HELEMI
出張用エレキの実用ヴァージョン?
 


   
・・・出先にガンガン持って行ける、パーラー・エレキの決定版?・・・
   



   取り敢えず、只今命名なり。ヘッドレスのミニ(ギター)ってことで
   ヘレミちゃん…。ほんとスイマセン、ダサ過ぎっすね…。けどこれ
   でも5分くらい、ウンウン唸って搾り出したのよ。他に思い付いた
   のは更にヒドかったりクドかったりしたんで、まだマシな方っス。
   ブログの方じゃあ別名で記してたけど、いちおーコッチに載せるに
   あたり、元服名(?)付けました〜(付けなかった方が正解?)。
   
   で、今まで幾本も持ち運びに便利なコンパクトな、所謂トラベル
   orパーラーと呼称されるエレキをコサえてきたワシャではあり
   ますが、ホントなら以前に作った『Weevil』君が決定ヴァージョン
   (のつもり)で最終作、オリジナル・デザインだし素材や構造も
   凝ってるしってなもんで、出張用エレキとしてガンガンち出し、
   「ナニそれ〜?よく出来てるね〜」等々、賞賛の雨アラレを浴び
   まくり、優越感に浸りまくる、と、斯様なプランだったのです
   (考え方ってか、人間がゲスいの〜w)。

   がっ、そんな邪な考えを神様がスルーする筈もなく(?)、憂慮点
   発生…。今でこそワシャ、2液のウレタンもフツーに吹いてますが、
   当時それで大コケし地獄に叩き落とされた為、ウィーヴィル君は
   アンパイでラッカー塗装しちまったんですな。木製なら何ら問題
   ないものの、彼はボディがFRP製、更にはバインティング(セル
   巻ね)、それを普及的なセルロイドでなくイチビって真鍮製、金属
   でなんか巻いちまったモンだから、塗装のノリは推して知るべし、
   ましてやバインティングはボディのエッジ部分に鎮座してるモノ
   なんで、「ゴンッ」とヒットしてしまえばポロッとな、という按配…。

   いけね…、ぜんぜん本題から反れとる…。ま、そういうこって
   あんま外に持ち出したくないエレキになっちまったんで、ホントに
   出先へガンガン持って行ける、実用パーラー・エレキの決定版が
   欲しいなぁと、以降常々思ってたのでした(蛇足で記せば当時、
   70年代初期のフェラーリはラッカー塗装、なんて記述を読んじ
   まったもんだから、ラッカーでも金属塗装イケるっぺ〜って、
   そう決断しちまったのさ〜。まぁプライマーも吹いてるから、
   言うほどそんなヤワで弱い塗膜ではないんだけどね〜)。

   そんなこんなであるとき、タマにゃ工作部屋を抜本的にお掃除
   しよ〜!と張り切ってみたら、もうすっかりその存在の記憶も
   忘却の彼方にスッ飛んでた、コンパクトなストラト型ボディが
   ひょっこりと…。

   その先のクダリは下の製作後記に譲りますが、そんなこって
   既存品なら、ましてや今までその存在も忘れてたボディなら
   ドカドカぶつけてもそんな憂鬱にならずに済むし、ならば
   ソイツをパーラーエレキのボディに採用決定、いっちょ一本
   オコしてみんべ〜、と相成ったワケっす。

   このHPにも載せてある、『AHL』と命名した(コッチの名前も
   そーとーダサい…。 けどヘッドレスって無味乾燥なキャラ感
   強いから、名付けがムズいのよね〜)、同様な体躯をしている
   エレキがホコリ積もって転がってたので、ソイツをドナーとして
   バラし(合掌チーン)、電装系assyを頂戴と。

   フェルナンデスのアクティブPUを載せてあったので、それを
   コンパクトなボディに搭載すれば、ヲタク度バッチシというか、
   スタジオミュージシャンはたまたフュージョン系ギタリストが
   愛用しそうなキャラ感ますます強くなってグゥ〜、ってな塩梅ス
   また、ブリッジ及びヘッド・パーツは80年代のイタさ爆発エレキ、
   グレコのTUSK(失敬っ。でもその部分はナイスに出来てます)
   から移植。ま、ソコが欲しくて部品取りで押さえてあったんだけど。

   と、そんな構成で作製し完成したコイツ、ジャック周りの設えが
   少々奇異というかユニーク(オモロイ、でなく独特ねっ)には
   なっておりますが、その理由も製作及び隣りの画像コメントに
   譲るものの、ちゃんとワケあってのことで〜す。ハッタリをカマす
   為にワザワザ、そんなトコに付属物散りばめたんじゃないのよ〜。

   そこらのミテクレも加味されつつ、小型ボディに機能満載ってな
   カンジで、前述のトレモロ・ユニット&電装アクティブ回路といった
   アイテムをブチ込んだ凝縮感、濃ゆいキャラがいいっしょ〜。
   そのワリにはミタメもそんなシツコクなく、プレーンに纏まって
   いるとも思うし…、って、分かってまんがなタダの自画自賛、
   自分の子供は可愛くみえる、ってヤツでおまっしゃろ〜w
   
   
   さてさて…、出来上がっての音の方はといえば、まぁ至って
   フツー。よもやこの様なボディ・サイズから、グンバツの音を
   期待してしまう程、ワシャ盗人猛々しくないがね〜。それを思えば
   充分アリだし、使えまっせ。まぁアクティブなもんで好き嫌いが
   分かれるトコではあるけど、ビジネスライクな道具だと思えばw、
   ノイズは皆無だしシングルっぽい音もハムっぽい音にも持って
   行き易いというか作り易いし、またアームでウィンウィンも
   出来るし、実にバーサタイルwなエレキと言えましょ〜。

   で、それを岡持ち感覚でドコにでも出前可能、狭いステージ
   でも隣りのベーシストとかをネックで小突いしまって怒られ
   なくて済むしw、だもんでそのミタメ、特にギターをオノレに
   吊り下げた時の佇まいね、そのミテクレさえ気にしないなら、
   あるいは目を瞑れるのなら、あとはもうかなり優秀且つ融通の
   利くエレキだと思いま〜す。全天候型、イヤ今で言うなら
   マルチロール機ってトコですかの〜、ユーロ・タイフーン
   みたいなの〜w 

