6年全日本予選神奈川大会
第16ブロック(2001.5.20)

活動時間:7時半集合、9:50キックオフ、12:30キックオフ(快晴)
試合会場:寒川小
参加人数:14名+5年生2名+コーチ4名+監督+父母多数
試合内容

全日本予選神奈川大会第16ブロックの第2日、準決勝・決勝です。
5年生の左FW健太、右MF正輝が同行。
足首を傷めている子供が晋平・尚宏・裕人・文理、
右もも裏に痛みのある達也と6年生は故障気味が多い。
試合前にテーピングして再発の予防を心掛けた。

(1)ウォームアップ
@ジョギング
Aストレッチ中心に準備体操

(2)トータッピング、サイドステップ・タッピング
その場で20回、5回ずつタッチして90度回転を1周(右回りと左回りを1回ずつ)

(3)ボールコントロール:2人1組で
@インサイド左右5回ずつ、
Aインステップ左右5回ずつ、
Bももストッピング左右5回ずつ、
C胸でストッピング5回ずつ、
Dヘディング5回ずつ

(4)ショートパス:2人1組で
@2〜3m間隔でツータッチ(右回り、左回り)
A縦に動きながら(1人は前向き、他方がバックステップしながらパス)
B縦に動きながら(1人は前向き、他方がバックステップしながらボールを止める)
(5)ドリブル
約8mに1m間隔にコーンを置いて最後に7mくらい離してコーンを1個置く列を2列用意。
コーンの間をドリブル、7m間隔はラン・ウィズ・ザ・ボール。
@右足だけ
A左足だけ
Bインサイドだけ
Cアウトサイドだけ
D足裏だけ

<休憩>

(6)横パス:約5m間隔で2人1組で
@ツータッチで横パス
Aなるべくダイレクトで横パス

(7)ゴールを使ってシュート:2人1組でボール1個。
@センターサークルから2人で横パスしペナルティアーク付近でシュート。
Aセンターサークルから1人が飛び出し、パスをフィード。
 飛び出した子供からのリーターンをもらってシュートまたはパス&シュート。

<休憩&打合せ>

(8)準決勝vs八松(20分ハーフ)=△0:0(PK戦=○5:3x
得点者:なし。
FW:健太[5年]・文理、
MF:渉・亮太・正輝[5年](裕人)、
守備的MF:達也・健太郎、
DF:尚宏・健・健也、
GK:拓弥、
サブ:裕人、晋平、祐馬、雅人、光一郎。

いつもの右DF晋平の足首が完治していないので、信頼できる健也で先発。
またFW裕人も足首痛なので無理をさせず様子を見て、
左FWを健太、右MFを正輝の5年生にした。

相手の八松の半数は5年生。
大柄なCB以外は比較的小柄だが非常に良く動き「寄せ」が早い。
また基礎技術がしっかりしており、キック、トラップが正確でショートパスがうまい。
我がチームはファーストタッチが甘く、相手の早い寄せにボールを奪われる局面が多い。
ボランチ健太郎と右DF健也のマーク受け渡しがあいまいで、
相手の左トップの7番が最前線での飛び出しを狙える位置でフリーになるケースが多い。
おまけに相手CF(トップ下か?)の押し上げ・飛び出しも早くスルーパスを通される。
相手はFW・MFとどんどん押し上げてくる。
CB健・ボランチ健太郎を中心に3DF・両ボランチで何とか凌ぐ。
右MF正輝は守備のポジショニングが悪く相手MFの押し上げに対処できないことがあった。
左サイドは健太は体格・スピードで相手DFに劣り、苦戦。
左MF渉もボールタッチが多く、相手に寄られカットされることが多い。
中盤でトップ下亮太が孤軍奮闘するが、相手の早い寄りに苦戦している。

攻撃はカウンターに距離が出ず、中央に片寄り、相手CBが引き気味でDF陣の裏を突けない。
前半は押され気味でシュートも相手の方が多く、ただ中央からのシュートが多い。
ゴールの枠を外れてくれて助かった。

前半を何とか0:0で折り返す。

後半、疲れの見える右MF正輝を裕人に交代。
左右のMFの位置を少し内側によるようにアドバイス。
左トップ健太に、相手CBが引き気味なのでマークに付かれいるのでなく、
CBのラインまで上がるようにアドバイス。
前半に比べ左右で展開できるようになり、文理・裕人、健太・渉の突破が増える。
しかし、決定機にならない。
相手も少し運動量が減ってきて、寄せが少し緩くなった。

