世界のへぇ〜
<
未知との遭遇は、人生の喜びである>

第一回 ラスベガス編


ラスベガスのカジノは
客を眠らせないよう、
酸素の量を調節しているらしい



 はじまりました新企画。名付けて、世界の「へぇ〜。」…どこかで聞いたことがあるなあ、と思ったあなた、その感覚こそがデジャブーです。滅多に経験できませんよ、デジャブーなんて。おめでとうございます。ま、そういうことで、パクリ疑惑は忘れてくださいな。

 さて、初回はラスベガスです。噴水ショーや火山噴火ショーで有名なホテルあり、カジノ内でライオン飼ってるホテルあり、ピラミッド型ホテルやベニス運河付きホテルあり。そんな約70軒以上もの個性派ホテルに共通するテーマはズバリ、「宿泊客をいかに長くカジノで遊ばせるか=いかに多くの金を使ってもらうか」。

 各ホテルのカジノは必ず1階にあり、客はチェックインしてから部屋へ行くまでの間に、早くもカジノを通ることになる。客室は広いけど簡素で、ミニバーもコーヒーメーカーもなし。「部屋でくつろがずに、さっさとカジノへ来い!」ってことなんですね。女性や子供向けのショッピングモール、プールなどが充実しているのは、家族連れのお父さんにどっぷりカジノにハマってもらうため。レストランが1階にあるのも、腹が空いたらカジノ方面へ行かせるため…などなど、おぬしもワルじゃのうベガス屋、って感じです。

 そんなベガスだけに、カジノの酸素量を調節してるって話も、かなりマジっぽい。これを聞いたとき、酸素を減らすことで客を酸欠状態にして眠らせない、というふうに勘違いしたのは僕だけでしょうか。はい、そうでしょうね。

 似たような伝説に「深夜のカジノの飲み物には、眠気を飛ばす何かが入っている」というのもあるらしい。この調子なら、「眠りそうになると6人のお婆さんが現れ、一斉にワキの下をコチョコチョしてくる」なんてウワサもアリか?


空港のバゲージクレームには
スロットマシンがある



 マッキャラン空港に到着して、荷物を取りに行ったら、バゲージクレームのフロアにスロットがダダーッと置かれていてビックリ。荷物が出てくるまでバクチでもしましょうよ・って甘い誘いですね。この場所にあるスロットって、妙にギャンブラー魂をくすぐる。「10億円のジャックポット出して、リモ(リムジン)でホテルへ乗り込むぜ!」なんて夢見たり。

 ああそうさ、オレはここでプレイしちゃったことがあるともさ。全然かすりもしなかったさ。スロットの数字がむなしく回転してる間、オレのスーツケースもターンテーブルの上でクルクル回っていたさ…とほほ。

 ちなみに、日本へ帰るときにも、出発フロアは搭乗口ギリギリのところまで、見渡す限りスロットがずらり。ラスベガス旅行最後の一発逆転チャンスに大金賭けて見事に玉砕、半ベソかきながら飛行機に乗るお客さん、けっこういるはずです。まさに、尻の毛まで抜こうとするエステな街、ラスベガス。何だそりゃ。


ウエディング天国
ベガスの教会では
ドライブスルー挙式できる



 ベガスのあるネバダは、全米一お気軽お手軽に結婚できちゃう州。とにかく事務手続きが簡単で、平日は深夜0時まで、週末は24時間営業というコンビニみたいな役所で書類にサインし、申請料50ドルを支払うのみ。各教会の挙式プランの種類も豊富で、何と最低50ドル前後からありまっせ。

 日本人でもパスポートさえあればOKなので、「今日は天気がいいし、結婚式でもするか!」と思い立ったら、または「しょうがないから責任とるか…」と追い込まれたら、とりあえず役所へどうぞ。

