久郷ポンナレット 著書のご紹介 Ponnareth Kugo's Books

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「19歳の小学生」学校へ行けてよかった
久郷ポンナレット/久郷真輝
メディアイランド 2015年11月19日発行
 ※児童書。祖国カンボジアから難民として日本にやってきて、16歳から19歳まで日本の小学校に通い、大人になって書きました。



第一章 生きぬいて
わたしの生まれ故郷/悲劇の始まり/プノンペン一掃退去/父との最後
最初の移住先/初めての農作業/日本へ旅立つオーク姉さんの魂/永遠の別れ
新たな強制移住/タル兄さんのスープ/「カラスども」の仕打ち/タル兄さんとの最後
「新住民」への差別/母と妹が心の支え/新しい組長/母から最後の「贈りもの」
しっぽのない凧/この世での地獄/虫けらのようなあつかい/運命の分かれ目

第二章 希望に向かって
兄たちとの奇跡的な再会/政変のきざし/きょうだい会議/生き地獄に仏さま
大好きなピンおじいちゃん/奇跡の手紙/ニーおばあちゃんの決心
国境への旅立ち/恐怖の「地雷原」/難民キャンプでの生活
さようなら、祖国カンボジア/希望に満ちた国・日本へ/大和難民定住促進センター
十九歳の小学生/小学校卒業、その後
わたしの家族アルバム/カンボジア時代、わたしの家族
日本での出会いと結婚、新しい家族/念願のカンボジア家族旅行
慰霊の旅/七千人分の合同慰霊式/慰霊碑が完成
カンボジア王国政府への要望書と返事/カンボジア舞踊


第三章 平和のためにできること -娘・真輝からのメッセージ-
母・ポンナレットのこと
<日記>家族ではじめてのカンボジア(小学三年)
<作文>お母さんが体験した戦争(小学四年)
<作文>平和、命の尊さ(中学二年)
<作文>沖縄への修学旅行(高校二年)
<作文>人権について(中学三年)
<作文>「自由」について(中学三年)
<作文>「平等」について(中学三年)
<作文>「いじめ」について(中学三年)




テレビで「尾木ママ」の愛称でお馴染み、尾木直樹先生(教育評論家・大学教授)に、帯に推薦文を書いて頂きました。

尾木ママ推薦! 1970年代、カンボジア。10歳の少女が体験した戦争。
著者が体験した悲劇のあまりの凄惨さに言葉を失う。
過酷な環境を生き抜いた彼女が、今この国で命をつなぎ、共に生きているということ。
その平和を守れるのはほかでもない私たち自身であることを忘れてはならない。

教育評論家尾木直樹


2015/08/06 NHK教育テレビ「ウワサの保護者会」に尾木直樹先生と一緒に出演させて頂きました。



2015/11/15、尾木直樹先生のブログに紹介して頂きました。
http://ameblo.jp/oginaoki/entry-12099393033.html?frm_src=thumb_module


永六輔さん(作家・タレント・ラジオ番組パーソナリティ)に、帯にサインを掲載させて頂きました。

拝読、脱帽。
永六輔(作家・タレント)


永六輔さんと。






「虹色の空」<カンボジア虐殺>を越えて 1975-2009
久郷ポンナレット
春秋社 2009年5月30日発行
 ※「色のない空」を発行してから8年の間に、色のない空基金を立ち上げ、その活動と心情を書きました。



第1部 色のない空カンボジア 1975-1980
輝いた日//惨劇の始まり/故郷を奪われて
トノート村/深まる闇/絶望の淵に
生きている/地雷原を越えれば


第2部 同じ空の下で日本 1980-2004
希望の星/二つの世界/差別と絆
新しい家/はじめての帰郷/生きるための言葉


第3部 祈りの旅へカンボジア/日本 2004-2009
夢に導かれて/地獄の門を抜けて/クメールの微笑
母との約束




「色のない空」
久郷ポンナレット
春秋社 2001年4月30日発行
 ※日本へ来てから20年、初めて故郷で起きた出来事を書き綴った、処女作。



第1部 色のない空
生まれ故郷/惨劇の始まり/プノンペン強制退去
父が連行される/母の決断/最初の村/オーク姉さんの死
新たな移動命令/運命の分かれ道/妹の事件
タル兄さんの逃亡/明らかになる差別/色のない空
一時の救い/母からのお守り/そして母たちが・・・
まさに生き地獄/虫けら以下の命/生と死の分かれ目
兄たちとの再会/大きな変化/プノンペンへ?
親戚の糸をたどって/果物の実る庭/奇跡の手紙
新たな守り手を恵まれて/国境へ向けて/密入国
難民キャンプ/日本へ向けて

