12月28日/2008(平成20年)

今日は休日夜間急患診療所に勤務してきました。年末年始の体制初日にもなりますので、どの位混雑するのか心配でした。おまけに今日は耳鼻科と眼科もある日なので、、、、
小児科に関しては前回の出動日の方が圧倒的に多く、本日は肩すかしの63名でした。そのうちインフルエンザはA型6名、B型3名である保育園児の3歳、4歳児の他は小学生が主体で7,8,11,11,11,12,で中学生14歳と10歳以上が大半でした。学校の分布は市内全域に渡っているようです。今年最後の出動が忙しくなく終わってひとまず安心しました。吐き下しの胃腸炎が少なくなってきたお陰かもしれません。久しぶりの昼間だけの勤務状況でした!


12月17日

今日もニュースでインフルエンザ予防接種の現場を映した?資料映像が流れていました。その全部ではありませんが注射のやり方が筋肉注射を行っている映像に思えてなりません。上腕でも肩に近い方で注射針も直角に突き刺していますから筋肉注射だと思います。通常、インフルエンザワクチンの予防接種は皮下注射で上腕伸側の下1/3付近が適当であるとガイドラインにも記載してあるのですが気になってなりません。別の筋肉注射の映像を流しているのか?接種部位を知らない医療現場の映像を流しているのか?


12月16日

先週の感染症情報が出されています。いよいよインフルエンザが平塚市でも増えてきたようですがまだまだ数は少ないようです。年末休暇になると一時的に数字は減少するのであともう少し頑張って罹患しないようにしたいものです。実際には吐き下しのウイルス性胃腸炎が圧倒的に多いので手洗いは重要な予防手段ですよ!12月になると来年度の予定もそろそろ考えなくてはならない時期になっています。平塚市医師会の会長さんも交代の意向を出されたし何かとせわしい年末になりそうです。先週は平塚市議会が行われ医療関係の質疑もいくつかありました。小児科にとって大きな事は小児医療費助成対象年齢の引き上げがはかられたことです。他の市町村では小学校6年生まで助成対象になっているところもあるので平塚市の小学校3年生までの手当は中途半端のような気もしますが一歩前進に間違いありません。国や県の助成の改正があって追従という形には少々残念ではありますが、長年要望してきたことでもあり有り難いことです。次年度はHibワクチンや肺炎球菌ワクチン等の助成をお願いすることにしましょう!


12月9日

本日は夕刻から県医師会の会議と予防接種講演会があったため休診になり申し訳ありません。昨年までは加藤達夫先生のお話でしたが成育医療センター総長になられたこともあり、本年からは横浜市立大学教授の横田俊平先生の話になりました。麻しんとインフルエンザの脳症、鳥インフル、新型インフル、Hibワクチンに絞った内容でした。特にインフルエンザ脳症については国の研究班の中心メンバーなので興味深いお話が出ましたが、その他の内容は確認作業になったでしょうか?
今までも何故かと感じていた点ですが、鳥インフルエンザに感染して死亡するのは若い人が圧倒的に多いことです。従来のインフルエンザでは高齢者の死亡率が高いと言われているのに、何故若い人なのでしょうか?誰も結論を出していませんが、初期免疫応答に高齢者が優れているとは考えにくいので鳥インフルとは言っても何らかの免疫が高齢者にあるのでしょうか?だとすれば今のワクチンを沢山接種している人は鳥インフにも効果を期待したくなってしまいますよ!それでから新型のインフルエンザが出現したときに抵抗できるのは、果たして若い人なのか高齢者なのか?発生初期には注目したい一つです。


12月7日

月例の休日夜間急患診療所に出かけてきました。このところの混雑は余りなかったと言う情報に期待していましたが、現実には非常に患者さんの多い一日になりました。このような感想が多いので今年度の多かった順番を大まかに調べてみました。何と昼間の診療人数の第2位から5位までが自分の当番の日で、夜間のトップ3はすべて自分でした。昼と夜間通してのトップ2も自分なので、自分の出動日は大混雑になる確率が非常に高いようです。本日は83+39で122人となっていました。
疾患の内訳は、圧倒的に吐き下しの急性胃腸炎が増えていますがおう吐回数も4〜5回と極端に多くなく、ノロウイルスらしい家族内発生は数名にとどまりました。インフルエンザの検査も数名に行いましたが小児ではゼロ、内科で1名A型が出たようです。徐々に冬の感染症らしくなってきたようですね!


12月3日

11月25日にリンクした新型インフルエンザの解説でもおわかりのように現在はいろいろ対策をたてて検討中です。最新の「行動計画」と「ガイドライン」の案が11月28日に出されて広く意見を募集して来年になると決まることになるかと思います。とりあえず今の案で現状を推し量っていただきたいのですが、流行状況の定義を今回から前段階から第1〜4段階とシンプルに分けました。WHOのフェーズで示した分類よりはわかりやすいと思いますが、内容にはまだまだ詰めるところが出てきそうです? こちら


12月1日

いよいよ師走になりました。今日のNHKニュースで進まぬ麻しんの予防接種が報道されました。いろいろ広報に努めても全国放送の威力を思い知っているだけに期待も出来ますが、9月までの接種率のまとめが出てあまりの低さに驚いた人もいるでしょう。中学1年生で約50%で高校3年生では40%前後になるでしょう(平塚市では各50.8%と35.8%でした)。このインフルエンザワクチンの接種時期に報道されても本当は遅いのですが周知してもらうのには大賛成です。中学校でも案内が配布されたし、4期接種も大学入試に必須となれば今後駆け込み接種が期待できるかな??
これと同じく本日から予約開始になったHibワクチンのニュースも流して欲しいですね!


