素人の勝手な独り言です。心の広い、時間のある人は、のぞいてみて下さい。
m(_ _)m すみません勝手にリンクさせてもらっています。悪しからず。 m(_ _)m


by umesun  2001年 4月10日創刊


まえがき
04/02/19 雑記帳
メール

クルマについての昔の書き込みは、こちらに移動しました。

まえがき

■一年半ぶりの更新
 仕事が少し忙しくなって、もう閉鎖しようと考えていたが、生来の面倒くさがり屋で閉鎖の手続きもしないでいた。記録的に暑い夏も急に終わりを迎えようとしてしているこの頃、時間的余裕も少し出来て、また書いてみようかなという気になった。
 クルマについての書き込みは、古くなってリンクが取れなくなっているので整理した。これからはクルマについていい加減なことをコメントするよりも、雑記帳中心に書きたいことを書こうと思う。まあ、更新がどれくらいの頻度で出来るかは私の気分次第だが・・・。

■知らないうちに創刊一周年
 うかつにも一年たったのを気が付かないでいた。時間のたつのは早い。気が向くときに書き足してきたHPではあるが、最近は少し更新のペースが落ちている。数が気になるアクセスカウンタは取ってしまおう。
近いうちに新しい車をまとめて、ケチつけてやろう。(2002/4/21)

■50日ぶりに更新
 ニューヨークのツインタワービルが壊れるのを、映画のように見てしまった。なんてこった、と思ったと同時に、冷え込みかけた景気がさらにどん底になるな、と直感した。クルマの売れ行きも落ちるだろうな。
 ところで、しばらく自分のページをチェックしていない間に、半分近くのリンクが取れなくなっているのに気が付いた。リカバーできないリンクも多いけれど、出来るだけ手直しした。

■40日ぶりに更新
 仕事が忙しくなり、手を付ける暇が無くなってしまった。夏休みを利用して少しだけ手を入れる事ができた。株価がバブル後の最安値を更新して世の中の景気は益々悪くなっているのにも関わらず、フィットがあれほど好調に売れているのはどうしてだろう?最近はサイズの小さいクルマの元気が良くなっているように感じられる。昔のように”金がないから小さいクルマ”ではなく、”自分のライフスタイルに合っているから小さいクルマ”と言えるような環境ができているのも大きい。
(2001/8/17)

■1ヶ月ぶりに更新
 好きなときに更新すればいいと思っているから、これでいい。すき、きらいのクルマを少し追加した。気持ちがのってどんどん追加したときのことを考えて、記事の並べ順を、新しいものが先になるように並べ替えた。
(2001/7/7)

■創刊の言葉
 クルマに初めて興味を持ったのはいつのことだろう。2、3歳の幼児がクルマの絵本を見て喜ぶように、私もその頃から興味を持っていたのだろう。覚えているのは、小学生の頃、縦眼のセドリックや、V8のクラウン8直6のグロリア6のイラストを雑誌から切り抜いて、落書き帳に貼り付けていたこと。そのころはクルマのカタログが無性に欲しかった。はがきでカタログの請求をしたりしていた。カタログを見ているだけで、何時間も夢想していられた。
 滑稽なことに、そのころの私は乗り物酔いにひどく弱く、ガソリンとタバコのにおいの染みついた父親のパブリカに乗ったりすると、30分と持たなかった。だから、運転がしたいのではなく、クルマのデザインやエンジンスペックにあこがれていただけだった。

 私の場合、クルマの何に一番興味があるかというと、やはり、そのかたち(外観デザイン)である。かたちが気に入らないクルマは、どんなにエンジンが良くても、どんなにエコロジーで環境に優しくても、欲しくならない。クルマが売れるかどうかは、かたちがいいかどうかでほとんど決まってしまうと思う。クルマのコンセプトに相応しいかたちが必要だ。

 ここ数年気になっているのは、新しくモデルチェンジしたクルマが、必ずしも旧型よりかっこいいと感じられない場合が多いこと。クルマは新しい方が必ずカッコいいという既成概念がある私にとっては、理解しにくいことである。そんなクルマの例としては、エスティマ、オデッセイ、ディンゴなど数多くある。デザイナーもそろそろ種切れになってきたのだろうか?それとも私自分のクルマに対するセンスが世の中についていけなくなったのだろうか?

 初めに言い訳をしてしまう。ここでは、100%私の嗜好に従い、クルマの中身を余り考えないで、もっぱらクルマのかたち(外観デザイン)のみで、好き嫌いを論じてしまう。このホームページを訪問してくださった方の中には、「何だ、馬鹿じゃないの?こいつ。言っていることが意味不明。」と感じられる場合も多いと思う。間違いも有ると思うし、納得のいかない内容も有ると思う。でも、これは私の好みなので、「こんな変なやつもいるんだ。」ぐらいの感じで許していただきたい。許せる人も許せない人も、時間が有ればメールを送って下さい。

 今回創刊したばかりだけど、できたら2ヶ月に1回くらいは更新していきたい。更新する根気が続くかどうか、それが問題だ。
(2001/4/10)


雑記帳

27 最近のPC、おもしろい? 2005年2月19日
26 フィルムスキャナ・2 12月21日
25 LavieZの修理 11月10日
24 フィルムスキャナ 11月 7日
23 USBサウンドユニット 9月23日
22 ラーメン 9月20日
21 プロ野球のスト 9月20日
20 アナログレコードのCD化 8月29日
19 三菱自動車の最近 2004年8月29日
18 マザーボードの交換 2003年1月13日
17 原付バイクの盗難 2002年10月14日
16 検察審査会とは 5月12日
15 パノラマ写真 5月 6日
14 雰囲気:ふいんき 2月11日
13 三菱自動車の体質 2月11日
12 WindowsXPでのハードディスク交換=失敗 2002年1月14日
11 WindowsXP 2001年11月24日
10 セレロン1GHz 10月20日
自動車評論家 10月 5日
原付バイクのオイル 6月17日
日暮しのこと 6月 2日
1年先?の新しい車選び 5月26日
アナログレコード・プレーヤー 5月 7日
原付バイクに必要なもの 5月 1日
マツダのマーク(ロゴ)の不思議 4月25日
オーディオネタ:プリメインアンプ 4月21日
とうとうホームページ・オープン 2001年4月10日



27.最近のPC、おもしろい?:2005年02月19日

 この頃、PCへの興味が薄くなってきた。この2〜3年前までは、PCのクロックは1年に1.5〜2倍の割合でどんどん早くなっていた。メモリは安く早くなって、512MByteを越える大容量メモリを積むことが可能になってきた。ハードディスクは60Gbyte以上は当たり前で、ビデオ番組でも撮りっぱなしにしない限りは、普通なら使えきれない。それによって、以前は鈍くてイライラした一太郎や花子の反応も気にならなくなったし、ソフトウェアデコードでDVDも見られるようになった。また、メモリーをたくさん積めばPhotoShopもストレスをあまり感じないで使えるようになってきた。

 しかし、早くはなっているんだろうたんだけど、PentiumVの1GHzの頃から以降は、オフィスアプリでは、あまりの恩恵が実感できない早さの気がする。逆に早すぎて、数10ページのワード文書の途中の1枚だけを印刷するときに、間違ってプリンタアイコンを押そうものなら、キャンセルする暇もなくレーザープリンタが無駄な紙を数十枚はき出して来る。

 とは言ってもビデオファイルのソフトエンコードをやろうとしたら、数時間も待たなければならない遅さで、民生のHDDレコーダを買った方がよっぽど使える。また、相変わらずWindowsの起動は1〜2分は待たなければならないし、ウィルススキャンしながらiTuneを動かして、オフィスアプリを起動したりすると、もたもたして音が途切れたりしてしまう。こんな使い方では相変わらす十分な早さでもない。その割には、熱がばんばん出て、CPUファン、GPUファンが結構うるさい。

 マイクロソフトのofficeは要求もしていないバージョンアップを行って、Outlook 等のインターフェースを勝手に変更して我々を惑わせる。第一ハードウェアの値段はこの10年で1/5以下に下がったのに、マイクロソフト製品の値段はいっこうに下がっていない。そのくせして、InternetExplore、OutlookExpress,Mediaplayerなどはただで押し売りしてくる。

 このところ、PCが変わってもそれによって何か新しい事ができるという喜びが少ない。PentiumVの1GHzもあれば、それほど不自由しないし、それ以上になっても不便なものは特段に良くはならない。。

PCの世界は閉塞感に包まれている。最近は周辺機器の方がおもしろい。デジカメ、DVD-R/W、無線LAN、ネットワーク電話。新しい機能、新しい性能がどんどん生み出されてくる。あと半年もすると、マルチコアのプロセッサ、チップセット、64ビットWindowsが市場に出てくるが、それらは何を生み出してくれるのか???




