クルマについての昔の書き込み

2001年〜2002年に市場に有ったクルマのデザインについての勝手な意見です。

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すきなクルマ

 さあ、全くの偏見により、今現在すきなクルマを並べて見よう。


12.新エルグランド:好きな度数=75点 と アルファード:好きな度数=45点 :2002年10月14日
 両車とも少しずつ町で見かけるようになってきた。この2車を見比べると私はエルグランドが10倍好きだ。
エルグランドのデザインは、細かな線にこだわらず、塊で力強さを表現している。 旧エルグランドも最初は顔(めっきグリル)のでかい威張ったやつ、といった印象で、自己主張のはっきりした車だった。今度のエルグランドは、従来にもまして顔のでかい大きな態度のやつに見える。2段のフロントグリル、フェンダーと一体になったドアミラーなど、ダイナミックな感じがする。 リアのデザインは、フロントから想像すると反対にすごくあっさりしていて予想を裏切るが、フロントがあれだけアクが強いからリアのすっきりデザインでうまく中和している感じである。 旧型のエルグランドは、リヤのごてごてしたデザインがしょぼい感じだったが、今度のデザインはなかなか良い。

 一方アルファード。従来型のグランビアの迷いを引きずっている。フロントグリルのデザインは売れていない日産プレサージュに似ている。細かいラインに工夫を凝らしたカタチだ。 どうすればダイナミックに格好よく見えるか、きれいに写り込むかを考えすぎて、かたまり感が感じられない。デザインしすぎである。ごてごてして、エルグランドのようなダイナミックさを感じない。

 しかし今のところ、町で見かける数は似たようなもので、どちらが受け入れられるかは分からない。エルグランドは過剰な3.5リッターエンジンの燃費が良くないようだし、エコロジーという面からは問題がある。

 とにかくカタチだけに限っていえば、エルグランドのほうがオリジナリティを感じるデザインで良くがんばっている。この勝負、エルグランドの勝ち。


11.ステージア :好きな度数=80点 :2001年11月 4日
 クルマ雑誌で写真を見たとき、他の車に似ないデザインでカッコいいと思った。フロントデザインの飛び出しがほとんど無くてフロントグリルと面位置が一緒になったバンパーは、こすってしまいそうでこわい。後ろから見たかたちはエッジが立っていて、スカイラインに共通のシャープなイメージがある。横から見た感じは少しぼてっとして鈍な感じがする。前モデルのステージアに比べて車高が高く、スペースは広く確保されていそうなイメージを与えることに成功してはいるが、このサイドビューは、ステージアの特徴有るフロントの曲線的なボリュームとリアのシャープな面を、うまくつなぎ切れていない。でも、何だかんだ言っても結論としては、他の車に似ていないという点を重視して80点をあげられる。

 積極的に自分で買いたいか?もし世の中がこんな不景気でなく、塩漬け保有している株が元値に戻ったら欲しい。でも、ステージアは今の自分にはオーバースペックなクルマである。前モデルのステージアも、デザイン的に好きな車だった。実効スペースは広そうでは無かったが、外から見たあの大きさ(ゆとり)が、昔の50−60年代のアメリカンステーションワゴンをイメージさせるところがあって、無駄なところが魅力だ。ただし、この無駄が多そうな車が、10年後も走れるような地球環境が残っているかどうかは不明。

 この車、果たして売れるだろうか?前のモデルも根強い人気があったが、前のモデルより売れそうな気がする。スカイライン・ワゴンというイメージが有って、クラウンと比べるとスポーティな感じがするし、レガシーよりも高級な感じがする。


10.スカイライン :好きな度数=85点 :2001年8月 17日
 走っている新スカイラインを時々見るようになった。スカイラインのフロントデザインは、スマートで良い。虚飾が無く、シンプルなかたちだ。V6エンジンを積んだためか、以前の直6モデルよりはノーズが短くなったように感じられる。これにより現代的な形になっている。当初奇異に感じていたリヤのオーバーハングの小ささも、現代的で効率的な印象を生むのに役立っている。キャビンスペースも大きく、居住性が良さそうだ。

 ここ数世代のスカイラインはデザイン的な変化が小さく、個人的には全く興味を惹かれるところがなかった。しかし、今度のスカイラインは古めかしいイメージから大きく脱皮していて、私が欲しいと思う数少ないセダンの一つになった。ただし、部分的には今ひとつのところもある。例えばリアのランプのデザインは物足りない。現行ステージアからのいただき物のような形だ。シンプルではあるが、伝統の丸いランプを廃してまで採用する必要があるデザインか、疑問ではある。リヤのパネル面積に対する寸法的なバランスとしても、若干小さすぎるランプではないかと思う。

 クルマ雑誌を読むと、この新しいデザイン、V6エンジンを受け入れられないスカイラインファンも少なくないようだ。しかし、これまでのスカイラインはデザイン的には閉塞状態に有ったと思うし、これだけネームバリューの有るクルマは常に変革する必要が有ると考える。

 マークIIとデザインを比べると、良い勝負だと思う。マークIIはかっこよくまとまってはいるが、リヤのデザインが一つ昔のメルセデスに似ていて恥ずかしい。スカイラインの方がオリジナリティがある。金銭的な余裕が有れば、エコロジーに少し目をつむっても、手に入れて乗ってみたいクルマである。


9.スパシオ :好きな度数=80点 :2001年7月 7日
 前モデルのカボチャの馬車的なデザインから、なかなかカッコ良く変身したもんだ。何がいいって森高がコマーシャルしているのが一番いい。森高は何となく好きだ。どこにでもいるちょっと可愛いOLのお姉さんといった感じが・・・。と書くと、中年趣味が分かってしまう。
 森高を初めて知ったのは、五反田駅前の東急のCDショップに飾ってあった”非実力派宣言”のCDのポスターだったと思う。確かに非実力派ではあり、CDは一枚も買ったことはない。しかしCMで見るには、可愛くていい。

 スパシオのリアデザインは売れっ子のヴィッツによく似ている。また、フロントはカローラ系のイメージを引き継ぎ、可愛くまとめている。街乗り車としてはなかなかカッコ良い。しかし、実力あるトヨタが、肩に力を入れないで持ち玉を使ってCADでちょちょいと簡単にまとめた、という雰囲気が見えてしまうところは気にくわない。その自由な雰囲気がこの車の持ち味だろうか? あと、このサイズの3列目シートなんて、ステップワゴンのフルフラットシートといっしょで、全く使うことは無く無駄と思うけど・・・。まあそんな細かいことは、森高に免じて許してしまおう。


