12月29日

今年最後のぼやきになる事を祈って、、、、
さて、本日の報道でご存じのことと思いますが受験生以外の中高生へ1月8日より前倒しで接種開始に県で決めたようです。早速、年末休暇にもかかわらず県と市のホームページを更新されるなど担当の人は最後まで振りまわされた1年になったことでしょう。本当に末端の担当者はご苦労様です。
ですが、すでにこれら新しく対象に加わった人へのワクチン配布は今までに行われていません。これからワクチンの希望をとってその配布予定が1月末ですから8日に間に合うわけがありません。どうして突然年末に方針変更を行えるのかと考えれば、年末配布予定の10mlワクチンが余っているはずで早く使用してしまおうという魂胆にも思えます。
当院では新規にまわせるほど大量にワクチンを確保しているわけではないので、8日になっても接種を引き受けることは出来ません。何度も書きましたが、必用な人がいたらその分を納入できるシステムにしなかったのか?各卸しさんに全てワクチンを卸してそこから各医療機関が注文するようにすれば何の問題もなかったのに、、、、と最後のぼやきです!


12月26日

今更でしょうが、何と季節性インフルエンザワクチンが新たに納入されました。きっとどこかで余ったものかもしれません(原則そのような流通はないはず)が5ml分だけあります。まだ、季節性のインフルエンザは流行していませんので新型インフワクチンより有意義かもしれません。先着順に接種しますのでご承知ください。
さて、26日に外国産新型インフワクチンが承認されて2月にも接種が始まるだろうと報道されたのはご存じのことと思います。↓にも書いたように、今は流行もほぼ終息に向かっており1ヶ月先にはほとんどウイルスが消えている可能性さえあります。いくら健康成人を新しく対象に加えても、ワクチンが余る(=国が買い取っても医療機関が買い取り拒否)のは間違いないようです。でも、今までワクチンがありませんと断られた人が多いのも事実ですから不思議と思われるでしょう!要するに「必用な時に必用な量がない」のであって、不要な時に沢山あるということなのです。


12月25日
県衛生研究所による先週のまとめが報告されました。詳細は こちら



確実に減少してきており、学校も冬期休暇に入るので今週はもっと少なくなるものと期待できます。また、新型以外の季節性インフルエンザもまだ表面に出てきていません。

当院で受け付ける小学校高学年から受験生、0歳児の親御さんへの接種枠はもう一杯になってしまいました。また、計算違いで予定以上の予約を受けてしまったようなので、今後ご迷惑をおかけすることになるかも知れませんがご容赦ください。上記のように流行が減少しているのでこれから初回接種をする必要性はかなり薄くなっていると思われます。しかし、ワクチンの配布計画によれば、来年も輸入ワクチンが大量に入ることになり本当に必要があるのか困惑してしまいます。1月に再度のワクチン納品希望を出すことになりそうですが、以上の理由で当院における今後の納品はほとんど無いものとご承知ください。
また、今秋にA型インフルエンザにかかった人が新型インフルワクチンを希望されましたが、今秋のA型は新型ですから通常は接種の必要はありません。
予防接種は流行する前に行うのが大原則ですから、これから接種することは無駄ではないにしても国の施策の失敗だと思っています。海外ではワクチンが余って開発途上国へ寄付?しようとする動きが出ています。日本でも来年になれば大量に余るのでどのような始末を考えるのでしょうか?末端の医療機関へ売りつけるようなことだけは願い下げです。


12月18日
先週(50週)までの報告が昨日出ました。


県衛生研究所HPより一部転載させて頂きましたが、現在の流行状況は上のグラフの通りです。これから予防接種を考える参考にしてください。接種後2週間で効果が出ると言われているので


12月17日

昨夜は大蔵市長さんを囲んでの情報交換が行われました。医師会の話題は何と言ってもインフルエンザ関連になりますが、平塚市の今年のトップニュースはベルマーレのJ1昇格になるようです。
さて、阪大微研での中高生へのワクチン接種回数の検討がなされましたが、接種前に高校生の3割がすでに知らぬ間に感染していた(不顕性感染)があったと報告されました。12日の記載と同じ結果になっています。ここでは7月以降にインフルエンザにかかった人はワクチンの必要なしとされましたが、この不顕性感染の人は本来ワクチンを接種する必要もないのですが、抗体を持っている人へ接種を行っても問題なしと確認されました。
これから先、医学的にワクチンを必要としている人はどれくらい残っているのでしょうか??周りが騒ぐからとか、マスコミが騒ぐからとか、予約が無くなるからとか、集団で始めるところもあるからとか、いろいろ理由があるでしょうが厳密に必要としている人はずいぶんと少なくなっていると思うのですが、、、、、
今日も外国産のワクチンが不安という声を聞きました。正直言って私にも分かりませんが、ただメーカーを知らないし不安と言う人もいたのでちょっとお知らせまで。2007年の売上高ランクがありました。世界1位は、ファイザー、2位サノフィ・アペンディス、3位グラクソ・スミスクライン(GSK)、4位ロシェ、5位ノバルティス、6位アストラゼネカ、7位ジョンソンエンドジョンソン、8位メルク、9位ワイス、10位イーライリリーで、国内最大の武田薬品工業が第17位になります。 参照  今インフルエンザでお世話になっているタミフルは、ロシェの製品だし、リレンザはグラクソ・スミスクライン(GSK)の製品です。治療薬はどんどん消費してワクチンは怖いと言う理由がよくわかりません。輸入予定の会社は、3位GSKと5位ノバルティスの2社で世界の大手です。


12月16日

すでに報道でご存じと思いますが、21日から前倒しで受験生まで新型インフルエンザワクチン接種の対象が広がりました。また、今まで対象外の19歳~64歳までの健康成人にも来年度から接種対象にすることになりました。まあ、予想されていたことですが、最初の計画した人数分から実際にかかってしまいワクチンの必要が無くなった人と、おそらくその親御さんは不顕性感染にかかり接種の必要が無くなっていると思われるので、これからの流行予測を考えるとワクチンが余るのは予想範囲です。あくまで個人的に考えて、これからも接種が必要と思われるのは、0歳から5歳までの免疫の出来にくい子どもたちと高齢者で免疫の低下してきた人たちだと思っています。それも低年齢児は通常の接種量と回数では免疫が出来にくいのは季節性のワクチンでわかっているので、接種量や回数の治験をもっと平行して行い効率的な接種方法を考えたらと個人的には思っているのですが、、、、今更遅いでしょうか?


12月14日

さて、季節性ワクチンは11月12日に終了しましたが、4週間経過した段階で数人分残りました。
そこで、例年ワクチンを当院で行っている人でなおかつ来年の受験生に10名ほど接種してあげたいと思います。明日から午前9時から午後2時(木曜日は11時半)までの間に診察券番号を電話でも窓口でも申し出て頂きカルテで確認させて頂いた人を予約したいと思います。それ以外の時間帯は事務が混乱するのでお断りいたします。
新型インフルエンザワクチンは今週末に次の入荷の詳細が決まると思いますので、すでに予約してある順番でお知らせできると思います。今回は少数しか入ってこないと思いますので、土曜日に集中させなくても接種できる見込みです。


12月12日

今日の朝日新聞の記事をご覧になった方はご存じのことと思います。 内容は、新型インフルエンザには不顕性感染が予想以上に多かったことです。7月頃から新型インフルエンザが平塚市にも出現し始めて、いったいどのような感染症なのか戦々恐々と恐ろしくもあってマスクの着用で休日診療所に勤務もしてきました。しかし、医療関係者に感染者はいっこうに現れず自分でもまともに患者さんから咳を浴びても感染しないことを不思議に思っていました。この傾向は9月になっても同じで県衛生研究所の先生に不顕性感染か非常に多いようなので医療関係者だけでも血清抗体を調べてほしいと要望もしてきました。小児科医会の有志の先生にも同じ考えの人があると聞いたこともありました。では、いったいどの程度の人が不顕性感染になっているのか興味津々で、現在のように小中学生の1/2~1/3が罹患している中でその他の生徒や親御さんはどのような免疫状態なのかも気になっていたところです。
この関西大倉中学高校のデータでは、生徒550人、職員95人、生徒家族2人の647人を対象に調べ、98人の感染者のうち44人(44.9%)が典型的なインフルエンザの症状があり、18人(18.4%)は全く症状のない不顕性感染で、36人(36.7%)がインフルエンザの定義にも合致しない軽症の上気道炎で終わってしまったということです。何万人も亡くなるという潜在意識があったのかもしれませんが、冷静に考えれば今の豚インフルエンザは非常に軽症の感染症であると言えると思います。でも、軽症といっても死亡率0.001%あるのですから用心するに越したことはありませんが、、、、ネ!
そして、現在の小中学生の大多数はもう感染が知らない間に終わっており、その保護者も概ね感染が終了している可能性がありますね!
後は、未就学児とその保護者がこれから発病するのかどうかと言うことでしょう!?
また、読売には加えて626人中159人(25%)に予防接種を受けたと同程度の抗体量がすでにみられたとのことでしたから、過去の感染記憶が関係している可能性が高まってきました。
早く原文の報告を読んでみたいものですが、この先どの程度ワクチンが必要なのか冷静に考えてみる必要がありそうです。

(asahi.comより転載>

新型インフル、2割は症状なし 集団感染の中高生ら検査

2009年12月11日23時51分

 新型の豚インフルエンザに感染した中高生らの約2割で症状がなかったことが、5月に集団感染があった私立関西大倉中学・高校(大阪府茨木市)の生徒らの抗体検査で分かった。府立公衆衛生研究所が11日発表した。軽い症状だった生徒も3割強おり、国内全体の感染者は報告数を大きく上回るとみられる。

 府衛研と国立感染症研究所が8月下旬に生徒550人、教職員95人、生徒の家族2人の計647人から採血。アンケート結果とともに分析した。インフルエンザに対する大規模な抗体調査は全国初。

 遺伝子検査(PCR法)で感染が確定している21人の抗体検査の結果から、一定以上の抗体の値を基準にして、感染の有無を判定。その基準では、647人のうち102人が採血時点までに感染していたとみられた。

 このうち、98人を分析すると、38度以上の発熱やせき、のどの痛みなどインフルエンザ特有の症状を経験していたのは44人(44.9%)にとどまった。

 18人(18.4%)はまったく症状がなく、36人(36.7%)はインフルエンザ特有の症状まで至らない軽症だった。これらの割合は、季節性インフルエンザとおおむね、同じ程度と考えられるという。

 感染研の11日の発表では、受診した新型インフルエンザの患者は7月上旬からの累積で約1414万人(推計)。今回の調査結果を単純に当てはめると、症状の出なかった感染者は少なくともさらに数百万人以上いたことになる。

 府衛研の高橋和郎副所長は「家族などが発症している場合は、症状がなくても感染しているかもしれず、感染を拡大させないよう注意が必要だ」と話している。(木村俊介)

     ◇

 大阪大学病院感染制御部の朝野和典教授の話 本当はどれだけの感染者がいるのかを知るため、症状の出ない感染者をどの程度、見積もればいいのかが懸案だった。新型インフルエンザに対する今後の戦略を考える上で非常に重要なデータだ。子供の半数が感染し、症状が出ている現状を考えると、国内では大半の子供がすでに感染している可能性もある。


12月11日

本日県のホームページに12月21日から接種開始する対象者が発表されました。上段の新型インフルエンザワクチン(県、)からご確認ください。この時に使用する予定のワクチンが希望の1mバイアルであれば21日から始めることも可能ですが、もし10mlバイアルになれば年内の接種はあきらめてください。おそらく卸しさんから連絡が来週中にあると思うのではっきり出来ると思います。現在はワクチン待ちの順番予約を窓口で行っていますので、今後の対象者も含めて希望者は名前を入れておいてください。


12月10日

ようやく新型インフルエンザの定点からの報告数が減少したとの報道が出ました。昨年の今頃は新型インフルエンザは鳥インフルエンザが変異したものが流行すると考えて、行動計画や対策ガイドラインが出されて準備を行っていたはずです。その中身は国民の25%が感染し、17万人~64万人が亡くなると言う怖い話でした。感染者数は同じかそれ以上になっている現在の新型インフルエンザですが死亡者数は全く異なります。その怖い鳥インフルエンザ対策には命を守るためにワクチンを作って早期に接種ということでしたが、、、、、現状はだいぶ異なっていますね。


12月9日

何と、当院でのワクチンの接種分が終了してしまいました。多少の計算ミスもあったかもしれませんが、土曜日に10mlバイアルで接種を行い残りの1mlバイアルを平日に行っていましたが全て予定数終了です。これは第4回配布分ですが、今後アンケートを取った第5回から第7回(10mlバイアルのみ)の配布分が入荷してくると思います。さし当たって第5回分がいつ入荷するかは来週にならないと判明しないので、それまでは問い合わせにはお答えできませんのでご理解ください。すでに、第1回の接種を当院で済ませた方の第2回分は保管してありますのでご安心ください。


12月9日

昨日は夕刻に県の公衆衛生委員会が横浜で行われました。議題の中心はもっぱら新型インフルエンザワクチンの配布に関するものですが、目新しいことはありませんでした。現在ワクチンの希望を募って各医師会でまとめていますが、今回は希望通りのmlが届くそうです。つまり上限を定めないのですが、横浜のある医療機関で1000人単位での希望を出しているようです。この先どれだけ需要があるというのでしょうか?冷静に判断できる人なら、今の新型インフルエンザワクチンで確実に予防出来ないことはおわかりだと思います。罹患すると怖いのは高齢者(確実に!)や0歳~6歳以下の乳幼児(恐らく!?)ですから、この人たちへ感染を減らすための接種は有効だと思いますが。。。。
夜間は、国立感染症研究所感染症情報センターの神谷元先生の講演がありました。この内容も既に知れた感染研のデータだったので全てに近く知った内容でした。。


12月6日

今日は夜間休日診療所へ出かけてきました。11月の連休は終日勤務でしたが、今日は夜間だけで駐車場で待っている車も段違いに少なくなっていました。今回は前回のような暴走診療は必要ないのでやや早めにメリハリつけて行いました。学校を通じて配布した「インフルエンザについて知ってもらいたいこと」で書いたことが浸透しているようで、休日診療所の混み具合や検査のタイミングを読んでこられるので、小中学生は大体インフルエンザの患者さんで、6歳以下の乳幼児の発熱児がいつものペースで受診しているようでした。配布文書は効果絶大のようです。早く幼稚園協会から医師会からの配布文書を回してくれないかと願っています。
で、新型インフルエンザの流行は確実に減少しており11月の連休の半分と言ったところでしょうか?


