平成14年情報サイト内容


12月25日  (平成14年、2002年)
いよいよ公式的にもインフルエンザの流行期に入りました。昨年より実感としても1ヶ月早いようですが、学校が冬休みになってどうなるかが大流行になるかならないかの最初の目安になりそうです。A香港型は最近の流行がなかったから要注意でしょうか!今から予防接種を行うのは流行期の最後の方に効果があるかもしれませんが、はっきり言えば遅いですね。全く無駄とは言えませんが、効率は悪いですね。

2.インフルエンザ様疾患等発生状況

(1)厚生労働省からの情報提供

今シーズン(2002/2003)のインフルエンザ流行状況について(12月20日把握分)平成14年第50週(12月9日〜12月15日)の感染症発生動向調査でみると、定点あたり報告数が1.65(報告数7,753人)と流行の目安としている1.0を上回ったので、今年もいよいよインフルエンザ流行シーズンに入ったと考えられる。
流行シーズンに入った時期としては例年並みですが、昨シーズンに比べると1ヶ月ほど早くなっている。

 1)感染症発生動向調査より

 50週(12月9日 〜 12月15日) 全国 定点当たり 1.65
  47W 48W 49W 50W 51W 52W 1W 2W 3W 4W
2002/2003 0.07 0.21 0.60 1.65
2001/2002 0.07 0.09 0.17 0.22 0.39 0.45 0.39 1.45 3.39 7.92
2000/2001 0.08 0.15 0.23 0.27 0.32 0.36 0.25 0.40 0.57 0.91
1999/2000 0.21 0.35 0.74 1.53 3.22 3.21 6.15 10.24 23.32 34.26
(参考) 定点当たり1.0を超えると流行と判断
2001/2002シーズン 2W(1/7-1/13)より1.0以上
2000/2001シーズン 5W(1/29-2/4)より1.0以上
1999/2000シーズン 50W(12/13-12/19)より1.0以上

 2)インフルエンザ様疾患発生報告(平成14年12月14日現在)

a) 学級閉鎖等が行われた自治体は21都道府県及び指定都市、学校数は189校となっている。
b) 患者数の合計は、6,225人(昨年同時期1,081人)
c) 三重県、滋賀県、名古屋市及び神戸市においてA香港型、また群馬県、埼玉県及び大阪市においてB型のウイルス分離報告がある。
 3) 感染症発生動向注意報・警報システムにおけるインフルエンザ注意報及び警報発生保健所数の状況(平成14年12月15日現在)
警報 1保健所(福岡県)
注意報 19保健所(北海道2、埼玉県1、愛知県1、大阪府1、兵庫県1、広島県1、福岡県9、佐賀県1、大分県2)
インフルエンザ警報・注意報マップ(第49週(平成14年12月2日〜12月8日))

 4)病原体検出情報月報におけるインフルエンザウイルス検出の状況

(平成14年12月17日現在報告分)
Aソ連型 0件  A香港型 59件  B型 6件

 5)韓国におけるインフルエンザ発生動向(参考)

インフルエンザウイルス分離状況
2002-2003シーズンにおいて、現在まで計151件のインフルエンザウイルスが分離され、すべて A/H3N2 (A/Panama/2007/99-類似株)と確認されている。

12月17日
本日当院で今季最初のインフルエンザの患者さんが出ました。迅速検査でA型インフルエンザ陽性で、予防接種歴はありませんでした。7歳の男児ですが、頭痛が激しい他は咳や鼻水は軽度で、咽頭痛や関節痛もありません。昨夕からの発病で40℃近くまで上がり解熱しにくかったようです。今季のインフルエンザはA香港型が優位に分離されていますから、同じでしょうか?今後は臨床症状に特徴があるのかを引き続き注意深く観察していきたいと考えています。
追記:その後ご家族も次から次へと発熱しインフルエンザ患者さんが一挙に増えてしまいました!
 時を同じくして、インフルエンザ迅速把握事業の依頼がありました。昨年は12月1日から開始だったと記憶していますが、開始の案内が遅いようですね。還元情報(一般公開の)情報サイトが案内されましたらお知らせしましょう!

インフルエンザ様疾患等発生状況

(1)厚生労働省からの情報提供

今シーズン(2002/2003)のインフルエンザ流行状況について(12月13日把握分)
国内でも報告数が多くなってきた。流行も間近である。
韓国においてのインフルエンザ流行状況であるが、47週も依然高い数値を示している。
今のところ、国内においても韓国においてもワクチンが効かない等の変異株の検出はされていない。

 1)感染症発生動向調査より

 49週(12月2日 〜 12月8日) 全国 定点当たり 0.60
  44W 45W 46W 47W 48W 49W 50W 51W 52W 1W
2002/2003 0.02 0.03 0.04 0.07 0.21 0.60  
2001/2002 0.02 0.05 0.06 0.07 0.09 0.17 0.22 0.39 0.45 0.39
2000/2001 0.04 0.05 0.06 0.08 0.15 0.23 0.27 0.32 0.36 0.25
1999/2000 0.09 0.10 0.17 0.21 0.35 0.74 1.53 3.22 3.21 6.15
(参考) 定点当たり1.0を超えると流行と判断
2001/2002シーズン 49W(12/3-12/9)より1.0以上
2000/2001シーズン  5W(1/29-2/4)より1.0以上
1999/2000シーズン 50W(12/13-12/19)より1.0以上

 2)インフルエンザ様疾患発生報告(平成14年12月7日現在)

a. 学級閉鎖等が行われた自治体は12都道府県市、学校数は72校となっている。
b. 患者数の合計は、2,362人(昨年同時期:615人)
c. 滋賀県においてA香港型、また群馬県、埼玉県においてB型のウイルス分離報告がある。
 3) 感染症発生動向注意報・警報システムにおけるインフルエンザ注意報及び警報発生保健所数の状況(平成14年12月8日現在)
警報 → 0保健所
注意報 → 4保健所(北海道、大阪府、広島県、福岡県)
 4) 病原体検出情報月報におけるインフルエンザウイルス検出の状況
(平成14年12月10日現在報告分)
Aソ連型 0件  A香港型 43件  B型 2件

 5)参考

韓国におけるインフルエンザ発生動向
インフルエンザウイルス分離状況
2002-2003シーズンにおいて、現在まで計91件のインフルエンザウイルスが分離され、すべて A/H3N2 (A/Panama/2007/99-類似株)と確認されている。



12月11日
保健福祉事務所が行っていた喘息児ケア対策専門委員会作成の「子どもの喘息ブック」が届けられました。これは指導者向けの解説を目的にしたつもりですが、喘息児を持つ親御さんにも十分理解が出来ると思いますのでご覧下さい。中にも書いておきましたが、山岡保健師さんが中心となって作成されたもので作成部数が少なかったので広く出回らないと思い公開します。 ↑の病気の解説パンフレットからも入れますが、ここからもどうぞ!


12月2日
最新感染症情報(↑)を更新しましたが、昨日の報告通りに感染性胃腸炎が多いですね!ところで、みんな今年のインフルエンザは大流行するようだと騒ぎ出している気もするので、根拠を探してきました。東京都医師会のプレス発表が根拠かもしれませんね!
少なくとも現時点では昨年よりも発生数は少ないです。今後に関しては一挙に増加することも考えられますし、A香港型の報告が多いのは確かですから、流行もあり得ますね!

3.インフルエンザ様疾患等発生状況

(1)東京都医師会からの情報提供

東京都における今冬のインフルエンザ流行予測について

東京都健康局が、今冬のインフルエンザ流行予測についてA香港型、B型が主 に流行し、流行規模は比較的大規模と予測、とのプレス発表を行った。

本流行予測は、東京都発生動向調査事業に基づく調査結果を、東京都医師会感 染症予防検討委員会において解析したものである。

(2)厚生労働省からの情報提供

今シーズン(2002/2003)のインフルエンザ流行状況について(11月26日把握分)例年より早い開始だが、隣の韓国でインフルエンザ患者が急増しているとの情報を受け、本日より国内状況をお知らせすることとした。

現時点では、国内でのインフルエンザの流行は起きていませんが、今後の動向 は、要注意です。

なお、本情報は、今後適宜更新していき、情報はすべて公開情報です。

1)感染症発生動向調査より

46週(11月11日 〜 11月17日) 全国 定点当たり 0.04

  44W 45W 46W 47W 48W 49W 50W 51W 52W 1W 2W 3W 4W 5W 6W
2002/2003 0.02 0.03 0.04  
2001/2002 0.02 0.05 0.06 0.07 0.09 0.17 0.22 0.39 0.45 0.39 1.45 3.39 7.92 12.97 18.33
2000/2001 0.04 0.05 0.06 0.08 0.15 0.23 0.27 0.32 0.36 0.25 0.40 0.57 0.91 1.34 2.15
1999/2000 0.09 0.10 0.17 0.21 0.35 0.74 1.53 3.22 3.21 6.15 10.24 23.32 34.26 36.16 24.70

  (参考)定点当たり1.0を超えると流行と判断

      2001/2002シーズン 49W(12/3-12/9)より1.0以上

      2000/2001シーズン  5W(1/29-2/4)より1.0以上

      1999/2000シーズン 50W(12/13-12/19)より1.0以上

2)インフルエンザ様疾患発生報告(平成14年11月16日現在)

大阪市において学級閉鎖の報告
患者数合計 16人(昨年同時期 365人)
大阪市においてA香港型
埼玉県においてB型     ウイルス分離報告

3)感染症発生動向注意報・警報システムにおけるインフルエンザ注意報及び警報発生保健所数の状況(平成14年11月10日現在)

    警報  → 0保健所

    注意報 → 0保健所

4)病原体検出情報月報におけるインフルエンザウイルス検出の状況

    (平成14年11月18日現在報告分)