26.フィルムスキャナ・その2:2004年12月21日

 修理に出したフィルムスキャナが2週間で帰ってきた。予想していたとおり、光学系の清掃が施されたようだ。修理金額は9800円。オークションでのスキャナの購入価格が13500円だったので、ずいぶん高い買い物になってしまった。これだけ出すのなら、もっと解像度の高いUSB接続のものがオークションで買えたかもしれない。フィルムスキャナは使う頻度が低いので、押入れに入れてガラスを曇らせてしまうのだろう。私のように中古でスキャナを買おうと思っている人は、清掃のリスクを考えた方が良いかもしれない。


 果たして、修理に出す前のひどいフレヤ-は大幅に改善されていた。しかし、まだすっきり抜けた黒では無く、濁りが残っている気がする。期待値が高かっただけに、少しがっかりした。
 スキャンしたフィルムは25年前に撮影したコダクローム(スライドフィルム)だが、画像のコントラストが強すぎる。暗部が真っ黒になってしまい、中間的なグラデュエーションの部分があまり無い。スキャン設定やその後、レタッチソフトで必死にいじらないとまともな絵にはならない。コダクロームはコントラストが高い目と思っていたが、他のフィルムではどうだろうか? ここ20年来、リバーサルフィルムは使っていないが、最近のベルビアなどでどうなるか、気になるところである。また、スキャンしたままでは色味が青っぽい。スライドが少し変色したのかも。でも四半世紀の保存期間でこの程度なら、ましかもしれない。ただし、フィルムに生え始めたカビやほこりは、スキャナのICEがうまく働いて、ほとんど見えない。これはすばらしい。

 一方、ネガフィルムはまあまあの出来だった。ネットでの情報では、ネガフィルムではイメージどおりの色が出ないので大変と書かれていたが、スキャン画像にオートレベルをかけて彩度をすこし上げてやるだけで、そこそこ見られる絵になるのだ。グラデュエーションも問題無い。スキャンしたフィルムが比較的新しい為かもしれない。

 フィルムスキャンという作業は予想より時間がかかるもので、36枚撮りフィルム一本やろうとしたら半日仕事になってしまう。やっぱり昔撮ったフィルムの良いショットを一通りスキャンしたらお蔵入りかな。ネットオークションに出そうにも大切な箱は捨ててしまったし・・・。結局、今回の買い物の満足度は50%程度。少し失敗である。


 


25.LavieZの修理:2004年11月10日
 2年前に買ったLavieZを修理に出した。LavieZとはゼロハリバートンのアタッシュケースに似せた外観で一部のパソコンマニアの間で人気になったNECのWindowsXPノートパソコンである。
 そのときは、デザインが気に入って選定した。個人で所有するパソコンはクルマと同様にデザインが愛着を持てるもので無くてはいけないと思ったし、搭載されたCPU:Crusoeの実力に興味があった。また、デュアルバッテリーによる長時間の電池作動時間も魅力であった。
 果たしてLavieZは他人の前で使用しても恥ずかしくないカッコ良いパソコンである。また、Crusoeは期待よりも遅く、Celeron300MHzに負ける程であったが、家の中で無線LANにつないでメールを読み書きしたり、ネットを覗いたりするには許容範囲であった。

 しかし、2年間の使用のうちに、下記の不具合が出てきたため、メーカーに修理に出そうと決断した。
(1)リチウム電池パックの電池容量が、買ってから半年立った頃に急にゼロになってしまった。LavieZの場合、バッテリーが2個実装されていて、液晶パネル背面に取り外しできない第1バッテリー、ディスプレーの左右のヒンジの間に交換可能な円筒形の第2バッテリーが実装できる。ダメになったのは第2バッテリーだが、第1バッテリーが正常だったので、作動時間は40%程度になってしまったが、おもに家庭内の移動で使用することが多かったので、修理には出さないで放っておいた。
(2)ACアダプタのDCプラグコードを足で引っ掛けて以来、プラグの接触が悪くなり、バッテリーが実装してあっても、プラグの近くのコードに触ると急に電源が落ちてしまうことがある。PC本体側のコネクタが壊れたのかな?
(3)時々動作が不安定になり、スピードも遅くなって、メールをダウンロードしているときなどにフリーズしてしまう事がある。ただし、ウイルススキャンソフトでは問題ないし、Scandiskも問題ない。

 修理に出す際に、上記の(3)を除く(1),(2)の内容を記した不具合状況説明書を添付した。また電池の故障は、価格comのLavieZ掲示板で、電池が半年で急に使えなくなったという複数の書き込みを見つけたため、設計的な問題があって壊れるのではないか?もしそうであれば、無償で修理してほしいという旨を追記した。

 しかし修理依頼先(NECホールディングス)からの連絡には失望した。
(a)CPUボードの交換が必要で、5万円かかる。
(b)PCをテストにかけたら、HDDに異常が見つかった。HDDの故障がひどくなると、いつ止まってしまうか分からない。HDD交換は2万円かかる。また、交換するとHDDの中身はすべて失われるが、それで良いか?ダメな場合はいったんPCを返すので、バックアップしてくれ。
 電池の故障、ACアダプタのコネクタに対する回答はまったく無く、CPUボードとハードディスクを交換してトータル7万円かかるという回答だけであった。

 バッテリーパックの故障、ACアダプタのコネクタの故障が、5万円という高価なCPUボードの交換につながるのであれば、その理由の説明が必要ではないか?(インフォームド・コンセント?)
 一切の説明無く、部品交換しますでは納得行かない。第一、私は動作不安定を直してくれとは頼んでいないのである。不安定ながら使えているのに、いらぬお世話である。頭にきた私は、忙しい平日に時間をかけて抗議する気にもならず、現状のまま送り返してくれとFAXで返事した。7万円もかけて直すならば、HPダイレクトで安いノートブックが買えてしまう。(カッコ良くは無いが、早さはLavieZより数倍上だろう)

 戻ってきたLavieZは1ヶ月ほど放って置いたが、ひまな時間ができた時、リカバリーディスクを使ってクリーンインストールしなおした。すると、今まで、時々落ちていた症状が全く出なくなり安定した。なんだーーー!? (-_-;)
 気を良くした私は、電源が落ちるのは、CPUボード側コネクタでなくACアダプタのプラグ側の故障ではないかと思ったので、ネットでLavieZに使えるサードパーティのACアダプタを探し、4000円ほどで購入してテストした。プラグのところをいじくっても、電源が落ちるような症状が無くなった。えーーー。何でCPUボード、HDDの交換が必要? (T_T)
 最後に1万2千円近くするため勇気が要ったが、LavieZ用のバッテリーをヤマダ電機で買ってきて使ってみた。おー、第2バッテリーが復活した。(^O^) ・・・ただし、このバッテリーは半年でまたダメになるかもしれないので、安心はできないな・・・。そのときはちゃんとNECに抗議しよう。

 これがサポートが一番良いと言われているNECのパソコン修理の実力なのだろうか??? 馬鹿じゃないの? (?_?)
長文で失礼。



24.フィルムスキャナ:2004年11月 7日
 もと日暮しの杉村尚美さんの中古LPをネットで探すうちにYahooオークションを知り、色々覗いているうちにフィルムスキャナが衝動的に欲しくなり、手に入れた。 フィルムスキャナといえば、5〜6年前までは高くて手が出せなかった周辺機器である。デジタルカメラが主流になってしまった昨今、フィルムスキャナを使用する機会は少なくなり、本当に写真が好きな一部のマニアのものと成りつつある(と思う)。もともと一般人には使用頻度が少ない機器なのに、最近ではフラットベッドでも充分フィルムスキャナに負けない画質でフィルムスキャンができるものが出てきて、さらにマニアックなものになってしまった。 

 でも、古い機種とは言えフラットベッドは持っているので買い換えるのはもったいないし、オークションで安く手に入るならと、ついつい落札してしまった。入手目的は、昔撮ったリバーサルスライドやネガフィルムの気に入ったショットを、カビでダメになる前に保存するためである。(苦しい言い訳)

 落札したのはニコンのCoolScanVという最大2700dpiの少し古い機種である。昔の標準価格は98000円だったらしい。今は殆ど死滅したSCSI-2インターフェース仕様であるが、私が所有しているフラットベッドもSCSI-2なので、問題では無かった。なお、落札価格は13500円。 (^^)/

 最新のXPドライバとアプリをニコンのサイトからダウンロードしてインストールし、動かしてみた。さてその成果であるが、残念ながらいまいちである。とにかくフレヤーっぽい。もう少し歳をとって軽い白内障を患ったらこんな見え方をするのではないか、という写りである。明るい背景に立った人物の黒髪が白っぽく濁ってしまう。また、全体的に明るさが暗い目で、明るいハイキーな風景写真でも、暗い画像になっている。フォーカス自体はきちんと出ているので大きな故障ではないと思われるが、おそらく光学系の汚れのためか? メーカーにメンテナンスに出さざるを得ないだろう。13500円で安い買い物と思ったけど、メンテで何千円(何万円?)も払うとほんとに安かったのか???

 メンテから帰ってきたら、本ホームページで結果を報告したい。



23.USBサウンドユニット:2004年9月23日
 
前に書いたように、手持ちのLPレコードからCDへのコピーを始めた。使っているサウンドカードは、Aureal8820というチップを使った台湾メーカーの安いものだが、録音してみてもそれ単体では特に悪いところは気がつかない。が、1枚あたり2時間も時間をかけて作業をするならば、いい音でライブラリーを作りたいと思うし、もっといい音で録音/再生できるんじゃないかのは当然の話だ。そう思いながらNETを見ていたら、オンキョーSE-U55GX(B)というUSB1.1で外付けするサウンドユニットの紹介記事が出ていた。実売価格などを調べると1万5千円程度で買えそうということで、効果が無くってもそんなに後悔しなくても済みそうだ。秋葉原の近くに行く用事があったので、買ってきてしまった。

 オンキョーSE-U55GX(B)の印象:従来よりノイズが少ない気がする。その影響か音が乾いてさらさらしている気がする。でも従来の方がつやというか迫力が有るような気がする。ノイズが少ないとは言っても、ソースがアナログレコードだけに、スクラッチノイズの方が支配的で、実質的には差は無い。録音したCDを比較しても、単体を聞いてはほとんど区別できない程度の差である。同時に比較して聴いてみると、少し差が分かるような気がするというようなものだろう。耳が悪いんだろうか・・・。オーディオは難しい。

 使い勝手:とりあえず、プリメインアンプのサービスコンセントにサウンドユニットのACアダプタを接続して使っているが、こうするとPCで音楽を聴くためにプリメインアンプの電源を入れると、自動的にサウンドデバイスがサウンドカードから本ユニットに切り替わるので便利である。iTuneのライブラリを聞いても問題はない。NETの情報では相性が良くないという話もあるが、特に並行して大きな作業をしていない限り、音が飛ぶことはほとんど無い。
 不便なのは、サウンドユニットの入力セレクタを録音時にはLineに設定し、再生時にはUSBに切り替えなければならない点。うっかり忘れて入力セレクタをLineにしたままで再生しようとすると、スピーカーから”ボボボボ”という大きなノイズが出てびっくりすることがある。

