菊英 木漆ばれん
木漆ばれんは菊英が長年ばれんを作り続けて来た経験から生まれた菊英オリジナルのばれんです。おかげさまで1988年7月に発売以来16年間、木版画を本格的にやられている方からプロの版画家まで幅広くご愛用いただいています。本ばれんの摺り味と性能を受け継いだ、専門家用の本格的なばれんです。
 この度、さらに改良を加え性能を向上した木漆ばれんという製品を発売することになりました。
この
木漆ばれんの当て皮は従来の本ばれんで使用されている和紙製に代えて、新しく菊英が開発したオリジナルの当て皮を使用しています。 

                       外観 

□ 当て皮
この当て皮は良質のシナの合板を、熟練した職人の技で厳密に挽いて成形しています。その木地に柿渋と生漆を幾度も塗り、その上に純粋なわらび粉糊で絹布を貼り、数回の生漆塗りで丁寧に仕上げています。この新木漆ばれんの当皮は従来の木漆ばれんの当皮に比較して、本ばれんに近い、手ごたえ、薄さ、軽さ、柔軟性、をもたせ、当皮としての性能をさらに向上しました。ばれんに一番大切な手の感触を大切にしています。また内側にも漆塗りをほどこしているため、本ばれんの欠点であった内部剥離による変形と湿気の問題も解決しています。また本ばれんに比較して大幅に価格を抑えることを可能にしました。なお文をいただいてから、ばれん芯に合わせて木地の調整をして漆を塗りますので、時間がかかりますこと、どうかご了承下さい。


      外側            内側 


□ ばれん芯
お待たせいたしました!!数年間中断していましたが、ばれん芯に国産の福岡県八女郡星野村のカシロダケの竹皮を再び使えるようになりました。堅くて丈夫なばれん芯作りになくてはならない、昔から最高の品質を誇る、貴重な材料がこのカシロダケの竹皮です。菊英では厳選された竹皮のみを使用し、じっくりと時間と手間をかけ、全て手で撚りあげています。


               仕立て見本  

□ 仕様
ばれん直径/小型サイズ(11cm)、標準サイズ(12.5cm) 、
新たに13.0cm、13.5cm、サイズも加わりました。
ばれん芯/福岡県八女郡星野村産カシロダケ竹皮
当て皮/シナ材成形、絹布張り生漆塗仕上げ
その他/竹皮包み済み、桐箱入り  


木漆ばれん 価格表 (税別) 2010年6月現在

ばれんの
種類
 (芯直径)

ばれん芯写真

ばれん芯の特長と用途

ばれん直径11p

ばれん直径12.5p

ばれん直径13p

ばれん直径13.5p

8コ極太

(6.0mm)

鳥の子などの厚口の紙で、広い版面の摺りに向いています。

¥36,000

\44,000

\50,000

\57,000

8コ 太

(5.5mm)

厚口の紙を使用するときに幅広く使用できます。

¥40,000

\49,000

\56,000

\63,000

8コ 中

(4.5mm)

標準的なばれんで、最も幅広く使用できます。紙は中厚くらいまでで、厚口には向いていません。

\42,000

\51,000

\58,000

\66,000

8コ 細

(4.0mm)

細かい版で、薄口の紙などを使用するのに向いています。

\46,000

\56,000

\64,000

\71,000

8コ 極細

(3.2mm)

浮世絵の地墨くらいの、かなり緻密な版に向いています。

\57,000

\67,000

\77,000

\85,000

8コ超極細

(2.3mm)

極めて緻密な版の摺り用で、最高のデリケートさを要求するものに使用します。

\75,000

\89,000

\102,000

\110,000

12コ 中

(5.3mm)

ばれん条がでにくく、力加減でかなり幅広く使用できます。デリケートな摺り向きです。ベタ摺り用ではありません。

\51,000

\60,000

\69,000

\76,000

12コ 細

(4.5mm)

8コの極細ほどではない、デリケートな摺りに向いています。

\56,000

\66,000

\76,000

\83,000

16コ 中

(6.7mm)

厚口の紙を使用し、広い版面をつぶす場合に向いています。

\57,000

\68,000

\78,000

\86,000

16コ 細

(4.6mm)

同じくベタ版用で、非常に効くわりには、ばれん条が出にくいのが特長です。

\66,000

\79,000

\90,000

\98,000

□ ばれん芯の太さや色は天然の材料を使用するため材料により多少変化することをどうぞご了承ください。

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