11月25日

インフルエンザ予防接種が佳境に入っています。接種希望者の中には最近新型のインフルエンザが流行するとの報道で心配になったので接種に来た人もあるようなので一言!今、接種しているワクチンで新型のインフルエンザに効果はありません。ないはずです!でも、新型がまだ顔を見せていない現在本当に効果がないのかは推測でしかものを言えないのも真実ですが、、、、
では、新型インフルエンザとはどのようなものなのか厚労省でHPサイトを立ち上げていろいろな情報を集めていますので興味のある方はご覧下さい。 こちら


11月23日

本日は休日急患診療所勤務です。連休の初日なので終日混み合っていました。今年から第2、第4日曜日は眼科と耳鼻科も昼間の診察が始まっていますが、その第4日曜日なので小児科と内科と外科の合わせて5科体制です。そのためかカルテが回ってくるのが遅いのと受診する人が受け付け終了間際に殺到するので最悪の展開にも思えました。朝の9時開始で午前は12時半過ぎまで、2時から5時半過ぎまで診察がかかり結局81名の受診者でした。内科と耳鼻科が約30名後半代で外科が20名後半ですからやはり小児科が多いです。病気の内容は圧倒的に発熱、咳、鼻水のパターンと一部喘鳴を伴う人もありました。また、午前にはおう吐と下痢も目立ちましたがノロウイルスかは感染状況から判断できません。夜間は7時から開始して40名でしたから合計120名強の受診者です。
途中の休憩時間もなくあっという間に過ぎ去った一日の勤務でした。


11月21日

気がつけば1ヶ月近くも更新していませんでした。外来が平穏と言うこともありますがさぼり癖が出てきたようで申し訳なく思っています。この間の出来事をまとめて書くのもはばかられるのですが毎月の行動は休診情報にも書いてありますので差し控えましょう。
さて、ずいぶんと寒くなって今はインフルエンザの予防接種でだいぶ混み合ってきています。この予防接種はいろいろと書いてきた経緯もあるので現在話題のワクチンを簡単に記載していずれ詳細なお知らせでも出したいと思います。
話題1は肺炎球菌ワクチンを公費負担で行いたいと言う運動が全国的に広がっています。特に、インフルエンザに感染した後の2次感染で肺炎になる危険性が高い高齢者への接種が検討されています。すべての肺炎の原因になるわけではありませんが肺炎球菌は一応ワクチンがあります。基本的に高齢者へ1回接種になりますが(高齢者でなくても良いのですが)ここ数年で自治体が費用の一部を負担してくれるところが増えています。平塚市でも先の議会で質問がありました。今すぐ援助が得られるわけではありませんが自己負担でも行いたい人には検討に値するワクチンだと思います。
話題2はパピローマワクチンです。と言っても何のことかわからないかもしれませんが子宮頸がんを引き起こすウイルスに対するワクチンです。このワクチンはもちろん女性に限りますが成人の女性に行ってもすでに時遅しでありまして性生活が始まる以前に接種する必要があると言われています。そうなると小学生〜中学生が対象になると考えられていますが、具体的にいつから接種が出来るのかまだ詳細は分かっていませんし公費で負担をと言う願いもずいぶんと出てきています。いずれ詳細が判明するでしょうからいろいろなニュースに耳を傾けていて下さい。
話題3はHibワクチンです。これはヘモフィルス・インフルエンザ菌タイプBのアルファベットを略してHib(ヒブ)と呼んでいますが、ウイルスのインフルエンザとは別の病原体で重症の髄膜炎や喉頭蓋炎の原因になっています。特に子どもの重症感染症を引き起こすため世界では100を超す国々がこのワクチンを接種していますが日本では遅れに遅れてようやく来月12月から使用できるようになりました。しかし、多くの国ではいわゆる定期接種で行われていますが残念ながら日本では自己負担でしか接種できないのが現状です。全国を見回すと一部の自治体では公費で一部を援助するところもありますがまだ少数です。投与方法は、生後2〜3ヶ月から開始して4(3)〜8週間の間隔で3回接種しおおむね1年後にもう1回接種するものですからDPT(3種混合ワクチン)とほぼ同じやり方になります。従って必要とあればDPT接種時に反対側の腕に接種する同時接種も認められています。開始年齢が7ヶ月以上1歳未満の場合には初回免疫を2回で追加を1年後に1回、1歳以上5歳未満だと1回のみの接種になります。通常4回の接種にかかる費用はばかになりませんので多くの小児科医が公費による援助を願っているワクチンでもあります。商品名を「アクトヒブ」と言いますが、厳しい日本の基準に合わせてフランスで特別に製造して日本へ運んでくるためワクチンの本数は少ないものと予想されていますが、需要が高まれば生産量もいずれは増えると思います。12月の発売後は予約しての接種が続くと思いますがいろいろな情報に注意しておいて下さい。

以上簡単に最近の話題を簡単に書きました。これから更新をまめに行って情報をお伝えしようと思います。


10月27日

昨日大学のOB会に出席して思ったこと。千葉県内に救急を扱う産科と脳外科が同じ場所には無いのではないかと言うこと。確かに産科は特殊ですから交通事故などを扱う救命センターに産科はありませんし、脳出血や心筋梗塞等脳血管障害を扱うセンターにも産科はありません。今回の東京の事例でも最初から連絡が脳外科と産科を準備するようになっていたら呼び出しての対処方法は可能だったかもしれませんが常時控えておくのは大変なことです。極端に言えば妊婦さんが交通事故で脳外科に整形外科に眼科に耳鼻科に関係する外傷を負って生まれる子供もまだ30週と未熟で新生児科も必要という状況だったらどうするのでしょうか?この医師不足が叫ばれている現状で夜間の稀なケースまで想定しての体制づくりは非常に困難を伴うと思いますが何とか良い知恵を出し合って今回の事例を無駄にしないようにしなくてはいけないでしょう!多科にわたる難しい事例はいわゆる大病院でしか対処出来ないのですから、、、、東京以外になれば事態はもっと深刻ではないでしょうか?


10月24日

医師会の理事会でいろいろ協議。特に夜間診療所の出動医確保のための話し合いやご高齢の先輩医師への問題やら報告事項以外の協議も活発に行われました。


10月22日

平塚市小児科部会の幹事会で報告事項と協議事項。この時期恒例の幹事会ですが、県小児科医会や湘南小児科連合懇話会での情報を皆様に報告し講演会の内容を検討しました。話し合うことは予防接種や講演会、小児科医不足問題に起因するいろいろなことになります。


10月21日

午後は県医師会で休診になりました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。医師会行事でも本日のは臨時代議員会ですから直接に患者さんに反映できる内容でもないので、、、、、複雑な気持ちです。
でも、間接的には患者さんのためにいろいろな事を医師会が行っているのを承認し予算を承認するのですから、誰かが犠牲になって行わなければ行けない重要な仕事でもあります。
本当に県医師会の役員さんも多大な犠牲の上になさった仕事でもあり出席する各郡市医師会の役員さんも自分の時間を犠牲にして出席しているのですからご理解を願いたいです。多くの開業なさっている先生には無関心で診療に専念できてうらやましい限りと思っているのです。


10月19日
毎月出かけている休日診療所情報になります。今回は予想に反して患者さんは少なく昼間は50人ほどで夜間も20名ほどと風邪のシーズンとしては一息つけました。反対に外科が繁盛しており、4月に移転してからは外科のニーズが非常に高くなっているようです。本日は健康フェスティバルも開催されていたので外傷が多かったのかもしれませんが他の日の多い原因はわかりません。
小児科に関しての内訳は喘息発作、蕁麻疹、中耳炎が目立った病気のようですが、皮膚科と耳鼻科も子どもであれば小児科医の範囲とも言えますからね!