12月4日

今週は新型インフルエンザの患者さんも少なくなってきた実感があります。ただ、年齢層が低くなって幼稚園や保育園の子どもたちが感染の危険標的になってきたと思われます。平塚市では登校・登園許可証はなくても届出書を出せば良いとする教育委員会との話し合いがあったのですが、まだ保育園や私立の幼稚園での取り決めはありませんでした。そこで、今週は保育園を管轄するこども家庭課に同じような書式で検討を依頼していたのを確認作業をしてきました。「保育所における感染症ガイドライン」が今年の8月に出されているので、これに沿った形で「インフルエンザは解熱後3日を経過するまで」で統一した届出書を出す方法で書式を検討してもらいました。
また、保育園には医師会からの提言等の配布物が回っていないのでこれもお願いしました。教育委員会ではよりわかりやすくした内容の届出書が2日付で配布されお礼と幼稚園対策の確認。また、保健福祉事務所へは、現在はA型陽性のインフルエンザはほぼ新型と考えても間違いないのですが、今後季節性インフが出現してきたときに早期把握できる方策の検討を依頼してきました。私立幼稚園へは平塚市私立幼稚園協会の会長さんへ小中学校と同様に届出書方式へ出来ないものかのお願いを行いました。どなたも新型インフルエンザには心を痛めておられ子どものために何とかしなくてはと言う思いは一緒だと感じました。
基本的に企業から幼稚園まで新型インフルエンザの治癒証明を求めなくても良いと国から通知が出ているのですから、、、、
今の状況は、新型インフルエンザ感染者数は教育委員会による欠席者の数や感染症動向調査による推測値からすると児童生徒の1/2から1/3は既に感染してしまったということになります。不顕性感染で気づかずに終わった人もいるはずなので、これから感染する可能性のある人はどの位あるでしょうか??やはり0歳から6歳までが中心になってくる気がします。いかに感染しないかはもう不可能で、いかに重症にならないかを模索してほしいと思います。これには、日常の健康、衛生管理が免疫の強化につながり、病原体を大量に体に入れない注意も重要だと思います。


11月29日

今週中に新型インフルエンザワクチンの10mlバイアルが納入されると卸しさんから連絡がありました。10mlバイアルは30人から50人集まらないと捨てることになるので事実上土曜日しか接種できません。これからの土曜日を考えると予定の7日より早いですが5日から始めないと必要としている小児への接種が遅れてしまいます。ですから、当院にかかりつけの1歳~小学校3年生までの人で希望があれば受付窓口で予約してください。電話での対応は事務担当者が在院している時間帯(診療時間帯)であれば可能ですがその他の時間は厳にお断りします。

それにしても、累計で1000万人突破した感染者ですが、その70%は5歳~14歳の生徒児童で占められています(700万人罹患)。この年齢層人口は大まかに1200万人ほどでしょうから、1/2人は既に新型インフルエンザに感染したことになります。重症者や亡くなった人の比率はものすごく少ないことがおわかりだと思います。

ただ、これから一番の注意は高齢者の感染者が増えてくることと2歳児以下の低年齢層に感染者が増えてくると、本当に重症者の割合が急激に増えてくると予想されます。この人たちへのワクチン接種をこれからは急いだ方が賢明な政策だと思っているのですが、、、、、、、外国産ワクチンでの副作用報告で今後日本で希望する人はいなくなるでしょう(そういう国民性ですから)から、罹患者が増えてワクチンの不要な人が増えても国産ワクチンの需要はきっと多いことでしょう。


11月24日

新型インフルエンザワクチンの第4回配布のお知らせがありましたが、内容は11月30日から12月4日までの間に配布しますという内容でした。従って、具体的に何mlのワクチンが何本来るのかはその時まで分からないことになります。予約もその案内が来るまでは出来ませんのでご了解ください。


11月23日

昨日は、休日夜間急患診療所に終日勤務してきました。まあ予想されていたこととは言え記録的な大混雑の一日であっという間に22日という日が消え去ってしまいました。これも、みんな新型インフルエンザに関係する人ばかりで、、、、、小児科だけの受診者は、大体昼間は280人で夜間が120人で合計400人の人です。この99%(印象ですが)が発熱ですから今の流行状態が読めてきます。朝の9時に診療開始しほぼ終了した24時までに食事の時間10~15分をとっただけですから、、、、頭が混乱します。
本当は丁寧に診療したいのですが、物理的に無理でした。異常な親の申し出にも最初は怒っても対応できたのに、数の多さに負けて後半は説明も出来ず申し訳ありません。一般の人と小児科医の見方が違うのは、あれほど沢山押しかけたインフルエンザに入院を要すると感じた人は一人もいないのに、たった一人二次病院へ紹介したのは川崎病疑いの乳児だけでした。
異常な親は、どう見ても臨床医が診てインフルエンザではなく検査不要と思っても納得しないだろうから検査を行って、案の定陰性の結果で安心して帰ってもらえるかと思ったら、リレンザを処方してくれと粘る母親。何が何でも心配で予防にも使いたいからとリレンザをもらうことだけが受診の目的のよう。これなら待合室にリレンザやタミフルの自動販売機を置いた方がましと思えるのに如何?臨床症状や検査結果を総合的に判断して処方するのが医者の役目で、検査が陰性でも処方した人や検査を行わずに処方した人は何人もいましたが、親の指示で処方することはありません。
もう一人の印象に残った異常な親は、すでに今シーズンA型インフルエンザに罹患したと信頼する先生に診断されているのに、今回もまた新型インフルエンザが心配だからと簡易検査を求めてくる母親。もともとインフルエンザを思わせない臨床なのに、なぜか検査を信奉しており現状ではあり得ない要求をしてくるのには参りました。説明すると何十分もかかってしまうのではいはいと鼻から棒を突っ込んであっという間に検査陰性を示すと納得するのは医者をなんだと思っているのか?まあ小生がどれほど新型インフルエンザに関わっているかを知らないからだと思うのですが、、、、、、、

今回の出動で感じたことは、「インフルエンザの簡易検査を行わないと納得できない」、「タミフルやリレンザを使わないとインフルエンザは治らないとか重症化する」と思っている素人が非常に多いと言うことです。


11月20日

厚労省から新型インフルエンザの現在までのまとめが出ました。今までの感染者数や年齢分布は20歳以下に多いこと、重症者は早期に悪化がみられていること、、高齢者に死亡する確率が高いこと等今までに分かってきたことの中間報告になります。大体みんなが感じていたことの再確認でもありますのでご覧ください。 こちら


11月19日

前倒しの情報は上記県と平塚市のHPからご覧いただけます。ただ、現時点でも末端の医療機関へ何本のワクチンが入荷されるのか?また、その包装は1mlバイアルなのか10mlバイアルになるのか詳細は分かっていません。もし、10mlバイアルが配布されたとすると1歳~5歳までの接種量で換算すると約50人分に相当しますからまとめて50人を1日で使い切らないといけないことになります。これでは通常の診療はまず出来ないことになってしまいますから考えてしまいますよ!どこの医療機関でも確実な予約方法が見つからないのがご理解頂けると思います。電話で問い合わせ頂いても分からないものは分かりません。この現状がニュースで述べている現場で混乱の背景の1つです。予想では12月に入らないと具体的にはお答えできないのではないでしょうか?


11月17日

本日、厚労省からの発表を受けて神奈川県でも基礎疾患のない小児(1歳から小学校3年生まで)への新型インフルエンザワクチン接種が県知事より報道発表されました。明日の新聞の神奈川版や県のホームページをご覧ください。まだ、配布本数などの詳細が決まっていませんので今後煮詰めたお知らせができると思います。


11月16日

11月16日より当院にかかりつけの基礎疾患のある人への新型インフルエンザワクチン接種を開始いたします。当院にかかりつけでなおかつ基礎疾患の確認のため原則受付窓口で予約していただきます。その際に日時指定の方法とワクチンの一定期間保管の方法の両面からの予約をとっていただきます。ただ、直接の来院でも該当者であることが判明したなら診療時間内の適切な時に接種いたします。
尚、当院かかりつけと言っても何年も前の受診のみで最近の動向が不明な方はかかりつけの定義に該当しませんのでご了解ください。
現在の流行状況から考えて、小児への接種はできる限り早期に接種してあげたいと思っていますので基礎疾患についてもご相談ください。


11月12日
まずは、当院での季節性インフルエンザワクチンの新規分がなくなりました。こんなに早く無くなったのは初めてですがご了解下さい。

昨日厚労省から予想通りに成人のワクチン接種回数が1回に決まったとの報道があったのはご存じのことと思います。このように今だふらふら基本方針が決まっていない段階でその場その場で対応せざるを得ない現場の混乱を是非ともご理解頂きたいと思います。
本日、県小児科医会幹事会が横浜で行われました。主な内容は新型インフルエンザに関するもので、特にワクチン接種に関しては不満があふれ出ており現場を知らない人たちへ最前線の苦しみを是非ともわかって欲しいと思います。必要なのは正確な情報とその対応になるわけでこの大流行のインフルエンザから重症になる子どもを守ることに尽きるのではないでしょうか!「早期受診と早期診断は必要」と現場を知らない大臣がしゃべって死亡者の報道を平然と流して不安をあおり、その結果どこの休日診療所もパンクしているではありませんか!おまけに簡易検査が万能のような風評に流されて本当の診断に支障をきたしていることが、、、、、
確かに医者ではない人へ重症者の把握を求めるのも難しいことかと思いますが、潜在的な恐怖があるから普通の熱とインフルエンザの熱が違って見えるのではと勘ぐりたくなります。
そろそろ検査キットも品薄になってきておりタミフルもドライシロップがなくなったようでいっそうの不安が広がらなければと思っています。
本日の県衛生研究所のデータでも何となく流行の頭打ちになったようにも見えますから、あと1ヶ月で下降線をたどって欲しいと念じています。そうなればワクチンのいらない人がどの程度になるのか??わかるでしょう!


11月10日

本日の感染症動向調査では先週とほぼ同じ程度のインフルエンザ数でしたので、そろそろピークに達して欲しいと思っています。一方学級閉鎖は依然として毎日20クラスほどが報告されており高値横ばい状態が続いています。どこも過敏になっているのは理解できますが、学校の先生から簡易検査を行っていない元気な風邪の人まで念のため検査を受けるように指示しているようなのであきれかえってしまいます。
簡易検査は簡易検査で、陰性であってもインフルエンザのことがあるし万能ではありません。発熱があってもどうみても普通の風邪まで検査を要求する人がまだいるとなると悲しくなってしまいます。せめて学校の先生は理性のある言動を行って欲しいと思います。まあ、一部の先生だけだと思うのですがこのような事例報告が続くなら教育委員会へ正式に申し入れをしないといけないでしょう!

さて、新型インフルエンザワクチンの第3回配布が決まりました。今回は、妊婦さんと基礎疾患のある人の分で希望のあった受託医療機関へ明日から今週末にかけて配布し、週明けの16日から接種開始できるようになるはずです。そのワクチンを何本渡るのか判明したのは今日ですから、1週間で接種予約出来るとは思えません。本日の県医師会の会議で保健福祉部の責任者から配布の考え方が示されましたが、県内の5000余りの医療機関の要望を聞き入れるのは事実上無理なのにこのような体制を作った厚労省にあらためて憤りを感じます。小児科標榜の医療機関への配分を倍にしてあっても要望の4割程度の配布になるようです。小児への前倒しについては今回は検討していないとのことなので次回の配布から期待するしかなさそうです。


11月9日

昨日の休日夜間急患診療所も記録的な大混雑だったようです。これは新しいウイルスが広がったために感染者が増えたこと、新型は怖いウイルスだという報道が多数なされていることからやむを得ないことかと思いますが、実際には念のためインフルかどうか心配だから検査を受けたいと言う人が押し寄せるためもあるかと思っています。
感染研のHPでもおわかりのように実際の感染者は20歳以下が90%ですから、入院患者数も重症者もすべて20歳以下が大部分を占めるのは当然のことと思います。このことから子どものインフルは怖いと短絡的に思わないで欲しいと思います。あわてて休日診療所に駆け込んでも検査で陽性には出ませんし、タミフルやリレンザを急いで内服したとしても解熱までの日数が1日強早まるだけですし、内服しなくても自然に治ることも十分あり得ます。また、本当に具合の悪い人はタミフルやリレンザを使う間もなくあっという間に重症化しているので果たしてどの位抑制効果があるのかまだわかっていません。
さすがに日常的な診療も疲れてきましたよ!
もう一度確認しますが、検査はあくまで補助診断で発熱後12時間たっての検査で陰性だからと言って実際にインフルエンザに罹患していない証明にはならないこと。
抗インフルエンザ薬を使用しなくても自然に治る可能性のある病気だと言うこと。
本当に呼吸速迫で意識朦朧、痙攣、異常行動、等があれば医療機関へ駆け込んで欲しいですが、解熱剤で少々食欲も出て元気になるくらいなら少し経過を追った方が良いと考えます。

尚、本日の当院での発熱者のインフル簡易検査では陰性者の割合が一時期よりも増えてきた印象があります。本当にインフルでなければ今の発熱者は普通感冒になってしまいますねぇ、、、、果たしてどうか??


11月6日

平塚市の新型インフルエンザ受託医療機関が公表されました。また、本日、厚労省の足立政務官が小児への接種を前倒しできないか各都道府県へ検討するように伝えたとの報道がありましたので、神奈川県でもこの予定が変更される可能性があります。毎度の事ながらころころ変更する接種予定には本当に現場では困惑の毎日で、接種希望されている人にとってもどこへ問い合わせても誰も解らないと言うのがまだ現状です。とりあえず本日までの予定は県と平塚市のホームページで確認しましょう。でも、電話で問い合わせてもまだ答えられる状況にないことはご理解頂けると思います。辛抱辛抱!!


11月3日

新型インフルエンザワクチンの接種に関して神奈川県の予定がHPに出ました。上段のリンク先でご覧下さい。16日から基礎疾患患者に接種が開始できそうです。


11月2日

未曾有の学級閉鎖と学年閉鎖に加えて学校閉鎖がこのところ毎日多数続いて出ています。神奈川県衛生研究所の報告でも20歳以下が90%を占めているので、予防接種の効果があるのならば20歳以下を最優先にするべきだと思いますが一度決めた方向転換は難しいのでしょうか?休日夜間急患診療所では大混乱の毎日となっております。ウイルスが大量に暴れ回っているような高熱とぐったり感が出ていると簡易検査でも短時間に陽性が出るのですが、比較的元気で迷うようなら時間をかけた方が検査も正確になると思います。本日発熱38℃出てから2時間で陽性になった生徒がいましたが、かなりぐったりとしていました。例外といえるほど短時間での陽性例でした。1ヶ月前までは周囲の流行で予測が出来たのに、今の蔓延状態ではすべての発熱者がインフルエンザの可能性が出ています。この流行が終息したら国民の何パーセントに免疫が出来たのか非常に興味があります。早く終息して欲しいと祈る毎日になっています。少なくとも先週よりも頭打ちとか減少したとかのデータをみたいものですよ!