   てなこってワシャ的には結構、気に入ってま〜す。早く
   お持ち出しの機会来ればいいの〜w


  

   手前が、隣りの本文中冒頭に出てくるWeevilちゃん。大きさは流石に
   自分のオリジナル・デザインでオコしたが故に更に一回り小さいけど、
   実質的な出前度具合、運搬性は殆ど変わらず、で〜す。

   同じく本文中に、「既存ボディならボコボコぶつけても気にならないから、
   それを使って一本作ろ〜、と思い立った」と記してあり事実であるも、けど
   もう一点、その色が結構キレイだったのでついフラフラと(他のギター
   製作中にも関わらず、平行してw)作り出してしまったのですな〜。

   しかし…、こうして見ると2本の色味、殆ど大差ないカンジ? でも手前
   ヴィービルちゃんは青銅色的な狙いで調合しガン吹きした青緑のパール、
   片や(元々はアンプ内臓のミニエレキだった)その既製品ボディはライト
   ブルーのメタで、各々だいぶ違う色彩と思い、また新たな色調のギターが
   コレクションに加わるなぁ、とほくそ笑んでいたのだが…。トホホっす。

   まぁ実際は光の加減や種類によってぜんぜん違う色にも見えるし
   発色するんで問題ないんだけど、けど要するにとどのつまりは
   オノレの好きな色の分かり易く、そしてゾーンが狭いってトコ?


  

   チビなパーラーギター同士を並べても大きさ分かんない、かもなので、
   通常のストラト(タイプ)と並べ写すとこんなカンジに。おお〜っ、実に
   巨大に感じるぜ〜。
   
   手前側にデカブツを置いて撮影してしまったので、その分の見え方を
   差っ引く必要はあるけれど、にしてもデカイ。イヤ言い方逆で、ムコーが
   小さいのかw ただその小型ボディにも弱点はあり、ホーン部分も等倍
   縮尺なモンで、ハイフレット弾くときチョイ、そのホーンが邪魔になるの
   よね〜(その点、先のウィーヴィルちゃんはそこら辺を鑑み、しっかり
   デザインしてあるのだっ。THE・自画自賛)。

   まぁ上にも記した様に元々が、アンプ内臓のミニエレキなもんで、しかめ
   面して全ポジション使って弾くよな手合いでもないから、ソコにケチを
   つけるのはお門違いってなモンさねっ。だったら塗装剥離してボディ
   形状イジれってトコだし、けどそのボディ色もお気に入りなんで、それも
   ムリな話なのだっ。

   そんなことから、24フレのネックを採用した部分もあるのよん(もう
   一点の理由はスケールの調整。元々はミディアム・スケールで、取り
   付けた24Fネックはロング)。24Fなんてオタクっぽくて本来好き
   ではないのだが、逆に2フレ分を『捨て』と考え、ネックを前に出し
   たのだっ(通常の21Fないし22Fネックだったら、もっとネック
   ポケットに奥まで埋まり込む。ま、アレコレ細工施せば同様位置に
   持って来れなくもないけど、そのまんまの組み合わせでお手軽に
   済ませたかったんで)。これにより22フレまでフツーに弾っけるぅ〜。



   これが元々の、アンプ内臓ミニエレキだったときの、『素』のボディ。
   胴体中央にデーンと大穴開いたそのお姿は、かつてソコにSP
   内臓されてたことを、如実に語られてるかの如く、でっしゃろ。

   で、コレを見れば、鋭い人は既にお気付きになられたろう、完成した
   整形しまくりのその姿の、特に舟形ジャック周り、そこにナニゆえ
   敢えてポッド・ノブその他のパーツが配置されているかを…。

   そう、元々がこんなんだったんで(ON-OFF・SWやらヘッドフォン
   ジャックやらその他の、幾つか開いた元穴に加え、文字まで書き
   込んでやがるしw、しかも塗装下に…)、それらを上手いこと誤魔化す…、
   もといっ、リ・デザインし、さもハナからこういう設定で部品配置した
   んですよっ、と嘯かんが為に、ないアタマ絞って色々考えたのさ〜。

   だもんで本来コントロール部は裏ザグリ&バックパネルのモデル
   だったのを、表ザグリのピックガード仕様にしたり、前述の細工
   加えたりして、どうにかマヌケで意味ない穴っぽこや文字が
   ノホホンと残らないよう、頑張ってみたのさ〜。



   ちゅうこって上手い具合にボディ下部の穴2つは、TONEポッドと
   アクティブPU回路のパイロット・ランプ用LEDを配置するこで
   ミッション・コンプリート、またクリアー塗装下に潜む、擦っても
   消えない文字の方は、舟形ジャックに討伐指令を与えました。
   これで一網打尽に殲滅さっ(?)
   
   こうなればあとはもう、前っかたの穴々なんてラクショーっす。
   ピックガード仕様にして覆い被せちまえば、ハイそれまでよっ。
   ピックガード上にはVOLポッドとPU切り替え用のトグルSW
   のみ。なかなか潔い仕様でしょ。アレコレとワイアリングにも
   凝ったエレキを作ってきたワシャではあるけど、実際のトコは
   演奏中、よくイジるのはその二つだけなのよね〜(だから最近は
   TONEポッドレス仕様にすることが多いのぉ〜)。

   だもんでコレ、トーンがエライ位置にあって、扱い難いといえば
   全くその通りなんだけど、然様なことからワシャ的にはじぇん
   じぇん問題ナ〜シ。また、ジャックがピックガードに食い込む
   デザインなこともあって、本家ストラト的な位置にはTONEも
   置き辛かったし、だから互助的にちょうどよかったのさ〜。

 

