松延フレッシュカップ第1日(1999.12.25)

練習時間:8時00分集合、9時〜16時(晴)
練習場所:大神G
参加人数:10名+コーチ2名+監督、父母多数。
試合内容

旭6地区のライバル松延から招待されました。
平塚旭の5年生チームも参加しています。
他の参加チームは5年生主体のチームが多く、どこまでやれるか見極めたい。
強いチームには胸を借りるつもりでチャレンジして欲しいと思いました。
ただ、風邪や他の病気、家の用事などで休みの子供が多く、主力メンバからFW拓弥、MF渉、DF尚宏、GK晴彦がいないのが厳しい。
しかし、最近は試合続きで出場できなかった子供達が活躍できる場になり、レベルアップの良い機会になってくれればと思いました。

(1)ウォームアップ
@ジョギング(グラウンド1周)、準備体操、30mダッシュ4本
Aトウタッピング、サイドステップ(20回、90度回転)
Bドリブル&ターン:10m
 ・インサイドフック
 ・シザーズ
 ・クライフターン
 ・ストップスタート
B2人1組:
 ・ボールを股間と頭上で受け渡し(上下交代で10回ずつ)
 ・ボールを体の外側で受け渡し(左回り・右回り10回ずつ)
 ・ボールを体の内側で8の字で受け渡し(左回り・右回り10回ずつ)
C2人1組:
 ・股の間からキックされたボールを追ってターン&パス
 ・頭の上から投げられたボールを追ってウェッジコントロール&パス
 ・トスされたボールをももでストップ&ウェッジコントロール&パス
 ・トスされたボールを胸でストップ&パス
 ・インサイドキック(5m間隔ツータッチパス)
 ・インサイドキック(1〜5m移動ダイレクトパス)
 ・インステップ(10間隔ツータッチパス)
 *なかなか正確にパスを出せない、しっかりストップできない子供が多い。

<準備>

(2)第1試合vs湯河原(15分ハーフ)=●1:3
得点者:亮太。
この試合の先発は、
 FW:健也・亮太、
 MF:達也・文理・司・裕人、
 DF:晋平・健太郎・健・洋平
 GK:応援
 サブ:なし
立ち上がりから攻め込まれる。守勢一方ではないが、自陣中盤での攻防が多い。
センターラインを超えてもパスをカットされ、シュートまでできない。
前半5分頃、相手中盤からペナルティエリア右角にパスが出た。
右DF洋平がよく戻り相手と競り合う。運悪くボールが手に当たりPK。
ゴール右に決められた。
ここで気落ちするかと思ったが、皆よく頑張り反撃を試みる。
また、CB健と健太郎を中心に相手の攻撃をよく防いだ。
中盤でもMF司・文理が大柄な相手に競り合っても負けない。
ただ、攻撃はトップの亮太だけに頼る局面が多く突破が難しい。
前半はよくしのぎ0:1。

後半も攻め込まれることが多く、MF・CBを中心に良く守っていたが、右サイドでのCB健のゴールキックの飛距離がでず、相手FWにカットされた。
右DFのマークとCBの寄りが甘く、シュートを打たれゴールを割られた。
DF・MFの位置取り、ゴールキックを蹴るサイド、キックするコースを考えねばならない。特にまだキック力がない状態での約束事を決めておかねばならないようだ。

2失点目で意気消沈するかと思ったが、今日は強い相手に挑戦し続けた。
ツートップの亮太・健也の左右を入替え、前後左右の動きを活発にさせた。
時折、左右のオープンスペースに攻め上がることができるようになった。
しかし、相手は一枚上でなかなかシュートまで至らない。
後半も半ば過ぎ、左サイドでのスローインから中央へゴロのパスを出される。
相手右FWがスルーしペナルティアーク近くに転がる。
相手左MFが走り込みドリブルし低く強いシュートで3失点目。
右MF裕人のマークが甘くフリーにしてしまった。
守備局面でのMFの位置取りを指導できていなかった。

