ケガ・障害について

2006.11.8更新

ケガ・障害 RICE療法 Hot−Ice 医療リンク集


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すね骨折 かかと痛 肩腱板断裂 剥離骨折
突き指(骨折) 腰の擦り傷 前立腺炎

ケガ・障害へ右脚(すね)骨折

サッカーの試合中に右脚を蹴られ「すね」の骨を2本とも骨折し、救急車で運ばれた事があります。リハビリに半年かかりました。
左ひざを捻挫していたので、無理な体勢で右足を使ってシュートをした時にすねを蹴られました。すねあてを付けていませんでした。
就職時期で大変でしたが、ギブスをしたままで面接しました。
すねあて」は絶対に付けましょう!!

ケガ・障害へかかと痛:踵骨棘(足底腱膜炎・足底筋膜炎)

踵(かかと)が針を刺すように痛くなります。
足裏のストレッチとマッサージ、アイシングで治療しています。
靴にラバーを入れクッションにし、踵への加重負担を軽くします。
以前に左足踵が痛んだのですが、ステロイド剤を踵に注射して治りました。
今回の右足踵痛では、注射はムチャクチャ痛くステロイド剤の副作用も心配なので、接骨院に通いました。アイシングと湿布、足底板による加重負担軽減を約3ヶ月間続けて楽になりました。
硬いグラウンドが多いのでスパイクには「足底板(インソ−ル)」を入れましょう!!

以下、久保田整形外科医院(平塚市山下)Q&Aシートからの引用です。
「人間の足にも人それぞれの形があります。土踏まずのない偏平足、親指が外側に向いている外反母趾、足の甲が高い凸足などです。スポーツを行う上で、自分の足の形を十分知っておくことは障害を防ぐ上で重要なことです。足はランニングやジャンプの際、衝撃の吸収や重心の移動を行うために足の障害を起こすことが多くなります。足底部に痛みの生じる『足底腱膜炎』は、ランニングやジャンプなどの足の使い過ぎにより、土踏まずを補強する厚い足底腱膜に炎症を起こしたものです。シューズの中にアーチサポートを入れると症状が軽減され、足の裏のストレッチングにも有効です。
また、母趾の付け根あたりに痛みの生じる『母趾種子骨障害』は、ランニングやジャンプなどで痛みが増強されます。治療はテーピング固定や足底板が有効です。足の障害は、スポーツの内容、練習量、シューズやグランドの状況に左右されることが多いため、自分の足の形にあったシューズ選びも重要なことです。」

以下は、「身体各部位の障害について」からの引用です。(Taiji's Athletic Training Room
「足底腱膜炎 (Plantar Fasciitis):主な縦足弓のサポートをしている足底腱膜はバイオメカニクス的に弓の弦のような役割をはたしています。また腓腹筋-ヒラメ筋-アキレス腱-足底腱膜は一連のシステムとして互いに影響しあいます。不揃いの脚長、距骨下関節の過回内、縦足弓の柔軟性の低下、下腿三等筋の過緊張など、足底腱膜炎の原因として様々なバイオメカニクス上の可能性が考えられます。運動時に使用するシューズやストライドの長さ、グラウンドの表面などの影響も障害の要因として働きます。普通、足底腱膜の踵骨への付着部に痛みが現われます。触診すると内側踵骨底粗面から足底に向かって放散する痛みがあります。朝起きたときにベッドから降りるその第1歩に強い痛みを感じ、2、3歩後には痛みが和らぐといった特徴もあります。また爪先を強く背屈したときにも痛みが強くなります。処置としてアーチサポートテープあるいは LowDye テープを施します。足底と下腿のストレッチングも習慣的に行うようにします。このストレッチングは爪先をまっすぐにした状態 (Straight Ahead) だけでなく、爪先を中に入れた状態 (Toe-In)、外に出した状態 (Toe-Out) でも行います。アーチサポートを入れた固めの靴を使用し、消炎剤の服用も行います。 」

ケガ・障害へ右肩腱板部分断裂

四十肩(五十肩)と似た症状で激しい痛みで肩・腕がしびれます。
四十肩(五十肩)はストレッチやマッサージで徐々に治りますが、肩の腱が切れている(断裂している)とストレッチやマッサージで治療して我慢するか、思い切って手術する必要があります。
全身麻酔の手術で術後半年位は痛みも残り、リハビリも大変です。しかし完治すると子供を肩車でき、キャッチボールもできるようになりました。(実は、子供と遊びたかったので手術を決心しました)
原因は判らないのですが、下手なゴルフで地面を強く叩いた時か、風呂場で転んだ時か、ウォームアップせずに子供とドッジボールをした時の何れかで腱が切れたようです。
運動の前後には「ストレッチ」を必ずやりましょう!!

ケガ・障害へ右足首剥離骨折

練習開始時間より前にグラウンドに着いたので、私と3年生の長男が「ウォームアップをやらずに」いきなり上級生のゲームに参加しました。
長男はインステップ・キックも結構上手ですが、ライナー性のボールに対してボレーキックをしました。
その時にインステップの爪先に近い方に当たりました。ボールはそれなりに飛んだのですが、長男が急に足首を痛がりました。「ねんざ」かと思い、シップをしておきました。
病院で診察してもらったところ、「剥離骨折」であると診断され約1ヶ月余りかかって治療しました。シップだけでしたが、サッカーや激しい運動はできませんでした。
運動の前には「ウォームアップ」を必ずやりましょう!!
捻挫・打撲・骨折に備えて「アイシング」できる準備をしましょう!!