8.ステップワゴン :好きな度数=88点
 2日前に近所のホームセンターの駐車場で、新しいステップワゴンを見た。なるほど徹底したキープコンセプトで、ちょっと見では変わりが分からないことではオデッセイに近い。しかし、オデッセイの場合は、私の目ではすぐには旧型と判別不可能だったが、ステップワゴンの場合は明瞭に判別できたから、こちらの方がリフレッシュ度は大きい。(・・・なんて自慢できないね。)

 シンプルな箱で、ミニバンらしいデザインだと思う。日産がライバルと思っているセレナより、デコレーションしすぎていないところが良い。私が特に好きなのは、リアドアの上端のルーフに向けてガラスごと大きなカーブを描いているデザインだ。また、フロントのデザインもシンプルで力強い。
←←←騙されました。力強い・無骨なフロントデザインは軽の商用車アクティバンからのお下がりだったのか! まあ、結果オーライだから不問としよう。(2001年7月7日追記)

 ホンダはミニバンに限って言えば、本当に売れそうなデザインの3台を、うまくラインアップしている。トヨタがあれだけ数多くの玉を持ちながら、帯に短しタスキに長しのイマイチ状態であるのと、えらい違いだ。ステップワゴンはミニバン界のカローラである。今度のモデルチェンジで、その地位を不動のものにした。

 走っていたり駐車してある実車をよく見かけるようになった。 カラーとしては薄いブルーのメタリック(なんでもアクアブリーズオパール・メタリックとかいうらしい)が一番似合っているかな? (2001年7月7日追記)


7.プログレ :好きな度数=85点
 落ち着いた外観が好きだ。初めは「ニューロン」とかいう名前で開発中とか自動車雑誌に乗っていた。良かったね、そんな気味の悪い名前で売り出されなくて。でも、今のプログレというネーミングも、なぜか私の耳にはハイレグという響きに近く、それを連想させてしまう。

 値段がこのサイズの日本車としては異常に高いが、この値段が増殖を防いでいて、希少価値を生んでいるんだから良いと思う。でも普通の人ならこのお金で、大きくてピカピカ見栄えのするクラウンを買ってしまうんだろうな。いや、クラウンは作りの良さは認めるけれど、現行型は特に演歌臭くって好きになれない。私が金持ちだったらプログレを買いたい。無理か・・・。


6.セリカ :好きな度数=83点
 こんなにかっこいいのに、余り街で走っていない。この種類の車は、カッコウだけでは売れないのだろうか?エンジンスペックとか?FRでないとかだめとか?

 特に後ろから見たカッコウは、本当にかっこいいと思う。いかにもスペシャリティカーという分類名が似合っている。軽快さにあふれているが、高級感は余りない。かっこいいんだけど、なぜかカメムシを連想してしまう。テールランプのカッコウがカメムシの羽根の形に似ているからか?

 今この種のクルマは買いだと思う。余り走っていないから目立つし、それに思ったより高くない。20年ほど前のプレリュードがカローラのようにたくさん走っていた時代に比べると、投資に対するアピール度が著しく高い。私も死ぬ前に一度は乗ってみたい。(レンタカーで2〜3日でもいいか・・・。少し子供っぽいし、飽きるかな?)


5.コロナ・プレミオ :(ただし最初のやつ):好きな度数=90点。今のプレミオは、70点車
 これもモデルチェンジする前の、最初の山崎努のコマーシャルしたやつがいい。この車は後ろと横から見たかたちがすごくかっこいい。特に後ろのかたちがいい。直線的だがボリューム感のある切れのあるデザインだ。(アサヒスーパードライのような) 

 現行車のフロントのデザインは、光り物の飾りがグリル上に付いた、少し昔のマツダ車のような冗長でひどくつまらないものだが、マイナーチェンジする前のプレミオは、フロントデザインも切れがあってかっこうよかった。そういえば、フロントのグリルの上に光り物のメッキの横バーが付いたデザインが最近多い。ホンダオデッセイ、メルセデスAクラス、スズキワゴンR、マツダプレマシー・・・。あまり好きになれない。


4.エクストレイル :いまSUVで一番かっこいいと思う。:好きな度数=90点
 新しいRAV4は、まあかっこいいけれど、何か子供っぽいし安っぽい。トヨタが売るからそちらの方がたくさん売れかもしれないけど、私はエクストレイルの方が100倍好きだ。4WDらしく少し無骨で頑丈そうだが、愛嬌のあるヘッドライトがいい。また、パジェロ・イオよりは、都会的なところで、ちょうどバランスがとれている。日産も時々いい車出すんだよね。日産のデザイン力を強く評価したい1台。エクストレイルのいいライバルとしては、フォレスターかな。どちらもクルマ好きが乗りそうなイメージがある。


3.セディア・ワゴン :三菱で一番のハンサム車。好きな度数=87点
 前の2つの三菱車に比べて、この車のデザインはすごく真っ当だ。端正な形だと思う。でも、悪く言うとインパクト薄い。フロントグリルのデザインは、昔から三菱車によくあるものだが、最初のギャランVR4のころから、私の気に入りのかたちになっている。リヤのかたちもあっさりしていて良い。もう少しサイズのでかいアメリカ車に有りそうなかたちと思う。縦に長いテイルランプのかたちも好きだ。

 最近の三菱って、例のリコール問題でずっこけて元気ないけれど、何とか頑張って欲しい。心機一転、カスタマサービス重視に方向転換して、ごまかさないで、まじめに訴えて欲しい。同じコストで同じことをやっていても、アピール下手は会社の命取りだ。この世の中で生き残るには、車の良さ、内容もさることながら、ホンダ、トヨタのようにユーザーへのアピールの上手さが大切ということ。森さん(首相)のような不器用さでは、会社が無くなってしまう。んー!てな説教こいて、人生後半にさしかかった私にも重い言葉です。

 三菱は、我が家のマイカー第1号が例のエリマキトカゲのミラージュ(の廉価版車マリオン)だったこともあって、心情的にえこひいきしてしまうんだよねー。あのミラージュは、リヤがドタバタしてかなりハンドリング悪かったけど・・・。


