イヌの繁殖について   佐々木顕正


愛犬の繁殖について基本的な繁殖条件を述べます。

雌犬の場合、繁殖適齢期は18ヶ月以上で情緒が安定し健康であること。
雄犬は、潜在睾丸(睾丸が陰嚢に降りていない状態)でないこと。
ワクチン接種済みか。(母体の抗体により仔犬が感染症にたいして防御能力を引き継ぐ。)
寄生虫駆除。(母体が寄生虫に感染していると、胎盤を介して感染することもある。)。

繁殖は、排卵から2日以内におこなうと着床率が向上します。発情開始から10日前後に 膣の細胞診(スメア像というもので、赤血球、有核上皮、無核上皮の比率により、排卵適期を確認する。)にて発情周期のどの期間に該当するか診断できます。発情期は粘液分泌が停止し雌犬は交尾を許します。血液検査では血中プロゲステロンは正確な排卵を確認できますが、検査機関に委託しなければなりません。

妊娠期は58〜63日であり妊娠末期に腹部が膨らみ、乳首が大きくなります。