ブゥのチャクラが開くとき、 チューブ煌き弦音野太く 鳴り響きにけり・・・
CHU BOO STAR!!



   ・・・真空管搭載のブースターなり。ま、作ったのはガワだけだけど・・・

    元々ブースターはちゃんとしたの欲しくて、色々探ってたしその内
    自作しちゃおうかっなってな色気も出て、リットーから出てた自作
    エフェクター本なんかも買ったりしたっけ。              

    そのなかにあった一つ、BMブースター(BMはもう言わずもがな
    ですなw)っての、ミニSWで高中低のレンジなんか切り替えられ
    たりして非常に好み、コレ作ったろ〜、などと思っていたのだけど、
    なんて〜か、ギターに対してエフェクター、ワシャに取っては何だか
    白物家電ぽく、『カタチカッコいい〜』って愛でるモンじゃないじゃ〜ん。                           

    だもんで、どうにも制作意欲が高まらなくてねぇ…。ま、そんな
    言い訳どうこうよか、単にグータラ怠け者なだけってのがホントの
    トコなんだけど、その計画が頓挫してから暫くした後、先輩様に
    とある頼まれ事を仰せ付かる。それは真空管ブースターの、その
    キモのチューブを筐体に固定する為のホルダー。それを金属製で
    作って欲しいとの旨。

    お易い御用でっせと請け負ったのだけど、 そのホルダー作成の
    為に先輩様お手製のチューブ・ブースターを預かったのが(やっぱ
    作業は物合わせでないとの〜)運の尽き(?)、なかなかにヨイ
    アンバイだったんで欲しくなっちまったんですな〜。

    そもそも真空管アイテム大好き、今でこそ小型チューブ・アンプは
    百花繚乱色々出てるけど、今を去る事20年前ほっとんどそんなん
    ない頃からグヤのソレ持ってたし(最終的にグヤのチューブアンプ
    10・20・30Wと揃っちまったぜw)、マクソンのやはり真空管入り
    ブースター&オーバードライブのデュアルエフェクターはすんごく
    欲しかったのだ(でもアレ、今から思えばプロはモチロン回りにも
    使ってるヤツ殆どいなかったし、その割に中古ではソコソコ見掛けた
    から、あんま音や使い勝手よくなかったのかな?)。

    ちゅうワケでその先輩に「作製お願い出来ませぬか?」とお頼み
    申し上げたら二つ返事でOKだったので、コイツが生れ落ちる
    こととなったのです。いや〜、ここまで実に回りくどいハナシ
    だったけど、そういうこって自分では作ってないから作製記
    なんて殆ど記すことないし、だもんでこげなハナシでもして
    文字数膨らませたってな算段ですぅ〜。

    で、このアホな絵ズラとイタいダジャレのネーミングは、冒頭の
    BMブースター作ろうと思ってたときから暖めてた構想なので
    (なんて大層なモンじゃないけど)ソレ採用し作ることとし、また
    どうせならチューブの存在の知らしめる為に管が外から見える
    様にしよ〜、などと思案してなどいる内、先輩様オリジナルの
    ブースターよか大きいアルミケースで作製することにしたんよ。
    ま、その方がブー様のイラストも大きく描けるし、尚よかんべ〜
    ってことでね〜。

    そんなこんなで作業始めるも、金属加工、特にアルミ材なんて
    ラクショーよ、なんて思って始めたものの、ハナからポッドの
    シャフト通す孔の位置を誤認したままボール盤でチュイ〜ン、、
    これでは先に触れたチューブホルダーとポッドが干渉してまう〜
    なんてミスもあり再度作り直すハメになったものの(涙)、それ
    以降はやんことなきかなってなモンで無事加工終了〜(ホントは
    ポッド孔、再度ズラして開け直してもポッド・ノブで隠れるから
    問題なかったんだけどね、ケチつくのヤだったしぃ)。

    で、当初はご覧の様にアルミケース、ビカビカの鏡面仕上げ後、
    クリアブルーかなんかでキャンディ塗装に仕上げようと思って
    たんだけど、そのあまりのビカビカさ加減にそのままの方がイイ
    んでない?ってなジャッジを下し、そのままウレタン・クリアで
    コーティング、結果、同色クロームカラーのポッド・ノブを装着
    したことも相まって実にソリッドな佇まい、ルックスに仕上がった
    っぺ!少なくともオノレではそう一人ごちてんのさ〜。ん、誰だ?
    それはそうかもしんないけどアホなイラストのせいで折角の
    鏡面仕上げ台無しになってるなんて言うヤツは?