 ま、あまり取説を読まないで使っているので、本当は回避方法が有るかも知れない。少しずつ使いこなせれば良いと思う。



22.ラーメン:2004年9月20日
 最近、土日にラーメン屋巡りをすることが多い。とは言っても、常に新しいラーメン屋を探検するような人柱的ものではなく、NETで評判を調べて行くことが多い。
 現在の好みは、和風の魚系のだしが効いたもので、とんこつ系の濃厚なものは苦手である。私の住んでいる平塚市内なら、桃浜町・八雲が一番ひいき。何たって500円で充分美味しいのが良い。とろけるばら肉チャーシューが好き。味はすっきりしているが、結構油が入っていてこってりしている。しかし、駐車場が無いのが×で、店の前の道路に止めたクルマを、時々窓からチェックしながらの食事になる。
 気合いを入れて、わざわざ厚木へ足を伸ばす時は本丸亭。この店に行くときは1時間までの行列は覚悟の上である。シャンタンスープの上品な味は1ヶ月に1回食べたくなる。行ってみたけれど行列が長くて並ぶ気力が足りないときは、すぐ近くの麺や食堂ブラジルに行く。そんな失礼な使い方をしているが、塩そばなど八雲以上に美味しい。 その他では、味噌一が美味しい。最近少なくなったみそラーメンが美味しく食べられ、スープの味もチャーシューもgoodである。

 逆に、NETでの評判は良いが私の口に合わない店は、平塚大勝軒。中華そばを頼んだら、ダブルサイズ(中)で麺の量が多すぎて、食べるうちにのびてしまった。小華そばをたのむべきだった。スープもシナチクの味付けもチャーシューも好みじゃない。で、嫌いになってしまった。
 七沢のZUND-BARも上品で美味しかったが、ステンレスの食器で食べるって言うのが犬の食事のようで、好きになれない。

 これからは茅ヶ崎、藤沢方面を開拓しようと思っている。ちなみによく参考にしているラーメン情報サイトはBASS Dotto Comである。私の好みと良く合う。 以上、ラーメンのどうでも良い話 (^^;)



21.プロ野球のスト:2004年9月20日
 9月18−19日の土日は、ストのためにプロ野球が開催されなかった。金曜日の夜は古田がテレビのハシゴをして、選手会が苦渋の決断をした理由を上手に弁明していた。一方球団側は、原稿を読んで通りいっぺんの説明をしたことをやり玉に上げられていた。この戦い、球団側の分が悪い。少なくとも野球ファンの多くを味方に付けたのは選手会側で、球団側に立った声はほとんど出ていない。

 争いになっているポイントの一つ、来期の新規球団参入に対して最大限の努力するという点について、球団側は二つに割れているらしい。日ハムを除くパリーグ球団と巨人は、これ以上球団を増やすことがイヤなようだ。せっかく1リーグ制に向けて色々画策し、近鉄−オリックスの合併を果たし、もう少しで不人気(不採算)なパリーグから脱出して1リーグ制に移行する計画が、2リーグ制維持、球団数削減反対のファンの声にあって、障害にぶつかっている。”選手ごとき”の言うことに従うのもイヤなんだろう。

 一方、セリーグチームの多くは、巨人と一緒のリーグにいられればあとはどうでも良く、新球団参入への抵抗は小さい。生意気な若造のライブドアの堀江社長が嫌いでしょうがない程度だろう。「経営者は若くないと勤まらない、年寄りは若い経営者のサポートに回ればよい。」が持論の堀江社長は嫌われモンだろう。
 Jリーグでは新規参入の基準が有る程度明確にされ、やる気が有れば可能らしい。J1-J2の入れ替え制など、努力を怠ったチームに対するペナルティもはっきりしている。プロ野球は、閉鎖的な企業のグループによって運営され、エゴのかたまりのようだ。

 しかし一方では、現在の経営を圧迫するトップ選手の高給は???とも思う。 ストを交えて本音で話し合い、お互いに少し血を流した方が良いかもしれない。←なんとも、まとまりがない話でスミマセン。



20.アナログレコードのCD化:2004年8月29日
 流行遅れの話である。パソコン雑誌を見ていたら、AppleのPCジュークボックスソフト・iTuneの紹介があり、無料というのでインストールしてみた。手持ちのCDを片っ端からどんどん読み込ませて、便利なPCジュークボックスができあがった。iPodの入力ソフトとして使いやすいし、AAC・128kbpsで利用しているが、音もかなり良いと思う。もっとも45歳を過ぎたころから高い音が聞き取りにくくなったようなので、このせいもあって差が分かりにくくなっているのだろうが・・・。

 夏休みを3〜4日つぶしてCDを全部入力したついでに、昔のLPレコードもデジタル化してiTuneに入れることにした。 先ずネットで検索して、レコーディングソフトと編集ソフトとして、「♪超録 - HDD長時間録音機 フリーウェア版」「SoundEngine Free」を見つけた。今のところ前者をレコーディング用、後者を編集用として使っている。機能は限られているがそこそこ使えるソフトである。
サウンドカードは2〜3年前に倒産したAurealのチップを搭載した台湾メーカー(名前忘れた)の製品で、2500円程度のもの。レコード再生は、プレーヤー=パイオニア・PL70、カートリッジ=オーディオテクニカ・AT-15Ea/G、アンプ=デノン・PMA-390Wで、そのアンプのプリアウトからサウンドカードのLINE-INに入力した。レベルはアンプのボリュームで調整出来るが、レベルオーバーしないように-5dB程度に合わせ込んだ。せっかくデジタル化するのだから、レコードはきれいにクリーニングしようと思って、食器洗い洗剤とガーゼで水洗いした。大胆だが洗ったのは今回が初めてだ。以前は粘着テープ式のローラータイプのものとか、水を含ませた心棒を中に入れて使うベルベット素材のものとかをレコードクリーナーとして使っていたが、今は手元には無い。効果が有ったのかどうかよく分からないが、前よりノイズがひどくなることこは無かったようだ。

 手始めとして、日暮しのアルバム「記憶の果実」をWAVファイルとして記録し、レベル合わせ(24ビットノーマライズ処理)して、再度16ビットに戻してからCDに焼いた。ついでにiTuneにも入力した。
アナログレコードのデジタル化は再生時間が1:1でかかるし、クリーニング、レベル合わせなどの手間がかかるのが問題かな。ん−なかなかいける。ところで、日暮しのレコードをCD化してくれないかな〜。ノイズが少ない音で聞きたいし。



19.三菱自動車の最近:2004年8月29日
 タイヤ脱落事故での三菱自動車の対応に怒ったのは2年半前の事だった。しかし、その対応のひどさは会社の体質的な欠陥から来るもので、氷山の一角だったようだ。今年になって嵐のように押し寄せた昔の無責任な製品、仕事に関する批判報道は、このメーカーを消し去ろうとしている。良くても、雪印のようにスネに傷持つ2流メーカーとして細々と存続できる程度か?
奇しくも8月12日の朝日新聞によると、北米三菱の社長が‘うちは2流、いや3流メーカーだ’との発言をしたとか・・・。(朝日新聞、本当にこんな事言ったのかね?どんな流れの話だろうか?発言をねじ曲げていないかい?)

 欠陥とは無関係だが、ダイムラーと組んだ後の三菱車のデザインは、私にとっては嫌いなものだった。世間でよく言われているように、その原因は、ブレーイ顔への統一である。グリルの真ん中にでっかい円錐形の鼻が付いて、この顔がかろうじてマッチしているのはコルトぐらいだと思っていた。三菱マークを乗せる立派な土台のつもりだったのか何か知らないが、こんなデザインの採用を全車に許してしまう事自体が、三菱のデザインへこだわりの薄さを表していたのだろう。(この点、日産のゴーンはデザインに関する目利きが良さそうだ。)

 いまの状態の三菱自動車には復活してもらいたいとも思っていない。存在意義が出てくるのは、今の負の遺産を吹き飛ばすかっこいい欲しいクルマを作ることができるようになったときだろう。



18.マザーボードの交換:2003年1月13日
 今年の正月は時間が有ったので、マザーボード(MB)を交換してみた。新しいMBは、ASUS TUSL2-Cである。TualatinのPen-IIIを使おうと思って1年近く前に購入したのだが、CPUが買えないままに放置してあった。1年もお蔵に入れているいるうちに、世の中はエントリーPCまでPen-4の時代になってしまった。高校生の息子がTualatinコアのCeleron1GHzを1,000円で譲ってくれたので、そんなMBを引っ張り出してきたのである。

 息子の話では、Tualatin 1GHzのCeleronは256kBの二次キャッシュを持ち、1.33GHz程度にはクロックアップできるとのこと。こりゃちょい昔のPen3以上の性能を期待でき、おもしろそうだ。また、新しいMBは815Eチップセットのため、最大メモリ容量は768MB→512MBになってしまうが、ULTRA ATA100のHDDインターフェースなので、今のHDD(ST360021A)を十分に生かしてやれそうだ。また、100Base-Tのイーサーネットカードも、もらって組み込むことにした。ま、小遣いで買った物なんだろうが、色々持っているモンだ。

 MBの交換となるとデータの消失が心配になるが、最初に行った作業はHDDのバックアップである。My DocumentのファイルをセカンダリーHDDにコピーした。その60%はデジカメ写真ファイルである。CD-Rなら2枚分になるだろうか。文書ファイルは多くはないが、年賀状の住所録などバックアップしなければならない。OUTLOOKのPSTファイルも忘れずバックアップした。本当はHDDを丸ごとバックアップできれば良いけれど、前回Win-XPでHDDの入れ替えをしたときに、Microsoftを呪うほど苦労したので、最初からあきらめていた。市販のバックアップ用ユーティリティを買うお金も惜しかったし・・・。

 バックアップが済んだら、MBを交換して、ビデオカード(AGP)、LANカードを差し、電源を立ち上げた。何故かBIOSがビデオカード(Graphics BLASTER RIVA TNT)を認識しない。スピーカーから警告音が出る。VGAカードを認識出来ないらしい。AGPスロットにしっかりささっていないのかと思って抜き差ししてみたが改善されない。静電気で壊れたのか? 引き出しの奥から昔のPCIビデオカードを探し出し、さしてみたらBIOS起動の表示が出来るようになった。

