No3 2010 秋 第2期竹林整備

今年2010の7月の竹皮採取の苦い経験から、竹林整備と平行して、とにかくまずやることはイノシシ避けの柵を作ることから始めなければなりませんでした。イノシシに筍を食い荒らされなければ、筍から新竹が生えそこで竹皮が採れるのです。
今年は異常気象の影響からか、イノシシの被害が各地で報告されています。昨年の竹林整備でも、夜中にテントの横を這い回っていたし、他に2頭のイノシシをみかけました。今年はイノシシには特に用心が必要でした。11月15日からイノシシの狩猟解禁になるので、それまでには竹林整備を終えたかったのです。というのは、手負いのイノシシは人に対し非常に危険になるからです。
               
今年は10月30日にいつものようにテント一式、水・食料・酒もたっぷり積み込んで大磯を車で出発し、11月1日に星野村にはいりました。今年もカシロダケ研究家の野中氏に3日ほど手伝っていただきながら、今回もカシロダケのこと、イノシシ避けの柵の作り方などいろいろ貴重ことを教えていただきました。野中氏は長年林業試験場での専門研究官として知識とだけでなく、現場作業にも強くプロ以上かもしれません。つまり文武両道の研究家です。それでいて私利私欲とも全く縁のない方で、私のカシロダケの師としてこれ以上の方はいないといつも感謝しています。
ところで、イノシシはとてもジャンプ力もあり、低い柵は乗り越えてしまうとのことで高さ1.5メートル前後で竹林の周囲を囲っていきました。秋は日が暮れるまでの時間が短く、もう4時過ぎには薄暗くなるので時間との勝負です。また大汗かいた後に体が急に冷え込んできますので、汗の管理にはとても気を遣います。もしこんなテント生活で一人風邪で寝込んだらアウトですから。
    
柵の作り方は、古い竹を竿の地面から2メートルほど残して切り、それを杭の代わりにします。その杭の間に、切り倒した長い竿を横に重ねていくのです。切り倒した竿を材料に柵を広げていきます。竹林整備と柵作りの一石二鳥の方法です。
     
一日の労働を終えてテントでの夕食(ほとんどレトルトカレーばかりですが)と夜の酒の時間が、一日の疲れを癒してくれます。静寂に包まれた竹林の中でで一人ランタンの下で、ちびりちびりと酒を味わうのは最高の贅沢です。夜はさすがに5度近くなりますが、いっぱい着こんで、竹林の冷気に包まれながらテントの外で飲んだくれていますので、はたして夜中にイノシシが来たのかどうかは定かではありません。
                        
今回は少し離れた場所の平地も1カ箇所増やし、今回の竹林整備は全体で約800〜900坪くらいを整備し周囲をイノシシ除けの柵で囲うことができました。この位の広さがあれば菊英で使うばれんの材料位はなんとか確保できるのではないかとおもいます。しかし借りている面積は2ヘクタール(100m×100mが2枚分)ですから、整備した面積はまだまだほんのわずかです。

来年こそは苦労した作った柵でイノシシのお食事処を奪回したいものです。来年の竹皮が楽しみです。11/5日夕方また長い道中を睡魔とたわむれながら帰途につきました。帰りはさすがに疲れはて今度は24時間もかかってしまいました。


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