 で、ベガスで一番手っ取り早い結婚式が、教会前で車に乗ったまま式を行ってしまうドライブスルー結婚式。車内で宣誓の言葉を述べるだけで、そうよふたりは夫婦船。そんなドタバタ挙式のカップルは別れるのも早いのか、ネバダ州は「州内に6週間滞在すれば、相手が反対していても離婚できる」という、これまたお手軽な離婚法まで用意している。天使なのか悪魔なのか、わからんぞネバダ州。



■オマケ■今月のふ〜ん

大当たりジャックポットの
過去最高賞金額は46億円


エクスカリバーホテルのスロットマシン『メガバックス』で今年3月21日に記録。ちなみに賞金からは税金30%が差し引かれ、残金を25年の分割払いか、一括払い(金額は減少)で受け取る。うらやまひ〜!


カジノ内は全ドリンク無料、
緑茶だってオーダーできる


ドリンクの種類はカジノによって異なるが、緑茶や日本のビールを揃えたところも増加中。バニー姿のカクテルガールにオーダーし、チップ1ドルを渡すのがマナーです。


MGMグランドホテルの
部屋の数は全部で5005室


世界のホテル客室数ベスト10のうち9軒がベガスのホテル。MGMグランドを筆頭にルクソール(4474室)、ヴェネチアン(4049室)と続く。ヴェネチアンは今後、7000室(全室スイート!)になるらしい。



第二回 台湾編


風邪をひいたときは
漢方薬ではなく、
塩入りコーラを飲んで治す



 台湾って、なぜかヘンなドリンク類が目白押しです。コンビニで売られてる緑茶や烏龍茶などは、大半がどっぷり砂糖入りで、同じく甘〜いアスパラのジュースまでもが定番人気。奥さん、アスパラ甘汁ですよ。そんなもんシラフで飲めまっか?

 そんな甘党大集合アイランドで、愛飲されているのが、黒松(ヘイソン)ブランドの台湾版コーラ、SARSに似た名の『沙土(サースー)』。蓋を開けた途端に湿布薬の香りが炸裂し、どこがコーラやねん、ベタ甘くてカラメルの味までしとるで、ドクターペッパーよりクサいんちゃうか、なんてツッコミまくりたくなる。

 しかも、台湾では風邪をひいたときに、この黒松沙土に塩を加えて飲むのが当たり前なんだとか。せっかく中国5000年の医術を受け継いでいるのに、せっかく星の数ほど漢方薬があるのに、ああもったいない。

 知り合いの台湾人に、その理由を聞いてみると、「暑い夏や風邪のときに飲むと、スカッとしておいしいんだよ」という答え。湿布を飲めば、そりゃ体の芯までヒンヤリするかもしれん。でも、そんなんで風邪が治るんだろうか。

 別の台湾人いわく「黒松沙土の元祖は、植物の根の絞り汁を発酵させたアメリカの炭酸飲料ルートビア。根っこが原料だから、風邪にも効きそうに思えるんじゃないかな。ほら、風邪薬の葛根湯みたいな感じでさ」。ほら、って言われても…ねえ。根っこなら何でも薬になるわけじゃないでしょ。

 ついでに、塩を入れる理由も聞いてみた。黒松沙土と塩少々をグラスに注ぐと、泡がブクブク大量に発生するらしい。そこをすかさずグビグビ飲むらしい。それだけ?そうです、泡いっぱい出す、そのためだけに塩入れとります。黒松沙土って飲み物、もう何から何まで日本人には全然わからないことばかりあるよ。


買い物のレシートを
キープしておくだけで
800万円が当たる



 一攫千金のチャンスは、レシートにあり。台湾のレシート『統一発票(トウイファピァウ)』は、ただの紙切れではありません。かつて、レシート発行の習慣がなかった台湾では、商店や飲食店などが売り上げをゴマかして脱税するのが当たり前だったそうな。

 そこで、10数年前に政府が導入したのが、台湾全土共通レシート。上部に印刷された8桁の数字が宝くじになっていて、下3桁的中の6等200元(約800円)から、8桁的中の特賞200万元(約800万円)まで、8種類の賞金が用意されている。抽選は年6回、奇数月の26日に、前月と前々月に発行されたレシートの当選番号を発表。日本人旅行者でも、帰国後にネット(http://www.dot.gov.tw/)でチェックできる。

 このレシートをたくさん集めるために、まとめ買いはせず、わざわざ何度かに分けてショッピングをする熱烈宝くじマニアもいるとか。運が良ければ、お土産を買ったときのレシートが、ドドーンとビッグマネーに大化けするかも!?


