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< ホリデーパスを使って < 旧中仙道、例幣使街道を走る > |
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2003/4 |
熊谷 - 太田 - 倉賀野 - 熊谷 約90Km |
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倉賀野で道を尋ねた。「旧中仙道、東京方面はこの道でいいですか。」
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< 例幣使街道 >
今年の春は天気の巡り合わせが悪い。週末になると決まって天気がくずれる。濡れてしまっては電車に乗れないので遠出はあきらめ、近場を走っているうちに4月も終わってしまいそう。明日は天気。思い立って熊谷方面へでかける。
熊谷から北へ走って太田。呑龍様の名称で親しまれている大光院へ立ち寄り、例幣使街道を西へ。高崎方面、倉賀野宿へ向かう。 例幣使街道を確かめる。地元の人に聞いてみても、いっこうに要領を得ない。道沿いに住む人でさえも、前の道が例幣使街道だとは知らなかった。それも無理もないことか。道路は拡張されて、旧街道の面影を示すものはほとんど残っていない。
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「 上州名物・焼きまんじゅう 」
焼きまんじゅうの幟があちらこちらに立つ。信号待ちを機に食堂に入る。焼きまんじゅう130円。小麦粉を麹で発酵させ5cm程度のパンのようにしたものを竹串に差し、味噌タレをつけて炭火で焼く。パン生地の五平餅。「4つで一串ですよ」「では一串下さい」味噌タレが香ばしく、歯触りが独特。熱々をふうふういって食べる。 支払う時になって驚いた。一串、4つで520円かと思ったら、一串で130円とのこと。勘違いを話すと「それでは暴利ってものだよ。」しかし、お茶まで催促して130円ではこの時代あまりに薄利にすぎないか。
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< 中仙道 >
倉賀野宿は脇本陣跡や高札場跡もあり、旧街道の趣が残る街だ。追分の先、旧中仙道は柳瀬橋の辺りで鉤の手に折れ鳥川を渡る。現在の国道17号を縫うように旧道が通る。地図を見ながら熊谷を目指す。
地図で確かめ確かめ旧道をたどるのだが、何しろ風が強い。若葉が引き千切られそうにあおられている。それも最悪なことに進行方向、真正面の風ときている。漕いでも漕いでも自転車のスピードは落ちる。帰って知ったのだが、千葉では立ち木が線路に倒れて一時不通になったという。 午後の向かい風には難渋した。旧街道の趣も期待したほどではなかった。しかし前々から気になっていた例幣使街道や中仙道を走ることができた。街道沿いに咲く初夏の花々や風に泳ぐこいのぼり。それなりに面白い一日だった。
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