LUCKY 13               《TOPICS》 

  ●
  ギブソン系エレキにイタい’80sなお絵描き乗せ、けっこう
      ナイス・アイデアに思え、設えたまではよかったが、画力
      不足により嗚呼、無念な結果に…。トランプ模様部分と
      バインティングにはホワイトパール吹き、ボディにも
      パープル・パール吹いてキラキラなのにの〜(哀)。
      

  ●  ありそうでなかった、セミダブルカッタウェイとでも表すべき
      ボディ形状。シングル・カッタウェイよか深く握れて演奏性
      増すし、シルエットも殆ど破綻せずトラッド感保ってるし、
      オリジナル度も上がるしで、その内に誰かしらドコかしらが
      気付いて製品化するだろと思うも幾年月、30年経ちました…。
      近年、ようやくメセニー・モデルでコレっぽいディテールが
      遂に、と思うもフルアコ…。仕方ないんでワレで作りましたっ!
      
  ●  相も変わらずLED光らせる為に(?)、付加回路搭載w、
      バックパネルにそのコントロール系を配した設えは悪くない
      とは思うも、表側はドクロの両の目玉が光るというご丁寧な
      チャラけっぷり…。あ、そうそう、回路はブースターで〜す。
   
    クロム色にコーデ(w)したパーツ類。ピックガードはワレが
      アルミ板から削り出した力作なれど、リップスティックPUは
      ナンチャッテで、そのガワは100均の口紅ケース…(ある
      意味ホントにリップスティックPUだけど…)。同じくクロムに
      輝くデカく怪しいヴィブラート・ユニットは、御茶ノ水イシバシ
      さんで980円購入のモノを改造〜。アームバーも同店で
      20円!(か30円)でゲットしたのをイジったモノで〜す。
キライな(w)’80s感バリバリのお絵描きエレキ


  
・・・かつて流行ったペイント・エレキ、レスポールならアリかと思ったが・・・   


   命名ラッキー13。二ール・ヤングのアルバムやソルダーノのアンプ
   など、かつてそのタイトルや機種名に付けられていたソレを、まんま
   頂きぃ〜ってなカンジで付けました。

   異人さんが忌み嫌うナンバー13、それに敢えてラッキーと冠し不吉さ
   払拭、ハッピー・ナンバーとして扱う、みたいな意味合いなんでしょう
   かね〜?向こうでは。日本で言えば侍ジャイアンツのバンちゃんが
   背番号に敢えて、死の4番をチョイスしたみたいなモン?(違うか〜w)

   で、ナンの意味もなくその名を付けたワケではなく、コレにはハナから
   ボディにトランプ模様、それもどうせなら派手な絵札を配そうと思い、
   なら当然イチバン強いキングをチョイスでしょっ、てことでK=13。
   
   ほんで絵札の王様の対にはジキルとハイド的に、ドクロもしくは悪魔
   /サタンの顔を模そうと、やはりこれもハナから思案していたので、
   そんなイタズラ描きを施した絵札貼りのエレキは、まさに『ラッキー
   13』に相応しいじゃ〜ん! と、独り言ちていてたのだが、だが…。

   ウ〜ン、この絵、どう思います〜? 自分的には大残念賞、無念
   至極の完成度…。完成後、コレが目に入る度にもうちょいどうにか
   フン張れなかったものかと、悔やみ節が募るばかり…(涙々)。
   因みに、丸々描いたワケでなく、実際のトランプをスキャン、サタン
   もどきの顔と、その他細かいトコ諸々をイジってプリント・アウトした
   モノで〜す。更に因みに、王様の顔部分はオノレの似顔絵っス(w)

   で、コレ、そのイラストというか絵札部分が上手く描けず、製作が
   頓挫したまま4、5年経過していたものをようやく最近になって再開
   したような、八ッ場ダムの如き(w)存在だったので、それでも上手く
   描けなかったというのは、すなわちワシャの画力がそこまでだった
   ということでしょ〜(哀)。加えて、製作思い立ったのは30代も、
   40代に突入した後にこげなガキんちょっぽいエレキ完成させても、
   あんま嬉しくないってことも多分にありますわな〜。

   そんなワケでコレ、実は塗装工程に相当手間食いメンドかった
   ものの、その割にはゼンゼン気に入っていないというか、満足
   出来ない1本と相成ってしまいました〜。よっぽどトランプ模様が
   入っていない方がプレーンに見え、人様の目にもカッチョよく見えた
   ハズだろと、もう後悔し切り…。

   後述しますがこのエレキ、ユニークな設えを施したところも多箇所
   あるのに、そのヘタッピな絵の為に視線が散るというか、(多分)
   ソッチに目が捕らわれて、それらの部分には余り注目して貰えない
   んだろうな〜と、もう自虐的になるばかり…。

   そもそもナニ故、こげなペイント・エレキを仕上げようと思いたったか
   といえば、ハナシは若干回りくどくなるものの、ワシャのいわゆる
   セーシュン(w)時代はモロに ’80sであり、MTVその他の影響で
   TVからもバンバン洋楽(死語w)流れて来たので、ある意味いい
   時代だったのかも知れませんが、んがっ、ワシャはそれらの大半が
   不得手というかキライだったのです。

   マイケル、マドンナとかの名うてのトコから、ニューロマンティクス
   ってんですか? ニューウェーブ系(これまた死語だな)のチャラい
   バンド、そしてLAメタルと呼称された、これまた違う系でチャラい
   ヤツら、ぜ〜んぶダメッ。
   
