『英語耳ドリル』製作メモ

2005/3/31

2005/3/25

いよいよ『英語耳ドリル』の発売日です。海老名にOfficeがあるので、帰りがけに駅前の 三省堂を覗いてみましたが、まだ『英語耳ドリル』は並んでいませんでした。残ねーーン!

amazonの 英語リスニング部門では、ナント『英語耳』が第1位、『英語耳ドリル』が第2位になっています。 順位が変わる前にぜひ見ておいて下さい。

4月から英語も始める人が多いと思います。間に合ったので、なるべく多くの人に活用して いただいて、英語学習の良いスタートをして欲しいと念じています。  

2005/3/15

初見本誌が出来てくるので、夜に出版記念の打ち上げをしました。アスキー2名、デジカル2名、私の5人 ですが楽しく話が弾みました。digicalさんには『英語耳』と『英語耳ドリル』とも本の表紙と 本文デザインを担当していただきました。

サイトはこちら。

英語耳の耳のデザインもしていただきました。表紙のデザインもいくつかの案の中から、喧々諤々と 議論した末に現在のデザインに決定しています。書くこと(一応私)と編集(アスキー)と本の デザイン(表紙と本文デザイン、デジカル)との三者の絶妙なコラボレーションにより優れた 作品が出来上がることがあります。1つだけだとまぐれですが、ぜひ『英語耳ドリル』も皆さんに 受け入れられて、まぐれではなくて、プロの仕事であることを認めていただけると、苦労した かいがあると思います。

今回も反応が良いので気持ちよく仕事が進みました。特にテキストの下に発音記号を入れる 作業に手間がかかると覚悟していましたが、ポンポンと反応よく、気持ちよく進みました。 テキストと発音記号の大きさのバランス、単語と発音記号が並ぶのか? 消音と連音の記号を 付けるのは始めてなのでうまく行くのか、などなどやるべきことは沢山ありました。恐る恐る 聞くと、何度も反応よくいくつかのサンプルを作っていただきました。おかげで、 コントロールしながら目標に近づけました。

見本誌が出来たその日に本を見れることは、このうえもない喜びです。『英語耳』のときは 米国出張中に見本誌が出来上がってきたので、感激を逃した思いでした。今回はその分も 喜びたかったのです。見本誌と言っても、初回の印刷分がほとんどできあがっていると聞きました。

それならば早く書店にならべればいいじゃん!?と聞いたら、3月は本の流通が めちゃめちゃに混んでいるので、本屋にたどり着くのがやはり3/24-25日になるそうです。

amazonの予約も順調です。おかげさまで、発売する前に異例なことだそうですが、 2刷が決まりました。

 

2005/3/08

『英語耳ドリル』と続編タイトルが決定。はやくもamazonの予約が始まりました。
本の紹介はamazonの予約ページに順次掲載されると思います。
値段は\2000、消費税を入れると\2100です。

『英語耳』よりも値段が高くなった原因は音楽の著作権です。

印刷所に第2稿の修正指示を終了しました。

 

2005/2/28

 続編の進捗は3/25日発売に向けて順調に進んでいます。
2/26(金)にはじめて表紙のデザインを見ました。『英語耳』が青い表紙に黄色い帯でしたが、 『英語耳続編』は黄色の表紙に青色の帯です。ちょうど色を逆転させたものです。タイトルが 黒字なので、よくしまっていて素敵な表紙だと思います。

 2/26に私がもらった第2稿に対してチェックをして修性が必要な箇所を赤ペンで記述して、 編集者に送り返しました。第3稿が最終版です。第2稿の完成度が高いので、第3稿は 極わずかの修正か何も変更無しでいけるでしょう。

 本の構成は4つの章がメインです。

第1章 発音できない音は聞き取れない
英語を聞き取れるようにするためには何をすれば良いのかを説明します。

第2章 Parrot's Law
CDに収録した5曲の歌を使って、Parrot's Lawの進め方を説明します。発音記号つきの歌詞がメインとなる章です。それぞれの曲を イメージした簡単なイラストをプロにお願いして作ってもらいました。なかなか良いできです。

第3章 Parrot's Lawステップ2
1から2分の短いスピーチを使ったParrot's Lawの練習です。CDには5曲を紹介する 会話を入れてあります。

第4章 発音・リスニングQ&A
私のサイトへのメイルでの質問、掲示板への書き込み、オフ会での質疑応答などから 出た代表的な質問とそれに対する説明の章です。語彙と読書に関してはかなりのページを 割いて詳しく説明してあります。今回はGraded readersについても詳しく書きました。

本のタイトルも決まっています。予約開始が近づいたら、本のタイトルをお知らせする 予定です。発売まであと1ヶ月を切りました。よい物ができた感覚がするのでとっても待ち遠しいです。

