感染症研究所のまとめでは、全国約450の定点医療機関からの15歳以上のは
しかの患者報告数は、先月27日までの1週間で82人に上り、1999年の調査開始
以来の最多記録を更新、増加傾向が続いている。
                                 [共同通信]

15歳以上のはしか最多更新 首都圏から地方に拡大 1週間の報告数

 首都圏を中心に流行が続く15歳以上の麻疹(ましん)=はしか=で、全国約450
の定点医療機関からの患者報告数が、先月27日までの1週間で82人に達し、前週の
68人を上回って1999年の調査開始以来、最多記録を更新した。
 宮城県からの報告数が増えるなど、流行が地方に広がっていると考えられる。国立感
染症研究所感染症情報センターの安井良則(やすい・よしのり)主任研究官は「首都圏
の増加に歯止めがかからないと地方でも患者は減らないだろう。修学旅行で東京を訪れ
た学生がはしかに感染して帰る可能性もある」として注意を呼び掛けている。
 感染研によると、報告された82人の都道府県別内訳は、東京が23人で依然として
突出しているほか、宮城15人、神奈川10人、埼玉8人、北海道4人、岩手、山形、
和歌山が各3人など。宮城は前週の8人からほぼ倍増した。
 同時期に全国約3000の小児科から報告された15歳未満の患者数は215人で、
前週の210人からこちらも増加。千葉の32人、東京の28人など首都圏の報告が多
い一方で、北海道18人、宮城17人と地方も目立ってきた。
                                 [共同通信]

はしか休校、全国で78校に 患者2カ月で1200人 厚労省が集計

 関東南部を中心に流行が続く麻疹(ましん)=はしか=により、4―5月に全国で1
7都道府県の計78校が休校し、患者数は少なくとも1264人に上ることが4日、厚
生労働省の集計で分かった。
 4月1日から5月26日までの間に大学から幼稚園・保育所までで実施された休校や
、学年・学級閉鎖の状況を、都道府県を通じてまとめた。患者数は休校や閉鎖の直前に
把握された人数。
 それによると、休校は全国で78校、学年閉鎖は17校、学級閉鎖は8校にそれぞれ
上った。
 休校78校の内訳は、大学が29校と最も多く、高校22、高等専門学校9、中学校
8、専修学校など5、小学校3と続き、特別支援学校と短期大学がそれぞれ1校という
順だった。
 都道府県別では、大学29校のうち、東京が17校と突出、神奈川4、福島2が続い
た。高校でも22校のうち半数の11校が東京で、次いで北海道、長野の2校となって
いる。
 国立感染症研究所のまとめでは、全国約450の定点医療機関からの15歳以上のは
しかの患者報告数は、5月20日までの1週間で68人に上り、1999年の調査開始
以来最多を記録した。感染研は、流行はピークを迎えつつある可能性があるが、地域は
より広範囲に拡大する傾向もみられ、十分注意が必要としている。
                                 [共同通信]

5月28日
昨日の休日急患診療所では麻しんの流行とはうらはらに水痘の患者さんが10数人も来ました。一日でこれほど診察した記憶もないので平塚地域に関しての流行状況は麻しんよりも水痘になるようです。他にもリンゴ病や蕁麻疹に茶毒蛾による接触性皮膚炎と皮膚症状がメインの来院者が多かったです。
感染症法や学校伝染病での扱いは麻しんも水痘も同じなのに社会的インパクトは全く違います。今回の流行を考えて麻しんを特別に予防(撲滅)する対策を国家レベルで考えて欲しいものです。

若者への免疫対策が重要 ワクチン受けやすい環境を 核心評論「はしか流行拡大」

 幼児の病気というイメージが強かった麻疹(ましん)=はしか=の患者が10代、2
0代で増え、東京を中心に各地で大学などの休講が続いている。国内の流行をゼロにす
るには、昨年から始まった子どもへのワクチン2回接種の徹底が基本だが、それに加え
て、はしかの免疫が不十分な若者への対策の重要性が明らかになった。
 はしかは1978年に予防接種法による定期接種対象になり「6歳までに1回」のワ
クチン接種が広く行われた。その結果、かつて年間300人も報告された死者数は10
0人を切り、最近では数人にまで減少。流行の大きさも全国規模から地域での小流行が
中心になった。
 はしかへの免疫は、大まかに30歳を境に分けられる。それより年長者は大半が自然
流行で終生免疫を獲得しているが、20代まではワクチン世代。ワクチンは一度打って
も免疫がつかない人が数パーセントいる上、10代では未接種率が比較的高いというデ
ータもある。今回の発症者の多くはこうした「免疫なし」組だったことが確実なため、
国立感染症研究所は「ワクチン未接種で、かつ、はしかを発症したことがない人は、ぜ
ひワクチンを」と呼び掛けた。
 しかし今回の流行では、ワクチン接種済みの若者の発症例もあった。流行が小さくな
り、ウイルスに触れ免疫が増強される機会が減ったため、免疫が減衰してしまったらし
い。個人差もあるが、接種後5―10年で免疫は落ちるようだと複数の専門家は指摘す
る。こうした「免疫減衰」組は、発症しても熱が低い、発疹(ほっしん)がないなど、
はしかの典型症状が出ない例もあり、診断が遅れて感染拡大につながっている可能性も
あるという。
 感染研の岡部信彦(おかべ・のぶひこ)感染症情報センター長は「本音を言えば、1
回接種済みの人たちにも2回目を受けてもらえればより安心だ」と明かす。だが、はし
かの単独ワクチンは、既に入手しにくい所も出ている。岡部さんはこのため「当面は、
緊急性がより高い未接種・未罹患(りかん)の人たちの接種を確実に進めるべきだ」と
し、受験など大事なイベントを控えた人に対しては、単独ワクチンが追加供給される9
月以降の接種も考えてほしい、と話す。
 一方で子どもの定期接種に使われる、はしかと風疹(ふうしん)の混合ワクチンの在
庫には比較的余裕があり「受ける側にもメリットがある」と岡部さん。大人は風疹にか
かると長引きやすいが、20歳前後の男性の場合、多くは過去の予防接種制度の関係で
風疹への免疫がない。
 女性は、胎児の先天異常予防のため定期接種の対象になっているが未接種の人もおり
、この機に確実を期す意味はあるという。ただし女性は妊娠中だと打てないのと、接種
後も約2カ月避妊が必要という注意事項はある。
 ただ、ここで問題になるのは費用の高さだ。ワクチンは地域や医療機関により価格に
差があるが、はしか単独だと3000―6000円のところ、混合は7000―1万円
といわれる。はしかは免疫不足の人がある程度増えると、周期的に流行を繰り返す感染
症で、今免疫がある人を増やしておかないと、流行はまた起こる。補助をはじめさまざ
まな手段で、若者がワクチンを受けやすい環境を整える必要がある。
                                 [共同通信]

はしかの検査も困難に 今度は試薬が不足

 関東地方を中心とする麻疹(ましん)=はしか=の流行で、ワクチン接種が必要かど
うかを見極める抗体検査が、試薬の不足から実施困難になっていることが26日分かっ
た。
 ワクチンが不足する事態に備え、厚生労働省は18日、全国の医療機関に、抗体検査
の実施で、ワクチン接種が本当に必要な人を見極めるよう通知したばかり。思わぬ伏兵
で出だしからつまずいた形だ。
 試薬が不足しているのは「HI法」と呼ばれる検査法。使い勝手が良く、最も広く利
用されている検査法だが、製造にミドリザルの血液を利用しており、殺到する検査依頼
に供給が追いつかなくなった。
 はしかの検査で国内最大手のエスアールエル(東京)は25日、HI法での検査の一
時中断を医療機関に通知した。同社によると、同業他社も既にほぼ同様の措置を取って
いるという。ほかにも検査方法はあるが、HI法に比べ日数がかかるという欠点がある
。
 同省医政局経済課の武田俊彦(たけだ・としひこ)課長は「先週通知を出した段階で
は、試薬の需給や検査態勢は確認しておらず、現在、実態把握を進めている。地域間で
融通が可能かどうか検討し、検査がなるべく滞らないようにしたい」と話している。
                                 [共同通信]

