12月28日/2014年(平成26年)

休日急患診療所に日中勤務してきました。予想通りに発熱を主訴としたインフルエンザが心配な人が大勢です。年末年始は小児科と内科を3名で担当できるのですが、小児科の患者数はほぼ123名前後でインフルエンザは全てA型でした。0歳児でも流行がある園児2名はインフでしたが希望があって実施した他は全て陰性なので0歳児のインフルはやはり少ないでしょう。ただ1−4歳までは家族(親や兄弟)がインフルの後3日以内に発熱したケースは全例陽性でしたし、近医でインフル陰性でも再検査時に同時施行したRSが4−5名も陽性者がでました。RSの感染源は年少児でも難しいですが、インフルはまだ感染源が想定できます。しかし5歳以上で特に小学生以上は圧倒的にインフル陽性率が増加してきました。水痘や溶連菌感染症等研修の先生に供覧できる患者さんが少なかったですが第一線の小児科医療現場をみてもらうことが出来ました。残念なのは0歳児でインフル陰性で良かったと結果報告している最中にけいれんを引き起こして15分経過しても終息せずに救急車で二次病院へ搬送した赤ちゃんがいたことです。結局救急車内でもまだひきつけていたようなので30分以上のケイレンとなると単純な熱性ケイレンではなかったようです。
まだまだ年末年始の保健センターでは混雑が予想されますが、幸いにも発熱後12時間以上の来院者がほとんどだったので説明がしやすかったです。このように混雑している外来なのでご希望に添えないケースもあったかとは思いますがご容赦願いたいと思います。


12月22日

今日も学級閉鎖の報告が続きました。あと数日で冬休みにはいるのでインフルエンザの流行も一息ついて欲しいと思っています。そこで気になったのが休日夜間急患診療所の混雑具合です。21日は今期最高の患者さんで混み合ったようで約350名もの患者さんが訪れたようです。小児科は昼間は125名ほどで夜間も50数名と約半分を占めました。まあインフルエンザの流行状況を眺めていると海岸地域から順次北上していたので保健センターのある地域での流行に突入したのも影響しているかもしれません。この時期に普通の風邪をひいてしまっても学校でもすぐに帰されてしまうのは欠席や早退の連鎖もあるかもしれませんがやむを得ないでしょう。明日の休日はどうなるのでしょうか?また多くの診療所が冬休みに入る年末年始の休日夜間急患診療所はどうなるのか心配です。


12月14日

今夜は休日夜間急患診療所で勤務してきました。インフルエンザやRSで混雑を覚悟していましたが約40名ほどの患者さんの大部分が未就学児や乳幼児の発熱や下痢おう吐が非常に多く、インフルエンザの診断は前回の当番の時の方がかえって多かった気がします。今はウイルス性胃腸炎のピークかもしれませんが目もうつろで真っ青な重症児はいませんでした。おう吐回数も5回以下が大部分で脱水なしが幸いです。他に水痘が3名、溶連菌感染症が1名でインフルエンザの検査を行った未就学児で陽性は2名のみ(・・・・特定の保育園児だけ)で希望者含め他は全て陰性でした。やはり小学生以上がまだインフルエンザの中心のようです。しかしまだ下火になったわけではないので油断なさらずに!


12月12日

今夕の臨時休診ではご迷惑をおかけしました。年に一回の役員忘年会なのでご容赦下さい。忘年会といえどもいろいろ情報交換や普段の理事会では話せないことまで胸襟を開いて話せるので本音の理事会かもしれませんね!来賓の市長さんとは今回もお隣なのでいろいろお話しさせて頂きました。現在のインフルエンザの流行状況から昔流行していた日本脳炎が当時死亡率が20−40%だったこと。子宮頸がんワクチンへの対応等関係する事柄についてはざっくばらんに話しました。平塚市も人口減少が始まっている折り子育て世代を引きつける魅力ある都市にしていきたいと思いは一致しています。小児医療費助成にもワクチンへの助成にも思いは一致しましたので何らかの成果が出てくれると嬉しいことです。役員へ好んで就任してくれる医師は残念ながらあまりおらず自院での診療だけに専念したいと考えている人が圧倒的に多いのではないでしょうか?よく言われることはボランティア活動のようなものなのです。お集まりの役員の先生方のご苦労は本当に頭の下がる思いです。高齢者の増えている世の中ですが、私の思いとしてはお金をかけて高齢者の寿命を1年や2年延ばす施策よりも精神的な安寧をもたらす施策に重きを置いてお金をかけるのは未来のある子どもたちとその育成にかけるべきではないかと思っています。市長さんにも賛同してもらえたような気がしていますが具体策は難しいものですね!


12月9日 感染症動向調査とは

最近はインフルエンザの流行が始まったとか、RSウイルスの流行が広がっているとテレビで報道されるのでご存じの方も多いと思います。しかし、冷静に読み解いて欲しいためにこの欄でも何回も書いたのですが再記載させてもらいます。
RSウイルスの報告数が5,000以上(47週)とかあったと報道されているのは事実で約3,000の医療機関からだけの報告数とも報じています。これは動向調査に係わっている医療機関数なので実際はその10倍は検査で陽性になったこどもがいると推察されます。またこのRSの検査は以前は入院例だけしか保険適用が無く緩和された現在でも乳児だけの適用なので他のこどもに検査を行っても医療機関がその費用を持ち出して行う羽目になってしまうので余程のことがない限り検査を行わないと思います。例え行っても有効な治療薬がないので風邪の少々重めのものの認識で看護してもらえれば本当は十分です。4,5歳にもなれば鼻水のしつこい風邪症状で終わることも良くあることで熱も出さない事もあり得ます。つまり検査適用のある0歳児を中心に報告されているだけなので全ての年齢層におけるRSウイルスの感染症がどの位かと考えるだけでも恐ろしい数になるはずです。このニュースを見て保育園等の関係者がこの季節に熱を出す乳児がいると医者に行ってRSウイルスか検査してもらってきなさいと親御さんに言うことになり、明らかな違う臨床像でも小児科医は保育士の指示に従って赤ちゃんに不要な検査をせざるを得ないと言う話をよく聞きます。インフルエンザにも同じようなことが言えますが少々異なるのは抗インフルエンザ薬があると言うことでしょうか?検査万能の医療の弊害が叫ばれてもいるのですから長年の経験に裏付けされた小児科医の診療を信じて欲しいと思いますよ。必要だと判断すればもちろん検査は行いますから、、、、ねぇ!
追記;RSウイルスには0歳で約70%、3歳までにほぼ100%罹患するとも言われているので成人では単なる風邪症状でしょう!保育士さんの鼻風邪がRSの可能性もあるのですから感染させない注意も必要ですね!


11月29日  新型インフルエンザ対応合同訓練

本日の午後は表題の訓練に参加のため臨時休診となりご迷惑をおかけしました。最初のストーリー作成から関わっていた手前やむを得ません。総勢100名近いのではないでしょうか?お陰様で無事に終了することが出来ました。ほっと一息ついているところです。7月から平塚保健福祉事務所が音頭を取って市民病院、健康課、消防、警察の代表者が数回にわたる会議を重ね、企画調整課の実に細かな所まで手の入った台本を元に演技をしたかのようです。実に感服しました!休日夜間急患診療所が舞台の場面では新型インフルエンザ疑いの患者さんが直接訪れてしまった所からストーリーが始まります。完全防護服で小生が対応したのですが脱着の場面が3回あって忙しく、台詞のスタートが難しかったですね。これも訓練の成果でしょう!全体の進行がなかなかつかめませんでした。でもカンニングの台詞で何とか役を終えることが出来ました。今回の訓練は県と平塚市から記者発表されているので何らかの報道がされるのかもしれませんが湘南ケーブルさんのカメラはそばにありましたね。集団予防接種会場で警備訓練も行われ暴漢?役の警察官はまるで本物のど迫力で警察に通報したくなりましたよ。今回の訓練から平塚市における感染症危機管理の場面がもしもあるとすればお互いに顔の見える関係になったことが一番の収穫ではないかと思っています。エボラの騒ぎにも応用が出来るし、鳥取や鹿児島で鳥インフルエンザ(H5N8?)の強毒型が検出されたことからもタイミングとしては良かったと思います。とにかく精神的ストレスから解放されました。
さて、このところいろいろな会議もあって忙しかったです。19日の子育て教室では新しい予防接種スケジュールを説明し、20日は学校保健の尿検査の判定会、保育園の健診をはさんで休診日の木曜も健康課の母子保健事業推進対策会で平塚市の母子保健事業全般にわたり説明を受け、夜は県小児科医会の幹事会で県内の小児科に関する情報交換を行い、昨日は医師会の理事会もあってインフルエンザの予防接種で忙しい時期にこれだけ他が重なっていたので余計に開放感があります。そうは言っても明日からまたまたいろいろ自院の診療以外のことが出てきますが頑張りましょう!
最後に、国立感染研の動向調査が出てインフルエンザの流行が早いと各ニュースで流してくれました。岩手、福島に続いて神奈川県が第3位の定点報告の多さになります。その神奈川県で平塚市が名誉?の1位ですが、このシステムは患者さんの数を報告する医療機関が限られているので正確ではありません。現在の平塚市の流行状況は南部のみで北部での流行はまだのようです。定点の医療機関が南部に集中していればもっと多い数字となって全国でもトップクラスになってしまうかも?問題は早い流行でも山が高いとは限りません。ただただ年末年始に大山が来ないことを祈りましょう!