 

2005/2/18

 歌は、語尾の音の消失と前後の単語の連音がゆっくりと出現するために、とても良い練習が出来ます。 歌詞の発音記号に、消失と連音の記号を工夫してつけました。

どういう練習ができるのかを説明するためには、「英語耳掲示板No.1035」にSinkaさんが「だまし絵」 というタイトルで英語の発音の難しさを端的に表してくれています。

・・・「単語レベルで発音出来、聞けるようになっても、文章の単語と単語との繋がりのところがどうも英語は 日本語と異なり、くっついていて(繋がりが速く)、単語内の延ばすところが切れ目のように聞こえ、 慣れない我々は音の帰結を勘違いして聞こえてくることが多いです(^^;;。要するに「だまし絵」と同じで、 違うところで切ってしまっているためだと思います。」

 だまし絵が本来の絵で聞こえるようになるためには、読書も役に立ちます。ゆっくりでもある程度の スピードに乗って読めるようになると、2−3の単語をいっぺんに目に入れて読んでいます。つまり、in other wordsのような熟語などですね。発音の重要性は、読書の時にも、この2−3の単語をいっぺんに目に 入れている時は、前後の単語の連音と消音もネイティブが話すように忠実に 頭のなかで再現出来るようになるからです。

 「読書は目で行うリスニングだ!」と言っていますが、だまし絵が本来の絵で聞こえるようになる ための良い方法なのです。にわとりが先か、卵が先か、だまし絵が本来の絵で聞こえるようになると、 読書の時にも、連音が頭の中で響くようになるのか、読書の時の目から単語間のつながりを沢山経験すると、 聞こえるようになるのでしょうか? 私は読書とリスニングの相互作用だと思います。

 「だまし絵」現象を克服する方法は「リスニング」の本が沢山出ていますが、まだほとんど見かけませんね。 『英語耳』続編が役に立てば幸いです。

 

1昨日、マスターCDが宅急便で自宅に届きました。早速、CDプレーヤー+ヘッドフォン、PCで波形を見ながら、 そして我が家の自慢のオーディオ装置で聞いてOK/GOを出したのは1/15の深夜です。

 CDの音は、歌5曲が約合計18分、ナレーションが約15分、合計で33分35秒と高密度でかつ コンパクトな英語耳を作るためのドリル用に出来上がりました。満悦!

 第3章の第1校が1昨日、第4章の第1校が昨日出てきました。第4章は私のサイトに寄せられた質問などを もとに作成した「Q&A」の章です。今回は英語の読書について内容をふくらませてあります。

 第3章と第4章に対して、ちょっとだけ必要な修正を加えてKさんにメイルでフィードバックしました。 目次やParrot's Law経験談などの全ての第1校がそろうのは週末入稿、次週早々に出稿になるような 進捗ぐあいです。各章ともKさんの校正の完成度が高いので、樂勝でスケジュールに間に合いそうです。 はやく表紙を見たいのですが、次週の後半?何でも『英語耳』とカラーを逆転するのだとか。そうすると、 まっ黄色な背景に英語耳の文字が青?

2005/2/15

 発売日は3/25日。
出版者の意志で以上のように昨日決定されました。我々の努力と進捗が認められ3月中の発売と なりました。Excellent!!!

 今日からは、出版者、印刷所、CD製作、広報宣伝が一丸となって3/25をターゲットに動き 始めます。もう後へは引けない状況ですね、がんばるしかない!

 こうして続編の発売が99%以上確実になったことは嬉しい限りです。

 昨日、2章の第1校があがってきました。歌詞と発音記号のフォントの大きさのバランスを いじったので、第1校の2回目になりますが。歌詞のフォントは大きめにしてあります。 『英語耳』の読者が60-70代の人が多いことが分かったために、文字をできるだけ大きく しました。発音記号には、連音と消失の記号も付けました。発音記号はBlueです。 とてもいい感じに出来ていますよ。続編も『英語耳』と同様に黒と青の2色刷りです。

 本日、第4章の入稿がKさんから出される予定です。出校が出てきて(多分週末)から我々がRed Lineを入れる作業が続きますが、絶対納期期限が2/25です。それまでに、「てにをは」 を含めて原稿を100%完全にすることが我々の使命です。

 今回も実はKさんの段取りが良いので比較的に安心して作業を進めています。 コラボレーションの成功はなんといっても中身ですが、段取りの良さもとても重要な 要素だと考えています。イラストレーター、録音スタジオ、ナレーター、録音原稿、 音楽の音源の確保(編集長の功績大!)、法務の努力による音楽の契約、ページ構成など 多くの人がかかわっています。今回、音楽とナレーションが入った複雑なCDが製作される までには多くの困難を乗り越えてきました。著者と言うよりも、Kさんと一緒に プロデューサーの醍醐味を楽しみながらやっています。

