< 箱根 >

 

 

箱根が好きである。季節の節目節目、季節の変化を確かめにふっと行ってみたくなる。

 

 

 箱根につい足が向く理由の一つはコース取りのバリエーションがあげられる。小田原方面からの主な3ルートは、それぞれに特徴がある。一番勾配がきついのが旧東海道。特に「七曲がり」付近はダンシングの連続。箱根裏街道は適度な勾配。リズミカルに高度が稼げる。特に宮城野から碓井峠への林道は景色を楽しみながら、ゆっくり自転車を走らせるのにふさわしい道。連休中でもほとんど人影がない。1号線を分かれ、小涌園のところで右折して、姥子経由で元箱根へ抜ける道もどこか景色が明るい。

 

<  宮城野ー碓氷峠ー仙石原 >

 


            ツリフネソウ

 宮城野橋の先、コンビニの右を右折して裏道に入る。道なりに上って行くと途中 "東急明神平別荘地" 前の5差路にでる。碓氷峠方面に進む。この道は歴史の道。碓井梅林の脇にヤマトタケルの碑がある。古代、富士の噴火で足柄峠が埋まった時は東海道がここで外輪山を越えて関本に下ったとされる。今はハイカーが通るだけの静かな山道。遠くで大涌谷の蒸気の吹き出す音が聞こえる。

 

< 椿ライン、1000mのダウンヒル >

 



                                    大観山からの富士

 元箱根から大観山へ上がれば、椿ラインで湯河原まで一気に1000mの豪快なダウンヒルが味わえる。道幅もあり南斜面なので明るくて快適な道。湯河原から小田原方面へは、元気が残っていたら真鶴の旧道がよい。車も少ないし相模湾が一望。

 

< 矢倉沢林道 >

 

 最近、このルートが多くなった。地蔵堂の万葉うどんがお目当て。

 

 

< 足柄峠 >

 

 長尾峠を越えて御殿場に下り、再度足柄峠越えて地蔵堂へ戻る。足柄峠へは足柄駅からと東名富士カントリーの脇を抜けてくる2つのルートがある。勾配は前者の方がきつい。足柄峠は趣のある峠である。

 

< 箱根の石造物 >

 帰路、国道1号線方面には精進池の周囲に石仏や五輪塔などが散在する。曾我兄弟の墓と呼ばれる五輪塔を見るために時々こちらへまわる。この五輪塔はスケールがある。

 

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