10月29日

新型インフルエンザワクチンの次の配布が11月6日から始まることになりました。医療機関まで1週間~10日程かかる予定らしいので、きっと神奈川県は数が多いので11月16日からの週には届くのではないかと勝手に推測しています。1歳~小学校3年生までの基礎疾患のある人と言えば大体気管支喘息になると思いますので対象者はこのあたりの接種予定で各種情報に耳を傾けておいてください。


10月27日

昨日前医師会長の小池裕司先生がお亡くなりになったとの訃報がありました。小池前会長が就任時にあのSARSが発生し対応に追われた毎日を思い出します。今の新型インフルエンザとは比較にならないほど恐ろしい病気と向かい合う感じで、いろいろな情報を集め横浜へも出向いた記憶があります。あのウイルスはいったいどこに隠れてしまったのか誰も解らないようで謎です!!その反省にたって鳥インフルエンザを想定した新型インフルエンザの行動計画等法律の整備が進められていたのに、出現したのは今の豚インフルエンザでした。SARSの死亡率が約10%でしたから、今の豚インフルエンザの罹患者の10%が亡くなったらもう数十万人亡くなった計算になりますから、、、、恐ろしい、、だったら早く「新型」と言う言葉を変えて欲しいものですよ!
前医師会長のご冥福をお祈りいたします。


10月26日

インフルエンザ関係の当院の対応につきましてはトップ頁にお知らせとして掲載させていただきました。
それにしても、市内の学級閉鎖の数が尋常ではなくなってきました。


10月22日

今日は横浜で「肺炎球菌感染症とその予防」という演題で三重病院の中野貴司先生の講演を聴いてきました。承認されたばかりの、肺炎球菌ワクチンについてのお勉強です。まだよく知られていないと思いますが高齢者に勧められている23価ワクチンと異なり、乳幼児に行う7価ワクチンです。Hibワクチンと同様に世界中100カ国近くで承認されており38カ国が定期接種になっています。この2つのワクチンで重篤な小児の細菌感染症はほぼ一掃される可能性があります。子どもの感染症が少なくなると相乗効果で高齢者の感染も減少するデータが出ていましたのでお互いにメリットがありますね!発売は来春を予定しているしHibのように品薄にならないよう努力しているようなので期待しましょう。でも、どのワクチンも同じで任意接種では高価ですから、、、、、、アメリカではワクチン承認された時点で即定期接種になったようなので日本との格差に愕然とします。
帰宅すると、新型インフルエンザワクチンの返品は原則認めないと厚労省が言っているQ&Aが送られてきました。どの医療機関も市民国民のために一生懸命接種時間を作って協力しようとしているのに余ったら医療機関が悪いような通知には怒り心頭です。前にも述べたように経済的メリットは医療機関にないのに負担が増えるだけ損するといって辞退している地域もあると聞いています。全くその通りの展開になってきたようで、、、、、


10月21日
昨日の夕刻に県知事の松沢さんの記者発表があって県のワクチン予定の概要が出ました。19時頃厚労省政務官の記者発表があって医療関係者は1回でもその他は当面2回接種との発表。24時過ぎに県担当理事より配布ワクチンの数量に変更が出たとのメール。今朝は新聞に記者発表の記事掲載。ワクチン配布量変更の健康増進課よりの正式文書なくいろいろ確認作業。県の発表事項で正式なものは市内医療機関へ連絡する手続き。。。。。。。。。全く半日であれこれ変更になったり決まったり、推測が流れたり、、、、トップがしっかりしないと末端は振り回されて対応不能!ましてや裏事情を知らない一般の人は情報求めて電話しまくってまた末端の医療機関はマヒに、、、という悪循環になっているのをわかっているのだろうか??ほんとうにいい加減こちらも疲れましたよ!!


10月20日

湘南ケーブルネットワークで先月のインフルエンザ対応訓練の模様が放送され始めました。平塚市広報番組:大好き!ひらつか「平塚の地域医療を守る」番組で前編(~11/1)と後編(11/2~11/15)
放送時間は毎日朝の6:00~6:15と昼の12:30~12:45、及び毎週日曜日~金曜日 18:00~ とのことであります。まあ、雑談段階を保健福祉事務所で6月頃からで、徐々に本格的に7月頃に内容を大体確定してシナリオの大筋を考え、8月には各団体から代表者が集まって会合を始めて保健福祉事務所がとりまとめてようやく出来たイベントであり感慨深いものがあります。現実がいつも先行して難題が降りそそぐのは今も変わりませんね!


10月18日

すでに報道されているのでおわかりのように、新型インフルエンザワクチンの接種回数が季節性のワクチンと同様に13歳以上は1回接種になりそうです。まだ、正式に伝わってはいないのが困ったことですが、恐らくそのようになると思います。そうすると今まで約8000万人分確保とされていたので国民の殆どが接種可能になるのではないかと思っています。問題は今の大流行になって罹患者沢山出ている現状で流行が下火になったら予防接種をするのでしょうか?きっとこれから接種スケジュールの再検討が行われるでしょうが、このことを考えて作って欲しいものです。余ったワクチンを医療機関に押しつけることだけは願い下げですからねぇ、、、
ところで、この治験のデータによると接種開始前に7人/194人中(3.6%)にすでに十分な抗体の獲得があったようです。この治験は罹患者を除いて行われるはずなので、治験開始前にすでに3.6%の人が恐らく不顕性感染(気づかないうちに感染が終わっていたこと)だったと思います。きっと流行のまだ広がっていない時期に行っているはずなので今の流行期にはもっと多くの人が不顕性感染で免疫が出来ているのではないかと推測してしまいます。季節性インフルエンザが出はじめる前に終息してくれないと面倒になること間違いなしですよ!


10月16日

季節性インフルエンザの予防接種を当院でも開始しました。みなさんおっしゃることの共通事項は、今年はワクチンが少なくてどこも予約が一杯で大変だと言うことです。このワクチンが前年の7~8割しか製造されなかったというのは確かにその通りでしょう。でも、よーーーく考えると製造本数は毎年右肩上がりに増え続けている記憶しかありませんし、最終的には返品が多いのでなんとかせよと3月頃にはなっていたはず。わかる範囲で急いで製造予定の本数を毎年理事会に報告した数を調べました。平成12年~13年は750万本、平成15年~16年は1445万本、平成16年~17年は2063万本、、、、平成18年から9年は2400万本、平成19年~20年は2520万本でした。この7割だとしても1760万本で平成15年~16年よりは多くの人が接種できる計算です。5年前にワクチン不足の騒ぎがあったでしょうか??
人間心理は恐ろしいもので、足りなくなるぞと言われたら急いで駆け付けたくなるのは道理でしょう!


10月15日

新型インフルエンザ流行で心配な人が多いとお察し申し上げます。早く、ワクチンの詳細を知りたいと思う方も多いはずです。あとは怒り心頭なので、、、、、、
厚労省からワクチン接種に関する正式な要領要綱が10月13日付で発出され、日本医師会から14日付でようやく出されました。正式な通知が出ない段階からインフルエンザ予防接種を引き受けてくれる医療機関をまとめろと今まで言ってきたわけであります。そして、ワクチンの医療機関への納入価格も全国統一とされる旨の文書が厚労省から14日付で出て日本医師会から15日付でネット上で通知がありました。これらは今まで推測で動いてきたわけで誠に怒り心頭です。ワクチンを受ける方は詳細も知らず心配だけが募って迷惑この上ないことと思います。
この価格は通常の季節性インフルエンザよりも納入価格が約1.5倍も高価なもので内偵価格よりももっと高く、国が買い取ってもそれを売りさばいているので、、、、そのしわ寄せは、、、、

今の新型インフルエンザの流行を考えると、小児への接種が最優先されるべき状況になっていると思うのですが如何でしょうか??医療関係者の感染者は思ったよりも少ないし、、、、


10月15日

インフルエンザの流行が今までの最高水準まで増えて、学校閉鎖や学年閉鎖、学級閉鎖が目白押しの状況になっています。これでも県内では少ない方に入るのかわかりませんが爆発的に流行しています。これは、季節性インフルエンザの2月の最盛期に相当すると思われます。あと、4週間は少なくとも続くと思われるし、これ以上数倍増えたらどこの医療機関もパンク状態になってしまうのではないでしょうか?
当院も病原体定点のため検体を提出するのですが1週間もたずに配布された培養容器が無くなってしまいます。
幸い、回復も早い人が多くて家族内感染(特に、親御さんや年長者へ)も少ない状況は変わりないようです。どうして若者に多くて軽症者が多く、それなのに時たま重症者が出てしまうのか不思議でなりません。
ノロウイルスらしきおう吐と下痢の集団発生もみられたようなので本当に困った事態になってきたようです。


10月14日

新型インフルエンザワクチンに関してはこちらの神奈川県のHPをご覧下さい。 こちら 当院でも受託医療機関に手を挙げましたが、いつワクチンが入ってくるのか不明で予約枠も検討中です。


10月14日

この連休では神奈川県内のどこの休日診療所も大混雑だったようです。はやくインフルエンザは落ち着くところに落ち着いてもらわないと1年中感染症で忙しくなってしまいます。インフルエンザは元々冬だったのに季節感が無くなってしまいますからねぇ、、ワクチン接種のこの時期に平行して治療と予防が行われるのは好ましいことではありません。
季節性インフワクチンの製造量が7~8割に少なくなると言うので10月早々に接種開始したところも多いと思います。が、近年季節性インフの流行期間が4月まで延びることもあるので有効期間とされている5ヶ月を考えるとあまりに早い接種は考え物だと思っていました。しかし、高齢者のインフルエンザ接種開始にあわせて当院でも15日から接種開始することになっています。予約せずに例年行っている人を優先として行いたいと思います。
昨日は県医師会のTV会議がありましたが話題のほとんどが新型インフルエンザ関係でした。TV会議で音声の不良で聞き取れず建設的な意見もなく消化不良の会議でした。


10月11日

夜間急患診療所に出かけてきました。まあ、恐ろしいまでにインフルエンザの人で溢れかえっていました。季節性のインフルエンザの最盛期に近い数で夜間だけで72~3までは覚えていたのですが最高記録に近そうです。11歳から15歳がほとんどで10数名までは記憶にあるのですが、、、、、9歳~6歳が1名くらい居たかもしれませんが、5歳以下はゼロだったと思います。しかし、熱が高いとすぐにインフルエンザを心配するというので検査を行っても陰性の人は陽性者の数倍はいたでしょう。確実に接触者がいるなら別ですが、5歳以下の発熱者はインフルエンザの可能性が少ないようです。ある保育園のみかも??
中学生は海岸地区まで拡大したようなので要注意でしょう!1時間オーバーですが、外科担当の先生が手伝ってくださったので早く終了できましたが1時頃までかかってしまう先生も出てくるかもしれません。


10月9日

今回の新型インフルエンザワクチン接種であたふたと忙しく過ぎています。受託医療機関に手を挙げてくださる所をまとめる作業を終えて県から国へと情報が上がると思います。ニュースによれば、国が日本医師会へ口頭で9月に伝えたとありましたが、このような大事な事業の依頼を口約束で済まされるとは一般常識人なら考えないでしょうに。本当にいい訳のいい訳で遅れた作業のつけを末端で忙しく振り回されています。報道されているから国がワクチンを買い上げて行うことは誰でも知っているはずで、全国統一価格で接種できるのもご存じのことと思います。そこで、この支払った料金が医療機関に入ると思わないでください。医療機関はワクチンを購入させられるし、事務費用等今まで行政が行ってきたことまで各医療機関へ押しつけて行おうとしているので、実質的には医療機関も、配布に関わる問屋さんも無料奉仕を強いられているに等しいのですから。でも医師会の先生方は寛容で骨身を惜しんで希望する人のために接種してあげましょうという答えがが大多数でした(実は、詳細を知らない先生が多い或いは、詳細を知る時間的余裕を与えられなかったが正解かも?)。このような状況をも含んで接種を受けていただきたいものです。
そこで、今も新型インフルエンザが大流行で1週間にほぼ20万人台から30万人台へ罹患者が増えています。増えればそれだけワクチン接種の必要が無くなるので希望者に行き渡る公算が高くなってきました。結局、無事に新型インフルエンザに罹患して回復さえすればその人が一番安心できるのかもしれませんねぇ、、、、「無事に」の保証が前もってあれば、、、、また、ワクチン接種しても罹患もするし一部に重症者がいずれ出てくるのは今から一応覚悟しておいてくださいね!


10月7日

新型インフルエンザワクチンをやりましょうという医療機関をとりまとめて県へ報告するのが8日ですよーーーという通知がきたのが10月6日。この期間に決めるには説明会を行わないとダメだろうということで説明会を医師会で行いました。こちらも厚労省の(案)を基にわかっている範囲で説明をしましたが、にわかに疑問に感じ始めています。毎年この季節はどこの医療機関も季節性インフルエンザワクチンの接種で大忙しの日々ですが、今年はこれに上乗せして新型インフルエンザワクチンも接種となると物理的にどこも参ったーーーーという状態です。でも、国民の安心のために協力したいと多くの先生は思っているはず。
で、すでに報道されているように接種料金は全国統一となっていますが、実はこのワクチンの納入価格(医療機関が手に入れるときの価格)が大まか判明したところ季節性ワクチンよりもずーーーーと高価な値段になっていました。予診票やら予防接種済み証やら優先接種対象者証明書やら他の報告書やら紙代印刷代もすべて各医療機関持ちで用意しての話。これでは接種する度に疲れだけが残りの命を縮めて無料奉仕を強いているにも等しいシステムであることが判明しました。風の噂では地域でワクチン接種受託をやめたところも出てきたとか、、、、
国産ワクチン2700万人分に海外ワクチンが5000万人弱で小児の接種量が少ないことを考えると8000万人以上は確実に接種できる計算です。でも本当に今の条件でどこが接種をしてくれるのでしょうか?まだ、この点に気づいていない医療機関が多いとは思いますが、国が主導するワクチン政策には、、、、参った!


10月5日

このところ情報が飛び回って、、、、発信して良いのかダメなのか迷っている間に時が過ぎていました。そう、インフルエンザワクチンでニュースがどんどん報道されるので参りました。それより確実な情報発信をすれば、1日には県小児科医会幹事会が横浜で行われ各種報告と協議事項がありました。話題のインフルエンザでは正式ではない裏情報がいろいろありましたが、雑談段階ではどの先生も新型は誰も医療スタッフが感染していない、不思議だと仰っていました。印象としては元気な子どもが多いと言うことです。何故に脳症や呼吸障害がある少数に起こるのかが謎と言うことです。また、きちんと解析された先生の話では、季節性よりもタミフルやリレンザによる解熱効果が高い結果が出たそうです。2日には県衛生研究所で行われた新型インフ講演会に終盤の一時参加させていただきました。玉井所長さんの講演は聴くことが出来ませんでしたが、配付資料には先日平塚市で行った対応訓練が紹介されていました。斉藤研究員のお話は終盤聴かせていただき勉強させられました。講演終了後に所長さんとお話しさせていただき、不顕性感染の可能性がどの程度あるのか抗体検査等で出来ないかをお願いしたところ国立感染研究所の岡部先生と相談してくださるような、、、、。これは、現場医師の多く?が疑問に思っていることで、新型には既に○○%感染しているとか抗体があるとか交叉する感染があったとかわかればワクチン騒ぎも多少は収まるし新型を早く季節性扱い出来る根拠になるのではないかと思います。
と、あれこれの間に2日午後から厚労省から各県の担当者に説明する会議が開かれるのに、既に内容が決まったかのような報道がなされあたふた状態。しっかりと正式ルートで伝わったワクチン情報がない段階で国民へ知らせても肝心の行政や医師会が何も聞いてないのでは誰でも問い合わせに困ってしまいます。この夜に平塚市医師会の社保懇があり県医師会から加行先生と榊原先生のお話をお聞きしましたが、懇親会でも県医師会に何の情報もないのにニュースになっている旨嘆いておられました。そうは言っても、ワクチンの準備をしていることには間違いありません。もう少しで、どこの医療機関で受ければ良いのか、その時期は何時なのか?、医療機関はどのように対処すればよいのか?が平塚市でも決まりますのでお待ち下さい。今週中に決まらないとこちらも困るので、、、、、