2.ミラージュ・ディンゴ :(ただしモデルチェンジ前のやつ):好きな度数=87点
 どうしちゃったの、今度のディンゴは!これほど情けないモデルチェンジはない。フロントの形、特にヘッドライトのかたちは、完全に並の特徴の無い車になっちゃった。初代フェスティバに似てる。三菱がこんな当たり障りのない車を作っていて良いのでしょうか?当たり障りのない、値段で勝負のクルマにして欲しくなかったのに。

 マイナーチェンジ前の縦型ライトのディンゴは、大好きな三菱車のひとつだった。顔に特徴があった。こんなヘッドライトデザインするなんて勇気あったね。1960年代のの縦型4灯ヘッドライトの日産セドリックを、少し感じてしまった。リアもテイルランプのかたちとか、すっきりしていて好きだ。斜め後ろ45度からの形が一番かっこいいと思う。ディオンよりはわかりやすい形と思っていた。でも、モデルチェンジしてしまったと言うことは、前のかたちがマニアック過ぎて、売れなくて困ったのかな。

 なお、モデルチェンジ後の現行型の場合、だめになったといっても、リアの形(テイルランプなどのかたち)がかっこいいので、かろうじて、好きな度数=65点で止まっている。


1. ディオン :すこしレトロなところがいい。好きな度数=82点/100点満点
 最近の三菱車は、私にとって好き/嫌いのはっきりしたものが多い。ディオンはかなり好きに分類されるクルマだ。何が好きか、はっきり説明できないクルマだけど、のんびりした外観がよい。サイドビューは子供の頃好きだったダットサンのライトバンを思い出させるかたち。レトロだと思う。知り合いがこの車を評してデボネア入ってるって言ってた。同じレトロでもデボネア系じゃないと思うけど。中は広そうだし、値段が安いのがいい。今乗っている旧型セレナ(お気に入り)が事故でつぶれたら、次はこれがいいかな、と思ってしまう。でも、ほんとにあくが強いよ、最近の三菱車。

 ちょっと気に入らないのは、内装(インパネ)のデザインだ。ごてごてしている。もう少し外観に合わせて丸っこい優しいかたちにして欲しかった。ん!内装を論ずる場所じゃなかった。
 いずれにしても、最近の三菱のクルマのかたちは独自性があってよい。(と、思っているのは私だけか???)


きらいなクルマ

 きらいなクルマは、気になる車である。なぜか自分の好みと食い違っていて、存在感ある気になるやつだ。いてもいなくても、空気のように分からないような車より、良いかもしれない。

7.プリメーラ :好きな度数=35点 :2001年8月17日
 やはりすごい顔のデザインである。時間が経てば慣れるものかと思っていたが、あの昆虫面にはなじめそうにない。フロントグリルの意匠が私には鬼門である。フロントグリルの開口がバンパーの上部ラインより下まで開いているのが変な感じである。

 走り去っていく姿や真横から見たかたちが、これほどシンプルできれいな線でまとめられているクルマは少ない。アウディなどのヨーロッパ車のイメージだ。早くマイナーチェンジをして顔を直して欲しい。


6.エスティマ :好きな度数=10点 :2001年7月 7日
 この車は、よく分からないクルマからの異動である。
このクルマ、私の予想以上に売れているようで、近所にも止まっている。見慣れるにつれて、あのつり上がった目のフロントデザインに違和感を感ずるようになってきた。陰険な顔である。この手のファミリーカーはやはりもっと親しみやすい顔をしてしかるべきだろう。(ウム、独善!)

 フロントの形は基本的には、のぞみ700系に似ているような気がする。あのカモのくちばしのような顔の新幹線である。私はこの新幹線の形はきらいではない。空気抵抗を低減し、安定走行するための必然性を感じるし、もともと私はユーモラスな形が好みである。700系に似ていると感ずるのはフロントからフェンダーの上を通っているラインのせいだと思う。基本的にここには問題はない。問題は吊り目を付けたことである。

 つまらないのが、お尻の形である。何の工夫もない。フロントがあれほど刺激的なのだから、それにバランスするデザインにすべきである。 ・・・・ と思っていたら、やってくれました刺激的なお尻デザインのエスティマ・ハイブリッドが。
 あのウルトラセブンの目のようなランプデザインは何なんだろうか? これで心置きなく、きらいなクルマに分類することができる。 アーメン! ハイブリッドのメカにはすごく惹かれるところがあり、いつかは試してみたいと思っているのだが、これではまともなデザインに修正されるのを待つしかないなー。 このクルマ近い将来必ず売れ行き落ちると思うけどなー???


5.アコードワゴン :好きな度数=30点
 ホンダはもともと大好きなメーカーだ。初めてシビックを出し、アコードを出して、今まで他のメーカーが作っていなかったクルマを発表して、どんどん大きくなっていった。40歳代後半の私にとって、ホンダはイノベーティブで特別なメーカーなのである。

 ホンダには期待が大きいから、最近は苦言を呈したくなることが多い。ワンダーシビックを出したころの新しさが感じられなくて、ただ売れ線を狙ったデザインには抵抗してしまうんだよね。

 今のアコードワゴンは、うつろに大きくてバルキーな感じがいやだ。特にリヤのピラーが隠されたガラスだけで作られたかたちは、大きく見えるけど、ボリューム感、力強さが感じられない。フロントマスクもいかつくて、大人が選ぶような落ち着いた感じではない。アメリカで売れているんだろうか?この1代前2代前のデザインがすごく気に入っていただけに、現行型のデザインは本当に残念だ。


4.キューブ :好きな度数=5点
 この車でたときは、値段が安いせいもあって、日産車の中で一番売れていた。こんな外観がいい加減な車が売れるのはとても不思議だった。古い15年以上も前のカロUのような顔をして、リヤのスタイルも全くデザインした形跡が無い。出た新車の時から、すでに発売後5年経過のモデルチェンジ直前のようなカッコをしていた。ベースになったマーチがすきなクルマだったので、すこし腹が立った。

 同じ箱作るんでも、Bbとはえらい違いだ。キューブを買う人って機能重視で買うんだろうね。マーチと同じ値段で、中が広くて良いという価値だろうな。この車を売り出したとき、日産のデザインはどん底だったね。


