牧師エッセイ      
「十字架の見えるテラスから」(28)

 
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 先月後半から午前9時15分から日曜学校礼拝、午前10時30分から主日礼拝を行うようになりました。礼拝堂と集会室に座席をわけて礼拝を守っています。まだ短縮礼拝は続いています。先週から、日曜学校の礼拝をインスタグラムを使ってライブ中継で見られるようになりました。社会全体がそうであるように、コロナウィルスの流行によって、私たちの教会はどのように安心して礼拝を守り、礼拝堂に集えない人たちとどのようにつながることができるか模索を続けています。

 心が落ち着かず不安になったり、イライラしたり、怒りが我慢できなくなったり、ストレスがたまる日々のなかでいろいろなことを私たちは感じています。良い言葉や良い思いが私たちの心を落ち着かせてくれます。教会に行くには勇気がいると思っておられる方も、どうぞこの機会にオンラインでの礼拝に参加してみていただきたいと思います。礼拝のなかで語られる聖書の言葉は、私たちの心を落ち着かせる力があります。

「キリスト・イエスによって与えられる信仰を愛をもって、わたしから聞いた健全な言葉を手本としなさい。」テモテへの手紙二1:13

 
 
 
 「十字架の見えるテラスから」(27)     
  礼拝が二回に分けて再開されて一ヶ月が過ぎました。今まで、礼拝の中で賛美歌を4曲歌っていましたが、今は最後の短い賛美歌一曲のみを歌います。キリスト教主義学校の礼拝では、賛美歌を歌うのを控えているようです。礼拝の最後で短くても賛美歌を歌うと、とても嬉しく、神様が与えて下さった礼拝の時に心から感謝する気持ちになります。

 コロナウィルスがイタリアで多くの死者を出した時、ミラノ市からの依頼でイースターにテノール歌手のアンドレア・ボチェッリさんが大聖堂で独唱し、インターネットで無料配信されました。広い大聖堂のなかで、オルガニストと二人でのコンサートです。アンドレアさんの伸びのある声が大聖堂に響き渡りました。「アヴェ・マリア」や「アメージング・グレイス」が歌われ、暗い気持ちになりがちだった時、神様を賛美する歌声は世界中の人の心を癒したことと思います。

 悲惨な状況の中で、神様はどうしてこのような状況を作りだしたのかと質問されることがあります。しかし本当に悲惨な中にあって、神様を信じる者は、それでも神様に賛美の歌声をささげ、そこから慰めを受けたいと思います。賛美歌を自由に歌うことができないのはとても寂しい思いがします。しかし、歌えない時だからこそ、神様への賛美の素晴らしさを知ることができました。

「死の綱がわたしにからみつき、陰府の脅威にさらされ、苦しみと嘆きを前にして、主の御名をわたしは呼ぶ。どうか主よ、わたしの魂をお救いください。」 詩編116:3

 
 

 
 
十字架の見えるテラスから」(26)      
   5月31日に教会の誕生日である「ペンテコステ」の礼拝を礼拝堂で守ることができました。3月から礼拝堂に集っての礼拝ではなく、オンラインでの礼拝をしてきました。日曜日に礼拝をするのは牧師家族だけでした。ペンテコステ礼拝も礼拝堂では無理だろうかと思っていたのに、緊急事態宣言が早めに解除されて、31日には約50名の方が二回の礼拝にわけて礼拝堂に集うことができました。神様が再び集う時を必ず備えていてくださると思いながら、ガランとした礼拝堂で礼拝を守ってきました。まだ短縮礼拝ではありますが、礼拝は礼拝堂に集って守るべきものだと強く感じることができました。

 31日の夜、教会に集う大学生2名の海外経験をzoomで聞く会を持つことができました。コロナウィルスが流行するまえに海外での研修やボランティア活動をした二人が、自分の経験を写真などを交えて報告してくれました。印象的だったのは、二人が現地の人や他の国から研修に参加した人に助けられた経験をとても嬉しそうに語っていたことです。今、私たちは自分の身を守ることで精一杯になっています。海外のニュースは、コロナの関係のニュースしか入ってきません。しかし神様が人間をどのような思いで造られたかといえば、最初の人間アダムに必要な助け手としてエバが与えられたように、人間は助け合うために造られました。

 目に見えないウィルスによって、私たちは体を近づけて助け合うことができなくなってしまいました。体が近づかないと、心も遠くなったように感じます。しかし、私たちには心が遠くならないためにできることがあります。それは祈りあうことです。祈ることを妨げるものはありません。そして祈ることは、私たちの心をお互いにとても近くすることができます。今こそ、祈り合うことで助け合いましょう。

「わたしは、あなたのために、信仰がなくならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」ルカによる福音書22:32

 
 
 
 十字架の見えるテラスから」(25)     

 新緑が美しい5月になりました。5月の日々が神様に守られて、心安らかな日々になるようにとお祈りしています。緊急事態宣言が出され、いつになったら元の生活に戻れるか見通しがつかない日々が続いています。コロナウィルスに感染されて苦しんでおられる方々、それを支える医療従事者の皆さんに特に神様のお力が注がれますように。体調は崩していなくても、家の中でいろいろな不安や苦しみ、悲しみを抱えておられる方々がおられます。 

 私たちの心は、自分でコントロールしようと思っても、なかなかうまくいきません。いつもと違う日々に心の疲れが強く出てくる時です。そのような時には、外からの良いものをたくさん心に送り込みましょう。綺麗な景色や素晴らしい音楽、自分を励ます言葉。たくさんの音や言葉が溢れるなかで、自分の心が動かされるものに出会うことは、宝探しのようにわくわくし私たちの心だけではなく体も強めてくれることでしょう。 

 自粛、中止ばかりをしてきましたが、私たちには回復があり未来があります。その時のために準備をしておくことも大切だと思います。先日、去年漬けた梅干しを食べました。食べながら「今年ももうすぐ梅の時期だ」と思いました。私たちが悩みながら家のなかで過ごしていても、季節はいつもと変わらずに進んでいき、季節ごとに喜びが与えられます。神様が与えてくださる小さな喜びに心をむけていく5月にしたいと思います。

「神は、恵みをくださり、天からの雨を降らせて実りの季節を与え、食物を施して、あなたがたの心を喜びで満たしてくださっているのです。」使徒言行録14:17


 
 
 

  
 
  


十字架の見えるテラスから」2018 ①~⑫

十字架の見えるテラスから」2019 ⑬~(24) はこちらから読むことができます。