3年練習試合・4年ジュニアカップ(2005.7.17)

3年生試合内容4年生試合内容

1.3年生の試合内容
以下、Oコーチからの情報です。

      3年生練習試合
日時:2005年7月17日(日)
場所:旭小
主催:旭SC


1試合目  旭SCvs花水FC 2−0(0−0) 11人制15分ハーフ

前 半:GK:涼
    DF:征哉、祐輝、健太郎 
    MF:龍、大輝、悠太、能活、晃司
    FW:駿造、透伍
   (サブ:雄大、怜、幸太朗、秀也)
後 半:GK:涼
    DF:大輝、晃司、健太郎
    MF:龍、雄大、祐輝、怜、秀也
    FW:能活、透伍(26幸太朗)
       (サブ:幸太朗、悠太、征哉、駿造)

得  点:祐輝(18分:晃司のロングパスに飛び出したGKより先に触れて得点)
      龍(26分:相手GKのパントをットラップ、頭脳的なループシュート)
失  点:なし

久々の旭SCホームの練習試合。1試合目の花水FCは7人制やフットサルでの対戦は何度か
あるが、11人制は今回が初めて。参加人数は竜哉が体調不良の欠席でサブ4名の計15名。
前半は最近の練習でもいい動きを見せている征哉を左DFに起用、中盤を厚くして透伍、駿造
の2トップで臨み五分の展開で0−0。後半間もなくDFラインからの晃司のロングパスに祐
輝が触れ、GKの横を抜いて先制点。直後に健太郎がエリア内でファウルをしてPKのピンチ
、相手キッカーのシュートが直接ポストに当たったのをキッカー本人がボールに触れてゴール
インしたが、当然ゴールは認められず(2度蹴りと同じ事で間接FKになる)、その後龍がル
ープシュートで2−0、全体としてはいい動きで接戦をモノにできました。


2試合目  旭SCvsFC今宿 4−0(1−0)  11人制15分ハーフ

前 半:GK:涼
    DF:晃司、征哉、幸太朗
    MF:悠太、健太郎、怜、雄大、龍
    FW:透伍、祐輝
   (サブ:能活、大輝、秀也、駿造)
後 半:GK:涼
    DF:大輝、晃司、健太郎
    MF:悠太、駿造、能活、龍、怜(23秀也)
    FW:雄大、祐輝
   (サブ:征哉、秀也、幸太朗、透伍)   

得  点:祐輝(13分:CKからの流れで雄大のパスをワントラップミドルシュート)
     祐輝(16分:左からの龍のクロスを落ち着いて止めてから打つ)
      龍(18分:GKがシュートを弾いたところを泥臭く詰めて得点)
     雄大(20分:ゴール正面からこぼれ球に反応し見事なミドルシュート)
失  点:なし

2試合目の相手はFC今宿、1年の時に7人制で対戦して3−3で引き分けている相手。
この試合での約束事は展開を大きく両サイドからの攻撃を仕掛ける事と、ボールを持ったら焦
らずにパスの出し処を探すか、自分からドリブルで勝負する事でした。前、後半共に一方的に
押しまくる展開で、サイド攻撃は健太郎と能活の右のコンビが冴えていて、スペースに出して
走らせる動きや、一度球をはたいてから相手を追い越してもらう動きからしばしば突破してチ
チャンスメーク。また、中盤で起用した雄大の動きも抜群でワンゴール、ワンアシストとマン
・オブ・ザ・マッチの働きで、終わってみれば4−0の快勝でした。


3試合目  旭SCvs花水FC 0−0 11人制15分1本

   GK:涼
    DF:能活、大輝、晃司
    MF:雄大、秀也、健太郎、悠太、龍
    FW:祐輝、怜
  (サブ:幸太朗、征哉、駿造、透伍)

得  点:なし
失  点:なし

3試合目は花水と15分1本の試合。今日の2試合の中で動きの良かったメンバー、ポジショ
んで組んでみました。試合は7:3くらいで押していた展開でしたが、祐輝の裏へ抜け出した
シュートは惜しくもオフサイドでノーゴール。DF陣は本日終始落ち着いたプレーと身体を張
った守備を見せていた晃司を中心に、高いラインを保ち相手の攻撃をシャットアウト。結局、
チャンスを決められずスコアレスドロー。


4試合目  旭SCvsFC今宿 2−1 11人制15分1本

   GK:涼
    DF:大輝、晃司、健太郎
    MF:幸太朗、征哉、能活、龍、駿造
    FW:祐輝、透伍
  (サブ:悠太、怜、秀也、雄大)