3.シャリオグランディス :好きな度数=10点
 ご近所の人が乗っている車だから、あんまり悪口は言いたくないけど、このウルトラマンカーのようなカクカクの顔を何とかして欲しい。顔以外はどうでもいい感じ。いまはそんなに売れていないと思うけど、なぜか一時、結構売れていたのが不思議だった。でも一度乗せてもらったら、あたりの柔らかい、いい乗り心地だった。マイカーとはえらい違いだった。でもあの顔は好きになれない。三菱の車は私にとって、かように好き嫌いのはっきりしたクルマが多い。


2.プラッツ :好きな度数=30点
 この車、人気トヨタ三兄弟車:ヴィッツ、ファンカーゴ、プラッツの中では、外観デザイン的に一番の平凡車だと思う。絶対的な度数では、ほんとに嫌いな車では無いんだけれど、他の車のできが良い(特にヴィッツは良い)ので、つまらなさが目立ってしまう。フロントグリルのデザインが変に凝っていて不思議だし、リアのデザインもシンプルすぎるくらい間延びして、ややつまらない。

 こんなつまらない顔にするなら、ヴィッツと同じ顔にしとけば良かったのに・・・。日産の初代アベニールというワゴンが出てきたときも、同じことを感じた。売れているプリメーラのいい顔が有ったのに、何でわざわざ売れない顔を付けて売り出したのかって。日産はアベニールをステーションワゴンでなく、ライトバンとして扱っていて、プリメーラのイメージを壊したくなかったのだろうと思うけど、このときに、アベニールのイメージは決まってしまったね。あれはライトバンなんだって。最初からプリメーラワゴンとして力を入れて出せば、レガシーに対抗して売れたと思うけど。

 もとに戻ってプラッツの話だけど、このサイズでセダンにするなんて、元来無理があるしね。
!”ヴィッツ”ってワープロで打ち出すの、少し苦労した。関係ないけど。 (@_@)


1.ガイア :好きな度数=15点
 トヨタの中で最もへんてこな車と思うのがこれ。きらいというよりへんてこ。古代ギリシャ人の家族が出てくるコマーシャルからして、とっても変。ヘッドライトの形がおもちゃぽくって変。リアのランプのかたちが安っぽくて変。もともと、私はこの手のクリアガラスが付いたランプが好きじゃない。外観的には、赤/黄コントラストのはっきりしない寝ぼけた意匠になってしまうし、昼間の運転で、後続車から見たとき、直射日光が当たっていると視認性が悪く、安全じゃないと思う。

 ベースになったクルマ(イプサム)の方が、無駄のない近代的な形をしている。すっきりしたイプサムをコストを少しかけて太らせて、超カッコ悪くしたのがガイアかな?ベース車の方がかたちがいい例は、他には先代のセレナとラルゴの例がある。(と思う。)

 名前もちょっとカッコ悪い。


よく分からないクルマ

10.マーチ:2002年5月6日
 今度のマーチはヘッドライトのデザインに特徴がある。なかなか可愛いカエルである。(ビートルからのパクリも感じられるが・・・。)外装色もきれいなオリーブ色やオレンジ色が有って、明るいイメージがする。実車を見るとカタログよりボリューム感があり、横幅が従来型より大きくなって安定感がある。ルーフなどはリアエンドまで真っ直ぐ延びてはおらず、中が狭そうな予感がするが、実車を見るとそれほど窮屈そうでもなく、4人がいつも乗るので無ければ、全く問題なさそうだ。

 フィットとの比較では、個人的には遊びがあるマーチのデザインの方が好きである。しかし、フィットは男が乗っても余り違和感がないが、マーチは可愛くてちょっと恥ずかしい。女の子向きのデザインと思う。

 ゴールデンウィークにレンタカーでヴィッツを借りて、北海道をドライブしたが、このクラスの車の実力はなかなかのものだと感心した。2人乗車では高速道路でも充分静かで力強い走りができたし、コーナリングでの安定感も非常によく感じられた。(ワンボックスに乗り慣れた私にとっては、当然かも知れないが。)燃費も20km/リッター近く走ってびっくりする程だった。(ゴメンなさい。後で再計算してみたら15.5km/リッターでした。それでも4WDにしては、かなり良いかな。)よく売れる激戦区だからマーチも力を入れてデザインされているだろう。

 デザインに話を戻す。勝手に私が気に入らないところとして、最近の日産がよく使っているプリメーラと同じ形のグリルがイヤである。プリメーラよりは悪くない。位置がバンパーの位置より上にあり、サイズが小さいからである。この蛾の触角のような形が、それほど受け入れられているのだろうか?個人的には日産のためにも早く止めてほしい。

 先代のマーチは長い間フルモデルチェンジしなかったが、見飽きることが無い良いデザインだった。先代のセレナに通じるところがあると思っていた。また、先々代のマーチもシンプルで好きなデザインだった。今度のマーチはどうだろう、先代のように長く売れるだろうか?


9.フィット:2002年1月14日

 短い間にとんでもない早さで増えたクルマだ。何で売れているのか?初めて見たとき、ホンダらしいデザインではあるが、ヘッドライトが少し出目金で、一目惚れするようなデザインじゃないと思っていた。リアのアルミ調シリンダーデザインランプとかも安っぽい。そんなに魅力的なのか?

 ファンカーゴよりもデザインが遊びすぎていなくて好みだが、ヴィッツの方がしゃれている。悪くはないが普通の形である。燃費が良い(少なくともスペック上は)、クルマの作りが良い(雑誌によると)のに軽自動車並みに値段が安いのが買いなんだろう。
エコの時代だから、スモールカーが多くなることは良いことだと思う。マークIIがすごく売れていた時代よりまともである。


8.三菱eKワゴン(好きな度数=80点) 
  スズキワゴンMR:(好きな度数=80点)
  ダイハツMAX:(好きな度数=50点) :2001年11月24日

 三菱の軽自動車は、このところ不作続きだったと思う。H5〜10年式のカボチャの馬車のようなミニカ、パキパキ直線ラインのトッポBJなど、私だったら乗るのが恥ずかしい様なデザインばかりだったと思う(ただしパジェロミニを除く)。いくら女性ユーザー主体の軽自動車と言えども、三菱はまじめにクルマをデザインしているのかと思った。でも、やれば出来るじゃないの。今度のeKワゴンはとてもまじめな形をしていると思う。シンプルなフロントグリルのデザインに、初代FFカローラのクリーンなデザインを想い出した。
リヤデザインが、ランプ形状などシンプルすぎて寂しいのことを除けば、自然でセンスが良い。毎日下駄代わりに使うことができる。軽自動車ってこんなんだったよな、という感じである。