   ということでプチ・ストラトの如くに仕上げる為、ピックガードをオノレで
   削り出したのではあるが、ナニも考えずフツーに等倍縮小で作製して
   しまっては、バランスが崩れて変に見え、出来がブサイクになって
   しまうのではないか?と事前に思ったのだな。例えばの話、ミニカーや
   プラモを実車の大きさにしたならば、それはそれは醜い物体になるのと
   同じ原理(ラインの抑揚が大袈裟過ぎになり、もっと分かり易い部分
   なら、エンブレムなどは掌以上の大きさになってしまうであろ〜w)。

   なんて、エラソーに講釈タレてしまったが、イチバン頭にあったのは、
   その昔スタインバーガーのライセンスものだったかコピーだったか、
   例のお弁当型ではない、ストラト・チックなダブルホーン型のヤツが
   やはりピックガード付だったのだけど、実にそのガードありのミタメが
   重々しく、イケてなかったのだ。有体にいえば、カッコ悪いとw

   だもんでこいうコンパクト・サイズのボディには、本家よかよりライトな、
   面積落としたシルエットで仕立てるのがマスト、と考えたのだ。そういう
   こって敢えて、本家さんの様にブリッジ周りを覆わずにその前をシュッと
   一直線に通り抜けるディテールにしたのだよ。またそうすることにより、
   全体面積も小さくなるっぺ〜。

   なんて、またまたエラソーに語ってしまったが、そのワリには6弦側
   フロントPU辺りのラインがアマく抑揚付け過ぎ、トーシロ臭いなぁ〜、
   と後から反省。2PU仕様なんでそれを強調させようという狙いと、
   前述の、ピックガード面積はなるだけ少なくしたかったが為の処置
   だったんだけど、振り返るとちょっちやり過ぎた感が否めなく…。

   というのも最近ピックガード製作のクオリティがワレながら増して
   おりw、PUなんかは達者にゼロ・クリアランスだし(ジグ不使用の
   毎回真剣勝負w)、ボディ・ラインとのマッチングも、それはそれは
   留意して削り出しておるのだっ。それ故にそこの部分の出来栄え
   には、忸怩たる思いが残るのでおます…(だってさ〜、1弦側ホーン
   からボディ下部のラインの揃いっぷりなんて既製品みたいっしょ!)。

   う〜ん、自己反省すると見せ掛けてのこの自画自賛。イヤラしい…。
   
   あとコントロール系は先にも触れたけど、ピックガード上には1VOL
   セレクターSWとシンプルなもん、よくイジるのだけ手元にねっ、と。
   PUセレクターは定石的にレバーSWとも考えたのだけど、ボディ・
   サイズを考慮してのミタメと、ナニよりザグリもピックガード加工も
   トグルの方が圧倒的にラクなので、コッチをチョイスしました〜。

 

   隣りにたっぷり記したハズなのに、まだまだピックガード話は続く…。

   で、そのピックガードは、ただの白や黒色だとちょっち面白くないんで、
   こげな様にカラフルにしてみました。オレンジ色というか山吹色(ワシャ
   黄色系もフェイバリット色なのよね〜)と、ライト青メタとがなかなかに
   宜しいコントラストを醸しておまっしゃろ。

   コレは塗装ではなくクリア・オレンジ色の塩ビ板とその下に白色の塩ビ
   (プラバンだったかな?)を重ねたもの。よってこの様に発色がいいのさ〜。
   ま、キャンディ塗装の原理でんな。ホントはその間にヘアライン入りの
   薄アルミ板を配し、ちょいとメカニカル感アップも図ろうと企てたものの、
   薄板といえど(というか薄板だからこそ)手強く、そうそうに断念(涙)。
   
   ま、確かにそれならオレンジ越しにメタリックなヘアラインが透け、もち
   カッチョよくはあったんだけど全体の色味が若干重くなり、その点
   白が下地色ならこの様にポップに仕上がり、どちらも甲乙付け難し、
   だったんでアルミ板レスにしました〜(アリ、の方が数段かっこいい
   なら、意地でもアルミ板削り出したけどの〜)。

   
   ようやくこれで、上の画像中央に写るTUSKのトレモロ話に移れる、
   ハズなのだが、がしかし天邪鬼的にあと後へ回してしまお〜。それ
   よかまずは、自画自賛だっ!(?) 

   このミニ・ボディには本来、6点留めのシンクロ・トレモロが搭載されて
   いて、それは上方に貼った素ボディ画像の元穴からもお分かりになる
   ハズ。で、それの隠滅にはななんとイモネジをネジ込みその上から
   手塗りするという、かなりの荒ワザで誤魔化してあるのだっ。ま、殆ど
   トレモロで隠れるから問題ナシと判断し、そうしたんだけど〜。

   但し、本来ならトレモロをボディに対し真っ直ぐ取り付ければ全て隠れた
   ものの、オクターブの可変調整域を憂慮して、6弦側のスタッドを1mm
   ほど1弦側に対して下げて配置したので、6弦側に行くに従ってちょっと
   づつ、その名残りが顔を出してくるのよね〜。

   ただ、その手塗りといえどその色合わせは、もうパーペキじゃない?
   TUSK用のスタッド・アンカーも当然、オノレで後付け、埋め込んだ
   モノだけど、上画像のソレ、見事に同色になってるっしょ〜(スタッド・
   ボルトの周りね)。ソコ、マイ手塗りっス。その他、ジャンク同等の
   中古エレキのボディの故、ソコココがボコボコとキズだらけで結構な
   モンだったんだけど、その調合色で各部を誤魔化してあるのよ〜ん。
   画像じゃ殆どドコにそれがあるか、分からないっしょっ♪


  ネックは、作製当初はアレコレと別なネックも検討したものの、先にも記した
  様にスケールの調整やプレイアビリティ諸々の理由で、24Fのこのネックに
  決定。っても電装系を移植した『AHL』からのコレも譲りモノなので、殆ど
  アレのキャラを引き継ぎ再生させた感が強いわねw
  
  で、画像に写る穴っぽこは、その『AHL』を製作時、ココからトラスロッドを
  回せる様にと考えたもので、決して野村のヨッちゃんのギターの如く、壁掛け
  用の穴ではありませ〜んw(とはいえ改めてみてみると、そんなに上手く
  ヘキサ・レンチ、入らん…。そして僅かの僅かにしか、回せん…)。