明治大も全学で休講 はしか感染、6月3日まで

 明治大(東京都千代田区)は25日、学内ではしかの感染が拡大しているとして、同
日午後から8学部すべてと、一部の研究科を除く大学院の講義を休講とした。期限は6
月3日まで。
 法科大学院の授業は行う。駿河台(同)、和泉(東京都杉並区)、生田(川崎市多摩
区)の3キャンパスへの立ち入りを禁じ、施設利用やサークル活動も休止する。
 野球の東京6大学リーグで、26、27の両日に神宮球場で予定されている法政大学
との試合は予定通り行われる。
 東京都内の大学では、これまでに創価大、上智大、早稲田大などが休講になっている
。明治大学は、課外活動などで他大学に行くことは絶対に避けるよう呼び掛けている。
                                 [共同通信]

慶応、立命館大も休講 早慶戦は予定通り実施へ

 学生のはしか感染を防ぐため、新たに慶応大、立命館大、大阪体育大、共立薬科大が
26日までに、休講を決めた。法政大は休講の対象を拡大した。6月2、3日の東京6
大学野球春季リーグ早慶戦は両校とも休講だが、実施される予定。
 慶応大は学生34人の感染を確認。6月1日まで三田(東京都港区)、日吉(横浜市
港北区)、矢上(同)、湘南藤沢(神奈川県藤沢市)の4キャンパスでの講義を休講と
し、学内への立ち入りを禁止する。影響を受ける学生は計約3万2000人。信濃町キ
ャンパス(東京都新宿区)などでの講義は続け、部活動は検査で抗体などが確認できれ
ば認める。
 立命館大はびわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)の経営学部の学生がはしかに
感染し、学生約1300人を26日から6月1日まで自宅待機させる。
 大阪体育大(大阪府熊取町)の休講は全学部で、27日から6月3日まで。共立薬科
大も同4日まで、東京都港区とさいたま市の校舎での講義をやめ、立ち入りを禁じた。
法政大は多摩キャンパス(東京都町田市)に加え、市ケ谷キャンパス(東京都千代田区
)も同3日まで休講とした。
 休講は5月に入り上智大、早稲田大、明治大、中央大、専修大、駒沢大など関東で相
次ぎ、関西や東北などにも広がっている。
                                 [共同通信]

西日本でもはしか拡大 大学で休講相次ぐ

 西日本の大学や専門学校で25日、学生らがはしかに感染するケースが相次ぎ、学校
側は感染拡大防止のため、臨時休講や学生の課外活動を禁止するなどの措置を取った。
 大阪府松原市の阪南大では男子学生2人が感染。同大学は6月2日まで全学部と大学
院を休講にした。
 また奈良教育大(奈良市)は3年生の女子学生が感染。6月の教育実習を控え、実習
先での感染拡大防止のため、症状のない学生も検査を受けるよう通達を出した。
 福岡県飯塚市の医療福祉専門学校でも、看護科の学生2人が微熱や発疹(ほっしん)
の症状ではしかと診断され、5月25日から予定の学校祭を中止した。
 岡山市の専門学校は、7日から24日までに学生11人がはしかにかかった。
                                 [共同通信]

百日咳の集団感染については今後の発生状況をみていかないとわかりませんが、麻しんと同様な考えも成り立つかもしれません。

百日ぜきで香川大全学休講 75人が症状訴え

 香川大は25日、百日ぜきの症状を訴える学生が複数の学部で相次ぎ集団感染が広が
ったとして、26日から6月3日まで全学部や大学院などを休講にすると発表した。
 香川大によると、24日までは医学部の42人だったが、25日に医学部で7人増え
、新たに経済学部や教育学部、法学部などの学生23人と職員3人が症状を訴え、計7
5人になった。全員症状は軽く、これまでに9人から菌を検出した。
 香川大は、医学部などは香川県三木町、経済学部や教育学部、法学部などは高松市に
あり、学生や大学院生は計約7000人。医学部の1、2年生が教養科目を高松市のキ
ャンパスで受講しているため、感染が広がったとみている。
 医学部では17日以降、症状を訴える学生が増加。特定のクラスなどで多く集団感染
とみて、25日から6月3日まで休講にしている。
                                 [共同通信]

5月25日

昨日神奈川県の学校を調べて麻しんの実体の一端が報告されたようです。(神奈川新聞より)

89校130人がはしかに、私立2校は休校/神奈川県内の公私立学校

 県内の公私立学校ではしかにかかった児童生徒が八十九校百三十人に上っていることが二十四日、県と県教育委員会のまとめで分かった。

 公立(四月から五月二十二日まで)は八十二校百二十三人(完治した児童生徒含む)で、内訳は高校三十四校四十九人、中学校十一校二十五人、小学校三十三校四十五人、特別支援学校四校四人。うち県立学校は三十五校五十人で、五割以上は完治しているという。

 私立(五月二十四日現在)は高校三校三人、中学校一校一人、専門学校三校三人(非常勤講師一人含む)の計七校七人。休校は法政大学女子高校と茅ケ崎リハビリテーション専門学校の二校。

 県は二十四日、関係部局で構成する対策チームを設置した。はしかにかかったことがない人に対し、ワクチンの接種を呼び掛けている。

湘南新聞も麻しんに感心があっていろいろ取材しているようです。平塚市の流行状況もお話ししました。
麻しんという感染症の位置づけによっては別途の扱いが望まれ、未接種者に対する公費補助を要望したい旨もお話ししました。


5月23日

報道でも大きく騒がれている麻しんの流行に関しての情報を記録のためもあって羅列しておきましょう!
韓国で麻しんゼロ達成にヒントがありますね!
千葉県と茨城県は昨年大流行を経験しているので全数把握をシステムを整えています。 千葉県感染症情報センター
この全数把握で分かるように途中経過ですが、平均患者年齢は14歳で予防接種無192名、接種済み235名、不明44名になります。
この全数と下記にある感染症動向調査の千葉県の報告数と随分と開きがあるのが理解できると思います。
平塚市で現在行っている調査にも全例報告されているとは限りませんが、動向調査の成人麻しん2例と実数は異なることを読みとって下さい。
平塚市の調査経過はここ

大正大と横浜市立大も休講 北里大も一時的に

 大正大は22日、学生7人がはしかに感染したことが確認されたとして、23日から
29日まで、全学部と大学院を休講にすることを決めた。横浜市立大も医学部で学生1
人の感染が確認され、23日から6月1日まで2年生以上の医学部を休講にする。
 北里大も、はしかで1年生を対象に一時休講していたことが分かった。
 大正大は期間中、巣鴨校舎(東京都豊島区)への学生の立ち入りを禁じ、課外活動も
自粛するよう求めている。影響を受ける学生と大学院生は約4700人に上るという。
埼玉校舎(埼玉県松伏町)は対象外。
 横浜市立大も福浦キャンパス(横浜市金沢区)を立ち入り禁止にする。約500人に
影響するとみられる。隣接の付属病院は通常通りの診療。
 北里大は水産学部の1年生2人が感染したとして、まとまって授業を受けていた相模
原キャンパス(神奈川県相模原市)の7学部すべての1年生約1800人を対象に15
日から21日まで休講。2人のうち1人は実際は感染しておらず、講義は22日に再開
した。
 同大は23日に1年生全員に抗体検査を実施、免疫がない学生にワクチン接種をする
という。
                                 [共同通信]

