12月23日(/2011年、平成23年)

つづき
19日のつづきですが、対象者の決定はまだ決まったものではありませんのでご注意下さい。現在4次補正で行っている見積もりが↓であっても実際に行われるのは今と同じ(Hibと肺炎球菌は5歳未満で子宮頸がんは中学1年から高校1年まで)である可能性が十分ありそうです。いずれにせよ最終決定まで予断は許さないので情報を注意深く得るようにお願いいたします。


12月19日

気になっていた来年度以降のHib、肺炎球菌、子宮頸がん各ワクチンの公費助成の報道が出ました。Hibと肺炎球菌は0歳児と1歳児、子宮頸がんは中学1年生と対象者が今よりも狭まりそうです。これは厚労省がこの様な方針を決めた段階なのでまだ正式ではありませんが、これを受けて各市町村がどうするかになります。このままでは対象年齢枠から外れてしまった人への補填が問題になりそうです。
この通りに進行すると現在無料で接種できる対象者も来年4月以降は有料になる可能性があります。つまり、Hibと肺炎球菌は現在の2歳〜4歳、子宮頸がんは中学1年生〜高校1年生は来年の3月までは無料になりますがその後は有料になる可能性が高いです。接種希望者でこの年齢の人は4月以降は有料になったとしても今の無料期間だけでも接種してしまうのも一案です。でもこのまま決まると階段を突然外されたと同じなので納得できない人は多いでしょう!


12月13日

本日は県公衆衛生委員会とポリオ講演会のため夕刻の診療をお休みさせて頂きました。ポリオは現時点では神奈川県にとってもっともホットな話題なので多くの人に集まって頂きました。講師は中野貴司先生で海外のポリオ発生国をいろいろ訪れて診療してきた経験も多く国のポリオ政策に影響力のある先生なので貴重な講演です。歴史的なことを含めて解説して頂いたので、今までここに記載してきたように1960年頃のポリオ大流行時にはソ連から生ワクチンを緊急輸入して沈静化して現在に至った経緯ではNHKの高橋圭三アナが生ワクチンを番組で飲んでピーアールしたこと等現在と逆の状況だったと紹介されて面白かったです。しかし世界の潮流は不活化に移行しているのは確かなので正確な情報の掲示と理解を得る必要があるのは確かです。この先生の現時点でのスタンスは、ワクチン未接種者が増えて外国の野生株ポリオが入ってきた時が一番怖いとおっしゃっていました。そのためには現時点では生ワクチンを勧めており準備中の不活化ポリオが正式に承認されてからは不活化に移行するべきとの考えのようでした。そうは言ってもマスコミ含めて生ワクチン怖いと騒がれては困惑してしまいますよね!ちょっと参考になったのは今までワクチン由来の麻痺がおきたのは殆ど男児であり、特に肛門周囲膿瘍を持った男児が目立つと今までの症例を示していただいたことです。消化管粘膜に傷があると確かに生ワクチンは要注意かもしれません。まあ大体他は知っていることの再確認なので、、、、、
それから委員会情報では、現時点で神奈川県の不活化ポリオ申込者が1,200人ほどに達したとのことでした。県では2日目接種まで考えているようですが、その先の3回目は国の接種が始まるだろうとの見通しもあるようでまだ不明のようです。一体どの行動が正解と言えるのか誰にもわからないのではないかと言うのが私の感想です。


12月11日

休日急患診療所に勤務してきました。今日も市民病院で研修を積んでいる先生の地域医療の実習と言うことで一緒に診察しました。小児科希望の先生だけあって研修中とは思えないほどの合格点だと思います。
さて、ここにいると市内の状況がわかるとは口癖のように言っていますが、今日は港地区と大野地区でA型インフルエンザがかなり出ているのがわかりました。合計7名もが昼間帯だけで受診されたのは驚きで、その地区の保育園や小学校や中学校まで広がっているようでした。こうなると現時点では神奈川県で一番インフルエンザの流行地域になるかと思います。その他は急性胃腸炎の吐き下しが圧倒的に多かったです。


12月8日

お知らせが少々遅くなりましたが、国立感染症研究所 感染症情報センターから乳幼児予防接種スケジュールが出されました。ご承知のように、今や生後から多くの予防接種が可能になり同時接種にするのか単独で頑張るのかいろいろ選択肢があって困惑されている方も多いと思います。一つの参考スケジュールが出ましたので参考になさると良いと思います。 こちら 


12月6日

本日報告された感染症動向調査の平塚保健福祉所版ではいきなりインフルエンザの報告が10名ありました。ここまで一挙に増えた印象はないのですが、どこかで家族とか集団での報告が重なったのでしょうか?いずれにしても例年12月にはポツリポツリの報告があるので注意していきたいものです。恐らくA香港型ではないかと思います。余談ですが、あの懐かしい?Aソ連型は完全に2009年発生した豚インフルエンザ(2009(H1N1)pdm)と入れ替わってしまったのは世界中同じのようで、その後に出現したAソ連型は中国やアメリカなどでたった6株報告されただけのようです。
追記:不活化ポリオに関して県HP掲載されるのかと思っていますが、まだのようなのでお知らせします。県独自で副反応があった場合の補償を行うようです。良いことですが、県民の税金を使う羽目にならないことを祈りましょう!


11月28日

25日の記者発表で続報が出ていましたが、県の担当者が不活化ポリオ接種情報を「ひっそりとお伝えしたい」とおっしゃっていたもので情報提示が遅くなりました。未承認薬を大々的にパンフレットやらポスター、チラシで宣伝してはいけないようで、記者発表と県のホームページだけが情報公開の手段のようです。HPには下記に書いたような副反応報告を記載するよう注文が出されており、有料で2.4万円かかり補償も全くないワクチン接種で日本では30年間野生株ポリオ患者さんが出ていない状況下で積極的に勧める気持ちにはなれません。1年くらい待っても良いのでは?もしも、日本に外国からポリオ患者が入国したとしても赤ちゃんが最初にこの人達と接触する可能性ってあるでしょうか?空気感染ではありませんから!そうは言っても人それぞれ考え方も違うので 県HP の不活化ポリオに関するアドレスを紹介しておきます。 こちら  もしもワクチン接種後に副反応があれば報告書に記載してくれと協力を求められましたが一体誰が接種主体者と考えているのでしょうか?


