6. 外部被ばくの防護の3原則


 被ばく防止対策を立てるにさいしては、しゃへい、距離、時間の3項目に着眼するのが原則である。
しゃへい
 放射線を鉛、鉄、コンクリート等でさえぎって、作業者の被ばく線量を少なくする。
 しゃへいは、放射線源のできるだけ近くで行なう方が容易であり、経済的でもある。

距  離
 放射線の強さ(照射線量率)は、距離の二乗に反比例するので、放射線源からできるだけ離れて作業すれば、作業者の被ばく線量を少なくできます。
時  間
 作業者の被ばく線量は、放射線の強さ(照射線量率)と時間をかけたものなので、時間を短縮することによって、作業者の被ばく線量を少なくできます。