4月2日 新年度スタート

診療報酬改定により4月から支払額の変わる場合もありますのでご承知下さい。詳細は後日掲載します。

渋田川の満開の桜


3月21日  肥満について

このまま年度末を過ぎてしまいそうな日頃です。インフルエンザの大流行が終焉したのとひき換えに花粉症が目立つこの頃です。アレルギーに関しては抗原となる物質で症状が惹起されるかどうかで原因が決まるので、採血でIgE抗体が検出されたからといっても症状が出ない場合があります。スギに関しては、この時期に症状が出て抗体もあればほぼ間違いはないでしょうが、もしも、10月にくしゃみ鼻水がでてスギ抗体陽性であってもスギとは無関係となりますから。しかし、治療薬剤は何科で処方してもほぼ同じで、抗アレルギー剤の経口内服、点鼻、点眼がちゅうしんとなります。特殊なものではレーザー治療等もありますが稀でしょう。経口免疫療法が近年行われるようになってきましたが、願わくは有効率がもっと高いと嬉しいのですが、、、
さて、たまたまWHOによる世界各国の肥満率が目に入りましたのでまとめておきました。これは、18歳以上の成人の報告なので小児には適応されません。しかし、日本では肥満についてあれこれ声高に騒いでいる割には太っていない国だと認識しました。
ここ からご覧下さい。


3月9日 健康寿命の報告

本日、厚労省から健康寿命が延びた旨の報道がありました。まことに喜ばしい事ではありますが、平均寿命からこの健康寿命を差し引いた年月が不健康期間となるわけで、どれ程短くなっているのかが気になるところです。平成13年からこれらの数値をまとめてお示ししておきます。ご覧のように、不健康期間は殆ど変わっていないので医療支援や介護支援がこの数年に凝縮されているのです。小児科にとってはあまりかかわりの無いことかも知れませんがご参考までに。


追加説明:厚労省発表(2017.9.13)による2015年度の国民医療費は 42兆3646億円、国民一人当りの医療費は0歳〜14歳=15万8800円、75歳以上=92万9000円となっています。増え続ける国民医療費を減らすために国はいろいろな施策をこうじていますので、小児科領域にも同様に安価なジェネリック医薬品を使えとかいろいろしわ寄せが来ていることはご存じの通り。しかし、この数字を見ればどこを削減しなくてはいけないのか一目瞭然だと思いますが如何でしょう?


2月27日 インフルエンザに代わり花粉症にご注意

感染症動向調査でも先週前半までの感染者が多く、学級閉鎖も今週は3クラスと少なく、休日診療所も一昨日は内科:53+17,小児科:65+24と受診者数も平常時の人数に落ち着いておりインフルエンザに関しては殆ど終息に近づいていると思います。しかし、まだ完全に消滅してはいませんので当面は検査陰性が続くと思われます。
それに反して、急激に花粉症の症状が現れてきたようです。薬物療法は基本的に抗アレルギー薬内服と点鼻、点眼になりますが、症状に応じて組み合わせての使用になるかと思います。また、舌下免疫療法もスギに対してありますが、即効性は望めませんので今後の治療選択と考えてください。


2月20日 インフルエンザの峠越え!

本日の感染症情報でも学級閉鎖の新規報告数でも休日・夜間急患診療所の患者さん数でも、どれをとってもインフルエンザの高レベルでの流行は無くなったようです。小児科にとっては1週間でほぼ半減したようで急激に減少しています。過去には第二の山と言えるA型の山が来なければ安堵できるのですが、まだ注目していく必要がありそうです。18日の休診の状況は内科が105+34名、小児科が89名+24名、で外科は恒常的に17+8となっていました。
どうして内科の方が近年は受診者が多いのか現在いろいろ検討していますが、、、、?単に少子化の影響では済まされないようで、、、


2月17日 平成30年の休日・夜間急患診療所とインフルエンザ流行状況に関する報告(案)

 国立感染症情報センターによる発表では、第5週までに推計1400万人がインフルエンザに罹患したとしています。単純に考えるとピークに要した週数を経て減少していくことが多いので、この数字の2倍の罹患者が出るものと考えられます。