ワクチン在庫5日で半減 今月中にも追加供給

 首都圏を中心にはしかが流行する中、17日からの5日間でワクチン23万人分が出
荷されたことが22日、厚生労働省のまとめで分かった。16日夜に製造販売会社に4
5万人分あった在庫が、21日夜には半分以下の22万人分になったという。
 はしかと風疹(ふうしん)の混合ワクチンが今月中にも追加供給され、6月以降は毎
月十数万本が製造される見込みで、厚労省は「直ちに足りなくなることはない」とみて
いるが「免疫を持たず接種を必要とする人にだけ接種するなど効率的に使ってほしい」
と医療関係者らに呼び掛けている。
 厚労省によると、21日夜時点の在庫は、はしか専用の単独ワクチンが6万人分、混
合ワクチンは16万人分。
 販売会社の1つ田辺製薬によると、単独ワクチンは4月初めから5月14日までに、
昨年度の年間出荷量を上回る計1万6000人分を出荷。15日以降はさらに注文が殺
到し、4万人分あった在庫は21日時点で底をついたという。
                                 [共同通信]


はしかの流行、勢い増す 15歳以上、2001年以来 関東以外にも拡大傾向

 関東を中心に流行している麻疹(ましん)=はしか=について、7日から13日の1
週間に全国約450の医療機関から報告された15歳以上の患者数は53人に上り、今
年に入って最高となったことが国立感染症研究所のまとめで22日、分かった。
 1週間の報告数としては2001年の流行時に最多だった54人に匹敵。感染研は「
はしかの流行は勢いが強まり、関東以外にも広がりを見せている」と、引き続き注意を
呼び掛けている。
 報告数は、ゴールデンウイーク期間中で休診の医療機関が多かった前週の25人から
2倍以上に増え、今年に入ってからの累積報告数は208人となった。
 53人のうち、都道府県別では東京が19人と最多。宮城の6人、埼玉、千葉、島根
の4人、北海道、山梨の3人が続き、関東以外の報告も目立ってきている。
 専門家によると、10―20代の患者が多いのが今回の流行の特徴で、はしかにかか
ったことのない人やワクチン接種をしていない人のほか、接種をしても免疫が減衰して
いる人たちが感染していると考えられる。
 感染研は「流行のピークにさしかかりつつあると考えられる」と分析し、新たに患者
が報告されている地域もあることから「慎重に見守る必要がある」としている。
 一方、15歳未満の子どものはしかの報告数もゴールデンウイーク明けに急増。全国
約3000の小児科定点からの7―13日の患者報告数は214人と前週の88人から
大幅に増えた。患者は関東地方に多く、中でも千葉県が56人と全体の約4分の1を占
めている。
                                 [共同通信]

はしかの流行はなぜ? 3集団そろったと専門家

 15歳以上のはしかの患者報告数が2001年の規模に近づいた今回の流行。その原
因について専門家は「3つの集団」がそろったためだ、とみる。
 その集団の1つは、はしかにかかったことも、ワクチンを接種したこともない人たち
。はしかのウイルスは強い感染力を持つが、一度かかって症状が出ると、通常は免疫が
ついて二度と発症することはない。
 次に「ワクチンを打っても免疫がつかなかった人たち」の集団がある。ワクチンを接
種しても数%は免疫がつかないことがあるという。
 だが「これだけでは今回のような大きな流行にはつながらない」と話すのは国立感染
症研究所の安井良則(やすい・よしのり)主任研究官。
 安井さんは、2集団に加え「ワクチンを接種した後、免疫が減衰している人」が加わ
ったため大流行になったとみる。
 最近では過去に比べて大規模なはしかの流行は少なくなった。ワクチンを打った人は
、ウイルスに接触すると免疫が増強されるが、接触の機会が少なくなったため、ワクチ
ンを1回打った人でも、免疫が減衰してしまった人がいるという。
 はしかの発生を減らすためにはワクチンの2回接種が必須だが、日本はようやく昨年
から始まったばかり。1回だけの人にもう一度打つような対策も必要で、日本のはしか
対策の遅れが今回の流行を招いたとも言えそうだ。
                                 [共同通信]

早大、はしかで全学休講 30人感染、5万5000人影響

 早稲田大は21日、学生にはしかが流行しているとして、同日午後の4限目の講義か
ら29日まで、北九州キャンパスなど一部を除くほぼ全学の休講を決めた。4月下旬か
ら21日までに学部学生と大学院生計30人から「はしかに感染した」との届け出があ
ったのを受けた措置。
 影響を受ける学生や大学院生は計約5万5000人に上り、今春、大学で相次いでい
るはしかによる休講では最大規模。今年は10―20代の感染が目立つといい、国立感
染症研究所は「流行は今後も継続もしくは拡大する可能性が高い」と注意を呼び掛けて
いる。
 早稲田大によると、休講するのは大学本部のある西早稲田(東京都新宿区)や所沢(
埼玉県所沢市)など都内、埼玉県内にある計8カ所の大学キャンパス。16学部すべて
と主な大学院、研究施設などが含まれる。ほかに、生涯学習講座をする都内の2校や、
早大芸術学校(新宿区)など専門学校2校も同様の措置を取る。
 休講期間中、学生の敷地内への立ち入りを禁じ、図書館などの施設利用やサークル活
動も休止する。6月2、3日に行われる東京6大学野球早慶戦の学生券計約1万400
0枚を学内で販売する予定も延期した。
 野球部など運動部は公式戦を控えていることなどに配慮、部員が(1)既にはしかに
かかったことを証明できる(2)抗体検査を受け、はしかにかかる恐れがないと医師が
判断―のいずれかの場合は練習などに参加を認める。東京6大学野球連盟は「現時点で
早慶戦は予定通り」としている。
 大学院の研究施設などがある北九州キャンパス(北九州市若松区)と付属の早大高等
学院(東京都練馬区)、早大本庄高等学院(埼玉県本庄市)は通常通り講義や授業をす
るとしている。
 今春は関東地方を中心にはしかが流行。これまでに上智、駒沢、東北学院、中央など
10大学が休講などの措置を取ったことが判明している。
▽はしか
 はしか 正式名称は麻疹(ましん)。原因となる麻疹ウイルスは感染力が強く、くし
ゃみやせきで広がって免疫のない人が感染するとほぼ100%発病する。10日前後の
潜伏期間の後、発熱や風邪のような症状を経て全身に発疹(ほっしん)が出る。一度か
かると終生免疫ができる。合併症としては肺炎や中耳炎のほか、まれに脳炎が起こるこ
とがあり、死亡につながる例も。合併症がなければ7―10日で回復する。特効薬はな
く、ワクチンによる予防が最大の対策。
                                 [共同通信]

中央大もはしかで休講

 中央大は18日、学生13人、職員1人がはしかに感染したことが確認されたため、
多摩キャンパス(東京都八王子市)などでの講義を一定期間休講にすると発表した。
 休講は多摩キャンパスが20日から28日まで、後楽園キャンパス(東京都文京区)
が19日から28日まで。学生の立ち入りも禁止する。
 都内でははしかの流行で、上智大や駒沢大なども休講措置を取っている。
                                 [共同通信]