得  点: 龍( 3分:GKのパントキックをワントラップしてループシュート)
     祐輝( 5分:シュートをGKがセーブしたところをすかさず詰めて得点)
失  点:13分(至近距離からのシュートを涼がよくセーブしたが詰められ失点)

本日最後の試合も15分1本。疲れが出るかなと思いましたが、皆まだまだ元気でキックオフ
から両サイドがガンガン上がって攻撃を仕掛けていました。特に試合前の指示は無く、自由に
やってやって来いと言いました。龍、祐輝が決めて2−0とした後、GK涼がセーブしたリバ
ウンドを詰められ本日初失点。失点は残念でしたが、相手のシュート、粘りを誉めるべきだと
思いました。試合後、公式戦ではこういう1点が大きく響く事もあるので、最後まで集中して
守る時はしっかり守ろうと子供達に伝えました。


<全般>
本日、4試合やって3勝1分け。天候も少し蒸す程度で、それ程暑くは無かったので、皆けっ
こう動けていました。なんと言っても今日は守備陣が安定していて、特にセンターバックに入
った晃司の動きは出色でした。このところ試合経験を積んで行くなかで、ラインの上げ下げや
ポジショニング、当たりにいくタイミング等が身に付いてきたみたいで、今後も期待大です。
今までだとピンチになると、龍や祐輝がDFラインまで下がってバランスが崩れたり、異常に
ラインが間延びする事も多かったのですが、今日はそのような場面は少なく、非常にコンパク
トな状態を保ち、声も良く出ていました。終了間際に失点してしまった事は反省ですが、次以
降の試合でも今日のような動きを継続できればいいなと思いました。

直接試合を観たのではありませんが、守備陣の成長がうかがわれます。
 3・4年の合同練習では基礎的な練習でチームの底上げを狙ってきましたが、
 試合の中でも形になってきてくれたようです。


2.4年生の試合内容
試合時間:9時〜12時(晴)
試合会場:大神
参加人数:4年生16名+コーチ5名+父母兄弟多数

雄太が家の都合で欠場。

(1)ウォームアップ
@ジョギング
Aステップワーク
Bストレッチ
Cジグザグ・ドリブル
Dパス&ランの連続
Eシュート練習

(2)予選2回戦vs金目=△0:0PK戦=4:5
得点:なし
メンバ
FW:拓郎、和樹
MF:岳大、大樹、和稔
MF:翔太、友吾
DF:康友、拓海、勇斗
GK:和希
サブ:太郎、湧平、観月、晶太、拓実

前週の1回戦で
守備の課題「相手とゴールの間に位置取り、あわてて足先であたらない」
攻撃の課題「相手DFの裏を狙って攻める」
の二つの課題をできていたが、今日は
監督から言われて「動き負けないこと」を守り、
ボールを待たずに相手よりも早くボールにより、こぼれ球を狙うこと
を課題とした。

立ち上がりから攻めたてる。
前週の課題、今日の課題ともクリアできている。
惜しいシュートが相手GKにはじかれる。
何度も何度も繰り返しゴールに迫るが、あと少しのところでゴールを奪えない。
あと10cm、あと0.1秒早ければ、と言うシーンが何回もあった。
しかし、ゴールを奪えない。
前半、0:0。

拮抗した試合なのでメンバを代えずに後半に臨む。

後半の立ち上がりは前半と同様に攻め続ける。
しかし、ゴールを奪えない。
拓郎がDFラインの裏に飛び出しフリーでペナルティエリアに入る。
早めのシュートがGKに防がれる。もう少しゴールに近づいてからシュートしても良かった。

和稔が自陣中盤でボールを奪い、タッチライン際から相手ゴールに向かってドリブル。
ゴールに迫って相手DFと競り合いながらシュートを打つが防がれる。
和稔の得意なサイド攻撃は他にもあったが、逆サイドでフリーの拓郎に回す変化も欲しい。

大樹が何度かドリブルで中央突破する。
シュートの瞬間に相手DFに防がれたり、
GKと1対1になったシュートが正面に行ったり、
惜しいシーンが何度もあった。

しかし、前半と同様にゴールを奪えない。

残り10分くらいから暑さと疲れから活動量とスピードが減ってきた。
何度か相手に攻め込まれピンチになりそうだった。
しかし、拓郎・勇斗のDF陣、友吾・祥太の両ボランチ、右MFの和稔が踏ん張り守り切る。