   オノレはエレキ弾いてるんだし、ソレ全面に押し出したLAメタル
   くらい、大目にみてやってもよかったんでない?ってなご意見
   あろうかと思いますが、ワシャはホント、好かんかったのよ〜。特に
   そいつらが使ってるギターってば、エディー(ヴァン・ヘイレンね)の
   マネなのか単なるトレンドだったのか、フロイド・ローズ載せ1ハム
   仕様のピックガードレスST型、それゆえ広々ノッペリしたボディに
   アレコレお絵描きしたのをアイツら、揃いも揃って…。

   お絵描き部分で個性出そうとしてらっしゃったのかも知らんけど、
   短ランだボンタンだとイキってても、所詮は学生服しっかり着てる
   ヤンキーと同思考w ま、そもそも音楽性そのものが画一的で
   オリジナリティに乏しかったんだから当たり前っちゃ当たり前の
   ことだろけど(w)、それらにはホント、辟易してたのです。

   が、月日は流れワシャもジジイになった昨今、周りを見渡せば
   プロもアマチュアもかつてと違い、フェンダー・ギブソンその他の
   由緒ある一流ドコのエレキを、ほぼ(傍目には)無改造のまま
   ストック・ライクに使ってらっしゃるギタリストが多数を占めて、
   いるかのように見受けられ、よって、「嗚呼、いい時代になった
   モンだ…」とはならんのですなワシャの場合w

   そうなればなったでオノレの天邪鬼精神がムクムクと湧き上がり、
   「なんだか逆にツマンなくなっちまったな〜。ならワシャが道化に
   なって、世のトレンドに背いたるっ!」てな具合に息巻いたと、
   まぁ長くなりましたがそいうこってっす(ホントにガッツリ、回り
   くどくなっちまったの〜)。

   ただ、1ハム&フロイド・ローズ載せのエレキではないにしろ、
   ストラト系にお絵描きでは、かつての自己を否定してしまうよな
   感あるので当然NGス。ならば、現在はモチロン、その当時も
   お絵描き施してるはギタリストは殆どといって見掛けなかった、
   レスポール等ギブソン系のエレキで攻めるってのならば、アイツら
   ども(w)のリバイバルにもならんし、むしろ新しいってか、お初な
   カンジや〜ん、みたいなね。

   ムリクリ思い出せばもっと時代遡ってのの、クラプトンのサイケ
   模様SGや、変形であるけど同様ジミのサイケVとかあるけれど、
   まぁ時代に即したお絵描きでんな。対してワシャは前述の、モロな
   イタい80年代ノリのお絵描きをギブソン系エレキに施そうという
   趣向ナリ。とはいえ、所詮’80sROCKなんて、音楽自体含め、
   やってることナンもかんもが残滓、焼き直しなだけで、ワシャも
   ソレにのっかっただけなんですけどの〜w 

   で、例により2、3000円でジャンクとしてゲットしたまま家に
   転がってた、ESPの下位ブランド(もはや名も思い出せん…)・
   レスポール・タイプにベースとしての白羽の矢が当たったってな
   具合だす〜。とはいえシングルPU搭載、ブリッジもフェンダー・
   タイプのハードテイル(&裏通し)と、けっこう御本家様とは異なる
   仕様の部分多いんだけど、どうせ改造しちまうんだし、無問題〜
   (多分ルナシーのアーティスト・モデルと思います〜)。

   と、ここまでの考えの詰め方、そのアイデア自体はアリだと今
   でも思ってはいるものの、冒頭から記すように無念にもそれを
   納得いく完成度にする画力表現力技術力、即ち実力伴わず(涙)、
   自分的には惨敗感満点ってなカンジなのさ〜。

   だもんで今回は音の方も、今回はサラリと記すに留めちまいますが、
   そんな風に不満足な出来に思うのは、組み上がってから出音した
   その印象も加味されて、もあるのかも。イヤ、別にどうしようもなく
   悪い音、使えないって音ってワケでなく、至ってフツー。これ一本
   しかない、ってんなら悪いこっちゃないが、ウチには個性キツイのが
   シコタマあるんで、ねぇ。良し悪しどっちつかずじゃ無個性で面白く
   なく、埋没しちゃうのよね〜。そんなこって未だにオクターブその他
   諸々の調整は施さないまま、放置プレイのモードですぅ〜。

   

   さてさて〜、ここからは各部の仕様説明〜。長々悔やみ節綴った
   とはいえ、そうは言っても製作当初はせっかく1本オコすのだから、
   ソレなり色々アイデアを投入して作製しようと、けっこう気張って
   始めたのであ〜る。そこら辺を後述すると先に記したので、以下は
   それらについて少々(詳細は隣り&下の画像に添付したコメントの
   方にの〜)。

   ま、イチバンのキモなアイデアは、忸怩たる結果に終わったトランプ
   模様だったわけですが(まだ書いてるよ…)、次にトピックスとして
   我ながらナイスなアイデアなんじゃないかしら?と思ってるのは
   ボディ・カッタウェイの形状です。

   ご存知レスポールは強引に言えば、アコギ縮尺し1弦側のネック
   結合部をザックリ削ったデザイン、よって極めてトラッドで普遍的な
   造形、俗に言うシングル・カッタウェイですな。そのザックリを両に
   施し、演奏性も高めつつ新たなシルエットを持たせたのが、ダブル・
   カッタウェイのレスポールJr云々、あるワケですが、ワシャ常々、
   この中間的なディテールを持ったギブソン系エレキがあってもイイ
   のではないか?と思い続けて来ました。それこそLAメタル等の
   音楽にイラってたほぼ30年前、80年代からw(ていうか、ギター
   握ってからそんなに歳喰ったのかという衝撃度&愕然感…)。