  またこのネック、元々は’80sに流行った色塗りネックも、その過去の製作
  時にクビチョンパwすると共に色も剥がし、木の地肌も出したんだけど
  (ってもトーゼンその上に、塗装はノセたわよっ)、したらばご覧の様に
  なかなかのタイガーストライプが…。

  と、小憎いヤツなので今回、新たに耐水ペーパー&クロスでコンパウンド
  磨きを掛け直し、ツルッツルッに再仕上げしてみました。その成果たるや
  今までとは隔世の感。いやぁ実生活に措いては、ナンも成長してない
  思いしかないのだがw、こういうの目の当たりにすると、スキルというか
  テクはそれなりに上がっているのだな〜(シツコイ自画自賛)。

  でもまぁコレ読んで下さった方も、お手元に汎用クラスのギターがお有り
  なら、試しに1500番あたりの耐水ペーパーでササッと研磨し、その後
  コンパウンドで磨き上げれば、「コレ、カスタムショップ製?」みたいな
  滑らかさに生まれ変わると思いま〜す(完璧な仕上げなら番目も変えた
  方がマストなんだけど、まぁ1500ならそうそう地肌出すこともないから
  アンパイかと。でも自己責任で、ブキっちょ自認のヒトはアカンよっ!)。


   こちらは表側、ご覧の様に弦留めパーツ、トップロックって呼称して
   いいのかな? それが鎮座しておます。コレはブリッジ部と同じく、
   グレコのTUSKから移植したもの。先程から何度も記している、
   『AHL』もヘッドレス仕様だったので、ソレにはお手製トップロックを
   作製し、搭載したのだけど、ななんと今回そのTUSKの既製品を
   あてがってみたら、ネック幅との誤差皆無、紙一枚の違いもない
   ツライチ、こんな奇跡もあるのだの〜。

   別に多少段差付いたって使い勝手に影響も出ないし、だから改めて
   補正加工するつもりは更々なかったので、まあラッキーッ。元々が
   ナット幅に整形してあったんで、そんなアホみたいに誤差が生じる
   ワケはないのだけど、ビンゴでツライチ、気分悪いわきゃないがねっ。

   さてそのタスクのトップロック(とトレモロ本体も)、実は2種に大別
   出来、この一体式のモノは後期型。ナゼにわざわざ一体式、と記した
   かといえば、前期型は3パーツ分割というか、太古のTVチャンネルの
   ダイヤルの如くのブサイクなパーツが(もっと言えば昔のMrカラーの
   瓶ブタにクリソツw)、3ダイヤル分(?)載ってるのよ。ま、オリジナル
   度という点ではミタメ、良き悪しきにしろ高いけどの〜w けど…、
   それで弦留めするかと思いきや、ななんと実はネック裏に別個、
   弦留めパーツが設えてあり、これではナンの為のTVダイヤル
   なんだか…。全くのオーバーコンストラクションなシロモノっす。
   
   だもんでワシャが欲したのは絶対的に後期型。ついでに言えば本体の
   トレモロ部も前期はテンションバーが只の一本棒なのに対し、後期は
   分割式になったのに加え、しかも回転可動するのよ〜(てなことで、
   今後作製するオリジナル・エレキの為に先行ゲットしたものの、結構
   ヤレてたので美品を再入手。で、余剰化したコッチを今回使用っ♪)。


 

   トレモロSP間に設置してあるのは、トレモロのロック装置。っても
   ホームセンターに行けばまず陳列してある、ドア等のカンヌキ部品
   流用してコサえてあるだけね。フライングVのVダウナーってヤツの
   方に詳細説明あるのでご覧あれ。っても先に載せたのはコッチの
   方なんだけど。毎度毎度、アタマの体操的に違う方式で作製して
   きたけど、これはリプレイス用にちょうどいいというか、ちょっと
   ばかし手先器用な人ならラクショーで搭載出来ると思うので、
   元気な人はマネしてみてちょっ。

   その他、ボディ裏で特筆すべき点はそんなナイのだけど、ご覧の
   様にオリジナルのバッテリーボックス、いいカンジなんでそのまま
   採用。元々はアンプスピーカー用も、コッチはアクティブ回路用に
   ってことで使用目的はヘンゲしてるけど〜(ま、どっちもアンプ=
   増幅回路に使用ってことでは、似たようなモンかぁ〜)。

   また、いくら表側にピックガードを設えストラト的なフリをしようと、
   この裏画像では元々は裏ザグリ&バックパネルのモデルだったと
   いう動かぬ証左、になっちまいますな。で、そのバックパネル、
   元々欠損だったのか部品バラした後に無くしちまったのかは定か
   ではありませんが、探しても見当たんなかったので新たに作製〜。

   あ、そうそう、ボディ裏でイチバンのお気に入りは、ネックのジョイント・
   プレート、のデカール。ネック・プレートなんて工作部屋に20枚近く
   転がってるから、コレも元々のモノだったかは定かではナシだけど、
   元穴位置に合ったんで採用と。っても、他にも何枚か合うサイズの
   ものはあったものの、その誰かが貼ったシールについ魅せられて…。
   マジメ優等生的というか、ヲタクっぽいこのエレキのキャラに、少し
   毒気を仕込むってな意味でもの〜♪

 

  とまぁそんなカンジで、有りモノをチョチョイと組んだだけにしちゃあ、
  けっこうなお気に入りになったコイツ。ま、ボディ色キレイだなぁ〜
  って思ったからこそオコしてカタチにしたんで、当たり前っちゃあ、
  アタリマエなんだけどw けど操作性や演奏性、音色等も特にコレと
  いって不具合ないってのも大きいトコ、ではあるかな〜。ちょっち
  変わったピックガードの色味も、手間掛けて塩ビ2枚削り出した甲斐
  あり、ヨロシゲだし〜(当初は3枚重ねの予定だったけどw)

