イヌの肝臓病について
(慢性肝炎の症例ついて1) 
 佐々木顕正



犬の種類においては銅貯蔵病など遺伝、犬種による特異性などが見られます。(ウエステイ、スカイテリア、ベドリントンテリア等)、慢性肝炎や肝硬変(ドーベルマン)、慢性肝炎のリスク増大(コッカースパニエル)などです。

薬物による影響は、吸入麻酔薬(ハロセン)、鎮痛薬、抗痙攣薬(フェノバール)、抗真菌薬、非ステロイド抗炎症薬、などです。ゆえに、肝臓疾患のある愛犬や、老齢犬には、慎重な投与と、血液検査などが必要になります。食物中の毒素(カビ毒アフラトキシン)や、重金属、化学物質の摂取などは、肝臓では分解できず肝細胞の破壊が起こります。これは急性期から慢性期に移行します。治療は胆汁の排泄を促すウルソデオキシコールの投与や、タチオンなど肝臓細胞の活性化をする薬剤の投与になります。