   まぁ本家ギブソンさんはこれ以上バリエーション増やさず培って
   きたモデルを連綿と、でいいと思うけど、他メーカーの、本家をほぼ
   コピーの造形でしかないクセにオリジナル・モデルをエラソーに
   標榜し、ケツの毛ほどのオリジナル部分を(広告・カタログとかで)
   美辞麗句の山で書き綴ってるのを過去散々見て来た身としては、
   ムカつき通り越して哀れささえ感じた事多々。嗚呼、才能ない人が
   デザイン担当しちゃってるんだなぁ、と。
   
   それだったら、こんな形状を、有体に記すならセミ・ダブルカッタ
   ウェイとも申しましょうか(ベッドみたいって?)、それをボディに
   施すだけで、本家とはかなり違った趣きになりオリジナリティ度も
   高まるし、それでいてトラッドな雰囲気もそれほど崩してはないし、
   更には演奏性も向上するという機能も加わるのだから、も〜いい
   コトずくめじゃ〜ん、と、約30年も思い続けて来たのですw 

   が、こんなカッタウェイ形状を持ったモデルはその長き永き間(w)、
   知る限りではついぞ製品化されず、近年、アイバニーズのパット・
   メセニーモデルでようやくかぁ、ってなカンジです。まぁソリッドで
   じゃなくフルアコでだけど…(とはいえメセニー・モデル、プロダクト
   されてから、もうソコソコ年数経つねぇ。けど、30年に比べれば、
   最近w)。
   
   そんなこってトランプ模様の方は外観を華立たせるっていうか、
   ミテクレ系のチャラいアイデアだったけど、コッチの方はちゃんと
   機能や造形に基づいたデザイン・アイデアなんで、ワシャ的には
   かなりジマンしたいポイントってワケなので〜す。

   …、なんだか妙に毒づき(w)、カッタウェイ話で長くなっちゃった
   ので、それ以外のアイデアはサラリと(済ませられるかな〜?)。

   で、三つめのアイデアは、ブースター搭載部分になりますかね。 
   毎度毎度にブースターやピエゾ、アクティブ回路を搭載する度に、
   ソレ用の作動ランプとしてアホみたくLEDも載せ光らせ嬉々として
   いるワシャではありますが(w)、今回もそれは言わずもがなで
   同様で候〜。
   
   けど流石にねぇ、もうこれでいい加減打ち止めにしようかと。だからと
   言うワケじゃないけど、今回は2連LED配線オゴり、ドクロの両の
   オメメ光らせました〜。とはいえソコはあんまし大した部分ではなく、
   ボディ裏のバックパネルに操作系をまとめた、それらの造形含めた
   アイデアと(詳細は画像コメントの方に)、カッタウェイ部に配した
   作動SW部分はソレなり考え施してあると思います。

   ブースターSWは、本来レスポールのPUセレクターのSW位置に
   搭載しており、しかしエレキに載せる一般的なトグル系のSW
   でなく、ストンプ・エフェクターに常用されるテのモノ。これは特に
   ワシャの場合は、なのですが、この位置にトグルSWがあると
   カッティングの際などつい手が当たってしまいPUを意思に反して
   切り替えてしまったりするので、相性悪し、なのです(モチロン
   慣れの部分もあるとは思いますが)。

   とはいえそれは機能性の話に限ったことで、ディテールとしては
   ココにSWがないとレスポール系エレキ、間が伸びるというか
   抜けるというか、それほどにドン決まりのデザイン配置で、その
   点ではワシャも完璧に思うし好きだし、なくてはならぬ存在かと。
   だもんで、ならばココにはストンプ型SWをと、それなら演奏時、
   誤作動させてしまうこともほぼ有り得ないだろうし。

   で、本来のPUセレクターはボディ下部へ移し、これならフェンダー
   系エレキの操作系に馴染んでるワシャもバッチシ、ってワケです
   (だもんで、実はVOLポッド位置もムリクリ極まるザグリを施して、
   ストラト・ライクにリアPU脇へ持って来たのよ〜)。  

   あ、そういえばさっきサラリと音の寸評記したけど、ブースターを
   カマしての記載すっかりスルーしちまったなあ。まぁそれ程愛着
   薄いっていうか、ソコも含めて意外性なく全てがフツーなのw
   
   最後は、コレもドッチかって〜とお飾り系アイデアの方にまた
   戻るのだけど、PUとピックガードね。PUは一見、どこぞの
   リップスティックPUのコピー?と思われるかも知れませんが
   コレ、実はななんと、中身はフツーのストラト・シングルPUも、
   ガワは100均の口紅、のケース。だからある意味、これは
   モノホンのリップスティックPU、なのだw それに一応、中身も、
   バー構造に改造なんかしたりして、ひと手間掛けました〜。

   ほんでそのインチキなお手製PUのキラキラ外観に合わせ、
   ピックガードの方もキラキラさせる為、アルミ板からこれまた
   ワレで削り出し〜。あ、そういえばトレモロ・ユニットだって
   トピックスのひとつだったのに記載トバしちまったけど(画像
   欄の方に記しま〜す)、ソレも巨大なクローム色の塊りなんで、
   見事に金属パーツ類のカラー・マッチングが成されてて、ヨイ
   塩梅でっしゃろ〜。
   