結局、後半も0:0でPK戦に突入。

PK戦
金目 平塚旭 結果
拓郎× しっかり左隅を狙ったが、左ポストを叩き外れる。
和稔 GKが触れるが左下に決まる。
大樹 きちっと右上に決める。
×祥太 左下隅に決まり、同点に。
拓海 落ち着いて左に決める。
岳大× 助走が長すぎ、嫌な予感。低くゴール左に大きく外れる。
PK戦で敗退

挨拶の後、多くの子供たちが悔し涙を浮かべ、泣いていた。
試合内容で勝りながらも、試合結果として勝てなかった。
しかし、出場した子どもたちは一生懸命に全力を尽くした。
サブのメンバたちもベンチで声を出して懸命に応援していた。

(3)クールダウン


【総括】
ほんの少しの差で負けた。
相手との差ではない。
子ども一人ひとりの個々の力の限界との差。
「今の力」、そしてすぐにレベルアップできるであろう「次の力」との差。
そして「運」の差で負けた。
大樹の、拓郎の、和樹の、和稔の、ひとりひとりのシュートが決まれば、
GKの正面に行かなければ、もう少し脇であったらならば、数センチの差。0.1秒の差。
これでゴールを奪えなかった。
これが結果だった。
そして勝負の結果として敗れた。
しかし、彼ら一人一人は持っている体力と気力を100%出し切ってくれたと確信する。
そうでなければ、これだけの感動を残してくれなかっただろう。
全力を出し切った子どもたちを誰が責めることができるだろう。
試合の勝負に負けても、ひとりひとりの自分との闘いには充分勝った。

一生懸命に全力を出し切って敗れる方が、楽をして勝つことよりも得るものは大きい。
子どもたちの悔し涙、お母さん方の涙、お父さんコーチの涙。
この悔しさを次のステップアップにつなげることができれば成長は続く。

今日、子どもたち、そして悔しさを共有した保護者の方々は『一生に1回』の経験をした。
これからも、悔しいことはあるだろうが、いつか成長が実を結び喜びを経験できる日にしたい。