 新型インフルエンザに用いているCDC(アメリカ疾病管理予防センター)による患者数予測では、国民の25%程度が罹患するものとして対策が講じられていますが、日本での予測は1300万人〜2500万人の罹患者予測となっています。このことから考えても1400万人×22800万人であれば、新型インフルエンザ以上の爆発的なインフルエンザの流行年となることでしょう。

 平塚市周辺の状況は昨年の12月よりインフルエンザが報告され始めたので、感染症動向調査により今年の第6週までを合計したところ3,429名となりました。大まかに10倍すれば推測罹患者数になりますので中郡の割合を差し引くと約3万人の平塚市民が発病した計算になります。そこで平塚市の新型インフルエンザ行動計画の予測と照らし合わせると大幅に超えていることが判明。行動計画のミスが発覚してしまいました。

 さて、休日・夜間急患診療所の混雑程度は推して知るべし。そこで、年末年始の受診状況を調べてみると6日間で1953名の受診者数で、31日の379名が最高数、平均は325名です。この数字は平成2627年の年末年始受診者数約3600名(8日間)、平均450名(500名越え3日)よりは少なかったとも言えます。しかし、その後の流行状況は全く異なり平成30年の休日の受診状況は平均431名(8休日:500名越え1日)と3年前の年末年始の大混雑に匹敵する受診者で占められています。受診者の内訳は、年末年始は内科が小児科の2〜3倍でしたが、1月中旬からは小児科の方がやや内科を上回るようになり、外科は一貫して1割以下。過去の一日当りの最高受診者のあった日は新型インフルエンザの来襲があった2009年の11月22日で、5科合計551名であり、耳鼻科と眼科を除いても521名(22日)、512名(23日)。しかし、この内訳は現在と大きく異なり小児科が内科の34倍と圧倒していたことが挙げられます。

ちなみに、この22日に終日出動していた私の記録によりますと、朝の9時から帰宅した24時過ぎまでに食事時間の15分を除く全てを診療していたとなっていました。E先生とご一緒でしたが、400名近く(昼間247名+夜間140名)の小児科受診者を診察した経験は初めてであったし最後の経験であって欲しいと願っています。本当に今では想像も出来ませんが若かったのでしょう?

 そのような訳で、過去には今回以上に混雑した年末年始もあったし、今年以上の一日の最高受診者数があった年もありましたが、通常の休日診療所が持続的に混んでいる本年のような年はありませんでした。現在流行している型はB型が中心を占めておりA型も混在しています。あくまでも感触ですが、年末年始はABが拮抗していましたが、学級閉鎖が始まってからは圧倒的に8割?B型中心となり成人や幼児にA型が見られるように思えます。そのA型もAH1が優位なのか症状が軽くすんでいるようです。その結果、発熱があったとしても38度代が多く40度をみることは殆どありません。また、いつ発熱し始めたのかも不明のため計測後時間が経っていないようであっても検査陽性になる例も多く経験されます。その反対に12時間以上経過しても検査が陰性の人も散見されます。抗インフルエンザ薬に反応が鈍い例もあり得るので、投薬時に説明できれば良いのですが忙しさに紛れて忘れがち。また、症状もインフルエンザのイメージダウン?となるような元気一杯といえる患者さんが多いのも今回の特徴でしょうか?食欲もあり人によっては運動まで出来てしまう始末。また、マスコミが隠れインフルエンザと報道したようで、熱の出ない症例も検査を求めて抗インフルエンザ薬を内服しようとしています。そして、このように軽症であっても隠れインフルエンザの可能性があるので医療機関に早く受診するように言っていたと親御さんは口にします。こうなると検査をやらざるを得ないでしょう。また、インフルエンザは薬を使わないと治らないと思っている人が予想以上に多いことを思い知らされました。だから、咳・鼻水・咽頭痛・微熱の風邪症状で元気であれば自然治癒するとお話ししても社会環境が許してくれないようです。学校ではきちんと検査をしたかと確認したがるし、家庭でも受験生がいるから心配であるとか、感染させられたら仕事に行けないので確認の検査をして欲しいとか等々、人間誰しも出来る限り早く楽になりたいと思うでしょうから複雑な心境です。しかし、検査キットや抗インフルエンザ薬の無かった時代であれば、発熱率が少々高く感染率が高い風邪とし対処していても何の問題もないように思います。勿論、助けが必要な辛い人を放置するわけではありませんので誤解の無きように!