9月26日

本日午後は臨時休診で申し訳ありませんでした。懸案の「新型インフルエンザ対応合同訓練」が行われて出席してきました。この訓練は当初鳥インフルエンザを想定して昨年より平塚に打診があったものですが、豚インフルエンザの出現で訓練の実施もあるのかないのかわからない状態でしたが、結局は豚インフルエンザでも行うことになった経緯があります。医師会と平塚市と神奈川県の合同で行うものでしたが、具体的内容はもちろん何も決まっていない中からの出発でした。昨年までの訓練はマスクとゴーグルにガウンという成田で行われたのと一緒で、ものものしい映像を思い浮かべて下さい。でも、豚に応用は出来ないし、、、、、きっと重症化する疾患への対応訓練が現実的かな?と言うことで、7月頃から徐々にシナリオを練ってきたところです。しかし、シナリオで描いたことが現実に重症者や死亡者が報告されるに当たっては訓練の意味づけもあいまいになりそうな雰囲気。しかし、保健福祉事務所のシナリオを具現化する優れた能力を持った人たちの指導と健康課職員の応用能力の高さには感心しました。ああすればよいとかここが変だとかの会議を重ねてようやく本番を終了できたのはまあ感無量ですねぇ!
現実がシナリオを追い越していく喫緊の課題は、いかに重症者を早く見つけて収容し早期治療を施してあげるかに尽きるでしょう。その一端の訓練は出来たと思います。また、早期診断早期治療の言葉に踊らされて、無用な検査を求める人が増えて検査薬が少なくなっている現実や、早期検査では陰性が出やすく、陰性結果が即インフルエンザではない事とイコールではない事等ここ数日に述べていることをも訓練の中に織り込んでみました。無用の陰性の証明やら無用の自宅自粛を求めたり、、、、現実に問題化している事項は刻々変化していますからねぇ!まあ、インフルエンザが益々流行の規模を広げている中で何らかの問題提示も出来たのではないかと思います。医師会と行政の意思疎通も重要なことで、このような機会はありがたいことかもしれません。とにかく関係各位お疲れ様でした。


9月23日

連休中の休日夜間急患診療所での勤務をしてきました。本日は連休の最終日でしたが患者さんの数は午前、午後、夜間と概ね50人前後の連続で最終日が若干少ない程度で出動した医師のスピードによってはかなり延長が出たようです。さて、連休で混雑するのは毎度のことですが、今年は新型インフルエンザ騒ぎがあるためやむを得ないと思っています。そのインフルエンザは連休中は毎日10人強は出ていた模様ですが、本日は午前中に4人、夜間に2名の兄弟と検査を行った数が何十人にものぼるのに確率の悪いことこの上なし。発症まもないので検査を見送った人は数人と意外に少なかったので連休後半にやや減少してくれたのなら嬉しい限りです。感染源はほぼ特定できますが連休前の地域から拡大はしていないようでした。
しかし、検査が万能と思っている人は多いし、内科が渋滞していたので10名ほど手伝いましたが、その中に検査で陰性の証明をもらってこいと言われた人がいました。クレージーーー!何の症状もない人なのに!?


9月17日

今日も残念ながら学級閉鎖の報告がありました。徐々に隣接地域に広がっているようですが連休が始まるのを機会に減少へ転じてほしいと思います。県レベルの動向調査県立高校の学級閉鎖
さて、本日付けて新型インフルエンザ対応訓練の発表がありました。7月頃からシナリオを徐々に作っている間に現実の新型インフルエンザの流行の拡大と重症者の報告とかもあって「事実は小説より奇なり」に近い状態になってきています。
現実には、重症者をいかに早期治療を行って不幸な人を無くすかにつきるかと思いますが、実際に診療していての患者さんや親御さんの反応は「もっと恐ろしいものかと思っていました。以前に罹ったインフルエンザと大差ないように思えます」と言う感想です。確かに治るような人にとっては軽症ですが、どんな疾患も軽症から重症があるので油断は禁物であることには違いありません。
これはインフルエンザの報道がいろいろ出ているためにやむを得ないかもしれませんが、以下のことも考えて冷静に判断して欲しいと思います。

・症状が出てすぐに簡易検査を行っても判らないことが季節性インフよりも頻度が高そう。個人的見解としては、全身状態が良ければ少なくとも6時間ほど経過してから検査依頼した方が良いと思っていますし、出来れば翌日受診の方が検出率は高いでしょう!
・学校や幼稚園、保育園、会社等で少しでも怪しいと、新型か調べてもらうようにと言われて受診する人が多いですが、新型か否かの遺伝子検査は現在のところ重症者にしか行っていません。これは全国共通事項ですが、意外に知られていないようで何とか理解してほしいと思います。病原体定点ではこの検査を行っていますが、結果還元はずいぶんと時間がかかり本人が治ってから報告が来る事が多く、本人のための検査と言うより耐性ウイルスの出現はあるのかどうかとか現在の地域の流行株の趨勢を調べる目的でやっているようです。
・この少しでも怪しいの中には、朝の定期検温で37.2℃だったから帰宅させたとか、、、、、一応小児科的には37.5℃を基準に発熱の有無を考えますから(平熱がどうのはあまり意味無いようです)他の症状が無ければ帰宅させる必要も無いと考えています。また、患児の親御さんも会社から自宅安静を強いられていると聞くことも多く無意味な過剰反応には恐れ入ります。
・また、簡易検査で陰性が出るとインフルエンザが否定されたと勘違いしている人が相変わらず多いようです。気分的には「インフルエンザではありませんよ」と言ってあげたいのですが、いくら発病から時間が経過しても陰性に出ることはあるのです。検査が万能ではなく、診察時の所見や周囲の状況で診断することもありえるのも覚えておいて欲しいですね!
・小児で特に注意して欲しいのは、呼吸数が異常に速く浅い呼吸で青白い顔色、痙攣、異常行動が一過性or一瞬ではなく持続して数十分以上続くような時、意識障害が進行する場合等は急いで受診!!!


9月15日

今日の感染症動向調査の報告ではインフルエンザが復活していました。と言うより、おそらくは崇善地区内の小学校、中学校、保育園でまとめて出ているようなので他の地域に広がらなければ減少へ期待できるのですが、、、でも、昨日や本日の当院での状況では地域内でもっと拡大しているようでした。やはり重症感はありませんが普通感冒より季節性インフルエンザに近い症状ですね。
病原体定点なので基本的に全例ウイルス分離用に衛検へ送付していますが、今回は発症時間から短時間で簡易検査陰性例でも分離依頼にも出しておきました。AH3(A香港型)も1例だけ戻ってきたので驚きでした。今の時期は簡易検査でA型陽性なら90%以上は新型でしょうが100%ではないと言うことです。


9月14日

昨日NHKで新型インフルエンザの特集を行っていました。特に沖縄で大流行し重症者の治療でご苦労されていた様子が伝わってきました。確かに新型インフではウイルス性肺炎を若者に引き起こしているようで、呼吸器による管理が必要になってくるようです。レントゲン像も間質性肺炎像でした。きっと症状は息を吸っても酸素が体に入らないので呼吸が浅く回数が増え青白い顔色だと推測されます。抗生剤が効かないので人工呼吸器でウイルスが消え去るまで補助してあげる必要があります。咳き込みの人は多いですが、幸いなことに息苦しいとの訴えは当院にはありません。TVに出ていた沖縄の県立南部こども医療センター長は私の大学の同級生でしたよ。同じ病気でも重症者と軽症者が出てくるのは基礎疾患がない人でもありうることだしその理由はわかっていません。(おそらくは初期免疫応答の個人差ではないかと推測?)平塚市でもいったんは少なくなったように思えた新型インフも地域レベルで広がってきている気がします。学級閉鎖がまた出ましたし、続くと思える中学校も内諾しています。やはり季節がずれて冬の医療現場に近づいている感じですね!くれぐれも冷静に風評に流されずやるべき事をしっかり守って対処して頂きたいものです。明日の感染症動向調査の結果を待ちたいと思います。


9月8日

この間だいぶ更新が滞って申し訳ありませんでした。まあ、夏期休暇もありましたしと、、、、いい訳、、、でこの間のお知らせすべき事をまとめて記載します。

本日、先週の感染症動向調査の結果が出ました。松原小学校の学級閉鎖もあったのでインフルエンザがもっと増えているかと思ったら意外にも減少していました。この傾向は県内の他でもみられるので、もしかするといったん減少に向かうのかもしれませんが、、、、、甘いとの指摘もあったのでもう少し経過をおいましょう!
また、県の委員会でも新型インフルエンザの情報が多数出ました。ほとんど当方が承知していることですが県の次長さんからワクチンの最新情報をいただきました。結論はまだ何も決まっていないことだけですから、ニュースで流れている以上のことはありません。横田教授から脳症のガイドラインが小児科学会のHPに近日公開されるとの情報があり助かります。0歳児へのタミフル使用可能を確認出来たのも心強いことです。
今は学校でも保育園でも会社でも新型インフルエンザ恐怖症になっているかのごとくで、ちょっと怪しければ「お医者さんに行ってインフルエンザかどうか調べてもらうように」と言う患者さんで溢れかえっています。確かに早期診断は重要ですが、簡易検査でインフルエンザ陽性と出るのは12時間とか24時間ほどでも半数程度のこともあることを知ってもらいたいものです。検査で陰性でも近親者に患者さんがいて症状等から診断してもインフルエンザには間違いないのですから、、、検査を万能と考えないように国民を教育してほしいと恐らく医療関係者はみんな思っていることでしょう。今日の会議でも検査薬の品薄についての質問もありましたし、平塚市の休日夜間急患診療所でも品薄で困っています。検査の必要もないと医者が思っても、万一外れでもしたら投書されて訴えられそうにもなるのが今のご時世ですから、検査を行ってしまいます。結果、品薄で、、、いざというときに、、、、、、でも、県の薬務課の調査では徐々に供給されているようなので何とかなりそうですが資源の無駄遣い???必要悪??
重要なのは、重症者を早く見つけて早期治療をおこなってあげるかということで、自然経過で治りそうな軽症者に高価な検査を何回も何回も行うのは本末転倒の気がします。もちろん軽症者からうつされた人も軽症というわけではありませんから、他の人に感染させない気遣いは絶対に必要です。
ただ本日もありましたが小児で重症となりそうなのは、神経疾患特に脳性麻痺のような嚥下困難をきたしやすい人は要注意のようです。


更新の抜けていた期間の出来事
この間は、新型インフルエンザの話題で満載でした。どれも既にニュースで報道されているとおり新学期が始まって心配だとか、学級閉鎖が続くとか、保健師さんが亡くなったのには同じ医療関係者として考えさせられましたがタミフルを服用していなかったほど忙しかった?それとも感染実験?
4日には新型インフルエンザ訓練の打ち合わせがありましたが、想定したことが現実に起きていることにショックというのか訓練の意味合いが少なくなっていく気がします。

9月1日頃には新しいワクチンが承認されるニュースがありました。今後接種が出来るように販売まで進めば詳細に再度お知らせします。問題は任意接種で費用負担が大きいこと!

肺炎球菌ワクチン承認へ 小児の細菌性髄膜炎予防に

 厚生労働省薬事・食品衛生審議会の部会は31日、ワイス社が承認申請していた小児
用の初の肺炎球菌ワクチンについて「承認して差し支えない」との結論をまとめた。9
月下旬に開かれる分科会で審議された上で、早ければ10月にも承認される見通し。
 肺炎球菌は、肺炎や菌血症、細菌性髄膜炎などを引き起こす。特に細菌性髄膜炎は乳
幼児に多く、原因菌はインフルエンザ菌b型(Hib)と肺炎球菌が大半を占めるが、
肺炎球菌はHibに比べて症状が重かったり、急激に症状が進む劇症型が多かったりす
るとされる。Hibワクチンは既に国内で使われている。
 ワイスによると、接種方法は生後2、4、6カ月と、12~15カ月の計4回、皮下
に注射する。海外では95カ国で承認され、38カ国で定期接種の対象となっている。
                                 [共同通信]

子宮頸がんワクチン承認へ 国内初、10月にも

 ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症する子宮頸(けい)がんの予
防を目的としたワクチンについて、厚生労働省薬事・食品衛生審議会の部会は31日、
「承認して差し支えない」との意見をまとめた。
 9月下旬に上部組織の薬事分科会で審議し、順調なら10月にも国内初のHPVワク
チンとして正式承認される見通し。
 ワクチンは、製薬会社グラクソ・スミスクライン(GSK)の「サーバリックス」。
子宮頸がんの原因の約7割を占める「16型」と「18型」のHPVの感染予防が期待
される。
 子宮頸がんは、国内で毎年約8千人が新たに患者と診断され、約2500人が死亡す
るとされる。同省などによると、世界で実用化されているワクチンは2種類あり、サー
バリックスは海外96カ国で承認されている。
 国内でも専門家や患者団体から早期承認を求める声が強く、厚労省は優先審査の対象
に指定。海外の臨床試験データの審査と、国内での臨床試験を並行して進めた。国内で
は2006年4月から、20~25歳の女性約1千人と10~15歳の約100人を対
象に実施。接種後2年間の予防効果などが確認されたという。
                                 [共同通信

8月19日

このところ再び新型インフルエンザの報道で溢れかえっています。立て続けに慢性腎不全で透析中の方、糖尿病を持っていたり多発性骨髄腫の基礎疾患を持っている高齢者と残念ながらお亡くなりになって3名に達しています。また、低年齢の子供で人工呼吸器装着するとか痙攣を起こして意識障害の見られる重症者も報告が増えてきました。今までは元気に動き回る青年層の感染報告が目立って力士、プロ野球の選手、高校野球の選手もその中に含まれていましたが、いよいよその他の年齢層まで広がってきたようです。そうなれば必然的に重症者も増えてくるのが今までの季節型インフルエンザでも経験してきたことです。完全に蔓延期に入ったはずですが、国内のレベルは発生早期のままとは腑におちません。
季節型と同様に感染者が100万から1000万レベルに達した時には、従来のインフルエンザと比較が出来るかもしれませんが、、、、、やはり感染力は強そう、、、重症度は同じくらいかな??
感染症の基本は免疫力を高めることなので、効果のあるワクチンが出回ることをまずは祈りましょう!まだ新型で抗原性の変異は少ないと思われるので従来のワクチンよりも効果が出ると勝手に思っています。
そのような折りに、9月に行われる新型(豚)インフルエンザの対応訓練の話し合いが行われました。ある意味まことにグッドタイミングの訓練になるのでいろいろな再確認が出来ることでしょう!
明日からちょっと海外に出かけるのでしばらくの間は更新がままならないと思いますがご容赦ください。


8月18日

初の死亡者が出たことで再びマスコミが注目してくれた新型インフルエンザです。でも、実態は日本中が騒いだときの数倍も出ているし本日の感染症動向調査でも数字がのびています。その最中に新型インフルエンザの死亡率が0.5%と報道されたので一言コメント。これは初期にメキシコで亡くなる人が多かったのは受診が遅れたり治療薬がなかったのが原因で正確な死亡率でないので除外し、カナダとアメリカの調査結果から今回はじき出した数字とのことでした。原文を読んでいませんが、PCRで確認した確実な新型インフルエンザで死亡した人を対象としたとなっていましたが、そもそもアメリカでは5月の時点で重症者だけPCR検査するような体制になっていたはずなのでPCRで確認した患者さんはそもそもある程度の重症度が高かったのではないかと思われます。そうならば0.5%よりもずーーと少ない数字になって日本並みの死亡率に近づくのではないかと勘ぐってしまいます。今は全数把握していないのでわかりませんが、恐らく新型豚インフルエンザの患者数は5万~10万に達している可能性が高いので、亡くなった人1名で計算すると、、、、でも何度も申しますが、死亡率が云々される疾患は油断は大敵ですよ!


