6年 市招待杯(2002.2.11)
1位パート

試合時間:7時集合、(晴のち曇時々小雪)
試合会場:大神K
参加人数:13名+コーチ3名+監督+父母多数
試合内容

裕人と光一郎が風邪で、晋平も都合が悪く欠席。小学生最後の市公式戦です。
午前中は晴れて暖かでしたが、夕方近くになって曇り、小雪も舞ってとても寒くなりました。
主力の晋平・裕人が欠場で岡崎にリベンジしたかったのだが・・・

(1)ウォームアップ
@ジョギング
Aハンドパス&ストレッチ
Bボールコントロール:2人1組
Cボールリフティング:2人1組ボール1個
Dショートパス:2人1組
Eシュート練習:センターサークルから1人ずつ

(2)vs岡崎(15分ハーフ)=○1:0
得点者:文理

FW:文理・尚吾、
MF:祐馬(渉)・達也(亮太)・渉(祐馬)、
ボランチ:健太郎・亮太(達也)、
DF:尚宏・健・健也、
GK:拓弥、
サブ:雅人。

相手の岡崎には市長杯決勝で敗れておりリベンジしたい。
主力のDF晋平とFW裕人がいないが、相手の岡崎も2名風邪で欠場。
スピードのある尚吾とロングスローの祐馬に期待をかけ先発にした。

渉を右MFにして相手の右サイドからの攻撃を押さえ、祐馬を左MFにした。
祐馬も少しずつ慣れてきているが、どうしてもボールに寄り過ぎる。
そして、ボールを追ってマークする相手を見失うことがある。
サイドコーチでアドバイスしているうちに位置取りは段々と良くなっている。
残る祐馬の課題はキックとトラップのボールコントロールと競り合いの対人動作だ。
祐馬のロングスローは良く伸びるので、一気にゴール前に行け攻撃の武器になってきた。

中盤での競り合いはほぼ互角。
カウンターから文理が突破しGKと1対1となるがシュートがGK正面で物にできない。

前半は0:0。

左右のMF渉と祐馬を入れ替え、コーチのいるベンチサイドに祐馬を置く。
マーク、位置取り、チャージ、カバーリングなど守備の課題、
縦パス、クロス、カウンターなど攻撃の課題に挑戦。

右サイド出たボールに文理が走り込む。
ドリブルでペナルティエリアに入りDFが寄る前にインフロントで思い切りの良いシュート。
綺麗なループを描きゴール右上に飛ぶ。相手GKがジャンプし少しボールに触れるがゴールイン!
見事な先制ゴール!

一進一退の好ゲームになり、決定機・ピンチが続くが得失点に変化はない。
祐馬が安心してみることができるようになった。
トップの尚吾は少し下がってしまう。相手最終BKとの駆引きを優先して欲しい。

残り5分くらいでトップの文理が中盤に下がり、亮太がやや上がり相手の追撃をしのぐ。
結局、1点を守り切り準決勝進出。ベスト4!

*試合慣れしていない尚吾・祐馬が前日の3試合から試合毎に成長してくれ、
 岡崎に対して市長杯のリベンジを果たすことができた。
 特に祐馬のスローインが鋭く飛距離も出ていた。
 また尚吾も前線でしつこくボールを追い守備でも貢献してくれた。
 正直に言ってベスト4に進めるとは思っていなかった。子供達の成長に学ばねばならない。

<休憩&観戦&ウォームアップ>

(3)vs太尾(15分ハーフ)=●0:3
得点者:なし

FW:文理・尚吾(雅人)、
MF:渉・達也(亮太)・祐馬、
ボランチ:健太郎・亮太(達也)、
DF:尚宏・健・健也、
GK:拓弥、
サブ:雅人。

対戦相手の太尾の試合の主審を担当したが、トップ下の8番の選手が凄い。
デカくて、速くて、強くて、うまい。強引なドリブル突破を止めることができるかが課題。
試合前に気を付けるようにアドバイスしたが・・・

やはり、8番の選手が図抜けていた。
中盤でボールを保持した8番が強引にドリブルで進む。MF、ボランチ、DFが当たるも振り切られる。
シュートも強く正確に枠をとらえる。
同じパターンで立て続けに2失点。
残念ながら今の平塚旭のメンバで8番の選手と1対1でわたり合える子供はいない。

縦パスを中心にカウンターでの反撃を試みるが、相手CBを中心に守られ決定機を作れない。
しかし、2失点の場面を除けば良く押さえている。

前半で2:0。

ハーフタイムに8番に対して無理に当たらず、コースを押さえるようにアドバイス。
みんなでカバーし合う「自分たちのサッカーをやろう!」と励ます。

8番に対し中盤ではボランチ達也、自陣ではCB健が粘り強くチェックする。
リードしているせいか前半ほど8番の強引な動きが少ない。

2失点にもめげず、後半は互角に戦い、良く動き、良くボールに全員がからんだ。

左サイドをスローインから文理がタッチライン沿いに突破。相手DFをかわしてセンターリング。
足の速い尚吾が落下点に入り、ヘディングシュート。惜しくもバーの上を越えるが、攻撃の形になっていた。