   なのになのに、最後にシツコクもう一度記すも、そんなこんなで
   けっこう創意工夫して各箇所を施し仕上げたコイツも、トランプ・
   イラストをどうしようもなく不出来に感じてしまっていることで、
   全てがご破算、気にいらんエレキとなってしまったのでした…。

   が…、その失意のなか、この項を遣る瀬ない気持ちで書いてる
   まさに最中、このラッキー13君を何名かの女性に見せる機会が
   あったのすが、で、そしたら意に反して大絶賛。普段は、塗装が
   キレイね〜とか、ギターに詳しくなくそんなトコにしか興味を
   示さない人にもそうだったので、もうワシャとしては???

   女性との感性には大いなる隔たりがあるのか、素人騙しに
   長けて仕上がっただけなのか、得てして本人が気に入って
   ないモンがナニゲに、世間には高評価だったりするとか、
   そういうトコら辺なんでしょうかね〜? とはいえ女のコ&
   ギャル層のご意見ではなく、立派なご婦人方(w)のご意見
   なので、まぁビミョーなセンではありますが…(イヤ若いコ
   受けしたいワケでなく個人的にはキョーミ薄くも、世のトレンド
   動かすのは、その層っていうからの〜)。

   そんなワケで、それをこの項のオチとし、またもうチョイ早く
   そのお言葉頂けていたらばココの文章、冒頭から延々こげな
   ふうに自虐的に綴らなくて済んだのかも知れませんの〜w

   

   
   ちゅうワケでトピックス欄にはもとより、本文中にも未練タラタラでその
   不出来さを罵っているトランプ模様ではありますが、本物のカードを
   スキャンがベースなれど、王様をワレの似顔絵にw(こげなカイゼル
   髭はさすがに生やしとらんよっ)、また本来握ってたのは剣なれど、
   ギター(ネック)にチェンジっ。対には悪魔モドキを描いてカマ持たせ、
   ソッチ側のスペード模様はドクロ君になっておまっ、とそんな具合。

   妙にトランプ模様がギラって写ってるけど、それは白のパール粉を
   吹いたからで、そのヘタなイラストをなるだけ隠蔽する為…、もとい、
   まぁそれもあるんだけどこのエレキ、バインティングはナンチャッテで
   塗装によるモノ。で、それをパールで施し、更にはトランプ・イラストと
   結合するようなディテールにしたかったんで、ソッチの方にも着色した
   ワケ。元のプリント・シートの白色地のままだと思いの外、イヤそれ
   以上に別色感強いんでの〜。凄まじく安い白に見えちまうのよ〜。

   ボディの方にはパープルのパール、相当多めに混入して吹いたん
   だけど、ホント、パールって写真にゃ上手いこと写らないよね〜。
   実際はそーとーギラってるんだけど。加えて言えば、ここに載せた
   画像含め手持ちの画像は何故か、その殆どがどちらかといえば
   ブルーっぽいギターの様に写ってしまっとるの〜(まぁPCその他の
   使用機器の差異によってもだいぶ変わって見えるみたいね)。けど
   実際にはしっかりともっと、ムラサキってますw

   
   と、そんなヘタっぴなトランプ・イラストよか、実はこのエレキでいっとー
   ジマンしたい部分はココ、このカッタウェイ部分なのだ。名付けるとする
   なら、ベッドかの様で恐縮ではあるけど、セミダブル・カッタウェイ、と
   なるかの〜。

   本文中にも詳しくあるけど、レスポールのシングルとJrのダブルの
   中間のよな、この誰もが思いつきそうなデザインが、知る限り今まで
   製品化されなかったの、チョー不思議っス(しかも30年間w)。こんな
   こと考える小器用な人間は、この世にゴマンといると思ってたのだが…。

   それなのにレスポール派生系のエレキってば、ビザール方向を
   目指したの、あるいは美的センスなくイジってデザイン破綻させた
   かのモノや、あるいは逆に、本家に毛が生えた程にしか違わない
   のに、エラソーにオリジナル・モデルを謳うのとか、そんなん見るに
   つけ、こんな造形施すだけでグッとオリジナル度高まるし、シルエット
   だって無理なくまとまって十分にオーセンティックでしょ。その上
   この新たなカット部分に宜しい具合に親指入ってくんで、ノーマルな
   レスポールよか2、3フレット分楽にw、ハイフレまで届きま〜す。

   う〜ん、いいことずくめで欠点ナシ。こんなことだったらとうの昔に
   どっかに売り込むかオノレでギター会社でも興しておくんだった
   かの〜(ま、そんな気力も才覚も財力もナシ、だったけど〜)。

  
   ご覧のようにパーツ類は、ブリッジ周辺、ペグ等といった常套的な部分に
   留まらず、ピックガード&PUも含め、すべてをクロム色でまとめやした。
  
   トピックス欄内にもあるようにこのPU、モノホンのリップスティックでは
   なくナンチャッテ。ダ〇ソーで口紅何本か購入しバラして、PUカバーに
   しました〜。しかしゲットするにはなかなかに勇気がいったぞよっ。

   変質者あるいは女装家に思われないよう(?)、PUとモノサシ等店に
   持って行き、これ見よがしにそれらをあてがったりして、工作とかに使う
   のだなという空気を存分に振り撒き、というか演出して…。オノレが思う
   ほど他人様は人のことなど眼中にないって持論、あるクセにの〜〜。