もうこれでボロボロになるかと思ったら、しっかり反撃に転じた。
左右トップ亮太と健也をもとに戻して相手DFのマークが甘くなったせいか、亮太がスルーパスに反応し縦に突破。
相手ペナルティエリア内でゴールライン際にドリブル。
追いつてきた相手DFがバックチャージし亮太が倒され、PK。
亮太がボールをかかえてペナルティスポットへ。
ゴール右にインサイドキックで落ち着いて決めた。
1:3。
得点上は完敗だが、5年生相手に前後半とも1点差で良く闘った。

*左右MFの自陣での守備がゴールを起点とした位置取りにできていない。
 達也・裕人ともFWを長くやっていたので、外からの動きが多い。
 自陣では相手とゴールの間に入りマークする指導が必要だ。
*DFの「チャレンジ&カバー」を指導しないと強いチームに対抗できない。
 守備の「ため」(時間稼ぎと方向限定)、カバーでの「寄り」の速さと位置取りを
 指導せねばならない。

<休憩>

(3)第2試合vsシリウス(15分ハーフ)=●0:3
得点者:なし。
互角の勝負ができる相手だったが、守備が崩れた。
前半からやや押され気味だがほぼ互角。
序盤に左サイドでパスを回されペナルティエリア角から中にドリブルされた。
マークがおらずCB健が前に出るべきところを引いてしまった。
ゴールと相手の間に入れば良いのだがタッチラインと並行に真っ直ぐに下がった。
相手とゴールの間がポッカリ開いてフリーでシュートを打たれ失点。
DFの中盤での下がり方とゴール近くでの下がり方、中盤でのカバーの仕方とゴール前でのカバーの仕方、まだ切り替えができないようだ。
中盤での下がり方をしてしまった。
中盤ではパスのコースを押さえたり、他のプレーヤーの位置に応じて動くのでCBは縦に真っ直ぐ下がる傾向にある。
しかし、ゴール前では必ず相手とゴールの間に入り、相手のすぐ側でマークしてゴールを死守せねばならない。
局面に応じた守備の原則を教え練習する必要がありそうだ。

次は相手の縦パスが自陣ゴールに向かって飛んだ。
CB健がやや先にボールに追いつくがボールをはっきりクリアせず、インサイド・フックで止めた(あるいはキックが弱かった)時に後ろから相手FWにボールをさらわれてしまいGKと1対1。
ゴールにボールを流し込まれて2失点目。
スピードをゆるめずにセイフティ・ファーストで確実にクリアして欲しかった。

攻撃面でもこの試合はさえなかった。
中盤でドリブルすると詰め寄られ複数の相手に必ずチェックされ、ストッピング、トラッピングがやや大きいとすぐにボールをさらわれ、「寄せ」「詰め」で一歩遅れていた。
ダイレクトパスやツータッチパスをしっかりして、スピーディーな展開をしないと勝てない相手だった。
しかし、押され放しではなく、中盤では押しつ押されつの攻防であった。
ミスをするとすぐに突かれ、動きの質で負けてしまった。
前半は0:2。

後半もやや押されていたが互角に闘った。
縦パスからMF文理がドリブルで抜け出し、GKと1対1。
反対側のポスト側へのシュートをGKがはじいた。
こぼれたところをFWが詰めてボールはゴールに入ったが、
カバーのFWが早く上がり過ぎ、文理のシュートの際にオフサイドの判定で、ノーゴール。惜しかった。
元気良くフォローしたのだが、あわてずにオフサイドラインを見て欲しかった。

3失点目。左サイドからゴール前にボールが入り、混戦に。
ボールがバウンドしていたところを詰められてゴールエリア内でシュートされた。
DFと相手FWが密集状態になり動きの良さで負けてしまった。
まだ、ボールを見てしまう習慣が抜けない。
早くボールに寄って外に出せるとよいのだが・・・・
0:3で完敗。
キック力、動き(寄り・詰め)で5年生との差が出てしまった。

