6年市長杯 決勝(2001.10.14)

試合時間:10時集合、キックオフ12:30(快晴)
試合会場:大神K
参加人数:15名+5年生2名+コーチ5名+監督+父母多数
試合内容

参加メンバは、6年生全員と5年生の健太と正輝。

市長杯決勝を岡崎SCと対戦。

(1)ウォームアップ
@ジョギング
Aストレッチ
Bトータップ
Cドリブル
Dボールコントロール:2人1組
E三角パス:3組に分かれて
F壁パス:3組に分かれて
Gパス&ラン:4組に分かれて

<休憩>

(2)vs岡崎(20分ハーフ)=●0:1
得点者:なし。

メンバー。
FW:裕人・文理
MF:渉・亮太・健也(正輝(5年))、
ボランチ:健太郎・達也、
DF:尚宏・健・晋平、
GK:拓弥、
サブ:雅人、尚吾、祐馬、光一郎、正輝(5年)、健太(5年)。

結果は0:1で惜敗。
前半から後半の半ばの失点まで、ライバル岡崎の早い出足、正確にヒットするキックで、四分六分で押され気味。
ピンチあり、チャンスありの白熱したゲームだったが・・・

決定機(1)
前半、自陣中盤やや左から中央にカウンター。文理が飛び出る。
ファーストタッチし、ペナルティアーク付近へ。相手GKが飛びてて来る。
ツータッチ目にシュートか、GKをかわすか。
しかし、ピッチの中央部は芝が荒れて、うまくコントロールできずGKに体で防がれる。
もう少しサイドだったら、もう少しグラウンドの状態が良かったら・・・・
ギリギリのところでボールを争う見応えのあるシーンだった。

失点
後半の半ば頃、相手陣中盤から右DF晋平の裏にカウンターパス。
CB健がオフサイドのアピール。しかし、副審には認められない。
相手左FWに右DF晋平がゴールライン付近で追いつきディレイ。
味方DF・MFが戻り、相手FWのセンターリングに対して何とかクリア。
センターサークルとペナルティアーク付近にボールが飛ぶ。
相手DF(CB?)がバウンドに合わせてトラップ。ツータッチ目に思い切ったロングシュート。
ゴール真正面に飛ぶ。GK拓弥の手前でショートバウンド。
拓弥がキャッチと思ったが、前にこぼれる。
相手攻撃陣が3人くらい詰め、ボールはヘッドでゴールに押し込まれた。
0:1。

ピンチ
後半の失点直後。失点シーンと同じように右サイドを突破される。
右DF晋平、CB健がコースを消しに入る。
しかし、左FWが鋭くシュート。角度はないがゴール枠をとらえた。
「やばい!」
GK拓弥が大きくジャンプ。右手でタッチしコースを変え、尚宏がヘッドでクリアして防ぐ。
失点直後だったが、気を取り直して良く防いだ。

決定機(2)
後半、残り5分くらい。
自陣中央の亮太から相手陣センターサークルの文理にパスが通る。
うまくトラップし反転。相手DFの間を高速ドリブルですり抜ける。
相手陣ペナルティアーク右付近でGK左ファーポスト側に鋭くシュート。
「入った!」と思ったが、相手GKが横っ飛びに手を伸ばしボールにタッチ。
無情にも、ゴールポストのわずかに左をかすめるように外れる。

右に流し込んだら、ループで頭越しを狙ったら、低いシュートだったら・・・結果論だ。
FWが一生懸命にシュートし、GKが一生懸命にセービングした。素晴らしい攻防だった。

選択
ボランチ健太郎の体調が前日から悪い。ウォームアップ中に具合が悪くなった。
先発させるか悩んだ。
コーチ:「大丈夫?(試合に)出るか?」
健太郎:「出る」と力なく答える。しかし試合に出たいという意志が読み取れる。

健太郎は4年秋に移籍してきてボランチとして高い位置で相手攻撃の芽を摘む才能に恵まれ頑張ってきた。
先発させた。

前半から相手カウンターから押し込まれ、健・晋平・尚宏の3BK、健太郎・達也の両ボランチが引き気味。
いつもより元気のない健太郎のヘディングが連続して前に飛ばない。
前半終了頃から疲れの色が健太郎に見え始める。
ハーフタイムに、
コーチ:「大丈夫か?」
健太郎:「・・・」無言だがうなずく。

後半、守備陣がやはり引き気味。しかし、失点後に目覚めるように動きが良くなる。
しかし、健太郎がかなりバテ気味。
もう一人のボランチ達也がカバーしてくれたが、その結果攻撃に厚みを増すことが出来なかった。
動きが止まった健太郎に「大丈夫か〜?」と声をかける。
無言で走り始める。最後まで頑張り抜いた。

健太郎のコンディション、チーム力を冷静に冷徹に冷血に熟慮したら、
 健太郎を先発させるべきでなかったかもしれない、
 健太郎を交代させるべきだったかもしれない、
しかし、できなかった。
ハーフタイムに健也を正輝に代えたが、健太郎と代えるべきだった。