   で、中身はフツーのストラト型シングルPUなんで、円柱状のソレに
   収めた場合、トップのマグネットが遠くなっちゃうじゃ〜ん。だもんで
   ポールピースの上にスティール・バー貼り付け、簡易バータイプな
   PUに改造しました。よって口紅ケース外周のけっこうなトコまで、
   そのスティールバーが隣接しとるのよ〜。

   で、そのキラキラに仕上がったPUに合わせ、ピックガードの方も
   キラキラとねっ、というワケで己が自らアルミ板削り出し、その後は
   研磨研磨でビカビカに、まさに鏡の如き鏡面仕上げにしました〜。

   こうして金属パーツ類のすべてをクロームに統一し、ナイスなカンジに
   仕上げたワケですが、レスポールにそないなメタル・パーツ搭載と
   いえば、本来のゴールドパーツ取っ払いシルバー配した黒カスタム、
   ジョン・サイクスですな。が、ギター自体はバッチシ決まってると思う
   ものの、ワシャ彼も好きでなく…(やはり’80sの香りが…w)。何だか
   蛇足なシメになっちゃいましたが、この際ついでにそもそも黒ボディに
   クロム・パーツのイデタチは、フィル・リノットのベースがオリジンと
   いうか、それリスペクトしてのレスポールカスタム・カスタムでしょっ
   (ダンカンPUみたいな言い回しになっちったw)。

 

   性懲りもなく、これまでも幾度となく付加回路増設し、その都度LED
   搭載し嬉々として光らせてきたワシャ。流石にもう、打ち止めにしようと
   いう猛省あるのだが、だもんで最後とばかりに(小径LEDであるものの)
   2重連でスペード顔ドクロ君の両目をピカピカッ。う〜ん、やること子供
   だねぇ〜。これではその為のブースター搭載で、本末転倒じゃん!と
   突っ込まれても最早、ナニも言い返せず…。

   これでは余りにアホっぽいので、ひとつシブい工作点も紹介しとこ〜。
   ジャック・プレートは本来なら、ジャック穴のザグリ開けたら、その上
   からペタリとネジ留めするのが常套的なトコではあるが、ワシャは
   そこにもうひと手間加え段加工し、プレートをボディにツライチで
   収めてしまうよう、施しやした。ついでにいえばそのプレート自体も、
   既製品ではなくホームセンター5枚100円くらいあたりで売ってた
   モノ。こういうこと自分で出来ると、吊るしのパーツ新品で買うの、
   アホらしくなっちまうもんでの〜。

   これよかもっとマッドなのが、VOLポッド位置がストラトっぽく
   リアPU脇にあるものの、その裏側にはパネル配置されておらず
   (これより下のに添付のボディ裏の画像でお解り頂けるように)、
   バックパネルはフツーのレスポール同様の形状。
   
   んじゃどうやってポッドその位置に取り付けるのよ?かというと、
   本来のザグリから横穴トンネル掘ってったの。というか正確には
   フツーにザグってその後上ブタ張り付け閉じたw とちらも地下鉄
   線のポピュラーな工法ではありますが、今回は後者を採用と。
   どーよそんなんから着想して実践するワシャってばw
   
 
 
  
   トピックス欄にも記したように、コレがお茶の水のイシバシ、パーツ
   センター(とワシャは言っている)にて、もう何年も前1000円切りで
   ゲットしたヴィブラート・ブリッジ。けど最近はもう、こんな掘り出し
   物はとんとお目に掛からなくなってしまったの〜(ってか、そんなに
   足繁く通ってるワケでもないけど〜)。

   ご覧のようにテールピース部分を稼動させる、フェンダーでいえば
   ジャガー&ジャズマスター、そしてモズライトの構造に近似した、
   ブリッジまで一体型のユニットでんな。で、本来コレには、昔よく
   アリガチだった、一本ネジにソロバンの駒よろしく6コのサドル・
   パーツが通してある、一直線ブリッジがデフォルトだったものの、
   それじゃあオクターブ調整1mmも出来ないんでw、ご覧のように
   例によってオノレでシコシコ、自作ブリッジを作製、換装と。

   これでブリッジ部の前後可動OKだし、オリジナルだった一直線
   ブリッジ同様、軸はネジ棒なもんで回転させて弦間調整出来るし、
   回転するということはトーゼン、ローラー・サドルなワケだなっ。


   
   ブリッジ・ユニットのテースピース部に弦を通すには、ご覧のように
   ガバッとカバ口みたいに開いて行うワケだが、なんていうか、ジャガー
   EかミウラかBBかってな風情でイカすぜっ!

   と、本来であればソレだけのハナシも、ワシャはここにもひと手間
   加え、毎度のお約束的に、フェンジャパ、エンドロックスと同等機能を
   持たせる為、ソコに弦通し穴とは別個な穴開け加工しタップ斬り、
   ほんでしヘキサ・ビス装着と。

   で、ココに弦巻き付け圧着するワケですな。コレやっとけばワシャ的
   には、フロイド・ローズもシュパーゼルのロックペグも、いらな〜い
   (後者は確かに便利でラクだけどね)。

   その他、別ネタではあるけれどPCプリンターでプリントしたトランプ
   模様・シール、けっこう上手く貼れてるでしょ。絵は兎も角。ストラト
   とかのフラットトップならまだしもアーチドトップなもんで、ピッチリ
   キレイに貼るのは難儀したぜっ。しかもデカイしっ!