  ま、重箱突いてダメ出しするなら、VOLのカーブ、音量の上がり方が
  ちょっと好みに合わないんでソコは使い難いかな〜。このPUはその昔、
  本体単品のみで手に入れたんで、ポッド類(その他)の電装パーツは
  アキバ購入(かハンズ購入。昔はハンズもマニアな電パーツ置いて
  あったもんだが…涙)なんで、マッチングがビンゴじゃないのかな〜。

  ご存知アクティブ用は、250や500kといった普及的な抵抗値じゃなく
  もっと全然低い値のモノを使用するんで、確かコレには10kのを突っ
  込んであるんだけど、ま、そこら辺での調整が必要なのかな〜?
  (でもテーパー自体はちゃんと、好きなAカーブ設定のポッドなんだ
  けどね〜)。それか、アクティブとパッシブのPUと同等に扱えると
  思っちゃアカンのかな? ツルシのアクティブPUエレキは手持ちに
  ないし、最近久しく弾いてもないので、操作感、忘れたw

  てなこって小姑的なケチをつけるも、お手軽にお持ち運び出来るん
  だから細かいこといいっこナシッ、って一蹴に附するよなモンです。
  それよか、またもや気に入り過ぎて、傷付けたくな〜い、外に持ち
  出したくな〜い、傷付けてもいいヤツもう一本作る〜、ってマインドに
  なる方が、怖い?(イヤイヤ有り物ボディ使用だし、まずそれはナシ。
  てかそもそもが元々、そんなギター丁寧に扱うクチでもないし〜w)。

  
〜〜製作後記〜〜

    これが本文中に何回も出て来た、『AHL』君。処刑台(?)に乗せられ
    死を、もとい分解を、恐怖に満ち満ちながら待ってるトコ(??)ざます。
    ボディ、実はスペシャルに濃くも木目を透過するシースルーブラック
    なんだけど、コレじゃあどう見てもただの一見ブラックですなw

    だもんでPUやノブ等のパーツが埋没して見えてしまい、だからワシャ
    黒色は好きだけど黒ボディのギターはあんま好きじゃないってか、
    面白みに掛けると思っちゃうんだよな〜。だからっていってバラした
    ワケじゃないんだけどw 3シングルPU分の表ザグリがあれど、当時
    入手したフェルのアクティブPUは2ヶのみだったんで、センターには
    ボールピース穴のない、ムスタングのPUみたいなノッペラボーPU
    カバー仕込んで誤魔化した、実は2PU仕様だったので〜す。




   コイツも有り物を組み合わせただけの、お手軽オリジナル・エレキ
   なんだけど、しかしななんとブリッジ部は既製部品使用一切ナシ、
   アルミ材を主にその他ホームセンター部品を使って製作した、
   オリジナル・トレモロ・ユニットで御座いっ。相当前に作ったヤツ
   だけど、そんな頃からそんなイタさ爆発なことやってたのねw

   但しアルミ材は今みたく表面磨き込み鏡面に仕上げ、「これ、
   自分でメッキ掛けたの?」などと質問食らうには程遠い、素の
   まま仕上げw(それでも画像じゃその違いが如実に写らないん
   だから悔しいもんだ)。ま、仕上げ方は兎も角、ナゼにバラすに
   至ったかといえば、そんな太古に作ったヤツだから完璧作動の
   まま現在に至るハズもなく、動き渋々にというかアームイジれば
   元位置に戻らず、調律おバカなギターになってもーた。よって
   新たなギターのドナーと相成ったのでした(この自作トレモロの
   内部構造にご興味あるなら、ブログの方に画像載せてありま〜す)。


  
   ようやくAHL君バナシを終え、本題のライト青メタボディの話へ。
   本文中にも触れたけど、元々がアンプ内臓のスピーカー付ミニ
   エレキだったんだもんで、その機能を司る各種操作ポッドやSW
   (それらをご丁寧に機能説明記した文字まで)が残滓としてあった
   ので、これらをどう処理して隠すかにはアタマ使ったナリよ〜。

   荒ワザ的にはボディ表面の大部分をピックガード化して覆って
   しまおうかなどという一案も考えたけど、この青メタ色が気に
   入って製作することになった手前、それを多く覆うのは如何な
   ものかと却下。まあ結果的には元穴を生かして活用出来たりも
   したんで、オノレ的にはけっこう上手いことやったかなと思っ
   ちょりま〜す。




   ってなワケで改造の目星が付いたら例により、使うのホントは
   キライなトリマーでチュイーンとなっ。ザグリ開けま〜す。なんせ
   今回はボディ小さいんであんま削ると音質スカスカになっちゃう
   (かの様な)気がスゴくするんでw、なるだけ削る量少なめに、
   よって収める各パーツとのクリアランスも極小にね、ってカンジ。

   開けるトコはフロントとリアのPU部分とVOLポッド、トグルSW、
   を収める部分。画像からも最小限にしてやろうという気迫がw
   感じられるでしょ。で、ご覧の様に木屑というか木の粉との
   格闘が始まるワケだw あ、そうそう忘れちゃいけない船形
   ジャック収める穴もね、っと。画像じゃ既に、キレイに切削し
   終わった後ですな。これで忌々しいクリア塗装下の文字らとも
   オサラバだっ。アディオ〜ス!