    Aソ連型 0件  A香港型 2件  B型 0件


12月1日
今日は休日夜間急患診療所に終日勤務してきました。市内の感染症状況がよくわかります。結論を言えば、感染性胃腸炎らしきおう吐を伴うものが目立ちました。また、意外にも天候の影響か何らかの感染に誘発されたのか喘息発作も多かったです。数名熱だけが3日間ほど続いて心配だと来院されましたが、全身状態も良いし、投薬もされているので明日かかりつけ医におまかせにしました。朝の9時半過ぎから受付時間をとうに過ぎた12時半過ぎまで切れ目無く診察し、食事して、1時半過ぎから受付時間超過の5時過ぎまで途切れなく診察。外来診察がこれほど連続だとさすがに疲れますが、休憩室に食事が用意されていたので食し、5時半から6時半までレセプトの整理をし7時まで30分休憩で7時過ぎから夜間の部の診察開始。10時半の受付終了までの今回は途中に休み休みの診察で助かりました。2次病院への転送は1名だけでした。


11月19日
今朝の読売新聞でインフルエンザワクチンにダニが混入して回収との報道があり、患者さんからの問い合わせがありました。これはデンカ生研が新潟工場でつくったもののようで蓋に付着していたと考えられ、製品自体に問題はないがこのロット番号を回収したようです。当院で現在使用しているワクチンもデンカ生研ですが、ロット番号は異なっており問題はありません。でも混乱させる問題はご免ですね!ついでながら、前回記載したチメロサールですが、インフルエンザワクチンをつくっている3社の含有量は1ml当たり、デンカ生研(0.004mg)、北研(0.1mg)、化血研(0.01mg)と同じではありませんでした。もうひとつギランバレー症候群と言う筋力が低下する病気が報告されたとの報道もあったようです。製品の添付文書には記載されており非常に稀だと思っていましたが可能性はゼロではないですね。詳しく書きませんが、ギランバレー症候群はまだ原因も不明でワクチンよりも他のウイルス感染症の後に発病することの方が断然多いと思います。これも問題になれば後日改めて記載しましょう。


11月16日
今日もインフルエンザ予防接種が一番多い日になってしまいました。ところで、今日質問されたことで「水銀と神経に関して報道していたのですが、、、?」と詳しい内容は解らなかったとのことでした。これは7月19日に記載して後日回しにしていた問題だと思いますので、改めて記載します。
問題の発端はアメリカで自閉症とチメロサールというワクチンに含まれる有機水銀の防腐剤との因果関係が疑われたからです。その後はっきりとした関係は否定されていてもチメロサールの量を減らすようにアメリカに続いて日本でも努力されています。詳しい解説が横浜市衛生研究所のHPに出ていますので(リンク先アドレスは http://www.eiken.city.yokohama.jp/infection_inf/thimerosal1.htm )是非ご覧下さい。現在かなりのワクチンがチメロサール抜きや減量で製造されるようになっているようですが、ものによってはゼロにすると汚染されたワクチンが出来てしまう可能性もあるようです。すでに対策を立てて努力中のワクチンですし、明らかな根拠のないまま効果実績のあるワクチンを拒否する理由はないと考えています。チメロサールが含まれなくても汚染の危険のないワクチンが必ず登場すると思いますが、それまでは必要なものについて進めても良いでしょうし、待てるものは待ってからでもよいかもしれませんね!


11月14日
最近は完全に冬の気候になってきました。インフルエンザワクチンの接種を受ける方もピークになろうとしています。さて、今シーズンの流行予測を尋ねられる事が多くなりましたが、こればかりは自信がありません。県医師会公衆衛生委員会担当理事の話では規模は昨シーズン並みだが1〜2週間ピークが早そうとのことでしたが、他の流行を毎年行っているある所の予測では大流行との事でした。診療現場の感覚では、流行は確かに早そうで年末から増加して1月にピークが来そうな気がします。11月の風邪の流行状況や感染性胃腸炎の出現時期など例年よりも早い印象ですから、インフルエンザも早いと感じてしまいます。こればかりは自信がありませんので、早めの対策をお勧めしておきます。尚、現時点では当院での検査陽性のインフルエンザはまだです。


11月8日
この頃はいわゆる風邪が多くなってきたようです。3日(日)に終日休日診療所で診察をしていましたが、ほぼ休みなく働いた気がします。自医院でも同様でインフルエンザの予防接種と重なって思いがけず混雑することも出始めています。小児科領域でのニュースネタを捜していますが、意外に少ないようです。今秋に小児喘息のガイドラインが新しくなったのですがこれは医療サイドの話です。6日(水)に保健センターの育児教室に「よくある子供の病気」でお母さん方にお話をしてきました。あらためて普段接している病気についてこちらも考えさせられました。このお話の要旨は ここ に掲載しておきました。人間の体は異物を排除しようとする本能みたいなものがあるので、咳、鼻水、涙、くしゃみ、おう吐、下痢、頻尿など考えてみるとみんな当てはまります。アレルギーも似た考えでも良いと思っていたのですが、湿疹や蕁麻疹は何の目的で出来るのかを考えていたら解らなくなりました。自分の体に適さないものだから「痒み」の信号で知らせているのでしょうか?はき出したり下痢で食事アレルギーを説明するのは理にかなっているようでも、粘膜の反応が健常皮膚に伝わるのかな、、、、きっと誰かが解明しているのかもしれませんが、まだ浅学の自分には解りません、、、、といろいろ考えさせられました。
11月はSIDS(乳幼児突然死症候群)のキャンペーン月間です。上記講演要旨の中にも記載しましたが、うつぶせ寝と喫煙と人工哺乳の3つが統計上悪いことになっています。必ずしもこれらが原因と言うことではありませんが注意しましょう!また、最近の通達には虐待の紛れ込みを除外する趣旨でSIDS疑いの場合は解剖などの処置を云々とありました。


10月22日

メディカル・トリビューン誌より[2002年10月3日 (VOL.35 NO.40) p.01]

テニスは心血管疾患予防に最適

〔米メリーランド州ボルティモア〕 ジョンズホプキンス大学(ボルティモア)内科のMichael J. Klag部長らは,若いころにテニスを始めると上手な人は何年も続ける傾向があり,心血管疾患(CVD)の予防に役立っている,とAmerican Journal of Medicine(112:689-695)に発表した。

中年になっても継続

 Klag部長らは,1948〜64年に医学生であった男性1,019人を調査し,テニス,ゴルフ,アメリカンフットボール,野球,バスケットボールに関する能力を自己評価させ,一般的な身体検査も行った。被験者の身体活動度の評価は22年後に,CVDの発症率は40年間(中央値)フォローアップして調査した。
 1978年の質問票結果によると,学生時代にテニスが得意だったと報告した人は中年になってもスポーツへ参加する傾向が最も高く,33%が回答日前の 1 週間以内にテニスをしていた。そのグループは,テニスをしなかった人と比べるとCVDと心臓発作の発生率が低かった。
 同様にゴルフが上手だった人はより低率ではあるがそれを続けていたが,フットボール,野球,バスケットボールをしていた人のうち,中年になってもそれらのスポーツを続けていたのはわずかか全くいなかった。
 同部長は「他のスポーツでより高いレベルの能力を発揮した参加者もいたが,テニスは中年になっても最も頻繁に行われるスポーツであり,そのことがCVD予防という有益な効果を説明するのではないか」と推測。「CVDのリスクを減少させるために,身体活動は持続されなければならない」と強調している。



私がテニスに夢中になっているからでもありませんが、待合室には硬式テニスボールを置いてあります。興味のある子どもさんはご自由にお持ち帰り下さい。
テニスを始めるきっかけになってくれると嬉しいです!


10月14日
今日は体育の日でお休みでした。TV新番組の「ナイトホスピタル」初回をついつい見てしまいました。どうも医者が主人公だと見てしまう傾向がありますが、いつもドラマはドラマだと思ってしまいます。一般の方がどの様に感じてしまわれるのでしょうか?今回の番組でも夜間に外来診察を行っている面白い設定だと思っていましたが、何と朝になったらみんな帰宅してしまうじゃありませんか!入院している患者さんはどうする?今でも大部分の病院はそうだと思うのですが、徹夜で当直して夜間診療をしていても翌日は朝から通常勤務していますよ。内科が小児科を差し置いて赤ちゃんの主治医になるとは考えにくいし、肺出血の原因にいきなり外傷とは状況から可笑しいし、アザもあるなら出血性素因から考えるはずですが、、、と言うわけで現実とは全くかけ離れたドラマらしいと思いました!いくら幼児虐待が最近のテーマになっているからと言っていきなり警察が出てくるのも現実無視です!まっとうな医者を愚弄しないで欲しいですよ!まったく!