   上のブリッジ画像2枚には、ちゃんとアームバーが写っておらず、
   だったので改めてと。ブリッジ・ユニット980円もなかなかのモン
   だがこのアームバーはななんと、1本20円! まぁそれには
   カラクリあって、このバーは差し込み側が通常のネジ加工でなく
   スナップオンで挿入する、先端に凹加工が施されてる特殊な
   モノだったの。モチロン、このユニット用のモノでもなし。

   だもんでそうそう使い道ないだろうってんで、そげな投げ売り破格
   だったんだろけど、敵が悪うござんしたなぁw、ワシャそんなん
   チョチョイで加工しちまいまっせ、ってなモンで5、6本は買った
   かなぁ(それでも缶コーヒーと同額w)。 

   家帰ってタップ・ダイスでクルクルやれば、ほらっ、ネジ山の
   出来上がり〜。で、元々の20円状態ん時には、バー全長が
   これよか更に長く、しかも先っぽのバーキャップが魔女の靴
   みたく先端尖ってたんで、任意の長さんトコでチョン切って
   魔女靴も落とし、画像のようなフツーのシンクロ用バーの
   キャップ、新たに被せました〜。

   
   そうそう、先のブースター回路説明(というよかはドクロ目玉LED説明w)
   で記すの忘れたけど、それを『ONっ』にするのがこのストンプ型SW、
   本来はPUセレクターのトグルSWが鎮座しとる場所でんな。

   本文中にも触れたように、慣れもあるのだろがワシャどうしても、ココに
   それがあるとカッティング等の際、誤って触れて勝手にPU切り替えて
   しまったりするのだな。とはいえデザイン的にはココにSWあるのと
   ノッペラボーなのとでは雲泥の差、完成された造形ですからの〜。

   ちゅーワケでココにストンプ型SWってワケ。これなら演奏によっての
   誤作動はまずナイだろし、よっぽどライブでヘンなアクションをカマ
   さない限り、勝手にドクロのオメメ、もといブースターONすることぁ
   ないでしょうw いや唯一、故ヘッジズあるいは押尾センセーのように
   ボディ・ヒット演法やるとヤバイかも(って、アコギじゃなくエレキ
   だし、ピエゾも内臓してないんで、やっても音拾わないけど〜w)。

   あ、そうそう、ジャック抜きでもLED光るのは、よくあるそれの抜き
   差しでの通電ON−OFF回路には設えてないからっス。必要なとき
   ONにすればいいんだからジャック抜きでの断電あんま意味ないし、
   ナニよりいつでもすぐ、ドクロの目玉光らせられるじゃ〜ん!


   いちお〜ヘッドも軽く造形やり直し、トップ形状を悪魔の杖先と
   というか、あるいは給食の先割れスプーンの如き形状に。

   この造形は既にその昔実践している、ワシャの3対3ヘッド時の
   CIを表すオリジナル・デザインなワケだけど、基本ストラト系が
   好きなモンで、このカタチに加工する頻度が極端に少ないの〜。
   でも、わりかし悪くないシルエットでしょっ(と自負しとるw)。

   で、元々はヘッド、黒塗装だったのかな〜。ソコに化粧板貼って
   木目模様に。あんま紫色に木目が合うとも思わんがw、まぁ
   多少は高級感的なモノがねっ。そうそうコレ、クリアも塗って
   あとは磨きを残すのみというときバコバコってヘッド何箇所も
   ぶつけキズだらけ、エラい意気消沈したが、その割には上手く
   誤魔化し、イヤ修正したもんだっ。


   前述したようにブリッジ・ユニットのテールピース部分には、エンド
   ロックスもどき加工が施してあるので、ご覧のようにヘッド、その
   ペグ・ポスト部には弦のボールエンド部が来ておます。

   で、ヘッドに貼った化粧板の上には、金属ステッカーやキラキラ
   シールでネーム入れや王冠のナンちゃってインレイなど施工
   したのではあるが(その上から更にクリア塗りで表面ツライチ、
   はトーゼンねっ)、トラスロッド・カバー、それはジョニ黒(スコッチ)
   の紙パッケージから切り抜き作製したモノ。芸コマでしょ。

   『ラッキー13』や言うてんのに12年モノの表記、クロム・パーツで
   統一してるのにココだけ金色、のハズシっぷりがオシャレかな〜
   とも思いそうしたのだが、装着して見ると思いの外、その12の文字
   名前部分よか数段デカく、これじゃラッキー12に思われるやんけ〜。

 
   そうそうコレ、すっかり書き忘れたけどネック、デチャッタブルの
   ナンちゃってレスポール・タイプだったのよね〜。 けどその
   ジョイント部分にも当然手を加え、なかなかに滑らかなヒール
   レス加工にしておまっしゃろ。ボディ・コンターの方も同様、少々
   エグリ増しました〜。

   あと、先に触れたVOLポッドの位置、表側から見ればリアPU
   脇にソレがあるっていうのに、その真裏にゃナンもパネルないし、
   本来のパネル部分がソコまで延びていってるってワケでも
   ないでしょ〜。

   これが地下鉄方式に元のルーティング部分から横穴空けた
   っていうか、フツーにザグって上ブタで塞いだという素っ頓狂な
   施工方式。けどソレが全く分からないほどに、ボディ裏面は
   ツルッツルでまっしゃろ〜。