 と思っていたら、スズキもかっこいいMRワゴンを出してくれた。このクルマ、自動車雑誌によるとモーターショーに展示された日産の新しい軽自動車のベースのようだ。効率的な金儲けが上手なスズキらしい。
 ベストセラー・ワゴンRをデザインしたメーカーだけのことはある。三菱よりスマートで女性に受けると思う。個人的には、男が乗るならばeKワゴンだと思うが・・・。

 他方、ダイハツMAXは、おもちゃっぽいデザインのクルマだと思う。フロントのつり上がった目だけが特徴の、変なデザインである。フロントだけでなく、リアも漫画チックにつり上がっている。最近のダイハツは、私のイメージ的にはYRVなど子供っぽいデザインのクルマが多い。トヨタなど車種の多いメーカーなら、クセが有るクルマを出していても問題ないんだけれど、車種が少ない中でこの種のクルマばかりじゃ辛いと思う。
 ベルリーナの頃や初代ミラを作っていた頃には、ダイハツは、デザイン力のあるメーカーだと思っていた。今のダイハツは、デザイン力でスズキに大きく負けている。頑張って欲しい。


7.イプサム:2001年8月17日
 旧型よりボディサイズを大きくし、オデッセイの対抗としてリニューアルしたのがよく分かる。クルマのコンセプトは明快と言える。しかし、これでオデッセイに勝てるか?

 フロントのイメージは旧型を引き継いでいる。シンプルで悪くはない。全体的にずんぐりした印象だが、オデッセイよりすこし小さく見える。特に後ろから見たかたちはコンパクトである。ただし、テールライトの形はヘッドライトの形に合わせたものか、妙に凝ったデザインでカッコ悪い。このためかリアの全体的なデザインは私の好みではない。

 総体的デザインの印象は、特に好きなわけでも無く、嫌いなわけでも無いといったところ。オデッセイと同等か僅差で負けている感じ。オデッセイとイプサムを値引きで競わせて、安くしてくれた方を買うのには便利そうだ。盛り上がらないなー???


6.スカイライン:2001年7月 7日
すきななクルマへ移籍しました。なお、以下のコメントはよく分からなかった頃のものです。
 少し古い話になるが、日産は新聞によると創業以来の記録的大幅黒字を上げたそうだ。今までの日産の経営って、そんなにもいい加減なものだったんだろうか? しかし、クルマの売れ行きなどを見ていると、そんな好業績はとても信じられない。協力工場をいじめ抜いているんだろうか?トヨタと覇を争っていた頃のように、クルマがばんばん売れている姿を見ないと・・・。 マツダのように、線香花火のようなことにならなきゃいいんだけど。

 ”とにかく売れるクルマをこのタイミングに作らねば”、といった感じで、最近の日産はなかなか特徴的なクルマを連発している。 プリメーラに続いてスカイラインも大変身した。 カローラ/シビックの比ではない大幅な変革と思う。 正直なところ、私は今までのスカイラインには飽き飽きしていた。 モデルチェンジをしても、大きくなったり小さくなったり、スポーツに振れたりマークII寄りに振れたりで、同じところをぐるぐる回っているだけのつまらない繰り返しだった。 (蛇足=カローラなんて外観だけで見ると、北野たけしが言うようには全然変わっていないと思う。 きらいなデザインではないが。)
 変革と意気込みは認めるが、問題はそれが売れるかどうかというところだ。

 スカイラインはこちらに走って来る実車を見ると、かなりいい。フロントデザインは他のどのクルマにも似ていない。これだけで評価に値する。個人的な趣味ではもう少しフロントグリルに華が欲しいが、シンプルな力強さでまとまっている。 クルマが自分の横を通り過ぎて、後ろ姿を見る頃になると、”あれ?”と感じてしまうところがある。 妙にホイールベースが長く、リアのオーバーハングが短いのだ。 私の期待値から言うと、もう少しお尻が長い方がセダンはバランスがいいと思うけど・・・。 セリカのように短いお尻でスポーツしてしまっている。 ロジカルに考えると、ロングホイールベース&短いお尻で、居住性とスポーツを両立しているとは言えそうだ。

 〜ん。で、トータルでは好きなのかきらいなのか???分からない。もう少し実車が増えてくればハッキリするだろう。少なくともプリメーラのように抵抗を受ける部分(昆虫顔)は無いので、好きになれそうな気がする。とにかく、日産はクルマが売れて完全復活して欲しい。スカイラインはいいクルマのようだが、売れるかどうかは???


5.インプレッサ:2001年6月 2日
 ホントだったら、すきなクルマに入れていたと思うよ、今度のマイナーチェンジ前までは・・・。(じゃなかったフルモデルチェンジだそうで・・・?)。 インプレッサのイメージはWRCに直結しているが、スペース効率を無視した名ばかりのワゴンなど、スポーティで、ライバルのランサーよりイメージ的にかっこいい。
 
 しかし、何でスバルはあのかっこ良かった初代インプレッサを、2〜3段階もかけて徐々にカッコ悪くしてしまったのだろう? 基本的にはヘッドライトとプロントグリル回りのちいさなデザイン変更が、モデルチェンジのポイントのようだが、私は初代のダイナミックな顔つきが一番好きだ。

 新型の丸目インプレッサは、ちょっと愛嬌があってかわいいけれど、WRCというイメージには合っていない。スバルのデザイン力って、遠い昔のレオーネの頃は中身で勝負といった感じで、ひどかったけれど、初代インプレッサの頃からすごく上がってきて、なかなか独自の味を出すことに成功していた。このころは少し足踏みしているけど、前モデルより悪くなることは無かった。今度の丸目インプレッサもひどくはないけれど、初代の顔に戻した方が好きなんだけど・・・。


4.アルテッツァ
 出てきた時から、ずんぐりむっくりしたかたちと思っていた。太平洋戦争中の戦闘機鍾馗のようだ。出た当初はなぜか売れて、人気が有るように見えたが、最近は余り増えていない。この種のクルマは、余り増えない方がオーナーにとってはうれしいかもしれないが。

 フロントのデザインなんか平凡で田舎臭いし、リアのテールランプのデザインもいかさない。(クリアガラスでカバーしたテールランプが好きじゃないのはもう言った。)つまらないから、余り書くことも無い。