第2部 「外国人」の壁を超えて
「希望の星」へ/難民定住促進センター/夜が怖い
16歳の小学生/19歳での小学校卒業/「人種」の壁
カンボジア・レストラン/結婚/国籍取得/国際夫婦のバトル
故郷のぬくもり/50ccでの強行軍/オーク姉さんの供養
ピンおじいちゃんのお墓で/奇妙な願い/初めて「体験」を語る
カンボジア語教室/日本語指導協力者
自宅でのカンボジア語教室/書くことへ/家庭という幸せ
祖国への想い/意外な宝物/おわりに




"RAINBOW SKY SURFACE" (English)
著者 久郷ポンナレット 翻訳 ユン・リーヘン Written by Penn Ponnareth, Edited by Yun Lyheng
 2009年4月発行 Apr.2009


From Original Khmer text into English.

CHAPTER 1
Lovely Motherland / Time Tragedy / Exiling from Phnom Penh
Loosing Lovely Father / Keeping Travelling to Countryside / New life in Countryside
Bong Oak Died! / Funeral Ceremony for Bong Oak / Keeping Exiling
Cart to Determine ur destiny / Feeling Lonely as Loving away from Mother / Bong thal Left Us
Injustices / Non-Color Sky Surface / Being away from Suffering for a while
Planting Cassava at Prey Kob Ros / The Heritage from Mother / Tail Broken Kite
Life in the Present Hell / The Worthlessness of Lives of Human Beings / The Mercifulness from the King of Death
Social Situation Change / Be Returnable to Phnom Penh / It's Poor but Rich in Mind
Leave the Country with Passion / Journey to Refugee Camp / Life at Refugee Camp

CHAPTER 2
Introduction about Japan / First Living in Japan / Foreigners in Japan
Wedding / The Trip to Homeland / Conserving the Culture
Accomplishing the Planned objective / Strange Dream / Dedication of Merit to 7000 Victims
Keeping Ashes of Bones at Langka Temple / Suggestion and Response from the Royal Govn't of Cambodia
Acknowledgement / Dedication



「虹色の空」(カンボジア語版) The "Rainbow Sky" of the Khmer language
久郷ポンナレット Written by Penn Ponnareth
 2008年4月発行 Apr.2008


summarize what one's book is about

body of a book


第1部
大好きな生まれ故郷/悲劇の始まり/プノンペン強制退去
父が連行される/母の決断/最初の村/オーク姉さんの死
オーク姉さんの葬儀/新たな移動命令/運命の分かれ道
母と離れて暮らす孤独感/タル兄さんの逃亡/明らかなる差別
色のない空/一時の救い/コップ・ロス森でのいも栽培
母からのお守り/しっぽのない凧/まさに生き地獄
虫けら以下の命/死神のお慈悲/大きな変化
プノンペンへ?/救いの神に出会う/後ろ髪を引かれながら故国を離れる
難民キャンプへ向けて/難民キャンプでの生活

第2部
日本の紹介/日本での最初の生活/日本社会に住む外国人
結婚/故国のぬくもり/カンボジア文化を守りながら
誓いを果たす/不思議な夢
両親きょうだいと7.000名の方々の合同慰霊/ランカー寺での納骨儀式
カンボジア王国政府への要望書と返事/お礼を申し上げます

  ※『虹色の空』著者のことば(まえがき)として、わずか3行ですが、心を込めて詩を書きました。(以下直訳)
   なおカンボジア語の原文は「四・七で規則的に韻を踏む形」です。
   カンボジアの皆さんから、平和を願う気持ちがとても良く分かる詩だとおほめの言葉を多く頂いています。
  1)孤独な心  孤独な身  しっぽのない凧のよう
   海風に流され  淋しく悲しい  寒さと不安
   救いの神求めさまよう。
  2)価値ある命  さまざまの意味  さまざまの想い
   甘く苦く酸っぱく渋い  哀れさも罪も  それらはご褒美
   この生命を飾るために。
  3)意味ある命  素晴らしい命   すべてが満たされ
   身も心も穏やかに静かに   ひざまずいて   深い祈りを捧げる
   クメールの平和のために。

  ※ページの一番後ろに、この本のもっとも伝えたいメッセージをまとめてあります。
  ・世界中に生きている人間の命の価値はみな平等
  ・平和はお互いの命を尊ぶことから生まれる
  ・地球に住む人間のすべてが平和を愛することを願う
  ・自分自身の命を大切にするように相手の命も大切にする
  ・世界中が平和で満ち溢れますように

  ※なお裏表紙には
  ・憎しみを取り払うには憎しみを持たないこと
  ・私はカンボジア人として生まれたことに誇りに思う