10月16日

午後からは定時の休診ですが、3歳児健康診査に保健センターに出向いてきました。当院の診療時間体系から通常の休み時間に健診に出向けないのが悩みです。従って休みの日に集中してしまう結果になりますが、他の曜日に開催される公的な仕事には休診にせざるを得ません。まことに申し訳ありません。で、夜間には湘南小児科連合懇話会なる名前のごとき湘南地区の小児科の代表が集まる会が藤沢でありました。個人的にはこの会は不要にも思えるのですが、先輩の先生方が地域の懇親を願って作った会ですから代表して様子伺いをしてきました。


10月14日

県医師会の公衆衛生委員会が定期に行われました。しかし、いつもと異なってテレビ会議で行われました。県内の各医師会の拠点に出向いてネットで会議を行うもので横浜まで出かける必要がないので有用な手段の一つになります。個人的に言わせてもらえば休診にせざるを得ない状況には何ら変わりはないので無機的な会話よりも実際に集まった方が現実味があって良いのですが、津久井郡や足柄上郡等の遠方であればうれしい手段になりますね。今後の課題は新型インフルエンザ対策になってくることは明白です。平塚市でも対策を進めないと、、、、、でしょうか?


9月25日

今日は保育園の定期の健康診断がありました。0歳児や1歳児は寝ているまま聴診器を当てますが、殆どの赤ちゃんはうつ伏せか横向きになって寝ており、この姿が人間の自然な姿ではないかと改めて思いました。これは無理にうつ伏せにしているのではなく自然になってしまうのです。うつぶせ寝が突然死と関係あるのではないかとのことで避けるように叫ばれていますが本当はどうなのでしょうか?と一瞬考えてしまいました。裸足で並んでいる子どもを診ていると外反母趾の子どもも見逃していることに気がつきました。次回からは幅広く診察できるように心がけましょう!


9月24日

神奈川県小児科医会幹事会が横浜で行われました。7時から始まるので診療時間に影響が出て申し訳ありません。出来るだけ休診は避けたいのですが、自分が出席しないと小児科医療に関する報告が平塚市の小児科の先生にも伝わらないので避けて通れません。
今回はMRワクチンの接種率に関する報告と日本脳炎ワクチンの動向が報告され参考になりました。新しい日本脳炎のワクチンの目処はまだのようで旧ワクチンの供給にも限界が見えてきて来年度分の70万本で尽きてしまいそうです。Hibワクチンの販売が12月頃にということもお聞きしましたが、公費負担での接種が難しい現状では導入の方法が難しそうです。
横田俊一郎会長がITにも積極的なので、各地域で行われる講演会や勉強会の日程を共有しようとの運びになりました。とても良いことなのでうまく機能してくれることを祈っています。


9月21日
最近は休日診療所の様子報告になってしまい申し訳ありません。今日は先月と異なって発熱を伴い咳や鼻水も一緒といういわゆる風邪が増えてきました。昼間は50名ほどで夜間も30名ほどとだいぶ様子が変わってきました。川崎病疑いと食物アレルギー(アナフィラキシー)疑いを二次病院にお願いしました。
毎年運動会が多いこの季節は季節の変わり目で、喘息発作も増えるはずですがそれほど多くありません。患者さんが増えてくると施設が広くなった分スタッフの運動量が増えて大変のようです。


9月1日

昨日は休日夜間急患診療所に勤務してきました。今回ほど暇な勤務も珍しいほどで、外科や内科の方が忙しかったことと思います。具体的には午前中に9名、午後22名でちょっと増えましたが夜間は9名と一桁の患者さん数はあまり記憶がありません。本当に心配で入院が必要そうなのは急に立てなくなった幼児で、ほとんどは発熱だけの子どもでしたしいわゆる夏風邪も少なくなっているようでした。


9月1日
夏休み期間中は毎年のことながら小児科にとって暇な時期に当たります。前回の記述から1ヶ月以上も情報が途切れて申し訳ありませんが相変わらずの医師会関連の会議等地域活動もありました。
自分自身の夏休みも初めての旅行に費やしました。休み明け早速、8月20日にはすくすく子育て教室でしたが限られた時間で簡潔にお話しするのは非常に難しい試練です。


7月22日

毎日の猛暑で熱中症の報道も続いています。環境省が熱中症のマニュアルを作っているようなのでご参考下さい。なんせ熱が出ると「熱中症でしょうか?」とすぐに問われるのですが、日中外で遊んで夜間になっての発熱では通常は無関係ですね!  マニュアルは こちら


7月20日

連休初日に終日休日夜間急患診療所に勤務してきました。梅雨が明けいわゆる夏風邪が一気に広がってきたようで、朝の9時から夜の10時半までほとんど休憩時間もなくあっという間に1日が過ぎてしまいましたよ!午前中は受付終了間際の11時20分まで20数名とのんびり出来ていたのに、そこから30名のカルテが出てきてゆっくりとお話しできない危機的状況になり1時半頃までかかってしまいました。急いで昼食をとって2時から午後の診療開始して5時頃まで連続診療して昼間帯は80名の患者さんになりました。内訳は手足口病が圧倒的に多くヘルパンギーナが続き、発熱のみの夏風邪らしき症状がほとんど。水痘やおたふくはぽつりぽつり。吐き下しや溶連菌感染も意外に少なかったです。1時間ほど休憩があって夕食をとって7時から夜間の部。50名ほどの患者さんで夜は0歳児が多くなってきた気もしますし、本日から発病の子供が多いです。しかし、考えてみると昼間は数日前から発病の人がけっこういて、、、、、。本日のメインは1〜2時間泣きやまない赤ちゃんがソケイヘルニアでした。見逃しが怖い病気の一つですがおむつを下ろしてすぐに判断できすぐに整復できたので助かりました。