8月16日

今日は夜間休日診療所に勤務してきました。昨日報道があったように新型インフルエンザで初の死亡者が出たこともあってか昼間はインフルエンザの検査で大変だったようです。しかし、夜間では兄弟が昨日診断を受けた兄の弟が発熱だったので検査を行いやはりA型陽性のインフルエンザでした。報道されているとおり夏休みであるにもかかわらず全国的にインフルエンザの流行は続いています。休日診療所で診断されたインフルエンザはいずれも全身状態は良く軽症で済むものと思われますが、基礎疾患のある人は十分な経過観察が必要だと思います。これは冬の季節型インフルエンザでも全く同じ事なので必要以上に恐れることはないと思います。
日本での重症例はやはり透析患者、喘息などの慢性呼吸器疾患を持っている人、あとは抗ガン剤やステロイド使用中の人、妊婦さん、糖尿病でコントロール不良の人等がやはり要注意でしょう。
今回の夏の流行パターンはキャンプや合宿で幅広い層の参加するところから広がっている気がします。
報道では各所で集団の発生が見られているようですが、これが冬のインフルエンザで同じような報道したらその数は恐ろしいものだと思います。しかし、この先100万人以上も罹患者が出たら死亡者を含めて重症者の数も増えるのは確実なので覚悟しましょう。でも、ほとんどの患者さんは季節型と同じで特別な疾患という印象がないことだけは確かなようです。

新型インフルで初の死者 沖縄・宜野湾市の57歳男性 腎臓などに疾患、肺炎併発

 沖縄県は15日、新型インフルエンザに感染した沖縄県宜野湾市の男性(57)が入
院先の病院で死亡したと発表した。厚生労働省によると、国内では5月に初の感染者が
確認されて以来、死者は初めて。
 県によると、男性は心筋梗塞(こうそく)の治療歴があり、慢性腎不全で人工透析を
受けていた。新型インフルエンザに感染したことで肺炎を併発、その後、敗血症を起こ
したことが死因とみられる。県は「心疾患や慢性腎不全の持病があり、免疫力が落ちて
いる状態で新型インフルエンザに感染し、急速に容体が悪化した」と説明している。
 舛添要一厚労相は同日、那覇空港で記者会見し、死亡した男性の検体を国立感染症研
究所に持ち込み、ウイルスの変異の有無を確認する考えを示した。
 男性は9日午後から、のどの痛みなどの体調不良を訴えていた。10日に病院で透析
を受けた際、37度台の発熱があったため簡易検査を受けたが、結果は陰性だった。
 しかし12日、透析中に39度まで体温が上昇したことから、再度検査を受けたとこ
ろインフルエンザA型陽性と判明。タミフルを投薬され中部徳洲会病院(同県沖縄市)
に入院したが、14日未明から容体が悪化し、15日午前6時54分に死亡した。
 県が緊急に感染確認のための詳細(PCR)検査を行った結果、15日午後4時ごろ
、新型インフルエンザに感染していたことが分かった。
 新型インフルエンザは数日間の潜伏期間があり、感染時期は今月5~6日ごろとみら
れるが、感染源は不明。家族などに症状はなく、院内感染を示す情報もないという。男
性に海外渡航歴はない。
 国は新型インフルエンザに関する国内対策の運用指針を6月19日に改定し、対策の
重点を重症者に移していた。
 現在は、すべての一般医療機関で感染者を診察し、軽症者は自宅療養としている。ぜ
んそくなど重症化の恐れがある人には抗インフルエンザ薬の投与や、PCR検査を優先
的に実施し、迅速な対応を取るとされている。
▽新型インフルエンザ
 新型インフルエンザ(H1N1型) 豚インフルエンザウイルスが、人に感染しやす
く性質を変えて生まれた。世界保健機関(WHO)はメキシコ、米国での患者急増を受
け、世界的大流行(パンデミック)を起こす危険がある新ウイルスと認定。6月11日
(現地時間)には警戒水準をフェーズ6に引き上げ、パンデミックを宣言した。主症状
は高熱、のどの痛み、筋肉痛など通常のインフルエンザと同じ。糖尿病やぜんそくなど
慢性疾患のある人や妊婦は重症化の恐れがあると指摘されていた。
                                 [共同通信]

8月12日

ようやくPCが生まれ変わって戻ってきました。保存してあったデータを戻して大まか元に戻りました。
さて、予想されていたとは言え新型インフルエンザ(A H1N1)で重症者の報道がありました。茨城県で4歳の男子が脳症で呼吸管理をしているとのことです。8月に入って減少するどころか報告数が増えている感もあるインフルエンザで、実際には第二波が押し寄せている気もします。当面は新型インフルエンザの重症者をいかに早期に発見して加療するかが問題になってくると思いますし、季節型インフルエンザと同時に流行する時が次の山場になると思っています。

4歳男児がインフル脳症 呼吸不安定でICUに

 茨城県は11日、新型インフルエンザの感染が確認された4歳男児が、インフルエン
ザ脳症になったと発表した。
 県によると、男児は土浦保健所管内に在住。9日朝からせきの症状があり、10日朝
に38・5度の発熱があった。同日午後ぐったりしたため、母親が呼んだ救急車で病院
に運ばれた。けいれん発作や意識障害があり、呼吸が不安定で人工呼吸器を装着してい
る。
 11日に詳細(PCR)検査で新型インフルエンザの陽性が確定し、集中治療室(I
CU)で治療中。けいれんを止める薬を投与している。海外渡航歴はない。
                                 [共同通信]

本日、県と市と医師会で9月に行われる訓練のための初顔合わせがありました。現実的には如何に重症者を早く見いだして加療していく道筋を見つける訓練になるかと思います。

7月29日
この1週間メインのパソコンが徐々に力をなくしついにダウンしてしまいました。この間に更新作業しても保存が危ういので控えていましたが完全にハードディスクの不良で初期化しても直らないのが判明し他のPCで作業をしばらく行うことにしました。本当にバックアップ体制がいつでも必要だと再認識しました。
さて、このところ新型インフルエンザの患者さん報道が少なくなったと思われていることかと思いますが、これは先に述べたようにいちいち報道してももう追いつかないほど蔓延していると考えてください。脳症の報告も出始めましたが、報道内容を見る限り一時的な意識混濁か熱による譫妄で重篤な状態ではないようです。平塚市では新型インフルエンザの訓練を9月に行う準備をしていますが、現在の新型は豚インフルエンザを指しているのでどのような内容にしたらよいのか迷ってしまいますね!


7月19日

休日夜間診療所に出向いてきました。7月としてはずいぶんと患者さんが多く夜間も50名を優に超えていました。殆どが急な高熱と頭痛や吐き気という症状で中には新型インフルエンザでしょうか?と聞いてくる人も多かったです。まあ発症からの時間も短く幼児がほとんどで周囲にも疑わしい人がいないので常識的には夏風邪ですが、完全否定できる状況ではないの経過を追って必要なら検査でもとお帰り願った人が多かったです。年長者や中学生にインフルエンザの検査をしましたが幸い陽性者ゼロでした。もう一つ目立ったのは訳の分からない発疹症で何らかのウイルス性発疹だと思うのですが、、、、、


7月16日       神奈川県の対処方針等

このところ毎日のように新型インフルエンザが平塚市内で報告されています。本日も2名追加で合計11例の発生が報告されています。もちろん重症者はいませんし過度な恐怖心を持たないで欲しいのですが、現実に豚インフルエンザはもう通常のインフルエンザと同じようにどこでもいる疾患になっています。そして神奈川県では発熱外来を休止することになるために遺伝子検査で確定報告される数は今後は減ってくると思います。おわかりのように豚インフルエンザが減少するのではなく数が増えすぎて全数の把握が出来なくなっただけです。
今ではマスコミの報道も影を潜めていますが、この真夏にインフルエンザが出ていることを忘れないで具合が悪ければ無理をしないでその旨を話した上で受診し適切な検査や治療を受けて下さい。軽症で治る可能性が多い疾患ですが無理して病気を重くしたり、免疫弱者へ病気をうつしてしまうことは是非避けて下さいネ!


7月14日
このところ毎日のように豚インフルエンザの報告が出ています。神奈川県も300人を超えて見事兵庫県を抜いて大阪に次ぐ全国2位の報告数になりました。5月には兵庫が主役でマスコミに毎日登場していたのに騒がれないのは良いのやら悪いのやらわかりません。幸いなことに日本での死亡者がいないし普通のインフルエンザ扱いにしようと模索している最中ですが、相変わらず1~2名の感染者が出ると学年閉鎖が行われているようです。冬のインフルエンザで1名や2名出たところで誰も騒ぎませんからねぇ、、、、
平塚市でも神田中学校が学年閉鎖になりました。漏れ聞くところ、他の中学校でも高熱の生徒がいるのでかなりの確率でまん延してきたようです。この梅雨明け宣言が出た真夏にインフルエンザが生き残るとは今後1年中振り回されるのでしょうか?この状況なので学校の先生も発熱者がいるとすぐに「お医者さんに行って新型インフルエンザかどうか調べてもらってくるように!」と家に帰すようです。どこでも簡単に豚インフルエンザか否かの検査が出来ると思っていらっしゃるようなので教育委員会へ念押し確認させてもらいました。つまり保健福祉所経由で衛生研究所に検体を運ばないと出来ないのです。自費で行えば費用が4~5万円ほどかかるようですから。今週中にも神奈川県の対処指針が出るようなのでその内容の確認をしてもらい学校が夏期休暇に入る前に知ってもらいたいものです。想像するに中体連や高体連など夏休みは課外活動が盛んなのでもっとインフルエンザが広がることでしょう!
今日は保健福祉事務所と情報交換、教育委員会、県医師会の委員会、市長さんと雑談と各方面でいろいろありました。


7月10日

昨日の総会の挨拶でも話したことですが、今週初めに平塚市で初めての新型(豚)インフルエンザの報告がありました。既に新聞で報道されているのでご存じの人も多いようでしたが、お隣の伊勢原高校で集団発生があり遺伝子検査まで行われて確定したようです。平塚市在住者が2名確定ですが恐らく全国的にたくさんの感染者がいることと想像されます。感染研の報告でもマスコミが騒いでいた5月よりも6月の方が全国的に報告が出ているので大流行のはずです。でも、ニュースで流されるのは、中断していた修学旅行を再開し関西では活気を取り戻したとあたかも豚インフルエンザが終息したように思える報道をしていることです。何か可笑しいと思いませんか??私も騒ぎすぎは困ると言ってはきましたが、正確な情報を伝えて欲しいと思います。豚インフルはSARSのように怖くはないが、季節型インフルエンザと同様に場合によっては死亡者も出る可能性のある感染症でもあります。神奈川県の対処方針がまだ正式に承認されてはいませんが、一般の医療機関で季節型と同様に診察治療して発熱外来を休止すると言う方向に変わりはなさそうです。市内で患者さんが出た報道がなされたためだと思いますが、保育園や学校でも熱発者の親御さんにインフ検査を求めているようです。気持ちも分かりますが小児科は1年中発熱外来ですからねぇ、、、、


7月9日

どうも更新が疎かになっていますがお許し下さい。本日は小児科部会の総会が行われました。保育園部会も土俵が同じと言うことで相乗りになっています。昨年度予算の執行状況が報告され今期の予定の概略が示されました。講演会は「日常診療に役立つ性分化のABC」の演題で慶応大学小児科准教授の長谷川奉延先生にご講演いただきました。停留精巣と矮小陰茎が中心だったと思いますが、慶応大学での人気ランク1の講義らしい視聴者参加型の講演で勉強させていただきました。頻度はいずれも1%位。停留精巣は3か月以降に自然下降は期待できない。1~2歳で固定術でもっと早くても良い。10歳前の手術での悪性化は少ない。矮小陰茎は、伸展陰茎長≦平均-2.5SDであり、新生児2cm、乳幼児2.5cm、学童3.0cm、思春期以降4.0~6.0cmあれば大丈夫と言うことでしょう。


6月19日

さてさて、ブログの様な独り言になっていますが、この1週間もあっという間に過ぎました。14日の夜間急患診療所の報告も忘れていましたが、季節はずれに高熱や激しい咳嗽もありましたが毎度のごとく、3歳以下で急に熱が出て新型インフルエンザではないか心配で来院したという人が多かったです。小児科は昔から発熱外来をやっているわけで必要が有れば行いますが(数名の検査で陽性者はむろんゼロ)、発熱早期の来院やにこにこ元気な子供の検査は行いません。でも、説明に時間がかかるので困ったものです。豚インフルエンザがそれほど怖いと言う印象はどこからきたのでしょうか??
17日には平塚市医師会の公衆衛生委員会が行われました。いつも出席者が少ない委員会ですが、今回は欠席者が目立つ盛況の出席率で、やはり新型インフルエンザ対策への関心の高さでしょうか?担当理事として鳥インフルエンザの現状と、豚インフルエンザの今までの経過や平塚医師会の取り組みを説明させていただきました。むろん保健福祉事務所からの指導助言を含んだものです。
各診療所にマスクを中心とした防護体制の助成が必要、新型の呼称をはやく別に作らないと鳥インフの出現があると混乱する!入院費用や補償問題等いろいろありました。
18日にも市内結核予防対策委員会でもインフルエンザとは別の結核についての話。残念ながら学童関係者に発病者が出ているようですが、、、今後の広がりが無いことを祈りましょう。

とまとめていたら、厚労省から運用指針の改定が行われました。昨日ニュースになっていたので原文が出るまで待っていましたが、簡単に言えば「普通の診療を行って下さい」になります。感染患者と非感染患者を一緒にしないように、弱者への予防対策は厳重に、全例遺伝子検査を行う必要がないのも通常のインフルエンザと同じで、病原体定点からや集団発生時に遺伝子検査を行うことになりました。こうなると新聞で発表されていた神奈川県で○○人発生と正確に言えなくなりました。5月初旬のアメリカの対応とやっと一緒になったわけでもあります。ですから発熱があって診療所で簡易検査を行ってA型インフルエンザと診断されても集団でない限り遺伝子検査を行いません。必要有ればタミフル、リレンザ投与して自宅で療養してもらいます。ここ1か月余平塚市で行っていた対策に国が従った形にもみえますねぇ、、、!?


