イヌの心臓病について1   佐々木顕正


愛犬の心臓病を認知するのは、漠然としたものがあります。いままで元気に散歩していた のを嫌がるようになったり、食欲がなくなってきたりします。心臓病の兆候が出てきたと きは、咳をするようになります。病気の進行が顕著になって、飼い主が動物病院へ行く動 機になります。心臓病は無症状のまま病態が悪化することが多く、飼い主も気が付かない 場合が多く見受けられます。ワクチン接種や、フィラリアの予防のときに行う定期検診で 獣医師の問診や聴診で確認されることが、しばしばあります。

よって、動物病院における各種予防処置は、単に病気の予防だけでなく、心臓病に限らず 各疾病の早期発見にも、つながります。定期検診を大いに利用しましょう。

さて、診断についてですが、重要なのは聴診です。心雑音や不整脈。徐脈、頻脈。肺音の 異常などを聞き分けます。異常があれば、心電図検査、画像検査(レントゲン、エコー)、 血液検査などをおこないます。