   んで無事、キレイにルーティングし終わったの画。掘り跡には
   シマシマ模様が散見されますが合板ボディというこってすな。
   まぁ二束三文で手に入れたし元々がチープなエレキだった
   ろうし、ナニよりワシャそんな合板ボディ、キライじゃないんで
   全くの不問なのだっ
 
   またこの画像では、既にTUSKのトレモロ・ユニット用スタッド
   アンカーも打ち込み済み、どころかその表面上へボディ同色に
   色塗り完了、もしてますな。6点トレモロの元穴へも同様に。
   このボディはどう見てもメタ塗装だけど、その補修カラーに
   使用したのはパール粉(をクリアに溶いたモノ。ツブシ色も
   多少混ぜたんだっけかな〜?忘れた)。のワリには上手いこと
   色合わせ出来てるっしょ。ブラシなら多少の色の誤差誤魔化
   けど、手塗りじゃなかなかこうは行かないよ〜(って自画自賛)。


 
   いちおうザグリ跡にはシーラーを塗って置きました。コチラも
   トーゼン手塗り〜。タマにゃ手塗りものどかでいいね〜。
   
   ブラシやガンだと、よっこらしょって気合い入れなきゃアカンし、
   なんたって扱いがメンドーだ(特に使用後の洗浄がの〜)。
   それでいて塗装のノル量なんてたかがしれてるし…。

   にも関わらず多用するにはトーゼン、それなりの理由があるし、
   ナニより楽しかったりもするんでの〜(とはいえ塗装は刹那的
   作業なトコあるから、ホンの少しの判断ミスで地獄へ急転直下、
   みたいなこともあるから(まるで人生の縮図の様だ…)、よって
   怖いし気も抜けんし、だもんでけっこう疲れるのよね〜。


   ボディの処理が粗方終わったら、お次は部品の方へ。ていっても
   どうこうイジったり改造するワケでなく、単なるお掃除。というのも
   本文中にも触れた様に、本来このTUSKのパーツ、今後作ろうと
   思ってるオリジナル・エレキに採用する為、先行して入手したモノ
   なれど、はじめ手に入れたヤツの程度ががかなりヤレてた、って
   いうか端的に言ってかなりバッチかったので、もう1ユニット入手
   したの(と記すよかギター1本ごと手に入れて部品取り、が正解w)。

   で、実質余りとなったコッチのバッチイ方を今回使ったってワケで、
   よってお掃除オソージと。やはり本文中に触れた様にワシャは
   後期型のユニットの方しか食指伸びんので、2つともソッチなの
   だが、美点のひとつである3分割&ローラー式のテンション・ガイド、
   それらのパーツをバラしてみると、非常に部品点数多くてねぇ〜。
   
   というかソコを全バラしないと、トレモロ・ユニットとイナーシャ・
   ブロックの結合ネジがその下に隠れちまってて、分解不能なのよ。
   なんだかもうからくり屋敷か、知恵の輪の様よ。よって隣り画像の
   如くにバランバランの巻なのだが、ちっさなEリング弦の数分、
   外さなきゃならなかったりして、なかなかにメンドかったわよ〜。

 

   
   これはチューナーのノブ・パーツなワケだが、右三つがハンド・
   ルーターに金ダワシ・ビット付けてガシガシと磨いた(というか
   汚れ剥ぎ落とそうとした)モノ。その後やはり同様ルーターに
   バフ・ビット装着しコンパウンド付けて磨いたりもしたっけかな?

   のワリにはあんましキレイになってないって? イヤイヤ〜、左の
   2つを見ればお分かりの様に、はじめはこんなサビサビでバッチ
   かったんだから〜。それを鑑みればソコソコ、キレイになったって
   言えるでしょっ!


   前述ではトレモロ部、改造箇所なく単にお掃除しただけ、と記した
   けども、実はあったあったありました、改造箇所が。イナーシャ・
   ブロック、オリジナルのを取っ払い、わざわざ別なのを付け直し
   たんだっけ(手前側に写るのが、TUSKトレモロ元々のブロック)。

   TUSKのアームバーは本来、フロイド・ローズ式に上下からナットで
   挟み込みトレモロ・ユニットへ装着する構造で、従いイナーシャ・
   ブロックはアームバーの差し込み部分までを覆わない、幅の狭い
   形状のものが設えられているのだ、ご覧の様に。

   がっ、しか〜しコレではトーゼン、アームバーの取り外しを簡便に
   行うことは容易でなく、それでは携帯性・機動性を最大限に慮った
   仕様にせにゃならぬコイツにとって、重大な欠陥となってまう〜!

   ということで他トレモロのイナーシャ・ブロック寸借し(永遠にだけどw)、
   新たにネジ穴タップし直しTUSKのブリッジ・プレートのサイズに
   合わせ、晴れて画像の様に見事結合終了と。モチ、これでバッチシ
   捩じ込み式の、簡単にアームバー取り外し可な仕立てになりましたっ。
   てなもんで実は影で、なかなかに細かいことやってっぺっ〜w
   
 
 
   タップといえばもう一箇所、ななんと両のスタッド・ボルト、形状が
   違〜うっ! ま、ブリッジを上げ気味セッティングならばこの様に
   左右のネジ切り量が違っても問題ないし、事実部品取りする前の
   これが載ってたTUSKはそういう仕様になっていたのだが、今回
   組んだHEREMIちゃん(ゼンゼン馴染まないなぁ〜この名前w)、
   ギター・キャラに合わせてそうなってしまったのか、弦高ネック上から
   下までバッチシの超低空セッティング(スタジオ・ミュージシャンや
   ヲタク・ギタリストが喜びそうな仕様でしょw)、ボディ部からも弦高
   低く、離れておらず、従いトレモロ・ユニットも自ずと低位置に…。

   だもんでこのチンバ(今や放送禁止用語か?)なネジ山じゃあ、
   ユニット低くセッティング出来ず、片っぽのスタッドのネジ山、
   斬り足すハメに…。ま、冒頭はタップと記したけど正確には
   コッチはダイスでの斬り増しね〜。’80sのエレキはこういう、
   粗製乱造ラフ&レディ、ジェフベックグループ(?)なパーツを
   持つエレキをホント多く、散見したの〜(ってこの言い回し、既に
   どっかで使ったな〜w)




   
   とまぁコマいトコちょこちょこイジったら、今回の改造でイチバン
   目を引くトコとなったピックガード作製に。何通りか考え、最終的
   にはガードにジャック・プレートが食い込むディテールにしようと
   決定。その間何枚か画像のように、紙を切り抜きあてがったのさ〜。

   隣りのはほぼ最終案に近いものの、まだブリッジ前部分がワリと
   平行に近いし、6弦側のカーブの抑揚も本チャンに比べ緩やかね
   (本文中にも記したけど、ココの部分ははこの程度に留めておけば
   よかったの〜。後悔残る箇所で〜す)。
   