 本日、最終形態のCDが我が家に届く予定です。チェックしてOKならばプレスにGOがかけられます。

 

2005/2/12

 原稿は少しスケジュールよりは遅れ気味ですが、第1章、第2章は入稿してすでに 出稿されてきています。今朝はやくに、第3章を入稿しました。『英語耳』続編は4章の構成です。 原稿書き作業は、一端私の手を離れて、Kさんが精査してから入稿をしています。

 出版関係は、いまだに出稿と著者校正のやり取りはFAXを使って行われています。今回は、 さすがASCIIさんはPCのノウハウが豊富なので、私たちのやり取りは電子的な原稿を主にして、 校正は朱書きをPDFにしてネットでやり取りしています。原稿は深夜に書くことが多くなります。 ブロードバンドで常時接続なので、著者と編集者とメイルを1日に何通もやり取りしています。

 例えば、1章の原稿を編集者に送り、2章を書いているとメイルで1章のFeedbackが 編集者から入ってきます。3章を書いていると、2章のFeedbackが帰ってきて、1章の 修正を送り返す、などなどを深夜にやり取りをしています。著者と編集者の コミュニケーションが良いほど、良い作品が出来ると考えています。

 今回はオフ会を行い、貴重な意見をたくさんいただきました。オフ会のあとも、 メイルで同時配信しながら、色々なコメントをいただいています。このコミュニケーションも 作品の質を上げることにつながっています。とくに、第4章の読書に関するところは、 実際に読んでいただいたりしながら、意見をいただいています。

 第4章の入稿は週末中には終わるでしょうから、3月末の発売は可能なスケジュールで推移しています。

 

2005/2/8

 先週、続編の出版スケジュールを打ち合わせました。まだ3月末に発売できる可能性が 残っています。ただし条件は原稿全部を2/9(水)までに入稿すること。これはきついの ですが、一刻も早く仕上がりを見たいので、限界までがんばっています。といっても 私よりもKさんの方が大変そうです。

 歌をCD以外のこのような英語の学習のための本に入れようとすると、いろいろと制約が あることが今回分かりました。たとえば英語の歌詞は発音記号つきと、発音記号を付けない ものとを印刷します。すると、歌詞の使用権の支払いが2倍になります。さらに翻訳を付けると 3倍になるそうです。これは1冊ごとにかかってきます。本の値段を上げることは本意では ないので、開き直って歌詞の訳は1曲目の Fly Me To The Moonだけにしました。ただし、要約を付けて、単語の説明をつけて分かるように 工夫・努力してあります。

 歌は単語の中の音がスローモーションのようにゆっくり出てくるので、聞き取りと、 聞き取った音の発音再現練習に適しています。とくに語尾の音の消失の程度まで聞き 分けられるので、会話では速すぎて不可能な聞き取りがスローモーションで可能なのです。 語尾の消失があるところは、発音記号の下にマークをつけて練習しやすくしています。 この記号付け作業を週末にやっていました。

 このマーキングのために消失のところを気を付けて聞きながら、1ヶ月ぐらい聞き続け ました。全部でそれぞれの曲を100回以上聞いています。でも飽きるどころか、ますます 聞きたくなります(選曲に自己満足!)。いくつかまだ、マーク漏れがあるかもしれませんが、 入稿に出しました。出来上がってきたらまた何回も聞いてチェックします。それでも漏れる かもしれませんが、消失の程度によっては人により聞こえたり聞こえなかったりする微妙な ものも含まれているからですが、あとは読者にゆだねたいと思います。

2005/2/5

掲示板に書いていただいたenさんのTime After Timeの曲への思いと、曲の紹介のナレーションの気持ちが驚くほど一致しています。enさんの ご了解が得られると思いましたので、書き込みと、続編に入れる予定のスクリプトを紹介します。

Time After Timeはリズムさえ取れればカラオケでとっても歌い易い曲です。ぜひ私の団塊世代より上の 60代、70代の人にリズムに乗ってかっこよく歌って楽しんでいただきたいと思います。

タイトル: 「Time After Time」 Cyndi Lauper 投稿日: 2005/02/04(Fri) 10:52 投稿者: enさん

続編にCyndi Lauperの「Time After Time」が入っていると知り、とっても待ち遠しく 思っています。Cyndi Lauperは私がcollegeに在学していた頃と丁度彼女がデビューした 頃と時が同じで、アルバム「SHE'S SO UNUSUAL」を聴いて大ファンになり、何度も何度も聴いては真似していたものでした。 当時30歳だったCyndiが、パワフルにまるで高校生のように歌っていた「Girls Just Want To Hava Fun」も勿論大好きな曲の1つでしたが、「Time After Time」では、とっても切なくしっとりと歌っていて、真似て歌っていた私もその歌詞の 内容に、歌いながらついつい涙していたこともありました。とにかく彼女の歌い方が素晴らしい。
時が過ぎた今でも・・というよりも時を重ねるごとに彼女もどんどん素敵に年を重ねて いて、すごく魅力ある人だなぁと思えます。

If you're lost you can look and you will find me.
Time after time.
If you fall I will catch you I'll be waiting.
Time after time.