   イラストといえば、当初はBOOSTAR(ホントはSTERだけど
   「ブー様はスターさ〜」っていうダジャレのスペルね)のつもりも
   真空管搭載だし、ダジャレもうイッコのっけてCHUBOOSTAR
   と相成りました〜(だもんでブー様のボデーにキスマーク沢山
   付いてるのよ〜ん)。

   その他、チ○コ位置にストンプSWを施すという実に大人気ない、
   というか殆どチュー坊レベルの様な悪戯やったり(先っちょに
   スジ彫りまで入れようかとも考えたけど人格疑われそうなんで
   ヤメたw)、LED位置をチャクラ(ホントはチャクラってこの眉間
   ってかデコ位置だけを指すモンじゃないみたいね)搭載、ホントは
   お目々がキラッ、っていうのも考えたけどブー様の細目じゃね〜。

   などと、音楽機器であるにも関わらずその部分の性能や使い
   勝手向上には全くといっていい程腐心せず、手間掛けるのは
   ウケ狙いの部分ばかり…(しかも、どうにもそれがあんまウケて
   ないらしい…)。ま、唯一ちょいと工業デザインちっくな処理で
   まぁまぁなトコがあるとすれば、真空管を覗かせる穴と、ブー
   様のイラストステッカーの形状を揃えてみたってなトコかの〜。
   
   と、そんなカンジで出来上がったとですよ〜。あ、ガワだけはね。
   コイツが音楽機器、エフェクターとして機能するのは、全ては
   先輩A氏の手腕の賜物でやんす〜(イラストステッカーに『ゐ』
   eng〜とは彼を示し、敬意を表す為タイプしてありまする)。

   

   さってそんなワケで臓物作って頂いたこのチューブ・ブースター
   (いやチューブースターなのだっ!)、肝心の音の方はどないだ
   と申しますと、元々オリジナルを預かり試奏しゴキゲン、作って
   ちょ!という経緯を辿っただけに悪かろう筈もなく、何年か前から
   エフェクターの売り文句になってるトゥルーバイパス(まワシャは
   エフェクト並べまくるとアタマこんがらがっちゃうし、だもんで
   そんなに不可欠ってモンでもないけど)当然設定、クオリティ高い
   パーツも奢られ、ソコにA氏の技量が乗っかれば、ヘナチョコな
   エフェクターになるわきゃナイのであ〜る。

   チューブ搭載らしい太い音はするし、廉価なブースターや歪み物
   だとゲインのポッドが0位置〜チョイ+んとき音が篭って使いモノに
   ならないヤツ多々あるけど、コイツはゲイン0でもVOLポッドの
   方のイジリだけで十分に音作れます。

   ただ、コレは作って貰う前段階で言われたのだけどこのブースター、
   いっとうバツグンの働きをするのは、トランジスタ(まぁソリッド
   ステートですな)、その類いのアンプの際にコレ使うとトランジスタ
   の音不得手な人もチューブ・アンプの如く弾けるってなモンで、
   だからコイツはチューブ・プリアンプ的なノリでもあるのですな。
   確かにその御説ごもっともで、「管アンプでなきゃイヤじゃ〜」の
   このワシャも、遊び場ライブバーのB1に転がってるジャズコーに
   繋いだら、おっ、コレいいアンプじゃんっ?って思ってしまう程だし。

