■ 2013年秋 第6期竹林整備今年も無事終了しました。 
 2013年11月18日~11月23日まで、菊英を臨時休業し、福岡県八女市星野村の菊英専用のカシロダケ竹林の竹林整備作業をしてきました。毎年恒例、往復2500㎞の車での長旅と、テントでの寝泊まりとかなりハードなスケジュールに追われていました。しかし私の体力もそろそろあやしくなってきたようです。今年はがらりと予定を変更し、思い切り楽な竹林整備となりました。飛行機で福岡空港まで行き、そこからレンタカーで現地に入りました。またイノシシのうろつく山でのテント生活ともおさらばしました。八女のビジネスホテル宿泊し、車で片道45分で現場に通う竹林整備に変更しました。おかげで体力の消耗も少なく、思った以上に作業のほうははかどりました。
 またカシロダケ研究の日本の第一人者の野中重之氏にもまた現場に来ていただき、貴重ななアドバイスをいただきました。今年は今まで全く手をつけていなかった荒れた場所からスタートしました。今回は面白いように作業がはかどりました。無残に荒れた竹林が、みるみるとすっきりとした竹林に生まれ変わる様子を、ひとりで見惚れておりました。またテント泊しながらの作業というのは、現場が近く一見能率が良さそうです。ところが夜が長いこともあり、一人ランタンの光をみながら、いい雰囲気になり、ついだらだらと飲んだくれておりました。おかげで前日の深酒がたたり、翌日は身体も頭も足も重くなりがちでした。それに比べると今回はなんと身体の軽いことかと。
  
  
 今回の竹林整備ではもう一つやることがありました。実は毎年一人での竹林整備ではあまりにも整備範囲が広がりません。以前よりの野中氏のアドバイスもあり、森林組合に作業を一部委託し、一気に整備範囲を拡張するということを考えていました。今回は思い切って試しに、森林組合に現場をみてもらい、見積もりをだしてもらうこととしました。帰宅後に森林組合の担当者から正式な見積書をもらい、今回正式にお願いしました。二人チームで2日間の予定で今回作業に入ってもらいます。作業終了後の現場確認は地権者にお願いしました。これで一気に整備範囲が広がるはずです。よってこれからは毎年竹林整備に通う必要はなくなると思います。テント生活ともおさらばですが、しかしなにか寂しい気がしています。竹林の中で、テントでの酒のなんとうまかったことか・・・と。
竹林整備を終え、八女を発ち、帰りに佐賀の両親の墓参りをしてきました。晩秋の稲刈りを終えた美しい佐賀平野に、天山と脊振の山々が懐かしく、子供のころからの佐賀での生活をいろいろ思い出してしまいました。最後は昨年同様、唐津に行き、高校の旧友達夫婦に案内され、隠れ家的飲み屋で素晴らしい海の幸を堪能し、深夜まで唐津の町を飲み歩き、旅の疲れも忘れ、ほんとうに素晴らしい時間でした。翌日は旧友達のおかげで気分爽快、レンタカーで福岡空港まで行き、そこから飛行機で東京に戻ってきました。
今回の竹林整備は期間は短かったのですが、従来の車での往復4日の時間と疲れがなくなり、身体的にはかなり楽でした。またいくつかの目的も達成し、いい竹林整備の旅となりました。今は、菊英の今年の最大の行事も無事終わりほっとしているところです。来年はカシロダケは裏年になり、竹皮はとれないとおもいます。2年後の竹林は、はたしてどうなっているのでしょうか。楽しみです。



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