11月21日

本日ロタウイルスの予防ワクチン(ロタリックス)が発売されました。このワクチンは生ポリオと同じようにワクチンを1.5ml内服します。対象は生まれてまもない生後6週の赤ちゃんからで、24週までに2回内服することになります。この場合1回目の内服から少なくとも4週間空けて2回目を内服するので、20週になってしまってから初回接種では遅すぎますね!また、残念ながら公費負担はないので有料になります(恐らく納入価格も高いワクチンなので1万5千円前後×2回で接種されるのではないかと思われます)。もちろん平塚市の来年度の予算に組み入れて補助をお願いしてあるのですが実現は難しそうです。このワクチンについて発売元のGSKのHPにウイルスの解説やらワクチンの飲み方等いろいろ出ていますのでご参考までに紹介しておきます。 こちら  (医療関係者はこちら)


11月18日

昨夜は横浜でインフルエンザに関係する講演会に行って勉強してきました。東北大学と九州大学から横浜まで講演に来て下さる渡辺彰先生と池松秀之先生にはご苦労様でした。内容はインフルエンザの基礎と最近の傾向などまとめが出来た気がします。確かに日本は有り余る医療資源を贅沢に使って診断と治療を行っている国ですから外国と比べて治療成績がよいのがわかります。国民皆保険のお陰という事を再認識してもらわないといけないし、これが財政逼迫につながるのなら本末転倒になりそうです。2009年の新型インフルエンザで世界の医療をリードするアメリカが医療制度のため死亡数や死亡率が一番悪い結果でしたから、、、
県の不活化ポリオの話題はなかったので報道発表後の続報を待っていますが私の基本姿勢は下記の通りです。


11月8日

今日の午後は県医師会での会議で休診でご迷惑をおかけしました。会議での話題は不活化ポリオワクチンになりますが、、、黒岩知事の動きを静観している印象でしょうか?生ワクチン接種率の減少は間違いないので接種待機者を8万人から10万人とすれば県立病院の医師と5カ所の保健福祉事務所の医師だけで対応できるのか?と疑問もたくさんあり補償問題や本来無料であるポリオに1.5〜2万円を要求する方式にも疑問が出ています。
昨日7日に厚労省で予防接種部会が開催され不活化ポリオに関するデーターが出されました。
アメリカの副反応報告で因果関係ははっきりしていませんが、接種後の異常報告を全て出したもので31,657例もあります。不活化ポリオに関しては以下の通りです。
     DTP-IPV-HepB-HIB         DTP-IPV       DTP-IPV-HIB        IPV        計(例)
死亡                                        27                     31
障害                          1              5            7         13
入院        3                23            124           45        195

この元は厚労省のHPで公開されているので確認して下さい。 この資料6を

繰り返しておきますが、あくまで接種後にあった事例をまとめただけで因果関係ははっきりしていません。この報告が日本だったら「不活化ポリオワクチン接種後単独でも4名が亡くなっているので怖い!」となってしまうと思います。恐らく紛れ込み事例なのでしょうが安全神話が崩れてしまいそうなデータです。予防接種に関心のある人はこの様な事があり得る事を知ったうえで対応して欲しいと思いますし、何もポリオだけの話ではありませんからね。


11月3日

今日は休日夜間急患診療所に勤務してきました。非常に患者さんの少ない夜間勤務で12名ほど。昼間も小児科は少なかったようで、ここ数週間の休日の患者さん数も見てきましたが同じく少なかったです。まあ、内科も外科も少なく好ましい季節だと思います。水痘3名、喘息発作3名、おう吐2名位でしょうか?


10月27日

ここ数日は不活化ポリオの動きに変わりはありません。秋の生ワク集団接種も終了しましたが、後半の会場へは予定の接種数を大幅に下回ったようです。
インフルエンザの予防接種が始まっています。既に内容を記載してあるのでご存じと思いますが、今年から大幅に変わった事もありポイントだけ記載しておきます。

特に小児にとっては大きな変更です。今までもインフルエンザの予防接種を行っても実際にインフルエンザに罹ってしまった経験は多くの人が実感として持っていたと思います。今年から接種量が増えたのでもっと効果が出て欲しいと願っていますが果たしていかがでしょうか?また、昨年と全く同じワクチン株ですから昨年もきちんと2回接種を行った人は今年は1回でもすぐに免疫効果が期待できそうです。諸外国では8歳とか10歳とか日本よりも低年齢で1回接種にしている事を考えるとこの様な子どもは本来は1回でも良さそうなものですが、、、、、、臨機応変の対応は出来ないようですねぇ、、、実際は個人個人で過去の免疫の記憶が異なっているので正解は難しいのも承知していますが、ワクチンが少なくなったから1回でも良いと言われた過去の悪例とは次元が違うと思っています。


10月22日

この1週間は不活化ポリオワクチンが騒がれています。本当にマスコミの力は恐ろしいと感じています。このHPを長年見てきた方ならおわかりと思いますが、私ももう何年も前から生ワクのポリオは急がなくて良いし、麻しんワクチンと重なりそうな時は麻しんを優先するように言ってきたはずです。この騒ぎをきっかけに、早く日本の事情にあった不活化ポリオワクチンが出てくれて欲しいですが、不活化ワクチン接種が始まると必ず接種後の死亡例とかの報告が出てくる事になっています。これが紛れ込み事象なのであって、ワクチンが原因でないかもしれないが接種後ということで報道されて騒がれてしまうことが何度繰り返された事か?新型インフルエンザワクチンの国産品が品薄となり騒がれて緊急輸入措置をとったにもかかわらず全く使われなく捨てられたのはついこの前です!外国産ワクチンのヒブワクチンでも肺炎球菌ワクチンでも外国でたくさん使われているからすぐに承認とはならない過去がありました。そのほとんどが筋肉注射で行われているのに日本は皮下注射が中心で簡単にはいかなかったかもしれません。現在個人輸入されてる不活化ポリオワクチンも100%安全なわけではないのに、今や神格化されたようで異議申し立ても出来ない状態です。ポリオがもう絶滅寸前なので不活化でも大丈夫でしょうが、まん延国なら不活化ワクチンの効き目はあまりないでしょう!
戦後のポリオ大流行時代ソークワクチンという不活化ポリオワクチンで予防しようとしたら失敗し、急いでソ連からセービンワクチンという生ワクチンを輸入して日本が救われた過去もあるのですから、、、、