6月12日

さてさて、ようやくWHOも豚インフルエンザをフェーズ6に引き上げパンデミックにあるとしました。鳥インフやSARSが世界にまん延したら空恐ろしいですが、豚に関しての現状では通常の季節型インフルエンザと同じに世界中でいつでも罹患しうる状況になっただけとも言えます。毎年日本でも季節型インフルエンザの患者さん数と死亡者数は豚インフの1万倍ほどになるのですから、、、、
あとは、小児科学会の提言通りの診療体制に戻してもらうことで、私が1か月も前から述べていた重症度別のガイドラインを作成し直すことにようやく厚労省も着手したようです。豚インフを防ごうとはもう考えないことで、今後はソ連型や香港型等と同じく末永くつき合っていくインフルエンザになっていくと解釈した方がよいでしょう。


6月12日

9日には県公衆衛生委員会が行われましたが新しい知見はなかったようです。11日には湘南小児科連合懇話会による講演会が茅ヶ崎市小児科医会の当番幹事で行われ、今年中に承認されるであろう子宮頸ガンワクチンの話を横浜市大産婦人科の宮城悦子先生が話されました。子宮頸ガンは若年化(20代~30代)が進んでいて、年間8,000人が発症し約2,400人が亡くなっています。その大部分(99%)はHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因で、2価ワクチンに含まれる16型と18型によるものが日本では60%と言うことです。残りは検診で早期発見が必要だそうです。これはHibの10倍の患者数・死亡者数ですが、Hib同様にてワクチンで大部分が防げるので是非とも行いたい予防接種になりますが、Hibワクチン同様に日本での承認が遅れており残された国は北朝鮮と日本だけだったようで悲しいことです。なぜこれほど日本の予防接種行政は遅れてしまったのでしょうか?今回も任意接種扱いになるので、0,1,6か月の3回を12歳頃に接種することになり1回につき1万円ほど費用がかかるそうです。国も県も市もどこもお金がないので公費負担は難しいと常套句のように言われますが、本当に無駄なお金を回せないのでしょうか??


6月5日

先週の県内感染症動向調査が出ました。厚木と藤沢で増えていたインフルエンザの報告数が半減したので少々安堵しています。こちら

また小児科学会からの提言 があって、季節型インフルエンザと新型インフルエンザは現状では大差ないので診療体制を普通に戻し重症者の収容体制や治療薬、検査体制を整備するように進言していると思います。今後、重症者が増えてくる可能性も否定できないので十分な注意が必要ですが、少なくとも今の段階で特別に昔の伝染病予防法みたいな体制を続ける意味は無いと私は思っているのですが如何でしょうか??国内最初の感染者は5月5日と保存検体で決まったようで、成田の検疫で見つかったと騒いでいたときにはすでに国内にまん延していたようです。通常の感冒として治った人も多いはずなのでやむを得ないかもしれません。


6月1日

昨日は休日夜間急患診療所に終日勤務してきました。例年患者さんも多くない時期ですが、予想に反して発熱の患者さんが目立ちました。溶連菌感染や虫さされが多少増えているようですが新型インフルエンザが心配という人も予想通り目立ちました。元気の良い人や発熱後時間のたっていない人には検査は行いませんでしたが比較的年長者でインフルエンザ様疾患の数人に検査をしましたが陽性者はいませんでした。でも、昼間は66人で夜間23人とそこそこの混みようでした。
現在感染症動向調査で厚木と藤沢で季節型インフルエンザの報告が増えているのが気になって過去10年間の全国の20週(大体5月中旬頃)時点の報告数を調べてみました。2000年からの全国感染症定点の報告数とかっこ内が神奈川県の報告数です。(実数はこの5~10倍はいると考えて下さい)
2000年 132人(10人)
2001年 1131人 (52人)
2002年 2981人 (12人)
2003年 217人 (1人)
2004年 464人(4人)
2005人 3248人(19人)
2006年 3830人(64人)
2007年 5559人(32人)
2008年 962人(38人)
2009年 5035人(197人)(21週は215人と増加中)

調べると、過去10年間で全国のインフルエンザ報告は2007年に次いで2番目の多さです。神奈川県に関しては過去10年間で最高の報告数になります。2007年は東北地方と北海道で多発したようですが、今年は全国まんべんなく報告されている気がします。もしかすると話題の新型インフルエンザがこの中に含まれているのではないかと勘ぐってしまうので、例えそうだとしても決して重症疾患ではないので怖がることではありませんが国の施策を変更するに値する情報になるので今後の動向に注目したいと思います。インフルエンザの季節が毎年6月までになったら、、、、、忙しくて、、、大変ですが、、、!

このこともあって、本日保健福祉事務所の所長さんと課長さんにいろいろ教えていただきまた情報交換をしてきました。県内のインフルエンザの一部にA香港型が出ていることは確認されているようですが全てを詳細に検査しているわけでもないので今後に注目と言うことでしょうか?今回の豚インフルエンザは今後にやってくるかもしれない強毒型の予行演習とはよく言われることですが医師会の対応も改めて確認しなければならない事がまだまだ沢山あると思った次第です。

湘南ケーブルテレビで市民向けの医療関係の放送をしており平塚市のHPからリンクされています。休日診療所の撮影は2週後のようですが、今回の新型インフに関して保健福祉事務所からの撮影があったようで動画を直リンしておきます。ここ


5月28日 日本脳炎ワクチン

新日本脳炎ワクチンに関する情報で、昨日宿題になっていた事項です。第1期の途中まで旧ワクチン使っていた人に新ワクチンを使用した治験は無いが法律的には問題なしとの信頼すべき筋からの情報です。また、今回のワクチンにはウシ血清が使用されている事を周知してもらってから接種になりますが、これはBSE問題があったために必要なことでHibワクチンも同様な手順を踏むことになっていますが、細胞培養に使用したが洗い流されているので実際に混入はほぼ無いはずで心配ありません。もちろん旧ワクチンで必要だった同意書は新ワクチンには要りません。予診表も従来のものを使用する事になっているようです。予防接種法上対象年齢を外れてしまった人への対策は一応考えているようですが何もまだ決まっていない状況のようです。あとはワクチンの本数が少ないので配布がどの様になるのかが今後の問題になるでしょう!
以上、本日も神奈川小児科医会の幹事会が行われて新型インフルエンザや他のことで活発に話し合いが行われました。皆さん本当に熱心で感心致します。平塚市からの代表は小生だけなので間違った情報を得ては大変なので結構プレッシャーになっていますよ!
厚労省で改訂Q&Aが出来ていまして、HPに載せる手はずになっていますので掲載され次第リンクしようと思っています。


5月27日 日本脳炎ワクチン!?

恐れていた展開になりそうなのが、組織培養による新しい日本脳炎ワクチンです。元々本日発売予定でしたが、5月25日付の厚労省からの通知が出て省令改正が6月2日になされて同日交付施行となるので混乱を避けるため発売もこれ以降にするようメーカーに依頼したというものです。つまり、本日発売しても予防接種法の取扱いがされませんということです。平塚市では6月1日に販売業者さんと契約する運びです。問題なのは、新しい日本脳炎ワクチンは定期の第1期のワクチンとして使用する(第2期予防接種については有効性安全性が確立していないので当面の間規定しないこととする。)接種における積極的な勧奨は差し控えること。と言う2文があるので、発売本数が少ないための姑息な手段がとられていることです。また、従来の「日本脳炎ワクチン」は引き続き第1期、第2期として接種できるとされているので、6月2日以降で第2期日本脳炎ワクチンは従来のワクチンを用いて同意書を得て行うことになるようです。新しいワクチンは、原則的に(ワクチンの供給が少ない間は)まだワクチン未接種の第1期に使用することになっているようですが、第1期であればどの時点(1回目?2回目?追加?)でも構わないとも解釈されます。それで、従来のワクチンが途中で中断した人への特別な記載もないので、その途中の第1期からの新しいワクチン接種しても構わないことになりますが、確実な記載がないので至急に当方でも調べることにいたします。いくらワクチンが不足状態だからと言っても最初からわかっていたことなので、原則中断の時期からもっと対応を検討して欲しかったと思っています。本当に、厚労省の対応は先のMRワクチンの時も同じでしたが遅いし見通しがあまりにも悪すぎると言わざるを得ません!


5月22日

話題の新型インフルエンザの基本的対処が官邸より出されました。こちら参照。まあ一歩前進に思えますが正直言って石原都知事が騒ぎ過ぎじゃないの?と言っていた言葉が印象的でした。これほど一人一人発生の度に報道されるとエボラ出血熱とかSARSとか致死性の疾患が迫ってくると勘違いしてしまいますから。日本以外では概ね軽症の流行疾患が広がっているので注意しましょう。軽症と言っても重症化することもあるので楽観視は禁物ですが軽症なら検査も治療も特に必要ありませんと言う対応です。アメリカでもようやくピークに達した感じで死者も季節型より少なくてすみそうとの見解が出されています。昨日夜に神奈川県医師会の新型インフルエンザ対策に関係する会議が横浜で行われ、各郡市医師会での対応が話し合われました。報道関係も行政関係も集まっているので過激な発言は慎むようにとの釘が最初に刺されたのは何ともはやです。で、内容の詳細は出せませんが、基本的に国の定めた新型インフルエンザの対策マニュアルに従っていますし、NEJMと言う医学雑誌に掲載されたアメリカ症例は決して軽症ではないとの警鐘が出されました。でも、アメリカでの軽症者は統計にも載ってこないので推定感染者数で考えたらやはり特別致死率の高い疾患ではないと思えます。今後は国内発生者の治療体制の確保と重症者を収容する医療施設の充実に重点を置くべきだと私は考えていますが、まだ感染者の少ない地域では患者さんは一律入院させて隔離させる方針のようですね。今はマスクをしないだけでも何か責められてしまう国内の雰囲気を早く正常に戻して欲しいものです。これだけの騒ぎを麻しんの流行時に行ってくれたら高校生のMRワクチン接種率が一気にアップしてくれたのにと思います。恐らく麻しんの方が今の豚インフルエンザよりもずーーと怖いはずなのに、、、、、、、、、


5月19日

昨夜は小児科部会の幹事会があっていろいろ問題点を話し合いました。Hibワクチン不足になってしまいましたが必要性が高いのでこれからも積極的にPRしていくし市民病院の先生が各種メディアでPRして下さって心強いことです。保健福祉事務所の所長さんと新型インフルエンザの対応についていろいろ確認をさせていただきました。また、午後には医師会へも保健福祉事務所の皆さんが新型インフルエンザについて説明に来られました。表だってはなかなか言えませんが誰でも鳥インフルエンザ対応のマニュアルで豚インフルエンザに対応していた今までの姿勢に疑問を持っているので政府の方針変更を待っている状態です。今まで何回も書いたように季節型インフルエンザと同様でも季節型インフルエンザは決して軽い感染症ではありません。毎年たくさんの感染者が出て多くの人が亡くなっているのですが知られていないだけです。異様に防護服で身を固めて検疫していた姿をテレビで見ていると空恐ろしい感染症が蔓延して怖いと言う恐怖心を植え付けてしまったのは如何なものでしょうか?マスクをこれだけつけるのなら毎年冬のインフルエンザの時にもマスクをして欲しいものだし地域毎学校閉鎖して欲しいものですが現実的ではありませんね。
本日先週分の感染症動向調査の結果が出ましたが、まだ季節型インフルエンザが出ています。当院でもB型インフルエンザが出ています。5月も中旬ですがインフルエンザもしぶとくなったものですね!


5月18日

相変わらず兵庫と大阪で新型インフルエンザが増え続けています。ようやく舛添厚労大臣も季節型のインフルエンザ並みなので重症者だけ入院させる方向である旨発表しましたね!ようするに蔓延期の処置に当たるのですが、言葉を換えれば普通のインフルエンザと同じ扱いにも近いです。麻生総理も舛添さんも国民の皆さんは「冷静に」と述べていますが、私の目からは政府が冷静になってほしいと考えています。もういくら押さえ込もうとしても無理でしょう!幸い軽症者が多いので今後の免疫になる可能性すらあるのだからとも考えます。よく、糖尿病や透析を受けている人は重くなるからとかの言葉も聞かれますが、いつもの季節型インフルエンザでも全く同じで免疫弱者はやはり要注意でしょう。季節型とは「免疫がないのが違う」とも言われますが、これはごもっとものご意見で今後の経過をみないといけません。しかし免疫を少々かじった者の意見とすれば、人の免疫は生まれついて存在するPrimary response(初期反応?)があって、初めて接触するものに対してもある程度の抵抗力が期待されています(正確には個人差があって難しいでしょうが)。この範囲内で治療できる可能性も今回の新型インフルエンザにはありそうです。
何も治療せず(タミフルやリレンザ使用せず)に治っている人が多いようですから、、、、、合併症の見極めがきわめて重要かもしれませんね!以前に書いたようにインフルエンザであれば、今のペースで増え続けるのは季節型インフルエンザでも全く同じです。異常行動云々で騒がれる前にはタミフルの消費量でみると日本は世界の約8割とも言われていました。備蓄に回す国々が多い中で日本は積極的に抗インフルエンザ薬を使ってきたわけで今回の豚インフルエンザにも効果がある限り光明が差している気がします。刻々と状況が変化していますが、海外の多くの国は風邪の新しいのが流行っている感覚だそうですよ!
アメリカでも基本的に学校閉鎖の効果を認めていませんしマスクの使い方でも予防への効果は疑問視しているようですから国によっての温度差が違いすぎて日本の報道だけに漬かっていると訳がわからなくなります!


5月16日

昨日は医師会役員の新旧歓送迎会が行われました。14名もの移動でここ数年で最大規模になったようですし、前会長の小池先生は28年もの長きに渡って尽くされたとのことでただただ恐れ入ります。市長さんからは新型インフルエンザ対策本部を立ち上げた旨話がありましたが、折しも本日神戸の高校生が海外渡航歴がないのに発病したようです。まあ、時間の問題だったわけでこの事態は十分に想定されていましたが国内発生早期としての対策マニュアルにあくまでも沿っていくような雰囲気です。個人的には季節型インフルエンザと同じ程度だからAメキシコ型扱いでも構わないと思うのですが、、、、、きっと国内発生数はこの先数十万単位になるとおもいます。すべてが遺伝子検査出来ないので旧来のAソ連型やA香港型と同じ扱いになる気もします。ちょうど今は冬ではないから遺伝子検査まで出来るでしょうが、冬に近づいたらいったいどうするのでしょうか?地域全部休校や外出自粛などになれば機能しなくなりますから、、、、、今回の新しいインフルエンザ用の対策行動計画やマニュアルを作成し直したら如何なものでしょうか??
それにしてもインフルエンザの症状がほぼ消失して元気になりかけているところで入院隔離され騒がれるとは、、、いやはや


5月11日

この間にアメリカ帰りの高校生等が新型インフルエンザと診断されて成田赤十字病院に隔離されたようです。この病院は自分も昔勤務したことがあり今も感染症対策のチーフが先輩でもあるので複雑な気持ちです。前にも述べたように強毒型の新型インフを想定していたのに、時間がたってよーーく考えてみると現状では通常の季節型インフルエンザと大差ないように思えます。自然に治った人も多く、今回の高校生にもタミフル等の薬を使わない人でも経過良好のようですから、、、、まあ、今年もAソ連型とA香港型とB型インフルエンザが流行しましたが、これにAメキシコ型が加わったと言う考えでは甘いのでしょうか??
1月からの通常のインフルエンザの報告数を第16週(4/13~4/19)までまとめてみたら、合計1,187,670人と百万人を超えています。これはインフルエンザ定点になっている全国の約5,000医療機関からの数ですから、実際にはこの数倍(5~10倍?)あるはずです。平塚保健福祉事務所管内(平塚、大磯、二宮)では11医療機関が報告するだけで、K済病院やTO大学病院も報告する病院ではありません。まあ、概数で毎年1,000万人ほどの感染者が出ると考えられているとおりでもあります。この新型インフルエンザが世界で4,000例越したと報道されても国によっての対応が別々のようで考え物です。
どうも、アジアの国ではSARSで騒がれた香港や台湾、中国に日本も含めて厳戒態勢ですが、その他の国では新しいインフルエンザではあるが通常のインフルエンザに近い対応しかとっていないようです。この先、病原性を増してくる可能性はあるので注意は必要ですが、国内で蔓延するのは時間の問題だし一人一人の感染者を大本営発表するクレージーさはいかがなものでしょうか?早くタミフル、リレンザ以外に現在治験中の薬の開発と診断キットの開発とAメキシコ型を旧来のワクチンに含めた新インフルエンザワクチン開発に向けて欲しいものです。極論を言えば、今の間にAメキシコ型インフルエンザに罹患しておけば治療もまず大丈夫そうなので今後にくるであろう第2波には免疫が出来て安心かもしれない、、、、、、とも。とにかく今の体制はおかしいけれど、もし間違ったら非難囂々となるので声を潜めている気がします。
特に日本の報道しかみていないと感じないかもしれませんが、たまたま外国から日本を見る機会に遭遇していたのであまりに奇異にうつります。
PS:本日も当院にBインフルエンザの高校生がいました。渡航歴なくてももしA型だったら悩むので一瞬検査もためらってしまいましたよ!