11月23日
休日夜間急患診療所に勤務してきました。夜間の患者さんは45名?とここ最近では非常に多く生後2カ月のRSウイルス感染児を二次病院へ紹介し、咽頭結膜熱2名、手足口病1名、水痘4名、吐き下し2名、喘息発作3名、でインフルエンザが10名とずいぶん増えました。中原中学校、花水小学校、港小学校、富士見小学校が複数来院され港地区の保育園で1名が未就学児です。心配だからと検査を希望された未就学児は全て陰性なので現時点では余程の感染ルートがはっきりしない未就学児のインフルエンザはまだ無いと考えられます。と言う状況で検査前の診断が全て100%当たったことになります。年内にこれほど多種多彩な疾患では年末が思いやられます。尚、日勤帯でも約1/4がインフルエンザのようでした。


11月14日

既に報道発表があったのでご存じと思いますが、今日と明日は富士見小学校6年にインフルエンザで学級閉鎖の措置がとられます。恐らく全てA型で香港型の可能性が高そうです。
さて、世間では錦織圭君の快進撃で沸騰しています。テニスの話題はこのコラムでは控えてきましたが私の本職とも言え、テニスを行わないと体が不調になるほど中毒状態なので一言書かせてもらいます。
テニス界の仕組みは最近ではマスコミが流すのでご存じの人も増えましたが、圭君ははっきり言えば100年に一人出現するか否かの日本選手です。戦後の日本で時代時代に日本のトップ選手がいましたし、松岡修造選手もずいぶんと騒がれましたがウインブルドンでベスト8に入った時のポイントで瞬間的に世界ランク46位になり長らく日本の最高成績とされていたのですが大体の世界ランクは50−60位台が多かった記憶があります。現役の添田君も最高位47位ですから錦織君の陰に隠れて可哀想でした。瞬間的な順位はあてにはなりません。過去の日本選手のトップは大体70−110位に位置していたものです。錦織君は現在5位ですが3−4位になれる可能性は十分です。全豪の終了する2月のランクを注目下さい。トップ10に常に位置していれば世界で最も有名な日本のアスリートになるでしょう。「日本で思い出せるのは?」の外国での問いに「富士山、錦織、ふくしま」とでもなるやもしれません
テニスというスポーツはサッカーと並んで全世界的なものなので競技人口も多く野球や体操、柔道、相撲、卓球のトップとは扱いが違います。ゴルフは少々似たところもありますが対人競技ではないので正確な強弱は難しいところ。
日本女子は伊達公子選手を筆頭に杉山愛選手と世界ランク4位、8位の一桁に続き10位台、20位台と大勢いましたので男子とは全く比較にはなりません。

現在ATPファイナルでベスト4に進出できました。小生の想定の最大値に到達できました。最近のフェデラーは快調で最初から勝ち目なし。過去の試合も全部見ていますがお互いに絶好調で戦ったことがないのであてになりません。ジョコビッチにも最初に勝った時はジョコが肩を壊して負傷中の勝利でしたが今年の全米は違いました。絶好調ではないけれど通常のジョコビッチに勝ったので意義あります。しかし、このロンドンでは好調のようなので勝ち目なし。バブリンカもここ半年は絶不調でしたがロンドンで上昇しました。しかし、全豪で神懸かりで勝った時の勢いはないので圭君も勝ち目十分。補欠から対戦したフェレールもずっと不調だったのに最後の戦いで圭君からセットを取るとは頑張りました。チリッチは全米が神懸かりだっただけで今回は無惨な試合内容。ベルディッヒも圭君にとっては昔から相性がよいので勝ち目有り。マレーは昨年の腰の手術以後は別人になって粘りさえなくなっていましたが復活途上なので、今は勝てても半年後は難敵に戻るのではないでしょうか?そうなると休場のナダルを入れても間隙をぬって3位を目指したいところです。と言うことは、今回の出場選手の調子から考えると順当にジョコビッチ、フェデラー、バブリンカ、錦織のトーナメントになりそうです。ジョコビッチには70%負け覚悟ですが何が起こるか分かりません。フェデラーにも勝ち目は70%ありませんのでベスト4。年間1位確定させたジョコとフェデラーの決勝戦となるのが順当な予想でしょう。決勝戦はフェデラーの出来次第で進行し、ミスが多ければ負けるし当たりまくればフェデラーのテニスが格上なので勝ちとなるはず。

最後に2009年の11月に縁あって錦織圭君が当院へ来院されました。あれから5年経ちますがずっと応援してきました。錦織君の成長過程をつぶさにみさせてもらいました。まだ発展途上ですが頂上を極めるまで応援していきたいと思っています。サーブの確率向上と1ブレイク後の気の緩みに当面は注意して欲しいと勝手ながら思っています。記念に書いてくれた色紙が今ではお宝になってきたので大事にしましょう!


11月8日

対岸の出来事と考えていたエボラ出血熱が日本でも騒がしくなってきました。報道が追いかけているので多くのかたがご存じのことと思います。ここのコラムでも10月21,28日に記載してあるように早くから危惧を持っていました。国の決めたマニュアル通りに進む保証は無いことが確認できただけでも収穫かもしれませんね!西アフリカより帰国した人が町田市のような首都圏ならまだしも町の医院で問診で該当者と分かっても大阪、北海道、九州や離島から血液検体を国立感染研に運んで結果を待つまでに東京でも5−6時間かかりのですから場合によっては1−2日かかるかもしれませんよ!この間は診療所に待機せよとでも言うのでしょうか?今回のような溶連菌感染症の扁桃炎であれば町の医院でも迅速検査で数分で判明してしまうのにカプセルに入れて搬送までして、、、、まあ重複感染も否定は出来ませんが抗生剤を内服していれば一晩で元気になっていたと推察されます。臨機応変に対応しても結果が悪いと非難される心配から各種のマニュアルを作り責任逃れの口実を作っている場合もあるのだと勘ぐってしまいます。現在新型インフルエンザ対応訓練の準備を行っている最中ですが本番では訓練通りに行かないことは今述べた通りなので顔の見える関係作りをして小回りのきく有効手段を取りたいものです。しかし、平塚保健福祉事務所も県の管轄なので具体的対応を独自には出せないのでしょう。苦悩をお察しいたしますよ。
さて、ここ1週間で当院でもRSウイルス感染症が多く検出されました。教科書通りでないのもあって無熱の人や鼻水主体の人も多く喘鳴のあるのは0−1歳児のようです。検査を行わなければやはり風邪の診断になってしまいますね。同様に発熱が少々長い人には検査を行うとアデノウイルスが検出されることがありますが結膜充血などがなければ熱の長い風邪とか咽頭炎の診断になってしまいます。いずれも特効薬はないので治療薬はなく対症療法のみなので風邪でも問題はないのですが、、、、、
今年は9月に茅ヶ崎市でインフルエンザの学級閉鎖報道がありましたが、最近になってお母さん情報によると海岸のN小学校や中心部のF小学校でも一部のクラスでインフルエンザが出ているようです。感染症動向調査を行っている医療機関で診断されないと数字が出てこないし学級閉鎖でもならないと教育委員会へ連絡が来ないので状況把握に困ります。やはり平塚市単独の感染症情報交換のシステムを作らないといけないかもしれません。


10月28日

本日は前公衆衛生委員会でお世話になった羽鳥理事が日医理事に就任した後任を選任する県医師会の代議員会が開催されて出席してきました。非常に優秀で行動的だった前任者の後任は大変だと思いますが、亀谷新理事には頑張ってもらいましょう。夜間には保健福祉事務所で新型インフ対策訓練の会議が行われました。エボラ出血熱で騒がれている時で今回の訓練も何かの役に立てば意義あるものになるかもしれません。正直なところ訓練のためのシナリオ作りという感は否めませんが関係各部署が顔も見える関係になってエボラにも対処できるのではないかと思います。
既にマスコミで報道されているようにいつ何時エボラが襲ってくるかもしれないので心構えは必要です。今のところ西アフリカ帰国者で疑わしい時は保健福祉事務所に連絡して指示を仰いでくださいとしか通達は来ていません。会議の席上でももっと具体的な対応策を通知して欲しいと要望しておきました。
日本医師会のHPには 特設ページが作られていますので興味のある方は参考にしてください。  こちら