終了間際、8番が左サイドから上がるが、CB健が1対1でチェック。
左コーナーエリア付近で8番が強引にセンターリング。
ボールはゴール前に上がり、相手選手がヘディング。GK拓弥がジャンプしてパンチング。
ゴールバーをたたき、真上に上がる。ボールはゴールエリア内に落ち、押し込まれ0:3に。
直後にタイムアップ。

*後で聞きましたが、8番の選手はJ2のジュニアユースに受かっているそうで、格が違っていました。
 対戦相手の太尾が決勝戦でPK戦の末、優勝しました。
*サブで我慢してくれた雅人を後半途中から尚吾に交代させた。
 縦パスへの反応や位置取りも良く成長を感じさせた。
 もっと試合に出してやればさらにサッカーの試合での動きに慣れ成長を期待できる。

<昼食&観戦&ウォームアップ>

(4)vsアルファ(20分ハーフ)=▲1:1(PK戦=●3:5x)
得点者:文理

FW:文理・尚吾(雅人)、
MF:渉・達也(亮太)・祐馬、
ボランチ:健太郎・亮太(達也)、
DF:尚宏・健・健也、
GK:拓弥、
サブ:雅人。

相手のアルファは大柄な選手が多い。体格では劣勢で苦戦を強いられる。
しかし、良く動き、早めのチェックで自由にさせない。
大柄な3トップに対して尚宏・健・健也が焦らずコースを消すことを中心に突破を防ぐ。
健太郎も中盤でコースを消す。無理に当たらず、味方のカバー、コンビでよく守っている。
特にCB健が良いカバーをしてくれ、FWと1対1になっても当たり急ぎせずじっくりと仲間と連携し守れた。
右MF祐馬もドリブルのうまい相手MF28番をキチッと良いポジションでマークし、自由にさせない。

攻撃はカウンターとスルーパスを中心に文理と尚吾のスピードを活かそうとするが決定機にならない。

相手GKのパントキック時にペナルティエリアを出てハンドの判定。ゴール前でFK。
FKのキックのあたりが今日は今一つの達也ではなく、亮太が狙う。
亮太のキックは相手DFの壁を越えてゴール枠をとらえることができなかった。
また、時折祐馬のロングスローで文理がゴールに向かうが決定機を作れなかった。

前半は0:0。

後半を開始してまもなく相手CKのこぼれ球から失点。
セットプレーから直接の失点は減ってきたが、守った後に安心してしまうのかシュートに対するチェックが遅れた。

失点をして直後少し気落ちを子供たちに感じたが、キックオフと同時に立ち直る。

GK拓弥がパントキックを鋭くセンターサークル右に飛ばす。
文理が落下点に走り込みトラップするかのようにスピードダウン。
相手DFもつられて止まった瞬間、ボールに触れずボールを流す。
拓弥のキックに勢いがあり前に鋭くバウンドし、ダッシュのスピードのある文理が飛び出る。
相手GKと1対1になる。今日の試合で何度かGKとの1対1を物にできていなかったが、
シュートを打って今度もGK正面になりブロックされた。
しかし、はね返ったボールが相手DFに当たり再び文理の前にバウンド。
左足にボールを乗せるようにしてようにしてシュート。勢いはないがゴールにゆっくりと吸い込まれる。
同点!
劣勢にもめげず、良く追いついた。

その後、大柄な選手が多い相手の押されるが、ボランチ健太郎と3BK健・尚宏・健也がゴール前で必死に守る。
中盤でも達也・亮太と左右MF渉・祐馬も身体を張って守る。
攻撃は時折カウンターを相手DFの裏に通し、足の速い文理・尚吾が反撃を試みる。
しかし決定機にはならない。

残り時間も少なくなった頃、ペナルティエリア左外で相手にFKを与える。
壁を作るが大柄な相手にはかなりキック力がある。ピンチ!
相手のキックはゴール左上隅に飛ぶ。ヤバイ!
GK拓弥が必死にジャンプしてはじき出す。ナイス!

ピンチを逃れしばらくしてタイムアップ。
体格的に劣勢で守備に追われたが、結局1:1で引分け。PK戦に突入。

PK戦=3:5x
先蹴:アルファ  ○  ○  ○  ○  ○  
後蹴:平塚旭  文理 達也 尚宏 亮太  健
         ○  ×  ○  ○  −
1人目 文理:先頭を切って、右下隅にキチッと決めた。
2人目 達也:狙いすぎたのか、左ゴールポストを叩いて失敗。最近3度目の失敗。
3人目 尚宏:落ち着いてゴール枠をとらえ決めた。
4人目 亮太:自信を取り戻したようでキッチリとゴール右下に決めた。