僅差
今日の試合は「わずかの差」の積み重ねの差が結果に出た。

気持ち」の差
春のトップリーグ優勝決定戦でPK勝ちした我がチームはプレーが慎重だった。
これに対し、相手の岡崎はリベンジ。勝ちたいという気持ち・執念がプレーに表れていた。
この差がプレーの差に出ていた。

速さ」の差
気持ちの差が、判断のわずかな0.1秒〜0.2秒の差、ボールへの寄りのわずか20cm〜30cmの差に出ていた。
中盤での競り合い、守備に移る時の寄せの一つ一つの局面で遅れをとっていた。
中盤でこぼれ球を奪われるケースが多かった。

キック」の差
相手守備陣のボールへの正確なヒットがキックの強さに出て、DFラインの裏へのカウンターになっていた。
特に、ボレーキックを正確にヒットさせていた。
これに対して芝生に不慣れのせいか、慎重につなぐパスを狙っているのかキックに強さが出ない。
また、あわててしまうのかCB健のキックが高く浮いてしまい飛距離が出ない。
達也も相手の寄せが早くフリーにキックできない。
左右DFの晋平・尚宏も相手DFの裏に届かないことが多い。
左右MFの健也・渉のクロスも相手DFに引っかかってしまう。

試合前に「相手DFの裏を狙おう、左右のオープンスペースを狙おう」と指示したのだが・・・

」の差
文理の決定機でのボールコントロール、コースの選択と相手GKの動き・選択。
GK拓弥がこぼした距離は相手に詰められ、逆に相手GKが2度こぼしたが詰めることは出来なかった。
ロングシュートを打たれる時のクリアボールの落下点がFW・MFが防ぎに寄れなかった。
ほんの少しの運の差が決定的だった。

やはり相手の気持ちが運を呼び込んだようだ。

中盤の連携
トップ下の亮太とボランチ達也との距離、左右MF健也・渉との距離のバランス。
これが中盤で数的優位になるか、中盤で制御権を握れるかの分かれ目になる。
亮太が中盤で前後左右に縦横無尽に孤軍奮闘しても1人では苦しい。
相手のキックが良いカウンターになりボランチ達也が引き気味、
相手FWがタッチライン近くに張っているのでカバーのため左右MF健也・渉が開き気味、
結果的に亮太と他MFとの距離が離れ、亮太との有機的な動きが少なかった。
春先に比べ動きの良くなった亮太が機能するには、ボランチ・左右MFの思い切った動きが必要だ。

パスの質
オープンスペース、DFの裏へのパスを狙い、文理のスピードと突破力を使いたかった。
しかし、結果は逆。相手にやられてしまうケースが多かった。
何とかCB健を中心に晋平・尚宏と凌げたが・・・
前線へのパスの質が足元につなごうとしていた。
つなぐ足元へのパスと突破のスペースへのパスを使い分けできなかったのか、
慣れない芝生のせいかキックの精度が落ちてしまったか、
相手守備陣を崩すことが少なくなってしまった。

最後の砦
GK拓弥がロングシュートをこぼした結果、詰められての失点となった。
拓弥自身も言っていたが、(DFがクリアして)「一瞬集中力が切れていた」
これが事実で、キャッチし切れなかったのだろう。
しかし、DF・MFとも下がり過ぎなところがあった。
そして、ゴール近くにGKの前に人数が多く死角になっていた。
また、難しいショートバウンド気味だった。

とは言え、GKは最後の砦。

今までGKとしての基礎技術練習を指導していなかった。
拓弥を責めるわけにはいかない。
キャッチング、パンチング、フィスティング、デフレクティングなど手を使う技術、
特にキャッチングをしっかりできるように指導してやらねばならない。

準優勝の表彰 表彰式後の挨拶 (3)表彰式
 準優勝の賞状を頂きました。
 メダルは市選手権開会式で頂くことになりました。


*夕刻から準優勝のお祝い会(兼、優勝を逸した残念会)を公民館で行いました。
 子供一人一人にアドバイスをしました。
 お祝い会で監督に「前年の市選手権高学年U部優勝以来、今日まで市公式戦で負けていなかった。」
 と言われて、すごい子供たちと一緒にサッカーをやってきて恵まれていたと思いました。
 (調べ直したら、5年生では市選手権しか市公式戦がなかった。
  4年生の1999.12.5市選手権低学年の部、準決勝での敗戦以来でした。)

*湘南ケーブルネットワーク(CATV)のニュースで決勝戦のダイジェストが放送されました。
 2001.12月には決勝戦の録画が放送されます。

*6年生にとって平塚市の公式戦は12月の市選手権を残すだけ。
 5年生の健太・正輝は5年生チームでプレーし、今度は6年生だけで戦う。
 悔いのないプレーをさせてやりたい。
 サブが多い、光一郎・雅人・祐馬・尚吾のレベルアップによる底上げもせねばならない。
準優勝賞状 準優勝賞状 準優勝メダル(裏) 準優勝メダル(表)
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