10月7日
まだ不安定な天候です。早く安定した秋晴れが続いて欲しいと思っている間に、インフルエンザワクチンが入荷しました。冬のインフルエンザの感覚にはまだ早いようですが、予防接種を考えている人は準備を始めて下さい。昨シーズンの流行は中規模だったようですが、次期シーズンはまだ流行予想がはっきりしません。ここ数年間は予防接種を行う人が増えています。また小児でもタミフル顆粒が使えるようになりましたので、診断さえ早期に正確に出来ると軽く済む可能性が広がっています。この抗インフルエンザ薬は原則として検査や家族内感染等で診断がはっきりした場合に使用したいと考えています。検査キットがなくなることも毎年あるので状況にもよりますが、、、、、予防接種を行ってもインフルエンザに罹患することは毎年経験していますが、抗インフルエンザ薬も早期に使用できたら、現時点ではやるだけやったのだからと言うことになるでしょうか、、、これ以上を望むことは出来ません。高齢者は公費負担で11月から1回接種を行います。これに比べて小児には費用負担が2回分あるので何とかして欲しいものです。


9月30日
今日で9月も終了です。このところ所謂風邪がだいぶ増えています。くしゃみ、鼻水だけとか咳を伴うものに発熱もあるひともいます。発熱だけでは扁桃炎だけのこともありますが、滲出物が扁桃に付着する滲出性扁桃炎も若干混じっています。この場合は発熱が長引くこともありますので要注意です。検査をするとアデノウイルスが多いのですが、伝染性単核症疑いと紹介されて検査まで行った児もありました。EBウイルスによる滲出性扁桃炎は意外に経験は少ないのですが、検査を逃れた可能性もあります。もちろん全体的に診察して怪しいときは検査もしますよ!また、天候不順のためもあり喘息性疾患が非常に多くなっています。これほど季節性の喘息が多いとはと改めて実感しています。発作の時に使用する気管支拡張剤は用意しておいて下さい。


9月25日
今日は新聞やTVで西ナイルウイルス感染者がアメリカで2000人を越えて、死者も100人近くなったとの報道が出ました。幸い日本には今まで感染者の報告はありませんが、蚊を媒介とするため時間の問題で日本上陸してくるでしょう。エイズが騒がれた時も時間が経てば日本上陸は現実になりましたから、、、
日本脳炎との比較などネット上でも最新版が出ていますので予備知識を得てはいかがでしょうか?蚊を駆除するのは大変ですし、騒ぎすぎても困りますけれど。
こちらから 


9月12日
今日の3歳児健診で、「標準的な日本脳炎の予防接種は3歳からですが今年はまだ患者さんは出ていない」と言ってしまいました。どうやら患者さんが出たようですが、例年のごとく西日本の発生だったのは間違いなかったようです。ポリオワクチンの集団接種も控えていますが、ポリオの発生はもっと少なくと言うより西太平洋地域では絶滅宣言もでているので緊急接種の必要はありません。単に予防接種の記入欄の穴埋めをするのではなく、身近で怖い麻疹などのワクチンを優先させるなど個人個人の予防接種歴とあわせて考えた方が良いと思います。例えば3ヶ月児の赤ちゃんで、BCG接種とポリオはどちらを優先させるかとなればBCGとなるでしょうか。6〜8ヶ月先にポリオを受けてもこの間に自然感染の危険は無いですが、結核は乳児期に感染すると重症化(結核性髄膜炎など死亡率も高く後遺症を残すことも多い)しやすいから早期に行う必要があります。結核の患者さんはご存じのように多いのでどこでうつされるか分からないですから、、、

広島の女性が日本脳炎発症

 広島県保健対策室は十日、広島市の女性(89)が日本脳炎と診断されたと発表した
。今年に入って日本脳炎の発症が確認されたのは全国で初めて。広島県内の発生は十三
年ぶりという。
 同対策室によると、女性は八月五日に発熱や意識障害などの症状を訴え、同市内の病
院に入院。日本脳炎が疑われ、同月十二日に東広島市の病院に転院した。
 女性は症状が治まっていないため、引き続き入院して治療を受ける。
                                 [共同通信]

9月5日   メーカーの宣伝ではありませんが、、、

家電製品でウイルス死滅 シャープの「除菌イオン」

 シャープは五日、エアコンや空気清浄機などに使われている同社の空気清浄技術によ
り発生させたイオンが空気中のインフルエンザウイルスや細菌などの増殖能力を失わせ
、死滅(不活化)させる効果があることを検証したと発表した。
 「プラズマクラスター」と呼ばれる技術により、発生させたプラスとマイナスのイオ
ンで、同社はこれを「除菌イオン」と名付けている。
 北里環境科学センターとの共同研究による実験で、除菌イオンを満たした空間にイン
フルエンザウイルスを放出すると、ウイルスの99・48%が死滅した。
 ポリオウイルスや院内感染の主原因とされているメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(M
RSA)に対する実験でも同様の効果が得られたという。
 八畳の部屋で除菌イオンを発生する家電製品を使用すると、約99%のウイルスが二
時間で不活化できるとしている。実験結果は電気学会や応用物理学会、日本ウイルス学
会で発表の予定。
 同社は「これまでワクチンを投与するしかなかったインフルエンザが家電で予防でき
る。応用機器類の開発をさらに進めたい」としている。
                                 [共同通信]

宣伝ではありませんが、感染症が無くなって欲しいと思えば気になるニュースです。今後の進展に注目しましょう!


8月26日
最近は患者さんが非常に少ないですね!予想以上です。少ない中でも季節はずれ?の喘息発作があります。また、ヘルペス性歯肉口内炎が続けてありました。休日診療所で風邪と口内炎と言われて抗生剤を出されても、経過を見ていくとヘルペスウイルスによる感染症がはっきりします。ですから抗生剤は効果がありません。大方の感染症はウィルスですから薬がないのが普通です。だからと言って診察をしてみるともっと効果のある薬のあるものもあります。こまめに診察を受けてもらえると早く治るものもあるのですが、、、、


8月19日
お盆休みも終了しました。長らく休診にしてご不便をおかけしたかと思いますが、今日から通常の診療になります。尚、土曜日午後は8月はお休みさせていただきます。台風の影響もあるのでしょうが、休日あけでも患者さんはすくなかったですね!新患の方が多いのはまだお休みの先生が多いのでしょうか?
毎年夏の患者さんが少ないのが小児科の定めですが、逆に時間が取れるので相談事も良いかもしれませんね!


7月29日

小中校のツベルクリン廃止 結核対策は海外転入生中心 本年度限り、厚労省が合意

 毎年春に結核予防対策として行われている小学一年、中学一年時のツベルクリン反応
検査が本年度いっぱいで廃止されることが二十六日、決まった。結核対策の在り方につ
いて検討していた厚生労働省の感染症分科会は同日、廃止することで正式に合意。同省
は秋にも政令を改正する方針。
 これで、一九五一年以来実施されていたツベルクリン検査は、学校現場から姿を消す
ことになる。今後、子供と比べて感染率の高い教職員や結核感染者の多い国から転入し
てくる児童生徒に絞った検診などの対策が行われる。
 現行制度では、乳幼児期と小、中学校の三回に分けてツベルクリン検査を実施。陰性
ならば、結核菌を弱毒化したワクチンであるBCGを接種して発症を防ぐ対策が取られ
ている。
 しかし、子供の結核患者は年間十数人と減少。児童生徒へのBCG接種は結核予防効
果に疑問があるとの指摘があることから、早急に制度を改めるべきだとの声が強く、今
回、法改正なしで変更できる小中学校について先に廃止を決めた。
 乳幼児期については当面、ツベルクリン検査を継続する。しかし、今後については生
後六カ月にツベルクリン検査をせずに直接BCGを接種する方法に変更する方向で、結
核予防法の改正準備が進められている。
 結核は都市部を中心に大人の患者が増える一方、小児への一律的な対策は時代遅れと
の指摘があり、同省は昨年七月から抜本的な対策見直しを進めていた。
                                 [共同通信]
>>>うーむ、、、これは確実でしょうねぇ!法律改正が必要なのは乳幼児だけなので政令改正で済む小中学校は来年度から
   廃止になるようです。今後はますます乳幼児にきちんとBCG接種が必要になると思います。忘れないように!!

7月19日
このところパソコンの調子が悪くて悩んでいました。そこで、新たにパソコンを新調して旧いパソコンからデータを移す作業を徐々に行っています。更新が少々怠慢になっていましたが、もうすぐ回復するでしょう。赤ちゃん雑誌「ベビーエイジ」はご覧になったでしょうか?上段にリンクしてある病気の解説パンフレットにQ&Aを掲載しましたが、雑誌に載ったほうが簡潔でわかり易いかもしれませんね!しかし、雑誌のほうには多くの病気や日常生活についてアドバイスが書かれています。私も参考になりますね。
今日の外来で自閉症のお子さんの予防接種について相談がありました。まだ多くの予防接種液に含まれるチメロサールと自閉症との因果関係が議論されています。このことについては後日改めてお話しようと思っています。


7月15日
以前にお話ししたように、赤ちゃん雑誌「ベビーエイジ」が本日発売になると思います。数日前に送付されてきたので内容は確認しましたが、今月号はヘルパンギーナも詳しく解説してあり、夏の過ごし方も書いてありました。ご参考になさると良いと思いますよ!
まだ正式に発表ではありませんが、これも以前からの懸案事項であったC型肝炎の検査が今秋より開始になると思います。平塚市が遅いスタートになるのは残念ですが、足並みがようやく揃うことになりますので該当者は広報などに注意して下さい。正式な要項が出来次第ここでもお知らせします。保健医療セミナーの準備も行っており、今期も小児とは関係ない内容になりますが役立つ情報に間違いはありませんのでご期待下さい。


7月8日
最近は手足口病が大流行と言う新聞記事もあって流行の最盛期を迎えています。多くの患者さんを診ていて感じることですが、診断名の難しさです。この手足口病は臨床症状からつけられた名前だと思うのですが、全ての症状が出揃っている時は問題がないのですが、口内炎だけだったら他の原因もあるので手足口病とは言い切れません。でも周囲の状況からは同じウィルス感染に間違いなさそうな時に手足口病と診断してはいけないのでしょうか??ウィルス分離を行って手足口病に多いコクサッキーA16型やエンテロ71型が口内炎や発疹の無い患者さんから分離されたら、診断名は「・・・・・ウィルス感染症」とするのが正解でしょうが、一般に通用するでしょうか??今年はヘルパンギーナとオーバーラップしているような患者さんも見受けられます。
感染症動向調査でウイルス分離も担当しているので、あまりに非典型例(いわゆる夏かぜやエンテロウィルス感染症)のウイルスを送ると原因ウイルスが滅茶苦茶になってしまう恐れもあり典型例しか送付していませんが興味は大いにあります。でも、この時期に観察を細かくすると熱もなく元気な子どもにエンテロウィルスらしき発疹も見つけることが出来ますね!何の考えもなく単に「風邪」、「気管支炎」、「肺炎」の診断名が一番楽で、患者さんも納得しやすいようですが、この風邪と言う診断名こそ奥が非常に深いことも知って欲しいですね。自分の考えからすると、「のどが赤いですね」とか、「扁桃腺が腫れています」は最低限の所見で、ここからどの様な原因となる病原体を考えることが出来るかが勝負だと思っています。


6月26日 報道でご存じの方も多いと思いますが、、、、

売れてます!洗濯槽用洗剤 アトピー性皮膚炎に効果?