5月7日  
長期のお休みを頂きご迷惑をおかけしました。この間大変な出来事がありました。新型インフルエンザの認定ですね!4月末にメキシコでの豚インフルエンザの報道が出て、新型インフルエンザフェーズ3から出発早朝にフェーズ4まで引き上げられた28日から欧州に出かけていました。成田空港では報道陣がメキシコ出発の人を捜していましたが、まだ平穏に出発できました。昨日帰国するまでに経由地含めて、ロンドン、ミラノ、ローマ、パリの空港を通りましたがマスクをして歩いている人はゼロと言っても過言ではありませんし、TVでも新聞でもメキシコのFlu扱いは報じていましたが自国で対策がどうのこうのと報じている印象はありませんでした。もちろん言語に通じていないためかもしれませんが、成田空港に帰国した時は非常に驚きました!!マットで消毒して健康状況アンケート用紙に記入し説明を受けましたが、周りがマスクや帽子ガウンの人までもが目立ち、日本で北朝鮮のTVをみると奇異に映るのと同じように、成田の厳重警戒ぶりが奇異に映りました。どうも日本だけが感染者もいないのに騒ぎまくっている印象です。
自宅に戻れば案の定、厚労省からの通知医師会からの通知であふれかえっていました!また、平塚市での新型インフルエンザ対策の会議も本日既に3回目が行われて対策が行われております。これは、鳥インフルエンザを想定した強毒性の新型インフルエンザを念頭にここ数年計画されたものがたった数週間で弱毒型のインフルエンザに報告転換しなくてはならないジレンマがあります。でも良い実地の訓練になるのかと思うし適度の応用力を持って取り組んでいかないと思います。そして、行政のトップがキリの良いところで通常の季節型インフルエンザと同様の扱いに戻して欲しいと思っています。


4月26日

先の医師会の理事会で職務が決まりました。まあ数え上げたら、、、約20種類弱もの○○委員とかになってしまいましたよ!いくら会議が年に数回とは言ってもこれだけ沢山あると診療以外が多すぎますね!県医師会や神奈川県(保健福祉事務所)関係、平塚市関係等ですが他の役員にもいろいろあるので総数いくつの会議や判定会、協議会、推進委員会、連絡調整会議等があるのでしょうか?役員はこのようにボランティアで選任されるのですが、医師会員の中にはこの1つでも断る人が多いと聞いていますので残された者へのしわ寄せが辛いですね。私は感染症や予防接種、食生活、廃棄物、小児関係が多いです。
さて来週は長期のお休みを頂いており、皆様にご迷惑をおかけすると思いますがよろしくお願いします。


4月21日

1週間が経過し、先週の感染症動向調査結果が出ました。確実に季節の変化が伺えます。そして、ポリオワクチン接種の季節にもなってきました。平塚市は来週の28日から約1ヶ月間各会場で行われます。そこで毎年叫んでいることになるかもしれませんが、ポリオと麻しんワクチンが重なりそうな人は麻しんを優先させて下さい!!昨年は麻しんの大流行で危機感もありましたが、今年の麻しん流行はまだみられていません。でも、5月6月がいつも流行するのでその前に是非ともワクチンを済ませて欲しいものです。ポリオの後1か月してから麻しん接種をするのでは時には間に合わない可能性もあるからです。日本ではポリオ制圧されているのは前回記載したとおり。残っているのはワクチンを飲んだためにおこるワクチン由来のポリオだけですからこんな危険なワクチンを早く止めて欲しいものです。他の先進国並みに不活化ワクチンになればお勧めしても良いですが、、、、


4月14日

先週の感染症動向調査結果が出ました。やはりインフルエンザは半減して消滅も間近ですが、13人の報告があると言うことは大体1医療機関で週に1名のインフルエンザ患者さんがいるという計算です。でも、当院で今週既に2名出ているので怪しい人はまだ検査した方がよいでしょう。一昨日の休日診療所でもインフルエンザが流行しているらしいので受診した人が目立ちましたが、決して流行はしていません。ニュースの影響は大きいですね。今月末からポリオの予防接種が集団で始まります。日程と会場が決まっているとので毎回90%以上の接種率で大変接種率の高いワクチンです。確かに標準的な接種年齢が1歳半までとなっていますが、野生株ポリオの患者さんは1980年を最後に国内発生はなく絶滅宣言の出ている疾患ですから本当は慌てることなく必要なワクチン接種が終わってから最後にポリオを行えばとも思えます。20人用であること、生きたワクチンを口から飲むため便からウイルスが排泄されて地域が汚染される可能性もあること、この2点が集団になっている主な理由でしょうが、病気自体の切迫度はまったくありませんからねぇ!かえって、ワクチンによるポリオ麻痺の方が現時点では危険かもしれませんから、、、、順番を考えたいものです。


4月12日

今日は久しぶりに休日診療所の昼間だけ出かけてきました。さすがにインフルエンザを思わせる人も少なく内科でB型インフルエンザが1名出ただけでした。小児科では意外に吐き下しの子どもが目立ったのと水痘が数名みられましたが総数50名ほどで比較的空いた一日でした。第二日曜日なので眼科と耳鼻科合わせて5科が勢揃いする診療所で昼食時間は各科の情報交換や医師会運営への要望などを聞くことが出来て有意義なひとときでもありました。


4月11日

今週は年度が代わって医師会もリフレッシュ。水曜日には平塚市医師会の役職分担とか座席指定とか記念撮影とかありました。会長も交代したので心機一転新しい体制でみんなの役に立つ医師会へ変貌していって欲しいものです。私は引き続き公衆衛生担当なので予防接種、健康診査、感染症対策等を受け持つことになります。木曜日には湘南小児科連合懇話会が藤沢でありました。これは湘南地域の小児科の代表が集まって情報交換したり勉強会の設定を行うものです。特に目新しい話題はありませんでしたが6月の講演会は「子宮頸ガンワクチンについて」のお話をしていただくことになりました。今回の担当は茅ヶ崎市で来年度は平塚市が担当になってしまいました。そして、今日は横浜で県医師会の役員選挙で、会長の大久保先生が2期めの体制づくりです。理事の先生は本当に大変だと思いますが何人かが交代され、郡市医師会長も結構入れ替わりがあったようです。このように直接診察すること以外にも患者さんのためになる体制づくりや医師のためにもなる体制づくりが着々と行われています。


4月2日

新年度になりました。人事異動も多いこの季節ですが、平塚市医師会の役員も会長をはじめとして数名の交代がありました。私も古手の4番手になってしまいましたよ!
さて、新年度になってまず該当者が心得て欲しいのが麻しん風しんワクチンの2期と3期と4期接種です。これらは4月1日から来年の3月31日までに行うと公費扱いで無料ですが、麻しんの流行する季節を考えると4月中に行って欲しいワクチンの代表です。特に3期と4期は各家庭に3月31日に一斉送付したそうですから、説明をよく読んで付き添いの有無で署名欄が異なるのに注意して保護者が署名をして各医療機関で予防接種を受けて下さい。


3月25日

引き続き日本脳炎ワクチンの続きで、翌19日に開催された会合で提言がまとめられたようです。3月20日の記述と同じ内容になりますが、第2期の現行9歳から13歳未満に行われていた接種が定期接種から外されるようです。今、春休みでDTワクチン接種者が増えていますが、その殆どが日本脳炎ワクチンの第2期をやっていない人が目につきます。この人達が希望しても5月以降になると任意接種扱いで有料になりますので気をつけて下さい。それまでは旧ワクチンを同意書記載すれば定期接種ですから無料になるはず。

■ 日本脳炎、幼児の定期接種再開へ ― 検討会が提言、新型ワクチンで ―

 厚生労働省の予防接種に関する検討会(座長=加藤達夫・国立成育医療センター総長)は3月19日、2月に正式承認を受けた乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン「ジェービックV」を定期予防接種ワクチンとして対象に加え、第1期(標準年齢3~4歳)に限り定期化する必要があるなどとする提言をまとめた。

 日本脳炎の定期接種をめぐっては、現行のマウス脳由来のワクチンと急性散在性脳脊髄炎(ADEM)との間に因果関係があるのではないかと指摘され、2005年5月に厚労省が積極的な接種勧奨を差し控えるよう通知。以降、定期接種は事実上中断している。

 提言では、積極的な接種勧奨の差し控え以降、接種を受けられなかった幼児で日本脳炎に対する抗体保有率が低くなっている一方、国内でも罹患のリスクは依然として存在すると指摘。「ジェービックV」を速やかに定期接種のワクチンとして使用できるようにすることが必要とし、日本脳炎ワクチンの接種を一度も受けたことがない3~6歳の子どもに優先的に接種することが望ましいとした。

 ただ、供給量が限られていることなどから、「現段階においては積極的に勧奨する段階には至っていない」とし、自治体に対して積極的な接種勧奨は求めない方針だ。また、第2期(標準年齢9歳)については有効性や安全性が確立していないとして、定期接種のワクチンに位置付けることは困難と明記。現行のワクチンは当面存続させ、「ジェービックV」については、知見を収集して検討を続けるとした。


3月20日

3-6歳児に再開の方向 日本脳炎、定期予防接種 厚労省検討会が提言原案

 2005年から事実上中断している日本脳炎の定期予防接種が、新開発のワクチンで
、3-6歳の子どもを対象に今年から再開される方向となった。厚生労働省の検討会(
座長・加藤達夫(かとう・たつお)国立成育医療センター総長)が、18日まとめた提
言原案に盛り込んだ。
 検討会は厚労省で19日に開く会合で、最終的な提言をまとめる。
 再開されれば約4年ぶりとなるが、新ワクチンは供給量が少なく、一部対象年齢への
有効性が確認されていないため、完全な復活には数年かかりそうだ。
 原案は「国内には日本脳炎のリスクが依然あり、ワクチンの役割は重要」とし、費用
が公費で賄われる定期予防接種に、新ワクチンを速やかに使用できるよう求めた。
 定期接種は主に幼児期に3回、9-12歳に1回の計4回受けることになっている。
しかし、新ワクチンは9歳以上の子どもに対する有効性と安全性が現時点では確認され
ていないとして、この年代への定期接種は困難と判断。当面の供給量が少ないことも踏
まえ「接種を一度も受けたことがない3歳から6歳に、優先的に最初の2回の接種を考
慮する」とした。
 新ワクチンは阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が開発。組織培養法という方法で
製造され、原材料にマウスの脳を使った旧ワクチンより副作用リスクが低いと期待され
、先月国が承認した。
 旧ワクチンは、接種後に急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)を発症した中
学生の事例が明らかになり、厚労省が05年5月に「接種を積極的に勧奨しない」との
見解を発表し定期接種が事実上中断。新ワクチンの開発も遅れて免疫のない子どもが増
え、専門家が影響を懸念していた。
▽日本脳炎
 日本脳炎 日本脳炎ウイルスによる急性脳疾患。ブタの体内で増えたウイルスが、主
にコガタアカイエカを介し人に感染する。人から人には感染しない。感染しても大半の
人は無症状だが、発症すると1-2週間程度の潜伏期間を経て高熱や嘔吐(おうと)、
意識障害などを起こす。脳炎を発症した場合の死亡率は高い。近年の国内患者数は年に
数人程度。ブタの感染率が高い中国、四国、九州、沖縄地方では人の感染リスクも高い
とされる。
                                 [共同通信]



千里コメント>>
日本脳炎ワクチンの情報が徐々に入ってきました。理論上は副作用が少ないと思われるものの実際には治験例が少ないことを理由に、再開後の公費負担は7歳半未満に行う接種だけで、
現在二期として行っている9歳から13歳未満の追加接種は任意接種(つまり有料)になりそうです。また、製造されるワクチンの数が少ないこともあって積極的に推奨せずに経過を
見てから決めるようです。また、旧ワクチンの在庫が無くなり販売中止になるのも今年の9月頃のようですからⅡ期相当の年齢の希望者は旧ワクチンを急ぐことになるでしょうか?

3月16日

昨日の休日診療所ではインフルエンザが意外に多かったと報告しましたが、その他は吐き下しの患者さんが目立ちました。話を聞くとどこの保育園や幼稚園でも消化器症状を伴ういわゆる感染性胃腸炎が多いとのことでした。その中におう吐で元気のなかった1歳児は心配なので市民病院で診察して頂いたのですが、今日その患児はあのHib髄膜炎らしいとの報告を受けました。
昨年の12月からようやく日本でもワクチンが発売になり接種が開始されたばかりのHib(ヘモフィルス・インフルエンザ菌タイプb型)感染症です。マスコミでも取り上げられてためか、最近になって接種希望者が増えてワクチン不足になっています。診療所と病院への割り当て本数が決められてしまい悩んでいた矢先の出来事でした。いくら不足しているからと言っても現在の所1歳以上の希望者が半数以上なのでいずれ不足は解消されると思いますがワクチンの宣伝は小児科医の努めだと再認識しました。まだ改訂作業中ですがHibの解説をここからもご覧下さい。


3月15日

本日は休日夜間急患診療所に勤務してきましたが予想以上にインフルエンザの患者さんが多かった気がします。インフルエンザ11名中10名がB型で1名がA型でした。このA型の子どもが最年少の2歳児で感染ルートが問診でつかめずお母さんの希望で検査して陽性だったと思います。今日は他にもお母さんの希望で検査して陽性だった人がいたので誤診?が多かった気もしますが実際には希望に答えて検査しても陰性の人が5名程なので、、、、、何とか。まだ時間的に検査が早くて陰性だったと思われる人も2~3名いました。要するに依然としてB型インフルエンザが流行しているようで、9名が小学生で4歳児の保育園児と2歳の保育園児だったと思います。


3月10日

今日は今期最後の県医師会の公衆衛生委員会が行われて、終了後は懇談会になりました。今までなかった試みで、真面目な議論しかなかった人々の生の声が聞けて新鮮でした。先日、医師会の先生の顔がわからないと嘆いている先生がいらっしゃいましたが、妙に納得できました。世間一般に核家族で隣の顔も知らないとはよく言われたことでありますが、医師会に入会しない開業医も増えているようだし入会しても何の交わりも持たないようにしている人もあるやにうかがっています。患者さん獲得に汗水流して頑張られるのも良いでしょうが、県医師会の役員をなさっている先生の多くは奥様に診療してもらうとか午前中しかまともに診療できないとかご子息に診療を任せているとかして他の先生のためにいろいろな公務?をなさっています。本当に頭の下がる思いですし、勉強もずいぶんさせて頂きました。中には診療も、公務も、何でもかんでもすべてパーフェクトになさってしまう小生にとってスーパーマンに見える先生もいらっしゃいます。「出来る先生」にいろいろ役目がまわってくるのも仕方ないかもしれませんが、、、、本当に恐れ入りますと言う先生が多いですね。


3月4日

今日も学級閉鎖の報告がありました。インフルエンザの流行も1月末のピークから1か月もたってゼロになるのを待っていたのに少し数が増えたようにも思えます。確かに検査で陽性になる人がまだいるのでもう少し注意した方がよいでしょうね!