10月17日

先週の13日には小児科部会の総会が行われ、講演会として済生会横浜市東部病院の十河剛先生に「冬季感染症に対する経口補水療法(ORT)の有用性について」講演していただきました。これからやってくるお腹の風邪にはグッドタイミングの内容で、今まで述べていたように少しずつ経口補水を始めて構わないし、食事も摂れたら摂って構わないと言う内容です。大塚製薬から出ているOS−1の宣伝に近くなりますが、この補水液で問題ないのは知れた事ですから、、、、、
その週にも、9月末にも神奈川県の黒岩知事不活化ポリオワクチンにご熱心といろいろな会議で聞いていました。記者発表は14日に行われ新聞報道に出たとおりですが、経緯を考えると何が何でも言い出したからには形にしなくてはならないと言う焦りを感じています。口で言うのは易しくても、実際に現場で混乱を引き起こす可能性があるのは確かですし難しいです。個人輸入で行う外国産ワクチンに対して、国=厚労省は現在の生ワクチンでつないで24年度末には不活化へ移行したいのに、県レベルでこの方針に反対している事になり、何かあっても補償の対象にはならないこと、実施可能の場所が県の人口から考えると不可能である事、、、、、
新型インフルエンザのように襲来が逼迫している感染症ならともかく、絶滅間際の感染症に慌てて対応しなくてもじっくりと見極めて対応する方が賢明じゃないかと私は思っています。
これからいろいろ担当者間で詰めが行われるので待っていましょう!


10月2日

情報の更新が少なくなり毎度の事ながら申し訳ございません。本日の夜間救急診療所も終日患者さんは少なかったです。強いて言えば喘息の発作の人が多かったでしょうか?報道でRSウイルスやマイコプラズマ肺炎の流行が流されているようで、いつもの事ながら報道の影響力には恐れ入ります。でも、こんな事と言ってはなんですが、小児科医であれば極々知って当然の感染症であって常日頃頭に入れてので心配しないで欲しいですよ!
年齢やその時の状態によって軽症の事もあり重症の事もあるのはご存じの通りですから、、、、
さて、子宮頸がんワクチンを9月30日までに接種しないと有料になるという話が広がっているようです。確かに、現在の法律では今年度限りの予防接種ですが、来年度も継続されると話は異なってきます。これはヒブワクチンや小児肺炎球菌ワクチンも全く同じです。しかし、厚労省も議員も市長も関わっている人は今のところ継続する方向で話が進められていますので、よほどの事がない限り平成24年度もこれらのワクチンへの公費負担はあると考えられます。最後の予算措置がまだ決定していないことが悩みですが、、、、9月29日に行われた厚生科学審議会の予防接種部会では定期の予防接種にすることは今回出来なかったがいずれ定期接種化へ動くようです。それまでは今のような形で継続される方向で検討というような曖昧な表現になっていたと思います。10月になったら「はいお終い」では困りますからねぇ!


9月11日

夜間急患診療所に勤務してきました。最近の休日診療所は混み合うこともなく平穏とのことで、昼間も少なかったそうです。夜間も期待していたのですが30人弱とそこそこ途切れることなく患者さんが続きました。ほとんどが発熱のみの訴えであり時間の経過もまだなので確定診断出来た人は少なかったようです。印象としてはまだ夏風邪が残っているのでしょうか?喘息発作も少々出はじめているようです。


8月28日

夏期休暇も終了し明日より通常通りの診療になります。


8月16日

お盆で夏季休診の医療機関もピークになっています。トップページに市内の医療機関の休診状況をリンクさせてありますので何かのご参考にしてください。当院も明後日から休診にさせていただきますのでよろしくお願いします。本日、感染症動向調査の平塚保健福祉事務所管内の報告が出ましたが、相変わらず手足口病とヘルパンギーナの夏風邪ウイルス感染症が多いようです。しかし、夏季休診の定点医療機関が来週から増えるので数字が極端に減ると思いますが、これは病気が減ったのではなく報告する医療機関が減ったと解釈してください。


8月9日(その2)

ここで書くのも場違いかもしれませんが、非常に嬉しいことがありました。もう20数年前に勤務していた病院で担当していた難病の男の子が尋ねてくれました。それも結婚して3人の元気な子どもに囲まれて立派に成人していました。雰囲気は昔と同じで実にフレンドリーで 本当に嬉しい限り!これでも当時日本の最先端医療?に携わっていたホンの証でしょうか?


8月9日

本日感染症発生動向調査の先週分が報告されました。予想通り手足口病がまだまだ増殖中です。西日本で大爆発した手足口病は例年と異なりコクサッキーA6型が約半数を占めており、発熱の頻度が高く発疹も手掌や足底よりも腕や大腿部膝等へ水痘を思わせるほど大きな発疹が出る症例報告が続いています。東日本へも移動してきましたので例年と異なる手足口病を見逃さないようにしましょうか?そうは言っても基本的に手足口病は軽症疾患ですし特効薬もないので自然経過に任せるだけの軽い病気です。報道に惑わされることなく冷静に対処しましょう。


7月31日

あっという間に月末を迎えました。本日は休日診療所に勤務してきましたので状況報告いたします。結論を言えば突然の発熱で来院された人が大多数ですが、発熱後1時間〜2時間と早期来院なので何の発熱かは正確には診断できないことがたくさんありました。周囲の状況ではいわゆる夏風邪が圧倒的に多いはずですが発疹も口内炎もまだまだのようです。全体的に小児科としての昼間の患者さん数は45名ほどなので非常に少ないと言えるでしょう。蕁麻疹、おたふくかぜ、顔面神経麻痺、下肢痛の幼児、原因不明の発疹症等他にもありましたが、研修医の先生の勉強になったでしょうか?


7月15日

トップ頁でのお知らせの通り、子宮頸がんワクチン接種の対象者が7月20日以降中学3年生以下〜1年生まで順次拡大されることになります。これを受けて平塚市でも同様の対応になると思いますので心しておいて下さい。この接種事業は今のところ今年度の無料しか決まっていませんので(来年度以降は未決定)了解下さい。
 本日、落合新市長さんを囲んで医師会役員とざっくばらんな懇談の場が設けられました。小児医療にもご理解を得られているようで非常に心強く思いました。詳細はまだお知らせできない点もありますが、平塚を愛する地元育ちの市長さんに期待しましょう。ちょっと可哀想だったのは医師会には市長さんのいろいろな先輩がたくさんいるということでしょうか?めげずに頑張って欲しいと思いました。


7月12日

本日午後は休診で申し訳ございませんでした。県の公衆衛生委員会があり横浜に出かけてきました。今回はテレビ電話による会議でしたが、副委員長は横浜に来て下さいとのことだったので行きました。テレビ会議よりも生の声が聞こえる方が聞き漏らしがないので好きですが、県内の遠方からでは困るとの声が多いようです。議題内容に関しては特にお知らせしたくなるようなものはありませんでした。同時接種でアジュバンドが炎症に関与する可能性について横田先生が話されていましたがこれもまだわからないとのことです。最近の流行状況もお話がありましたが、耐性マイコプラズマ、リンゴ病、手足口病、等要注意のようです。先週の感染症動向も保健福祉事務所から報告があり同じような結果です。そろそろ夏風邪が増えてきたようです。


7月5日
4日に承認と聞いていた子宮頸がん4価ワクチンとロタウイルスワクチンが1日午後に承認されました。あとはいつ販売されるのか、公費負担はどのようになるのかがまだわかっていませんので詳細が決まればお知らせできると思います。恐らく年末くらいになるのでは??