7月16日

今夜は年に一回の小児科部会総会と講演会が行われました。今回は食物アレルギーの第一人者である海老澤元宏先生をお迎えして8時半すぎるまでの濃密な内容で、小児科部会以外にも栄養士さんや調理師さんも聞きに来られたので大盛況でした。自分は何もしていませんが何故か終わるとほっと一息になってしまいます。部会長としての挨拶は「この一年間の小児科を取り巻く出来事で、特に麻しんに関してのお話と新保健センター開設、医師会活動と言うより健康診査や休日診療所へ参加する小児科医が減少してしわ寄せが来ていること。」だったと思います。一昨日にも移動理事会で大蔵市長さんに直接お願いした麻しんの予防接種広報へは今回も触れたつもりです。
食物アレルギーへの認識は様々ですが、今回の講演である程度の共通コンセンサスが得られたものと思われ書物も部会で購入することにしました。
端的に講演内容を言いますと、0歳児でかゆみを伴いステロイド抵抗で2ヶ月以上遷延する湿疹はアトピー性皮膚炎が多く、約半数に卵白アレルギーが認められる。除去することで短期間に改善がみられる。診断は負荷試験によるべきで採血によるIgE抗体検出だけでは間違う可能性がある。小学校年齢でアトピー性皮膚炎の食物アレルギーはほとんど無くなっている。一般診療所で負荷試験を行っているところはないので、結局は病診連携(病院と診療所)しないと厳密には難しい!と言うことになるでしょうか??


7月15日

忘れない間に、平塚市周辺の麻しんの27週までの詳細情報を追加しておきます。

年齢 患者数 予防接種歴
無し 不明
0歳
1〜4歳 10 10
5〜9歳
10〜19歳 23 12
20〜29歳 34 15 17
30歳以上 19 15
合計 89 43 40

どう考えても平塚市では20歳以上の比率が高いようですが、全国的にも神奈川県的にも10代が一番比率が高くなっています。


7月11日

ついでながら麻しん風しんワクチンの第3期、4期に関しての厚労省と文科省からの報告も出ています。予想通りといいますか接種率が悪いので夏休みを前にもっとPRして接種してほしいと言うものです。
遅まきながら?(個人レベル?で)健康課へも教育委員会へも夏休み間の接種推進を進言してきましたし、学校における麻しん対策ガイドラインにも書いてあるので何らかの手だてを行ってくれるものと祈っています。
ちょうど5月に行われたポリオの接種率が大体92%と高率でした。最後のポリオ患者さんが1980年とすでに日本は絶滅宣言を出している幻の病気にこのように高率な接種率。今年の神奈川県だけで3,300人以上、平塚市だけでも100人とアメリカ全土の1年分、カナダの数年分の患者さんが出ている麻しんの接種率は5月分までで、中学1年相当の3期で38%弱、高校3年相当者では22%弱しかありません。入学前に行う第2期についても19年度の1年間の全国平均は88%(平塚市は84%程)と目標の95%にはほど遠い状況です。

何故にこれほど嘆くのか?麻しんは原則として人から人へと感染してウイルスが生き残っていきますが、人間の世界で予防接種を広く行うことで絶滅できる病気と考えられています。先進諸国では年間発生数も数十人と制圧されてきていますが、アフリカや中東、インド、インドネシア半島、日本では汚染地域となって麻しんを輸出していると考えられています。全くもって恥さらしの日本なのです。このような認識を医師の中にも持っていない人がいるようなので、ポリオを先に行ってからと言う指導がされているやにきいています。どのようなPRが必要なのでしょうか?アメリカでは麻しんの予防接種を行っていないと入学さえ断られる環境にあるようで、接種率が96%位一発で出てしまいます。2回目の接種でも91%以上と聞いています。日本でも麻しんの接種を行わないと小学校へ入れないとか3期を行わないと進級できないとか位の強硬手段でも必要なのでしょうか?予防接種反対論者もいることなのでどうしても遠慮がちなPRが目立ってしまいます。学校現場で麻しん患者さんが一人でも出ると大変で、数人出たら間違いなく学校閉鎖になって潜伏期間の10日〜12日程閉鎖になり教育現場に多大な混乱をもたらすのは必死です。なのに、どうして学校関係者からの声が聞こえてこないのでしょうか?嘆きますよ!ニュースを見たら神戸大学が一部休講になった模様、、、、、、


7月11日

相変わらずのおさぼりで失礼しました。
忘れかけていたタミフルの副作用に関する報告がでましたので今の間に掲載しておきます。

異常行動との関連見られず タミフルで厚労省疫学調査 「10代中止」の要否検討へ

 インフルエンザ治療薬タミフルの服用と、飛び降りなど異常行動との関連を検討する
厚生労働省の専門家作業部会が10日、非公開で開催され、「服用と異常行動の因果関
係は見られなかった」などとする、同省研究班が実施した2つの最新の疫学調査が報告
された。
 結果は今後、タミフル販売元の中外製薬が実施した臨床試験や動物実験の結果ととも
に、同省の安全対策調査会に報告される。調査会はこれを受け、2007年3月から継
続している10代患者へのタミフル投与の原則中止を、見直すべきかどうか検討する。
 調査の一つは、06―07年の流行期にインフルエンザで医療機関にかかった18歳
未満の患者約1万人が対象。
 タミフル服用者約7500人のうち、服用後に異常行動がみられたのは12%だった
のに対し、服用していない約2200人でも13%に異常行動があり、服用の有無で異
常行動発生率に差はなかった。
 もう一つは、07―08年の流行期に全国の医療機関から報告された、インフルエン
ザ患者の異常行動に関する分析。突然走りだすなど危険な行動を起こした41人のうち
、約3割がタミフルを服用、約6割は服用していなかった。10代の14人は、いずれ
もタミフル非服用者だった。
 10代への投与中止以前と以後で、異常行動の発生率はほとんど変わらなかった、と
の結果も報告された。
                                 [共同通信]

新聞などに報道されていますのでご存じかと思いますが、データ解析の詳細な結果を知りませんので今後の扱いにも情報を追っていきたいと思います。


6月20日

長いこと情報をアップ出来ず申し訳ありません。この間には県小児科医会幹事会や県医師会公衆衛生委員会、湘南小児科連合懇話会等色々な組織の会合もあったのですが広くお知らせ出来る情報も思い当たりませんでした。最近話題にしているMRワクチンについて思いは色々あるにはありますが、、、、
本日神奈川県の麻しん状況が衛生研究所のほうから出されました。TOP頁に最新の情報にリンクさせてあるのでご覧下さい。神奈川県は日本の中でもダントツの麻しん流行県でしたが、横須賀に引き続き横浜でも随分と少なくなって、北海道や千葉県に抜かされるまで減少してきました。でも、でも、平塚市は、、!!!
本日の新聞でご覧になったかとおもいますが、県教育委員会の発表によると、平塚市の平塚工科高校を20日から29日まで臨時休校になりました。同校は9日から11日まで1年生を学年閉鎖にしていましたが、その後も麻しんの感染が止まらず、19日1年生6人、2年生3人が麻しんで欠席し、他にも1年生10人、2年生3人、3年生1人が麻しん感染の疑いがあることで休校になったとのことであります。誠に残念なことで、来年以降の早期予防接種の徹底を今からでも働きかけないといけないでしょう。学校活動と予防接種の天秤となり、本人も親御さんも学校関係者も予防接種の方が軽いと考えているのでは???