 じめじめした梅雨は、カビにとって絶好の繁殖期。とりわけ湿気の絶えない洗濯機は
カビの温床になりやすいため、洗濯槽のカビを洗い落とす洗剤や、カビの繁殖を防ぐ洗
濯機がよく売れている。
 洗濯機のカビは、洗濯槽の裏に残った洗剤のかすが原因で繁殖、洗濯物に付着して肌
の弱い人に悪影響を及ぼすといわれている。
 花王の洗剤「ワイドマジックリン」は、五月から六月中旬の売り上げが前年同月に比
べ二・五倍以上。エステー化学の洗濯機用洗剤「ウルトラパワーズ」は同二倍、ジョン
ソン(横浜市)の「カビキラー洗たく槽クリーナー」も約五割の伸びという。「洗濯機
のカビとアトピー性皮膚炎の関連が五月に報じられ、一気に関心が高まった」(花王)
のが好調の理由という。
 その後も梅雨入りと重なった上、価格も三百―五百円と手ごろなこともあり、高水準
の売り上げを維持。エステー化学は「カビの繁殖を防ぐには二―三カ月に一度の定期的
な洗浄が必要なので、継続的な売り上げが見込める」と期待する。
 一方、「防カビ」を売りにした洗濯機も次々に登場する。松下電器産業は七月一日、
三菱電機は八月一日に、洗濯槽の乾燥機能が付いた商品をそれぞれ発売する予定。東芝
も七月一日、洗濯槽洗浄コースが付いた商品を発売する。
 既存品では、三洋電機の「洗剤ゼロコース」機能付き洗濯機や、超音波で特に汚れた
部分を洗う装置を備えたシャープの「えりピカそでピカ」など、洗剤量が少なくてすむ
商品が「洗剤かすが出にくい」として売れ行きが好調という。
                                 [共同通信]
>>このように洗濯槽のカビの除去によって、アトピー性皮膚炎が減少してくれたのなら非常に嬉しい出来事になります。
いずれ報告されるであろう結果に注目していこうと思っています。

6月24日
感染症情報にお知らせしたのですが、いよいよ夏かぜと言われる手足口病やヘルパンギーナが増加してきました。病気の解説に説明してありますからご覧下さい。平塚市では登園・登校停止にしていませんが、特殊な状況があれば(髄膜炎が多発するなど)停止もあり得ます。原則的に診断がついたら特効薬がないので対症療法になります。また、手足口病もヘルパンギーナも臨床症状から病名をつけるのですが、なかにはまぎらわしい症例もあります。この二つともエンテロウイルスの感染症ですから基本的には同じと考えても大きな間違いはありません。


6月11日


5月27日
感染症危機管理対策協議会の講演会の記録が公表されましたのでお知らせします。内容に関して県公衆衛生委員会で報告を受けていたのですが、改めて内容を見るのも面白いです。炭疽菌と天然痘についてどのようなものかを知っておくのも参考になるでしょう。こちらから


5月23日
今日は赤ちゃん雑誌「ベビーエイジ」の取材を受けました。投稿質問に答えるものですが、面白い質問もありました。ここで公開はまだ出来ませんが、いずれ雑誌が発売されるとわかるでしょう。この機会に雑誌「ベビーエイジ」を読んでみました。0歳〜2歳児が対象の雑誌ですが、小児科の先生が病気について解説されている内容は新しいものでレベルの高いものでした。他の赤ちゃん雑誌は知りませんが、このベビーエイジはお母さんの助けになってくれると思います。何やら宣伝になってしまいましたね。別に頼まれたわけではありませんので誤解の無いように!


5月13日 前回のつづきの進捗状況です。要するにまだ完全に決まっていません。いろいろな会合が順を追ってあるので最終結論まで日にちがかかります。その後に法案の整備ですから。

乳児のBCG接種前のツ反検査省略へ

 厚生科学審議会感染症分科会の「結核部会・感染症部会の共同調査審議に係る合同委
員会」(委員長=廣田良夫大阪市大教授)の初会合が1日、厚労省内で開かれた。同委
員会は、結核部会が3月にまとめた報告書「結核対策の包括的見直しに関する提言」で
両論併記になっている(1)6カ月までの乳児に対するBCG接種前のツ反検査、(2
)学校でのツ反を用いた定期健診―の2点について意見集約するために設置されたもの
。
 初会合には、ツ反の取扱いに関して事務局がこれまでに聴取した、結核病学会や公衆
衛生学会など関係団体の意見書が提出。それによると、(1)の乳児のツ反省略につい
ては意見を寄せた団体のうち大多数が賛意を表明。一方、(2)では完全廃止か中1の
健診は継続するかで意見が割れていることがわかった。これを踏まえて行われた委員間
の議論では、乳児のツ反省略については、ほぼ意見の一致をみた。
 5月29日の次回会合で意見が集約されれば、6月5日の感染症分科会に報告される
予定。(4072号掲載)
                                 [日本医事新報]

5月8日
本日の朝日新聞に掲載されていましたが、アレルギー性皮膚炎の原因の一つとして洗濯機内のカビが疑われています。診察でもいろいろ質問を受けるのですが、アトピー性皮膚炎と言えばここ数年は食事アレルギーだと思われているようです。今回のような誘因物質は昔からいろいろ報告されてきました。原因が1つであれば非常に嬉しいのですが、おそらく多因子だろうと思われるので混乱してしまうのでしょう!卵や牛乳制限で軽快する人もあれば皮膚の常在菌を消毒療法できれいになる人もいます。ペットを飼わなくなってきれいになる人も。今回の報告で最近のきれい好き志向の落とし穴がみつかったのであれば、恩恵を受ける赤ちゃんがたくさんいるので嬉しいのですが。ここから記事へ

ツ反応検査、廃止の方向 乳幼児は直接BCG接種

 国の結核対策見直しの一環として検討されているツベルクリン反応検査について、厚
生労働省の作業委員会は一日、乳幼児期の検査は廃止し、ツベルクリン反応検査なしで
直接BCG接種を行うことを原則とし、中学一年時も検査は廃止する方向でほぼ合意し
た。
 同省の厚生科学審議会結核部会は三月、小学一年時の検査は廃止とする報告書をまと
めたが、乳幼児期と中学一年時については意見が割れていた。
 作業委は今後、患者と接触した可能性のある人への個別検査の徹底など、廃止に伴う
対策を議論するが、廃止が正式に決まれば、国内のツベルクリン反応の集団検査はすべ
てなくなることになる。
 ツベルクリン検査は現在、乳幼児期と小学校一年、中学一年の各時期に、それぞれ百
万人以上に対し実施されている。結核の患者がかつての若年層中心から高齢者中心に変
化したことなどから、それぞれの検査で発見される患者は年に数人から十数人と極端に
少なく、患者の発見手段として疑問視されていた。
                                 [共同通信]
>>すでに報道されて御存知の方も多いと思いますが、乳児期を除くBCG接種は廃止の方向で動いています。
だから今日から廃止とはなりません。法律の改正が出来てからなので平成16年度実施を目指すと言うのが
現状のようです。

4月22日

生ワクチン中止へ検討表明 ポリオ予防接種で厚労相

 ポリオの生ワクチンによる予防接種で、まれに乳幼児や家族に感染被害が起きること
から、坂口力厚生労働相は十九日の閣議後記者会見で、生ワクチンから安全性の高い「
不活化ワクチン」への転換について「十分検討に値する。わたしとしてはそうしてほし
いと思っている」と述べ、前向きな姿勢を示した。
 不活化ワクチンは、ウイルスを殺して有効成分だけを残したもので安全性は高いが、
生きたウイルスの毒性を弱めてつくった生ワクチンに比べ、大きな流行があった場合に
感染を防ぐ効果が十分でない可能性も指摘されている。
 厚労相は「不活化ワクチンを使っている米国などでもポリオは発生しておらず、(予
防接種として)十分機能している」とし、同省の審議会などの場で専門家による議論を
踏まえ正式に決定するとした。
 厚労省によると、ポリオの生ワクチン接種では四百万回に一回の割合で乳幼児へのポ
リオ感染被害が発生。また、五百八十万回に一回の割合で接種を受けた乳幼児の便など
を通じ、過去に接種を受けていない父母ら家族への二次感染も起きるとされる。
 国内では一九七○年以降、生ワクチンによる感染者が三十六人確認されており、うち
十六人は二次感染だった。
                                [共同通信]