 やはりMBが変わると言うことは大きなシステム変更らしく、そのまま待っていても変なメッセージが出てWindowsうまく立ち上がらない。しかし、これは予想通り。WinXPを上書きインストール(修復インストール)すれば何とかなるのではないかと考えていたので、BIOSでCDをブートデバイスに設定してリブートした。XPのインストールを開始すると、修復(R)インストールまたは新規インストールの選択画面が出てくる。修復を選ぶと、Administratorのパスワードを要求してくる。パスワードを入れたが何故か受け付けてくれない。再トライして新規インストールを選択し、その後、修復を選ぶ画面が後で出て来たので、修復を選ぶとパスワードを入力しなくても修復インストールが開始できた。

 その後は、表示メッセージに従ってアレコレやっていたら、インストールの終わり頃にライセンス認証をの要求が出てきた。しかし、LAN−インターネット接続もうまく機能して、オンラインで認証が出来た。最後に外していたSCSI、SOUNDカードを付けて認識させ、インストールが完了した。インストール後は、一部のアプリの再設定が必要だったが、ほとんど問題なく終了した。

 動かなくなったビデオカードだが、カードが悪いのかMBが悪いのかチェックするために、AGPカード(ATI RADION VE)を息子に貸してもらい、組み込んだ。起動時のBIOS表示画面が時々でない癖は有るものの、エラーは表示されず、Windowsはきちんと表示される。あー、やっぱり逝ってしまったらしい。

 このあと、BIOSをASUSからダウンロードしてバージョンアップした後、BIOS設定をさわってCPUクロック設定を133×10=1330MHzにクロックアップ設定した。少し使ってみたが問題なさそうなので、当面これで使って見ることにする。

 約6時間の作業の成果は次の通りである。
■XPの起動時間(電源投入からXPの起動音が鳴り始めるまでの時間)は、今までの半分くらい(約62秒)になった。これは、前のMBのBIOSの起動が遅かったせいもあるが・・・。体感的には、アプリケーションの立ち上がり、画面の表示切り替えなどがきびきびしたような気もする。気のせいか・・・???
HDBENCHのスコアを取ってみた。MB交換前にスコアを取るのを忘れたのは失敗だったが、かなり良くなったはずだ・・・。気のせい・・・?





17.原付バイクの盗難:2002年10月14日
 家の玄関前に置いてあった原付が盗まれた。乗り始めてから3年半は過ぎた半ぼろバイクである。夜中の2時ごろNHKでアジア大会を見たあと、ベッドで眠りに入ろうとしたとき、1階の居間で寝ていた犬が吠えた。「うるさいよ!」と犬を叱りつけながら、寝ぼけ眼で二階の窓から外を見てみると、学生が3人でバイクを引いて道を歩いているのが見えた。暗いせいもあって自分のバイクとは違って見えたので、”学生がこんな夜中に何してる???”とは感じたが、またベッドに入ってしまった。

 朝起きるとバイクが無い。バイクのかぎ穴の周りのプラスチック部品が割れて落ちていた。ハンドルロックを壊して持っていったらしい。せっかく犬が教えてくれたのにと、自分の間抜けさ加減がいやになった。盗難届を出さないといけないと思い、警察に電話した。電話をしてから15分程度で近所の派出所の警察官が来た。予想はしていたが、警察の対応は力のないものだった。盗難記録を作成することが唯一の目的のようで、犯人を捕まえようとする気持ちが無い。家の近所では、このところバイクの盗難はもとより空き巣が頻発していることを教えてくれた。バイク1台盗まれたからといって大した事件では無いらしい。かぎを二重三重にしなさい、玄関にものが動いたら自動点灯するような防犯ライトを付けなさい、などの指南を盛んにして帰っていった。不景気とは言え、日本も物騒になったものだ。

 その日の昼前に近所に住む方から電話があり、近所の農道沿いの藪の中にバイクが捨てられていると教えていただいた。バイクのメットインスペースに入っていた書類がバイクの回りにまかれていて、電話番号が分かったとのこと。

 バイクはすぐ見つかった。鍵穴の回りのプラスチックボディは燃やされて穴が開いているし、フロントのプラスチックボディは穴が幾つか開けられていて割られていた。変わり果てた姿にがっかりした。最も痛かったのはナンバープレートが外されていてそのままでは乗れなくなっていたことだった。面倒くさい。 バイク屋の見積もりで修理代金3万5千円。不景気で給料が安くなっているのに余分な出費。

 あーーー、ど素人の馬鹿学生!(たぶん高校生!)全く罪悪感無く、こんな事をしているだろうが・・・。もう世の中のためになることを考えてやってくれ。バイク修理のアルバイトでもしろ! 警察、しっかりしてくれ。出てきたことを連絡したら、まだいい方ですよ、だって。せめて指紋を採ってくれ。本当にやる気が感じられない。高校生の更生のためにもがんばってくれ。



16.検察審査会とは:2002年5月12日
 検察審査会というものをご存知だろうか。私は少し前にその構成メンバー(検察審査員)を勤めたことがある。その内容について簡単に紹介しようと思う。
なお、詳細はこちらあちらを参照していただきたい。

■選ばれ方、任期
検察審査員は、その地方の裁判所の管轄の市町村の選挙管理委員会によって、選挙人名簿から抽選で選ばれる(らしい)。選ばれたことは封書で通知が来て、審査会に出席するよう連絡が来る。抽選で選ばれるために、一生のうち2回選ばれてしまうことも有るとのこと。
審査会の構成人数は11人。任期は半年だが、11人のうち半数(5または6人)は、3ヶ月ごとに入れ替えになる。また、審査員とともに同数の補充員が選ばれ、審査員が出席できない場合、補充員が代打を勤めて審査会の議決を成立させる事ができるようになっている。
■開催の頻度など
審査会が開かれる回数は、その地域の裁判所の忙しさによって異なるが、私の地方では1月に1(時に2回)であった。平日に開催され、少なくとも半日かかるので、その日は有給休暇を取ることになる。しかし、裁判所から交通費実費と日当が支給される。事件が多い大都市では、頻繁に審査会が開かれているようで、審査員の負荷はそれなりに大きい。
■審査会の役割
刑事事件で検察が不起訴にした事件について、被害者(およびその関係者)が、裁判にかけて欲しいとの訴えが有った場合、起訴が適当か否かを協議し、その協議結果を検察に対して報告する。審査員は、警察や検事が取った調書を基にして協議を行う。必要と判断した場合には、事件関係者を審査会に呼び寄せて、調査をすることができる。
■どんな事件を取り扱うか?
守秘義務のため具体的には言えないが、私が勤めている間は、交通事故、名誉毀損、詐欺に関わるものが多かった。
■システムの意義、問題
こんなシステムが有ることは、大抵の人は知らないものと思われる。私自身選ばれる前は、名前だけは聞いたことがあったが、内容についてはほとんど知らなかった。
私が思うに、現時点では、このシステムは存在すること自体が意義となっており、実質的な活動内容は成功しているとは言い難い。
なぜなら、検察審査会にかけられる案件は、審査会にかけるように申請が有った後に、検事が再度検討を行い、不起訴が適当である判定したものになってしまっているからである。検察としては、不起訴にした事件が審査会で起訴適当と判定されるのは、マイナスポイントになるので、審査会に降ろす前に再チェックがされている。したがって、審査員はこれは疑問だという検察判断に遭遇することことはまれである。しかし、審査会への訴えがあることで、検察官が再調査することのトリガーを努めており、審査会の存在自体に意味がないことはない。
審査会のメンバーは、大抵六法全書などめくったこともない法律に対して素人なので、裁判所の職員が世話人を努めてくれている。事件の内容の概略説明もして、不可欠な存在であるが、世話人が意図を持っていれば、審査員の判断の行き先などを方向付けることは難しくない。幸いにして私が努めている時の世話人は、中立のような気もしたが・・・???。
■審査員、補充員を努めること
しかし、あなたが審査員、補充員に選ばれた場合は、時間の許す限りそれを受けることをお勧めする。
審査会のなかでは、警察や検察の取り調べ調書がどのように記載されるものかを見ることができる。(一般の人は調書を見ることはできない。) また、裁判所、裁判の見学などを通して、裁判所でどんな風に裁判が行われるか知ることができる。現実の多くの裁判では、被告は自分の起こした事件の事実関係を、TVドラマのように争うことは多くない。検察官、弁護士、裁判官、被告がどんな喋り方をして求刑、判決するかを見たり、被告がどんな境遇に有ったかなどを考えることで、リアリティのある勉強ができる。 人生の勉強として一度は体験しておいた方が良いと思うからである。



15.パノラマ写真:2002年5月6日

 最近パノラマ写真に興味を持っている。ゴールデンウィークに北海道をドライブ旅行したとき、幾つかパノラマ写真を撮影した。ここでは、積丹の神威岬から山側を見た景色を紹介したい。(ちょっとサイズが大きいので、表示されるまで時間がかかります。悪しからず。)

 PixMakerというソフトで作成したものである。200万画素のデジカメ(ニコン・CoolPix800)を使い、ファインダーをのぞき、手持ちで体の向きを少しずつ変えながら約150度の範囲の風景を撮影した。手持ちなので、カメラが若干傾いたり、隣り合ったコマのオーバーラップの大小が怪しかったりするが、たいていの場合はPixMakerが自動的に修正してくれる。なかなか優れもののソフトだと思う。PixMakerの試用版はVectorからダウンロードでき、ホーム版のライセンス料は2000円足らずである。

 パノラマ写真をやっていらっしゃる方は多数いらっしゃるようで、興味がある方は、こちらのホームページなどを参照していただきたい。

気に入ったら、洞爺湖のサイロ展望台からの景色支笏湖畔の景色も見てください。(2002年5月12日追加)



14.雰囲気:ふいんき:2002年2月11日

 テレビで出演者(主に若い素人)がしゃべっているのを聞くと、たまに”ふいんき”という言葉を使うことがある。この言葉を聞くとハッとしてしまう。自分自身、長い間、”ふいんき”としゃべって疑わなかったことを思い出すからである。

 大昔(約30年前)、大学に入った頃、新聞の”雰囲気”と言う漢字を見て、アレッ?と思った。この漢字は”ふいんき”と読めないな。どう見ても”ふんいき”だ。”ふいんき”と読んでも許されるのだろうか、と思って国語辞書を引いてみた。”ふいんき”という読みはなく、衝撃を受けた。
 今まで間違えて使ってきたのに、何で周りの人から訂正されなかったのだろう? ひょっとしたら親から”ふいんき”と教わったのか? 方言に近いものだろうか? 私は岐阜県の生まれであるが、周りの人も普通に”ふいんき”と言っていたような気がする。(ただし確証がない。) 他の地方ではどうだろうか?