GK健は相手の2人目のキックに反応しボールを弾いたがキックが強く防げなかった。
相手は5人とも強いキックで決めて、5人目の健は蹴ることなく敗戦。

*晋平・裕人と先発2人が欠場し苦戦を強いられたが、よくPK戦まで持ちこたえた。
 正直に言ってここまで頑張れるとは思っていなかった。子供達の成長に驚かされた。

<休憩&観戦>

(5)クールダウン

賞状 トロフィー 銘板 (6)閉会式
 4位の賞状とトロフィーを頂きました。

最近の試合経験を通して子供達の成長を実感します。
今日の3試合は強豪ばかりで、太尾・アルファとも身長差・体格差で劣勢だったが、
チームプレー、組織バランスが良いチームに育ってくれた。
祐馬:この2日間の3試合でMFの動き方、位置取りをわかってきている。ロングスローは強力な武器になる。あとはしっかりとしたトラップ、キック、ドリブルを身につければよい。またランニングスピードが単調になりやすいので、数mから20mのダッシュに鋭さが欲しい。
雅人:対人動作・ボールを受ける姿勢は良くなってきているが、プレーのスピードと精度を高めて欲しい。判断の早さ、予知を心がけ、キック、トラップの精度を上げること。そしてもっと積極的にドリブルを仕掛けて欲しい。
尚吾:ボールを見つめ過ぎる事がまだ多い。相手プレーヤーを意識した動きの質を良くすること。スピードがあるので、キック、トラップの精度を上げ、シュートを狙う積極性が欲しい。
光一郎:体ができていないので無理なプレーはできないが、サッカーのセンスは段々と良くなっている。1試合に2得点は運だけではなく、センスアップしている証拠だ。体の成長に合わせて強度は増すので、正確なキック、トラップを心がけて欲しい。
拓弥:GKとしてロングパントをキックできるようになった。ハイボールの処理もこの2日でうまくなっている。正確なキャッチングとともに、前に出るときに躊躇しないでスピードを出して欲しい。声は出てきたが、もっとデカイ声をはっきりと出して指示して欲しい。
:CBとして欠かせない存在だが、CHやCFもやらせたい。チーム事情でCBにしているが、もっと成長できるだろう。チームで一番ヘディングがうまいのでもっと精度と強さを増して欲しい。仲間のプレーヤーにもっと積極的に指示を出して欲しい。
健也:FW・MF・DFとオールラウンドプレーヤーになった。左足のキックも随分と強くなっている。昨年の足柄カップから守備時の位置取りも良くなっている。
尚宏:左DFのスペシャリストになったが、守備だけでなく攻撃の面でのセンスアップをすれば強力なプレーヤーになりうる。クロスの精度、オーバーラップ、ロングシュートなど積極的に挑んで欲しい。
健太郎:ボランチとして、あるいは昔のストッパーとしての守備面での才能は天性を感じる。ボールリフティングもうまくなり、インサイドキックの精度・強さとも増している。ロングシュートを狙うまでにはあと一歩だがインステップキックを正確に強く蹴れるようになって欲しい。
:トリッキーなドリブルはピカイチだが、最近では守備面でも貢献できるようになっている。カバーリングの意識もある。体の成長に合わせてスピードと当たりの強さを増して欲しい。ロングシュートを狙えるようにインステップキックの精度と強さも増して欲しい。
達也:以前は活動量が少なかったが、かなり動けるようになっている。スピードも増しているようだ。もっと積極的にシュートを狙うとともに、味方プレーヤーをもっと使うプレー、声を出して指示して欲しい。得意なインフロントキックの強さが減っているには、プレーに迷いがあると思う。意図を持って挑んで欲しい。また、もっと味方にアピールしてボールを要求して味方プレーヤーの向上をさせて欲しい。
亮太:キック、ドリブルともしっかりしているが、ドリブルを始める前に次の展開をイメージして意図を持ってドリブルして欲しい。ドリブルしながらパスの出し先を考えていては遅すぎる。また次の展開を考えたファーストタッチを心がけて欲しい。前を向いてのプレーを得意としているのでボランチでも良いかもしれないが、トップ下だと動きにムラが出てくると攻守の切り替えが遅く、ポジショニングも悪くなりこぼれ球を拾えない。達也とのポジションチェンジをできるようになり随分改善してきているが、もっと味方にアピールしてボールを要求して味方プレーヤーの向上をさせて欲しい。
文理:スピード、プレーの精度とも素晴らしいものを発揮している。FWとしてはパスを考える前にシュートを狙うことを優先して欲しいが、MFとしても活躍できるだろう。プレーに意図を感じることができるようになったが、もっと味方にアピールしてボールを要求して味方プレーヤーの向上をさせて欲しい。
晋平:背丈もチームで一番になりDFとしても手堅くなっている。キックの精度と強さを増して欲しい。また攻撃のセンスアップとしてロングシュート、こぼれ球へのチャレンジを心がけて欲しい。スローインをもっと強くスローできるようにして欲しい。
裕人:以前よりボールウォッチャーになることが減っているが、FWの時にはスペースを作る動き、使う動きをもっと心がけて欲しい。特にマーカーのDFと一緒に静止していてはDFをかわすことはできない。味方のためにスペースを作るように横の動きに磨きをかけて欲しい。

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