7月1日

昨日厚労省から高校1年生への子宮頸がんワクチンの接種を7月10日から再開するように通知が出たようです。中学3年生以下はまだ通知待ちの状況です。
来週の4日には新しい子宮頸がんワクチンとロタウイルスワクチンが承認される見通しになったようですが、詳細は決定次第お知らせします。


6月28日

6月も終盤になってきました。言い換えれば、今年も半分終了しようとしていることになりますね。本日の感染症動向調査の報告でもリンゴ病が記憶にない程流行しているようですが、決して怖い病気ではないので心配しないで下さい。まだいわゆる夏風邪にはいるヘルパンギーナや手足口病は少ないようです。
今年度はヒブと肺炎球菌ワクチンが無料になっていることもあり予防接種に時間がかかることが増えています。この2つのワクチンに子宮頸がんワクチンは来年度も引き続き無料で出来るように行政にお願いしないと来年度の保証がないのが実情ですから(予算を考えてもらわないと、、、)
加えて、本日お母さんに思い出させていただいた事を書き留めておきます。子どもが小学校や中学校に入学すると予防接種は忘れてしまう人が増えてきます。現在健康課で作成された「DTワクチンと日本脳炎ワクチンを接種しましょう」というチラシを教育委員会経由で学校から配布してもらっています。これがなかったら多くの人が忘れてしまうのではないでしょうか?来年度で終了する中学1年生と高校3年生相当生徒への麻しん風しん混合ワクチンも接種率が低かったために漏れている人がたくさんいるはずです。個人への通知を行ったはずですが再度学校経由でも良いから案内を出して欲しいし漏れた人への追加接種を行って欲しいものです。


6月22日

先週の木曜日には教育委員会で結核対策委員会があり市内の小中学校から抽出された生徒に対し精検するのか勧告するのか等の判定を行いました。問診による結核対策に変更された当初からいろいろ議論があった制度で委員長さんもいろいろお悩みのようでした。2週間以上続く咳はと問われても 結核以外にも喘息系のアレルギー性疾患、百日咳、マイコプラズマ感染症等の感染症、後鼻漏に刺激による副鼻腔炎、肺がん等の悪性新生物は小児に少ないですが稀であっても先天性の気管支拡張症や慢性気管支炎、、チック症等の精神疾患等枚挙に限りありませんが、実際には繰り返す感冒が一番多いとされています。
学校保健での結核対策ももう一度考え直す必要がありそうです。
また、日曜日には休日夜間急患診療所に勤務してきました。現在市民病院と共済病院に研修に来ているドクターが休日診療所の研修も行うことになり夜間は小児科の私が担当しました。これからのドクターは各科を少しは回るので専門バカ医者が少なくなることでしょう。今日一緒だった先生も非常に優秀で安心してみていられました。特に蕁麻疹、溶連菌、リンゴ病、おたふく風邪、と一目瞭然の疾患や百日咳の疑い方や珍しい水痘のお話などもして小児科の研修を有意義に使ってもらいました。ご協力いただいた患者さんにはお礼申し上げます。


6月14日

今日は県医師会の第1回公衆衛生委員会が開催されました。メンバーも半数がほどが入れ替わり新しい体制になりました。私もただただ長く務めている関係で副委員長になってしまいましたが、今期は小児科医会から立派な先生方が就任されたのでいろいろ教えてもらいたいと思っています。議題としてはいわゆる成人病がらみと予防接種がらみが中心で気が引き締まる思いです。また、他の市町村の動向を知ることが出来るので勉強になります。昨日熊本で2ヶ月児がヒブと肺炎球菌ワクチン接種後にまた亡くなった報道がありましたが、みなさん冷静に受け止めていらっしゃるようで安心しました。本当の原因究明がなされることを祈っていますがどうでしょうか?
個人的には、人間も生物ですから免疫応答に個体差があるので避けられない個体も出てくるのではないか?つまり誰もが一律に危険ではないと思いますが確証はありません。そもそもワクチンが原因とも言えない訳なので難しいです。


6月8日

品薄で事実上接種できなかった子宮頸がんワクチン接種が高校2年生対象に始まる見通しになりました。この2年生は3月に接種すれば無料だったのにワクチンがなかったので接種できなかった人達です。ですから、今年9月30日までに接種開始しないと再び対象外にされるところでした。通知では今月10日より順次接種再開するようになっていますので、何本かは入手できる予定です。取り急ぎ来週には何とかしたいと思っていますので対象者はご連絡下さい。


6月2日

日本脳炎ワクチンについては5月26日付で一部紹介しました。平成17年に「積極的勧奨の差し控え」と言うややこしい表現で事実上中断していたことがあったので、今回救済処置が出たものです。ですから、今回の対象者は平成7年6月1日〜平成19年4月1日までに生まれた人だけが対象で、接種途中で中断した人や1度も出来なかった人が対象になり公費負担(無料)です。接種できる回数は個人個人で異なりますが、簡単に言えば規定の4回接種出来るまでとなります。感染症情報センターから日本の定期/任意予防接種スケジュールが出されていますので是非拡大してご覧下さい。  こちら

ついでに他の予防接種についても再確認して下さい。予防接種行政はめまぐるしく変わっています!