   ま、その分、VOLポッドの挿入は、ちょいとばっかしメンド
   かったけどの〜。


  これもジマンしたいポイントだった割には、後半登場になってしまった
  ブースター回路のコントロール部。レスポールはストラップ吊って
  弾いてもこのパネル部分は殆ど身体に接触しないので、だったら
  ココにコントロール部持って来るのもアリかなと思い、やってみました。

  身体に当たらないとはいえ、パネルからチョビっとしかノブもSWも
  カオ出さない埋没加工にしてあるので、これなら間違って触れて
  しまっても、誤作動させること少ないでしょう。

  表側のストンプ型が、回路ONSWのなのは既出だけど、裏のノブは
  当然ブースターの掛かり具合、で、2つのミニSWはというと、本来
  これに搭載したブースターはフェル製で、ブーストかディストーション
  回路かを選択出来る代物だったのだけど、それを欲張って両方、
  使えるように回路設定しようと企み、その為のSWだったのだが…。

  何度も記したようにギターの出来が不満足に感じた為、もうメンド臭く
  なり、2ヶともダミーになっちった(涙)。その名残りでいちおうちゃんと、
  上下にパチパチとSWだけは、動くようになってます(哀)。


   今回も塗装はバッチシ、鏡面に仕上げたんだけど、何たってボディ
   表側はアーチド加工が施されてるさかいに、スタンド・ライトの光も
   そら、歪んで映りますわな〜(裏面はバッチシよ)。


   
   気に入らないイラスト部分は、ワレの似顔絵を配し、またこのギター
   自体を剣の代わりに握らせるといった小細工までしたワリにゃ、その
   ギター自体が気に入らなくなっちまうんだから皮肉なモンよの〜w

    
   てなワケで以上なんですが、せっかくけっこう手間掛けて仕上げたワリにゃ、悲しいかなお気に召さないエレキになっちまい、今じゃホコリが
   積もってく日々を重ねとるのだが、それでは流石にあんまりなんで、せめてココだけでも多めに画像載せて置きたいと思いや〜す(なんて、
   コレ書いてた終盤時期、女性方に連チャンでこのギター、ホメられたが故のイチビリだったりしてw)。


〜〜製作後記〜〜

    本来はコレ、レスポールを模したモデルだったもんで、トーゼンの
    ことながらシングル・カッタウェイ。これまたこの画像も青っぽく
    写っているけども、元色も紫でした。それを再び、パールとはいえ
    パープルに塗り直そうと考えるワシャってどーよ?


   で、長年こんなんがあればいいのにと思い続けてた、セミダブル・
   カッタウェイ形状に施工。こう見るとそのカッタウェイ部分だけでなく、
   ヒールレスっぽい加工にもかなり留意して削っているのが解るでしょ。
   その上、その加工がホーン部分にまで渡って三日月状に続いてて、
   しっかりデザインも考え設えてあるので〜す。


  
   既述した、VOLポッドはリアPU脇にあるのに、その裏側には
   バックパネルもザグリの痕跡もまるでナシという、そのカラクリが
   コレ。チ〇コっぽい(失敬)ルーティングではあるけどソレ施し、
   その後上からフタをペタッっとな、というワケ。

   またアルミ・シートみたいなのも写ってるけど、ご想像のように
   導電の為にポッド、SW間に敷く為のモノでごわす。その他、
   弦の裏通し穴もキレイに埋め、ボディ裏はノッペラボーの如く
   仕上げました〜。



   確か元々は黒塗りだった(ハズ)のヘッド。キレイさっぱり削って
   しまいやした。この後化粧板貼り付けるんでの〜。しかし…、
   パーティングラインというか木材の接着部分がヘッド中央に。

   ネック裏でナナメに接合するのはヘッド角付ネックの常套手段
   だけど、こんなトコにまで接着面があるの、初めて見ましたw



   で、その化粧板施し、ロゴその他の飾り物も並べてみる。この
   頃は別なペグを装着しようとしてたみたいね〜。


 
 
   元色紫のエレキを、再び紫に塗り直すという暴挙というかムダ
   ながら、こうやってサフ吹いてほぼ灰色にしちまうんだから、
   塗り直しって感はそんなナシ。

   普段はモチロン、下地にサフ吹きなんてクルマやプラモじゃ
   あるまいにやらないし、更に気合い入れて作るヤツなら、元
   塗装全はく離でやるんだが、このことからもコレ、どうやら
   ハナからそんなにリキ入れて作るつもりじゃなかったのね…。


  

   その間、ブリッジ・ユニットのオクターブ調整利かない一文字の
   オリジナル・サドル部分を、もっと塩梅ヨイものに変更する為、
   秘蔵(?)のアレコレな金属部品がガッツリ詰まってるケースを
   開き、睨めっコ。ほんで、なんか閃いたら、すかさずノートに
   チェ〜ック!という画w



 
   
   サフ吹き後は本塗りなワケだが、とはいえこれはパールの為の
   下地色の塗り。ソリッドのパープルだす。これでも十分カッチョ
   いい気もするが、まだまだ〜っ、目指す高みはこんなもんでは
   ないのだよっw



   コッチはPU(のカバー)作りぢゃっ。100均店の口紅、大人
   買いし(?)、そのケースを利用してまさにリップスティックPU化
   出来ないかと思案。その際ポールピース部分が遠のいちゃう
   んで、その上にスティール・バーをペタリとなっ。

   これで簡易バータイプPUの完成〜。


 
 