2月28日

鳥インフルエンザが思わぬ所から見つかりました。それもH7と言う弱毒株のウイルスです。みんなが恐れている新型インフルエンザはH5と言う東南アジア中心に発生している致死率の高いウイルスが変異してパンデミックをおこすのではないかと思われていますが、実は今回のようなH7とかH9と言う弱毒株でも新型になり得るのです。専門家の中には強毒では流行する前に隔離されるのでパンデミックにはならないのではと考えている人もいるようで、かえって弱毒の方があまりばたばたと死ぬことがないので気がつかずに蔓延する可能性も指摘されていました。今回の愛知県の鳥インフルエンザに関して人間界でもH7に感染した人が見つからないことを祈っています。
どうも、新型インフルエンザの対策はあのSARSを念頭に置いたものとしか考えられず、あまりにも恐怖をあおる面ばかりが強調された気がしますが、もっと幅広く考える必要もあると思っています。まあ、厳格に準備して悪いことはないのですが、幅広く対策をとるべきでしょう。
神奈川県の新型インフルエンザ行動計画は20年12月に改訂されました。
国の新型インフルエンザ対策行動計画新型インフルエンザ対策ガイドラインも先週の2月17日に改訂されたばかりです。
興味のある方は県と厚労省から公開されていますので上記からご覧下さい。


2月24日

さて、待ちに待った?新しい組織培養による日本脳炎ワクチンが承認されました。問題は旧ワクチンよりも安全性が確実に増したかどうかと言うことと供給体制が間に合うのかと言うことでしょう!
承認を受けて製造を開始して5月頃に発売されても年間500万本程度しか造られそうもないので、待機していた人数分に直ちに間に合うとは思えないからです。

日本脳炎、新ワクチン承認 定期接種の再開検討へ

 副作用の報告を受け、4年前から子どもへの定期予防接種が事実上中断している日本
脳炎ワクチンについて、厚生労働省は23日、阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が
開発した新ワクチンの製造販売を承認した。5月には供給可能になる見通し。
 承認を受け同省は定期接種の再開を目指す方針だが、当初は供給不足が見込まれるな
ど課題が多いため、接種対象や優先順位の検討を進める。
 新ワクチンは「組織培養法」という方法で製造され、原材料にマウスの脳を使用した
旧ワクチンより、副作用のリスクが低いと期待されている。
 旧ワクチンは、接種後に急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)を発症した中
学生の事例が明らかになり、厚労省が2005年5月「接種を積極的に勧奨しない」と
の見解を発表。費用が公費で賄われる定期接種が事実上中断した。新ワクチンの開発も
予定より遅れ、日本脳炎の免疫がない子どもが増えたとして、専門家が影響を懸念して
いた。
 同省は承認に当たり、臨床試験の人数が数百人と限られているため、販売後に重い副
作用が見つかったら速やかに情報を集め、適切な対応を取るようメーカーに求めた。
                                 [共同通信]


また、インフルエンザの峠が超えて脳症を発症した人数も公表されたようです。

インフルエンザ峠越す 3週連続で患者減少

 全国から国へのインフルエンザ患者報告数が、今月中旬までに3週連続で減少したこ
とが、国立感染症研究所が24日発表した速報値で分かった。感染研は「全国的な流行
のピークは越えたとみられる」としている。
 発表によると、全国約4800カ所の定点医療機関からの患者報告数は、今月15日
までの1週間で計8万102人。定点当たり16.75人で、1月25日までの1週間
の37.45人をピークに、3週続いて減った。
 また、全国の医療機関からのインフルエンザ脳症の報告数は今月8日現在、計33人
で、うち少なくとも6人が死亡したことも分かった。脳症患者は10歳以下の子どもが
28人(85%)を占めた。

2月24日

昨日は平塚市医師会の総会と臨時総会が続けてありました。総会の内容はこの1年間の会務報告とこの先1年の事業計画と予算の承認を求めるものです。正直言いまして何の質問もなく順調に承認されていく姿は例年と同じで力が抜けてしまいます。臨時総会は役員の改選が行われての選挙になるのですが、政治の世界と違って我も我もと名乗りを上げた中から選ぶのではなく、お願いしますと適任者を捜し回ってようやく定数を確保するものですから全員当選になってしまいます。このような下支えの役目は入会したら順番に経験する方が良いのかもしれませんね!何せ何をしているのか目に見えないのが役員なので交流を図るのにも好都合だと思います。


2月23日

昨日は恒例の休日夜間急患診療所に出かけていました。ちょうど1か月前はインフルエンザの患者さんで大混雑していたのですが、昨日は1/3近くまで減少していて、接触歴が明らかな人中心にインフルエンザの検査も行いましたが5~6名のみで心配なだけでの検査の人は大部分陰性だったと思います。この1か月の間にあっという間に拡大しあっという間に消え去ろうとしているのがインフルエンザのようです。


2月21日

誠に残念なことに、Hibワクチンが必要なだけ手に入らなくなりました。このワクチンは世界130カ国以上で広く使われており東アジアでは日本と北朝鮮だけが残されていましたが、昨年12月にようやく日本でも任意接種ながら発売されたばかりです。当初の予想の2倍以上の注文が日本各地から来ている状況で今月以降の入荷から診療所には3例分/月、病院へは10例分/月と割り当てられることになったようです。この処置には全くもって賛成しがたく、啓蒙に努力を重ねて数多くの接種希望者がいる診療所にも、まったく関心のないような例えば眼科診療所でもどちらも3例分しか納入されないのです。
このような方法しか思いつかない製薬会社にも信頼性に疑問符がついてしまうのですが如何でしょうか?せっかく平塚市の小児科医会作成のリーフレットも完成間近で啓蒙に努力を重ねていただけに残念なニュースでした!


2月10日

先週の感染症動向調査の結果が出ました。明らかに減少しているのは県レベルと同じ動きをしていますので間違いないでしょう。今後はB型の再流行がおこらないことです。本日は県医師会で新型インフルエンザ行動計画の説明が県の担当者からありました。米軍の海軍や陸軍との話し合いも行われているようでもまだまだ不明な点が多いです。国も現在改訂作業中で今週末にも出来たら比較してコメントしましょう。どうも最近谷口先生や菅谷先生の話を読んだり聞くと新型インフルエンザのイメージが変わってきました。確かに鳥インフルエンザ(H5)の死亡率が60%を優に超えて恐ろしいイメージとSARSで騒がれた輸入感染症のイメージがダブって報道され準備されていました。その通りなのか変異して死亡率2%前後で今のインフルよりは強烈だがSARSよりはずっと弱い過去にもあったパンデミックに近いものなのか全く不明です。
個人防護服が必要と考えるのはSARSのイメージですが、普通のマスクのみでも十分と考える先生もいるのだから実体が判明しなくてはどうしようもありません。いざというときにあわてても仕方ないので準備していますが、本当に賢い人が未来を言い当ててくれさえすれば、それだけに準備していれば必要最小限の準備ですむはずです。本当に神でも仏でもいらっしゃるなら出番ですよ!


2月3日

先週の感染症動向調査の結果が出ました。急激に増えていたインフルエンザの患者さんの数は頭打ちになったようです。学級閉鎖の状況を見てもおわかりのように念のため休みましょうとか他の胃腸炎らしき人も混在していますのでこのまま再上昇せずに沈静化へ向かって欲しいと思います。


1月30日

まだ確定したわけではありませんが、日本脳炎ワクチンのめどがたってきたようです。正直言いまして懸念も多少あります。
今年中に旧来のワクチンの在庫が無くなるので何とかしないと輸入ワクチンも考えなくてはとささやかれていたのですから無理に承認したのではないことを祈るのみです。

日本脳炎ワクチン承認へ 定期接種再開に一歩前進 供給量に不安も

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会は29日、阪大微生物病研究会(
大阪府吹田市)が開発した新たな日本脳炎ワクチンについて、「承認に問題はない」と
の結論をまとめた。3月までには正式承認される見通し。
 過去の副作用事例を受け、事実上中断している日本脳炎ワクチンの定期接種再開に向
け、一歩前進した。しかし、供給量が十分でないなど課題が多く、完全復活には時間が
かかりそうだ。
 新ワクチンは「組織培養法」という方法で製造され、原材料にマウスの脳を使用した
旧ワクチンより、副作用のリスクが低いと期待されている。
 日本脳炎は、予防接種費用が公費で賄われる定期接種の対象。しかし、ワクチン接種
後に急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)を発症した中学生の事例が明らかに
なったのを受け、厚労省が2005年5月に「接種を積極的に勧奨しない」との見解を
発表し、定期接種が事実上中断した。
 新ワクチンの開発も予定より遅れたため、免疫のない子どもが増え、専門家が影響を
懸念していた。
 厚労省などによると、新ワクチンは09年度中に約500万人分が供給可能となる見
通し。しかし接種対象となる子どもは年に460万-480万人いる上、中断のため接
種を受けていない子どもが約1500万人いるとみられることから、供給不足はほぼ確
実。
 また、一気に多数に接種することに対し、慎重な意見もある。このため厚労省は、優
先すべき接種対象者の検討を進める方針だ。
▽日本脳炎
 日本脳炎 日本脳炎ウイルスによる急性脳疾患。ブタの体内で増えたウイルスが、主
にコガタアカイエカを介して人に感染する。感染してもほとんどの人は無症状だが、症
状が出る場合は、1-2週間程度の潜伏期間を経て高熱や嘔吐(おうと)、意識障害な
どを引き起こす。脳炎を発症すると、死亡率は20-40%と高い。国内の患者数はこ
こ数年、年間数人程度で推移している。
                                 [共同通信]

1月19日

すでご存じと思いますが、先日の講演会でも話題になっていたタミフル耐性ウイルスの話題が駆けめぐりましたので貼り付けておきます。
ただ調べた検体数が51耐性/52検体と少ないので当院でもあわててA型の検体を送付するようにしました。何故かは不明のようです。
感染研記事

タミフル耐性ウイルス急増 今冬インフルの3分の1 厚労省「薬選択に注意を」

 厚生労働省は16日、今冬流行しているインフルエンザのうち、2番目に多いAソ連
型ウイルスで、治療薬タミフルが効かない耐性ウイルスが97%を占めたと発表した。
インフルエンザ全体では3分の1強に当たる。
 Aソ連型の耐性は昨冬も検出されたが2・6%と少なかった。急増の原因は不明だが
、世界的にも問題になっている。厚労省によると、別の治療薬リレンザは有効で、ワク
チンの効果にも問題はないとみられるという。
 同省は医療機関に対し「流行状況や薬の効きに注意しながら、使用する薬剤を判断し
てほしい」と呼び掛けている。また研究班を設置し、耐性ウイルスの患者の症状に何ら
かの特徴があるかや、海外での広がりや対応について調査を始めた。
 厚労省によると、今月8日までに11都道府県で35人分のAソ連型ウイルスを分析
したところ、34検体(97%)がタミフル耐性だった。
 今冬の流行ウイルスは今月中旬現在、A香港型が最多で45%、Aソ連型が36%、
B型が19%。3分の1強にはタミフルが効かない計算になる。
 Aソ連型のタミフル耐性は2007年11月以降、欧州などで報告が相次ぎ各地に広
がった。欧州ではインフルエンザ治療にタミフルをほとんど使わないとされ、薬の使用
と関係なくウイルス遺伝子が突然変異し耐性になったとの見方が強い。
 米国では今冬、Aソ連型の98%が耐性で、米疾病対策センターが、Aソ連型の流行
地などではリレンザを使うよう勧告している。
                                 [共同通信]

1月15日

平成20年度神奈川県医師会感染症講演会に出かけてきました。今回は「新型インフルエンザに対する対応」と言うことで、国立感染症研究所の谷口清洲先生のお話です。県総合医療会館の7階講堂は満員御礼状態で座席指定になっていました。この会場が講演会でこれほど一杯になるのも珍しいことです。医療関係者だけでなく行政からも参加者が多く、5年前のSARSの時を思い出しました。それほどみんなが注目している話題と言うことになります。さて、内容に関しては言えばまだ出てこない幻の感染症のことなので断定できないことが多いのが難点。でも確実に新型インフルエンザがやってくるのことは歴史的に見ても間違いなさそう。強毒ウイルスのH5が新型になるのか?弱毒ウイルスのH9がなるのか誰もわからないところです。日本の対策はやはり遅れているようで対策マニュアルをいろいろな部署で作っても統一性がないとバラバラになる危険性を感じました。医師が感染して亡くなっても補償を厚労省は考えていない旨最後に話されましたがいかがなものでしょうか?


1月13日

先週の感染症動向調査が出ましたが、急激にインフルエンザが増えていることがわかります。恐らくA型がほとんどになっていることと思います。同時に今期初めての学級閉鎖が報告されています。いよいよ本格的にシーズンに突入いましたのでくれぐれもご注意下さい。


1月11日

連休初日の夜間診療所に出かけてきました。インフルエンザが猛威を振るっているようで、46人来院のうちで16名がA型インフルエンザでした。検査の希望があって来院する人には一応行いましたが、ほぼ100%検査前の印象と一致していました。大まかに言えば、6歳以降で急激な発熱で目もうつろなのは大体インフ(特に10歳以降)で、0歳から5歳位までは近親者にインフの感染源が大体見つかること。
ディズニーランド等の人混みでも年少者が赤の他人からうつされることは意外に少ないのか?同じく電車内はどうなのか今後の検討。
もう少し細かく記載すると、6歳以下のインフは9名で、母親から2名、姉から1名、一緒に旅行した親類2名、幼稚園3名と殆ど感染先がわかるので6歳以下は状況証拠で殆ど判明しますが、8歳以上の7名はどこでうつされたのか解らないとのことでした!内科の方が昼間混雑したようなので、まだまだ流行の序盤戦だと思います。


21年1月6日

本日から通常の診療開始しました。その初日から保健センターでの健診に出動したため午後診が休みになり申し訳ありません。
で、昨年末に神奈川県のインフルエンザ行動計画が発表されました。今まではWHOの分類で流行が分類されていましたがわかりやすく日本語で分けられています。でも実際の行動にはまだまだ準備が出来ていないことが多い気がします。 こちら

今年は初めての正月旅行に出かけてきました。出先の香港の町中で見つけた看板をご覧下さい。日本で騒がれていないのに見慣れた文字が目に飛び込んできました! そう、日本脳炎!!
まだまだ東南アジアには流行はあるので予防接種の重要性を再認識した次第です。


009年(平成21年)1月1日

様、

今年もよろしくお願い致します。
また、皆様にとってよい一年であることをお祈り致しております。

昨年のログは上段バックナンバー平成20年からご覧ください。