(参考)今後出てくるワクチンには、ロタウイルスワクチン、子宮頸がんの4価ワクチン、DPTに不活化ポリオワクチンを加えた4価ワクチン、単独のポリオ不活ワクチン等が予想されます。


5月27日

午後はポリオ接種に出向き休診になりました。今日の会場で質問はあまりでなかったのですが、ポリオ不活化ワクチンのことが最近マスコミに出ていて医師会や健康課等へ問い合わせがあるようです。この問題はもう何年も前に説明しているのがやっとマスコミのお陰で一般に知れたと言うことですね!VPDをご存じでしょうか?ワクチンで防げる病気はワクチンを打ちましょうと言うような趣旨で活動しています。この会に入会している先生方の中には個人輸入して不活化ポリオワクチンを行っている先生もいますから捜して下さい。平塚市にはいません。この会の代表は日赤医療センターの薗部先生で私の先輩でもあります。元々予防接種やっていたのか思い出せませんが、、、まあ、考え方は私も同じなのですが、個人輸入してまでの思いはまだありません。日本で開発中のものはDPTに混ぜた多価ワクチンなので単独の国産不活化ポリオは当分出来ないと思います。この多価ワクチンは近々使えるようになるはずなので新しく生まれた赤ちゃんにから使われることになるのではないでしょうか?
個人輸入のワクチンを有料で接種すると大体2万円ほどかかると思います。何か副作用があっても国の被害補償は得られませんし、不活化ワクチンの注射でも数が増えれば接種後に何かが起こったと言う報道が出るのが日本の今まででしたから怖いです。もちろん注射と関係ないことも注射の責任にされる風潮があるので、いずれ「個人輸入不活化ポリオワクチン接種後に死亡例○人」と騒がれでもしたらやり場がありませんから、、、、


先程バックナンバーを捜していたら、平成14年に全く同じように当時の厚生大臣の公明党坂口大臣が不活化ポリオへ向けて動き出したとの4月22日のコラムがありました。もう、私は10年近くも発信しているのですねぇ。それにしては何も変わってきませんでした−−−反省−−−


5月26日

神奈川小児科医会幹事会が行われました。非常に沢山の議題や報告事項がありいつも横田会長には頭が下がります。特に初耳だったのは既に5月20日付で官報に掲載されていると言う、日本脳炎ワクチン接種の対象年齢拡大の件です。現在まで、7歳半−9歳の間と、13歳以上が接種対象外でしたが条件によっては無料で接種できる対象者になります。しかし、残念ながら国から正式な文書が来ておらず、平塚市健康課でも詳細にはまだ把握していないようなので、接種対象者になる可能性のある人は動向を見守っていて下さい。インフルエンザワクチンの接種量の変更も報告されていましたが、いずれ詳細は公表されていくと思います。


5月23日

昨日は夜間休日急患診療所に勤務してきました。いつもの流行報告になりますが、全く暇な状況で喘息がやや多かったものの休憩できる時間がありました。小児科にとって暇な時期になっているのでしょう。通常の診療でも同様な傾向であるので、こんな時にこそ忘れている予防接種を見直していただき来院して頂くと説明も十分出来るので助かるのですが、、、、


5月17日

今年は長期休暇をいただきありがとうございました。本日感染症情報が出ましたが目立ったものはありません。ちょっと病気が落ち着く季節に入ったと思います。
小児科学会からお勧めの予防接種スケジュールがようやく公開されました。もっと早く公開予定でしたが、3月に「同時接種後に亡くなった、、、」あの報道のお陰で公開しそびれて延び延びになっていたものです。確かに不安になった人も多いと思われるので個別に接種するのも一向に構いませんが、学会からの同時接種に対する考え方とお勧めの予防接種スケジュールをご参考にして下さい。


5月2日

世間一般は連休の最中と思いますが、当院では少し長く今年はお休みさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。詳しくは休診情報をご覧下さい。
前回にぼやいた予防接種冊子配布の件は現場担当者の汗かきのお陰で何とか配布される方向に進んでいることなので結果を待ちたいと思います。予防接種は理解した上で行うのが原則ですからご理解ください。
さて、ぼやきついでに原発事故で半径○kmは待避の方向で進んでいるのはご存じの通りですが、どうして個人個人に線量バッジを付けるなりして待避の資料にしないのかと思っています。専門家でないので費用がどの程度かかるのか?信頼性はあるのか?判りませんが、少なくとも今まではこの数字の線量を1年間浴びると合計いくつになるから危ないという理論ですが、外で浴びる人、着衣に気遣いしている人、年齢、様々の要素があるので個人個人が現在まで○○シーベルト浴びているので今週は屋内に居ようとか、逆に余裕があるので自宅に戻って荷物整理してこようとか出来ると思うのですがダメなのでしょうか?
最後にこれからちょっと旅行に出かけますがテロに会わないことを祈って下さい!


4月21日

全く残念な事が判明してしまいました。当方のチェックミスでもあるので申し訳ないのですが、昨日の子育て教室の準備でわかったことがあります。予防接種を行う前にはそのワクチンについて理解を深め納得した上でサインを行って接種を行うことになっています。そのため予診表の質問項目の第一番に各市町村から配布された説明書を読みましたか?と言う趣旨の記載があるのはご存じと思います。平塚市でも従来は「予防接種と子どもの健康」という冊子を配布してじっくりと読んでから接種してもらいようになっていましたが、ここのところ個別に配布されていない事が判明しました。各医療機関に置いてある1冊の冊子を読んで接種を行う手はずになったとのことです。当然ながら1冊を接種希望者が順番に読んでいくのは物理的に無理と言うことはおわかりと思いますが、このようなシステムをとっている市町村があるのか知りません。本日湘南地域の小児科代表者が集まる会合で尋ねたところ藤沢市、鎌倉市、茅ヶ崎市、秦野市、中郡、小田原市の代表者は全て行政がこの冊子を接種対象赤ちゃん全員に配布しており、医療機関にも紛失者用や未読来院者用の冊子も数冊用意してあるとのことでした。何故平塚市だけが配布されなくなったのか考えれば財政逼迫であることに間違いはないと思いますが、他の市町村もみんな苦しいと言っていました。もしかするといつの間にか平塚市と同じにされているかもしれないから再確認してくださる方もいましたけどね。予防接種事業の根幹に係わることなので委託業務を辞めるべきとの意見まで出される始末です。こんな事が本当に許されるのでしょうか?湘南地域で平塚市だけがおかしな事になるなんて今まで考えられないことです。


4月19日

今日報告のあった感染症情報は先週とほぼ同じでした。インフルエンザはまだ消滅していませんが少ないのは確かです。4月になって始まった公費負担があるHibワクチンと肺炎球菌ワクチンに関し、同時接種のことに相談を受けることが増えました。3月の報道があったので無理からぬ事ですが個人的には問題ないと考えています。乳幼児突然死症候群(SIDS)と言う病名を聞いたことがあるでしょうか?今も原因不明ですが、この発生頻度は1人/2000人位と言われますから、大体平塚市の人口で毎年1名がSIDSになる確率です。全国では300〜700人が突然に亡くなっているという計算になります。それもゼロ歳児がほとんどなので予防接種対象年齢の赤ちゃんになりますから、、、、まあ再現実験の出来ない事項なので難しい点もあるかと思いますが、少なくとも統計学的にはワクチン接種は無関係となります。世界中で3億人、2億人も接種しているワクチンが何故日本ではこれほどすぐに騒がれることになってしまうのでしょうか不思議でなりません。


