< 初夏 信州 >


2010/5/1
2010/5/2
2010/5/3


  横川 - 軽井沢 - 小諸 - 海野宿 - 上田 - 長野  約100km
  長野 - 奥裾花自然園 - 鬼無里   約60km
  鬼無里 - 峰方 - 白馬 - 千国 - 白馬 - 青木湖 - 木崎湖 -  安曇野 -  松本  約110km

 


             ミズバショウ

 

ゴールデンウィーク。友人のクラブランに混ぜてもらう。
クラブラン自体は長野から鬼無里、
峰方、白馬だったが、 北国街道と千国街道を加えて 3日間の旅とする。

 


 

< 碓井峠 >

 

 今年の4月は天候が不順で気温が低く雨も多かった。しかし5月の連休は幸いにも晴天、一転して初夏の陽気となった。

 横川まで輪行。釜飯の売店を横目に碓井峠へ向かう。まだ桜が咲いているくらいだから、落葉樹の芽吹きは始まったばかり。ほとんどの車がバイパスへ迂回するため車が少なく、適度な勾配と相まって走りやすい。旧信越線の鉄道遺構を見ながらゆっくり上る。鉄道跡を歩くハイカーも目につく。

 


       旧信越線で使われたEF63-3機関車の動輪

 

 


                  第3橋梁

 

< 軽井沢 >

 

 さすが連休の軽井沢は観光客でごったがえしていた。タンデムのペアが目立つ。皆楽しそうに笑顔で走っている。旧三笠ホテルを見学する。各部屋に暖炉の設備がある。おしゃれな猫足のバスタブなども置かれている。一方トイレは共用で、松材や白樺の飾りなど、内部は思っていたよりも簡素な印象であった。

 


           旧三笠ホテル

 

< 海野宿 >

 

 追分で中山道と北国街道が分かれる。長野までは長い下り。しかし今日は生憎の向かい風で、しかもバイパスと合流してからは車が増えあまり快適とは言いがたい。

 懐古園に立ち寄り、海野宿を見る。懐古園は混雑していたが、海野宿は観光客もまばらで、端正な町並みや整備された疎水、広い道幅など落ち着いた印象だった。普通モルタルづくりなどの新しい建物が混ざるものだが、町並みが破綻なく統一され、大きなうだつや煙抜きの建物などが珍しい。

 


                     海野宿

 


        塩なめ石

 

 上田では城址や柳町に残る古い町並みなどを見て回った。

 計画では松代で象山地下壕、あわよくば須坂、小布施などとも考えていたが、とてもとても。強い向かい風のために速度は上がらず、あちこち立ち寄ったために、結局この日は屋代で5時を回ってしまった。

 


 

 

< 善光寺 >

 

 善光寺ユースホステルに泊まり、お朝事を見るために早起きする。5時半頃と聞いていたが、この日は6時からだった。門前通りの花まつりのデコレーションなどを眺めて戻ってみると、お数珠頂戴のため山門から長い列が伸びている。大勧進から赤い傘の貫主の行列が出てきた。我々も一緒に列に並び腰をかがめ数珠で頭を撫でて頂く。

 


                   善光寺  お朝事の列

 


         リンゴの花

 

 集合時間までに少し間があった。小布施なども考えたが、行って帰ってくるだけで終わってしまう。地元の方の勧めで善光寺の背後の山へ上ってみた。長野の町が一望できる。果樹園ではリンゴの白い花が咲き始めていた。

 


 

< 鬼無里 奥裾花自然園 >

 

 9時半に新幹線グループが到着。次いで車のグループと合流。11時。約10名の車列で鬼無里に向けスタートをきる。集団で走るのが新鮮である。こども時分に戻ったようで、意味もなく楽しい。

 長野から鬼無里までは約30km。軽いアップダウンを繰り返し、昼過ぎに鬼無里へ到着。ふるさと体験館で昼食。連休のため混雑していて、しばらく待たねばならない。

 「ミズバショウが咲き始めたようだ。」食事を終えて宿への途中、数名が分かれて奥裾花自然園へ寄り道することになった。

 


        鬼無里 奥裾花自然園の観光ポスター

 

 奥裾花自然園への上りは予想外に手強かった。アップダウンを含めると16km で600m上ることになる。特にダムを過ぎるとさらに勾配がきつくなる。後ろのギアを28にしておけばよかった。

 


            ダムを過ぎると勾配がきつくなる

 

 自然園は一面の雪だった。雪が融けた水たまりにミズバショウが咲き始めている。一帯はブナ林。残念ながら新緑にはまだ間がある。

 


                        咲き始めたミズバショウ

 


 

< 峰方トンネル >

 

 宿から峰方トンネルまでは約8km、300mの上りである。昨日の奥裾花自然園の上りと比べてあっけなく峠に着いた。トンネルを抜けると正面が雲一つない快晴の北アルプス。白馬方面からも自転車が上がってくる。「ランドナーオフですか?」「シニアミーティングですよ。」

 ここで戸隠の祭を見に行くグループが引き返し、残りは白馬へ下る。

 

                
                           峰方へ上る                                        トンネルを出ると絶景

 


                                      左が五龍岳、右が唐松岳

 


 

< 塩の道・千国街道 >

 

 

 白馬でメンバーと分かれ、千国へ下る。石仏を見ながら旧道を辿る。松沢からは未舗装の昔ながらの道。塩の道まつりの人達が続々と上がってくる。そのうちに馬までがやってきてしまった。しかも小型の木曽馬で馬子衣装の馬方が往時の雰囲気を盛り上げている。

 


                        石仏

 


       塩の道まつりの馬方

 


            一軒だけ残る牛方宿

 

 
      牛方宿 内部                         厩 

 

 牛方宿だった茅葺きの建物が残されていて、案内人が「馬は引く。牛は追う。」「ここが厩で上の棚状のところが牛方などの寝場所。下の様子を見ながら寝た。」などと説明している。土間には麻を蒸した桶があり、いろりの脇には機織りが置かれている。内部は暗く、全てがいろりの煙で燻されて黒光りしている。「雪の季節は藁で作った雪靴をいろりの棚につるして乾かしたものです。」

 白馬、大町一帯はまだ桜が残り、レンギョウや水仙の花盛り。青木湖、木崎湖の西岸は通るひともなく、まさに自転車天国だった。あとは帰りの電車に合わせて安曇野、松本へ向かって走るのみである。午後になって陽が回って、屏風のような雪山が立体感を増してくる。頂上近くの雪渓が太陽を反射して艶やかに光っている。

 


 

< 安曇野 >

 

 

 大王わさび農場の水車小屋の景色はどこか記憶の中「むかし物語で読んだ一場面」のような景色であった。イメージはコッツウォルズなどのイギリスの田園地帯、さらには湖水地方へと膨らんでいく。

 

 

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