きのこ探しのポイント

 私がきのこ採りを始めた頃は、森に入るとつい奥へ奥へと進んだものである。特に、 入り口付近できのこを見つけた時は、ここはあると踏み、さらに奥を目指したくなるのが人情 である。一般に、奥に入るほど木はうっそうと茂って昼なお暗く、下草ぼうぼうとなる。こうい うところにはきのこはまず出ない。

 きのこは日陰に出る植物ではない。ほどほどの日照が必要であり、風通しも求められる。 木立の中に光が入り、下草少なく、コケむしたようなところを探すことが当たりにつながる。つまり開 けた場所を探すということである。

 きのこ採りを始めて、何でもいいから見つけたいと考えるなら、次のことをお勧めしたい。 �@車の通る本道を避けて(多くの人が入り、採りつくされている)車の入らない側道を選び、 �A道から直角に進むのではなく、道沿い平行に歩いてみることである。道沿い両側は光がよく入 るところなのである。�B沢沿い両側も同じ理屈で、狙い目となる。�C山の斜面でいうなら南向きと いうことになるが絶対的な条件ではない。�Dシーズン真っ盛りの土、日は人が多過ぎるので、平日 木、金に出かけるのがベ ストである(時間が自由になるなら)。�E富士山は雨が降ると人が極端に少 なくなるので、シトシト程度の雨なら是非出かけるべきである。雨はカッパを着れば問題ない。�Fきの こを1本見つけたら周りを丹念に探して見ることである。初心者は得てして目が先へ先へといきがちになる。

下草なく、コケが生えているようなところは最高のポイントとなる。

 ただし、上記のことはナラタケ、ハナイグチ、チャナメ、ショウゲンジ等の大衆菌にあては まることで、マツタケ、マイタケ、ホンシメジ等の高級菌は採ったことがないのでそういえるかどう かは分からない。

 そして、くれぐれも気を付けたいのは、迷子にならないよう細心の注意を払うことである。 私もきのこに夢中になって、自分の居場所が分からなくなり、山の中をさまよったことが何度かある。 最悪の場面を想定し、そのために携帯を買ったほどである。幸い今のところそのお世話になったことはない。 

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