   あと、よくご覧になって頂くと分かるのだが、ジャック・プレートに
   ポッド付いてるっしょ。ホントはボディサイドへジャック取り付けて、
   この部分にはクラプトン・モデルでお馴染みのミッド・ブースト(か、
   他の音域帯の)回路取り付けようかと思ったの。昔ちょっと流行った
   のよね〜、舟形ジャックの差し込み口にポッド・ノブ付けるのって。
   
   けどちょっとオーバー・デコのような気もしたんで、惜しいアイデア
   とは思いつつも断念(本音はコレにそんなお金掛けたくなかったのw)。
   まぁ搭載しとけばシングルからハム・ライクな音が手元で作り出せ、
   より勝手が効くエレキになったろうけど、ま、今後追加も出来るしねっ。
   

    で、本チャンはクリア・オレンジ&ホワイトの塩ビ板切り出して、
    ご覧の様に発色よいピックガード完成。けど、う〜ん、返す返すも
    6弦側のラインの抑揚付け過ぎたの〜。無念(ピックガード面積
    減らすことに躍起になってしまい、『木を見て森を見ず』ってな
    ミステイクでんな〜。

    けど1弦側の方は、そんな美的センスが問われる部分じゃなく、
    単純にボディ・ラインに沿って形状オコせばいいだけだし、よって
    見事にシンクロした仕上がりっしょ〜。安物やコピー品で(だけ
    じゃないかw)、こういうトコのディテールがアマいエレキがある
    けど、そこで途端にチープ感出ちゃうから、それを反面教師に
    手抜きせず、時間掛けてライン整形しました〜。

    あとTONEポッドの位置に、試し置きのノブがあるけど、通常
    サイズのヤツだとココに設置するのは明らかに大き過ぎて
    おかしいので、完成時画像のように小型タイプをチョイスっ!

 
   これも本文中に触れたが、元々欠損だったのかバック・パネルが
   見当たらなかったので、自作と相成りました。ってオイオイ、別な
   バック・パネルを元にして切り出しちまってるが、今後「このボディに
   合うパネルが見つかんないなぁ〜」とかの憂き目に遭わんのか?
   (実は今回見当たんなかったのもそれが原因だったりしてw)

   元パネルっていうか、元ザグリの大きさに切り出せばいいだけ
   なんで、特に特筆すべきこともあんま、ないの〜w
  
   仕方ないので上方に写るボッシュの電ドラ、小型なのにパワー
   抜群、さすがゲルマン・ブランドやの〜。ドリル・ビットも差せるし
   重宝してま〜す(流石に正確な穴開けにはボール盤だけどの〜)。

 
   さてさてお次は、アクティブPUなんでこれは当然、光りモノをとねっ。
   いつもはギリギリのエクスキューズで、どうにかムリクリ搭載して
   来たが、今回は機能の為の必然、を御旗に堂々と載せられま〜す。
   ま、通電&電残確認のパイロット・ランプとしてね〜。

   で、ドナー元のAHL君には、既に台座付赤色LEDが搭載されて
   いたので、それをそのままお下がりで貰ってもよかったのだが
   (画像に二つ並ぶLEDの、後ろの方ね)、以前アキバで大径
   なれどピンク発色のLEDが売っていたので、冷やかしにイッコ
   購入してあり、でもそんなのいつ使うのよ?(書きたくはないが…)
   「今でしょ!」という具合…(ああハズイ…。それが前の方のヤツ)。
 
    

   で、スでの購入だったんで台座なく、そのまま付けると余りにも
   カッチョ悪いし、よってボールペンだが色ペンの筆軸輪切りにし
   台座に。上画像の方が分かり易いけど、殆どLEDと同径の
   かなりブキミなイデタチになっても〜た。まるで蛙の卵か
   小粒の葛餅が乗っかっているかのようだw

   ほんでもって試しに光らせてみれば(スタンドの光に圧されて色味
   薄く写ってるけど)、見事にピンク色に輝くものの、やっぱこの
   ミテクレはどうにもブサイク…。

   ということで、『お下がり』という不快感(?ワシャ長男だからその
   気持ち知らんっw)あるも、AHL君の電装assy、殆ど丸々受け
   継ぐこととなったのでした〜。


   いちおー、コントロール・パネル内の画像もねっ。ボディ表面上
   では各種コントロール・ノブやSW等が離散家族さながらに
   バラバラに散ってはいるものの、こうやって裏からみれば、
   表からの目視感覚とは異なって、割りにどれもそんな離れて
   いないことが分かるでしょ〜。ま、そんだけボディが小さいって
   ことでもあるんだけど。

   よってワイアリングもそんなゴチャゴチャせず、けっこうシンプルに
   収まってるでしょ〜。しかもアクティブなのにの〜。一点だけ
   気に入らないのは、先に触れたパイロットLEDの光量が(電池の
   残量如何に関わらず)弱いんで、こんなことなら抵抗取っ払って
   配線しとけばよかったぜっ。



   さ〜て電装系も組み付け終わり、あとはネック組み合わせ弦
   張れば完成だぁ〜、と思いきや(いや、そこまでいったのだが)、
   前述したように今回、ネックは弦張り後も微かな順反りに留まり
   実質真っ直ぐ、だもんで弦高をヲタッキータリスト好みな超低空に
   しても音ビビらずで、まぁそれはそれでいいんだけど、ネックと
   ボディとの高低差も低い組み合わせなんで、そのセッティングを
   最大限に発揮しようとするとブリッジ部がボディに接地してしまい、
   アーム・ダウンのみの仕様になっちまうんだな(涙)。

   ワシャ別にアーム・アップなんかの作動は求めんけど、でもベック
   みたくアームバー(やブリッジ)小突いてのビョンビョン』音は必須
   というか出したいので、それにはトレモロ、ボディにベッタリでは
   アカンのよ〜(涙)