 ・てなことを考えて、Webで検索したら、同じことを考えている人がここにもあそこにもいました。ホームページや掲示板の書き込みにも、”ふいんき”と書いている場合も有ります。とにかく”ふんいき”ですから、みなさん気をつけましょう。



13.三菱自動車の体質:2002年2月11日

 少し古い話になってしまうが、横浜市内で走行中のトレーラーからタイヤが脱落し、主婦を直撃して死亡させた事故があった。
この事故が報道され、しばらくしてから、メーカーの三菱自動車は、同車種のトレーラー約3500台を含む大型車両計12万4000台を無償で点検すると発表した。問題なのは、前輪の車軸とホイールをつなぐ「ハブ」という部品らしい。

 三菱は、自社の大型車によるタイヤ脱落事故が過去に計23件あったと言っている。しかし、自社の責任は認めておらず、「いずれも整備不良が原因」との発表をしている。今回の事故以外に、事故車と同形式の車によるタイヤ脱落事故は3件あり、いずれも福井県内の同じ産業廃棄物業者のところで起きているらしい。三菱は、この3台はいずれも、ハブとホイールを固定するボルトが整備時の締め付け不足で緩み、ハブが走行時の振動でホイールとぶつかりあって摩耗。亀裂が入ったのが脱落原因とみている。業者側の過積載も摩耗を早める要因になったと言っている。同じハブを使用する大型車全体では、98年6月以降、同様の事故がこの3件を含めて23件あり、いずれも同様の原因とみている。
三菱のこの事故に関するHPでの発表は、このとおりである。

 この発表を聞いて、なんだよ三菱!!!と感じた。
■走っている車からタイヤが外れれば、大きな事故が発生するのは簡単にイメージできるんじゃないの?
■こんな事故が今まで23件も発生していて、主婦が事故で死亡しないと何もアクションとれないのか?

 これは人の生命に関わる事件として、雪印食品の牛肉産地すりかえ事件にも近い事件と思った。自分たちの判断がいかに社会の人の生命の危険に関わっているか、考えているんだろうか?
この事件の処理の対応をみていと三菱自動車の体質が、やはり変わっていないんじゃないか感じてしまう。三菱は安全に関する対応にマイナスのイメージをすでに持たれているんだから、他の会社以上に積極的に情報開示が必要だよね。ユーザーに対して整備上の要求事項が不可欠ならば、もっと積極的に訴えるべきだ。ランサーセディアワゴンかっこいいけど、買えないよね。

ところで、三菱以外のいすゞや日野は大丈夫?急いで点検をしなくてもよいのか?もし三菱だけの問題なら、大ペナルティだけど、他の会社も隠していたとしたら、大問題だ。マスコミは、なぜこの事故をもっと調査して明らかにしないのか?



12.WindowsXPでのハードディスク交換=失敗:2002年 1月14日
 いつの間にかハードディスク(HDD:Cドライブ)の残り容量が1.5Gまで少なくなっていたので、HDDを入れ替えようと思い立った。今までのHDDも13Gで、3年前なら一生使えるかと思えるほどの大容量なのに、色々ゴミが詰まって心理的に手狭になってしまった。

 使わないソフトを削除すれば1〜2Gの空き容量が作れると思ったが、最近のHDDは早くて静からしいし、今のHDDはヘッドがカリカリ動く音が大きくて気になっていたので交換することにした。今のマザーボードのBIOSでは75Gまでしか使えないらしいので、Seagateの60Gのもの(ST360021A)をTWOTOP通販で入手した。60Gが1万5千円程度で手に入るなんて夢のようだ。

 Windows2000をクリーンインストールした時から、一度もHDD交換していない。XPでの交換は当然初めてだ。NT-OSに関する知識が無いが、98と同じくwin386.swp以外のファイルを、そのままエクスプローラでコピーすれば良いのだろうと、簡単に思っていた。ところがギッチョンチョン。ファイルコピーを始めたら、コピーが許可されないファイルの山。もともとwin386.swpなんてファイルも見つからなかったし・・・。

 コピーユーティリティを買って、ドライブをコピーしようと思ったが、WebではXP対応のソフトが見つからない。しょうがない、手持ちのWinCDRを使ってCDRに全バックアップをとり、新しいハードディスクにリストアすれば出来るかなと考えた。気になったのが、XPのライセンス認証だが、オンラインで認証し直せばいいやと思った。

 11Gものシステムを数時間かけてCD-Rに焼き、それを新しいHDDにリストアした。立ち上げるとデュアルブートのメッセージも出て、うまく行くかなと思ったが、”Windows製品のライセンス認証というダイアログBOX:”問題が発生したため、このコンピュータのライセンスを正しく確認することが出来ませんでした。”が表示されてしまう。
 ここで疲れて挫折してしまった。ひょったしたらSAFEモードで起動したら、ライセンス認証画面までいけたかも知れない・・・。(でも試していない。) サポートも電話つながらないだろうし・・・。

 バカヤローXP。たかがHDDの交換程度で、何でユーザーにこんな苦労をかけるのか! クリーンインストールしようかな? そのほうが、ずっと簡単だったかも。 みんなどうやって環境移行するのだろう???

→→→
結局、たいした知識もない私は、必要なファイルをバックアップして、新しいHDDにクリーンインストールしてしまった。アプリケーションの再インストールの手間を考えても、これが一番早かったようだ。でもWindowsって、何でこんなに環境の移行が大変なんだろう。普通の素人じゃできないよね。Microsoftが少し考えれば、新しいHDDをつないでOSに添付のユーティリティを走らせるだけで移行できるようなことは、簡単にできそうなのに・・・。 (?_?) :2002年2月10日追記



11.WindowsXP:2001年11月24日
 XPをインストールしてみた。私のPCは、Windows2000Proだったので、それからの特別アップグレードである。富士通FMVの時代から上げれば、Windows3.1→95→98→98SE→2000→XPになる。途中でデュアルブートでMeも入れているが、98SEとMEはリソースが勝手に無くなってしまったり、アプリが落ちて再起動することが多く、最低のOSだと思う。少なくとも私のPCではそうである。現在MEを使うのは、年賀状をプリントアウトする時くらいだ。私のプリンタHP Deskjet710の2000用ドライバの写真印刷能力が、98/ME用に比べて著しくひどいためである。

 Windows2000は安定していて、会社で使っている98のように再起動することはほとんど無いし、大きな不満が無かった。ブートとシャットダウンが遅いのが一番の問題ではあるが、これはDOS/Windows全般の問題なのであきらめている。

 インストール時の大きなトラブルは無かった。少し古い440BXのPCだが、特に嫌がることもなくインストールできた。一つだけ、ソフトウェアMIDIのRoland Virtual Sound Canvas(VSC)がシステム設定から勝手に消されてしまって、古いAurealのサウンドカードの音源が設定されてしまったのが問題なだけである。ついでにVSCのバージョンを上げてインストールし直したらすんなり動いている。

 XPでなにが変わったか?
画面デザインだけのような気がする。どこかのWebで見た表現だが、本当にジェリービーンズのような色使いだ。ゲーム機のような子供っぽいデザインだと思う。アイコンでのデザインは、輪郭のハッキリしない半透明のゼリーや水菓子のような感じで力が抜ける。これから作業をするという気が失せる。これは会社で使うOSでは無いだろう。デザインは、Home Editionと分けたほうが良かった。

 安定度に関しては、今までとほとんど差がない。小さな問題としては、(設定がうまくできていないだけかもしれないが)タスクバーが何故か起動時に隠れてしまうということがある。マウスで引っ張り上げれば表示されるし、設定で”タスクバーを固定する”を選んでおけばよいのだが、タスクバーにクイック起動をいっぱい並べて動かして使っている私にとっては、少し気になる所である。

 速度に関しては、少しGUIの応答が遅くなったような気がする。特にスタートバーを押して登録したプログラムを表示させる所など・・・。ブート、シャットダウンに時間がかかる問題は全く解決されていない。

今まで使ったところの感じとしては、Windows2000SEお子さま教育版といったところか・・・。(>_<)



10.セレロン1GHz:2001年10月20日
 自分のPCのCPUを交換した。新しいCPU:セレロン1GHzはたったの9680円である。ペンティアム3の1GHzが出たときは、10万円位していたんじゃないかと思う。まだペンティアム3の1GHzが出てから1年半しか経っていないけど、似たような性能のCPUが1/10の値段になってしまうのだから、世の中デフレだ。うれしいデフレだけれど・・・。

 私のPCは2年以上前の古い自作機で、マザーボードはギガバイトのGA6−BXCの初期バージョンのモデルだ。ASUSかギガバイトを買えば問題ないだろうというような雑誌記事かネットの書き込みを読んだし、1万円少々で安かったので、これを買った。BXチップセットがのったSLOT1のマザーで、コア電圧は最低1.8Vまでしか下がらない。このマザーは電圧設定やFSB設定がディップスイッチによる設定で自由が利きにくいが、かなり安定した使いやすいマザーだと思う。(他のマザーを使っていないので比較では話せないが)また、ネットでの書き込みが同時代ASUSのP2Bなどに比べると1/20くらいしかなかったので、日本では少数派だったと思う。

 でも、とにかく動くモンです。全く問題なく安定しています。ギガバイトのドーターボードでソケット370に変換して、コア電圧を最低:1.8Vにして使っている。試しにSoftFSBを使ってFSBを112MHzに上げて10分くらい様子を見たけれど、全く問題は無かった。(その上は私のマザーでは133MHzだが、全く動かない。)なおBIOSは、一応最新版に変更している。(もう1年以上前からギガバイトは更新ストップしているけれど・・・)