はしかワクチン不足気味 厚労省、適正購入など要請

 関東地方を中心とする麻疹(ましん)=はしか=の流行で、麻疹ワクチンが足りなく
なる恐れがあり、厚生労働省は18日、都道府県を通じて自治体や医療機関に、必要な
人が接種を受けられるよう、適正量のワクチン購入に努めることなどを求める通知を出
した。
 今回の流行は10―20代の患者が多く、集団発生で大学の休講なども相次ぎ、ワク
チン接種を受ける人が増えている。
 国立感染症研究所が同日発表した定点調査結果では、全国約450の医療機関から報
告された15歳以上の患者は、今年に入り5月6日までに全国で155人。都道府県別
では東京都が71人と突出している。同研究所は「流行は継続もしくは拡大していく可
能性が高い」としている。
 厚労省によると、はしか単独の麻疹ワクチンは4月からの1カ月半に14万人分が出
荷され、16日現在の業者の在庫は11万人分。例年、流行は6月ごろまで続くが、ワ
クチンの新たな供給は9月ごろとなる見通しで、このままのペースで出荷が続くと在庫
が底をつく恐れも出てきた。
 同省は、非流行地では抗体検査などを行い、本当に必要な人に接種したり、在庫の融
通を行うなどの配慮を求めた。
 一方、定期接種に使われている麻疹風疹(ふうしん)混合ワクチンの在庫は16日現
在、34万人分あり、今後も毎月十数万人分出荷される予定で、余裕があるという。
                                 [共同通信]

東北学院大もはしかで休講

 東北学院大は17日、仙台市泉区の泉キャンパスで、学生数人がはしかに感染してい
ることが確認されたため、18日から31日まで泉キャンパスでの講義をすべて休講に
すると発表した。
 大学は、学生約5400人に泉キャンパスへの立ち入りを控えるよう呼び掛けている
。
                                 [共同通信]

成蹊大もはしかで休講

 成蹊大(東京都武蔵野市)は17日、学生7人からはしかに感染したとの届け出を受
けたとして、18日から27日まで全学部、大学院を休講にすることを決めた。
 学生約8000人はこの間、学内の立ち入りが禁止される。
 都内でははしかの流行で、上智大や駒沢大などが休講を決めている。
                                 [共同通信]


韓国、はしか流行ゼロ達成 日本は先越される

 日本では大学などで集団発生が続いている麻疹(ましん)=はしか=の国内流行をゼ
ロに抑える「排除」に韓国が成功し、18日までに世界保健機関(WHO)の刊行物な
どを通じ国際的に発表された。
 WHOアジア太平洋地域の発展途上国では初めてとみられ、日本は先を越された。国
内の専門家は「かつては共通の悩みだったのに、政府が本気で取り組んだ韓国にあっと
いう間に追い抜かれた」と驚き、対策強化が必要だと訴えている。
 はしかを起こす麻疹ウイルスは極めてうつりやすく、免疫がない子どもはほぼ100
%感染する。世界で毎年2000万人以上がはしかを発病し、死者は2005年だけで
推定約34万5000人。その大半が発展途上国の子どもだ。流行を断ち切るには、子
どものワクチン接種率を95%以上にするのが有効とされている。
 韓国では2000―01年にかけ、約5万5000人が発病する大流行が発生、7人
が死亡した。韓国政府はそれを機に、5年で流行をゼロにする国家計画を策定。予防効
果を確実にするため、小学校入学前に2回のワクチン接種を終えることや、患者を全例
把握し流行監視を強化することなどを柱に対策に取り組んだ。
 計画策定前は7―9歳のワクチン接種率は39%しかなかったが、02―05年には
、2回接種を終えた子が対象年齢の95%を超えた。海外からの「輸入」で患者発生は
続いたものの、患者数も人口100万人に対し1人未満をキープ。06年11月に内外
の専門家を集めて検討したところ「国内流行はゼロと認められる」との結論になった。
 対する日本。06年からワクチンの2回接種が導入されたが、国内で患者の全数を把
握する仕組みは整っておらず、定点医療機関から国への報告のみ。かつて80%程度に
低迷していた2歳時点のワクチン接種率は、05年度にようやく90%程度に達したと
ころだ。
 このため、患者は国内で年間数1000人以上発生するとみられており、死者も毎年
数人報告される。今年の流行は埼玉や東京など関東から全国に広がりつつあり、10―
20代の患者が目立つ。ワクチン未接種者だけでなく、幼児期のワクチンの効果が徐々
に落ちてしまった人も発症しているとみられ、6月ごろにかけ患者はさらに増えそうだ
。
 韓国の成功の秘密について、小児科医で国際的なはしか対策にも詳しい岡部信彦(お
かべ・のぶひこ)国立感染症研究所感染症情報センター長は「政府が麻疹対策に人員と
予算を振り分け『韓国は実行する』と内外に宣言し、対策の進展もオープンにしたこと
が大きい」と分析。その上で「日本でも患者数を全数把握し、排除を達成する委員会を
国が発足させ、中長期の計画を明示すべきだ」と指摘している。
                                 [共同通信]


5月17日

平塚地域の麻しん感染の全数把握を始めたばかりですが、いきなり報告が続きました。多少旧い症例もありますが感染源になっている可能性もあるので要注意!
現在のところ成人麻しんだけですが拡大してこないか心配です。ここ (継続的に最新情報に差し替えます)


5月15日

すでに報道で騒がれているように麻しんの流行が止まりません。上智大学も休講になったとのことです。先日千葉に出かけたこともあり、昨年の茨城と千葉の麻しん流行を思い起こすと このように立派なマニュアルが出来ています。今年は埼玉や東京が中心と思っていたのですが、感染症動向調査の数字とはかけ離れた感染者数になっていました。これは定点だけの報告では限界があると考え保健福祉事務所に今後の対応をお願いしてきました。快く対応していただきましたが早急な対応はまだ出来ない状況のようです。何しろ騒がれている東京でも全数把握は行っていませんからマスコミの報道頼みかもしれません。
対象地域は狭いですが平塚市医師会関係だけでもと言う思いで麻しん発生時には医師会へ報告の形式をとるようにしました。今後の動向に注目です!


5月15日

まあ、報道されたようにインフルエンザの季節も終了したのですが、忘れないようにタミフルの話題も継続掲載しておきます。

目覚め直後に異常行動多発 タミフル (1)

 インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後の異常行動の多くが、睡眠から目覚めた直
後に発生し、患者に異常行動の記憶がないなどの特徴があることが14日、厚生労働省
の専門家作業部会の分析で分かった。
 これらの特徴は精神疾患の1つである「睡眠障害」に似ており、同省は近く、タミフ
ル服用が睡眠に及ぼす影響を調べるための臨床試験を販売元の中外製薬に指示すること
を決めた。
 今冬のインフルエンザ流行までに結果をまとめ、異常行動の発現メカニズムの解明を
目指す。
 また厚労省は同日、タミフル以外のインフルエンザ治療薬である「リレンザ」と「ア
マンタジン」でも計16人に関して異常行動があったとの報告が製薬会社から寄せられ
たことを明らかにした。うち13人は未成年で、同省が因果関係を確認する。アマンダ
ジンでは90代と10代の計2人が服用後に死亡した。
 作業部会は同省の薬事・食品衛生審議会の下部組織。タミフル服用と異常行動の関連
を臨床面から検証するため4月に設置され、14日が初会合だった。
 臨床試験は主に20代が対象。睡眠薬を承認する際に企業に義務付けている「睡眠検
査室試験」を実施する。タミフル服用が睡眠中の人の脳波などにどのように影響するか
を調べる。
 作業部会はこのほか、これまでに報告があった副作用例について、睡眠から目覚めた
直後のケースがどのくらいあるか、中外製薬に詳しい報告を求めることも決めた。
 厚労省によると、4月18日から27日までにタミフル服用後に異常行動が新たに1
3人確認され、2001年の販売開始以降で計199人となった。
 リレンザに関する異常行動は2000年の販売開始以降、10人。アマンタジンは1
998年以降に6人で、うち1人はタミフルも服用していた。
 これらとは別に同省はリレンザについて4月、医師から直接報告されたケースとして
、10代の男女計2人に異常行動があったことを公表している。
                                 [共同通信]