*3点差負けは久し振り。しかし、5年生相手で良く頑張った。
*第1試合と同様に「相手とゴールの間に入る」守備の原則を
中盤から徹底しないと 縦パスを防げない。
*中盤MFが早めにダイレクト・パス、ツータッチ・パスを出せないと、
 相手のチェックが早く厳しくなりボールを奪われチャンスをつぶしてしまう。
 レベルの高い相手には早めのパスで速攻・カウンターを狙わならないと勝てない。
*パスを受けてボールをコントロールする時の体の向きが悪い。
 正面で受けて体の向きを変えてパスやキックをしている。
 ワンストップから流れるようにパス出しできるように、
 良いボディ・シェイプを心がけさせねばならない。

<休憩&昼食>

(4)技術練習:ボディ・シェイプ(体の向き)
試合中の「体の向き」(ボディ・シェイプ)を心がけるようにトラップ&パス練習。
@三角パス(3人1組ボール1個)
 ツータッチ・パスでトラップ&パス。
A四角パス(4人1組ボール1個)
 ツータッチ・パスでトラップ&パス。
 ボールのない時にも体の向きを変える動きを心がけるようにアドバイス。
Bグッド・ボディ・シェイプ
 3〜4人1組ボール1個。
 弓状に並び内側の子供がトラップし、方向を変えて隣にパス。

(5)第3試合vsフットワーク(15分ハーフ)=○2:1
得点者:健也、亮太。
以前、低学年の時に茅ヶ崎今宿で練習試合をやったことがあるが久し振りの対戦。
相手は3〜4年生が混じっているようで体の大きさでは差はなかった。
前半からやや押し気味に展開。
MF達也・文理から縦パスが出るようになったが、なかなか決定機にならない。
チーフコーチからの提案でツートップの亮太を左に回し、左MF達也からの縦パスを活かす作戦にしたところ、すぐに成果が出た。
自陣中盤で達也から縦パスが出て、亮太が相手DFに走り競り勝ち、ゴールライン際からシュート。
GKの前を通過して反対側のポストに飛んだ。
そこに右トップに変わった健也が良く走り込んで体で押し込んだ。
亮太の縦への突破力が生き、健也が足先でなく体で向かったのが良かった。
前半は一進一退。何回かチャンスがあったが追加点を奪えない。
ピンチも何回かあったがCB健・健太郎、MF司を中心に堅い守りで無失点。

1点リードした後半も一進一退。
相手も良く動くがこちらも負けていない。
相手CBが5年生らしくしっかりと守り、クリアが大きい。
クリアが大きく縦パスになり洋平が戻りながらクリアしようとして少しスピードダウンしたところ、相手FWに追い抜かれボールを奪われGKと1対1になりゴールに流し込まれた。
スピードダウンせずにキックできなければならない。

同点にされてまもなく自陣右サイドでのスローインからMF文理がボールをカット、こぼれ球をMF司が拾いセンタサークル付近まで斜めにドリブル。
相手DFの裏にスルーパスを強く出した。
亮太がウェーブしながらうまく走り込みトラップして縦に抜け出しGKと1対1。
落ち着いてゴールにボールを流し込んで決勝点。
司の鋭いキックと亮太のスピードが生きていた。

これでBグループ3位を確保。
(最下位だったらCグループ3位の平塚旭5年生チームと明日対戦するところだった)

(6)クールダウン:ストレッチを中心に整理体操

*課題
@守備におけるマーク「あわてずしっかりマーク」
 あわてて足でタックルするよりも先にしっかりマークする。
A守備におけるマーク「前に出て守る」
 ペナルティエリア内の守備では引き下がらずに前に出てマークする。
B縦パスのクリア「スピードを落とさない」
 相手の縦パスをゴール方向に戻りながらクリアする時、スピードを落とさない。
 無理をして大振りせずに確実に外に出す。
CMFの守備位置「相手とゴールの間に入る」
 MFは攻守の切り替えが難しい。守備局面ではゴールと相手の間に入りマークする。


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