6月3日

あっと言う間に梅雨になってしまいました。一昨日は好天でしたが休日急患診療所に終日勤務してきました。この日の人数は昼間が40名強で夜間が20名強と少なかったのですが疾患の傾向としては胃腸炎が多かったようです。特に運動会の行われていた小学校も多かったようですが、ある小学校からの吐き気と下痢が続いたのに途中から気付きました。でも食事を介しての胃腸炎ではなかったように思えます。水痘も多かったようです。
さて、先週の感染症動向調査結果が出ましたが水痘が非常に増えているようです。インフルエンザに関してはコメントできませんが検査を熱心に行うとまだ残っているのかもしれませんね。麻しんの報告は3名だったようでどうやら平塚市周辺でも下火になってきたと思いたいです。
5月に集団で行われていたポリオの集団接種も終わりました。新保健センターを見学がてらに訪れた人が非常に多かったようで他の会場では空いていたようです。会場には1歳になったばかりでポリオに訪れた人が何人かいました。一応感染状況を説明しましたがせっかく来たのでポリオを受けて4週後に麻しん風しんを受けますと言う人が多かったようです。まあ、麻しんの流行が下火にも思えるので強くは言いませんでしたが、かかりつけの先生がもっと流行に敏感になって欲しいと感じました。日本で最後のポリオ患者さんは確か1980年です。日本の所属する西太平洋地域でWHOはポリオの絶滅宣言を出しています。要するに現状では直ちに感染する恐れの最も少ない疾患です。なのにこの流行危惧真っ最中の麻しんより優先に勧める医者がいようとは思ってもいませんでした。言い方が悪いかもしれませんが、ポリオのワクチンを飲んでのワクチン由来のポリオ患者さんだけが出ている現状を考えれば、ワクチンを飲まなければポリオにならないと言う皮肉な現状なのです。


5月22日

今日発表された麻しん情報では神奈川県の流行も下火になってきたようですが平塚市はまだ安心できません。
20週までの平塚保健福祉事務所管内のまとめを出しておきます(非公式なので暫定数値)

年齢 患者数 予防接種歴
無し 不明
0歳
1〜4歳
5〜9歳
10〜19歳 21 12
20〜29歳 32 13 17
30歳以上 15 12
合計 78 37 36

5月14日

このところの話題が同じになってしまいます。たまたまちょこっと見たNHKのホットモーニングで予防接種のことを話題にしていました。Hibワクチンと麻しんについてでした。直ぐにリンク切れでしょうが こちら
Hibワクチンの重要性は言わずもがなで、番組で紹介したように世界中で採用は100カ国以上で採用していない国はほとんどありません。いずれコメントしますが公費負担で行う必要があるワクチンの代表です。でも、認可されても発売は遅れて公費負担は見通しさえ立っていません。情けない、、、、
で、もっと驚いたのが麻しんの話題だったのでてっきり日本の流行の4割を締めている神奈川県の話題かと思っていたら、沖縄の取り組みの紹介でした。沖縄では「麻しん0作戦」でようやく麻しん患者さんが0になったと思ったら、また患者さんが出てしまった。さて大変と保健所や健康課が必死になって2名の麻しん疑いの患者さんに電話して行動調査を行い誰から何人がどこで感染したのか追及していました。そして学校関係者含めて急ぎ集団で三期と四期の予防接種を行って接種率を60〜80%?位に達成してしまいました。目標は95%接種で再び行う予定だったと思います。確かに本土から持ち帰った麻しんで宮古島のように海で囲まれた土地ならではありますが、調べてみると本年度の沖縄の患者数は22名(神奈川県は2,707名)でした。感動したのは行政の人々が熱心で医師の出番がごくわずかにみえたことです!いまさら神奈川県で患者さんの感染経路探ししても焼け石に水かもしれませんが取り組む姿勢は見習いたいものです!


5月9日

恐れていたことが徐々に現実になり始めています。もちろん平塚保健福祉事務所管内における麻しんの流行です!本日発表があり20名も新規麻しん患者が報告されています。こちら
詳細な状況は還元されていないので分かりませんが、徐々に患者さんの年齢が下がってきているように思えます(他の市町村と同じになってきたよう)。
ワクチン未接種者に緊急接種を行う準備があるか健康課に打診してありますが、恐らく予算的に難しいだろうとのことでしたが、、、、、流行次第かな??

年齢 患者数 予防接種歴
無し 不明
0歳
1〜4歳
5〜9歳
10〜19歳 14
20〜29歳 27 11 14
30歳以上 14 11
合計 63 29 31

5月5日
連休中の休日夜間急患診療所に勤務してきました。まあ、いろいろバラエティに富んだ一日で昼間は85名前後に夜間は25名前後の小児科の患者さんが集まりました。病気の特徴は、、、、、、水痘、溶連菌感染症(非特異発しんだけも含む)、吐き下し、が目立ち熱を伴う上気道炎は相変わらずの定番。皮下嚢腫の感染??や吐き気と腹痛でも側腹部中心で検尿で潜血と蛋白出現の腎炎??の2名を2次病院へ送りました。
そして、同じ診療所通院中だった典型的な麻しん2名(10歳と5歳)が発しん、コプリック斑、カタル症状、予防接種未接種、があり同居叔父の麻しんから感染したものと思われます。いずれも菫平居住者なのでこの地域は今後要注意でしょう!それにしても診察時間が長くなったので疲れますねぇ!