 これまでは、セレロン566MHzをFSB100MHzに変更して、クロックアップ850MHzにして使っていたけれど、9月中頃から調子が悪く、使い始めから5分程度でハングアップするようになっていた。しょうがなしにクロックアップ無しで566で使っていた。まあ、クロックアップしなければ本当に安定している。ハングアップの推定原因としては、放熱器を持ってドーターボードをマザーから何度も抜いたり差したりしたので、放熱器とチップとの間がずれて密着性が悪くなり、放熱上の問題が有ったものと考えられる。

 566MHzと1GHzの差? とにかく普通のワープロなんかでは全く差は感じないが、フォトショップなどの画像ソフトで大きなサイズの画像を回転したり、フィルタ処理をかけると、CPUのスピードの差がそのまま感じられる。こんな時は有効性ありだ。いらつく時間が半分になる。また前のCPUでは、SCSI接続のフラットベッドスキャナでA4カラー原稿を400DPIスキャンすると、SCSIデータ転送が間に合わないせいか、スキャン終了まで1分近い時間がかかっていたが、半分くらいの時間に短縮されている。

 これならまた、1年ぐらいは我慢できるだろう。1年後は(省電力になっているはずの)ペンティアム4を使おうかな?その頃マザ−ごと交換しよう。




9.自動車評論家
:2001年10月 5日
 最近はあんまり自動車雑誌を読んでいないので新しいクルマ評論家を知らないのだが、私が気に入っているクルマ評論家は、徳大寺有恒氏下野康史氏である。
 徳大寺氏は説明に及ばない巨匠である。”間違いだらけのクルマ選び”で、国産車の現状をストレートに批評し、ゴルフ一筋に褒めちぎって評論するという白黒がハッキリした評論は、当時新鮮なものであった。今は初期の一途さはない。金持ち喧嘩せずの境地にあるのか、とげが無くなった。しかし、彼の評論にはクルマに今求められるものが何かという視点が常に根底にあり、一貫しているので信頼できるものがある。彼の力は絶大であり、どん底のスバルをレガシーワゴンを持ち上げて大ヒットさせ、すくいあげたのは、彼の功績大であると考えている。(間違いかもしれないが・・・)
 下野氏は分かりやすい文章で人を引きつける。週刊朝日に連載しているクルマ評論など分かりやすくて、一般週刊誌の評論として出色の出来だと思う。人柄のせいか押しつけがましさが感じられないところも良い。彼のようにNAVIやCGで書いていた人には、結構独りよがりな文章を書く人もいるし、未だに妙に外車びいきの人もいる。(趣味の本だからそれでも良いけど)彼には余りそれが感じられないところが良い。
 後一人、おもしろい評論といえば、テリー伊藤氏かな? 彼独自のひどい独断と偏見があるけれど、切り口が新鮮でおもしろい。ところで私は何でこんなに説得力の無い文章を書いているんだろう。う〜む。




8.原付バイクのオイル
:2001年6月17日
 ほとんどの原付バイクは、残念ながら2サイクルエンジンを積んでいる。2サイクルエンジンは、バルブが無く構造が簡単で、パワーは出るが、燃費が悪く排気が汚い。潤滑オイルを燃やしながら走っていることは、以前書いた。細かいことに興味がある人は、こちらをどうぞ。

 ところで、いつも感じていることだが、原付バイクのオイルは、何であんなに注ぎ難いのだろうか? 原付バイクの設計者は、自分でオイルを注ぐことが有るんだろうか? ちなみに、私のバイクはヤマハ・アプリオである。

 まず、オイルを入れている途中でどれだけ入ったか、すごくわかりにくい。 オイルを注ぐのは、大抵朝の通勤出発前の忙しい時間で、必ず入れ過ぎて外に溢れさせ、こぼしてしまう。 入っている量が外から確認できない構造なのだ。 さらに給油口の大きさが小さすぎ、角度も良くない。 封を切ったばかりのオイル缶では、缶を少し傾けると中身が出始めるので、注ぎ初めに給油口に命中させることができずこぼしてしまい、大地を汚染してしまう。

 これは、エンジンオイルの缶の注ぎ口形状が良くないせいでもある。 ホームセンターなどでエンジンオイルを買うと、オイル缶の口にねじ込むプラスチック製のアダプタが付いてくる。 これを使えば、確かに注ぎ易さは改善される。 しかし、このアダプタは、余ったオイルを保存するためにフタをするとき、また外さねばならない。 油がついたアダプタを保管しておくのはおっくうだ。 ホンダのオイルには、注ぎやすい形状のプラスチックボトル入りがある。 常に出回っているわけではないが、入手できるときは、これを買っている。 私がオイルを選択する基準は、このボトルが時々入手できるか否かなのだ。 これだけの理由でホンダのオイルを使っている。 他のメーカーもボトルの形状を工夫して欲しい。 でも、今時プラスチックボトルなんて環境に良くないと思うから、金属缶で工夫して欲しい。

 (一度も読んだことのない)バイクのマニュアルを読めば、オイルを入れる際は、じょうごを使うよう指示があるかもしれない。 しかし、そんなモン、2〜3ヶ月に1回の給油のために誰が使いますか?

 えっ、オイルなんてスタンドで入れるもんだって? でもスタンドでオイル入れると高いよね・・・。 (^^;)




7. 日暮しのこと
:2001年6月 2日 :6月17日訂正

 20年ちょっと前、「日暮し」という女一人+男二人のボーカルグループがあった。なお、送りがなが不自然だが、「日暮らし」ではなく、「日暮し」である。私はその女性ボーカル:榊原尚美の歌声がすごく好きで、大ファンだった。少しハスキーで、丸く優しくて、哀愁を感じさせる声質だった。彼女は声域が広くて、クラッシックぽい感じがした。どんな雰囲気の声か、著作権の問題がなければ、このホームページでさわりだけでも聴いていただけるのに、残念である。
 こんなことを話すのも先に書いたように、アナログレコードプレーヤーを使えるようにして、30〜20年前のレコードを聴いて、タイムマシンに乗ってしまったからである。

 彼女たちが発表したアルバムは三枚ではないかと思う。(訂正:失礼。3枚では無かった。私の持っているものだけでも四枚有ったのだ。)どれも大好きだが、その中では1977年発表の「ありふれた出来事」というアルバムは好きな曲が多く、一番の宝物である。彼女たちの作品は大ヒットこそなかったが、FMラジオで時々リクエストがかかっていたから、堅実なファンは多かったんじゃないかと思う。

 1979年に「記憶の果実」というタイトルのLPを発表したあと、アルバムを発表していないと思う。その後の活動を知りたくて、ネットで検索してみた。彼女は日暮し解散後、杉村尚美という名前で、「サンセットメモリー」という曲を大ヒットさせていたことが分かった。残念ながら私はこの曲を聴いた記憶がない。1981年の曲で、「炎の犬」というテレビドラマの主題歌だそうだ。このころの私は仕事が忙しくて、TVを余り見ない生活モードに入っていたんだろうと思う。この曲を聴いてみたい。

 さらにその後の彼女がどういう活動をしたかは、全く掴めない。検索したページには一発屋として紹介されているが、日暮しの時代の控えめな彼女のイメージしかない私にとっては、大変失礼な記述である。そんなに芸能界に執着していなかったのだろうと思う。

 もし、当時日暮しのファンだったりした方が、メール下されば幸いです。(^-^)




6.1年先?の新しい車選び:2001年5月26日

 我が家のクルマも、もう二月で10年を迎える。充分元気で不具合もなく、あと3年くらいは乗れるだろうが、そんなには乗りたくない。来年車検だから、そろそろ次の車を考えても良いよな。何たって、一生のうちに乗れる車は少ない。また、どうせ乗り代えるなら、今のセレナより高級なクルマか、性格が違うクルマに乗ってみたい。
 と言うことで、早々と1年先の”新車選びわくわくモード”に入りつつある。そろそろカー雑誌も買い始めようかな。問題はお金が無いことだが、このまま低金利が続けば、借金して買っても大して損にならないだろう。・・・なんて、いい加減に考えている。(^_^;)

 さてさて、現段階では選択肢は非常に多い。いざ自分で買うとなると、好き嫌いはともかく可能性のあるクルマは下記の通りである。(あくまでも現時点)
  ■技術的におもしろそうなエコカー、ずばりプリウス
  ■1ボックス界のカローラ、ステップワゴン
  ■乗用車っぽい高級な乗り心地が期待できそうなオデッセイ、新イプサム
  ■まだ今なら乗れそうなSUV:エクストレイル、フォレスター

 プリウスは技術系のサラリーマンとしては、ぜひ出来具合を試してみたいと考える車である。10年先を考えると技術的には過渡的なものであろうが、今の時点でこのパイロット的なクルマを、大規模なスケール(数量)で販売できると言うことは、トヨタが疑いなくトップメーカーであることを示している。ホンダは環境にセンシティブなメーカーのメンツを保つために、インサイトを取りあえず用意できているが、4ドアセダンでもミニバンでもなく、クーペボディの特殊なクルマで販売数も微々たるものなので、メーカーの体力の違いは歴然である。日産、三菱、マツダに至っては、気にはしているのだろうが、話にならない。これからは、環境問題に先行対応できないメーカーは淘汰されるだろう。

 カー雑誌などによれば、プリウスはクルマとして良くできてるそうで、ロジカルな外観デザインは理解はできるが、今ひとつ好きになれない。どこが嫌ということではないのだが・・・。プリウスのワゴンボディを出してくれないかなー。
 エスティマのエコカーも出るらしい。あのボディサイズでそれを実現するのはすごいけれど、あのサイズでエコカーは無いんじゃないか?コンセプトそのものが疑問だし・・・。エスティマの尖ったデザインは相変わらず好きになれない。

 新ステップワゴンをディーラーで見てきてしまった。5ナンバー枠なので、ちょっと見には横幅が狭い細長いクルマに見えてしまうが、シンプルな外観、内装がかなり気に入った。しかし、一緒に見たかみさんは、安っぽいといって気に入らない様子だった。わきに置いてあったオデッセイの内装がずっと豪華に見え、気に入ったらしいのだ。でも、この車、内外とも本当にシンプルなのが取り柄だと思った。床はフラットで低く本当に使いやすそうだ。

 イプサムオデッセイを続けてディーラーで見た。トヨタのディーラーは活気がある。イプサムは実車を見ると、ラウムを拡大コピーしたような感じで、ずんぐりむっくりして見えた。従来のモデルと同じく、ある程度売れる線ではあろうが、新鮮さは感じられなかった。このクラスでは、オデッセイが基準のようなものを作っているので、トヨタはそれをにらみながら負けないように調整したという感じが見え見えである。
 オデッセイは見慣れたデザインで、ぐっと来るところは無かった。ただし、嫌みがないので、いざ買うとなると飽きないだろうし、売れているクルマの安心感は有るだろう。無難さで選ぶ車だ。もっと魅力的なデザインできないのかなー。マイナーチェンジ待ち?