3.プリメーラ
きらいなクルマへ移籍しました。なお、以下のコメントはよく分からなかった頃のものです。
 すげえ顔で出てきた。エスティマよりすごい。あの顔は私にはカブトムシ系の昆虫面に見えてしまう。最近日産はあの顔が気に入っているようだ。余り売れていないティーポ(あ、間違ったティーノ)が、あの顔だったし。でも、顔も含めて全体的にすごく新しさを感じるし、顔(グリル)以外のデザインはとてもグッドだと思う。直線的なラインと面がきれいで、セダンもワゴンも力強くかっこいい。でも、あの顔だから個人的には買わないと思う。顔を何とかしてくれ。(>_<)


2.ストリーム
 余りにも受けを狙っていないかい?売れそうなところを見極めるのがすごくうまい。オデッセイではサイズが大きすぎるという人には売れるだろう。顔なんか新しい感じを、有る程度は出しているし。

 でも、例え”カー・オブ・ザ・何ちゃらほい”を取っていても、イマイチのデザインと私は思う。ホンダデザインならもう少し頑張ってくれなきゃダメダメ。なにがイマイチって、横から見たときの後ろの方でだんだん天地が狭くなってしまうウィンドウのかたち。リヤの上までしつこく回り込んだ赤いプラスチックの飾り。ヘッドライトに埋め込んだウインカー。

 特にヘッドライトに埋め込んだウィンカーって最近多いけれども、安全度低くないんだろうか?夜ヘッドライトを付けているとき、ウィンカーが高輝度のヘッドライトの近くに置かれていると、見えにくいような気がする。コストダウンのためか、デザイン優先のためか?ま、実際夜走っているストリームを見て、危なく感じた訳じゃなから何ともいえないけど。メルセデスがやっているから大丈夫?


1.エスティマ
 きらいなクルマへ移籍しました。なお、以下のコメントはよく分からなかった頃のものです。
 出た直後は、つり目のすごいデザインで売り出したな!勇気あるな。できるもんなら手に入れたいと思っていた。でも町を走り出したエスティマをよく見ると、フロント周りの顔のすごさと、お尻のかたちのつまらなさが、どうもアンバランスな気がする。かたちが安っぽい。前のエスティマの方がリッチそうに見える。前のエスティマは”ミニバンのクラウン”といった気品があった。今度のエスティマは、力み入って気品に欠ける。リアのタイヤの上なんか、昔のスカイライン見たいなサーフィンラインが入っちゃって・・・。このエスティマは、今は良いけど、すぐに売れなくなるんじゃないの?
もっとも、現行車が安っぽいのは、(ルシーダ+エミーナ+ワイドエスティマ)/3だから、しょうがないかもしれない。

 でもなんだかんだいっても、今トヨタの車のデザインは一番冒険心に富んでいておもしろい。ひどいのも、すごいのもいっぱいある。つまらないのがホンダのデザイン。新しいオデッセのかたちを見て、ほんとにがっかりした。前のクルマと区別が付かない。前のくるまの方が新しかったような気もする。無駄なモデルチェンジをするもんだ。でも堅実に売るためにはしょうがないのかな。売れているクルマをいじって売れなくなったクルマって、いっぱいあるからね。


自分のクルマ
5.ノアのその後:2002年10月14日
 乗り始めてから半年が立とうとしている。販売好調なようで、道を走っている数もすごく増えた。こんなに増えるんだったらステップワゴンのほうが良かったかな。フロントのデザインなど、シャリオグランディスが少し混じっていて、もともとすごく好きなカタチという訳ではなかったが、見慣れてきた。ケロヨンのような顔をしたヴォクシーよりはまともかな。ヴォクシーは2年くらいしか持たないデザインだけど、ノアは4年くら持つだろう。

 エンジンの調子は相変わらず良好だ。家の近所はきびしい登り坂が多いが、低速からトルクがあり、登り坂になってもアクセルを軽く踏むだけで大きなノイズ無しに上っていく。しかし、登り坂の十字路などで徐行した後、アクセルを強い目に踏んでスタートすると、トルコンが急に食いつくようで急発進気味になりびっくりすることがあった。以来、その登り十字路では、気を付けてアクセルを踏むことにしている。 燃費は高速で11km/l走り、家の近所を走っても前の古セレナより1〜2k/l程度良い。 直噴エンジンは効率が良いのだろう。

 内装は価格相応で高級でないが、運転席回りのポケットの数や位置など、実用的で良い。センターメーターの使い心地は良好。ステアリングホイールに時々隠れるメーターより、はるかに良い。ハザードランプスイッチの位置は、中央部のエアコン操作パネルの近くにあるが、もう少し操作しやすいステアリング回りにあって欲しい。今の位置では、ハザードで挨拶することは出来ない。まあ、安全上そんなことをしない方が良いかも知れないが・・・。 運転席、助手席のシートの座り心地は平均点。 2列目のシートは、背もたれの高さなどは十分だが、体が落ち着かず座り心地は高級でない。 値段も高くないグレードだからこんなモンだろうか。

 今のところ故障は全くない。パワーウインドウを操作したときの音の一定感、運転席のドアを閉めたときの音の良さなど、さすがトヨタの車である。



4.新しいマイカー・ノア:2002年5月6日
 ノアが4月の末に納車され、10日間ほど乗った。フロントデザインは、スマートなすっきりした顔とは言えない。従来型のノアのイメージを残しながらも、アクのある力強いデザインだ。従来型のノアは外観的には目立ちにくい大人しい印象が有るが、今度はエスティマのように自己主張した感じだ。ただしヴォクシーほどではなく、私のようなおじさん層にも受け入れやすいカタチだと思う。
 リアスタイルはフロントよりもずっとスマートで良い形と思う。トヨタの地球マークも大きく目立ってカッコいい。しかしヴォクシーとの区別は難しく、テールランプのカバーが無色クリヤーか、色フィルターが付いているかの違いだけだ。私は無色クリアカバーのテールランプは、見やすさの点から嫌いなので、ノアの方がいいと思う。

 運転したときの感触であるが、エンジンはなかなか低速トルクがあり、振動も少なくなめらかなである。東名高速の沼津から御殿場の間の長い登りでも、アクセルを少し踏むだけで、苦しがらずに上っていくので、余りストレスを感じなかった。