4月23日

またまたぼやきです!当HPのトップにリンクしてあるのでお分かりのように、県感染症情報センターの麻しん情報の更新が4月11日以降途絶えています。
患者さん情報によると平塚市でもK高校で麻しんが数名発生しているようで、当院でも修飾麻しんの可能性があるので検査を行っています。臨床症状はほとんど発熱だけで経過していて発しんがでて怪しくなった状況。近隣で発生しているのが分かれば対処の仕方が異なるかもしれないのに、あいかわらず情報は一方通行に近く、法律改正の弊害ばかりが目立ちます。国や県レベルでのんびりと?統計を取るには良いのかもしれませんが最先端では何とかしないと、、、、、


4月21日

昨日は休日夜間急患診療所に終日勤務してきました。新しい場所で駐車場も広く内部も綺麗になって気分一新ですが診療時間が長くなって疲労感は増すようです。さて、恒例の病気動向ですが、喘息の発作が一番目立ちました。天候は晴れていたのですが最近の天候不安定が影響しているのでしょうか?感染症ではまだA型インフルエンザに罹患している一家がいました。どうもD幼稚園で他にもいるとの当家族の話でした。溶連菌感染症や水痘も複数来院されました。耳下腺炎や突発性発疹等の動向調査に載せる疾患もまんべんなくみられた一日でした。新しい施設なのでいろいろ点検を行って防犯、防災含め体制の整備状況など検証してきましたので今後に役立てたいと思います。先日は麻しんの発生もあったようですが今回はありませんでした!


4月12日

前回嘆いたのが聞こえたのか、麻しんの全数還元報告がまとめて出ました。この間、腹をくくって「どうにでもなれっ!」の心境でしたが、幸いなことに平塚地域での報告は横ばいか0人で増えてきませんでした。神奈川県全体でも減少傾向にあるようです。麻しんが流行した地域が連続して流行することは考えにくいですから、昨年多かった川崎や相模原は今年は少ないようです。反対に横浜や鎌倉は今年は多かったようですが平塚地域は昨年も今年も余り目立ちません。と言うことは、近々に流行が迫っているとも考えられるのですよ!マスコミが伝えてくれないのなら学校経由で対象者に早急に予防接種を呼びかけるしかありませんね!せっかく始まった対象者の中学1年と高校3年相当の人は夏休みにでも受ければよいと気楽に考えているようなので、緊急事態に相当する事を知らせないと手遅れになってしまいます。
読売新聞神奈川板(4/11付)には流行状況を知らせるニュースが出ていますので読売読者は理解できているのかな? 新聞記事はここ

第14週までの平塚保健所管轄地域の麻しん患者のまとめ

麻しん患者年齢 人数 ワクチン接種歴
不明
0歳 1名
1〜4歳 2名
5〜9歳 0名
10歳台 5名
20歳台 17名
30歳台以上 6名
合計 31名

現在までの所、ワクチン未接種の成人が平塚地域の中心になっているようです。しかし、他の地域の傾向を当てはめると10歳台も今後要注意です!!
また、抗体があるのか検査して無かったらワクチンを勧められている人が来られます。理論的には正しいようにも思えますが、たとえ抗体があったとしてもいつまで防御レベルにあるのか分からない訳ですから、新たにワクチン接種を行った方が賢明だと思いますよ!抗体の検査には中和抗体法(NT)が防御レベルの把握には適しているでしょうが、補体結合(CF)抗体は直ぐに消え失せて不適、HIもサル赤血球の不安定、酵素抗体法でIgG抗体で有無が判っても防御できるかまでの具体的数字は不明なことで絶対というものがないからです。(SRLではワクチン接種目安をIgG(EIA)は5〜8あたりとしているようです)


4月4日

さて、麻しん風しん予防接種の第3期4期が始まりました。春休み中に接種しに来院される人がいるのは嬉しいことですが、神奈川県で麻しんが流行していることを知っている人がほとんどいないのには驚きです!昨年は大学の休講が続き東京の流行がメインだったこともあってニュースで繰り返し流されていたのでみんな知っています。でも、今の神奈川の状況は全く知りません。報道の威力には改めて驚かされますが、本日神奈川県感染症情報センターより最新の麻しんの情報が出ました。しかし、ここ2週連続して詳細な報告が削除されています。恐れていた通りで地元での流行状況がかすんできました!平塚保健福祉事務所管轄での患者さんの年齢や予防接種既往の有無は今までは遅まきながらこちらで整理すれば分かったのですが、今では単に一週間に発生した人数しか分かりません。
何のために全数報告の制度になったのか理解できていないようです。。平塚地域で25人発生段階では0歳1名、4歳1名、10代3名で20歳以上が20名と成人の発生が多くてその多くはワクチン未接種と理解していたのですが報告が無くなり分からなくなりました。確かに患者数が大量になり一度に掲載するのが大変になったのは理解できますが、分割して報告すれば問題ないのに困ったものです!もし、平塚地域まで川を渡ってきたら直ぐに対処してくれるのでしょうか?
現在平塚地域の報告総数は38名にまで徐々に増えています。 こちら


4月1日

さて、何事も新しく始まる今日ですがどうしてエイプリルフールなんて出来たのでしょうか?混乱の元ですよね!
さて昨日書いたように新保健センターが動き出しました。健康課の施設はどれも綺麗で立派ですが医師会の備品はお古が多く倹約しているように見えることでしょう!


3月31日

毎年の事ながら31日は年度末にあたり最後の○○になることがあります。明日からは新年度で新しく始まることが沢山ありますが、身のまわりのことでは医師会事務所の移転と休日夜間急患診療所の移転(並びに健康課も、、、)と物理的な変化があります。また、今日まで駆け込みで来られた第二期麻しん風しん混合ワクチン接種の最終日で、明日からは第三期第四期の中学一年生や高校三年生対象が始まります。個人通知になるのですが記載されているように4月から6月頃までに出来るだけ接種して欲しいので忘れないで下さい!
さて、上記のリンク先も変えましたが休日・夜間急患診療所の場所や案内も出来ましたのでご覧下さい。 ここ


3月25日

神奈川県で麻しんが流行しているのはニュースでも流れた通りですが、昨年首都圏の大学が休講になり騒がれた時に比べて少ないと思っている人が多いようです。集計方法に違いはありますが、少なくとも神奈川県に関して言えば昨年どころの流行状況ではありません。本日発表された合計罹患者数は1,608人と笑ってしまうほど全国のトップを独走しています。このまま流行が続くと恐ろしいことになりそうですが、幸い平塚市はまだ少ないようですが迅速な地元情報が無いので心配です。



参考までに昨年の流行騒ぎで各医師会が協力して全数報告した時の7月10日までの人数を掲載しますが、今年よりもずっと少ない886人でした!
もちろん詳細な検討をしていない数字なのであくまで概算であることをお断りします。





余談>>>
千葉県の状況をお示ししましたが、神奈川県と正反対で予防接種を行った人の方に多くの患者さんが出ています。詳細はこちら
これは何を意味しているのでしょうか?


