菱山修三公式HomePage 更新 2023.10.18

Photo:本居佳子提供
『 私は遅刻する。世の中の鐘がなってしまったあとで、私は到着する。私は既に負傷している‥‥』

処女詩集『懸崖』(昭和六年)の冒頭の詩「夜明け」の全文である。
若き詩人はこの詩を持って華々しく詩壇に登場する。
傷ついた心と疎外された精神を秘め
この不安の時代に「到着」したのだ。

菱山修三全詩集
『懸崖』 1931年 第一書房刊

『荒地』 1937年 版画荘刊

『望郷』 1941年 青磁社刊

◆『定本懸崖・荒地』 1942年 青磁社刊

『豊年』 1942年 青磁社刊

『町の音』 刊行年月日不明 青磁社刊

『たらちねの母をうしなふ』 1946年 新生社刊

『盛夏』 1946年 角川書店刊

『夜の歌』 1946年 ちまた書房刊

◆『海』 1947年 地平社刊

◆『道しるべ』 1947年 岩谷書店刊

◆『昼の蛍』 1948年 鮎沢書店刊

◆『夢の女』 1948年 岩谷書店刊

◆『恐怖の時代』 1962年 弥生書房刊

◆『幼年時代』 1964年 牧羊社刊
はじめに

菱山修三は処女詩集『懸崖』を二十二歳で世に出し、最後の詩集となる『幼年時代』を最後に享年58歳という若さでこの世を後にした。
このホームページは現代詩の創世紀を流星のように駆け抜けた「詩人菱山修三」にささげるものである。
ここに掲載する全ては「菱山修三」著作権者・本居家の委託を受けて伊原れいにより管理しています。

※文章・詩・写真・資料・他・全ては著作権法により保護されています。無断転用・コピーは固く禁じます。
文責・伊原れい
※著作権保護のため詩集の全てを掲載することはできませんが一部を抜粋して随時更新していきます。

詳しく知りたいかたは『菱山修三全詩集』 1979年 思潮社刊 全二巻 大岡信監修をお求めください。

菱山修三・資料室
●書籍文献

年譜

●初版詩集装丁写真

●直筆原稿

アトリエ風景写真

●ポートレート写真

●菱山修三に関する文献資料



※随時UP予定

ポール・ヴァレリー詩集翻訳
◆『海辺の墓地』 1933年 椎の木社刊

◆『魅惑』 1941年 青磁社刊

◆『若きパルク』 1942年 青磁社刊

◆『旧詩帖』 1942年 青磁社刊

◆『ヴァレリー詩集』 1953年 角川書店刊



他翻訳詩集

◆アンドレ・ジイド『蕩児帰る』 1934年 金星堂刊

◆アンドレ・ジイド『イザベル』 1935年 金星堂刊

◆フェルナンデス『賭』 1936年 第一書房刊

◆イザベル・ランボオ『捨身と信仰』 1943年 那珂書店刊

◆ピエール・オーディア『パリ・抵抗の記録』 1951年 ダヴィッド社刊

◆サンピエール『愛の泉』 1950年 実業之日本社刊

エッセイ・他
◆『文芸管見』 1942年 東京書房刊

◆『不信の時代』 1962年 弥生書房刊

◆『詩と思索と人生』 1968年 南北社刊


雑誌掲載物

◆遺稿詩集「火の前の聖者」 1971年 現代詩手帖

◆「菱山修三日記」 1975年 現代詩手帖


物語

◆『絵のなかの乙女』 1942年 春陽堂刊



※随時UP予定

全集


◆『菱山修三全詩集』 1979年 11月1日 思潮社刊 全二巻 大岡信監修

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