 アクセルペダルはきわめて軽く、足の裏に存在していることを意識しないくらいだ。前のセレナは明らかにペダルを足で押しているといった感触があったが、ノアは足首の角度を曲げるだけで車をコントロールしている感じだ。フリクションも少なくスムーズであるが、でこぼこ道を走ったときなど、足首が振動で振れるとそれにつれてペダルがON/OFFされてしまうような感じもある。慣れもあるだろうが、もう少し踏みごたえが有る方が好みだ。また、ブレーキペダルも非常に軽く、ストロークが深い感じがする。悪く言うとスポンジを踏んでいるような感触だ。しかし、踏んだ深さに応じてリニアに制動力が出る感じもするのでコントロールしにくいということはない。前車セレナの場合、もう少しペダルの動きは渋いが、ストロークが短く、踏んだ力に応じた制動力があった。

 乗り心地と車内騒音については、前車セレナとは雲泥の差で本当に良い。東名高速の御殿場−大井松田間のコーナーでも、セレナ以上に安定していて、怖くない。

 という訳で、今は95%以上の満足度である。私の場合、他の車に乗った経験が少ないし、ステップワゴンや現行セレナとの比較で言っているのではないので、これを読まれた方には余り参考にはならないと思うが・・・。



3.さよならセレナ
:2002年4月21日
 バネットセレナには、11年間で9.5万キロ乗った。もうじきに手放す事になる。最近はいい加減に取り扱ってきたのに、やはり少し寂しい。幾つかの想い出が浮かんでくる。

 買ってから1週間目の休日、御殿場へドライブした帰りの東名高速で、前の砂利トラックが落とした小石があたって、フロントボンネットの真ん真ん中にへこみができてしまった。これは今思い出しても悔しい。その後の11年間では、こんな目立った落石には会っていないけど、こんなもんだろうね人生って。
 楽しい想い出は、フェリーで新潟から小樽までフェリーで行って、9日間の北海道キャンプ旅行をしたこと。旭川から札幌に戻る途中の高速道路で、疲れて寝むり込んだ子供がおねしょをして、シートがびしょびしょになってしまい、サービスエリアで思い切り子供を叱り飛ばしたっけ。そう言えば、この頃(新車から4年間)までは、後席は土禁にしていた。それほど大事にしていたんだけど。帰りは白石駅から今は無きカートレインに乗せたけど、キャンプ用品をいっぱい積んだセレナはめっぽう重くて、貨車に積む時、フォークリフトのお尻がふわふわ浮きそうになっていたね。

 セレナはワンボックスに共通する特長でもあるが、非常に運転しやすいと思う。ドアミラーがたっぷりした大きさなので、視界が広く、大きく見えて安心なこと。アイポイントが高いので、対向車や、交差点で止まった後続車のヘッドライトなどをまぶしく感じにくいこと。鼻が短いので、見通しの悪い角を曲がるとき、安全が確認しやすいこと。渋滞の時、前が見通せるので、イライラしにくいこと。・・・

 ハンドリングはなかなか良かったと思う。カーブが多い東名の大井松田−御殿場間で、そこそこ飛ばしても(といっても100〜130km/h程度だが)、不安無く走ってくれた。セレナとエスティマが出るまでのワンボックスは、軽自動車並みのショートホイールベースで、フロントオーバーハングが大きな車が普通だったので、当時としては革命的だったと思う。
 しかし、少しうるさい車だったということは言える。ロードノイズはしっかり車内に入り込んでくる。エンジンノイズも大きめだった。エンジン音の大きさは新車の頃からのことで、途中でうるさくなった訳ではない。
 エンジンの調子自体は良く、年に1回の定期点検でオイル交換してもらっているだけだったが、最近回りが軽くなってきたような気がする。
 リアサスペンションがばたばたして乗り心地は誉められたものではないが、ふわふわしていなかったので運転者にはそれほど不快ではなかった。

 ビッグエスティマが欲しかったけど高嶺の花で、その代わりとして買ったセレナではあるが、デザイン的にはちょっととぼけた顔がすごく気に入っていた。フルモデルチェンジまでの期間も長く、今でもあまり古さを感じさせないデザインだと思う。エスティマ、エミーナの初期型の方がむしろ古めかしく見えるのはひいき目か。

 11年目だから、廃棄物にされてしまうのだろうか。中古車としては二足三文ではあるが、ゴミにならないで、東南アジアかロシアで走り続けてほしい。本当に有り難う。



2.ノア:2002年3月21日
 車を買ってしまった。ノアである。ノアって名前はあまり好きじゃない。ノアの箱舟っていうのが有ったっけ。重々しすぎていけない。この車に乗って、試練の旅立ちをせねばならないのか?(ついでにオデッセイというのもいただけない。放浪・冒険の旅というような意味らしい。)

 何で急に買ってしまったのか?急いで買うつもりはなかった。6月までのんびり選ぶつもりだった。でも試乗してしまったのである。セレナからの11年余の車の進歩は大きかった。滑らかな乗り心地、アクセルペダル、ブレーキペダル、ステアリングの操作感、スムーズなエンジン。今の車はエアバッグなどの安全装備も付くし、買ってもいいかなと思ってしまった。

 外観は取り立てて好きという程ではない。兄弟車のVOXYのほうが癖はあるが存在感が有る。まあ、嫌味がなく飽きが来なさそうというのがノアの良いところだろう。ついでに、外観に限っていえば、自分自身はステップワゴンのほうが気に入っている。あの大きな箱を、変なデザインをせずすっきり見せている。しかし、車を見に行ってかみさんが徹底的にステップワゴンを拒否した。顔つきが安っぽくて嫌だというのである。そんなことは無いのに・・・。バモスそっくりだけど・・・。かみさんの方が私より車に乗る距離も長いし、彼女がイヤな車を買うわけにはいかない。(近所の人がいっぱい乗っているというのもイヤな理由なのでは、と思う。)

 しかし、ノアのカタログを見て悩んでしまった。内装色と外装色の組み合わせの種類が少なく、本当に選択範囲が狭いからである。先ず、内装色がグレーとアイボリーの2種類しかない。グレーといってもかなり黒に近い。VOXYに至っては、グレーしかない。家族の楽しい雰囲気を演出するべきファミリーカーに、黒に近いグレーしか選択肢がないというのは変じゃないだろうか?汚れが目立たない利点は有るだろうが、黒い内装に囲まれていると気分が沈んでしまう。もう一つ我が家の事情としては、茶色毛の犬が乗ることがあるため、黒い内装は抜け毛が目立ってしまう問題もある。