ケガ・障害へ突き指

高学年になるとシュートがかなり強く威力がでてきます。
コーチがキーパーになって5年生のシュートを受けていた時に、右手薬指を突き指してしまいました。
痛みがひくのに数ヶ月かかりました。
3年生になると至近距離でのシュートの威力は大変強くなります。
子供はもちろん、コーチでもゴールキーパーは「キーパー手袋」をできるだけ付けましょう。
かなり高価なので、もっと安くなってほしいものです。
以前、谷川岳からの下山途中の木道ですべって転んで右手小指を突き指しました。1週間痛みが引かず整形外科に行ったら、剥離骨折で1週間も経っており手遅れだと言われ、右手小指の第2関節が曲がらなくなってしまいました。
突き指と言ってバカにせず、痛みが引かないようだったらできるだけ早く医者に見てもらいましょう。
小学4年の息子がドッジボールで突き指し、骨折と診断されました。以下、久保田整形外科医院(平塚市山下)Q&Aシートからの引用です。
『突き指は、日常茶飯事の軽いけがと軽視される傾向がありますが、実際には指の関節の捻挫、腱・靭帯の断裂、脱臼、骨折というような様々の状態が起きています。
けがをしたら、たとえ軽症であってもきちんと検査をし適切な治療を受けることが大切です。よく突き指の直後に指をひっぱっているのを見かけますが、場合によってはさらに悪化させることもありますので注意して下さい。
治療はけがの程度にもよりますが、湿布、副子やギプス固定など行い一定期間の安静が必要となりますが、手術を要することもあります。決して「たかが、突き指」と甘くみることはできません。』
腱断裂、裂離骨折、脱臼骨折、側副靭帯断裂などの恐れがあります。

(2001.5.21)
気をつけていたつもりが、2001.4.28の練習時に至近距離から6年生の息子のシュートを左親指に受け突き指をしてしまいました。手を広げて他の子供のシュートを受けている時に、ゴール脇にいたシュートをまともに受けたのですが、全く視野になく意識していない状況で当たってしまいました。「この痛みはヤバイな、剥離骨折したかな」と思いましたが、テーピングや湿布で自分で治療していました。親指と人差し指で物をつまめず痛みが引かないので、2001.5.21整形外科で受診したところ「左拇指骨折」と診断されました。添え木を3〜4週間ほど骨が着くのを診ることになりましたが、グラブをしておらず油断大敵でした。

ケガ・障害へ腰の外側の擦り傷

スライディングをするようになると、腰の外側に直径3〜5センチくらいの擦り傷ができることがあります。
特に日本のグラウンドは硬かったり、小さな石ころが多く、トランクス(ショーツ)だけでは擦り傷ができやすいものです。芝生がうらやましい・・・
厄介なのは擦り傷が化膿し、いわゆる「ハンバーグ状」になってしまい、痛いとともにズボンを汚したりで大変です。
できれば「サーマルアンダーショーツ」(アンダーパンツ、2WAYパンツ)をはかせましょう。

ケガ・障害へ前立腺炎

強烈なキックによるボールや、対戦相手のヒザが下腹部(急所)にあたることがあります。
あたり所が悪かったり、体調によりますが、試合・練習の後に血尿が出たり、尿意はあるが尿が出ない、膀胱が痛い、熱が高い、といった症状が出ることがあります。
泌尿器科で診察を受け、「前立腺炎」と診断されたことがあります。
子供でも該当するかわかりませんが、生殖器が発達してくるに従い、このような障害がおきやすくなるようです。
急所の強打」があった時には、事後の具合いに気を付けましょう。

ケガ・障害へ

痔を10代半ばで経験することは少ないでしょうが、意外と少年サッカーは痔の温床になりかねません。
土のグラウンドではパンツの中まで汗だらけ・泥だらけになり、そのまま冷えたコンクリートの上にお尻を付けて座ることが多く、その習慣が大人になるまで続く可能性があります。
ましてやシャワー付きの練習場所はほとんどないのが実情で、スポーツ後すぐには体をきれいにできません。
練習や試合の後、子供達はお尻が汚れたままでそのまま遊びたがります。
痔と言っても、下手をすると「肛門周囲膿瘍」、さらに進んで「痔瘻(じろう)」にまでなると「人工肛門」を付けねばならなくなります。
肛門周囲膿瘍では自宅療養2ヶ月、完治するのに1年もかかり、サッカーどころではなくなります。
化膿するので、化膿止めの注射を大腿部や臀部に6ヶ月も毎日打ち続けることになります。左右の大腿部は注射針が刺さらなくなるくらいに硬直してしまいます。
サッカーの練習・試合の後、家に帰ってからで構わないので必ず「お尻をきれいに」させましょう。
スポーツ後は清潔に」するよう、入浴・シャワーで体をきれいにしましょう。

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救急処置の基本「RICE(ライス)療法」を覚えましょう。
est(安静)
ce(冷却):シップではなく「」で冷やします。
「冷たくて痛い→暖かく感じる→ピリピリしびれる→感覚がなくなる→感覚が戻るまで少し休む」
で1サイクルです。症状に応じ数サイクル行うそうです。
なお、冷たくて痛い段階で止めてしまっては不十分です。
また、冷蔵庫から出したばかりの0度以下の氷だと凍傷に気を付けましょう。
ompression(圧迫)
levation(拳上)
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参考書「サッカー選手のケガ」の「Hot−Ice」治療では、
氷水にアルコール(消毒用60%エタノール)少量を入れ最適温度の約1℃にして、スポンジや包帯をひたす。
「氷」で直接ではなく氷水で湿したスポンジや包帯で冷やす方が良い。
としています。

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