石巻を後にして、三陸道を下り仙台方面へ向かいました。夕方は更に渋滞していて、前も後ろも警察車両^^;
まるでVIPのよう。1つ違うのが、自分達で運転してること(当たり前)。
いろんな県警の車が一緒に走ってました。お疲れさまです。

利府JCTから仙台東部道路に入り、またも様子が変わってきました。広い空き地にはガレキと被災した車が。
川沿いは明らかに津波がのぼって来たであろう痕跡が。街中も良く見ると1階は津波の痕跡とガレキと泥だらけの車。

そして田園風景のはずが・・・・。








この遠く松林から津波が押し寄せました。そう日本中・世界中で中継された名取市の津波の被害。








名取川。河原も泥と砂で埋まり、まったくの更地に。









津波が仙台平野を駆け上り、私たちが走っていた仙台東部道路の盛り土が防潮堤となって止まったようです。
仙台空港インターを下り、空港方面へ向かいます。
空港近くには津波が押し流したセスナが放置されていました。






ちょうど海上保安庁仙台航空基地 での津波の様子が公開されていました。





途中から空港より海側の道を走りました。
電信柱は途中からぽっきり折れていました。
なにかぶつかった感じです。

このあたりは住宅こそ点在していますが、
まわりはビニールハウスがたくさんあったようで、
骨組みだけ同じ方向に倒れていました。

地盤沈下が起き、海抜-5mくらい下がったようです。
水が溜まったままになっていました。

また↓の画像はお寺?があった場所のようで、
たくさんの墓石が道路の左右にごちゃまぜになっていました。











仙台空港を周回した辺りで工事用看板に『野次馬帰れ!』の文字が。そう、私たちは野次馬だった・・・・。
デリカシーの無い報道陣に腹を立ててたけど結局のところ一緒だった・・・・。

そのまま被災地をあとにし、国道4号へ。いろいろ考えさせられた旅でした。

18時過ぎになってあたりも暗くなり、道路も大渋滞。
Mさんじゃないけど、あんなに車が流されたのにどこからこんな車が集まるんだ!って感じ。
夕食はファミレスで。料理を待つ間、多分震度3くらいの地震。
隣の人が『あ、地震』と言った以外は誰一人『地震』と言わず、店員さんも揺れながら全く動じず自分達の仕事のみ。
速報で言うと『浜通り 震度3』みたいな。もう慣れちゃってこの程度じゃ感じなくなっちゃった?

国道4号から白石インターで東北道に乗り、国見SAで車中泊。
夜中は暴風雨になり、風で車がぐわんぐわん揺れていました。地震より怖いかも(汗)。

翌朝は見事快晴!!暴風雨にも耐え、桜とモクレンが満開でした。




遠くに福島盆地の雄大な景色。この素晴しい景色を放射能ごときで失くしてなるものか。









どこの山だろう。雪被ってますよ(汗)。


24日お昼、無事に到着。
総走行距離950.9km。八戸帰省の半分か。楽チン楽チン。

車中泊で足を伸ばして寝れた事、
車内の子供らのケンカがなかった事(上2人は留守番)、
東北道の渋滞が無かったことが良かったのかな。



≪4月24日現在道路状況≫

東北自動車道は全線開通していますが、とにかく道路が突貫の補修で小さい凸凹が数多くあります。
凸凹は小さくても、高速で通過するとあっという間に車は空を飛びます。
上り線でスピンして自爆した車を2台見ました。

スピードは控え目に、車間距離を充分開けてください。
災害復旧や物資輸送でGWや休日には走っていない大型トラックや特殊車両が普通に走っています。
高速道路の運転に慣れていない方は運転しない方が無難です。

石巻市内は一般道がとにかく渋滞しています。通行止めの箇所もありますので安易に車で入り込まない方がいいです。
離れた場所に車を止めて歩いた方が良いかも。ガレキも多く、タイヤがパンクするリスクが高いです。
旦那は休憩で止まるたびにタイヤチェックをしていました。
東北道の帰り、隣の車線をパンクした軽トラが走ってました・・・・。バーストしますよ〜〜〜。




このような機会を作ってくれたかをりさんに感謝です。
また被災されている中で心づくしのおもてなしをしてくれたMさんご家族には頭が下がる思いです。
ありがとうございました。

要請があればまたいつでも出ます(笑)。



石巻編 6/11石巻・再び





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