10月27日

昨夜は休日夜間急患診療所勤務してきました。喘息発作が4−5名と多く意外にも蕁麻疹と虫刺されで腫れた子供が数名来院でしたが、多くはいわゆる風邪症候群になるのでしょうか?特定の医療機関が目立ちましたが偶然でしょう。RSウイルス感染症の1歳児がいましたが、保険適用は0歳児なので困りもの。親御さんは確定診断が出来るので有り難いでしょうが別に特効薬があるわけではないのでお役人にとっては医療費の無駄になるのでしょうか1歳児以上には認められていません。手足口病も季節外れに一部で流行?しているようです。総数約24名ほどなのでまあまあの多さです。この急患診療所にも大人の人でインフルエンザの人が出たとのことです。


10月21日

17日には休日夜間急患診療所に関係する医師会、歯科医師会、薬剤師会、平塚市健康課との連絡協議会が行われ各会との情報交換を行い今後の運営に活かしていこうとなりました。また、昨日は平塚市の小児科部会の幹事会が行われて小児科専門?の開業の先生と市民・共済の部長先生がほぼ全員参加されました。こちらからの各種報告事項が中心になってしまいましたが、これからの講演会や勉強会の予定など話し合い情報交換を行いました。お忙しい先生方が多いのでなかなか集まる機会も少ないのですが年に2−3回は幹事会を開催したいものです。現在の所特段問題になっている事項は無さそうでした。雑談の中で気になったエボラ出血熱疑い事例がもしも平塚の診療所に現れたらどうするのか?新型インフルエンザの訓練を来月に行う予定ですが、エボラに変更して対策を検討した方が時局に合致している気もしますから、、、、、本日の医師会会務でも皆さん全く念頭にない様子だったので今後徐々に国や県の対応を踏まえた対策を取らねばと考えております。


10月16日

ここ2週間は週末に台風が接近しました。平塚周辺を連続通過するのも珍しいですが自宅周辺には何の変化もありませんでした。ただ地区によっては台風18号で冠水がニュースになったのは珍しい出来事です。
さて、今日は医師会から平成27年度平塚市予算への要望書を落合市長に提出してきました。毎年の恒例行事とも言えるのですが今回も予防接種への公費負担の要望を提出しました。一つは個別通知の徹底要望と、B型肝炎ワクチンとロタウイルスワクチンへの公費助成の要望です。このワクチン分野では何年も種類は異なっても要望を出しては国の動向に従うような回答が続いていて独自カラーは全く出せないことが続いていました。雑談義では現場の最先端で働く人には助成の意義が十分に分かっているのに何故か上部役職に達する間に潰れてしまう現状を市長にもわかってもらえたかと思います。発達支援のガイドブック作成依頼や水痘ワクチンの3,4歳への公費助成も有意義な点を説明して検討依頼?し在宅医療問題や予算配分への医師会側の協力?等々多少形式的ではありますがざっくばらんに医師会会務役員と懇談して頂きました。はっきり言えば市民のためにお互い協力してやりましょうと再確認です。


10月3日

本日は湘南小児てんかん講演会が開催されました。茅ヶ崎市小児科医会と平塚市小児科部会と共催で、茅ヶ崎市立病院の小田先生、佐藤先生の症例呈示に引き続き自治医科大学小児科教授の小坂仁先生に新しい抗けいれん剤の解説や処方の実際を講演して頂きました。部分発作は症状だけでは見落としやすい事があるのは勉強になりましたが、第一線の開業医ではいかなる患者さんを専門の先生へ紹介すべきかの勉強になったとおもいます。共同開催のためか閉会の挨拶だけを私がさせていただきました。お隣の小児科専門の先生と一緒に勉強会を開けるとなれば誰にも有意義なことは間違いないことなのでこれからの研修研鑽の参考にしていきたいと思っています。平塚の小児科開業の先生の参加が少なかったのが少々残念だったかな?


9月28日

休日夜間診療所勤務の報告を忘れるところでした。しかし、日勤(44名)から夜間(10名)も患者さんは非常に少なく二次病院への転送者もいませんでした。外科の方が縫合を必要としている方があったので忙しそうでした。しかし、土曜日は結構たいへんそうな患者さんがいたので日によって異なります。業界用語でついている医者とついていない医者と表現することがありますがお解りでしょうか?


9月18日
湘南小児科連合懇話会の幹事会が藤沢市で開催されました。この会は歴史も古く湘南地域の小児科医が各種情報交換を行っていこうと言うものでしたが、近年はITの進歩で近隣ばかりでなく多くの情報が顔を合わせなくても得られる時代になったため存在意義が問われています。しかし、実際に近隣の先生方と実際にお顔の見える関係になることは悪くないと思います。
しかし、講演や雑用を一手に引き受けてくれた製薬メーカーが手を引く方向になりました。時代の流れと言えば言えるでしょうが、会費を募ってでも存続させるのか他の協力メーカーを捜すのか、メーカーを持ち回りにさせて特定のメーカーとの癒着を疑われないように正々堂々とした対応を図らないといけない時代になりました。


9月17日

更新が滞って申し訳ございません。小児科の感染症は夏風邪も少なくなりずいぶん暇になってきた感があります。それに反して医師会役員としての仕事はコンスタントにあります。まあ、毎年恒例の社会保険懇談会で保険制度の再確認を行いますが、5日に開催され講師の先生のおもてなしを行い、翌週には特別委員会で地域在宅診療の強化策を検討し、危機管理対策の各種方策を検討したりしていました。12日には保育園部会での講演会が開催され、食物アレルギーについて共済病院の村藤先生からお話しがありましたが小生は他の会議と重なり出席できませんでした。本日は皮膚科部会の講演会で、小児の皮膚の診かたを元国立小児病院の山本一哉先生のお話しを聞いてきましたが、先生はもうご高齢で雑談や漫談に近い話で相変わらずスキンケアせよとの結論だったと思います。
さて、巷ではデング熱の騒ぎが8月下旬から続いていますが神奈川県でも既に数名の感染者の報道がなされています。平塚市ではまだ無いようですが藤沢市や相模原市、大和市、そしてほとんどは横浜市の方が感染されたようですね。ウイルス感染症で特効薬もないのは報道の通りで、小児にとっては高熱で頭が痛い風邪は日常茶飯事です。ただ高熱が続き目の奥とか頭が痛いとか発疹が出てきたり出血点が皮膚に広がってくるようであれば採血して白血球の減少や血小板の減少を認めたならばデング熱の疑いも出てきますね。そうなると衛生研究所に検査を依頼することになると思います。先程述べた通りにウイルス感染症なので、日本にも既に拡散していた可能性はあると思いますが、時間が経てばほとんど回復するので結果オーライで済んでいたのかもしれませんねぇ!?1週間程度で治るのですがやはり病気には罹らない方が嬉しいことなので、早く特効薬とかワクチン開発とか迅速検査キットの開発普及を望みます。
さて、夏休みにアマゾンに出かけた経験では、当然デング熱とかマラリアとか黄熱病など蚊対策を考えて出かけました。日本で発売されている虫除けはほとんど薬事法でDEETと言う忌避剤の濃度の上限が12%と決められています。しかし、アマゾンではこの濃度では頻繁に使用しないと効果が期待できないようでもっと高濃度の虫除けが使われています。日本では手に入らないのであれば頻繁に塗ったり噴霧させるしかありませんね。それよりも園芸コーナーで売られていたネット状のパーカーや顔を覆うネットは物理的に蚊除けになると思います。
最後に、10月から始まる水痘の定期接種の予診票が配布されてきました。あらかじめ必要であれば窓口でお渡しできると思います。対象は1,2歳児で2回接種。既に任意で1回でも接種済みであれば残りの1回が対象になります。経過措置として来年の3月一杯まで3,4歳児にも1回の接種が可能です。これも既に任意で接種済みの回数はカウントされると厚労省の指示通りに平塚市ではなってしまいましたが、横浜市や相模原市では接種可能になっていますので差別されたようで悲しい出来事でした。


8月31日

休日夜間診療所に勤務してきました。8月は例年感染症も少なく患者さんも少ないと聞いた通りで、本日は15名ほどの来院。しかも、何故か蕁麻疹が4−5人もいたので夏のこの時期と関係があるのでしょうか?一般に原因の分かる蕁麻疹では食物アレルギーも多いのですが、蕁麻疹全体で見ると特発性と言えばよいのか原因不明の蕁麻疹の方が圧倒的に多いですからね。虫刺されやとびひ(伝染性膿痂疹)が夏に多いのと相関があるのでしょうか?
原因不明の発疹と熱、喉頭炎のお二人が珍しい患者さんでした。


8月5日

今日は非常にショックなニュースがありました。理研の笹井芳樹氏が自殺されました。再生医療の頭脳でもあり日本の医療の基礎になくてはならない人物です。山中伸弥先生と並んでの期待が大きかった分STAP細胞問題でおかしくなったのは何かの歯車が狂ったとしか言えないですね。やはり優秀な頭脳は凡人と異なる考えを最後までするものだと凡人は思いました。残念です!
もう一つの残念なニュースは凡人でも誰もがおかしいと感じるであろうあの水痘ワクチン問題です。平塚市の対応は経過措置の10月1日〜3月31日まで3,4歳児に1回接種しますが、既に接種歴のある児は対象外にすることと国の方針通りに進めるとのことです。財政の問題やら弁明していますが、結局は「統一とか秩序のように何でもみんなと一緒の方が良い」と行政の姿勢は事なかれ主義に感じてしまいます。例え市が上乗せで3,4歳児に補助してもらっても医療サイドにとっては公費負担で接種する回数が増えるだけで何のメリットもないことですが、一番迷惑がかかるのは子ども達であり親御さんだと想います。市役所は市民のために役にたってこそ存在意義があるので、、、、、、 イヤ、これは冗談で話していたのですが、結局従来通りの1回接種の子どもは軽くても水痘に罹るので医者の仕事を無くさないように行政が仕組んでくれたと感謝でもしますかねぇ!?