4月12日

今日報告のあった感染症情報でインフルエンザは明らかに減少しました。。。しかし、一部にはまだ残っているので地域限定で周囲の流行状況を把握しておいて下さい。
話は変わりますが、公費負担対象になった子宮頸がんワクチンの品不足で接種できなかった今の高校2年生は当面接種対象者扱いでしたが、第1回目接種を9月30日までに行った人が対象者であると明確にされました。まだ、ワクチンがありませんが入荷次第の対象者はこの高校2年生になりますね!上段の予防接種解説も確認しておいて下さい。
福島の原発事故はチェルノブイリ原発事故と同等の世界最大級の事故認定になってしまいました。あとは炉心爆発がこないことを祈るのみ、、、、6機爆発したら子どもが大変ですから

Foward together as one Japan   ANAの国際線飛行機に描かれるようです


4月5日

先週の感染症情報が報告されました。4月になってもまだインフルエンザが残っていますし、春休みで感染症が減るはずなのにまだと言うことは新学期で再流行しないかと少々心配になります。今シーズンを振り返ると1月から2月中旬までは新型インフルエンザ中心で2009年に罹患しなかった人がかかっていました。2月下旬からはB型が中心になったため今期2回目のインフルエンザ罹患者も増えました。しかし、B型を今期2回かかることはありませんし、2009年にかかった人でA型に今期かかった人は香港型ということがわかっています。そして、今まで新型と呼んでいた豚インフルエンザも過去の季節性と同じ季節に流行し重症度も変わりないとのことで4月以降はA2009年型と呼ぶようになるのでしょう。正式には「 インフルエンザ(H1N1)2009 」と言いますが長いですからね!ソ連型と呼んでいたA型インフルエンザと入れ替わったことになり予防接種等の扱いも季節性と同じになります。逆に、これから新型という場合には鳥インフルエンザが変異して人間を襲う!?インフルエンザを想定することになってきますので区別をつけて理解して下さい。


4月1日

今日から新年度になりました。気持ちをフレッシュにして、落ち込む日本を盛り上げたいものです。さて、昨日が第2,3,4期麻しん・風しん接種の最終日でしたが、反対に今日から1年間で新たな対象者は接種を受けて下さい。健康課より予診表が送付されると思いますので出来るだけ早く(4〜6月頃)済ませて欲しいです。また、ヒブワクチン、子宮頸がんワクチン、も新たな対象者は本日から接種できる予定でしたがワクチンが無いためしばらく見合わせになります。ヒブは恐らく8日頃からで子宮頸がんは7月頃からになるのではないかと考えられています。肺炎球菌ワクチンはすぐにでも接種が出来ます。他のワクチンと同時接種も可能ですが、あの報道があったために心配な方は単独でももちろん接種は出来ます。ただ、来院回数が増えてしまいますけれどネ!
医師会も新年度からは選挙を終えて顔ぶれ一新と行きたいところでしたが殆ど役員の交代はありませんでした。そうなると担当部署も変わらないかもしれませんネ!


3月25日

肺炎球菌・ヒブワクチン、4月にも接種再開         厚労省 報道発表資料は ここ

 細菌性髄膜炎を予防する小児用肺炎球菌ワクチンや、ヒブワクチンなどを同時接種した乳幼児の死亡が国内で相次いだ問題で、厚生労働省の検討会は24日、接種後数日間に死亡した7人(0〜2歳)について、「接種と死亡との間に明確な因果関係は認められず、ワクチン接種の安全性に特段の問題があるとは考えにくい」と結論づけた。

 同省は、今月4日、この2種類の接種の見合わせを自治体などに通知していたが、早ければ来月1日にも接種再開の見通しとなった。

 ただ、両ワクチンの同時接種は、過去のデータ分析から「安全面の懸念はない」としつつも「単独接種もできることを保護者らに示すこと」を求めた。

 厚労省には、今後も接種後の死亡事例の情報を集め、死亡事例が報告された場合は、専門家による評価を速やかに行うことを求めた。

(2011年3月24日21時05分  読売新聞)



また、乳児(0歳児)に危険な水道水問題が出ています。少なくとも現状では全く問題ないのに発表すると心配になる心情はよくわかります。何か発表があると急ぎ買い占めに走る?国民性なのでしょうか?今日の車やベンチの上に黄色い付着物があって放射能物質かと問い合わせがあったそうです。これって典型的なスギ花粉じゃありませんか。殺伐とした世の中にしたくないものです。


3月22日

昨日休日夜間急患診療所に勤務してきました。3月も下旬というのに相変わらずインフルエンザの患者さんが多く出ています。今日の100%はB型で元気いっぱいの子どもというのも可笑しいのですが、通常の感冒と全く変わらないくらい元気な子どもが多いのが特徴でしょうか?ぐったりしていても逆にインフルエンザでない人もいて、抗生剤の効かない上気道炎よりも薬のあるインフルエンザの方が良かったねと言いたいくらいです。
今後は抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ、イナビル等)を一律に処方するのがよいのか検討が必要に思えました。
また、保健センターには自家発電設備のないことが今回の震災で判明し、今後は地域の災害時の拠点となることを考えると早急に整備する必要があると感じました。
それにしても原発事故は怖いです。関係者の身を惜しまない復旧対策がうまく行くように祈るばかりです。官房長官の発表も「直ちに体に影響はない」の連発ですし、発表数字が正確なら何ら問題ないはずで牛乳もほうれん草もみんなで食べてみたら良いと思います。一生かかって影響が出るかでないかの微量な数字でも基準値の何倍と報告するから風評を政府がばらまいている気がしますよ。放射線技師を筆頭に医療関係者の浴びる放射線はそれこそこんなものではないはずです。


3月17日

当院の計画停電はグループ5に属しています。本日初めて午後に停電がありましたが、運良く?当院は休診になっていました。しかし、今後も運がよいとは考えられず診療時間内に停電になることが十分考えられます。市中は信号機も止まり閉店になった商店も多かったように思えます。ガソリンスタンドの並び以外は非常に交通量も少ないため混乱はないようにみえました。平塚市はグループ5の地域が結構多いので、停電予定の受診は非常時以外は避けた方が無難かもしれませんね。後方病院もグループ5のようですから、、、