選手 コメント
拓郎 右利きではあるが左トップ。DFラインの裏をオフサイドぎりぎりで狙う姿勢と飛び出すスピードが良い。
大樹、和樹やMFとのコンビネーションを向上したい。
シュートのタイミングが早い時がある。余裕があればゴール近くに持ち込もう。
簡単にジャンプしてかわされたり、スライディングが早すぎる時が多い。積極的にボールをチェイシングすることは基本だが、守備では『ため』も大切。前線ではしっかりと相手の攻撃方向を限定する動きを覚えたい。
和樹 トップとしての位置取り、ボールを受ける時のボディシェイプがとても良い。
あとはスピード。判断のスピードと5〜10mのダッシュのスピードでDFを突き放したい。
大樹やトップ、右DFとのコンビネーションを向上させたい。
そして、積極的に早めにシュートを!
和稔 左サイドの広範囲をよく動いた。好守に渡ってチームで一番活動量がある。
ボールを持った時、前方が空いていたら『まずゴールへ!』
攻撃でのフォローの位置取りも良かった。さらに逆サイドへのクロスを期待したい。
大樹 攻撃の中核で『司令塔』の重責を担っている。
スルーパス、押し上げての前線への飛び出す動きとも持ち味を活かしている。
DFや守備的MFからパスをもらう位置取り、こぼれ球を狙う動きがもっと欲しい。
疲れてくると味方の処理の遅さや失敗に対する声のタイミングが悪くなる。インプレー中の不満の声は役に立たない。
攻撃での他のプレーヤーとのコンビネーションを向上して、パスの出し手としてだけでなく、受け手としても成長させたい。
岳大 左MFを担当したが、前半は位置取りと動きともとても良かった。後半は暑さと疲れでバテ気味で動きが落ちた。
スローインの基本ができている。味方(受け手)の動きを改善させたい。
キックが良いので、早めのロング・クロス、DFラインを越えるカウンターパスをもっと狙いたい。
友吾 守備的MFとして位置取り、動きとも大変良い。特にボールタッチでは足先ではなく全身を使ってボールを処理できている。他の子どもの手本にしたい。
あとは高さを活かしたヘディングと、コンパクトな振りによるロングキックを向上させたい。
パスカットがうまく、攻守の切替えも良い。攻撃の起点となるパスに常に意図があるので、正確さ・強さ・スピードを高めたい。
祥太 中盤の底から前線まで良く動き、位置取りにムラがなくなった。
攻撃陣、特に大樹・和樹とのコンビネーションを高めたい。祥太を加えた攻撃陣には可能性と迫力を感じる。これからが楽しみだ。
強めのカウンターパスや斜めのダイアゴナルパスを狙いたい。
勇斗 右DF。この1年でとても成長している。スピードがあり、1対1に強く、カバーリングの位置取りもできている。守備の原則である「相手とゴールの間に入る位置取り」だけでなく、「あわてて足先であたらない」ことが良くできている。
MFにつなぐパス、前線へのロングパスをしっかり覚えさせたい。
拓海 センターバック。ボールタッチが右足でも左足でも落ち着いてコントロールできている。欲を言えば、最後尾からの『声』が欲しい。
DFラインの上げ下げをコントロールできると良いのだが、1人では解決できない。
余裕がある時には飛距離のあるカウンターパスやサイドへのロングパスを期待したい。
ボールコントロールでは勇気あるヘディング、キックではプレースキックの精度を期待する。
康友 左DF。右かかと痛をかかえていたが、1対1の粘りとスピードに期待し、応えてくれた。
ただ、右サイドに開いたままの状態が時々ある。中央のカバーリングを常に意識してもらいたい。
前線へのパスフィード、MFにつなぐパスを身につけさせたい。
サイドプレーヤーとしてはスローインを投げ手としても受け手としてもしっかりさせたい。
和希 GK。本人はフィールドプレーヤーをやりたいのだが、公式戦ではいつもGKを担当してもらっている。フィールドプレーヤーとしても負けん気や活動量を活かせるが、信頼できるGKが他にはいない。気分やモチベーションにムラを外に出すことが少ない点は、他の子どもにはない所であり、GKを任せる主な理由である。GKとCBはムラなく安定感がチームとして必要である。
GKとして練習をほとんどやっていないので、ポジショニング、キャッチング、パンチングなど技術的にはまだまだ。この点は他の子どもたちも同様。失敗を恐れず、失敗しても苦にせず、いつも通りに一生懸命な姿勢であって欲しい。GKとしても、フィールドプレーヤーとしても。チームには和希の『熱さ』が必要だから。
とは言え、子どもが望まない限りGKを固定するつもりはない。フィールドプレーヤーとして成長させたいので、GK専用の練習は当面やらない。
太郎 いつもは左DFを任せるが、今日の試合では相手10番との1対1の強さとスピードを考え康友に譲ってもらう形となった。本人は口には出さないが出場したかっただろう。
貴重な左利きなだけに、左利きの利点を活かせるように指導したい。当面の課題は、ファーストタッチのボールコントロールとボールの中心を正確にヒットするキック。
晶太 ベンチでもゲームに集中し声を出して懸命に応援していました。仲間を思う気持ちを今までと同様に持ち続けて欲しい。今は基礎体力である筋力とスピードはないが、中学生になるころには自然と身につく。今は一つずつ技術面をクリアしてレベルアップさせたい。(Sコーチ、あせらないで!)
湧平 練習への出席率が高い。右足のアウトサイド、アウトフロントができるようになり、よく使いうまくなっている。得意な技術はどんどん伸ばして欲しい。
課題はスピードと集中力、そして闘争心。体の成長とともに筋力・体力がつく。確実にレベルアップしているので、基礎技術をしっかりさせたい。
観月 1年前はポジションや対人動作を理解できていなかったが、前週の試合ではDFに入り、きちんとポジションをこなした。
課題は集中力と忍耐。
よく動き回るタイプなので、体力よりもしっかり基礎技術を身につけさせたい。
拓実 入部したばかりで、選手登録が間に合わず前週に出場させてやることができなかった。
しかし、今日は声を出して応援し、仲間が真剣に一生懸命戦う姿を観てサッカーの醍醐味を知ってくれたらと思う。
雄太 今日は欠席だったが、まじめに常にレベルアップを目指している。利き足でない左でも積極的にキックしている。春先までボールを見つめる癖が強かったが、前週の1回戦では視野が広がっていた。
ランニングフォームも良くなりつつあるが、疲れて集中力が切れると姿勢が悪くなる。基礎技術がしっかりしているので、あせって動き過ぎてしまい体力を消耗する点を改善したい。体力は成長とともに身につくので、良い姿勢で周りを見て、良い位置取りが効率的にできるように指導したい。



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