8月1日

あっと言う間に8月になってしまいました。昨日は新型インフルエンザ対策訓練のための初会議が行われました。2009年の豚インフルエンザはちょっと肩透かしのインフルエンザでしたが、初心に戻って高病原性のインフルエンザが発生した時に備えて保健福祉事務所、平塚市、消防、警察、医師会、市民病院が連携をとって対処するための顔合わせやネットワーク作りになるのでしょうか?今の時期はガチガチのマニュアルを作るよりもフレキシブルに対応できる体制づくりの方が必要に感じています。
さて、懸案の水痘ワクチン接種で経過措置になる3−4歳児への対応がまだ決まっていません。と言うより、国では任意接種1回行ったものは対象外にしているのですが最終的に責任を持って市民へ接種するのは末端の自治体=平塚市なので裁量が問われています。これは対象児だけの問題ではなく親御さんにとっても登園停止期間を仕事を休むことになるので、市民へのサービス低下と同じ事になるでしょう。


7月28日

昨日は夜間急患診療所に勤務してきました。例年の如く小児科の感染症が少ない季節になりましたが、報道されているように平塚市でも夏風邪の代表格であるヘルパンギーナは増えています。しかし、発熱後すぐに受診されるので口腔内に口内炎が出来ている人は稀でした。そうは言っても内科や外科の患者さんの方が多かったかもしれません。10数名の小児科受診でしたから。
なお、10月から始まる水痘の定期接種に関し、経過措置の3,4歳児については既に任意で1回接種した児は対象外にするとは誰もが納得がいかないところです。横浜市ではこれらの児も対象にするとの通知があったとのことで大拍手!平塚市でも不条理な経過措置に対して何とか努力をしていろいろ算段してもらっています。嬉しい報告を待ちたいですね!どの親御さんに聞いても保育園や幼稚園の関係者に聞いても誰も納得していませんからねぇ、、、、


7月19日

7月に入ってからの更新がありませんでした。昔の七夕期間は当院の周囲は路上駐車の車で身動きがとれないほどでしたが、今では取り締まりが厳重となり七夕であることさえ忘れさせてくれる静けさでした。翌週は台風8号の接近で緊張しましたが大型台風の面影なしで終了し、お陰で開催が危ぶまれていた市長を囲んでの移動理事会も開くことが出来ました。災害危機管理には詳しい市長さんなのでいろいろ教えてもらいました。
さて、17日に小児科部会の総会と講演会が行われました。総会の時間には会員の集まりも悪く議論もあまり出ませんでしたが(I○先生から議決の取り決めについての質問のみ)、当方からの報告が主になってしまいました。講演会は「自閉スペクトラム症児の精神神経症状における抑肝散の有効性」共済病院尾崎裕彦先生、「2カ月齢から接種を始める4つのワクチン−より良い効果を得るために認識しておきたいこと−」横浜南共済病院 成相昭吉先生で、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン、B型肝炎ワクチンについてお話ししていただきました。これらのワクチンについては自分にとって新しく得た知見はなかったかもしれませんが再確認させてもらいました。今回はいつもの決まった面子以外に初参加してくれた先生がいたので嬉しかったです。
さてさて、厚労省から10月から始まる水痘と高齢者肺炎球菌ワクチンについての正式な案内が健康課に16日に来たようです。これを受けて県小児科医会のメールリストで平成26年度のみの経過措置扱いの3,4歳児への1回接種ですが、任意で既に接種を終えたものは対象としないとすることへの反論が飛び回っています。全く当たり前の話で、水痘のワクチンも1回接種では軽く罹患してしまう確率が高く他への感染源になり得るので定期接種では2回接種が諸外国のように採用されました。
2回接種が望ましいとされたのに何故3,4歳児は1回接種で良しとするのか整合性がとれないじゃありませんか!!と言うことで、正式に通知がくる時にはこの点が変更されているものと私は信じ切っていましたが裏切られた気もしますし、役人にもまともでない人がいるのかと勘ぐってしまいます。以前健康課の人に確認したら、任意接種の記録は行政では把握していないので経過措置で接種を行ったと請求が来ても確認しようがないとの率直なお話しでした。でも、正式な文書で対応してもらいたかったですね。富田林市では認めるようですが、一般に市町村レベルでは国の通知に従うのが常でしたから頑張ったものですよ。


6月29日

夜間診療所に勤務してきました。この時期は小児科の患者さんは非常に少なくて16名でした。病気の内容も虫刺され、と溶連菌感染症が複数ですがまだ発症まもない発熱なので最終診断名は難しいです。ただ今年も地域医療研修の先生が市民病院と共済病院から派遣されてきているので小児科についてや先輩医師としてのいろいろな経験談を話させてもらいました。
予防接種後に発熱した機嫌のよい3か月児の扱いや既に1週間も発熱を続けている機嫌のよい子を休日急患診療所でどの様に対応すればよいのか双方にとっても勉強になる時間です。やはり緊急性の高い疾患の診療であって詳しい検査が必要なら昼間の総合病院がお勧めだし発熱イコール重症疾患ではないし高熱イコール重症疾患ではないことを再確認しながらの研修になりました。


6月27日

23日に平塚医師会の総会が行われました。出席率は8.9%で出席者の大部分は現・元医師会役員です。残りの10倍は委任状提出者になります。総会の内容は事業報告や決算予算報告なので会員への直接の利害がないためかもしれませんが、あまりにも関心が無さ過ぎると常々感じています。一番出席率が高いのは恐らく診療報酬改定説明会かな?だって直接経営に響くので当然。
24日の神奈川県医師会の定例代議員会では反対に出席率が高く7割以上です。郡市医師会の役員が代議員なので当然かもしれません。これらの議事内容に直接患者さんに関係するものは少ないと思いますが、間接的には大いに関係するものです。自分も出来るだけ医師会活動に関わらずに子どもと向き合って目の前の診療だけにしたいと願っていたのにいつの間にか役員歴も長くなってしまいました。愚痴が長くて申し訳ございません m(_ _)m

開業小児科医にとっては予防接種関連が半分を占めるようになってきたと言われます。予防接種後進国の日本でさえも昔は誰もが罹ると言われた麻しんでも診察した経験のない医師が増えてきました。同じように風しんを知らない医師も増えています。日本脳炎は年間数名の高齢者の報告のみなので、ほとんどの医師は知らないでしょう。たまたま入局時の病棟に昏睡の子どもがいて剖検で日本脳炎だったので私は希有の医師かもしれません。ポリオはもう日本では35年も野生株による患者さんはいません。偶然旅行先のインドで遭遇しましたが日本では難しいです。このように予防接種の進展とともに本物の病気が激減しているのは間違いないことで、反対に副作用の報道ばかりに目を奪われてきたのが日本でしょう。今年の10月から水痘の定期予防接種が始まります。何年後には水ぼうそうを診察したことのない小児科医が誕生することになると思います。
将来の小児科医は病気治療医ではなく病気予防医になるのでしょう。病気を治すのではなく病気にかからない子どもを成人まで育て上げるのが最大の任務。その為には予防のためのワクチン開発、病気関連遺伝子を特定して発現を押さえ込む手段の開発、アレルギー環境からの脱出と免疫寛容の取捨選択方法の開発など思いつくまま書き記しておきます。


6月27日

最低限1回/週は更新したいのですがなかなか思うようにはいきません。さて、前にも書いたように新年度が始まりいろいろな健診が行われます。小児科医にとっては小学校・幼稚園・保育園での健診が主で、各先生が複数個所の校医・園医を引き受けています。そのほとんどは医師会に斡旋を依頼されたもので事務局や担当理事が医師会員(主に開業している先生)の先生にお願いするわけですが、忙しい?のか引き受け手が少ないのが現状です。結局、自分の診療所を犠牲にして引き受けてくださっていると解釈してください。特に耳鼻科や眼科の先生は非常に多くを担当するので大変です。今は生後から1か月健診、4か月健診、、、、、保育園や幼稚園健診、就学時健診、、、、、、と健診の嵐ですから、学校などで短時間に全員に聴診器を当てても無意味ではないかと思っています。より精度の高い心電図をとったりレントゲンも撮影するので。。。。。まあ、収縮期雑音や甲状腺腫、イボや発疹など見つけるには仕方ないかも??
腎臓疾患判定会議や結核対策の会議に加えて、昨夜は心臓疾患判定会議が行われました。この判定会議には東海大学や市民病院、共済病院の専門の先生が担当されて非常に精度の高い診断が加えられています。そのほとんどが心電図異常からで心雑音のみが学校医の担当分野。集団学校健診は重大な疾患が見つかる確率は非常に少なく苦労や休診にしてまでの作業にしては効率の悪い代表ではないでしょうか!?古い法律は現代の医療レベルに合わせて改定して欲しいと思います。