3月13日

未曾有の大震災で電力供給に制限が出てきました。報道でご存じと思いますが、輪番停電が14日より実施になるようです。当院でも停電になると業務に重大な支障が出ると予想されます。特に夕刻の時間帯に停電になると何も出来なくなります。昼間でも窓口業務はレセプトコンピュータで処理しているため困難になり、調剤も粉薬は器械を使用しているため通常の処方は出来なくなると思われます。正確な停電時間が判明すれば時間をずらすことも考えられますが、今のところ予測できません。非常にご迷惑をおかけすることになると思いますがよろしくご協力お願い申し上げます。


3月11日

過去最大級の地震と津波が発生しました。私が今まで経験した中で最も揺れを感じた地震です。幸い平塚市では停電もなくTV画面を見ることが出来ましたが、そこに映った津波の映像はものすごいものでした。次から次へと津波が飲み込んでいった名取川河口周辺の画像は衝撃的でした。M8.8と過去最大で阪神淡路の180倍のエネルギーとのこと。
さてさて、驚きで見入っていましたが、平塚市に直接被害があった場合には災害出動の訓練を医師会で行っています。各避難場所毎に会員が張り付くのですが果たしてあの画像のような状況で出動できるのか心配になりました。これをきっかけに再度緊急時の点検をいろいろ行わないといけないですね!


3月9日

連日の情報公開になりますのは良いことなのかどうなのか?で、すでにご存じのように当院でも子宮頸がんワクチンは無くなりましたので初めての接種は出来ません。すでに初回や2回の接種を受けている方は大丈夫です。そこで、厚労省も高校1年生が3月中に受けられない場合であっても4月以降も当面公費負担で出来るよう補助を出すことにしましたので、平塚市でも同様に現在の高校1年生も4月以降公費補助が受けられると思います。問題は新規接種分のワクチンがいつ手元に入ってくるかということです。7月以降は大丈夫そうですがそれまでに何人分確保できるか心配です。


3月8日

3月8日に厚労省で開かれた会議で因果関係の結論が出ず、Hibと肺炎球菌ワクチン接種を次回の会議(日程不明だが出来る限り早く開催予定)まで見合わせることに決まりました。再開までしばらくお待ち頂くことになりますのでご了解下さい。本当に何が起こったのか知りたいところです。今日の県の委員会では人種的なものである種の炎症が特定の人に起こったのではないかとの仮説も出されていました。同時接種で増強されたのかもしれませんが時間的に説明がつくのかわからない点もあります。この時期に集中したのは公費負担で一斉に接種者が増えたためではないかとも、、、、、、   


3月5日

またまた連続してワクチンに関わる緊急事態が発生しました。報道でもご存じかと思いますがHibワクチンと肺炎球菌ワクチンの一時見合わせが昨夜行われ、週末の情報伝達にあたふたしています。
詳細は こちら

あくまでも個人的感想ですが、このワクチン(及び、同時接種)は国外で今まで(10年〜20年間)問題がなかったのに何故日本で騒がれる事態になったのか理解が出来ません。ようやくたどり着いたワクチン接種事業ですから正確な検証を行ってもらい、不要なワクチン恐怖心を煽って昔のワクチンの無かった時代に逆行させるのは困りますから。昔、3種混合ワクチンの百日咳ワクチンが問題になり2種混合になった時代がありましたが、その間に百日咳で無くなった人が多数でたことを思い出します。中止の方が被害が大きいこともありえるから。今回もある特定の製造番号だけが念のため中止にするのが良いのではないかと、、、、本当に正確な検証を行って欲しいです。グレーは裁判では無罪ですが、ワクチンがグレーで中止となることによって被害を被る人が多数になるので、ワクチンの場合はグレーでも当事者へは保証を行いワクチンは説明の上で継続するのが良いのではないかと考えていますが、、、どうでしょうか?


3月4日

怒り心頭とはこのことでしょうか?せっかく始まった子宮頸がんの予防接種事業ですが、何とメーカーからのワクチンが入ってきません。何が何だか分からない流通状況ですが新規にワクチン接種を受けようとしても出来ない状況になってしまいました。計算ミスなのかどこかの医療機関が利益を上げようと大量に仕入れてしまったためか分かりませんが、、、、、当院では必要分だけを頻回に納入してもらっていたので大量の在庫を抱えることはありませんでした。突然のストップでは対応の使用がありません。これはメーカーに全面的な責任があると思いますし、平塚市の健康課も今まで流通の確認をとっていただけに全く責任はないと思っています。もし大量の在庫を抱えた所があるのならばここにも責任はあるでしょう!対応策をこれから検討しますが、現在の高校1年生には(3月中に接種できなくても責任はないので)4月にも公費補助で出来るようにしたいものです。


2月27日

休日夜間診療所に勤務してきました。ここ1ヶ月間はインフルエンザの影響で受診者が非常に多く昼間は120人から140人程と大混雑で、夜間も40人から50人と大混雑がつづいています。今日も昼間の診療が夜間帯まで延長されており、夜間の受診者は55名でした。そのほとんどが発熱でインフルエンザが心配で受診した人です。今回は正確に何人がインフルエンザ検査陽性だったかカウントできませんでしたが、2/3は陽性だったかもしれません。発熱直後の受診者はさすがに少なくなっており12時間近い人はほとんど検査対象にしました。もちろん全身状態によっては検査もしましたが、陽性者の大多数はB型でA型は3〜4名だったと思います。この調子ではまだまだインフルエンザの検査が必要な期間が続きそうです。


2月23日

まだまだインフルエンザの学級閉鎖が報告されています。当院でも今週は9割がB型インフルエンザに移行しましたので衛生研究所への検体送付も滞っています。まあ、衛研さんも検体がたくさんで困っているような話しぶりだったので良いかも?この様に奇麗にA→Bへシフトしていくのも珍しいと思っています。と言うわけでインフルエンザの減少スピードがちょっと鈍っています。

一昨日に平塚市医師会の役員改選がありましたが、結局はほぼ留任となりましたので顔ぶれに変化はありません。
また、神谷斉先生がお亡くなりになったとの報道がありました。先生はHib、や肺炎球菌ワクチンの普及に尽くされた第一人者でもありますので有形無形の恩恵を受けた(る)小児は非常に多いと思います。恩恵を受ける親御さんもちょっと思い起こして下さいませ。合掌


2月21日

今日も学級閉鎖情報がたくさん出ました。明らかに流行の峠は越えている気がしますがそれもA型での話であって、B型インフルエンザは勢いを増しているようです。このところ検出されるインフルエンザは7割はB型になっています。まあ、B型はシーズンの後半に出現しやすいのですから仕方ありませんねぇ!