   ほんでコレが完成型。。見事にリップスティックPU、して
   おまっしゃろ。

   そのお隣りには大人買いした口紅(のケース)の名残が
   が何組も…。
   
   とはいえ実は、ダンカンのではあるけどモノホンのリップ
   PU、持ってるのよね〜。イッコのみだけだけどっw

   本家に比べてお手製リップ、だいぶデカイねっw



    トランプ模様の乗せ方やピックガードの形状を勘案する為、
    紙を切り抜きあてがってみる。その他のパーツも同様に
    ボディ上に、乗せてみてね。

    しかし画像だと、紙のピックガードでもソレなりフツーに
    写るんで、この後アルミ板ギコギコと削り出し、ビカビカに
    磨き上げるという労力が、アホらしくなる気もするの〜。


 
    さてさていよいよパール吹き。ってもパールはこの上にクリア
    のせして完成形、キラキラとキレイに輝くモンなんで、この
    時点ではザラッたフラット・パープルのよな風情…。けど、
    これはコレで悪くないんでない?

 
   ボディ表とネックもご覧のように、イイ感じ。なんかこう見ると
   パールというよか蛍光、あるいは発光パープルって感もあるね〜。


   これで上塗り、クリア吹き出来ると思ったら大間違いっ。その
   前に塗装でのナンちゃってバインティングを施すのだ。だもんで
   細いライン・テープ使ってマスキング〜。
  

   更にはバインティング部分のみを残し、すべてを覆う。

   で、初めはソリッドのホワイト吹いてその後ホワイトの
   パール粉をクリアに混入、再び吹く。

   手抜きのインチキ塗装セル巻のつもりも、こんなんなら
   フツーにモノホンのセル巻した方がラクなんじゃないか?
   なんて思ったりしてw


   

   ちゅーワケでいちおーセル巻塗装完了。

   ってもマスキングを剥がした部分の塗装のケバ取ったり
   直したり、まだまだ地味ぃにメンドイ作業をシコシコと
   続けにゃならんのだっ。



   恐ろしいことにまだまだ試練は続く。バインティング塗装で
   全面マスキングしたばかりだというのに、今度はセル巻き
   塗装に合わせて貼ったトランプ模様部分にパールを吹く為、
   またも全面マスキング…。

   こんな作業、ドMのケがなきゃ出来ないかもの〜。けどその
   甲斐あって、見事にギラったトランプになってっぺっ!



   ようやくのようやくで最終、クリア吹き。ど〜よこの艶はっ。
   
   この画像では珍しくちゃんとパープル色に写ってるばかりか、
   パールの感じも割に映ってるっぽいしぃ〜。


   アップ画像だと、更にパール感が克明に…。う〜んメンドイ
   スパイラルな塗装工程を頑張った甲斐あったの〜。

   けどホントは更に試練は続き、セル巻き塗装の部分とトランプ
   模様デカールの段差がなかなか埋まらない為、それまで
   ラッカー塗料で塗り重ねてきたその上に、肉持ちのいい2液
   ウレタンを塗り重ねることに…。

   塗料の性質上はその塗り重ね、可ではあるものの、塗装は
   一期一会でナニがあるか一寸先は闇なモンで、吹くときには
   かなりキンチョーしたズラよ〜。


   そんなこって、これでホントのホントで塗装作業終了。

   にも関わらず、前工程の、上画像の方がキレイに見え
   &写ってるって、どないなこと〜?


   塗装作業終了のあと、やおらえっちらとピックガード作製に
   着手。

   金属とはいえアルミ材の場合、今では硬質な木材に相対
   するのと殆ど同じ感覚で対処出来るようになってまったよ。

   むしろ硬い木材はパリッと割れ・欠けが生じる木質のものが
   多いので、それよか気楽で簡単なくらいっ。


   おっとこんなんも欠品だった。本来はセレクターSWだった
   部分のバックパネルね。

   探しても見つからないので早々に探索諦め、自作コースで
   御座い。上に写ってるよなカッター使えば丸形状のモノ削り
   出すなんざ、簡単(でも実はなくソコソコ時間は掛かるけどw)
   なのさ〜。


   こちらも無事、自作ブリッジ(&サドル)作製終了し、晴れて
   ヴィブラート・ユニットへ搭載。

   その横が既述した、破格値1本20円のアームバー。奥3本は
   デフォ状態のモノで差し込み先に凹形状のついた、スナップ
   オン式だということが解るでしょ。

   で、手前のヤツにはダイス・タップでネジ山切って、フツーの
   トレモロにも使用可に。更にはこれら、余りにも長いんで
   ちょっちバー部分カットして、先っちょのアームキャップも
   もっと丸みを帯びたシンクロ用に取り替えました〜。

   さて、いよいよゴールは間近。塗装面磨き倒してビッカビカに。
   う〜ん艶やか〜。


   コントロール・パネル内、特にブースターユニットはこのような
   細工でルーティング内に設置されておまっ。で、VOLポッドが
   見事に写ってないけど、今まで記したように、ザグリの壁に
   空いた横穴から奥へと挿入するのです〜。


   そんなこんなでようやく完成。市販エレキの改造とはいえ、
   ソレナリ手を施し作製したというのに、それを気に入らない
   とはワレ我がまま極まれりやの〜。

   もっと詳しい製作記なら、ブログの方に途中まで(とはいえ
   塗装工程終了の、殆どゴール目前までを)記しているので
   気になるのならばご覧あれ〜。

 
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