6月17日

五十嵐先生のご講演で初めて知ったことを書き記すのを忘れていました。ロタウイルスワクチンの接種率が41%とのことでした。このワクチンはまだ新しいので定期接種の要望を出してあっても更なる治験を積み重ねよと言うような回答であったと思います。従って任意接種でもあり有料でもあるので普及率がどの程度なのか気になっていたところ、おたふく風邪ワクチンよりも高い接種率なので驚きです。大変結構なことですが、やはり早く定期接種化して親御さんの負担を軽くしてあげたいものです。これはうろ覚えですが、確か65歳以上にかける予算?医療費?と子どもにかける予算?医療費?の割合が19:1だったような気がします。少子化と高齢化が同列に扱われるようでも中味にだいぶ差が、、、、まあある意味故障がくるのは年季の入ったものは当然ですが、、、、どこまでの線引きが政治の力になるのでしょうか?


6月13日

最近は感染症も少ないためか患者さんも随分と少なくなっています。昨日は湘南小児科連合懇話会の総会講演が藤沢市で行われました。もう第47回という歴史ある集まりですで近隣の小児科の先生が集まっていろいろ情報交換するために先輩先生が設定されたものです。しかし、今やITの時代で情報は別口からもたくさん入ってくるので顔合わせ?懇親の意味合いが強くなっていますがその講演会も名のある先生が多く勉強になります。
今回は、「わが国の小児医療、小児科学の課題」の演題で日本小児科学会会長・国立成育医療センター総長・前東京大学小児科教授の五十嵐隆先生の講演を聴いてきました。他の講演会と内容がだいぶ異なり、世界の中の日本の子どもの位置や医療の中味の問題や今後の課題など総花的なお話しになっていました。誰もが少子高齢化と言いますが子どもにかける情熱と国が支払う予算にはだいぶ差があるのは既にお気づきのことと思います。いくら医療研究が進歩しても実際に目の前の子どもにまで恩恵を受けるためには法律的な裏付けがないと認められないのです。よって法案をつくるまでは医師や役人が介入しても成立させるのは政治家ですから、、、、選挙で選ぶ国民にも重大な責任がありますね。
目の前の診療に直結する話ではなかったためか平塚市からの出席小児科医は3名と少なかったのは少々残念です。再来年は平塚小児科部会が担当するのですが結局は役員だけの汗かきになってしまいそう。
蛇足ながら、ここ1年間の全国各地で様々な小児科関連の講演会が行われていますが、演題としては圧倒的に食物アレルギーになっています。もちろん調布市での悲しい出来事がきっかけですが、、、、ここまで偏重するとは、、、


6月3日

最近は目新しい情報が無いのか無精なのか更新が滞っていました。本日の感染症情報でもおわかりのように胃腸炎と溶連菌感染症と水痘が目立っていますが、季節柄夜間の咳発作?らしい人も散見されています。特殊な感染症としてはまだ平塚市周辺では有りませんが、全国的には麻しんの感染者数が少々増えているので要注意になっています。ほとんどが国外由来の遺伝子を持ったものですが、渡航歴のない乳幼児に多く発生していることを考えると土着ウイルスに変化してきた可能性も危惧されています。少なくとも予防接種で防げるものは出来るだけ早く接種しておいた方が無難だと思います。
さて、新年度に入って幼稚園や保育園の健康診査や各種団体の総会・理事会と目白押しで自宅の休診日は他の行事が積み重なって本当の休養日が無くなっているのが辛い季節ですがあと一息で解放されそうです。先週あった県小児科医会幹事会でも多くの報告がありました。横浜市ではバーコード利用した予防接種記録が始まるそうで平塚市でも詳細を検討して勉強させてもらうことに健康課にお願いしました。母子手帳を忘れた時にどうするかの対応は雑談程度の情報では再交付の上接種医療機関で記入依頼してもらう今まで通りの対応ばかりでしたが、今後はITで管理されたら一変することもありそうです。


5月20日

18日の日曜日は休日夜間診療所に勤務してきました。23名の患者さんで水痘、胃腸炎が目立ったかもしれませんが、生後2か月の発熱の赤ちゃんは二次病院へ紹介させてもらいました。たまたまかもしれませんが中郡からの患者さんが記憶に残っています。小児科医の数から考えると夜間から深夜、平日から休日まで全部を均一にカバーできるのは不可能ですが、時代の生活様式の変化を考えるとどこまで対応しなくてはいけないのか考え物です。つまり、普通の医療機関が店じまいした時間帯を代表して急患診療所をオープンしているのですが、夜間にしか受診できないからとコンビニと同じ夜間診療所として来院するひとが全国で多発しているからです。まあ鼻水が夕刻から始まっても急患ですから受診しても良いとは通常が思わないと考えませけれどねぇ!?


5月13日

本日の感染症動向調査報告よりますと、インフルエンザの報告数がやっとゼロになりました。ここ何年か5月まで散発するのですが一応終息宣言でもこの地域では出して良さそうです。ところが、昨日の報道でもご存じかと思いますが小学校で学級閉鎖の報告がありました。症状は下痢とおう吐なので感染性胃腸炎言い換えればお腹の風邪だと思います。もちろん食中毒の集団発生ではないと思いますが、この先ジメジメしてくると細菌性の食中毒注意報が出されるのでが注意しなくてはなりません。現在のものはウイルス性のようでノロなのか他のウイルスなのか不明です。


5月7日

連休中はご迷惑をおかけしました。本日の感染症動向調査でもまだインフルエンザの報告もありますが、増えることはないと思います。連休中に海外で感染してきた麻しん等が国内で拡大するのが一番の心配ですが、まだその様な情報がないのでひとまず様子見ていきましょう!


4月25日

新聞報道にもあったように横内小学校がインフルエンザで学級閉鎖になりました。これはきわめて珍しいことで他の学校にはこのような動きはないようです。県内の報告数にも著明な変化がないので極々一部の集団感染になるのではないかと思っています。実は、真夏の日本でも過去にはインフルエンザの報告があるので集団発生の場合には検査が行われています。でも、単独の発生はほとんどあり得ないと考えていますので不要な心配はしないで下さい。


4月22日

感染症の報告がありましたが、先週と同じくまだインフルエンザは残っているようです。最近の傾向としてはやはり溶連菌感染症が意外にあるようで、他院で抗生剤を使用しないで経過を見ている中に潜んでいることがあるようです。典型的な溶連菌以外の症状もあるようなのでご注意。また気管支拡張剤テープを咳止めテープと思っているかたがまだおられるようで正しい認識を得て欲しいと思いました。4月の新年度に入り休日夜間診療所では平日夜間の外科も新たに開設されていますが、毎日予想以上の患者さん(大体5名ほど?)が来院されているようです。あくまでも最終治療の医療機関ではないので誤解の無いようにお願いしたいものです。
さて、昨日は私的なブログのようなコメントになってしまいました。昔は○さんとか○ちゃんと言っていたお方が社会的には非常に偉い?立場になっておられます。自分が指導医であった若手もすでに何人かが教授職についているのを考えると自分の歳が、、、、、。本日知ったことに平塚のある病院の院長に赴任してきたのも同級生ですから第一線から退くのも社会的には許されるのでしょうが、第二線くらいで頑張っていきましょうか!?