   もちろん、チューブ・アンプに繋いでも何ら問題はなく、セッティング
   次第で十分に使えるエフェクトとなってはいる、のだけど、なんてか、
   何気なくポンとコレをチューブ・アンプに繋いでしまうと、チューブ&
   チューブのトゥーマッチ感が出てしまい、ちょいと歯切れが悪くなる
   のよね〜。ちゅーか、音太過ぎ、みたいなカンジで音の輪郭ぼやけ
   ちゃう、的な。だもんでチョイと労力掛けてセッティングしないと、
   直ぐ様いい音出すのはムズいのよね〜(シンプルなエフェクター
   だからこそ、逆にそうなのよね〜)。

   そこいくと寧ろ、フツーの真空管未搭載の『よく出来た』ブースターの
   方が、チューブ・アンプに繋いだ途端、シャキッとジャッリッとヨロシク
   響くから、いやぁエフェクター選んだり使い馴なすのって難しいね〜。
   
   とまぁそんなワケで、ウチにあるのは大半が真空管アンプなんで、
   コイツ繋いでチョチョイで気持ちいい音出すのテーヘンなことも
   あって、残念ながら登場機会は限られているけど、先に触れた
   ライブバーで弾くときや、ソリッド・ステートのアンプしか用意
   されてないスタジオ(ま今日びそんなスタジオそうそうはないと
   思うけど)なんかで弾かざると得ないときには、バツグンの
   ポテンシャル発揮、ってなモンさね〜。

   それに何より、イタいミテクレたぁいえ、世界にイッコのオリジナル・
   エフェクターだもん、それが手元にあるってことがサイコーじゃ〜んっ!



どーすかねぇ、このイデタチ? やっぱイタいっすか?


   
   これが隣りの文中冒頭過ぎに出てくるチューブ・ホルダー。
   真空管のソケットをホルダーに固着させ、そこにチューブを
   差すと。ナニゆえこげなクランク形状になってるかといえば、  
   チューブの熱を防ぐ防御壁のよなモンで、ケース内の熱に
   弱いパーツ、コンデンサとかを守る為よ〜ん。

   
   これが元々のA氏オリジナルのチューブ・ブースター。
   ワシャの方は出オチ感のみが先行する、アホな外観
   しとりますが、対してオリジナルの方は実戦的な雰囲気
   プンプンの、ホンモノ感溢れる佇まいであります。大きさも
   ワシャのに対して実にコンパクト。本来はこのサイズで
   十分成立するの(もっとも内部は素晴らしくタイトに設え
   られてるけど)。ってことはBooの方の大きさって一体…。

   
   これもお隣りに説明あるけれど、一回シクって再度作り
   直した、の画。こう見ると如何に磨き込んで鏡面仕上げに
   したかってのがよく解るでしょ!(ついでに言えば真空管
   部分の窓開けもジツに原始的に加工してるってことが…)。

  
  これが裏蓋にビニローゼというビニール化塗料をガンで
  噴いたという、その仕上がり。文中にも触れたけど、作業
  中黒い霧が舞って参ったぜ!

   
   ブーストONっ!を知らせるLEDには、その昔特許利権で
   話題になった青色ダイオードをチョイス。う〜ん如何わしい
   ぜぇ〜、青い第三の目、光るっ!


  

  ↑ ポッド・ノブには、ルーターでちゃんと凹穴開けて
     塗料流し込んで目盛り位置加工施してあるのよん。
     芸コマっ!


  ← 同じく青色LEDを持つ、BBEのワウと並べて撮影
    ナリ。但しブーの方の輝きが上手く写ってナシ…。
    ちなみにこのワウもナメた外観が第一に気に入り
    購入しました。あとフットSWでワシャが普段愛用
    してるアンプの銘柄が解るでしょ!

   
   
   ←↑ 『オマケ〜』  コッチも外観のみに腐心して
       コサえたコチラはディストーション君。モチ
       ご覧になってお解りの様にテントーちゃんを
       模しているのだけど、その形状から殆ど
       カナブンですなっw

 

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