 エクストレイルフォレスターは、両車とも遊び車としての魅力が外観に充分出ているし、通常の使い勝手も日常不便しないように確保されている。日常使うにはややフォレスターの方が使いやすいと思うけど、レガシーと同じといえば同じだし、エクストレイルのほうが、より新しいものが得られる期待が大きい。
 両者とも当然その成り立ちから4WD車でなければならないが、私自信の生活スタイルからは4WDは必要ではない。これからのエコロジーの時代に、燃費がいまいちの4WD車は、どのように自分を正当化できるだろうか?今度のエコ・エスティマのように、前後輪に、エンジン/モータの別々の動力を加えるような新しいカラクリを生み出すことにより、燃費を稼いで正当化していくのだろうか?

 さて、色々くだらないことを並べたが、これから1年間(・・・だといいな)の間に、目を引く新車も出ることだろうし・・・、いざ買うとなると金の問題もあるだろうし・・・、いま書き並べたことと全く違ったことになっているだろうな、という予感がしてしまう・・・。



5.アナログレコード・プレーヤー:2001年5月7日

 第2話で書いたように、新しいプリメインアンプ・デンオンPMA−390Wを手に入れたので、オーディオセットの配置変えを行い、5〜6年程使っていなかったアナログレコードプレーヤーを掃除して、つないで鳴らしてみようと思い立った。アンプのPHONO入力の実力をチェックしたかったからだが、今時市販の低価格プリメインアンプのPHONOポジションなんておまけ扱いだろうと、期待はしていなかった。

 私のプレーヤーはパイオニアのPL−70(右写真)というもので、重さが20kg以上もあり、大きさも相当かさばるものである。いよいよこれからはCD時代という時に、これまでに買い集めたレコードが安心して聞ける、長く使えそうなプレーヤーをということで、10万円少々したと記憶しているが、無理して購入したものである。

 このプレーヤーは左右のチャンネルの内、片チャンネルから音が出なくなっていた。また、主に聴くクラッシックやフュージョンのCDも揃ってきていたので、アナログレコードを引っ張り出す必要が無くなり、使わないまま放置していたのである。プレーヤーの不具合は、トーンアーム内部の配線の断線、またはシェルのコネクターの面倒な故障が原因かなと考えていたが、トーンアームの基部の出力コネクタの接触不良のためだったようで、コネクタを抜いて差し込むだけの、たった3分の簡単な修理で直ってしまった。故障していたし、全く使っていなかったし、かみさんからは邪魔だと言われていたので、廃棄しようかとも考えていたが、余りにも重く大きかったので、燃えないゴミでは出し辛く、一命を取り留めていたのだが、簡単に直ってラッキー! (^_^)/

 ハウリングのチェックをしてみると、ボリュームポジション11時半程度でハウリングし始める。セットアップが今ひとつの状態である。部屋のヘナヘナな床とペナペナラックのせいだろう。

 とにかくセットアップして、捨てずに残っていた100枚ほどのレコードの中から、ボブジェームスの”H”を選び、聴いてみた。ゆったりとした響きで、あまり尖ったところが無く、聴きやすいものだった。安物のアンプだが、これくらいの音が出れば、CDの方が明らかに良いとはいえない。まあ、時々、プチ・パチ音が出るので少し気になるが、20年前のレコードだからしょうがない。ただし、曲の頭出しの容易さ、ディスクの取り扱いの簡単さ、重量を含めた置き場所の省スペース性など、CDの特長に慣れると、アナログレコードを聴くプロセスというのは、一種のマニアックな儀式でもある。あえて日常的にアナログレコードを聴きたいとは思わない。

 さて、今回使用したフォノカートリッジは、ビクターのX−1UEというものだった。入手してから20年近く経っているし、5年以上使っていなかった。他にも2個のカートリッジが手元に残っていたが、オーディオ・テクニカのAT150Eは、カンチレバーが折れて針先がなくなっていたし、ソニーのXL44Lは、MC型のため今度のアンプでは使うことができなかった。それにしても、20年選手のカートリッジなので、針先も減っているし、ゴムダンパーが腐っているのでは、と心配だったが、以外と長い間使えるもんだなー、というのが正直な感想である。(^-^)

 インターネットでカートリッジの情報検索をしてみた。針交換をするか、または新しいカートリッジを手に入れるか、調べようと思った。もっといい音が蘇るかもしれない。交換針はオーディオ・テクニカやビクターから直接ではないが、ナガオカから手にはいるようだ。しかし、12000円もする。(-_-;)

 カートリッジは、20年前に比べると種類が激減している。超高級種以外は絶滅している状態で、かって有名だった多くのメーカーが消えている。(ネット検索に引っかからない)この世界は、ディープなマニアの世界になっているようだ。今度秋葉原に行って、安くて良いものを調査せねばならない。



4.原付バイクに必要なもの
:2001年5月1日

 私は原付バイク(スクーター)を、家から駅までの約6キロの距離の通勤に毎日使用している。朝なら渋滞していても20分程度の所要時間で、バスに比べて5〜20分は早く、天候や季節などによる時間差も少ない。夜は10時過ぎの遅い時間でも、数が少なくなったバスを待つ必要が無く、駅に着いたら直ぐに家に向かうことができる。深夜でもべらぼうに高いタクシーに乗る必要がない。さらに、安全および覆面パトカーに気を付けて運転し、15分以内に家に着くことが可能である。

 雨の日も大抵はスクーターを使う。雨の日のスクーターは辛いだろうと考える人が多いが、ゴアテックスなどのちゃんとしたレインウェアを使えば、ほとんど濡れないし、蒸し暑くも寒くもなく、不具合は感じない。雨が強い日は、傘をさしてバス停まで2〜3分歩く間に、これよりずっと激しく濡れてしまう。スクーターは使い慣れると非常に便利なもので、手放せない。

 さて今回の本題。私がスクーターにぜひ付けて欲しい機能について、勝手に2点提案したい。2点とも通勤に関連するものであるが、コストアップなしで、スクーターに搭載してくれるメーカーは無いだろうか。(無いだろうが・・・)

■書類バッグ格納スペース
 サラリーマンの通勤バッグは通常革製である。私は革のバッグを足載せステップの所に置いて運転する。スクーターのステップは、このために必ずフラットでなければならない。少なくともフレームをステップのセンターに盛り上げて配置してはいけない。(最近のスクーターはほとんどフラット)
 雨の日は鞄が濡れてしまうので、鞄をビニールゴミ袋に入れてステップに乗せている。ゴミ袋に入れると、鞄はステップ上で滑りやすく、カーブで急なブレーキをかけたときに、ステップから滑り落ちたことがある。また、なんと言っても袋への出し入れが、面倒くさい。
 鞄の収納スペースを、スクーターに作れないだろうか?ヘルメットの収納スペースをうまく拡張変形させて、大きめの通勤通学鞄がメットと交代で入るようにしてはどうか?あるいは、スクーターのサイドボデーにフタ付き鞄入れのポケットを追加してはどうか? この機能が有れば、7〜8千円までなら余分に払っても良いけどなー。

■長い傘の格納スペース
 雨の強い日は、折りたたみではなく長いしっかりした傘が使いたい。傘をスマートに出し入れできる格納スペースが欲しい。私は長い傘を持ってスクーターに乗るときは、後ろの小さな荷台にゴムひもで縛り付けているが、運転中いつ落ちるかと不安だし、後ろに傘が50cmも大きく飛び出すので、あまり安全とはいえない。この機能はメーカーのやる気さえあれば簡単に付けられるんじゃないだろうか。収納でなくっても、傘を簡単にスクーターにくくりつけられる仕組みでもいい。ただし、専用傘では無く、市販の傘が使えなければNGである。傘は消耗品だから。
 そういえば、一昔前に傘を収納できるポケット付きのクルマがあったのを思い出した。日産パルサー2ドアハッチバック(N13)で、Bピラーの下側に専用傘を収納できるスペースが有ったらしい。その後、このカラクリは無くなってしまった。クルマは車内に傘を置けるスペースは有るし、専用傘では有り難みが薄い。クルマが錆びるんじゃないかとして使われなかったという見方もある。でもバイクでは傘を収納するカラクリは、安全上必要だ。(・・・と思う。)
 原付スクーターでは、キーでスタンドアップしたり、リモコンでエンジンがかかったり、屋根が付いたりしているものがあるが、そんなもの無くてもいいから、前記の2つを実現してくれないだろうか?ネーミングは”通勤・通学スクーター”なんてどうかな?絶対カッコ悪いけど。

 最後に、また横道にそれるけれど、自分で原付スクーターを使っていて、肩身が狭く感じていることは、原付スクーターの排ガスが汚いことである。信号待ちしたときに自分で臭いをかいでも、風向きによっては臭い。2サイクルで潤滑油を燃やし、生ガスを吹きながら走っているのでは、地球のためによろしくないだろう。どのメーカーも、排気がきれいで燃費の良い4サイクルのスクーターに、早く切り替えて欲しい。少し馬力が出て早いだけが能じゃない。
 この点、ホンダは他のメーカーより偉い。4サイクルのスクーターを他に先駆けて売っている。この点がホンダのバイク・トップメーカーたる証明である。少なくとも、これからは環境に配慮した商売をしないと生き残っていけないし、それがセールスポイントになることを知っている。ガソリン自動車の排気があれほど規制されているのに、スクーターが汚い排気を垂れ流したままでいいとは思えない。(ディーゼル自動車も何とかして欲しいが・・・)