ヘアカットではなく
Hマッサージをする
理髪店がやたら多い



 男性のみなさん、台湾の理髪店はルンルン気分、いや、要注意です。そこら中にあるけど、やたらに入店してはいけません。理髪店には2種類あり、ひとつは日本と同じ床屋、もうひとつはマッサージ屋のこと。このマッサージ屋は、有名な足踏みマッサージをはじめ、マジメ系が中心だけど、男性客専門のあやしいマッサージ+αをやってるところも多いんですね。

 こうしたピンク店は、24時間営業だったり、店内が薄暗かったり、ビルの2階にあったりするのが特徴。風俗業は法律違反なので、隠れながらコソコソと密室で秘め事してるわけです。足を踏み入れたら最後、きっと、ああそんなことまで、ってことになるんでしょ。おお、そんなところまでそんなふうにそんなそんな、もう助けて〜もっとやってぇ〜、ってことにまでなるかもしれません。いやはや、どうしましょ。あ、別にどうもしなくていいのか。

 いろいろ想像してると、頭の中が渦巻きグルグルになってきますな、理髪店だけに。


■オマケ■今月のふ〜ん

もうすぐ台北に世界一の
高さのビルがオープン!


建造中の台北国際金融センター(通称は台北101)は地上101階、高さ508m。2004年に完成すると、マレーシアのクアラルンプールにあるペトロナス・タワー(高さ452m)を抜いて、世界一高いビルとなる。


カニと牛乳はサイテーの
食い合わせとされている


日本のスイカ&天ぷら、ウナギ&梅干しみたいなもんで、一緒に食べるとお腹をこわすと信じられている。台湾にカニグラタンやカニクリームコロッケは存在しないのか?


コッテリ豚足風味の
アイスクリームあります


台北のスイーツ好きが集まる某アイスクリーム専門店では、豚足のアイスが名物メニューだ。 ゴマ油と塩が効いていて、豚足の粒々もたっぷり。頬張った瞬間、さわやかなブタの香りがあなたを夢のような世界へ…。



第三回 韓国編


韓国で出版されてる
日本の漫画は、ゴルゴも
ちびまる子ちゃんも左利き



 スラムダンクに名探偵コナン、サラリーマン金太郎、ちびまる子ちゃん…韓国の漫画喫茶をのぞくと、並んでるのは日本の作品ばかり。すべてハングルに翻訳された韓国版なんだけど、驚くべきことに、どの漫画を開いても、登場人物はみなさん左利き。どーして?

 韓国在住の知人に聞くと、「ハングルは横書きだから、こちらの本は欧米と同じように左とじで、左から右へと読んでいくわけ。だから、日本漫画をこのスタイルに変換するために、左右のページを入れ替えて、各ページの表裏も反転させちゃってるんですよ。わかります?」とのこと。

 もちろん!と即答したけど、本当は全然わかってなかったので、実際に漫画本を使って実験を重ね、ようやく理解できて喜んでるバカなライター36歳、好きな漫画は『おれは鉄平』。しぶいぜ。

 つまり簡単に言えば、日本の漫画を鏡に映したものが、韓国版なんですね。ブラックジャックの傷跡は左頬から右頬に、サザエさんのタラちゃんや、キン肉マンのテリーマンは左利きから右利きに変わってます。車は左ハンドルだし、道路の右側走ってるし…。

 ってことは、巨人の星で、もともと右利きとして生まれたのに、「ピッチャーはサウスポーが最強なのだ!」と信じるガンコアホ親父の一徹に、ムリヤリ矯正させられた星飛雄馬も、韓国では右利きに逆戻り。泣くな、飛雄馬よ。

