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< ホリデー・パスを使って > |
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2002/3 |
小山---栃木市---益子---笠間---(土浦) 約80km |
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東京を中心に半径60kmエリアを乗り降り 自由のフリー切符。これで面白い輪行コースができそう。
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< 栃木市 >
JRのホリデー・パス。休日・祝日など当日に限って乗降自由。2,300円。例年より2週間も早い桜につられて北関東方面へでかけた。大船6:55発の湘南新宿ライン。小山まで直行できるようになった。9:19に小山着。 自転車を組み立てて「蔵の町栃木」まで10km。町の中央を巴波(うずま)川が流れ、例幣使街道が通っている。
タイムスリップした気分。観光地、観光地していないのが好ましい。
蔵の街遊歩道を歩く。「栃木市郷土参考館」「岡田記念館」に立ち寄る。旅行者の目になって、一時代前の街を歩いていると時間を忘れる。都市計画などという大げさなものではなく、住む人にとって住みやすく誇りが持てる街。過去の遺産と未来の展望が共存できる「まちづくり」「観光資源」・・・。なんて考えていたら予定時間を大幅に越してしまった。 しかし今日は遊びに来ているのだから " 適当適当! "
気がつけば、お昼時。名物の味噌田楽。さすが味噌の味が良い。そしてお店の自然な客扱いが気持ち良い。
次は益子への45km。途中下野の国庁跡への計画は今回パス。ところが「 気ままな旅は行き当たりばったり」とは云うものの思わぬ出来事。空一転にわかにかきくもり春雷。旅先で濡れてしまっては一大事。思わず避難。軒を打つのはアラレの音か。
トラブルのない旅が理想だが、こんなハプニングは後日強い印象となって残るもの。
< 益子 >
水たまりを避けながら益子に着く。「益子参考館」濱田庄司の仕事場の跡。移築された江戸末期の農家や大谷石作りの倉庫が工房や展示スペースとなっている。濱田の作品、各地の民芸が趣味よく収められている。雨上がりの屋敷内は静かで空気が澄んでいる。ここでは別の時間が流れているようだ。
午後の陽射しが白い障子にまぶしい。
実はこの日は予報に反し、冬に逆戻りした寒い一日となった。益子の帰路、仏の山峠で白く見えたのは雷雲が降らせた雹が積もったものだった。寒いはず。いくらペダルを回しても寒いのなんの。栃木市での時間超過と雨宿りのロスタイムで土浦行きをあきらめ、今日は常磐線友部駅から輪行。 常磐線回りで計3時間もかかったが電車の暖かさが心地よく、ついうとうとしながらの帰路となった。
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