別の治療薬でも異常行動 リレンザなどで計16人 (2)

 厚生労働省は14日、タミフル以外のインフルエンザ治療薬であるリレンザとアマン
タジンでも、製薬会社から服用後の副作用が疑われるケースとして計16人の異常行動
が報告されていたことを明らかにした。うち未成年は13人。
 リレンザは2000年の販売開始以降に10人が報告されており、年代別では10歳
未満が1人、10代が8人、30代が1人。「暴れて両親が押さえ付けた」(10代男
子)「2階の窓から出ようとした」(10代女子)などの内容。
 アマンタジンは効能にインフルエンザ治療が追加された1998年以降に6人(うち
1人はタミフルを併用)で、10歳未満が2人、10代が2人、30代と90代が各1
人。「ベッドで暴れ回り、わけの分からないことを言った」(10歳未満男児)「ベラ
ンダから飛び降りようとした」(10代男子)など。
 リレンザやアマンタジンはタミフルに比べ流通量が少ないが、「異常行動の発生頻度
は不明」(同省安全対策課)。同省はタミフルだけでなく、これらの薬の副作用症例や
、インフルエンザ治療薬を服用せずに異常行動を起こしたとする報告事例も比較検討し
ながら、因果関係を詳しく調べる。
                                 [共同通信]

5月13日

今日は昔私の指導医(オーベン)だった西牟田敏之先生の退官・名誉院長授与記念祝賀会に出席してきました。平塚に引きこもってから長い間小児科関係の会に欠席を続けていたので皆様に「ご無沙汰していました」とのご挨拶で生存の証明をしてきましたよ!西牟田先生は小児アレルギーを行っている人ならご存じと思いますが、共同で歩んでこられた西間三馨先生も来賓として福岡から駆けつけていらっしゃいました。森川昭廣群馬大教授も来賓でこの方達が中心で小児喘息ガイドラインを作成するなど日本の小児アレルギーを牽引してきたと言っても過言ではありません。今回は千葉県医師会長の藤森先生も小児科先輩だし、現小児科教授の河野陽一先生も昨年の小児アレルギー学会会長だし、鳥羽先生も西牟田先生の兄貴分だったし保科清先生は同級で現在の日本小児科医会の会長さんだしと本当に多士済々の方々が祝辞を述べられていました。小生にとっては大学時代の同窓会みたいで懐かしい面々で会場が埋め尽くされていました。本当に人徳とはあるものでこれだけの人が駆けつけるのですから西牟田先生ご苦労様でした。
この場で小児科医会副会長の猪俣先生から来月の小児科医会セミナーの案内を受けました。こちら (会頭は西牟田先生)
近くて遠くなった幕張ですが、自動車ショー以外に出かけるのも勉強になりますね。


5月9日

最近4ヶ月健診の時に質問を受けたのですが、離乳の方法に変化があったのでは?と言われました。確かに問診票にも離乳食を始める前に果汁を与えていますかと言うような項目が削除されました。この事に関しては3月に「授乳・離乳支援ガイド」の策定が行われ厚労省のHPに掲載されています。数字も多いですが子育て中の親御さんの参考にもなると思いますのでご覧になってはいかがでしょうか?


4月26日

今期はシーズンも終了しましたが、話題になっていたタミフルの報道が出ていたのはご存じと思います。内服しないでの異常行動には全く言及されていなかったのは理解に苦しみますが並列して掲載しておきます。

異常行動さらに59人確認 タミフル服用後、厚労省 10代女子の転落も (1)

 厚生労働省は25日、インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後に異常行動を起こし
た患者がさらに59人確認されたと発表した。このうち10代の女子1人が2月に階段
から転落する事故が新たに判明、転落事例は計26人となった。うち10代は22人。
 異常行動について厚労省は4日、タミフルが発売された2001年から今年3月20
日までに輸入販売元の中外製薬から報告のあった事例を分析し「計128人」と公表し
た。その後、1人はタミフルと無関係だったことが判明。今回確認された59人を含め
、異常行動は58人増の計186人となった。
 59人の内訳は10代39人、10歳未満10人、20歳以上7人、不明3人。
 いずれも3月21日から今月17日までに中外製薬から新たに報告された計192人
について精査して確認。うち151人は厚労省が10代への処方を中止した3月20日
以前の発生で、同省は「タミフルへの関心が高まり、事後的な報告が増えた」とみてい
る。異常行動を含む中外製薬からの副作用報告は計1268人となった。
 192人のうち、服用後の死亡は16人で、計70人となった。
 3月21日以降に異常行動がみられたのは5人。10代は1人で、以前処方されたも
のを同23日に服用していた。厚労省は「10代の人は処方されたタミフルが家庭に残
っている場合でも服用せず、医師と相談してほしい」としている。
                                 [共同通信]

服用せず異常行動も11人 2人はリレンザ使用 (2)

 厚生労働省は25日、タミフルを服用しないで異常行動などがみられた計11人の事
例を新たに公表した。うち2人は、タミフルとは別のインフルエンザ治療薬リレンザを
使用していた。
 厚労省は今月4日、11人のタミフルなしの異常行動事例を公表しており、これで計
22人となった。
 今回の11人は今月3―17日にかけて医療機関から厚労省に報告された。10代が
9人で最も多く、10歳未満と70代が1人ずつ。大半はインフルエンザと診断されて
おり、自宅の窓から飛び降りたり、飛び降りようとするなどの異常行動を取っていた。
骨折した人もいたが死亡例はない。
 吸入薬であるリレンザを使用した2人は10代男性と10代女性。幻覚症状などが報
告された。厚労省安全対策課は「現時点では因果関係はないとみている」としている。
                                 [共同通信]

尚、忘れていましたが22日の休日急患診療所の様子は昼間で71名受診し、今回は感染性胃腸炎と思われる嘔吐を主訴の人と水痘が目立ちました。インフルエンザは内科にもいたようですが検査で陰性例が多くB型陽性の中学生が若干いただけでした。


4月20日

麻しんの流行状況をまとめましたので載せておきます。これは、感染症動向調査による先週(15週)までの数字を元にしていますので実数はもっと多いと思います。
本日八王子の創価大学で麻しんによる休講の報告があり(学生52人、教員1人が罹患)ましたから、更に流行が広がっているかもしれません。


4月19日

先頃マスコミを通じて発表されたように、首都圏(南関東?)で麻しんの流行が続いています。とは言っても、インフルエンザ等に比べると罹患者数は非常に少ないのですが麻しんの根絶を目指している人にとってはゆゆしき問題です。予防接種で防げる疾患ですから忘れている人は急ぎましょう!実際に罹患している年齢は中学生や高校生と過去に予防接種を行っている人も多いのは事実です。その弱点を補うために小学校入学前に第2回目の接種が行われるようになったばかりです。いずれその効果が分かる時が来ると思います。
さて、本日保健福祉事務所で健康危機管理連絡調整会議なるものが行われました。SARSの騒ぎで発足した調整会議で大磯二宮を含む各役所、消防、警察、歯科医師薬剤師会、他関係部署から集まりいざというときの話し合いがもたれました。新型インフルエンザが今後の重点事項だと思うのですが今はまだ顔合わせに近い段階かもしれません。市民に影響の大きい危機管理事項が出てこないことを願うだけですがどうなりますでしょうか?