平成14年3月に一つのワクチンメーカーが廃業になりました!


3月18日

このところ大学側から麻しん風しんの抗体検査及び予防接種を勧める文書を持って来られる人が増えています。来月の4月から高校3年生になる人には公費負担で麻しん風しんの予防接種が受けられるのに、今年卒業する人には公費負担はありません。今の流行状況ならば任意での接種であっても何割かの公費援助をしても良いのではないかと思っています。そんな折、第二期麻しん風しん予防接種の接種調査が厚労省から出ています。こちらの31ページ。 なんと、平塚市が神奈川県ではダントツのトップの接種率ではありませんか!!担当者の一人として非常に嬉しくもあり1/4は未接種だという悲しみもあります。個人通知以外の思いつく伝達方法を駆使したつもりでも結果がどうなるのか心配でしたがとりあえず安堵。まだまだ今年の流行を考えれば接種率を上げないといけないので努力しましょう!
尚、大学の依頼文書に抗体検査して低値であれば予防接種をして、、、、との記載があります。勿論、間違いではありませんし理論的かもしれませんが、具体的にどの位の抗体値があれば一生安全とは言えない状況ですから、検査を省いて予防接種をしてしまう方がより確実ではないかと思っています。その後に一定量の抗体価を確かめれば不応答者も見いだせてより確実ですが、、、嫌がるだろうなぁ!?


3月15日

本日も先週に引き続き午後の診療をお休みにして申し訳ありません。今日は日本小児科学会神奈川県地方会兼神奈川小児科医会総会があったため横浜に出かけてきました。まあ、学会活動は何もしていませんが、特別講演に「外来での発達障害児と親への接し方」という演題で横浜市中部地域療育センター所長の原 仁先生のお話がありました。先生は発達障害学会の会長さんでもあります。実は大学の同級生なので何十年ぶりにお会いしてきました。その道一筋に励んでこられた様子が講演内容からも推し量られました。一般小児科医にとって苦手な分野だとおもうのですが歴史的変遷までを解説してもらい一端をかいま見た気がしました。これで明日からこの分野に自信が持てるかと問われたら、やはり「ノー」でしょうが努力はしたいと思いました。


3月10日
昨日は終日休日夜間診療所に勤務してきました。予想に反して患者さんの出足は良くて昼間は8〜9割方消化器症状(吐き気、おう吐、下痢、発熱)の組合せの患者さんが多かったです。乳児よりも幼児が目立った気がします。インフルエンザは4+2+2と8名もA型陽性でした。殆ど地域特性があって半数強は花水地区で旭地区が続きましたが、いずれも小学校で学級閉鎖が出ている地域です。濃厚な接触既往の人がうつされたようです。夜間は40℃近い人は沢山来院しましたが他の感染症も多いようです。この中里の休日診療所での私の最後のお勤めとなりました。新しい休日診療所では毎月終日の勤務をこなさなくてはいけなくなりました。非常に疲れますが粛々とやっていきましょう!


3月4日

今日の夕刻の診療をお休みにして、感染症の講演会を聞きに出かけてきました。感染症情報センター長の岡部信彦先生による新型インフルエンザと麻しんのお話しで、現在一番ホットな話題を日本の第一人者の先生からお聞きする機会を逃すわけにはいきません。新しい知見は残念ながらありませんでしたが情報を再整理するという点で有意義な講演でした。麻しんについては国立感染症研究所感染症情報センターのHPに出ていますのでご参考にして下さい。
さて、インフルエンザの流行は終わったとここでも話されていましたし平塚市周辺でも少ないと思っていましたが先週より意外に減らないなあーーと感じていましたら、B型インフルエンザがポツリポツリ出はじめ遂に1か月ぶりに学級閉鎖が2つの小学校で出ました!だらだらの流行なのでまだ油断は出来ませんよ!


2月29日

今日は4年に1回の貴重な29日だったのですね!話題閑話と言うことで四方山話。年度末に近い2月から3月はいろいろな組織の総会が目白押しにあります。制度上のことでマンネリにならないためにも必要だとは思うのですが、何も形式的にここまでやらなくてはと思えるものもありました。
医師会と言っても日本医師会から都道府県医師会、郡市医師会と様々とつながっていますが、神奈川県では横浜市と川崎市とその他の相模と3つが集まって県医師会を構築する形になっていますがどれ程のメリットがあるのでしょうか?その最末端の市医師会の理事会で問題提起がありました。休日急患診療所等に出動する医者不足が顕著になっていることです。このようなシステムを創ってきた先輩医師が高齢となり退かれていく中で医師会に委託されている各種事業を運営していく医師が少なくなっているようです。特に小児科は?予防接種や健康診査、休日出動、保育園医〜学校医と自宅診療所以外に出向く必要がたくさんありますが、積極的に出向いて下さる先生が少なく残された先生にしわ寄せが来ています。自宅診療所での診療には熱心だが(誰でも同じですが)他の医療活動の場にはお目にかからない先生はどの様なお考えなのでしょうか?地域医療に貢献すると言うのは自宅診療にだけ励むとだけとは私は思っていません。
いろいろな場面でどのような先生方が活動しているのかを市民の方々も注目して頂きたいと思います。
今日から「子ども予防接種週間」です。協力医療機関名もいずれ平塚市のHPに出ると思うのでご参考になさって下さい。こちら


2月26日

本日の報道でご存じと思いますが、ポリオワクチンで健康被害が生じたと言うものです。この種の報道に敏感な人も多いこととは思いますが冷静に判断していただくようにお願いします。出生数が年間100何人強なので2回接種と考えれば200万回近くはポリオワクチンを内服していることになります。7年間でまた一人内服したワクチンによる麻痺が生じたと言うことは700万人に一人又は1400万回内服に1回の計算になるでしょうか?(接種率にもよりますが、、、)
生ワクチンにはこのような出来事が想定されるため、不活化したポリオワクチン(皮下注射で行う)に変更する準備を行っているところです。具体的に何時からとはまだわかりません。今回の報道でもおわかりのように自然発生のポリオの患者さんは1980年以降日本には出ていないのです。
5月に行われるポリオを急いで行うのか、目前に迫っている麻しんのワクチンを先に行うのか当事者の方は冷静に判断して下さい。