大きなピンチも無く、決定機もなく、結局0:0でタイムアップ。PK戦へ。

PK戦はGKに健を起用。

先蹴(平塚旭):文理 達也 尚宏 亮太  健
        ○  ○  ○  ○  ○
後蹴(八松): ○  ○  ×  ○  −

1人目文理が落ち着いて右に低く決める。
2人目達也は鋭く左にスピードあるキックで決まる。
3人目尚宏は公式戦で初PKをキック。ゴール右上隅にGKは届かない。
相手3人目がゴールバー(ポスト?)に当て、バウンドしたところを健が押さえ、1本リード。
4人目亮太は自信を持って強いキックをズバッとGK左に決める。
5人目の健が決めれば勝ち越す。GK右に決めた!

4年での県選手権地区大会の準決勝と同じくPK戦をものにした。
基礎的な個人技術・チーム戦術に負けて、勝負には勝って、
何とか決勝戦に進むことができた。

*相手の八松は5年生が多いのに非常に「寄せ」が早く動きの良いチームだった。
 また、ワンツーパスも、ドリブルも、ファーストタッチ・コントロールも我がチームを上回っていた。
*運が良かったとも言えるが、ゾーンディフェンス気味でしっかり守ったとも言える。
 攻撃は中盤の動き・位置取り、ファーストタッチのトラップからパスフィードのキックが課題だ。

<早めの昼食&休憩&観戦>

決勝戦の相手は田奈SCと若葉台の勝者。
ロングキックがしっかりしている若葉台が立上がりに先制した。
しかし、動き・パス回し・ドリブルで個人技がしっかりしている田奈が段々押し気味になり逆転勝ち。

(9)ウォームアップ
ストレッチ中心に準備体操

(10)トータッピング、サイドステップ・タッピング
その場で20回、5回ずつタッチして90度回転を1周(右回りと左回りを1回ずつ)

(11)ゴールを使ってシュート:1人ボール1個。
サイドに開いたコーチにパスし、グラウンダーのパスに合わせてシュート。

<休憩>

(12)決勝戦vs田奈(20分ハーフ)=●1:6
得点者:亮太。
FW:健太[5年]・文理、
MF:渉・亮太・正輝[5年](裕人)、
守備的MF:達也・健太郎、
DF:尚宏(晋平)・健・健也、
GK:拓弥、
サブ:裕人、晋平、祐馬、雅人、光一郎。

1回戦で正輝が疲れたようだが先発で起用。
立ち上がりに相手陣右サイドで文理がボールを奪い、1人かわしてゴールラインまで切り込む。
マイナス気味に低いセンタリングをゴール前に送る。
亮太がパスコースに走りこんでインサイドでキッチリと合わせ先制点!
練習を繰り返してきたパターンが決まった。

しかし、地力に優る田奈の猛攻が始まる。
FW・MFの早い「寄せ」で2〜3人がチェーシングで常に取り囲む。
ショートパス、ロングパスもしっかりとしたキックで、
スルーパス、カウンター、クロス、センターリングがいずれも鋭い。
体の使い方・入れ方、手・腕でのガードと1対1の技術もしっかりしている。
(「きたない」ファウルも少なくないが、1対1の勝負、ゴールへの執念を実感)

サイド攻撃からのセンターリングにヘディングシュート、こぼれ球への詰めで立て続けに2失点。

右MF正輝に疲労が見えて足が止まり、ポジショニングも外に浮いてしまい、相手をマークできない。
前半15分頃に正輝を、右足首を傷めていた裕人に交代。

前半は、1:2でなんとか相手攻撃をしのいだ。
右足首を傷めている左DF尚宏が足の甲を傷め痛みがひどいので、
左足首捻挫が完治して間もない晋平に交代。

相手のFW・MFだけでなく左右DF陣もドリブルやオーバーラップを繰り返す。
CB健を中心とするDF陣が高目にラインをとるが、相手陣内のFKから裏を突かれ
縦に突破させるケースが増える。

ペナルティエリアに相手FWにドリブルで切り込まれ、CB健が体を入れて止めるが、
突進する相手が健の足に引っ掛かり転倒。少し厳しいがPKを取られてしまった。
これを決められてから、左右からのセンターリング、中央突破と立て続けに失点。