 ちなみに、ハングルでは単語の最初に濁音が入らないので、ドラえもんはトラえもん、ゴルゴ13はコルゴ13になってしまうらしい。おいおいコルゴかよ…ハードボイルドで冷徹無比な無敵のスナイパー、というよりは、モミアゲのかわいいコルゴちゃん、ホントはおしゃべりと甘いもの大好きなのよ、って感じですな。


女性誌を購入すると
アイロンや食器などの
付録が付いてくる


 日本でも雑誌の付録って、いろいろありますよね。パソコン誌のCDーROM、女性誌の化粧品サンプル、オヤジ雑誌の『ああ禁断の柔肌がついに!』的な袋とじエロ企画とか。でも、韓国の女性誌ったら、スケール段違いです。

 何しろ雑誌の値段は400〜700円程度なのに、一緒にビニールパックされた付録の方は、ドライヤー、ミニアイロン、腕時計、食器、メイクボックス、バッグ、システム手帳、PCキーボードなど、超豪華。1冊の雑誌に3、4個の付録があるのも当たり前とか。

 こうなるともう、付録を買ったら雑誌が入ってた、ってノリですね。広告だらけの分厚い雑誌自体は、すぐに捨てられる運命なんだろうな。で、常にどこかしらの女性誌の付録になってる定番アイテムが、折り畳み傘。街を歩いていて雨が突然降ってきたら、本屋へ駆け込み、折り畳み傘付きの雑誌を買う人が大勢いるらしい。すでにズブ濡れの人は、まずタオル付きの雑誌を買うんでしょうかね?


ロッテリアの
ハンバーガーを食べて
美容整形した人がいる



 付録フェチな韓国のみなさんは、もちろん懸賞だって大好きなんだもんハムニダ。先日、ロッテリアが行っていた懸賞キャンペーンは、「ハンバーガーで美容整形を当てちゃおう!」というもの。さすがロッテリア、日本でも掟破りのキムチシェーキを販売したし、爆走迷走ゴーイングマイウェイです。

 この懸賞は、ライ麦パンえびバーガーセットの購入者に、スクラッチくじを渡し、計10名に美容整形手術が当たるというもの。病院や内容に関係なく、最大約15万円の費用が支払われるそうな。

 ちなみに、美容整形の盛んな韓国では、二重まぶたで約12万円〜、鼻で約19万円、脂肪吸引で約28万円が手術費の相場。ソウル在住のあるポチャポチャ体型の女性は、脂肪吸引手術に憧れて、毎日ロッテリアへ通い詰めたが、結局、くじに当たることはなかった。しかも、ライ麦パンえびバーガーセットの食べ過ぎで、ポチャポチャがデブデブになってしまったらしい。悲劇だ。いや、喜劇か。



■オマケ■今月のふ〜ん

東京とソウルのタワーを
比べるときは高さより海抜で


東京タワーは高さ333m、ソウルタワーは236m。なのに韓国人は、山の上に立っていて海抜370mの展望台があるソウルタワーの方が高いと主張する。負けず嫌いですね〜。


みなさん当たり前に使ってる
ヘンな年齢の数え方がある


普通は生まれたら0歳だけど、この数え方では1歳。その後は、1月1日になる度に1歳ずつプラス。つまり、12月31日に誕生した子供は、翌日もう2歳になります…こわいぞ。


4月14日はブラックデー、
5月15日はイエローデー


4月14日は、バレンタインに縁のない男女が中華料理店で黒い韓国風ジャージャー麺を食べつつ慰め合う日。これがキッカケで愛が生まれることも。それでもダメな人は、5月15日に黄色い服を着てカレーを食べないと、1年間恋人ができないんだと。そんな飲食業界の策略にまんまとハマって、ホントに黄色い服を着てしまう人って、それだけでもうダメ人間のような気がするけど。