非常食をおいしくアレンジ
シチューや乾パン・プディングに


 
平塚市総合防災訓練の給食訓練で、『平塚市料理飲食業組合連合会』と『ママの会』(平塚市食生活改善推進団体)が非常食をおいしくアレンジして提供した。
 『平塚市料理飲食業組合連合会』(清田 健会長)は市内13組合の連合組織で計800軒の飲食店が加盟。今年3月には平塚市と『災害時における食材の提供および調理等の協力に関する協定』を締結した。同協定は飲食店のスキルを活かし、大規模災害発生時に市内各避難所に、食材や調理する人材のお手伝いをするもの。
今回の訓練では「辛い避難所生活での食事。ただ空腹を満たすだけではなく、せめて食事だけは楽しく…」との願いから、非常食にひと味ふた味を加えた調理を実践してみせた。
 まず、平塚市が備蓄する長期保存食を使用。このサバイバルフーズは1缶20食分で12万食が備蓄されている。フリーズドライ食品で水で戻して食べる。これを大鍋に移し、料飲組合連が「チキンと野菜のシチュー」を、ママの会が「和風味」にアレンジした。 
 もう一品は、保存食の定番である乾パンをパンプディングにしたもの。固いものが食べられないお年寄りや幼児むき。乾パンを粗く砕き、卵・牛乳・砂糖類(蜂蜜)と混ぜ合わせて耐熱ビニール袋に入れ、20〜30分しみこませてから袋ごと10分ほど茹でるだけ。
 家庭などで賞味期限が迫った乾パンがあれば、おやつにも流用できる。試食に集まった市民からも「おいしいし簡単にできそう」と好評だった。
 「地域に密着したお手伝いと共に、食のレスキューを通してこころの支援ができれば」と連合会の清田会長。加盟店には目印となる《災害時支援店》のプレートが貼られていく。


非常食のアレンジメニューに市長も舌鼓


平塚市料理飲食業組合連合会《災害時支援店》のプレート

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