>>現在ポリオワクチン接種を行っている市町村も多いかと思います。平塚市もその最中で、この様な報道が出たので健康課には数十本の電話問い合わせがあったそうです。この経口生ワクチンを注射による不活化ワクチンに変更することは既に前々から予定に入っています。いきなり厚生労働大臣が発言したように聞こえたので驚いた人が多いかもしれません。診療の際に私は前からお話ししていたので、覚えている人もおられると思います。WHOの予定では、2002年に野生株ポリオ患者をゼロにし、2005年に世界レベルの根絶宣言を出し、2010年にポリオワクチンの全世界的な中止の予定になっていました。一昨秋に日本を含む西太平洋地域では根絶宣言を出しましたが、ご承知のようにアフガニスタンでの戦闘もあってこの周辺地域でのポリオが一向に減少していません。ですから予定が狂っているのは確かです。根絶宣言が出たら生ワクチンを不活化ワクチンに変更するか併用する事を考えていたようですから。世界各国での投与方法では、日本をはじめ英国、中国、インド、ブラジル等大多数が生ワクチンです。注射による不活化ワクチン単独は、米国、オランダ、カナダ、ドイツ、北欧などで、両者併用が、フランス、オーストリア、イタリア、ハンガリー、デンマークなどです。免疫効果は生ワクチンの方が高いので、いざ大流行のために必ず保存はされるはずです。そこで、日本も不活化ワクチンへは必ず移行するのですが、おそらく併用方式を経てになるのかな?その為にはワクチンを用意することもありますが、法律の改定が必要になってきます。これがなかなかくせ者で、今国会で法律を作っても実際に実施できるまでは1〜2年はかかるのが通例でしたから、少なくとも今年中に変更になることはまずないと考えて良いと思います。それまで生ワクチンを飲まないで待つのも1つの方法ですが、ワクチン株で感染を受けてしまうことも考えないといけません。さて、どのようにお考えですか??いずれにしても数年以内にはDPTなどと同じ注射になることは確かなようです


4月16日 あれこれと、3題のニュースを取り上げました。


4月13日
本日正式にインフルエンザ迅速把握事業を(12日の報告をもって)終了する旨の文書が届きました。と言うことは完全に終了宣言ですね。今年のインフルエンザは昨年に比べると数は多かったのですが、流行が遅かったので総数としたら中規模だったのでしょうか?パソコンで行った迅速把握事業の結果は
http://influenza-mhlw.sfc.wide.ad.jp/info.html に掲載されています。


4月9日 今日は県医師会後に夜間診療所と外回りでした。夜間診療所はバラエティに富んだ内容ですが、特別な流行はないようです。

C型肝炎の検査対象拡大 感染心配な人、速やかに 厚労省が方針

 厚生労働省は九日、血液製剤などによる感染が問題となっているC型肝炎対策の一環
として、老人保健法に基づく「基本健康診査」の中で実施するC型肝炎ウイルス抗体検
査対象を拡大し、四十歳以上五歳刻みの節目の年齢でなくても大きな手術を受けたり、
出産時の出血経験があったりして感染が心配な人は速やかに検査を受けられるようにす
る方針を決めた。
 坂口力厚生労働相が同日の閣議後会見で明らかにした。基本健康診査のC型肝炎ウイ
ルス抗体検査は今年四月から導入され、四十歳から七十歳まで五歳刻みで実施、五年間
で地域住民全員が一度は検査を受けられるようになっている。
 しかし過去に大きな手術を受けた人や出産時の出血の際に血液製剤投与を受けた人は
感染リスクがあり、早期発見が肝硬変や肝がん防止に重要となるため、検査体制を拡充
することにした。
 中小企業などが対象の政府管掌健保でも早期に同じ対応を取る方針。
 基本健康診査は主婦や自営業者らが受診しており、自己負担分を除いて国、都道府県
、市町村がそれぞれ検査費用を負担している。
 厚労省は昨年、一九七○―八○年代に血友病の治療以外で非加熱の血液製剤を使った
可能性のある全国約八百の医療機関名を公表し、希望した約九千二百人を対象に検査を
実施。
 そのうち血液製剤投与が確認された約四百人の半数にC型肝炎ウイルスの感染歴があ
り、四人に一人は感染が持続していることが判明した。だが、検査期間が約四カ月と限
られているため、患者団体などから継続的な検査体制の整備を求める声が出ていた。
                                 [共同通信]

コメント>>既にニュースでも流れていたので今さら何をと思われるかもしれませんが、本日県の公衆衛生委員会でも上記話題がありました。C型肝炎については以前に書いたように、薬害の可能性が非常に高くなっています。これで検査態勢を国が押し進めているのですが、非常に憤慨することにここ平塚市では検査にまわす予算がないとの事で実施されません。神奈川県でもどうやら4市町村だけがこの事業をボイコット?しているらしいです。市民の健康を守る義務がある役所が何もしないのは誠に怒り心頭です。予算がない→どうしてWカップの為に使うお金があるのか??C型肝炎は自覚症状が全くないはずなので、採血検査をしないと分かりません。平塚市民だけ手遅れ状態になるのは何としても避けねばなりません。40歳以上の基本検診対象者が市役所にどんどん抗議してもらいたいものです。(まあ、直接の担当者はやりたいと願っているのですが、市長の見識が無いのでしょう!)


4月3日
平塚市健康課で作成しているHPを上記にリンクさせました。予防接種や健康診査等の解説があるのでご参考にして下さい。尚、予防接種の欄に法律で定められた年齢と書いてありますが、これは法律で定められた公費負担の対象年齢と言うことですからお間違えのないように。対象年齢以外でも当然予防接種は可能ですが、自費負担になってしまいます。また、BCGは法律では4歳未満ですから3ヶ月以上と言うのは間違いなのです。
尚、当院では4月から日本脳炎の予防接種を行われた方に健康被害調査の葉書をお渡ししています。厚生労働省の以前からの事業で、接種後28日間の観察期間に出現した発熱や硬結、ひきつけなどを調査しています。ご協力をお願いします。


3月31日
21日に書いたように、BCG接種が廃止になる記事を読んで早速新学期から中止になると思っている人がいるようです。残念ながら、4月に行われる上部の会で検討されて法制化が始まります。法律が制定され施行日が決まるといつから中止と決まるわけです。今のところ平成16年度を目標に作業が進められるようなので、もう少し時間がかかります。ご了解下さい。この様に、何事もよく調べてみると法律で規制されていることが沢山あります。法治国家ですから当然と言えば当然ですが、医療に関してもけっこう多いものです。小児科関係では、母子手帳にもいろいろ法律で規定されていて厚さが数センチの紙に書いてあります。健康診査はどうしろこうしろとか、感染症でもこの様なときはこうしろああしろとか、、意識していなくても薬には承認を受けたものだけだし殆ど全てのことに網の目が張ってあるのではないでしょうか?したがって法律を作る人の見識が非常に大事だと言うことですねぇ!


3月26日
午後は休診で申し訳ありませんでした。県の環境対策委員会に出席しました。ここからは嘆き、、、、デス。神奈川県は京浜工業地帯を代表とする大気汚染のメッカと言われてきました。そこで、ニュースにもなるような公害認定もあったので、ぜん息患者実態調査を数十年行っています。今期の報告書の内容もぜん息と二酸化窒素と浮遊粒子状物質との相関が認められる結果になりそうです。また、平塚市の喘息児ケアの委員会では、ダニの専門家と喫煙とぜん息に興味のある人がメンバーにはいると結果はタバコは悪い、ダニも悪いとなってしまいます。本当にぜん息とは何でしょうか??病気を眺める角度で結果はいつもこのようになってしまいます。昔から同じことの繰り返しです。湿疹(アトピー)も同じですねぇ。象の全体をきちんと見極めることが必要でしょうが、これが出来ない歴史があるようです。根本治療を誰もが望んでいるのですがまだまだのようです。


3月21日
やはりと言いますか、2月19日に書いたように小学校でのBCG接種が廃止になることになりました。改めてコメントはしませんが、この先は乳幼児のBCGをいつ行えば良いのかと言う問題になるかもしれません。現在は多くの市町村では生後3ヶ月以降に行っているようですが、法律上は4歳未満の接種ですから生後すぐにでも良いわけです。海外では生後すぐにツ反を行わずに接種が行われているようですが、どうなりますか?関連記事 ここ


3月11日
インフルエンザの診断の難しさに引き続き、花粉症を例にとってアレルギーの話しをしておきます。大学ではアレルギー班に所属していたし病院でもアレルギー外来担当でしたので耳学問含めての経験は多い方だったと思っています。最近気になるのが血液を採取してもらって喘息ではないと診断されたとか、卵のアレルギーがあると診断されたとかの話しです。血液検査ではアレルギーに関係すると言われる免疫グロブリンE(IgE)の値に、RAST法で調べたIgE抗体に属するダニやスギや卵等の抗体価の有無を調べて診断されているようです。絶対に間違いというわけではありませんが、血液のアレルギー抗体があるからそのままある症状の原因ではないと言うことです。簡単に言えば、血液を調べて卵の抗体が高くても、くしゃみや鼻水に目のかゆみがスギ花粉が吹くとひどくなる場合に卵が原因ではないと言うことです。もっと言えば、スギ花粉を鼻粘膜に添加してくしゃみや鼻水が誘発されるかどうか?、目ではどうか?鼻水や涙に好酸球と言うアレルギーの時に出てくる細胞が存在するのか。ダニを吸い込んだら喘息が誘発されるのか?などなど検査上の疑わしい物質と実際とでは異なっている場合もあります。外来の忙しい時間で細かな検査を行っている余裕はないかもしれませんが。まあスギ花粉は時期と症状と出現時間などの問診で十分に診断がついてしまいますが、、、昔の話しで恐縮ですが、子どものアレルギー性鼻炎や結膜炎もけっこう大学のアレルギー外来に来ていました。スギ花粉症を耳鼻科の斉藤洋三先生が報告したことで、以来子どもも耳鼻科に通院することが日常的になっていますが、通常の診断や内服点鼻点眼治療ならアレルギーに通じていればどこでも同じだと思うのですが如何でしょう。実際に耳鼻科で花粉症の診断を検査無しで受けて当院での検査では鼻風邪と言うこともありましたからねぇ、、、