4月12日

このところ会議が続きます。湘南小児科連合懇話会というと何やってんだろうと思うかもしれませんが、相模湾を囲む湘南地方の小児科の先生の親睦を深め互いの情報交換を目指したもののようです。みなさんとても熱心で子どものためにどうすれば良いのだろうかと言う思いが伝わってきます。会議や交流を深めることも地域医療に貢献することだからと営利にこだわっていないのが嬉しいことでした。自院の診療以外に出向くことを拒む身勝手な小児科医院が増えていると指摘されていましたが、平塚では思い当たるでしょうか?幹事会への出席は平塚からは小生だけだったので身が引き締まる思いです。


4月10日

神奈川県医師会の臨時代議員会が横浜で行われ、県医師会の執行部の選出が行われました。いずれ県医師会のHPに掲載されるでしょうが10年にわたって会長を務められた田中忠一先生が顧問に就任されて新会長に大久保吉修先生が就かれました。今後の御活躍を期待しましょう。


4月5日

昨日の報道は一斉にあったのでご存じだと思いますが、タミフルの副作用の報告例を全て検証していく始まりです。 代表で ここ
数字以外に記載されていたのは少ないのですが 参考までに こちら
毎回述べているようにどの位の使用で何が何例あったのかの検証と、報告義務のない高熱(特にインフルエンザでの)で内服前の異常行動の報告を全国の医師から
集めて頻度を出してもらいたいと常々思っています。


4月2日

またまた痛ましい事例が報道されました。と言っても、主なニュースになっていないので私も見逃すところでしたが、今回はタミフル服用しないで転落死の報道です。
こうなると内服いかんに関わらず、高熱を出したら注意と言うことになると思いますが使用制限解除まではならないでしょう!
読売の記事は こちら おそらく内服しない事例での転落死は初めてだと記憶していますが?


3月29日

こうなったら記録のためにもタミフル関連記事を載せておこうと思います。
今回はインフルエンザではなかったがタミフル内服して異常行動があった昨年の症例でコメントにタミフル発売以前にも異常行動の経験があるとされていました。
こちら 尚、新聞によってはコメントの掲載がない紙面もありました。
また、本日タミフル内服しないで様子観察していたら飛び降りたらしいと言う横浜の症例が掲載されました。 こちら

まだ結論が出たわけではありませんが、いずれにしても注意深い看護で監視する必要がありそうです。
以前の症例もそうでしたが、報道でいつも目の敵にされるのはタミフルが悪いと言う記事と厚労省の対応が悪いという記事が溢れているように思えるのは私だけでしょうか?真実を知った上での対応を願っているだけですから公平な報道もお願いしたいものです。


3月26日

毎回タミフル関係の話題になってしまい恐縮ですが、またまた怒りが増してきました。そもそも厚労省の対応に批判があったように思っていましたが、報道する方にも問題はないのか考えさせられます。下の記事の扱いはテレビでも他の新聞でもほとんど取り上げられていないのに、9歳以下で行動異常の報告がまた出てきて隠蔽しているのではないかという本質から外れてきた報道内容です。知りたいのは本当にタミフルの副作用で飛び込むのか??の一点と言っても良いほどだからです。万一関係があるのであればどの程度の頻度でどの様な条件が重なれば悪いのか等のデータを出して欲しいのです。そうすれば内服した場合の危険度は何%と説明でき、反対に内服しない場合の予想される経過(苦痛度や合併症頻度に死亡率等)と比較検討して投薬を決めればよいと思っています。
そもそも副作用が0%のワクチンや薬はあり得ないと冷静に考えています。いかに少なく出来るかが大事なのであって、薬害AIDSや薬害肝炎のようにウイルスの混入例とは異なると思います。飛行機に乗っても電車に乗っても、車に乗っても歩行しているだけでも自宅にいても、日常食している食品にも全て100%安全なんてあり得ない話だと私は思っていますから。。。。いかに危険を少なく人為的なことを排除できるかでしょう!今の勢いで「タミフルが怖い薬」になってしまっては、目の前で苦しんでいる多くの患者さんを救える道が閉ざされてしまいます。代わり得る薬の開発は勿論重要ですが、その薬が無い時代にはそれなりの使用法があっても良いと思うのですが如何でしょうか?


3月23日

今回、初めてタミフル内服以前に飛び降りたという記事も出ました。これらの事実内容も検討して早く決着をつけて欲しいと思います。
万一新型インフルエンザが流行しだした場合に10代の子どもたちにどう対処すれば良いのでしょうか?代替案も含めて検討して欲しいものです。
厚労省発表事例


3月22日

既に、報道でご存じと思いますがタミフルの使用に制限?がつきました。10代の人には原則投与を行わないということです。ただし基礎疾患等があってインフルエンザ罹患が悪影響を及ぼすと考えられる人は別とのことです。このようにいろいろな報告が出てくるとやむを得ない事とは思いますが、インフルエンザの診断がついて高熱で苦しがったり頭痛や倦怠感が強くて苦しんでいる10代の患者さんを目の前にすると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。患者さんを楽にしてあげたい、苦痛から救ってあげたいと願っているのにかないません。同様な抗インフルエンザ薬のリレンザは薬問屋さんには皆無で新たに輸入されることも当面はないようです。
9歳以下の患者さんは処方を希望されてきっと早く楽になるのでしょうが、10歳だと苦痛を味わうのは可哀想でなりません。もちろん比較的元気な患者さんは問題ないのですが今にも倒れそうな10代もいるのですから、、、、、早く原因解明と対処法を見つけ出して欲しいものです!!!

これを受けて県医師会でも緊急情報を流しています。 こちら


3月14日

話題のタミフルと異常行動についての報道特集がテレビ朝日でありました。今回の取材でも結論は出ていませんが、言えることはインフルエンザに罹患したらタミフルの内服の有無にかかわらずに十分に異常行動の発現に注意することとなるでしょうか?何しろ衝撃的なのは転落死の行動です!2004年2月岐阜で17歳がトラックに衝突死、2005年2月に愛知で14歳マンションから転落死、2006年7月沖縄で12歳県営住宅から転落死、今年2007年2月に愛知と宮城で14歳がマンションから転落死と報じられています。大体年に1例位の頻度になるのでしょうか?インフルエンザ脳症との関わりについては富樫先生の報告のように従来の年齢層は格段に低く6歳未満なので別物のように気が私もしています。この脳症にならないためにタミフルがどれ程有益であったかの結論もまだ出ていないと記憶しています。言えることは転落死よりも脳症の報告例の数が多いとは言えますが、、、また、三重の中野先生が報告されたように毎回のタミフル内服で異常行動を起こしているわけでもありません。
実際、患者さんの親御さんに聞いても何割かはタミフル内服前から幻覚や異常行動はあるようです。ですから現時点ではまだ何とも言えないと言うのが実情でしょう!
ここからはあくまで個人的な考えですが、転落死の報道にある年齢層が14歳前後と比較的大人と小人の真ん中の中人が多くて1カプセルを内服しているようです。この年齢はドライシロップは嫌でカプセル(錠剤)にして欲しいとよく要求されることを思い出すと、37.5Kg以下でカプセルを内服していないのか検討して頂きたい。タミフルを大量に内服した場合の副作用に浮動性めまいがありますから、きっと身体が飛んでフワフワするのではないかと心配しています。もちろん内服している数を考えるとこれだけでは説明は出来ないので、複合的な因子が働いているのかもしれません。私が処方する場合には体重相当の適正量を守りたいと思っています。
いずれにしましても大規模な人数での調査が今後も行われるので結果を待ちましょう!それまでは要監視かな?