相手MF陣に中盤を制せられてしまい、亮太が孤軍奮闘するが効果的な攻撃ができない。
守備に追われるボランチ達也・健太郎からのカウンターパスは飛距離が出ず、
相手DFにカットされることが多い。
左右スペースに出ても攻撃に人数が足りず決定機にならない。
また5年の健太が体格にまさる相手DFに抑えられることが多い。
左MF渉もボールを奪って反撃を試みるが、ボールタッチ回数が多く相手に取り囲まれる。
右に開き気味の文理を中央トップにして、カウンターが通りペナルティアーク付近まで突破したが、
相手GKが飛び出して惜しいチャンスをものにできなかった。

また、ペナルティエリアやや外で得たFKを達也が鋭くキックするが、
近くにいた相手にあたり、やり直し。
亮太が再度ゴールを狙うがGKにキャッチされた。

結局、後半に4失点し、1:6で完敗。

(13)クールダウン
ストレッチ中心に整理体操

*足首を傷めている子供が多く、氷水に消毒用エタノールを入れ弾性包帯を濡らして
 足首を冷やしアイシングを施した。6年生になって急に負担が掛かっているのだろうか。
 保護者の方々に「アスレチック・ケア」のHPに掲載されていた情報の写しを配布した。
 父母の協力のもと、治療とともにリハビリ・予防をできるようにしたい。

*今日対戦した八松・田奈のプレーヤーの多くが、基礎技術・対人動作がしっかりしていた。
 田奈はさらに「強さ」「ずるさ(マリーシア)」があった。
・FW・MFの「寄せ」が早い。
・常に2〜3人で取り囲む。(同一方向から出なく、前後左右から寄せる)
・ボールを待たず、常にボールに寄っている。
・常に相手より前でプレーしようとしている。
・体の使い方・入れ方の対人動作が上手い。
・手・腕を開いてガードするスクリーニングが上手い。
・オフ・ザ・ボールの動きが良い。(ボールばかり見ないで、適切なポジショニングができる)
・常に次の展開を予測し、こぼれ球を常に狙っている。
・常に前を、ゴールを目指している。
・キックが正確にボール中心をヒットしている。(ボールにスピードがある)
 従って、シュート、センターリング、カウンターが鋭く強く、飛距離がある。
・トラップ、空中のボールタッチのボールコントロールがしっかりしている。
・ファーストタッチがしっかりしており、ダイレクトパス、ツータッチパスが上手い。
・ショートパス、ワンツー、カウンター、スルーパスと多彩で正確である。
・MF、DFとも積極的に攻撃参加し、攻撃に厚みがある。
・スペースがあれば積極的にドリブルで切り込んでくる。
*以上は我がチームの子供達にとって課題でもある。
 一人一人が自覚を持っていくつでもよいから、課題をクリアできるように指導したい。
*「中盤を征する者が試合を征する」とサッカーではよく言われる。
 攻撃を亮太1人に頼るパターンでは強いチームには通用しない。
 3-5-2(今日は守備に追われ5-3-2かな?)では、左右MFの動きが攻守のポイントになる。
 フォーメーションを再考するか、新たな練習を考えねばならないようだ。
2001.5.23 神奈川新聞記事 結果

神奈川県藤沢市の八松さん」のコーチの方の情報です。
「子供たちの成長」をしっかり見守りながら、良いチームを作られています。
対戦相手のコーチの方が平塚旭をどう評価されているかも参考になるので、
ご了承を得た上で転載させていただきました。
【八松さんのHP記載内容】
2001年度 全日本少年サッカー選手権 神奈川県ブロック予選準決勝・決勝
   
05-20 全日本少年サッカー選手権 神奈川県ブロック予選第16ブロック準決勝・決勝は、
寒川町立寒川小学校グラウンドで行われた。八松SCは平塚の強豪の平塚旭少年SCを相手に
40分戦い0-0の引き分けの後、PK戦で3-5で敗れ、ブロック決勝進出はならなかった。 