そこで、個人的には今回のB型インフルエンザを「くせ者インフルエンザ」と命名しておきました。いくら軽症にみえてもインフルエンザですから重症化する危険性を排除できず、希望があれば検査もするし投薬もしますが、やはり釈然としません。
 「これなら軽症で治癒する」と断言出来る何らかの因子を誰かが見つけてくれないかと切望しています!!

 最後に、最も重要な医師会事業とも言える休日・夜間急患診療所の運営に、数多くの先生方に御出動いただき感謝です。特に、混雑時に応援して下さる先生方には頭の下がる思いであります。受診される方にも事情をお察しの上、時には対応に不備な点もあるかもしれませんがお酌み取りいただければ幸いであります。

2005年にB型優位でA型も流行したことがあり、この時は2峰性の流行の山を示していました。果たして今年はどうなることでしょうか?
また、休日・夜間急患診療所に来られる年齢層は、ここ数年は小児科と内科で同じような受診者数に変わってきています。以前は圧倒的に小児の患者さんでしたがその理由は不明で、少子化の影響だけとは思えません。特に、年末年始に限れば圧倒的に内科の受診者が増えています。どうしてなのでしょうか?インフルエンザに限れば、抗インフルエンザ薬が登場してきてから成人した人が多くなり、その結果、薬に頼らず回復した人が稀となり、その結果免疫の弱い成人が増えたのではないかとの意見を聞きました。これもエビデンスが示されたわけではないと思いますが一理あるかと??今年の北半球ではインフルエンザの流行が各地から報告されていますが、その型は様々で何故??となります。熱帯地方でもインフルエンザは存在しますが何故??何故が多いのもインフルエンザですがきっと遠い将来には地球上から消滅してくれることを、、、、期待、、、しましょう、、、、か!?


2月6日 インフルエンザは流行のピークか?

今年の平塚周辺のインフルエンザの流行状況です。マスコミに出ているように大まかな傾向は同じですが、全国の状況と地元の状況では多少は変わるかもしれません。ここ2週間ほどが恐らくインフルエンザのピークに達したようで数字上は頭打ちになってきました。しかし、どの統計を見ても患者数が非常に多いことは確実です。感染症定点からの報告でもようやく横ばいになり、学級閉鎖状況でもほぼ横ばいになり、休日診療所の受診者状況でもほぼ横ばいになりました。休日診療所では相変わらず大混雑で、28日(日)は内科135+58名、小児科168+57名、4日(日)内科146+46名、小児科163+60名と数字上は横ばいになっています。まあ、物理的にこれ以上の受診はもう出来ないのかもしれませんが、、、、また、学級閉鎖の続く小学校はB型インフルエンザが大半を占めているようですが、A型も幼稚園や保育園、成人とよく検出されているようです。今後は2回目の感染が危惧されるのが一番の問題です。例年であれば、ピークに要した時間をかけて徐々に減少していくはずですが、第二のピークでもあれば3月一杯インフルエンザとつきあわないと行けないでしょう。
B型は比較的元気な人が多いと前回書いたとおりですが、検査でもなかなか陽性に出ないとか、抗インフルエンザ薬を使用しているのに劇的な効果が少ない等実にいやらしい経過をとる人もいるようです。A型もH1が多いと考えられ、同様にだらだらした傾向が見受けられるようです。総じて、今年のインフルエンザ「くせ者インフルエンザの年」と名付けましょう!今年これ程インフルエンザが広がった理由を考えました。あまりに軽症であれば風邪との違いも実感として無いはずで、感染力の強いウイルスはどんどん拡散してしまいます。逆に、病原性が高く致死率も高いようなインフルエンザであれば元気に歩き回ることも出来ずベッドに伏せているので拡散はしないであろうと考えています。勿論、異論もあるでしょうが少なくとも昔のインフルエンザのイメージの患者さんは非常に少ないとの意見には同僚の医師にも賛同してもらっています。