3月9日
依然として市内では学級閉鎖の報告が続いています。ピークは過ぎてもまだまだ集団風邪と称する疾患が多いようです。残念ながら今年のインフルエンザ迅速検査はもう出来ない状態なので、現在の疾患の内容までは詳細にはわかりません。今日もお母さんから「インフルエンザと診断された生徒とそうでない普通の風邪と診断された生徒が混ざっているようなのですが、診察するだけでわかるのでしょうか?」と言うような質問を受けました。これは難しい問題です。検査が出来るようになって尚更その感を強くしています。感染症新法が平成11年4月から施行され、動向調査が始まっています。この調査でインフルエンザとして報告する基準があります。これは、診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の4つの基準を全て満たすもの 1.突然の高熱 2.38℃を超える発熱 3.上気道炎症状 4.全身倦怠感等の全身症状 またはこの基準を満たさなくても病原体診断や血清学的診断によって当該疾患と診断されたもの をインフルエンザとして報告しているわけです。特に検査を行わないで4つの基準を満たす小児の感染症は非常に多いものです。お母さん方にこの子はぐったりしていますか?と問診すれば大なり小なりみんな発熱しているとぐったりしていると答えます。まあ一番のポイントは突然の高熱でしょうが、これとて普通のいわゆる鼻風邪を引いていて引き続きインフルエンザになることも経験していますから、絶対ではありません。迅速検査が出来るようになって、いろいろなケースを勉強させてもらっているのが実状です。(ここ数年、検査は100名程は行っていると思います)また、この迅速検査とて万能ではなく、たとえ陰性の結果が出てもウィルス分離で陽性になることもあります(手技の問題や感度の問題など)。また、最近では予防接種を受けている人とそうでない人の差があるような気がしていますのでもっと複雑です。そう言うことを踏まえて、流行状況や家族内感染の有無(潜伏期と合っているか等も)、予防接種歴、に全身倦怠感の診察時の強さ、関節痛などを含む不定の痛み、目つき(結膜充血や羞明感も参考)、等を総合的に判断し、迅速検査が出来るときにはこれも参考にして最終的に私は診断を行っています。検体採取が出来るときはウィルス分離も行っていますので、後で確認もできることもあります。今までの少ない経験からすると、アデノウィルスやヘルペスウィルスが検出されることもあって高熱が続くだけではインフルエンザとは言えないこともけっこうあるようです。反対に、38℃以下で元気な人の検査はほとんど行うことがないので見逃しもあるのかもしれません。検査に余裕があったときに38.3℃で元気な小学生に希望があって検査を行ったら陽性が出たこともありました。本当に正確な診断は非常に難しいものです。ですから、臨床診断でのインフルエンザなのか、検査を行った上でのインフルエンザなのかを覚えておいた方が良いかもしれません。尚、ロタウィルスをはじめとする感染性胃腸炎や普通感冒にインフルエンザ以外の高熱性感染症に多くのインフルエンザが実際に入り混ざっているのが現状ではないかと私は思っています。他の先生方がどの様な基準で診断されているのかは知りませんので、この点はお答えできかねます。大体以上のような事を簡単に質問されたお母さんに答えたつもりです。


3月8日

中止の解熱剤服用の可能性 脳炎で死亡の小児4人

 今冬にインフルエンザ脳炎・脳症で死亡した小児のうち4人が、脳炎・脳症を重症化すると指摘され小児への使用中止措置がとられている一部の解熱剤を、医療機関によって処方されたり、患者側の自己判断で服用したりしたケースだったことが8日、厚生労働省研究班の調査で分かった。
 これを受けて同省は、日本医師会などに処方時の注意を徹底したり、患者に十分な情報提供を行うよう指示。患者向けにも「飲み残しの薬を自己判断で使用したり他人に渡したりせず、必要な時はあらためて医師の診断を受けること」を必ず守るよう日本薬剤師会などを通じて呼び掛けた。(共同)

>>インフルエンザ脳炎脳症の原因はいまだ判明していません。専門家が一生懸命に研究努力を行っている最中だと思います。残念ながら今冬も亡くなられた患者さんが出ていることは確かなようです。厚生労働省から今年も「インフルエンザの臨床経過中において脳炎・脳症を発生した患者の発生動向に関する研究班調査について協力依頼」なるものが来ています。研究班は名古屋大学の森島先生が班長で行っておられるようですが、一次調査とは言え報告連絡表の内容は解熱剤のことしか聞いていません。いくら二次調査を行うと言っても最初から「解熱剤悪しき!」の報告を集めている気がしてなりませんでした。これで解決してくれるのなら非常に的を得た設問で良いのですが、、、本当の原因を早く見出して欲しいものだと思います。
尚、この調査のまとめが夏頃に出てくるものと思いますので注目していて下さい。


3月6日  今日の内容は独り言だと思って下さい。
本日夕刻は休診で申し訳ありませんでした。年に2回の母子保健委員会で、母子手帳の改正についての議題があったので横浜まで出かけてきました。せっかく出かけたのに内容はがっかりの一言。県からの委託事業は不妊治療の実態調査で、これを医師会の委員会に委託するのだからあきれかえってものも言えませんでした。監督官庁の県が医療機関の資料を持っているのだから、直接医療機関に送付して結果をまとめるだけで済んでしまうのに小委員会を設けてうんぬんだとは時間の無駄です。ご苦労をなさった先生には申し訳ないのですが、昨年の委託事業も虐待に関するリーフレットを作成したようですが、これも保健婦さんや栄養士さん相手のものだし一般論を拾い書きした程度ですから、予算をつけてもらったので消化しないといけないと言う気がして、税金の無駄遣いに感じるのは間違っているでしょうか?じゃあ対案を出せと言われても困るのですが(無責任かな?)。母子手帳の改訂を受けて神奈川県で作成するものをみせて頂いたのは大変参考になりました。現行の母子手帳の隅々をみることもそう言えば無かった気がして反省です。逆に言えば、使用頻度が高いところを徹底的に扱いやすくする必要があるのかとも思いました。この改訂版は夏頃から使用されることになると思います。


3月3日
恒例によって、本日は休日夜間診療所に終日出かけていました。いやーー多かったこと!殆どが高熱ですから仕方がないのですが、この中でどれがインフルエンザなのかを即断する術を知りませんでした。あいにく検査試薬はここでも品切れ状態ですから確定診断はとうてい出来ません。ぐったり感が強い人には抗インフルエンザ薬を出しましたが、軽く見えても後でひきつけたとかあって難しいものです。市内全域からの受診者ですが、だいたいの流行状況は把握しているので、予想通りの地域から多かった気がします。ピークは過ぎていても今日を思えば最盛期はもっと混雑していたのでしょう。やはり受診動機は発熱が元来最も多いので仕方がないですね。


3月1日 国立小児病院が統合再編されて生まれ変わりました。小児科関係者としては今後の発展に注目していきたいと思っています。

成育医療センターが開院 5番目の高度専門機関

 子供と家族のための総合的な医療を提供する国の専門病院「国立成育医療センター」
(柳沢正義院長、五百床)が一日、東京都世田谷区大蔵に開院した。国としては、国立
がんセンター、国立循環器病センターなどと並ぶ五施設目の高度専門医療センター(ナ
ショナルセンター)で、二年後には研究所も開設される。
 成育医療は生殖、胎児から小児、思春期、母性・父性に関する医療を一貫して扱う新
しい概念。
 外来は小児外科、小児内科といった診療科をなくし、二十四時間対応の救急を含め「
総合診療部」に一本化した。専門診療は、子供や父母の心のケアに当たる「こころの診
療部」や、不妊治療や分娩(ぶんべん)、新生児集中治療を手掛ける「周産期診療部」
など七つの診療部が担当する。
 IT(情報技術)を使った最新の医療情報システムも導入。ベッドごとに設置された
端末画面で、医師が患者の医療データを見たり、体温や脈拍などを入力したりすること
ができる。投与する点滴や薬をバーコードで照合し、医療事故を防ぐ仕組みもある。
 同センターは世田谷区内にあった国立小児病院と国立大蔵病院を統合して設置され、
総工費は約四百三十億円。一日の外来患者数は九百人を想定している。
                                 [共同通信]

2月26日
情報ではありません。今日たまたま見たNHKテレビのプロジェクトXと言う番組「決断 命の一滴」の感想です。簡単に言えば東海骨髄バンク設立までの課程が放映されました。当時私も骨髄移植を行っていたので興味があります。出演された森島先生やパネルで写真に出ていた小寺先生などは当時の学会でご活躍された先生方です。HLA検査の説明や頻度に関しては多少間違っているようでしたが、全体に医療内容が中心ではないのでかまわないのでしょうか?骨髄移植も現在では発祥の地である東海骨髄バンクも統合されて公的に管理されるまで発展しました。現在の登録者はまだ足りないようですが、目標の30万人まで7割達成ですから膨大な賛同者が得られたと言うことです。しかし、この数字は稀なHLA型までカバーする数字なので、日本人に多いHLAは決まっていますから大部分の患者さんはドナーが得られるのではと思います。自分たちが行っていたのは昭和60年前後の近親者からのみで、全国の移植数も数えられるほどで実施医療機関も各県に1カ所あるかどうか位だったでしょう。当時バンクがあれば助かった患者さんは多かったと今でも思っています。その後のバンクによる?移植数が4000人近いとはずいぶん増えたのか、予想を下回っているのかわかりません。臍帯血からも骨髄と同様な造血細胞が得られるので現在はこちらの臍帯血バンクの発展も望まれているのですが。この放映のような尽力があって今の大きなネットワークが得られたのかと感心しきりでもあり、途中で方向転換した我が身をどのように位置づけたら良いのか考えさせられます。ここで講義をしても仕方がないのですが、骨髄移植は最終治療ではありません。ガン化した細胞を超強力にやっつけるため正常の造血細胞まで無くなってしまうのを他人の造血細胞で補ってあげる治療法です。ですから、ガン化した細胞だけをやっつける方法があればこの方が確実で安全です。いまだに難しいようです。移植したのに残念な結果で終わった人もたくさんいるのも事実として放映出来たら移植の神格化が防げるのかとも思ったり、、、、 いずれにしても私は骨髄移植を通じて多くのことを学ばせてもらったと再認識しています。