予防接種でポリオ発症 北海道上川地方で0歳男児

 北海道上川保健所(旭川市)は25日、上川地方でポリオ(小児まひ)の予防接種を
受けた1歳未満の男児がポリオを発症したと発表した。厚生労働省によると、ワクチン
によるポリオの感染が確認されたのは2000年の宮崎県での確認以来8年ぶり。
 男児は両足にまひが残っており、旭川市内の医療機関でリハビリ中。2次感染の恐れ
はないという。
 同保健所によると、男児は07年11月中旬、ポリオワクチンを経口接種し、12月
に発熱や両足にまひ症状が現れたため入院した。道立衛生研究所が男児の便からポリオ
ウイルスを検出した。
 今回使用されたのは日本ポリオ研究所の「経口生ポリオワクチン」で、同保健所はワ
クチン自体や使用方法に問題はなかったとしている。
                                 [共同通信]

2月19日

本日夕刻から小児科部会の講演会があり休診にいたしました。本日の演題は「管理栄養士から見た【授乳・離乳の支援ガイド】」で、昨年改訂になったものを実際の現場からのエピソードを交えて石村靖子管理栄養士さんにお話し頂きました。小児科にとっては基本になる赤ちゃんの食事の問題ですから非常に役に立ちました。最近のお母さん方の傾向もかいま見た気もしましたし、悩みも多いことかと思います。最近は何でもかんでもマニュアル時代ですが、これに縛られることなく育ててもらいたいもの。そうは言っても、何かの時の参考になると思いますので厚労省から出ているこれらのガイドをリンクしておきます。
授乳・離乳の支援ガイド   乳児用調製粉乳の安全な離乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて


2月15日

ここ2週間はインフルエンザの報告も頭打ちになっているようで、今週の当院での患者さんは少なくなっています。昨日、県小児科医会の集まりがありましたが雑談では随分と患者さんが少ないと拍子抜けのような会話も聞こえてきました。
さて、麻しんの話題の続編になりますが横須賀が現在全国1位の流行で2位が横浜市、5位が鎌倉市と神奈川県での流行はニュースにもなっています。ワクチンも行っているのにどうして??と言う声も聞かれますが気になるコメントが見つかりました。真名こどもクリニック先生が平成14年に出した疑問が こちら 
関連したコメントや新聞へのリンクが こちら  にあります。竜ヶ崎保健所からもコメントが出ています。 こちら  川崎市でも今回の横須賀市でも同様な傾向がみられそうとのことで今後検証していくことになりそうです。ワクチンの市場占有率からみても今の流行の全てを説明できるものではありませんが、万一乳児期に疑惑のワクチン接種を行っていた人がいたのならば抗体検査で検証するなり現行ワクチン接種を考えた方が良いのかと思いました。


1月29日

麻しんの急増にあらためて注意!! こちら  全国の中でもダントツに多いですよ!!こちら  国立感染症情報センター麻しんサイトは こちら
25日にぼやいた声が聞こえたのか、県の続報が本日出ました。4日間で69名も増えています。あいかわらず横須賀市中心ですが、鎌倉→藤沢→の恐れもあります。県の情報センターも麻しん情報のアドレスを固定して独立したページを作成してくれると追いかけやすいのですが、、、、県では追加報告の依頼文書が出されたので地元還元への道が開けたようです。深謝!


1月28日

昨日は終日休日急患診療所に勤務してきました。患者さんの殆どが発熱を主訴に来院されました。午前中は概ね1/2がインフルエンザで午後になると陽性率が下がり29名/74名受診がインフルエンザです。患者さんの数は多くありませんが来院者のインフルエンザ率は高いようです。先日まで吐き下しが多かったのに胃腸炎症状の人はほとんどいませんでした。夜間になると検査で陽性に出たインフルエンザは4名と極減して心配だから一応検査を行う人が大多数でした。年齢は4歳〜6歳位が一番多く、タミフル使用制限のある10歳代のインフルエンザはは3名でした。内科の方は殆ど検査陽性のインフルエンザの人はいなかったようです。当初はピークを予想していましたがまだまだのようです。


1月25日

麻しんに関する法律がかわって1月から全数報告対象になったのは喜ばしいのですが、届け出た医師の周囲に麻しんが流行しているのかは直ちにはわかりません。昨年は医師会から潜伏期間内に警鐘を鳴らす意味で地元医師会の先生にFAXで報告してきました。制度が変わって保健所に報告するとそのまま県から国へと報告数はまとめられますが発生した地元は全くの情報がなくなりました。これでは麻しんへの警戒が遅れてしまいます。平塚保健福祉事務所にも昨年から制度が変わったら医師会へも直ちに連絡して欲しいとお願いしていたのに、、、、無視されたようで、、、怒っています!
この度、麻しんの全数報告分が県衛生研究所HPに出ました。ここ
恐ろしいほど神奈川県(特に横須賀市)では流行し始めているようです。幸い?平塚市からの報告は5例と少なかったのですが0歳児の報告もあって油断できない状況には違いありません。麻しんのワクチンを2回行おうという基本姿勢は出来ているのですから、情報を早く罹患者の周辺に出して感染拡大を阻止する体制にしないとまずいと思います。何故保健所は還元情報を直ちに地元に戻してくれないのでしょうか?昨年は医師会経由で即刻情報を差し上げたのに困ったものです。と言うことで、上記の定点報告から麻しんと風しんがなくなりましたが1か月(近く)遅れの報告を追いかけていきましょう!


1月10日

本日は平塚市医師会の賀詞交換会がありました。例年会長挨拶で正月の休日夜間急患診療所の混み具合を公表していますが、本年は1600人弱と2番目の数字だったとかで初めて小児科よりも内科の患者さんの方が多かったようです。大蔵市長の挨拶はすでに各方面で話された内容でしたが、新しい保健センターに関しては来賓の方々が皆さん述べられていました。各病院の先生方や保健所長はじめ関係各位に今年もよろしくお願い致しますとご挨拶の渦でした。


008年(平成20年)1月1日

様、

今年もよろしくお願い致します。
また、皆様にとってよい一年であることをお祈り致しております。

昨年のログは上段バックナンバー平成19年からご覧ください。

本日は休日夜間診療所に夜間勤務に出かけてきます。現在地での正月診療は最後になります。
それでインフルエンザの流行状況ですが検査を行った人は多かったのに検査陽性者つまりインフルエンザは意外に少なく、全体の患者さんの数も多くなかったようです。まあ拍子抜けでした。元旦の診療は昨年以外は毎年行っていたので平均の混雑具合になるでしょう。