3.マツダのマーク(ロゴ)の不思議:2001年4月25日

 現在のマツダのマーク(ロゴ)は、なかなかカッコいい。Mを形どって、鳥が羽ばたいているようにも見えるし、仮面舞踏会のマスクのようにも見える。あまり力強さは感じられないが、繊細なデザインである。自動車メーカーの中で私が一番いいと思っているのはトヨタのマークである。地球を表す円形の中に、Tを形取った二つの楕円を入れ込んでいる。シンプルだけど分かりやすく、力強さがいい。マツダのマークは、それに次いで良いと思う。(日産のマークと同じくらいかな。)

 さて、マツダが現在のマークにする前にごく短期間用いたマーク(右図)について、私はすごく謎を感じている。これは何を示しているのであろう? 私には宇宙人が両手をあげて、”みんなの輪”を作っているようにも見えるし、ろうそくの火の形のようにも見える。ロータリーエンジンを表しているわけでも無いだろう。全く意味が分からない。誰か知っている人がいたら、メールで教えていただきたい。

 この不思議なマークは、私の記憶では、あまり人に認知されることなく、あっという間に表舞台から消えていった。マークの使用がいつ頃だったかもあまりはっきりした記憶がない。図書館に行って、新聞の縮刷版でもめくれば分かるのだろうけれど・・・。例のユーノス、オートザム、アンフィニなどの派生ブランドに力を入れ、マツダオリジナルブランドを重視していなかった当時のものだったか、その後のものだったか・・・。(?_?)

 私は、初めて新聞広告で発表された時から、このマークに不思議な印象を持っていた。ホームページを立ち上げたので、長年の謎のこのマークについて取り上げたいと思ったが、なかなかマーク(を着けた車)が見つからない。わたしの街(平塚)では見つからないのである。いや、この不思議マークのみならず、新しいMマークを付けたクルマも含めて、マツダ車自体(軽、商用車を除く)が余り走っていないのに気が付いた。これはわが町周辺の特性かもしれないが、この密度の低さは、富士重工の半分〜1/3程度で、まるでBMW、メルセデスと同じくらいといっていい程の密度である。また、マツダ車で一番多いと感じたのがデミオかロードスターで、次いでフレンディ、MPVといったところ。ファミリアなんてほとんど見つけられない。以前はよく見かけたのに、この低迷の遠因に不思議なマークが絡んでいないだろうか??? まさか。(^_^;)

 掲載した不思議マークは、幸いなことに、我が家から100mも離れていないご近所のクルマに見つけることができた。注意深く探し始めてから3日かかったのである。灯台下暗しとはこの事である。

 マツダは生き残りのため厳しいリストラをしているようで、クルマを見ると、先入観念でその臭いを感じてしまう。しかし、クルマ自体はどれも個性が感じられてなかなか良い。ロードスターなんて、ずーっとあこがれのクルマである。また、マツダの車はヨーロッパで見るとなぜかカッコ良く、10年ほど前にオランダに行ったときに、現地で見かけたカペラ(626だったっけ)が、余りにも景色にマッチしていて感心してしまった記憶がある。バブルの後遺症にめげず、国内でも頑張って欲しい。 (^^)/



2.オーディオネタ:プリメインアンプ:2001年4月21日

 2回目にして、もうクルマ以外のネタだなんて、すこし恥ずかしいけど・・・。

 我が家のオーディオは、私が独身時代に揃えた、約20年程前のセットである。CDが発売される直前の頃のもので、メインソースはアナログレコードであった。私のアンプの入力セレクタには、CDのマーキングはない。その代わりPHONO入力には、当時流行のMCカートリッジを使うための、MC/MMの切り替えがある。

 当時は、いかに原音に近い再生をするか、あるいは好みの音を出すか、というプロセス自体を趣味にするオーディオマニアが溢れていて、オーディオメーカーもオーディオ雑誌も、元気いっぱいの時代であった。私も雑誌を読んでは、今度はパーツをあれこれしようと考えていたものだったし、先頃亡くなったオーディオ評論家・長岡鉄男先生には、ずいぶん心酔していた。

 1982年にCDプレーヤーが出たばかりの頃は、15万円以上もする高嶺の花ではあった。そのころの雑誌記事での「無音の静けさの中から、いきなりオーケストラが鳴り響き・・・」といった内容を読んでは、いつかはCDを手に入れたいと考えていたものだった。アナログディスクでは、どんなにきれいにディスクをクリーニングしても、パチとかプチとかいうノイズが出て、気になるものであった。

 すでにその頃の記事では、「CDが普及すると、入力機器の特徴が出せず画一的になり、そんなに苦労しなくてもそこそこの音が出るし、どんなに苦労しても大きな差が出しにくいので、オーディオ道の楽しみが縮小してしまう可能性がある。」といった懸念が示されていた。また、「これからは、デジタル技術を持たない中小メーカーは、時代に付いていけずに取り残されるかもしれない。」といった、予言が行われていた。まさにそんな時代になった。

 私が所有しているプリメインアンプは、トリオのKA900というモデルで、シグマドライブというカラクリを全面に打ち出して売っていたものである。カタログのシグマドライブの技術解説が、いかにも理論的に良い音が出そうで、それを信じて購入してしまった記憶がある。

 シグマドライブとは、スピーカードライブ用のコードに並列に、スピーカーの電圧検出用の配線を追加し、その検出電圧でアンプに負帰還をかけることにより、アンプの入力電圧波形とスピーカー駆動電圧波形を、極力近くなるようする仕組みであったと記憶している。私の耳で聞く限りは、所有のスピーカー・ヤマハNS1000Mと組み合わせると、少し硬めのオーバーダンピング気味で乾いた印象が、あまり好きにはなれなかった。もっともこれは、ヤマハのスピーカーのドライな性質によるところも大きい。

 またこのアンプは、ケースに磁性体である鉄を使わないという理由でプラスチックを多用し、それに程度の良くない銀色塗料の塗りが施してあったため、使い込んで手あかで汚れるうちに塗りがはがれて、プラスチックの白い地肌が露出するなど、品質感の低いものであった。さらにこのアンプの欠点は、極めて発熱が多かったことである。クロスオーバーひずみを避けるために、出力トランジスタにバイアス電流を多く流していたためだろうが、夏にはステレオラック内が異常に熱くなって困った。

 なお、この頃までのトリオは、国内ではケンウッドというブランド名を、全面には出していなかった。その昔トリオは、真空管アンプの全盛時代に、パイオニアなどの他社に先駆けてトランジスタアンプを多く製品化し、トランジスタアンプならトリオという信仰のようなものが、私には残っていた。

 最近この20年前のアンプは寿命のためか、電源投入して1〜2分程度の間、スピーカーからガサガサとノイズを出すようになっていた。また、何となく音が濁ってきたような気がしていた。おそらくプリアンプ系の信号結合用の電解コンデンサが劣化したのだろう。以前なら半田コテを握って修理したところだが、現代のアンプがどんなものか試してみたくなって、量販店の近所の電気屋に出かけた。(昔なら秋葉原まで出かけたけど。)

 電気屋で主役として前面に並べられていたのは、AVアンプであった。やたら大きいケースに入っていて、出力が90〜100W出るにしては値段が安い。数が出るから販売価格を低く設定できるのだろう。しかし、5chものアンプの使い道が考えられなかったし、あんまり複雑なものは音が悪そうな先入観念で、まずは敬遠。

 普通の2chのプリメインアンプは少数派にはなっていたが、ちゃんと残っていた。昔は三菱、東芝、日立など、ほとんどの家電メーカーが品揃えをしていたのに、今はもういない。まともに続けているのは、パイオニア、オンキョー、デンオン、サンスイ、マランツ、(ソニー)などの専門メーカーである。昔と値段が同じクラスのものは、出力も昔とほとんど同じだった。その外観を見てもスペックを見ても、昔から特に進歩しているようには見受けられない。

 独身時代と違い、趣味に投入できる自由なお金は多くはない。店員を冷やかしながら、それでも最後は勧められるままに、29800円を払ってデンオンのPMA−390(4)を購入した。すっきりしたパネルデザインが気に入った。出力は50+50W(8Ω)と、これまでのアンプに比べて半分程度だが、今の住宅環境で100W使ったら、すぐに苦情の電話が入るだろう。展示されたプリメインアンプは、どれもすぐに音が出せるようにはセットアップしてなかったので、購入時は音も聞いてみなかった。昔の自分なら考えられないイージーさであるが、ざわついた販売店では、聞いたとしてもどうせ大したことは分からないだろう。

 家に帰ってすぐに鳴らしてみた。値段のこともあり、それ程は期待していなかったが、結果としてノイズがすっきり取れ、極めてS/Nの良い音になった。これが現代のアンプの実力によるものなのか、従来のアンプの劣化のせいに過ぎないのかはよく分からない。大きな音で聞いてみればアンプの実力も分かりやすいが、とてもそんな環境ではない。それでも、久しぶりに手持ちのCDを何枚か聴き直して、幸せな気分になった。



1.とうとうホームページ・オープン
:2001年4月10日

 やっとオープンできた。HPを開こうか、と考え初めてから3年。クルマをテーマとしようか、と考えてから1年。原稿を書き始めてから6ヶ月。やろうか止めようか迷ってなかなか進めなかった。書いているうちに、自分の文章が、とても人に読んでもらえるものでないことに気が付き、嫌になってしまう。

 その3年の間に、世の中は本当にインターネットが当たり前の時代になってしまった。HPを持つことが特に自慢できることでなく、誰でもHPを持っていても不思議でない時代。内容もページデザインも、どうでもいいや、と開き直ってからは2週間だった。この2週間で80%を作った。まずは、開くのが第一で、力まないで気楽に続けられればいい。(ですよね!?)

 今後、この雑記帳の項では、日頃気が付いたことを、クルマというテーマにとらわれないで書いていこうと思う。自分の考えていることを、そんなに苦労しないで、自由に述べられる場所・HPを持てるなんて、やはりうれしい。

さてっと・・・。