Citroen DS・・・

その奇怪ともいえるデザインは何故に?

真面目な検証  2


その弐   オリジナリティあふれるデザインへ。歴史に名を残す仕事の一部始終。

その壱のデザイン画が「走り」出しました。「トランクはどうする?」と悩んでいる感じがしますね。下の図面でどうやらスペースを犠牲にしてもラインの美しさを取ろう!!と決まった様子です。

あれ?作成年度的には後になるのですが・・・やはり上層部からはトランクスペースが問題になったのか〜?11CVは余裕があったもんなあ。なにやらノーズの形状もいろいろ考えられていたようです。

決定的ともいえる素晴らしいデザイン。特にフロント部は詳細に記載されています。フロントドアに至るフロントフェンダーのライン、リアドアあたりから始まるリアフェンダーへのライン。美しく、僕らに馴染みのあるカタチになってきました。ハンドルの位置とシートの位置からするともう少しルーフの高さが必要かも知れません・・・・。苦しくてリアシートの座面がずいぶん下がってしまっています。乗り降りが大変そうですし、前が見えないような気がします。しかし、11CVの時に考えた車高調節サスペンションがあるから、乗るたび車高を上げ下げすればいいんです〜、っと考えたかどうか?(笑い)    topへ

このデザインも走り出しました。上の絵が過渡期、下の絵で進化しているようです。一つ前のデザインからリアフェンダー、ルーフ周りが変更されています。これによってリアのオーバーハングがずいぶんと縮まり、いまのDSの様になりました。

画像の上では既にDS生誕の基本的部分が全部備わっています。もうサナギです!!しかし、下のデザインではもう少し冒険したいベルトーニの悩みなのでしょうか?より流線型のフォルム、決めてとなる低いルーフをもったデザインがされています。これもかっこいいですね。

出来てきました!!リアのウインドウ周りの意匠が固まってきた様子です。リアのピラー周りもです。これが11CVの後を継ぐシトロエンのフラッグシップになるのです。デザイン室のメンバーの頑張り、もしも内容を見た営業担当はどう思ったでしょう?(笑い)。

面白い一枚です。ベントーニのサインもはっきりと。これはフロントのバンパーですね。ナンバーの数字は明らかに西暦を示しているのでしょうね。この発想。ステキです。

ルーフ、ピラー周りのデザイン画です。リアウインドウの際にマーカーレンズをもったデザインが描かれています。またリアドアをかたどるメッキパーツのデザインも出来てきました。フロントウインドウもボンネットフードの下まで入り込んでいるのが分かります。


こうして1955年にデビュウを飾るDSですが、エンジンは?11CVから引き継ぐのか?という疑問もありますね。僕らは「どうもシトロエンはエンジン関係弱いんちゃう?」と思っていました・・・が、やっていましたよ。エンジン開発。

これです!!お〜っ!!フラットシックスだぁ〜。2CVのエンジン並べたか?と考えられる1806cc63馬力シングルキャブなのか?もう少し見てみましょうう〜ん、OHVか?ファンがついて、ダクトもあると考えると空冷か?(水冷でした)。その他の写真から考えるとシングルキャブの様子でした。う〜ん、この開発が間に合って搭載されていたら今のシトロエンとは違っているのかも。もしかして「フランスのポルシェ?」お〜、乗り心地のHU^WA^HU^WA感と、フラットシックスの音、もしも速ければすんごい車となっていたことでしょう。でも今は今。いいじゃないですか〜。

出来上がりました!!ホワイトタイヤ!!似合います!!白いステアリング!!なんて上品なデザインなんでしょう(感嘆!!)。フランス中のお子さんに受けたことでしょうね。「ウルトラマン」のようなものです(ホントかよ!!byさま〜ず三村・・)。

インテリア!!は〜、アバンギャルドゥ^^。ギャランドゥ〜♪。フランス中の奥様の視線をくぎづけに・・・デッサンはこんなんでした。おおっ!!モダ〜ン、カルダ〜ン、ハルダンジ〜(春団治〜笑い。全部語尾上げでお願いします)。


かようにしてDSは誕生。素晴らしい一瞬でした。今に続くデザインの雄、シトロエンのすばらしさを感じずにいられないですねえ。ご感想をお待ちしとります(BBSなどで)。

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