こんな風に言えること自体が、すごく素敵です。
好きな曲だと、取り組む意欲の沸き方も全然違ってきますね。
曲の紹介ナレーション。とても楽しみです。

 

以下は『英語耳続編』に入れた、曲の紹介のナレーションです。スピードはナチュラルな 会話調で収録しました。

4 Time After Time / Cyndi Lauper


松澤:  The 1980s were such a creative and productive time for pop music.

Lindsay: Absolutely. So many songs that are classics today were written then. Time After Time was released in 1984 on Cyndi Lauper's debut album titled She's So Unusual. What a perfect title for her first record! Cyndi's voice is not what most people would call beautiful, but she does have a unique and appealing sound, not to mention a very creative style. She'd co-written this song with Rob Hyman of The Hooters, and Rob had also sung backup on it for her. Apparently they'd written the song together very quickly at the last minute, when her album was nearly finished, because the producer felt that they needed one more track for it. Cyndi had said that she'd come up with the song title "Time After Time” when she saw it in the TV Guide - it was the name of a 1979 science-fiction thriller starring Malcolm McDowell as a man who invents a time machine!

松澤:  Really! I remember seeing that movie on TV - I liked it a lot. Creative connections can be so unusual, can't they.

Lindsay: Ha ha! Cyndi might have thought so too when she chose the title of her album. Did you know that “Time After Time”was her very first No. 1 hit? Her next No. 1 came two years later with “True Colors.”

 

↓さらにenさんが書きこんでくれました。一つの単語の中には音(子音母音)がたくさんあります。 enさんも同様に感じていただけていることがわかって嬉しいですね。中学・高校の時に歌を沢山 歌っていて、強烈にイヤというほど感じました。皆さんにも同様に感じていただきたくて、Parrot's Lawの伝道をはじめたのです。

タイトル: Re^2: 「Time After Time」 Cyndi Lauper 投稿日: 2005/02/05(Sat) 15:25 投稿者: enさん

続編の紹介のナレーションのスクリプト拝読させて頂きました。書き込みを紹介して下さり、 こちらこそありがとうございます。松澤さんと、Lindsayさんの会話を読ませていただいて いるうちに、当時の想い出がパーッと頭の中に蘇ってきました。懐かしいです!

>The 1980s were such a creative and productive time for pop music.

そうそう!本当にそうです。Absolutely です(笑)Madonnaや、Michael Jackson♪ 今聞いても名曲だといえるものがいっぱいでした。

それ以前にも松澤さんの英語歴の中学生時代を拝見させていただきますと、私が中学生の頃ととても 似ていらっしゃいました。大好きな歌をそのアーチストのように歌いたい!♪ 何度も何度も レコード(当時はレコードだったんですね・笑)聴いて、そして音を書き取り、真似ていました。( 中1から英語を始めたばかりなので、文法も語彙も全く知識が無くて、ただ音だけが頼りでした・笑) ビートルズや、クイーン、イーグルスなどなど、本当に洋楽にどっぷり浸かっていました。
fとvの音の訓練には、The Beatles の「Strawberry Fields Forever」が最高でした(笑)今考えれば、たった3つだけのこの単語の中でさえ、fとvの 発音訓練以外に rとlの訓練、bとvの聴き取りの訓練などびっしりと詰まっていますね^^!  好きな歌を歌えるようになるために必死だったのですが、それが自然と発音の訓練になっていました。

>Cyndi’s voice is not what most people would call beautiful, but she does have a unique and appealing sound, not to mention a very creative style.

↑の部分を読んで思わずPCの前で頷いていました。Cyndiの話し方って非常に特徴的で、 「バリバリのニューヨークの下町っ娘!」といった感じで、I know〜 と話すところなど、鼻音が特に強調されていて、まるでガムでも噛みながら話して いるの?と思えるほどでした。確かに美しい声とは言えなかったのですけれど、その個性的な 彼女らしさが人気の出た理由だったのでしょう♪ 後ほどあの有名な『U.S.A. For Africa We Are The World』での彼女が歌ったパート部分は、彼女のよさがしっかりと 出ていました。

思い切り当時の音楽を聴いてみたくなりました。“True Colors”も是非もう一度聴いて みようと思います。久しぶりに当時に戻った気分になりました。
名曲と素敵なナレーション♪ 続編が益々楽しみになってきました。 本当にありがとうございました。

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