4月21日

昨日は母校の小児科教授に就任した下条先生の祝賀会に参加してきました。テニス部の後輩でもあるので大学入学時から小児科教室、研究班も免疫アレルギーと一緒だったので一番嬉しい人事でした。会場には総勢約200名もの人が集まりましたが、自分にとっては同窓会に参加しているようで懐かしい顔ばかりです。神奈川に戻ってきてから大学に出向くことはテニス部のOB会くらいですし、同門会も関連病院の人事の話等が多くて自分には無関係と疎遠になっていました。我が大学の特徴は免疫関連の分野に強いとよく言われていて日本のリーダー的存在であったと思います。それも免疫教室の多田富雄先生時代に培われたものでしょう。先生は後に東大の教授に転身され、後任の谷口教授は小児科の私の指導医西牟田先生の同級生であり定年後はあの理研の免疫センター長に転身され、後任の徳久教授は前小児科教授河野先生の同級生で現在の学長になります。基礎的な研究として免疫は欠かせないはずで、臨床の各科からも大勢が免疫教室に勉強に行っています。まあ、わかりやすく言えば一般の診療にすぐに役立たないような難しい内容が多くとても私の手に負えるものではありません。
こんな分野で研究を重ねて成果を上げてきた下条先生に残された研究期間は短いですが更なる成果を期待したいものです。アトピー性皮膚炎や食物アレルギーに関しては、基礎的な分野での報告をたくさん行っているので未来のアレルギーがコントロールされるのではないかと期待させてくれます。
教授夫妻と徳久学長西牟田同門会長挨拶河野前教授


4月15日

本日の感染症情報でも溶連菌感染症以外は少ないようです。前にも述べたとおり、年々減少していた麻しんの報告数が昨年1年間の報告数を越えてしまいました。大多数はフィリピンなどの国外から持ち込まれたウイルスが起源のようですが、第二期(年長児相当の年齢)の対象者はまだ1年あると思わないで出来るだけ早く接種して欲しいと思っています。


4月8日

昨日の新学期や入学式で更に新年度らしくなりました。今日の感染症動向調査も春休みの影響を受けているのもあって流行する感染症は非常に少なくなっています。集団生活に入ると2〜3週で感染症が広まることもあり緊張からの疲れによるものと言われます。とりあえずまだ病気の少ない時期ですから忘れていたワクチン接種も考えましょう。また、1年先に入学する年長さんも麻しん・風しんワクチン(MRワクチン)を接種するのに最適時期は4〜6月ですから今がチャンスかもしれません。
今年の10月から水痘ワクチンが定期接種になる予定です。対象者は1歳〜3歳に至るまでで、2回接種(3か月以上の間隔を空けて)。標準的な方法は、生後12か月〜15か月に初回接種を行い、追加接種は初回接種終了後6か月〜12か月の間隔を空けて1回接種になります。ただし、経過措置として平成26年度に限り3歳〜5歳に至るまでにある者も対象として1回接種出来ます。これはまだあくまで(案)ですがこのまま法案が成立すると思われますので注目下さい。


4月1日

いよいよ新年度に突入してしまいました。この時期には希望に溢れる人も多いでしょうが、私にとっては面倒くさい時期になっています。今年は消費税が8%アップで世間も騒いでいますが、例年何らかの変化がみられるし、嬉しい変化ならともかく反対のことが多い気がしています。
さて、ご承知のように診療報酬改定が4月から始まります。今ではレセプトコンピュータが勝手に算定してくれるのでますます経営には疎くなってしまいました。考えれば、小児科の殆どが丸メと言って何をしても同額(を受け取れる)となるような扱いになっているので、何もしなくて患者数をこなし薬も使わなければ経営は楽になるはずですがどうしてもその様なことは出来ません。抗生剤を使わなくて治る病気が多いのも事実ですし、経営的にも「もうかる」のですがその見極めが難しいところです。あくまでも丸メの適用になる対象年齢の話ですがね。
北欧などでは消費税は20〜30%も珍しくなく、物価が驚くほど高額だったと記憶していますが、その代わりに保障が行き届いていて老後に備えて貯金するという発想もないようでした。日本もそこまで面倒をみてくれる社会になっていれば8%で右往左往しないでしょう!
さて、4月1日から定期予防接種について変更がありました。原則今までと同じに考えてもらいたいのですが、ワクチンの接種間隔の上限が廃止になりました。例えば4〜8週間の間隔でと今までなっていたものが、単に4週以上になったのですがこれは忘れてしまった人にも公費で接種機会を与える意味合いが強いので、わざわざ標準的間隔を越えると医学的には好ましくない方向に向かっていきます。当然1か月以内に行っていたワクチンが10年後でも同じ効力を持つとは考えられません。まあ、3〜4か月位遅れた感覚なら制度変更の意味合いもあるとは思いますが如何なものでしょうか?詳細は後日予防接種解説の項目を書き換えますのでご覧下さい。
取り急ぎ、平塚市の予防接種に関するHPをリンクしておきますのでご参照下さい。 こちら


3月25日

本日の感染症動向調査によればまだインフルエンザは生き残っていますが日毎に少なくなっているのは間違いないようです。
昨夜は担当理事による4月からの診療報酬改定説明会が行われました。医師会主催でこれほどの会員が集合するのは滅多にありません。総会でもごく少数なのに診療報酬になると生活がかかるのでやむを得ないかもしれませんが複雑な気持ちになります。まあ、改訂の内容は在宅医療に関係することばかりで小児科医療に関連したものは皆無に近いかもしれませんが初診料と再診料の変更があります。消費税の3%を考えるとアップ率は微々たるものなので実質はマイナスかもしれません。私としては診療を誠心誠意今まで通りに行うのみですね!それにしても毎日毎日と言って良いほど医師会の会合が続いています。本日は会長不在のため県看護協会の会長さん始め行政の担当者からの訪問を受けました。


3月20日

だいぶ書き込みが少なくなってしまいました。年度末なのかわかりませんが会合や講演会がこの間目白押しでけっこう忙しかったです。県医師会の代議員会や医師連盟の評議会はまあ数合わせの意味合いもありますが、2次医療連絡協議会は市民病院、共済病院、東海大大磯病院の幹部との連絡会なので休日夜間診療所の後方支援をお願いしている手前欠くことが出来ません。子ども・子育て会議は平塚市の会議で今後の子どもたちを支える事業にはどの様なニーズがあってどの様に構築していこうかと言うような重要なものですが、要約すれば幼稚園、保育園、子ども園、病後児保育等をどの様にして市民のお役にたてるかを行政が考えていることを検討するようなものになっていると思います。医師会で現在力を入れているのは在宅医療なので小児科にとっては少々縁遠いことですが高齢者社会が現実のものになっていることからやむを得ないでしょう。昨日の中郡の小児科講演会は横田先生が最近の話題を全て簡潔にまとめて下さったので助かりました。インフルエンザの話ではやはり現在のワクチン製造量がものすごい右肩上がりであるにもかかわらず感染発症者の数はあまり変化がないのは、、、、、。でも開発中のワクチンに期待は出来るようですが実用化時期がいつになるのか?と言うのがこの2週間の動向でした。

世間では、マレーシア航空の消えたミステリーとクリミアのロシア併合、最大のショックはSTAP細胞の振り出し化です。ネイチャーに掲載される難しさは研究をしたことのある人なら誰もがわかるはずで理化研もある意味日本最大級の研修施設ではないですか?

平塚市のインフルエンザは急激に減少して花粉症の季節に突入だと思います。


3月9日

昨夜は休日夜間の診療を行ってきました。このため当院での夕刻の診療時間が十分に取れず休診にせざるを得ずご迷惑をおかけしました。さて、休日診療所の混み具合ですが、依然として発熱の患者さんが多くインフルエンザが心配な人が多かったです。そこでインフルエンザの検査陽性の人が11名(A型2名、B型9名)で検査陰性の人は大まか20名程?なので検出確率は随分と低くなってきています。そのため結果判明まで一旦待合いで待機してもらうため二重手間となり診療時間が随分と長くかかってしまいました。総勢は50数名の小児科来院なので終了時間は1時間もオーバーしてしまいました。その他の疾患は感染性胃腸炎や咽頭炎等で原因不明の発疹症が?やはり土曜日だと翌日もかかりつけ医が休みなので来院される傾向があるようですがやむを得ないでしょう。
PS:日曜日は昼81名、夜34名


3月9日
午後に神奈川県のJMATの講習会がありました。これは大震災等の災害時にどの様に対処・行動しようかと各医師会が対策を練っているところです。今回は平塚市医師会が湘南西部地域の担当であったので遅刻はしましたが少々参加してきました。県医師会の担当理事の先生は平塚の計画は評判良かったですが、こればっかりはどの様な災害かで全く異なってくるので非常に難しい問題です。
数秒後に何が起こるのかさえ分かりませんから日常の心構えは必要ですね。


3月7日

夜間に小児科部会の学術講演会が市民病院大会議室で行われました。市民病院から1.絞扼性イレウスの症例と2.出血性潰瘍の症例呈示が行われて、「小児の緊急を要する腹痛症〜絞扼性イレウスなど」の演題で東海大学小児外科教授の上野滋先生にご講演をいただきました。きわめて稀なケースの提示でもありますが、最後に私の挨拶で述べたように稀なケースを誰もが体験できるわけでないので身近な疑似体験者の話を聞いて活かしていきたいものです。