書き忘れていましたが、先週の木曜日に小児科部会による講演会が行われました。来年度からモデル事業として行う予定の「5歳児健診で発達障害児を早期に支援しようと言う試み」に関する講演を猪股誠司先生に行って頂きました。行政サイドの支援が最も必要になることもあり多くの参加者を得ました。医師会長直々の参加もあり結構盛り上がり関係者の意気込みが伺えます。


2月15日

本日の市議会で子宮頸がんワクチンの補正予算が可決し正式に3月実施になります。特に高校1年生は時間に限りがありますので(個人宛に案内が行くことになっていますが)、接種可能な医療機関(平塚市HP参照)で注射を受けるようにして下さい。Hibと肺炎球菌ワクチンの正式決定は3月15日頃とのことでした。


2月8日

本日感染症発生動向調査の平塚保健所分が出ました。予想通り、インフルエンザの患者数はそろそろ頭打ちになってきたようです。今後は頂上の形が尖ったものか台形になるのかで総患者数が大きく変化します。新型だけの流行だった第1波の昨シーズンは台形型で長引きました。今回は香港型やB型が今も出ていますので長引かない(期待を込めて)と思っていますが如何でしょうか?


2月4日

今週のインフルエンザによる学級閉鎖数は一時期の勢いがなくなってきたので、そろそろピークに達しているかもしれません。あと3週間ほどは我慢しましょう!

さて、ニュースでもご存じのことと思いますが、Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンの公費助成がどうなっているのかをお知らせしておきます。この事業は定期接種化が決まったわけではありませんが、平成22年度と23年度に自治体で行う接種事業に補助が出ます。そこで神奈川県内の市町村でも対応がばらばらで既に昨秋から始まっているところや今年2月から始まったところ等各市町村で異なります。
平塚市の場合、子宮頸がんワクチンの公費助成は来月3月より中学1年生から高校1年生を対象に全額補助が始まります。予診表は健康課で作成しており接種できる医療機関調査も済んだところで平塚市のHP等に公表されると思います。Hibワクチンと肺炎球菌ワクチンは4月(平成23年度)からの実施となり、対象は生後2ヶ月から5歳未満が対象です。接種可能医療機関の選定作業中なのでまだ公表されていませんが、おそらく今まで小児の予防接種を行っているところは大丈夫と思います。子宮頸がんワクチンは婦人科や内科、小児科が中心になると思いますが、、このワクチンだけは筋肉注射で慣れている医者も少ないので多少の心配はあります。
いずれも新しいワクチンですが、世界的にみると日本がただ遅れているだけです。考えようによっては現在の定期接種よりも重要度が高いかもしれません。十分にワクチンの利点欠点をご理解の上で接種を行ってください。
(参考まで;私の身内の赤ちゃんには生後2ヶ月より行っています)


2月1日

最近の学級閉鎖情報と今日報告された感染症情報を合わせると地域の流行状況が分かります。依然としてインフルエンザの流行は増え続いています。感染症定点のインフルエンザ定点は11医療機関ですから、全ての患者さんを把握しているわけではありません。大体の傾向を代表して報告されているので、患者さん数の多い医療機関だけが定点になっていると平均値も高くなり信頼性が無くなってしまいます。衛生研究所のHPに記載されている市町村別の各感染症統計をみると大体この傾向が分かってきます。ある市では毎回他の市町村よりも全ての感染症数が群を抜いて多いことが読みとれます。これでは比較検討できません。平塚市の報告数は比較的数字は少ない方に入ると思います。逆に言えばもう少し多めに考えても良いかと思っています。


1月24日

心配されたとおりに急激にインフルエンザの患者さんが増えてきました。流行の立ち上がりがこれほど急峻なのは記憶にありません。聞くところでは田村地域でのインフルエンザはB型の方が多いようです。現在の主流はA型で、流行状況や年齢層、既往歴からは新型の方が多いと思っていますが衛生研究所の詳細な報告を待ちたいと思っています。


1月18日

今シーズン初めての学級閉鎖の報告がありました。今までにないほど急激に増えている気がしますのでくれぐれもご注意下さい。


1月16日

本日の休日・夜間診療所の状況をお知らせします。正月から内科の年齢層でインフルエンザの患者さんが出ていましたが、ここ数日で小児科にもインフルエンザの波が押し寄せてきたようです。発熱患者さんの約半数にインフルエンザ検査で陽性が出ています。流行初期には年齢層の高い中学生や小学校高学年のインフルエンザ陽性が多いですが、今日は2歳〜7歳位の低年齢層でもかなり出ていました。今後2〜3週間でピークになると思われますのでご注意下さい。


1月12日

本日先週の平塚保健福祉事務所管内の感染症動向調査が出ました。上段の感染症情報からご覧下さい。インフルエンザが平塚でも増えてきましたしこの連休でも休日診療所では内科年齢層でインフルエンザが沢山出ているようです。受診者数も小児科の数を上回っており発熱の来院者が非常に多いとのことですから現段階では親御さん達が注意した方がよいでしょうか?水痘は小児で非常に多く出ています。潜伏期が14日前後ですから年末に罹患した人が多かったのではないでしょうか。休日が挟まったので一旦は減少してくれるかもしれませんがこれまた要注意です。


0011年(平成23年)1月1日

様、

今年もよろしくお願い致します。
また、皆様にとってよい一年であることをお祈り致しております。

昨年のログは上段バックナンバー平成22年からご覧ください。


恒例の休日・夜間急患診療所の報告になります。大晦日の昼間に今年は勤務してきましたが、ほぼ平穏な年末と言えるかもしれません。来院者が小児科99名、内科108名、外科43名と珍しく内科に数で負けてしまいました。内科ではインフルエンザも7〜8名A型陽性だったようですが小児科は1名でした。20歳前の動き盛りがインフルエンザの運び屋であるのはシーズン初めの状況になると思います。今後年明けから小児科にも回ってくると思います。もちろん小児科にとって発熱は日常の症状ですから全員に検査を行っているわけではありませんが怪しい人に行った結果ですから大差はないと思います。内科の発熱は検査対象になりやすいですから、、、、
小児科での特記すべき事は水痘が非常に多くて10名以上はあったのではないでしょうか?二次病院へはRSウイルス感染の疑いで努力呼吸が目立つ乳児をお願いしました。年末の外来には帰省中の人も多くやむを得ない来院もあったように思えます。今年こそ更新をこまめにと誓ってはいますが、、、、、果たして気ままな更新になるかもしれませんがよろしくおつきあい下さい。