2月21日
今日はいろいろ雑務?保健福祉事務所で喘息児ケア対策専門委員会が行われ、3年間にわたる事業の最終回が終了しました。本日は「子どもの喘息」パンフレットと指導者用「子どもの喘息ブック」がほぼ概要が出来上がりました。事務当局のご努力でかなり使いやすそうな冊子が出来たと思います。印刷終了して各方面に配布されるようになったら上記病気の解説パンフレットでご紹介しましょう。この冊子の請求がたくさんあれば増刷しなければならないのですが、予算があるでしょうかと今から心配になっています。手許に数があれば診察時に配布しましょう!また、予防接種後健康状況調査事業が行われているのですが、来期は平塚市が日本脳炎予防接種を担当することになりました。お役目ですから当院でお引き受けする事にしたので、日本脳炎ワクチンを当院で受けられる方は接種後に何か起きなかったかを経過観察して報告していただくことになりますのでご協力をお願いいたします。このように14年度に向けていろいろな準備作業が行われています。本日は医師会の総会も行われて、各種事業計画や予算が承認されました。診療報酬改定に関しては国会でさんざん議論されているのであえて申し上げませんが、4月からに向けてどこも忙しいですね!健診の日程や乳児ケアの日程すくすく子育て教室の日程も健康課から報告があり出動医を決める作業に入ります。このように忙しい一日でしたが、お会いした先生方の話では インフルエンザのピークは越えた と一致した意見でした。最先端の意見ですから間違いないでしょうが、全国的にはまだまだでしょうか!?


2月19日 
非常に気になるニュースがありました。今の季節とはあまり関係がありませんが、今後の予防接種体系に影響が出そうです。

結核のBCGは1回に WHO対策会議が勧告

 大阪市で十七日から開会中の世界保健機関(WHO)の西太平洋地域結核対策諮問会
議は十九日、結核のBCGワクチンについて「再接種は効果がない」として、接種は一
回だけに限るよう勧告した。
 勧告はWHOが「中まん延国」とした日本や香港、韓国など七つの国や地域に向けた
ものだが、複数回接種が行われているのは日本だけで、事実上、日本に対する勧告。昨
年から結核対策の見直しを進めている厚生労働省は「(見直しに)勧告の趣旨は盛り込
みたい」としている。
 WHOによると、再接種には効果がないとの報告が世界的に相次ぎ、今回の会議でも
シンガポールと香港から「接種を乳幼児期の一回に減らしたが、それによって患者数は
増えていない」との報告があった。
 BCGは結核に対する免疫力を高めるため、弱毒化した結核菌をワクチンとして接種
するもの。同省によると現在、四歳未満で一回目の接種をした後、ツベルクリン反応の
陰性者には小学校一、二年、中学校一、二年での再接種が勧められており、最高で計五
回の接種を受ける場合がある。
 日本の専門家の間でも「複数回接種では、必ずしも感染を防げない上、ツベルクリン
反応の判定が難しくなり、治療開始の遅れにもつながりかねない」との指摘が出ていた
。
                                 [共同通信]
>>これは以前から指摘されていたことで、少なくとも小学校でのBCG接種が無くなる可能性が出てきました。
もちろん、BCGが無意味というわけではありません。出来るだけ結核の予防効果を高めて、なおかつ、いかに
正確に結核の診断を行い治療を開始するかを考えての事です。ツ反やBCG接種は技術的な問題もあって、必ずしも
均一に行われていないのが現状ですし、ましてや高齢化の進んだ学校医間では問題になることもありました。
この様な勧告が出た以上は早く対応をとって欲しいものだと思います。

インフルエンザ発生報告11報 患者数が前週の2倍、昨年同時期の5倍に

 年明けから患者数が増加していたインフルエンザが本格的な流行期に突入し、今後の
患者数の推移が注目されている。厚生労働省健康局がまとめている「インフルエンザ様
疾患発生報告」によると、第11報(2月3〜9日)で新たに報告されたインフルエン
ザ患者数が3万7223人となり、前週患者数の約2倍、前年同期比(第11報)の約
5倍まで達した。
                                 [じほう]
>>これは全国の動向ですから、各地域の情報が大切です。印象としては平塚市のピークは越えようとしていますが
市街地や海岸方面はまだ警戒が必要でしょう!

2月18日
何とか検査薬が入荷しました。必要に応じて検査を実施いたしますので、ご了解下さい。


2月16日
ついつい忘れていたのですが、インフルエンザ迅速診断検査薬がほぼ無くなってしまいました。つい数日前まで問屋に在庫があると聞かされていたのに、もう直ぐに手に入らないようです。話が違うと言っても仕方がありませんが、検査を期待して来院される方には大変申し訳ありません。実は少数はあるのですが、試験前とかどうしてもはっきりさせたい状況の人のために確保することにしました。ここ数年検査を行った蓄積で、臨床症状からかなりの確率で当たると思いますがAかBかは自信がありません。この点が使用薬剤の関係で不安ですが、、、、


2月15日
インフルエンザの迅速還元情報が昨年のシーズンから始まっており、今期の還元情報の公開がいつになるのかあきらめていましたが、いつの間にか公開されていました。メールで昨年はお知らせが来ていたのに非常に今年は不親切ですよ。時々はチェックしていたのでシーズン半ばの公開と思われます。こちらから


2月14日

インフルエンザ流行が最盛期迎える 全国に警報や注意報

 国立感染症研究所感染症情報センターが十三日発表したインフルエンザ予報によると
、インフルエンザの流行は全国に拡大、警報は十六府県に注意報は二十六都道府県に出
され、最盛期を迎えたようだ。
 先週はまだ“安全圏”だった北日本地域も今週は注意報が相次いで出され、インフル
エンザウイルスはほぼ日本列島全域を覆い尽くした。双方とも出されていないのは秋田
、富山、山梨、滋賀、沖縄の五県だけ。
                                 [共同通信]

>>全国的にも最盛期を迎えたようですが、平塚市も印象としては今週いっぱいで峠を越えそうです。
大部分がA型でしたがB型も1〜2割存在しているようです。タミフルカプセルとリレンザは両方の型に効果が
ありますが、以前使用していたシンメトレルはA型のみ有効です。小児科にとってドライシロップの承認は受けたのに
薬価収載が出来なかったので発売になっていません。4月に大幅な薬価改定があるためらしいです。37.5Kg以上
であればカプセルも使用できると12月追加されていますので、これに合わせるしかないでしょう。
カプセルを外して舐めてみたら苦かったです。混ぜものによっては自分で内服出来そうでした。と言うことは、、、、


2月7日

「日本では85人も死亡」 ワクチン論争で英首相

 【ロンドン6日共同】はしかが流行している英国で、乳幼児向けの新三種混合(MM
R)ワクチン存続の是非をめぐる論争が激化、ブレア英首相は六日、国会本会議場で「
日本では混合接種を中止したら、はしかによる死者が一九九四―九九年の五年間で八十
五人に及んだ」と日本の「失敗例」を持ち出してMMR存続を訴えた。
 MMRは、はしか、おたふくかぜ、風疹(ふうしん)の三種のワクチン。ブレア首相
は「MMRは世界九十カ国で五億人が接種を受けている」とその安全性を強調した上で
日本に言及した。
 日本産のMMRは無菌性脳炎などの副作用が起きたため九三年に「混合」接種が中止
になり、任意の個別接種に切り替えた。欧州産のMMRでは同種の副作用は起きていな
いが、英国では自閉症を誘発するといわれるようになっている。
 首相報道官は同日、日本では個別接種に切り替えたら接種を受ける人が減ってしまっ
たと指摘、「結果は子どもたちの死だった。日本で起きた現実をよく見つめてほしい」
と述べた。
 この問題は、ブレア首相が一歳の自分の息子にもMMRを接種させたかが話題になり
、首相が「私事を政治に利用しない」とノーコメントを貫いていることも反対派を怒ら
せている。
                                 [共同通信]

>>とにかく日本の麻疹は恐れられています!日本の麻疹予防接種は単独ですが、必ず接種を忘れずに!!


2月5日
昨日と本日でインフルエンザ検査陽性者が16名。14名がA型で2名がB型インフルエンザでした。B型は今シーズン初めてですが、1歳児の症状は2日前からの下痢と嘔吐に本日から高熱で感染性胃腸炎と思っていましたが違いました。臨床症状だけではやはり限界があるかもしれませんが、残念なのは使える抗インフルエンザの薬が無いことです。タミフルDSが発売されていればこの子はもう少し楽になったかもしれないのですが、手許にはカプセルしかありません。どうしましょう!


2月4日
最近は市内の小学校でインフルエンザによる学級閉鎖が続くようになりました。当院での検査では依然A型のみです。また、ほとんどの患者さんは入室してくる態度や顔貌で見当がついてしまいます。ところで、検査上陰性であった児が自宅に戻ってひきつけて病院に運ばれて再び検査をしたらインフルエンザだったことがありました。検査は100%確実ではありませんし、検体採取の手技でも異なることがあります。それでも検査を行って陰性だったらインフルエンザとは言いづらいです。悩みますが、ウイルス分離に検体をまわして薬は抗インフルエンザ薬を使うように状況によっては行うように最近では方向転換しています。分離の結果が早くわかれば嬉しいのですが!