3月14日

いまだにインフルエンザの流行が続いています。感覚的には峠を越えたようですが、当分はインフルエンザが心配で検査を希望する人が続くのはやむを得ないことだと思っています。
さて、今日のニュースにあったようことですが過労で亡くなった小児科医に労災認定が出されたとのことであります。この問題はここ数年話題にされてきたことで、少子化の時代に小児科医不足と産科医不足問題につながります。小児科医不足と言っても特に勤務医に負担が多くかかるのが実体であり、平塚市でも同様のことがおこっています。少しでも負担を分け合うように開業の小児科医も一層の協力をしなければと感じています。でも協力しない人もいるようなのが残念でなりません!
亡くなった小児科医は大学医局の後輩なのでなおさら無駄にしないようにしたいと思っています。
一昨日小児科部会の講演会があり、「発達障害について」の演題で島田療育センターの小沢浩先生から勉強をさせていただきました。なかなか考えさせられた講演で、何が個性で何が障害なのか難しい問題です。少なくとも「注意欠陥/多動性障害」に関しては色々な未来がありそうに思えましたよ。特別な才能かもしれません!


3月5日

昨日は終日休日診療所に勤務してきました。昨年に引き続きインフルエンザの最盛期に当たってしまい大盛況でした。9時半には診療を開始しましたが13時45分にインフルエンザの結果待ちの間に昼食をとり13時55分から午後の部を引き続き行って終了したのが6時。6時半までに夕食をとって診察室で準備し7時前から診療を開始して10時45分には終わりました。昼は117名で夜間は44名でしたがインフルエンザの検査結果で2回お呼びするかたちになるので時間がかかってしまいます。おまけにタミフルの説明を行わないといけないので時間がどうしてもかかります。それでもご不満の方がいらしたら状況をお察しの上ご容赦下さい。
それで、正確ではありませんが(記録のつけ忘れがけっこうあったので)大体インフルエンザの検査結果を記録に残しておきます。昼間でB型インフルエンザ陽性は29名、A型陽性7名、陰性18名でいずれも高熱だったり検査希望がある人全てに行った結果です。注目する点はA型は10歳が1名でしたが他の6名は6歳以下の未就学児。B型は小学生以上になります。
受診者数は117名でしたから半数に検査を行ったことになります。また、夜間の受診者は44名でB型が9名、A型1名で陰性8名です。夜間の受診者は乳幼児が多かったです。同じ学校の同学年で高熱、頭痛、咽頭痛、吐き気の症状で1名はインフルエンザで他方が溶連菌感染症だったのには惑わされました。水痘は3名と少なく、痙攣は2名と騒がしくなりました。昨年の210名には及びませんが今年の最高の161名の受診者数日に勤務して昔の勤務医時代を思い出しましたよ!
もう一つ付け加えると、熱が出て時間が早そうでも検査を行うと陽性になる人がいます。やってみないと分からないのが本音ですが、陰性だった人の何人かはその後の検査で陽性になる気がしています。同じ診療所で2回の検査を行うのは保険診療上請求が認められていないのでやむを得ない気もしますが、、、、、


2月28日

追加
厚労省から医療関係者向けに注意喚起がなされましたのでリンクしておきます。 こちら
十分に注意して因果関係をはっきりさせてもらいたいものです。


2月28日

タイミング悪くと言いましょうか、今になって流行のピークを迎えているインフルエンザに関係してまたしても飛び込み報道があったのはご存じの通りです。報道にも温度差がありますが冷静に考えましょう!多くは因果関係不明になっていますが、似たような事例が続くと注意しないわけにはいきません。今までの事例のほとんどは14歳前後の中学生で高層階に居住している特徴があるようです。タミフルの服用者は過去に発売以来何百万人も日本だけでいるはずですから頻度が少ないのは確かで、タミフルの無かった時代のインフルエンザとはつらさが全く違っています。小児科では高熱が下がらないので回復するまで何回も通院されて非常に混み合っていました。しかし、タミフル出現後はすぐに軽快して再診しない患者さんがほとんどになっています。身体が楽になる事では言えば画期的な薬とも言えるようです。
インフルエンザは自然に放置しても治る可能性はありますが合併症や消耗して命取りになることもあるから新型インフルエンザを怖がっているのです。事実過去の大流行では世界中で2000万人〜4000万人が亡くなったこともあるからみんなが皆治る保証も無いわけです。このように騒がれるとタミフルを内服すると死んでしまうと思った感受性の強い学童がいましたから説明の難しさを実感しました。
国立感染症研究所であらかじめ出されていたインフルエンザに関するQ&Aの治療の項目は こちら
毎日新聞の包括的報道は こちら
あくまで押しつける薬ではありませんから、十分納得の上で事後の経過を良く監視して下さい。

まあ、私が運悪くインフルエンザに罹患したなら現時点では迷わずタミフルを内服します。もう若くもないし人に迷惑もかけられないから、、、、、ネ!


2月25日
先週になってインフルエンザが急に増えてきたようです。今年は暖冬のためかB型インフルエンザが多いように思えます。例年2月にA型の流行があって終盤の3月近くになってB型が出てくることが多いのですが、、、まだ要注意でしょう!そこで今年も治療薬のタミフルが疑われる飛び込みの報道がありました。

中2女子、タミフル服用か マンションから転落死

 愛知県蒲郡市のマンションから転落死したとみられる中学2年の小久保彩葉こくぼ・
さいはさん(14)が、インフルエンザの治療薬タミフルを服用した可能性があること
が、愛知県警の調べで17日までに分かった。
 小久保さんは16日、近くの病院でインフルエンザと診断され、病院がタミフルを処
方。母親の話では、マンションの部屋に置いてあったタミフルの数が減っていたという
。
 タミフルは副作用として異常行動が報告されているが、厚生労働省は因果関係を否定
している。
 調べでは、小久保さんは16日午後、住んでいるマンションの敷地内で血を流して倒
れているのが見つかり、間もなく外傷性ショックで死亡した。

以前から指摘されたことですが、本当の因果関係は今後の調査にかかっています。タミフルの服用者は例年何百万人もいるので、例え因果関係があっても頻度は非常に少ないと思いますが念には念を入れてインフルエンザに罹患しタミフルを服用する時はその後の行動を含めて監視を十分に行って下さい。今恐れられている新型インフルエンザに対してはタミフルが命綱ですから無くなることは現時点ではあり得ないと思っています。まあ、タミフル以外の新薬の登場にも期待するし、そのための予算を国家規模で支援してもらいたいとも思っています。


また、先週はアメリカで極小未熟児の退院が報道されました。21週ですから私も経験がありません。自分が昔未熟児治療の経験をさせてもらった病院では当時日本で最小の赤ちゃんを扱ってました。23週で生まれて体重は3百何グラム(正確には忘れました)。当時の新聞にも大きく報道されました。その後の日本での記録は知りませんが、500g台の赤ちゃんはそこで経験しました。何しろ小さいですし、点滴の針を足先に入れても太股まで到達してしまうので驚いた記憶があります。1kg以下の未熟児は非常に神経を使った記憶があります。とても新生児医療は大変で体力と集中力が、、、、、、今回のアメリカの医療チームに敬意を払います。

21週で出生の女児退院へ 米、当初体重284グラム

 【ニューヨーク20日共同】米フロリダ州マイアミのバプテスト子供病院は20日、
同病院で昨年10月に妊娠わずか21週の段階で生まれた女児が順調な成長を続け、数
日内に退院できる見通しになったことを明らかにした。生まれたときの体重は284グ
ラムしかなかった。
 同病院によると、低体重児のデータを集めているアイオワ大のまとめでは、妊娠23
週以降に生まれた赤ちゃんが育つ事例しかなく、世界記録とみられている。現在の体重
は約2040グラム。母親は「いまだに驚いている。このように大きくなるとは想像も
できなかった」と話しているという。
 女児はアミリア・ソニア・テーラーちゃん。昨年10月24日、帝王切開により誕生
、身長は「ボールペンよりやや長い」(同病院)約24センチ。妊娠期間は21週と6
日だった。
 妊娠期間は通常37―40週で、日本の厚生労働省などによると、2500グラム未
満で生まれた赤ちゃんを「低出生体重児」と呼ぶという。
 アミリアちゃんの成長は、病院も「奇跡」と呼ぶほどで、病院はあくまで例外的な事
例だと強調。「多くのことがうまくいった場合にあり得るだけで、新たな(医学的)傾
向を確立したとは考えないでほしい」とくぎを刺している。