先週に続き、5月にしては気温が高く日差しが照りつけるコンディション。だが、八松の
メンバーはきびきびと動き、とても良い試合をした。このところの試合では、フォロー
アップをしっかりやろうとするあまり、ボールを持った味方プレーヤーの周りに人が集ま
りすぎ、自分たちでスペースをつぶして、ボールの支配率の割に、決定的チャンスが少な
い場面が多かった。土曜日の練習で、オープンスペースへの意識付けを再確認したのだが、
このチームの選手たちは戦術理解能力が高いのか、この試合では、スペースにボールを運
ぶ展開が良く出来た。前半は、ほぼ試合を支配し、O舘コーチのスコアブックによれば八
松のシュート数8に対し、相手ゼロと八松ペースで試合ができた。平塚旭もトップに技術
と強さを兼ね備えた10番、11番がいて、かなり警戒していたのだが、前半に限っては、中
盤を支配していたため、危ない場面はほぼゼロだった。 

後半の序盤も、右サイドの崩しからMITSURU、TAKAYUKIがゴールを捕らえたシュートを立
て続けに放ち、八松ペースかと思ったが、気温の上昇と時間の経過につれ、八松の弱点で
あるスタミナ切れが起こり始めた。体力が続かなくても、そこは「絶対に疲れることが無
い」ボールを動かせば良いのだが、現在のチームではまだそこまでのプレーはできないの
だろう。徐々に相手にボールを支配され始め、DF陣はクリアだけ、、MF陣はトップのMITS
URU、TAKAYUKIの足元にボールを入れるのではなく、漫然と縦へのロングバスを狙うだけ
の展開になってしまう。試合は徐々に平塚旭ペースとなり、相手10番、11番が八松の守備
陣を崩し始める。八松も苦し紛れながら、縦へのロビングで単発の攻撃を行うものの、9
番のCBを中心とする平塚旭守備陣がしっかりと対応し、引き分けが予想されるパターンに
陥ってしまった。今週こそは、控えの6年生を全員ピッチに送るつもりだったのに、一番
選手交代を行いづらい展開となり、結局スターティングメンバーを代えることができなか
った。 

スコアブックでは、お互いにシュート3本づつだったが、序盤を除いては後半は平塚旭の
ペースに終始した。危ない場面も、数度作られたのだが、試合は結局0-0の引き分けに終
わった。公式戦三試合連続のPK戦を迎え、「絶対中央大会に行く」と意気込む選手たちを
送り出した。コイントスで、八松は先週に続き、後攻。試合前の練習で平塚旭はPKの練習
をしていたが、八松も昨日の練習でPK戦を想定した練習をしていたので、自信が無いわけ
ではなかったのだが、、、、 

八松は、PK戦で決められない試合が続きリベンジを誓った一人目のTAKAYUKI、先週先頭バ
ッターで失敗した二人目のJUNがしっかりと決めてくれた。しかし、5年生のときからPK戦
キッカーの経験の多い三人目HIKARIの蹴ったボールが右ポスト内側に当たってはねかえっ
た後、ゴールライン上を真横に飛んで相手GKの懐にすっぽりとおさまってしまい失敗。四
人目のTAKUJIも成功したが、平塚旭が五人ともきれいに成功したため、八松五人目のMITS
URUを待つことなく、結局5-3で決勝進出の夢を断たれた。 

涙ぐむ選手も数人いたが、内容は本当に素晴らしかったと思う。結果は悔しい敗退だった
が、相手が強かっただけで、八松の目指す試合はできた。次の土曜日から始まる、前期リ
ーグ戦で、今度こそ1位になり、藤沢招待に参加できるように頑張って欲しい。 
神奈川県横浜市の田奈さん」の情報です。
ご了承を得ていませんが、クラブの子供の様子が記載されているので転載させていただきました。
10番が文理で、先制点を入れたのが亮太です。(逆転完敗は残念でした・・・)
【田奈さんのHP記載内容】
5/20(日) 県大会 ブロック決勝 寒川小学校
対 平塚旭少年 6−1  
【監督コメント】
前試合から50分後の試合。十分に疲れのとれないままの炎天下の中での決勝戦。
立ち上がり、田奈ペースで進むものの、足が動いていません。
前半5分過ぎ、右サイドから相手10番に切り込まれ、最後は中央に流されてまたもや先制。
吸水タイムの時、彼らもわかっていたと思いますが、動きの悪さを指摘。
これが功を奏したのか、落ち着いたのか、そのすぐ後、同点に。
その後は順調に点を積み重ね、終わってみれば、6−1の快勝でブロック優勝!
中央大会進出です。

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