3月1日

いよいよ年度最終の3月になってしまいました。2月23日も同じ事を書きましたが、最終の3月に突入したので重複をお許し下さい。
先月に厚労省より平成25年度の第二期MRワクチン(麻しん・風しんワクチン)接種率中間報告が出ました。これは、9月30日までの数字ですが、神奈川県は今回も全国最低の47位の接種率で残念。また、全国に40ある中核市の一つである平塚市は37位と危うく最下位を逃れました。どうしてなのかまだ分かりませんが、例年のように就学時健診の場でもアナウンスしているので最終的にはもっと接種者が増えると期待しています。もしも、第二期MR接種を忘れている人がいましたら絶対に3月中に完了して下さい。これは法律で定められている接種なので、対象年齢者は平塚市でも無料で行えます。
インフルエンザの流行状況はようやく下火になってきたのか?現在では幼稚園や保育園の流行が残っているようでもすでに小学校を含めて大多数の人は既に罹ってしまった状態になってきました。2回も罹った人もいるようですがきわめて少数なのでこのまま減少に向かって欲しいと思っています。その代わりに花粉が本格的に飛び始めたようです。その準備も怠らないようにして下さい。
先月に平塚市医師会役員の改選が行われましたが、県医師会の役員任期と同期させるための改選だったのでほぼ同じ顔ぶれです。国の大臣を決める組閣はなりたい人で溢れているのでしょうが、医師会の役員は全くの正反対です。殆どが開業の先生なので自分の診療を優先させるため?だと思うのですが嫌な役回りも多いので嫌われるのかもしれません。いろいろな会議に出たり、学校医等の公職をお願いしたり、調整役をしなくてはならない場面もあって担当理事はおそらく辛い思いが多いと思います。「お断りします」と言われる先生がけっこういらっしゃいますからねぇ、、、、押しつけられていると考えずに皆さんの為と考えて頑張りましょう!


2月25日

本日も学級閉鎖情報があり、先週の感染症動向調査の結果報告がありましたが、残念ながら依然としてインフルエンザの勢いがまだ続いているようです。この動向調査でもわかるように県域での流行は随分と減少しているので、平塚地域は約2倍の流行が残っていることになります。どうも自分の予想も外れたようで申し訳なく思いますが、現在の主流のB型なのでだらだらと減少していくのではないかと危惧しています。B型にも症状にバラエティがあるので全員に高熱が出ないとか元気があるわけではありません。36℃台や37℃台で検査陽性に出る稀なケースもありますが、あくまでも稀なケースなので、平熱であってちょっと頭が痛い程度で検査をする必要はありませんので誤解の無いように願います。


2月23日

先週は大雪の影響もなくなりましたがインフルエンザだけは残ってしまいました。神奈川小児科医会幹事会が木曜日に横浜で行われ、いろいろ情報交換を行ってきましたが大部分の地域では先々週がインフルエンザの山で現在は随分と少なくなっているとのことだったので平塚は終息の遅い地域のようです。どこでも現在はB型インフルエンザが大部分であることに間違いないようですが、成人では半数近くA型が出ているところもあるようです。衛生研究所の昨年データではタミフル耐性のA型pdmでも内服時の血中濃度は実験レベルの3倍になるので実用上は十分に効果があるようです。麻しん・風しんワクチン(MR)の二期(入学前の接種)の接種率が国から発表されましたが、中間値ながら神奈川県は相変わらず悪く、政令指定都市の中でも横浜が際立って悪かったので原因を話し合いましたが??でも、特例市である平塚市も全国にある特例市40市の中で37番目でした。これはワクチン歴のない子どもが平塚市には多い事になるので看過できません。
翌日には、保健センターを利用している医師会、歯科医師会、薬剤師会、市役所健康課の幹部の集まりがありましたが、この場でMRの話題を出せなかったのが残念です。もしも、U期MRの対象者の関係者が読まれていたら、3月中に接種を完了するようにしておいて下さい。


2月15日

40年ぶりの大雪と言う先週よりは昨日の雪は軽いと考えていましたが、ここ湘南では重い雪が積もり先週以上に雪かきが大変でした。診療にも支障が出てしまう午前中でしたが、晴れてきた午後からは出入り口の雪かきも終えて診療できました。きっと40年と1週間ぶりの大雪だったのでしょう?腰に負担が来ますね。雪国の人の苦労が多少なりともわかります。
そんなこんなで1週間も終わってしまいましたが、相変わらずインフルエンザの多い週でした。ヒブや肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン等新しいワクチンが普及し始めてそれらの病気が激減していると言う嬉しいニュースがたくさん流れていますが、これら以上に熱心に接種されているインフルエンザのワクチンなのに病気が激減したことは無いのではないでしょうか?「ワクチンを行ったのに、、、、」と言われてもインフルエンザの診断をしなくてはならないのですから辛いですよ!いくら軽症になると言われても病気にかからないワクチンに早くして欲しいですね!


2月9日 昨夜は記録的な大雪になりました。

本日は休日夜間診療所に勤務してきましたが、昨日の大雪では停電騒ぎもあり患者さんもさすがに少なく一桁(内科6名、小児科9名、外科1名)だったとの反動で本日の昼間は非常に混み合っていたようです。夜間も非常に多くて大多数が発熱でインフルエンザが心配との人であふれています。10歳以下を担当しましたが、B型インフルエンザが13名、A型4名、陰性13名だったと思います。A型はいずれも幼稚園・保育園なので小学校ではほとんどがB型と推測されます。陰性例は発症後の時間も適切なので他の感染症の可能性が高く臨床的にも他の季節ならインフを考えない子ども(大部分が3歳以下です)なのでまず間違いないでしょう。インフの割合がだいぶ少なくなっているので流行のピークは越えようとしているかもしれませんが、心配な人はまだまだ減りそうもないですね!


2月7日

昨日のコラムの補足ですが、平塚周辺のインフルエンザの現時点の流行型ではっきりした報告はないので当院での検査状況からB型5割としましたが、A型については全く不明です。本日の全国からの報告だとA(H1N1)の方が多いようなので平塚周辺も同じかもしれません。そうすると3割で重症肺炎3人、4割で4人出現する計算になりますが実際には如何でしょうか?また、全国でもB型の報告割合が少ないようですが、5割とした根拠はあくまで当院でのここ1週間の検査状況からです。思えば、病原体定点から衛生研究所にウイルスが送付されてこれを解析してタミフル耐性とか遺伝子検査を行ってA型も詳しく分類していますが、そもそもB型は診療所の簡易検査でほぼ全てが分かるので衛生研究所に送付する必要性が薄いのも検出頻度が少ない原因の一つではないかと思っています。でもB型にも薬剤耐性を調べているわけですから平等に送付しないといけませんね。それよりも、定点報告に罹患人数だけでなくA型とB型を分けて報告するシステムにすればもっと正確になると言っているのに実行しないのでしょうか?今ではA型も区別できる簡易検査も出てきているので考え時と思います。法律変更が面倒なら平塚だけでも今後検討しましょう!
また、参考にAソ連型がほとんどタミフル耐性になった時の国立感染研の報告をリンクしておきます。 ここ


2月6日

インフルエンザの最盛期になっています。あくまでも平塚市周辺の話と考えて下さい。ちょうどNHKのクローズアップ現代でインフルエンザを取り上げていましたのでご覧になった人もいるかと思い多少の思いを述べさせてもらいます。これは自分できちんと統計を取ったわけではないのですが、ある物事を医師が述べるのに、オーバー目に告げる場合とアンダー気味に告げる場合と、機械的に数字と照合した状態を告げる場合と分かれるかと思います。
研究者や大学関係者は発表して取り上げてもらわないと業績にならないので、どうしても珍しい症例や人が驚く報告をしがちに感じることもあります。報告内容は正しいのですから、問題は受け取る側がどの様に解釈するかがもっと心しないといけないと思います。今回の放送もA(H1N1)pdm09m型の流行が小児に重症例が多いしアレルギー体質の小児に重症例が多いと森島先生が報告したとおりですが、なにもアレルギーのある子ども全員が重症になっているわけではありません。当時1000万人もの罹患者がいたと推定されたとすれば10000人の重症肺炎入院があっても1人/1000人の割合ですから、平塚周辺の今シーズンのインフル総計を1万人とすれば現状ではB型の方が多く5割、A(H2N3)が3割、A(H1N1)が2割とすればこのウイルスで重症の肺炎は2人と計算されます。あくまでも全員が小児と仮定すればで割合も正式には報告されていませんが、、、、確かに医療関係者は通常の季節性インフルエンザよりも急激に進行する呼吸器症状に注意は必要ですが、心配のなさそうなインフルエンザの人もいたずらに不安になる必要はないと思います。またタミフル耐性の話もしていましたが、もともとタミフルのない時代も生き延びてきた人類ですしA(H1N1)のソ連型が消滅する前の報告では全世界でほとんどタミフル耐性に実験室ではなっていたのですから、、、また、新しい抗インフルエンザ薬も近々承認される見通しなので武器が増えるはず。果てしない病原体と人類との戦いですね!
また、昨年度のワクチンはA(H2N3)香港型に効果が少なく製造過程にウイルスの変異があったとの報告が田代先生からありました。このワクチンに関しては診療の場かこのコラムで書いたかもしれませんが、インフルエンザワクチンはもともと日本で承認されたものは不活化のもので予防効果は余り高くないと説明してきたとおりで、接種しないよりは接種した方が軽症で終わる可能性があると考えて下さいと。研究者がもっと新しいワクチンを考えているのでこれらが世に早く出てくれることを望みます。特に最後に触れていた、現在中国で報告数が増えているA(H7N9)が新型となって前回以上高病原性を持っていた時にワクチンが効かないでは本当に困ります。国はこれも想定して、特定接種の登録作業を始めており医療関係者が現在順次登録中です。いくら登録されて医療関係者が優先的に接種されても安全性の確認作業に使われるだけなら困りものですからね。
なにはともあれ、平塚市周辺のインフルエンザは私の感触では頂点に達したようで倍々で増えることはないと思います。もう一息手洗いとマスク、感染者に近づかない等予防に努めて2週間は頑張って欲しいと願っています。万一罹患したとしても冷静に病状を確認し看護して早期回復に努めて欲しいと願っています。