2月21日
「風邪」と言う言葉で思い出しました。TVで放映していた「本当は怖い風邪のような症状」で肝炎や潰瘍性大腸炎、クローン病、Q熱等が恐ろしく紹介されていました。確かに間違いではありませんが稀な病気の羅列に近いかもしれません。特に小児科にとっては、、、Q熱は診断した医師が全て届け出る疾病ですが昨年1年間で全国の医師から報告された数は2例だけです。見逃し例があったとしてもそれ程多くないでしょうと推察されます。それを熱が出た後元気がないと言ってみんなが心配したらと思うとゾーとします。「風邪は万病の元」とは良く言ったものだと感心していますが、それは風邪という単一疾患はないから経過を十分注意して下さいという事と解釈してもらいたいものです。マスコミの力は想像以上に強いものだと常々思っているので賢く吟味して情報の把握をしてもらいたいと思います。あるある大辞典の教訓!


2月21日
最近も吐き下しの胃腸炎が残っています。ノロウイルスでしょうか?と質問されるのは十分理解できます。しかし、昨年末にマスコミにあれだけ騒がれたお陰で一躍名前を売ったノロウイルスですが、実際に検査を行ってノロと診断できることは非常に限られています。流行の真っ最中であれば症状や状況判断から間違いないでしょうが、少しでも時期がずれると非常に確定診断は難しいことを覚えて欲しいと思います。つまり、このウイルスは簡単に検査できるものではなく電子顕微鏡を用いたり、遺伝子解析で調べたりと研究途上のウイルスであるからです。集団発生があったり食中毒の疑いがあると保健所と衛生研究所の連携で確定診断されますが、一般外来での検査態勢は非常に難しいのが現状であることを覚えて下さい。2月から4月まではロタウイルスによる胃腸炎が多くなり赤ちゃんの冬季下痢症とか仮性コレラとか呼ばれていたものです。こちらは迅速診断があるので確定診断は比較的簡単ですが、診断できてもこれらに効果のある特効薬は残念ながらありません。ですから簡単にお腹の風邪と診断されてもその中味は千差万別ですから注意深く経過を観察して療養して下さい。


2月18日
例年はこの時期はインフルエンザの流行で賑わっていますが、今年は非常に流行の規模が小さくて2001年以来の小流行になりそうです。それでも地域や社会、学校によってはインフルエンザで学級閉鎖の報告が出ていますので流行の季節はまだだらだらと長引く可能性は残っています。でも、爆発的な流行は恐らく無いのではと思っていますがどうでしょうか?そこでタミフル服用後に飛び降りた報道がまた出ました。確かに服用者の実数は非常に多いから確率は少ないとは思いますが一応服用後の行動には監視が必要だと思っています。厚労省も現在までの専門科の意見としては因果関係は無しとしていますが、、、、新型インフルエンザが出現した時に一番頼りになるのはタミフルというに間違いはありませんから。
それよりも、今年の飛散予想が少ないと思われていた花粉症(スギ)が例年よりも10日ほど早く飛散が始まり、症状を訴えてくる人が多くなっています。気象状況も早春の様相ですからいつまで続くのかが今後の問題になるかもしれません。私が昔免疫・アレルギー班に所属していた時代には各種抗アレルギー薬の治験のお手伝いをしていましたが、その後この種の薬の開発はめざましいものがあります。スギ花粉症もあったはずなのにそれ程世間で騒がれていませんでした。時代の変化なのか地球の変化なのか植林事業の結末なのか分かりませんが早く根治療法が見つかって欲しいものです。減感作療法は今でも理論的には有望ですが皮下注射での治療には今もって抵抗もあるので舌下免疫療法が治験を終えて有効であって欲しいものだと考えています。スギの飛散が無くなる方が優先かな?
神奈川県の飛散予想は  このサイト  が面白いかもしれません。今年の異常気象は冬の小児科外来とは縁遠い状況を作りあげているようです!


2月7日
最近も新型インフルエンザが上陸した時の訓練が報道されています。もちろん鳥インフルエンザが今年も宮崎県をメインに発生していることを考えても新型インフルエンザの脅威が増していることは確かです!しかし、目の前の患者さんが迅速検査でA型インフルエンザと診断された時に新型ではないと言い切れるのか極めて難しい問題があると思っています。H5なのかH1やH2なのか大きな違いですが、衛生研究所に全て検査を依頼してはパニックになること間違いないでしょう!
それよりもタミフルの効能を負の情報含めて紹介(報道)して欲しいですよ!新型でもタミフルで何とかなるのでSARSと異なることを知ってもらわないと、、、


1月30日
今シーズン初めての平塚市の学級閉鎖がありました。隣の茅ヶ崎市でもインフルエンザと思われる学級閉鎖の報告がありました。例年に比べて遅い出足ですが、今後の流行の推移に十分注意して欲しいです。


1月23日
いよいよインフルエンザの報告が出はじめました!例年よりも遅いようですが流行の規模はまだ分かりません。人混みは注意ですよ!


1月16日

先週の感染症動向調査の結果報告がありました!平塚市に関しては水痘とおたふく風邪が目立ちますが、吐き下しの感染性胃腸炎(ノロ含む)も激減しインフルエンザの報告もありませんでした。この暖冬のためか外来はガラガラ状態です。


1月11日

今日は毎年恒例の医師会の新年会がありました。これは開業医が中心の医師会であってもお互いに顔を合わせることは専門科が異なると滅多にありませんから顔つなぎの側面もあります。また行政との連携も必要なこともあり市長をはじめ議会の長も来賓で来られます。県医師会や他の市町村医師会長も来賓として来られ薬剤師会や歯科医師会からも来られました。挨拶にあったのは医療はお金ではなく命に向き合う事だと言うこと!とかく財政や赤字だからとの理由で市民の健康を損なってはいけないと言う共通認識です。しかし、先の内閣からお金先行の姿勢に転じていることは悲しむべきです。病気になることとその人がお金を持っていることと全く無関係なのに財政上の問題で国はお金を残す努力だけを行っているように感じてなりません。誰でも安心して医療を公平に受けられるシステムをもっと考えて欲しいものです。
いろいろな意見を聞く良い機会でもありました!


1月5日

年明けの診療が始まりましたが、今のところ平穏な状況で感染症も一休みの状況です。年末の動向調査と休日診療所の傾向から水痘とおたふく風邪が潜伏期が2週間と長いのでようやく発病してきた患者さんが残っているようです。インフルエンザに関してはまだ少ないようなので予防接種もまだ間に合う可能性があります。


1月3日

毎年恒例の正月の休日急患診療所に勤務してきました。今年の患者さんは過去自分の経験上最少人数でした。在宅診療が無かったので小児科を2人で行ったことを除いても通常の日曜日以下に思えました。吐き下しのノロらしき人とおたふく風邪と溶連菌感染症が多少目立ったでしょうか?インフルエンザを思わせる症状の人は居なかったので検査も行っていません。その様なわけで、のんびり出来た正月の休日急患診療所の様子でした!!


007年(平成19年)1月1日

様、

今年もよろしくお願い致します。
また、皆様にとってよい一年であることをお祈り致しております。