   ちゅうこって、あんまし行いたくはない調整法ではあるのだけど、
   ネックポケットにシムをカマしネック角与え、ブリッジ部の高さを
   増す策に。アルミの0.5mm(1.0mmだったかな?)板を整形し
   挟み込み、どうにかブリッジ浮かせることに成功。ホントはもう
   チョイ厚手のを挟んで、もっと上げてやってもよかったけど、
   でも隙間が多くなるていうの、いかにも振動伝わり難くなって、
   音も悪くなる感バリバリじゃ〜ん。

   実際のトコは聴覚上、シム挟んでも全く変化なしって、プロの
   人も言うしワシャも経験からそうは思っているんだけど、やっぱね〜、
   隙間多いのってなんか気分悪いじゃ〜んw


   そんなワケで、有り物パーツで組み上げただけ、のワリには結構
   アレコレ、各所に細々としたケア施して、でのゴールだっぺ。
   
   けど、ただ組んだだけじゃあ、色々アチコチに不具合当然出るし、
   よってマトモに楽器として成立しないのよね〜。 カタチ的には
   ちゃんとギターになってても。

   ってナニもエラソーに言ってるワケじゃなく、過去オノレが作った
   のは、そんなのも多々あったからその自戒を込めてで、また
   そういうのを人柱に(いやギタ柱かw)、今は、どーにかマトモに
   使えるエレキを組める様になったってな、反省文で〜すw
  
   
でもこんな風に有り物組んで完成させただけでも、そのヨロコビ、
   『オレのオリジナル・ギターだぁ〜』感は格別に思うので、是非
   皆様も機会あればやってみてくださ〜い!!

オマケ〜〜

 
   お隣さんは、ワシャん家から近いといえば近い、戸塚区(いちお〜横浜に
   なるのだの〜w)に社を構えているらしい、『日本初のポータブルギター
   専門メーカー!』を謳ってるトコのエレキ。

   同県同郷のプロダクトなだけに頑張って欲しいもんであり、よってココに
   紹介するのだけれども、この手のパーラー・エレキ(お隣は『ポータブル』
   って銘打ってるけど)をソレなりの数コサえて来たワシャ、先達(w)と
   してエラソーにというか老婆心から、いくつかのキビシイことを。

   まず、回りくどく記してもナンなんでイキナリ言い放ってまうけど、デザイン、
   というか造形があんまり、じゃありません? とても玄人がオコしたモノとは
   思えないっす。申し訳ないけど(モチロン、あくまで個人主観での目線、よ)。
   それは主にボディのディテールというかシルエットに対してで、ナニゆえ
   この様に整合性なくウネウネしているか(どうにかギターの普遍的な形状、
   ひょうたん型に留まっているとはいえ)、全く理解不能です。無論、これが
   クラインの様に人間工学的な検証を持って造形されたものであるならば、
   「大変申し訳ありませんでしたっ!」ですけども。

   加えて、個人的には同様に、ピックガードの造形もボディ・ラインに沿った
   整合性のあるモノが好きなのですが、逆にそれを敢えてハズした様な
   ディテール処理するギターがあり、それらにも一定の人気があることは
   知ってるしワシャにも理解出来ます。ビザール系なんてまさにそうだし。
   ただ、そういう合理性あるデザインから外れた造形をチョイスするには
   このギター、そもそもがコンパクト=機能的に纏めることがこのギターの
   大命題であるのに、それにこの様なアンニュイなディテールを配する
   ことってのが、ワシャ的には非常にデザインの矛盾を感じ得てしまい…、
   っておいおい、書き出したら止まらないの〜w

   まぁ以上は造形的な部分を記したことであり、それは多分に趣味嗜好が
   左右するんで(ワシャの記載が絶対的なモンでもナンでもないし)、軽く
   流しておくんなましっ。ただ、お次は嗜好に左右されない機能・性能の
   部分…。ギターを分割式にするのは造り手として挑戦しがいのあること
   だし頑張ったんさいっ、と大いにエールを送りたいトコなれど、手元に
   コンパクトなエレキが何本もあるワシャからすれば、ヘッドレスにして
   ボディも箱弁タイプのスタインバーガー級の大きさに収めちまえば、
   それでもう十二分に持ち運び容易であり、よって分割する必要性が
   大分削がれちまうと思うのです。まぁM16をアタッシュで持ち運び
   組み立てる、ゴルゴ13みたいなスナイパー気分に浸れる(?)のは、
   個人的にはキライではないけどね〜w(だもんで敢えて、ギター全く
   写ってない4枚目の画像もコピーして貼っちまったぜっ)。

   なんだか応援の為に苦言を呈するつもりが、罷り間違えば悪口書いて
   いる様にも思われかねないので(決してそんなつもりナシっ)、手放しで
   誉めたいトコも記して置きま〜す。それはテールチューナー部分で、
   各弦に付いたノブはファイン・チューナー扱いで、はじめにザックリ、
   それらの両端に付いた大きなノブで大まかに弦テンションを与えて
   しまうのだそう。う〜ん、非常に分解式のギターに適した、宜しげな
   アイデアだと思いま〜す。ワシャの作ったエレキ・ハープやエレキ・
   ビワの複弦システムに(機構的・造形的には全く異なるものの)、
   考え方は近しい部分あるんで、親近感持ちました〜。

   てなこって色々記しはしたけど、コンパクト・エレキ専門にやっていく
   とのことだし、ワシャもその類いは好きなもんで、ホントに頑張って
   欲しいと思いま〜す(けどクドイようだけどデザインは再考した方が…)。

   オマケのオマケで最下画像は、こちらはボディ通常サイズなれど、
   同じく分割式。レギュラー・サイズなら分割機能の必要性も決して
   低くはないから、コッチは十分にアリだと思いま〜す。が、それより
   驚いたのがそのイデタチ。まるで刀を鞘に納めるかの如く、ボディに
   ネックを収納とはw これぞ日本人の発想、と記したいがアメリカ
   製だそう。まぁこんなザックリとした発想ってば、アメちゃんよね〜。
   日本人ならネック収める空間が音に悪影響を…とか、つい懸念
   しちゃいそうだしw その他、ネック・ジョイント部が蝶つがい式に
   なってて折り畳めるヤツとか、皆さん色々考えて作るのね〜w
   
 
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