2月1日

子どもの発育曲線で工夫 母子手帳、4月から改正

 母子健康手帳が四月から変わる。十年ぶりの大改正で、太り過ぎややせ過ぎなど乳幼
児の発育について母親らに無用な不安を抱かせないようにしたり、児童虐待を早期に発
見できるよう工夫したのが特徴。七月には全市町村で新しい母子手帳に切り替わる予定
だ。主な改正内容をまとめた。
 気になる赤ちゃんの成長で目安になるのが、月齢ごとの体重などの増加を示す「乳児
身体発育曲線」。従来は計測値の小さい方から3%と10%、大きい方からも同じく3
%と10%を線で示し、10%の線の間(80%)を黒くしていた。新手帳では3%の
線の間(94%)を黒くするように変える。
 黒い部分からはみ出すと親はやせ過ぎや太り過ぎを心配しがちだが問題がないケース
が大半。「標準から外れているなどと、必要以上に心配しないようにした」(厚生労働
省)という。
 母乳をやめる断乳時期に悩む母親にも配慮。一歳や一歳六カ月の健診で断乳の完了を
促す欄を設けていたが、母乳を飲んでいるかを問うだけの記述に改め、それぞれの育児
法にゆだねるようにする。
 「保護者の記録」欄には、子育てについて困難を感じることがあるかの質問項目を新
たに加える。保健婦などが児童虐待を見つけやすくして、虐待防止に役立てるのが狙い
だ。
 子育てには父親の育児参加が欠かせない。手帳の表紙に母親だけでなく父親など保護
者の名前を書くように改めたほか、父親の育児休業の取得状況を記録する欄も設ける。
                                 [共同通信]
<<この様にいろいろ努力した母子手帳ですが、真面目に健診を受けている親御さんには関係のない話しになるかもしれませんね!
虐待するような人は健診や受診をしないですからね。予防接種を受けない人も大部分は医療機関との接触がない人が多いですから。

1月29日
ついにインフルエンザによる学年閉鎖が出ました。当院でも先週末から迅速検査でA型インフルエンザが急増しています。この先1ヶ月はピークが続くと思いますので、怪しいと思ったら早めに受診して検査を受けて早めの治療をお願いします。また、聞くところによれば花粉症もそろそろ危ないようです。例年2月の10日頃に飛散が始まりますが、足柄上ではもう21日頃から飛び始めているようです。


1月25日
今日の5時からの放送で先日取材された内容が放映されました。正味3〜4分でしょうか?録画していったテープは数時間分あるので、編集作業は大変なものですね!内容は子供が少なくなっていくなかで、小児科専門のかかりつけ医をもってほしいと言うことになるのでしょうか?放映されたものを部分部分を画像にしておきましたのでご覧下さい。 写真館Aに掲載しました 


1月21日
この度サーバーが移転してしまい更新作業が出来なくなりました。本日からHPの引っ越し先が決まるまでの間は閲覧できないと思いますが、新しい情報があれば入力作業は続けていきます。更新が出来る環境になったときに少しでも多くの情報が入っていれば幸いですが、、、、
 この状況の中、テレビ東京の取材を本日一日受けてしまいました。ニュースアイの中で「ますみの少子大国ニッポン」と言う企画コーナーの取材です。当日は真冬の台風のような稲妻も光る豪雨の日でしたから患者さんは非常に少なかったのですが、取材にはちょうど良かったかもしれません。


1月18日

未承認アトピー薬で注意

 「皮炎霜(ひえんそう)」の名称でアトピー性皮膚炎などの患者に販売されている未
承認の軟こうに、劇薬指定の「最強」ランクのステロイドが含まれていた問題で、厚生
労働省は十七日出した、医薬品・医療用具等安全性情報で、医療機関に注意を呼び掛け
た。
 この薬はステロイドを含まないと宣伝されながら、実際には承認済みのステロイド薬
とほぼ同じ濃度が含まれているため、適切に使用しないと緑内障、白内障などの副作用
を起こす恐れがあるという。
 患者がインターネットなどで直接購入する以外に、医師が入手して患者に使用するケ
ースもあるとされるため、厚労省は「不測の健康被害が起こり得ることを、十分踏まえ
ることが必要だ」としている。
                                 [共同通信]

以前にも書いたように、アトピー産業と言う言葉があるように、悩んでいる患者さんに対していろいろな物が出回っていると思います。研究者が真の原因をつきとめて上で治療が見つかるとうれしいのですが、残念ながらまだ解っていないのが現状です。したがって、経験的統計的に良かれと思う治療が多く行われていますし、厚労省研究班のガイドラインも同じです。はやく根本療法が見つかってほしいものです。蛇足ながら、ステロイドと言う言葉だけを必要以上に怖がる必要もありません。使い方次第ですから、、、


1月15日
連休明けの診療日でしたが、予想外に患者さんは少なかったです。しかし、迅速検査を行って確実なA型インフルエンザの患者さんが3名も本日出ましたので、今後は増加していくものと思われます。しかし、天気予報では雨模様が続きそうなので、本格的には週末からでしょうか?人混みでうつされないようにご注意を!また、水痘が流行のピークに達しようとしているようです。平塚でのローカル情報でした。


1月12日
インフルエンザ 2県に引き続き注意報

 国立感染症研究所感染症情報センターが九日、発表したインフルエンザ予報で、群馬
と大分の二県に先週に引き続き、注意報が出された。先週、両県とともに注意報が出さ
れていた愛知県は今週はなし。警報は今のところ、ゼロのままとなっている。
 同センターは「お正月休みが終わり、学校が始まると、流行が一気に広がることが多
いので注意が必要」と話している。
 「風邪」の初期症状は鼻、のどの乾燥感やくしゃみで、主症状が鼻汁なのに対し、「
インフルエンザ」は悪寒や頭痛で始まり、発熱や全身痛が主症状だ。
 インフルエンザにかかったと思ったら早く医師の所に行こう。医師による処方が必要
だが、現在はインフルエンザウイルスの増殖を抑える、よく効く薬ができている。
                                 [共同通信]

>>千里コメント 平塚市では病院の検査で陽性者が出始めたとの話しですが、数はまだ非常に少ないようです。
  警報・注意報マップを上段にリンクしておきました。尚、インフルエンザ治療薬のタミフルのドライシロップ
  が2月に発売予定と以前に書きましたが、薬価改正間近なので見送りになりそうとのことです。

1月11日
昨日は医師会の新年会が行われました。毎年恒例の行事で、平塚市医師会長の話に吉野市長の話、佐藤市議会議長の話に田中神奈川県医師会長の話とつづき、挨拶の役職と順番も同じ様なものでした。この中で一番気になったのが県医師会長の話しです。聞いた話ですから、後日確実な文章が出たら補足しますが、取り急ぎ大雑把に聞き流して下さい。小泉内閣のもと構造改革が進められていますが、国民皆保険制度が崩される危機があるとのことです。今までは国民の誰もが自由にどこの医療機関へも受診でき一定の負担で済み、ある意味で平等公平な医療体制でした。しかし、今後は民営化をいろいろな機関に導入するため、診療費を支払ってくれる保険者のほうも安く診療してくれる医療機関と契約するような競争の原理が入るとのこと。極端に言えば、ある会社の人はこの診療所にかかったときにしか保険が利かなくなることになってしまうかも。医療報酬が多少減ったってこの不景気に仕方がないと思っても、保険制度まで民営化するとどうしても心配です。だって民営化は医療素人にとっては利潤の追求しか頭にないと思うからです。現在でもマスコミに取り上げられる悪い医療関係者もいるとは思いますが、大部分の医者は真面目にやっているものと信じていますけれど、制度全体が変わると、真面目に診療するところは保険者に嫌われ、いい加減に安く請け負うところが診療をやっていける時代にでもなったら大変ですよ!医師会を政治的な圧力団体と勘違いしている人が多いと思いますが、多くの業務内容は健康診査、がん検診、予防接種、基本検診、介護保険のスムースな運用、講演活動での啓蒙、休日夜間診療体制の整備、スポーツメディカルルームの推進、各種学校保健活動、産業医を通じて企業へ助力、、、、、等々数え上げたらきりがないくらい行政に協力して、これらの調整や発展のために努力をしています。テロが起こったときに対策、大地震が起こったときの救護体制の整備、、、、、どれもこれも各病院や診療所で診察している業務以外にやっているのです。自分も今まで勉強不足もあって、今回の改正内容が今ひとつ理解できていないかもしれませんが、国民(市民)がいつでも、どこで、だれでも安心して診療を受けられるようになって欲しいと思います。また、はっきりした段階でお知らせしましょう!


1月8日
新年の診療開始から数日経過しましたが、今年の風邪の流行はまだ無いようです。診療所もガラガラ状態です。そんな中、本日は医師会の小児科部会と保育園部会との合同で講演会が行われました。年明け早々にこの様な勉強会を開くのは異例ですね!今回の内容は、小児の眼科疾患でした。日頃子供を相手にする小児科医には眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科等境界領域の疾患について最初にお母さん方から質問を受けることが良くあります。一体この症状は何科にかかったらよいでしょうかと言う質問を受けることがありますが、基本的に小児であれば小児科医がまず最初に診察すべきですし、健診で診察する機会も多いですから、境界領域の疾患には精通しておきたいと考えています。今日の講演で考えさせられた事は、小児眼科のわかる眼科へ紹介していただきたいとの話しです。平塚市で誰が小児眼科の専門家か知らないと近隣の東海大学の先生が仰有るのでは、みんな大学に紹介になってしまうじゃありませんか!


1月1日 平成14年 2002年
あけましておめでとうございます。平塚は穏やかな年明けとなりましたが、今年はどの様な出来事が待っているのでしょうか?この情報サイトも今まで通りにUpdateな話題を提供できればと思っています。本日夜間急患診療所に出かけてきますので、最新の流行状況をご報告できると思います。
夜間診療所の様子ですが、今年の混み方は例年ほどではなくやや少ないようでした。でも、時間一杯休む暇もありませんでした。今日の特徴は2〜3歳児の発熱、咳、鼻水と言った普通感冒がほとんどでした。たまに感染性胃腸炎らしきひとや喘息発作、水痘、溶連菌感染症、蕁麻疹など混じっていましたがインフルエンザを疑わせる高熱、関節痛などの人は少なかったです。学童以上が少ないのですから当然でしょうか?と言うわけで無事に新年がスタートしました。