付記;医療関係者は小児科学会から今シーズンのインフルエンザ治療方針が出ているのをご参照下さい。 こちら


1月30日

いやーーーー驚きました。ニュースでご存じのように万能細胞(STAP細胞)発見とは!だいたい発想自体が想像だに出来ませんから、今後もiPs細胞同様に良い方向に向かって人類に貢献して欲しいと思っています。小保方晴子さんは松戸市出身とのことで、当時私が赴任していた時期と一致しているようで関係ないけれど感慨深く思いました。当時自分も細胞培養にも多少なりとも関わっていたし、、、その縁で移植医療にも関わって免疫から感染症の基礎をたたき込まれたのですから30年も経ちますか?この記事も感慨深いです。当時千葉県の第1例で全国でも早かったですけど、、、、


1月28日

平塚市でも急激にインフルエンザの患者さんが増加し、学級閉鎖情報でも感染症情報でも裏付ける結果が本日も報告されました。現在の所、A香港型と2009年に新型と騒がれたパンデミック型、B型の3種類が出回っていますので、最悪1シーズンに3回罹患する可能性もあります。その他は特段新たな知見はないと思いますので、ごくごく通常の通り感染予防に心がけて下さい。ただし平塚市周辺で2009年型のウイルスがどの程度タミフルに耐性になっているかは分かりませんが、吸入タイプのリレンザやイナビルを使用できない年少者がこの耐性ウイルスに罹患しない方が賢明ですね!消滅間近であった2009年当初のAソ連型ウイルスもほぼ100%タミフル耐性になっていましたが、実際に使ってみるとけっこう効果があったように記憶しています。今回も同じとは言えませんが心配しすぎいるのも良くないでしょう。
ノロウイルスの感染症もマスコミを賑わしていますが、これとて昔から存在するウイルスでだんだん正体が分かってきて驚いているのが実体のような気がしています。感染症の歴史は古く人間と微生物の戦いの歴史でもあります。人間はいろいろ科学の進歩によって昔分からなかったことまで広く一般にも知られる時代になりました。驚くよりも冷静に判断してもらいましょう。そもそも人間の体は菌やウイルスに汚染されているのが普通ですし、ガン細胞が出現しては消えているように自分の体を守る防衛隊(免疫機能)が活動してくれているのです。そこからどうして発病するのか??? これがまだ謎かな?仮説はいろいろあるでしょうが全部を証明できるものがあれば人間に疾病はなくなるはず?
確実に効果のある予防接種のようなものが理想に思えますがどうでしょうか?


1月24日

掲載するのを忘れていましたが、すでにマスコミにも報道されていたのでご存じと思います。子宮頸がんワクチンに関する検討会の報道で、まだ結論は出せないもののおそらく心因反応?ではないかとこと。まあ、今までもこの欄に書いてきたとおりのことで何故日本だけで騒がれるのか不思議でなりませんでしたので予想通りの方向に進んでいると思います。

感染症エクスプレスの報告内容を下記に転載させて頂きます。

◆第7回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会を開催
 しました(2014年1月20日)
 
 1月20日に第7回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討
部会を薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会と合同で
開催しました。子宮頸がん予防ワクチン接種後に副反応として報告された
症例、主に広範な疼痛又は運動障害を来した症例について、論点整理を行い、
以下のような合意が得られました。

 1.海外においても同様の症例の報告はあるものの、発症時期・症状・
  経過等に統一性がないため、単一の疾患が起きているとは考えられず、
  ワクチンの安全性への懸念とは捉えられていない。
 2.2剤間の比較では、局所の疼痛の報告頻度は、サーバリックスの方が
  有意に高く見られるものの、広範な疼痛又は運動障害には、有意な差は
  ない。
 3.広範な疼痛又は運動障害を来した症例のうち、関節リウマチやSLE等
  の既知の自己免疫疾患等と診断されている症例については、ワクチンと
  の因果関係を示すエビデンスは得られていない。
 4.今回の症状のメカニズムとして、@神経学的疾患、A中毒、B免疫反応、
  C心身の反応が考えられるが、@からBでは説明できず、C心身の反応
  によるものと考えられる。
 5.子宮頸がん予防ワクチンは局所の疼痛が起きやすいワクチンであり、
  接種後の局所の疼痛や不安等が心身の反応を惹起したきっかけとなった
  ことは否定できないが、接種後1か月以上経過してから発症している
  症例は、接種との因果関係を疑う根拠に乏しい。
 6.心身の反応が慢性に経過する場合は、接種以外の要因が関与している。
 7.リハビリなど身体的アプローチと心理的アプローチ双方を用いて、
  集学的な治療により重症化・長期化を防ぎ、軽快させていくことが重要
  である。

 今後、報告書案をとりまとめ、次回以降、積極的な接種勧奨の再開の是非
について改めて審議することとされました。

<資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000035220.html


1月20日

本日今冬初めてのインフルエンザによる学級閉鎖の報告がありました。これから週毎に増加が予想されますのでご用心下さい。尚、報告があり次第に上記欄の「市内学級閉鎖情報」でお知らせいたします。


1月15日

現在平塚でのインフルエンザの流行はまだですが、ニュースで報道されているようにタミフル耐性のA型(いわゆる豚インフルエンザ)が久々に各地で検出されています。2009年に新型インフルエンザと騒がれたタイプですが、免疫の少ない集団が広がってきたのかもしれません。願わくは吸入タイプの抗インフルエンザ薬が使えない年少者に重症者が出ないことを願っています。年少者に感染させるのはほとんどが保護者の母親中心ですから特にご注意下さい。


1月13日

「スポーツ団体新年の集い」がプレジールで行われ、医師会も来賓として招待を受けていたので会長に代わり出席してきました。まあ、医療関係者はほとんどいないので行政の関係者と顔つなぎの意味合いが多そうです。今回は河野太郎代議士が会長のスポレクが主催ですが、市長はじめ副市長、県会議員、市会議員が主に何らかの会の代表として来賓として来られ、各種スポーツ団体の幹部や地区の担当者が集まり総勢300名ほどの大盛況です。
個人的には高校の同級生の副市長と久々の再会で懐かしかったですよ。少子化の話をされ野球のチームも組めなくなったと太郎代議士からありましたが、集まった高齢者集団にも子どもの将来を真剣に考えてもらいたいと思いました。どうしても人口的に考えても在宅医療等の高齢者対策が表に出てしまいますからねぇ。保育所待機児問題解消などは行政や政治の力を借りないと解決しないですからね!


1月12日

今日は休日診療所に勤務してきました。年末年始に20数年間出動していましたが、今年は旅行日程と折り合いがつかず出動できませんでしたので初勤務になります。でも、今年は小児科の患者さんが年末年始も非常に少なく、この連休も63名と非常に少ない数で良かったのか悪かったのか?患者さんの内訳は、ほとんどがウイルス性胃腸炎の吐き下しが多くインフルエンザはA型5名、B型1名、溶連菌感染症4名、水痘、卵アレルギー、が主だったものです。研修医の先生も一緒だったので診断のコツや子どもの病気のレクチャーを交えて丁度良い具合に勤務できたのではと思います。それよりも現在は内科の患者さんの方が年末から多いのが不思議でなりません。尚、13日の連休後半も同じような状況でした。


1月9日

平塚市医師会の新年会が例年通りに開催されました。会長挨拶に引き続き、落合市長、黒部議長、大久保神奈川医師会長ら来賓の祝辞のあと叙勲授賞の満川先生はじめ米寿、喜寿の会員へ記念品の贈呈と新入会員の紹介等滞りなく行われました。今年は果たしてどの様な午年になるのでしょうか?まあ、こつこつと与えられた任務をこなしていければ良いのですが、、、


1月6日

新年の診療開始になります。休診中はご迷惑をおかけしました。休日夜間急患診療所等で診察されたあと継続診療を当院で行う場合は、処方されたお薬がわかるようにお願いします。


2014年(平成26年)1月1日

様、

今年もよろしくお願い致します。
また、皆様にとってよい一年であることをお祈り致しております。

昨年の情報お知らせ等は上段バックナンバー平成25年からご覧ください。