*画像多し・長文です。 2度目となる石巻行き。今回は旦那が2日間のボランティア作業をし、その間、私は石巻や南三陸町に物資を届けに行きました。 前回は個人の物資配送では高速道路料金が無料になる申請は受けられない(私の地元自治体では)との情報だったので、 申請せずに自腹で高速代を払いましたが、今回はボランティアセンターよりボランティア活動依頼証明書を発行してもらい、 地元自治体に申請をして高速道路料金が無料になる証明書(災害派遣等従事車両証明書)を発行してもらいました。 その手順はこちらから→災害派遣等従事車両証明書
ボランティア作業の為の装備一式、車中泊の毛布等、着替えetc・・・ 夜通し走るので、旦那の睡眠確保のために大人一人寝れるスペースも確保。・・・したはずがコレじゃ眠れんと。 出発前急きょ積み方を変更し、シェルフや冷風機をキャビネットの上に乗せ、倒れないよう紐で縛り、なんだかドタバタな出発でした。
ウチの車のナビは10年前の年代モノなので、石巻ボランティアセンターのある石巻専修大学をものすごーく遠回りして教えてくれました。 おまけに、周辺は新しい道路や橋ができていて、1回では大学に辿り着けなかった・・・・。 周りの案内図も目立たず、あれじゃ誰もわからないよ・・・・。午前8時、ようやく到着。 6月11日はあの大震災からちょうど3ヶ月。3ヶ月経ってようやくここまで。3ヶ月経ってまだここまで。そんな感じ。
今回、南三陸町に行ったのは出発数日前に“支援物資としてどうかな?”と友達から大量のブラジャーを貰いました。 それも私には未知の世界のLL、3L、4L、90E、95G、95Hの素晴しいサイズばかり(汗)。 友達のお母さんが通販で購入して試着したけど合わなかったものらしいです。 1度、洗濯しちゃうから返品もできないそう。そんなこんなでタンスの肥やしで溜まっていったようです。 確かどこかの避難所で大きいサイズのブラジャーが不足してると言う話を聞いたなぁ〜と検索。 そこで見つけたのが南三陸町で自宅避難者を支援している方たちで、 ブラジャー、それもアンダー80以上のできればノンワイヤーを希望していました。 支援物資で届くブラジャーは小さい物ばかりで恰幅の良いお母さん達には合わなくてね〜とおっしゃってました^^。 ノンワイヤーもいっぱいあります♪他にもカーテンやうちわ、ハンガーラックも1台降ろしていきました。 走りやすい快適な山道。そろそろ南三陸町に入るけど、まったくもって普通の田舎の風景。それが一変しました。 法面の岩がむき出しのところまで津波が来たと思われます。白い自動車と比較するとかなりの高い波がココまで来た事が分かります。
上の地図の水尻橋はこちら↓片側交互通行でようやく通行できます。 重機やダンプが行き交う石巻とはまた違った風景でした。 それでも物資を届けた先の女性は『これでも片付いたんですよ。自衛隊の方が一生懸命ガレキを撤去してくれました。』とおっしゃってました。 南三陸町はまだ水道が通っていません。浄水場の塩分濃度が下がらないようです。 そのため、飲料水が必須となっています。にもかかわらず、私は2Lのペットボトル2ケース降ろし忘れました・・・・(涙)。 荷物を降ろし出ようとした所、末っ子くんのためにお菓子を頂きました。 もらえませんよーとお断りしたところ、支援物資でこうやって配ってるんです。どうぞ。とおっしゃってくださいました。 ありがたく頂戴いたします。 本当にまだまだ。3ヶ月経ってもまだまだ。それでもこの町で生き抜いている人たちがたくさん居るという現実。 ただただ呆然とシャッターを切るしかなかったです。 でも明るい兆しも。津波で流され、何もなくなった店舗跡地でセブンイレブンの移動販売が開店していたこと。 高台の工業団地内の倉庫内で、6月1日からローソンが仮オープンしたこと。 みな必死で生きているって気がしました。 ちゃんとローソンでお昼の買い物もしました。せめてもの地元支援。 このあと、テレビなどで見る高台の中学校か小学校に行って町の全景を見ようと思ったところ、旦那から電話が。 『お昼で終ってもう大学に着いた』 なぬーーー!!! 大学まで1時間掛かるんですけどーーー。 活動報告書を提出したり、お昼ごはん(おにぎり)も食べるから大丈夫〜と。まぁとにかく急ぎ石巻へ戻りました。 また来るよ、南三陸町。 帰りは三陸道を走りました。ここも道路がかなりうねって陥没してる場所もあり。通行注意。
この日、旦那に持たせた荷物は、アクエリアス500ml 1本・水2L 1本・お昼ご飯用おにぎり・タオル・ゴーグル・耐油ゴム手袋・ 防塵マスク・合羽の上下・軍手・大きいビニール袋。ビニール袋は帰りに車に乗るときにシートに敷くため。 ここまでをリュックに入れて貴重品・消毒薬・絆創膏はウエストポーチに入れました。 写真では黄色いヘルメットを被ってますね〜。 どうやらこれは借りたようです。道具は殆ど揃ってるから手ぶらで来ても作業できるよ、と言ってました。 でも合羽や長靴は自分で用意しましょうね。泥かきが無かったので合羽は着なかったようです。 旦那は耐油のゴム手袋をしていたにも拘らず、ガラスが指に刺さったようです。 直ぐに抜いて消毒をしたので大丈夫でした。とにかくガラスの散乱がすごいので、末っ子くんにも泥の方には入らないよう言っていました。 水を2L持って行ったら、最後に水2L1本貰ったようです。・・・4Lは重かった!と^^; その後、イオンに寄ってお土産の酒を買い(周辺道路が大渋滞で50分も掛かってしまった)、石巻Mさんのお宅へ。 5月にリフォームを終え、床がぴかぴかのフローリングに変わってました! Mさん力作の内窓も見せてもらい、階段の飾り柱も撤去され着実に進化してましたよ^^ ちょうど荷物を下ろしている時に震災から3ヶ月の黙祷の放送が。あたふた荷物を持ちながらの黙祷でした(汗)。 しばし話に花を咲かせ、荷物を降ろし、ご主人の帰宅でまた話し込み(笑)、夕方Mさん宅を後にしました。 目指すは車中泊の拠点、道の駅上品の郷。私は睡眠不足で頭ガンガン、ぼーっとしてヤバイ状態でした^^; 併設のレストランでバイキングの夕食を食べ、お風呂へ。ボランティア上がりのお客さん多数で男湯は洗い場待ちの行列が出来ていたようです。 湯船も芋洗い状態で大混雑だったようです。女湯は洗い場も空いてて、湯船も数人しか入ってなかったし。 この日は早々8時半に就寝。周りには車中泊のボランティアが多数で空きスペースが無いほど。 そんなにうるさくも無く、すぐに落ちました(笑)。
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