< シャクリ峠 >

2001/4

二宮-渋沢-中山峠-寄-尺里峠-山北-酒匂川-二宮 約70km 4時間コース


 この近辺で坂の定番といえば箱根かヤビツ、しかし
このルートを知って以来、こちらが定番となってしまった。

 


 

 箱根やヤビツに比べると圧倒的に車が少ない。それにヤビツは開け過ぎてしまった。以前は護摩屋敷の湧き水で顔を洗い、ボトルの水を汲み直して下りに掛かった。札掛けや宮が瀬なども、もっと静かだったような気がする。

 寄には少し前まで「のあざみ工房」という染めと焼き物の工房があった。コーヒーが美味しく、御主人や奥さんと世間話をするのが楽しみだった。「居着いてしまった」ビーグルがいつも門口に寝ていて、そんな出来事がいかにも、ここに似つかわしかった。

 

 

 二宮駅を起点に(二宮高校入口)の交差点で旧道を行く。この道をかつて軽便鉄道が秦野と結んで走っていたという。だらだらした上りで春は梅林、秋には田の畦に曼珠沙華が咲く里山の風景。

 茅葺き屋根の米倉禅寺や農機具販売店、種を商う商店を横目に、やがて元のバイパスと合流。東名高速の先(西大竹)トンネルを抜け、左折して国道246号線を目指す。

 246をしばらく走り、渋沢駅を過ぎて次の(西中前)交差点を右折。堀川の交差点まで行き左折(角にバイクショップ)。下りカーブで四十八瀬川の才戸橋を渡って(みくるべ入口)のT字路を右折。急勾配をダンシングで三廻部の集落を抜けて道は大平洋クラブ脇、峠(中山峠)に至る。

 ゴルフ場をかすめると寄の町が谷間に遠望、土佐原の集落茶畑や農家の石垣の道を一気に下って中山入口のバス停に突き当たる。下りついでに右方面、サッカーをやっている運動広場と自然休養村管理センターの間(寄)を直進、そのまま大寺橋を渡る。橋の途中でギアをローに落とし急坂にそなえ、よっこらしょと上がりきって左折。

 

 

 この道は中津川の対岸をアップダウンしながら、宮地、田代、虫沢地区に至る。車がやっと一台という狭い道だが、晩秋の頃はもみじのトンネル。栗林の跡が草原になっていて、イノシシよけのトタンなどが張り巡らせている。ここは山を背負っている関係で真冬でも日溜まりになって、壊れたフェンスをちょっと失礼して昼寝が楽しみな場所もある。冬の昼時、冬枯れの景色をぼんやり眺めるのもよい。

 

< 壁 >

 

 急な下りをブレーキをキーキー鳴らし、再び登りにかかると、いよいよ「虫沢の壁」と勝手に名付けたコッペンベルクの壁のような急坂。だいたいは坂の手前でギブアップして押してしまうが、坂の途中でストラップが抜けたりして、乗車したまま登り切るのが結構大変な坂。てっぺんを左に折れ、聖心女子大の寮に添って下りきって右折、虫沢地区。


 川岸に「小麦畑」というパン屋さん。昼食と珈琲で休憩。(日曜日の昼時には下流の動物広場へ出店で留守もある。動物広場の下、ます釣り場の広場はゲンジボタルが見られるスポット)昼食後は虫沢川を少し遡り長寿橋のたもとから左折。竜王寺を右手に、いよいよ(尺里峠)の登りにかかる。箱根やヤビツ峠の半分程度の峠だが車はほとんどなく、山の斜面を巻きながら高度をかせいで行く。登るに従って集落やジタンゴ山など視界の広がる。

 

 

 尺里峠を下る。桜の頃はつづら折れの道にソメイヨシノが雲のごとく。菜種と富士、山北駅の桜は一見の価値有り。カメラマンの願いはSL重連の復活。山北の街、昔なつかしい商店街。町役場分庁舎のガードを抜けて(大雄山方面)。新大口橋で酒匂川を渡る。福沢神社脇が酒匂川サイクリング道路の起点。松が見事。洪水対策の玉石も備えてあったり「水神」の碑などに治水の歴史をおもう。


 途中、二宮尊徳記念館へ立ち寄ることもできる。尊徳の生家があって、庭などに水の豊富な足柄平野の面影が残る。サイクリング道路は富士道橋まで。その先は対岸を走る。飯泉橋では事務所の脇を自転車を担いで「ちょっと失礼」。飯泉の取水堰。夏はコアジサシ、冬はカモ類が多く双眼鏡持参が便利。コアジサシは私の好きな鳥。


 その先は未舗装で荒れたところもある。セメント工場の穴凹だらけの土埃を我慢して国道1号線に出る。ここから二宮まで、車が多い割に走りやすいのは間近に海が感じられるせいでしょうか。



 
 

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