 アイボリーの内装色を選ぶと、外装色は3種類しか選べない。白系統が2種類、薄いピンクのグレーメタリック系統が1種類である。実質的には2種類しかない。ま、私の場合は薄いピンクのメタリックが気に入っていたから大きな問題は無い。しかし、悩むことができず寂しい選択である。みんなもっと自由に選びたいと思っているんじゃないのかな?納車までの時間がかかっても良いから、もっといろんな色を選べるようにしてほしい。

 もう一つ、ノアオプション選択で困ったことは、ディスチャージヘッドランプが、X(Gセレクションを含む)という安い私のグレードでは選べないことである。安全装備の一種なのだから、どのグレードでも選べるようにしてほしい。年をとると暗いところを見る力はどんどん低下するものなのである。変なところで貧乏人を差別しないでほしい。

 当ホームページは車の外観を云々するのが趣旨なのだが、実際に車を自分で買うとなると、予算、家族の好み、メーカーの定めた差別化(選択の制約)などいろいろな問題が有るのである。(いいわけですね、これは) 納車まで1ヶ月程かかるようだが、来たら気がついた点をまたコメントしてみたい。

 なお、決めるまでに検討リストに載せて、ディーラーに覗きに行って、カタログもらった車は次の通り。数を見るだけは見てるね。試乗はほとんどしていないけど・・・。

■プリウス
見かけは小さいのに中は広い。良くできていて感心した。かみさんに値段の割にサイズが小さいと非難され沈没。高い理由を説明したが、全く受け付けられず。
■ステップワゴン
前出のとおり。外観では最も激しい非難を浴び、沈没。もう一つ、2列目以降の窓が大きく開かない事がマイナス。乗り物酔いの時、窓を大きく開けたい子供の気持ちが分からないのかな?
■オデッセイ
試乗を申し入れたのに車なし。セールスマン忙しそうで、相手にしてもらえず。見積もり任せて作らせたら、オプション満載、諸費用満載。必ずしも感じは悪くないセールスだったが、相手を見て見積もってね。今回は縁がなかった。
■イプサム
オデッセイの方が外観が立派で好き。リアスタイルが嫌い。でもセールスマン好印象。
■セレナ
3列目のシートをどけるのに、左右に跳ね上げるのは良いが、いちいちヘッドレストをはずす必要が有るようでダメ。今までのセレナでも、これが一番めんどくさくてイヤだった。2台続けてセレナを選ぶほど無趣味ではない。
■ヴォクシー
TVコマーシャルで見たときは、顔のデザインがガッチャマンでイヤだったが、実車を見て好きになった。でも飽きるかも?何で内装が黒だけなの?セールスマン感じよかったのに。
■ステージア
格好は一番好き。買ってあげて、ゴーンが来て体質改善され、儲かるようになったとはいえ、車が昔より多く売れているわけでない日産を、もうしばらく応援したかった。しかしでかくて運転に気を遣いそう。見積もりとったら、300万円超えて腰が引けた。(貧乏人にはムリ。プレミアムガソリン使うし。)
■ノア
試乗で決定。セールスマンはやる気が有るのか無いのかよく分からないタイプ。うるさくないからまあ良いか。自信を持って売れる車がいっぱい有るトヨタのセールスは幸せである。
■ランサーセディア
カタログだけで検討。デザインは好き。価格も安くて好き。でも今は見送り。



1.バネットセレナ(H3年式)
 ここまで無責任に好き放題書いているから、自分のクルマのことを書くのは少し怖い。先代の日産(バネットつき)セレナが自分のクルマ。もう、10年近く乗っている。ワイドエスティマがほしかったけど、その大きさと価格の高さで手が出なかったときに、このクルマがすっと出て来たので、発表後1ヶ月くらいで買ってしまった。

 かたちは、顔がユーモラスで非常に気に入っている。買ってすぐ山中湖にドライブに行ったとき、渋滞でのろのろの運転をしていたら、対向車線のクルマから笑われた。ただし、初期型はフロント樹脂バンパーのウィンカー周りのかたちが、デコデコ、ゴテゴテしていてクルマのイメージに合わず、かわいくない。このバンパーはマイナーチェンジ後はすっきりかわいく変更された。ただし、マイナーチェンジ後は、フロントグリルの穴のデザインが、マーチ似のながマルから平凡な横サンになってしまって特徴が薄れた。私はセレナの最もすきなかたちはこの写真のように斜め後ろから見たところだ。リアの上端の丸い曲線が好きだ。

 私のセレナの乗り心地は余り良くない。どたどた・がたがたしている。特にリアが。でも、軽快な運転感覚が好きだ。ステアリングはクイックではないが、駐車場などでの取り回しは、サイズが小さいので非常によい。ちょっと買い物に出かけるには、気楽に運転できて良い。この軽快さは現行のセレナでも無くしてほしくなかった。現行セレナはステップワゴンに負けないために、大きくなってしまった。旧型セレナは、カー雑誌では狭いと言われてけなされていたけれど、大人2人+子ども2人+犬一匹の普通の家族には、十分すぎるくらい広い。セダンのようにきちんと座らなくてもいいし、荷物もセダンに比べればすごく詰める。カー雑誌では、このほどほどさを忘れてワンボックス同士を比較し、狭いということにしてしまうが、過ぎたるは及ばざるが如しである。たいていの家はこんな大きさで適当じゃないかと思う。

 このセレナ、買って間もなくパワーウインドウの動きがひどく遅くなったり、電動コーナーポールが動かなくなったり、エアコンの効きが悪くなったりと、マイナーなトラブルはいくつか有った。しかし、塗装はしっかりしていてつやはあせていないし、大きな故障もなく、なかなか信頼できる車である。日本車の平均レベル?(?_?)

 短い人生、一生のうちに所有できる車は多くはない。私の場合も、免許返上までにあと2〜3台しかないだろうから、他の車に乗り換えて楽しむのもひとつの考えだが、有る程度使い込んで、少しぐらい汚れても傷ついても気にならず、タフに走ってくれるジーンズのような今の車も、精神衛生上よろしく、捨てがたい。

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