1月23日 インフルエンザ本格化

最新感染症情報でもお分かりのように小児科領域でもインフルエンザが猛威を振るってきました。学級閉鎖も続出しています。昨年末からABのインフルエンザが徐々に拡大し、年末年始の休日診療所では内科領域でのインフルエンザが非常に多い状態で、受診者数も小児科の2.5倍、インフルエンザ感染症は4〜5倍と成人のインフルエンザが猛威を振るっておりA型とB型が拮抗する割合でした。しかし、予想通り14日の休日診療所では小児科と内科の受診者数が近づき(内科:136+53名、小児科:113+35名)、21日には逆転して内科:138+53名、小児科:167+59名になっていました。当然ながら学級閉鎖が急激に増加しているのが現状です。また、今ではインフルエンザの型もB型が優位になっています。今までB型で爆発的に大流行したことはあまりないことなので今後の動向が心配です。と言うのは、いずれA型流行してくるのではないかと危惧されます。B型は皆さんが想像するインフルエンザと違う傾向があり、だらだらと熱が上下したり比較的元気な人もいますので、風邪と思って普通生活を送り他の人に感染させる恐れも多いです。勿論、全員が同じ症状ではないので誤解のないようにしてください。


1月11日 医師会新年会

毎年恒例になっている医師会の新年会が行われました。120名を超え盛況です。平塚市の場合は他市と異なり議員さんを呼ばない方針なので、県や郡市医師会の会長さんや副会長さんに歯科医師会長さん薬剤師会会長さん等が主な来賓となりますが平塚市長さんと議長さんだけはお招きしています。特別なイベントもなく新入会員の紹介と挨拶が毎年異なるだけで、会長挨拶や市長挨拶、議長挨拶、県会長挨拶等の内容は現在直面する事項について報告されたように感じています。このところ、私の役割は最後の挨拶となっているのですが、時間の関係もあり一言で終了せざるを得ないこともあったり逆に時間稼ぎすることもあり得たり、臨機応変に望まないとしゃべられません。ネタとして用意していたものを冒頭の挨拶で話されてしまうと困るのですが、今回は補足説明として休日夜間急患診療所の年末の動向と受診状況の歴史、平塚医師会の歴史や会報の生い立ちについて話をさせてもらいました。原稿を読む挨拶はやめようと決めているので抜け落ちた話もあったかと思いますが、無事に終了して一息です。

何せ最後の挨拶までに酔っぱらうことも出来ないわけですから酒好きでなくて良かった!


1月10日 正月の休日夜間・急患診療所は

29日から3日までの6日間で総勢1953名の患者さんが受診されました。大雑把な数字で内訳を書くと、内科が1200名、小児科が500名、外科200名で疾患としては圧倒的にインフルエンザが多くA型とB型がほぼ拮抗しており、内科の1/3、小児科の1/5がインフルエンザになるでしょうか?最も混雑した31日〜2日はインフルエンザ数の把握も困難でしたので正確ではありませんが、内科が400名で小児科が100名の合計500名近くがインフルエンザではなかったかと推測されます。ここ数年の休日夜間急患診療所の年間受診者をみれば、内科と小児科がほぼ拮抗した受診者となっていましたが、年末年始は内科受診者が圧倒してきています。昔は小児科が多く全く逆の展開だっただけにどうしてこのように変化してきたのかは不明です。いくら少子化と言ってもそこまでの変化はあり得ないはず。成人もインフルエンザに弱くなったのか、たまたま流行の時期が正月に重なったのかわかりませんが、正月明けに年少者へ感染していくので学級閉鎖があと1-2週すぎると始まってくる予感がします。インフルエンザは人から人へと伝染するのは明白なので、周囲の人の健康状態にも注目してうつされないように頑張ってください。尚、小児科のインフルエンザはまだ少なくRSウイルスやアデノウイルス、溶連菌感染症等の発熱を伴う感染症も多かったと付け加えておきます。

また、正月明けの7,8日も同様な傾向で非常に混雑した休診となった模様です。内科の先生は慢性疾患を日頃メインにしているはずなので急性疾患の感染症対応にはご苦労様が続いています。


2018年(平成30年)1月1日

様、

今年もよろしくお願い致します。
また、皆様にとってよい一年であることをお祈り致しております。

昨年の情報お知らせ等は上段バックナンバー平成29年からご覧ください。