メメキさん(ウイグル人)と私たち


9年前(2000年4月)

9年前、私達はシルクロードを旅し、新疆ウイグル自治区≪トルファン≫で、メメキさん夫婦に出会いました。 当時、メメキさんはホテルのコンシェルジェをしていて、日本語が話せるウイグル人で何かと旅行の相談にのってくれました。  メメキさん・運転手さん・ガイドさんと5人で一緒に食事をし、メメキさんと一度に打ち解けあいました。 翌日には奥さんを連れて挨拶にきてくれ、ウイグル人の始めての友達ができました。  その後は文語の問題があり音信は途切れていました。

メメキさんは、亡くなった家内の兄に驚くほど、顔・姿がよく似ていたのです

皆で一緒に食事をし、打解け合いました

メメキさんは翌朝奥さんを連れて

きて紹介してくれました

宿泊したホテル

緑 州 賓 館

メメキさんの机に座って

その後約7年間、音信は途絶えた

時は巡り 7年の歳月が過ぎた

9年前の写真

ウイグル人は中国の少数民族 主に西域に住んでいる 東西の血が交ざり、色白で青い目の人もいる 特に若い女性に綺麗な人が多い映画《敦煌》のヒロイン=ツルビア姫が、ウイグル人

2006年11月 トルファンを再訪した

7年前と同じホテル 緑州賓館に泊まりメメキさんの消息を聞いたところ、メメキさんは既に退職しており、代わりに奥さんが勤めていた そして私達をハッキリ覚えていてくれた

2度目の新疆

トルファン

メメキさんの奥さんは落ち葉を掃いていたが、箒を投捨てて駈寄り家内とシッカリ抱合っていた

7年前と同じ板台に座って歓談 息子さんがこんなに大きく、成人していた

夕刻メメキさんは、私たちを迎えにきてくれ奥さんが

自宅で食事の用意をして待っているという 好意に甘

え家庭を訪問=ウイグル族の生活も見たかった

また幸いな事に、今夜はメメキさんの友人の息子さん

結婚式前夜祭があるという誘われて出席させて頂

く事にした  宴会ではウイグル族の踊りを教えても

い、夜半まで踊りに興じた  非常に楽しかった


メメキさんのお宅

奥さんは、食事の用意をし、プレゼントに家内にはスカーフ、私にはウイグルの帽子も用意して待っていた

ウイグルの帽子をかぶり

ウイグルのスカーフを巻いて

結婚式前夜祭の宴会へ


結婚式前夜祭の宴会場

メメキさんの友人宅 屋内は宴席、屋外の中庭は踊りの会場 葡萄酒を造っている民族が一切酒類を飲まないのにおどろいた  結婚式には少し飲むと言っていた  音楽に合わせて踊り歌い、皆で大声で話す それが宴会の様だった

宴席の料理は、羊の肉が主体(焼き物・煮物)と手づかみゴハン(ピラフ)皆、上手に左手で食べている 我々にはスプーンを用意してくれた ゴハンは、手で取り易すい様に薄いお皿に盛られていた

建物は昔のままで懐かしかったが

ホテル前の泥だらけだったぶどう

棚の道路は大理石に変わっていた

門を入り、中庭は全てぶどう棚で被われている 中庭を中心に周囲に部屋がある ぶどう棚の下には縁台があり、夏にはその縁台で寝ると涼しいと云う 家の躯体は土壁だが、隣家が接近していて外観を見る事は出来ない 大通りから路地に入ると、外灯が全く無く懐中電灯がなければ、真っ暗で歩けない

料理は、羊肉が中心

お土産に名産 メメキさん自家製の干し葡萄を戴いた

生の葡萄は瓢箪型をしていた糖度が高く美味しかった

ウイグル族の踊り、何かあると皆で集まって踊ると云う 老若男女を問わず、子供達も思い思いに上手に踊っている 妻はこども達に、誘われ見よう見まねで踊り始める 妻に女性が寄ってきて教えてくれる  私はメメキさんに誘われ、恐る恐る仲間に入る  馴れてきてリズムに乗ると非常に楽しい 《踊る阿呆に見る阿呆》 などと呟きながら! ぶどう棚の下で豊作を祝いながら皆で踊ったら、さぞ楽しいだろう!  時間の経つのも忘れ、ほんの1・2時間位、出席の積りが気が付いたら0時を回っていた  待たせていたタクシーがカボチャに変わらないうちに、急いでホテルに帰った ホテルカウンターのウイグル人が、我々の行動を知っていてニコニコ顔で待っていた

思いがけない楽しい体験、一生心に残るだろうホストファミリーとメメキさんに感謝!感謝!

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皆で手をつないで、メメキさんのお宅へ

世界的に美しいと云われるウイグルの女性とユダヤの女性
ウイグルの女性を、子供から中年まで撮ってみた

耀いて

いる頃

段々、人情味のある世代に入ってきた

野菜が少なく、羊肉を常食にしている

為か、中年になると太ってくる

日本も同じみたいだ 世界的傾向か?

夢見る頃

夢見る頃