2006.11.14更新
少年サッカーの指導を携わって感じたことを随想にしてみました。
- シュートを打っただけ終わりじゃない
- シュート練習ではゴール前で詰めるようにさせる。
- (詰めることができるようにコーチGKがはじく)
- 2006.11.14
子供たちはシュートの練習がとても好きです。
うまい子でも、これからの子でも、ボールがゴールに入ると気持ちが良いようで、笑顔になります。
サッカーは、ゴールを狙いより多くの得点を競うスポーツであり、練習メニューにシュートを含むものが多くなります。
キックやヘディングの練習でもゴールを意識することが大切です。
1人の子供ががフィードされたボールをシュートする練習、
複数の子供がパスをつないでゴールを狙いシュートする練習、
子供たちにとって「ゴールを狙いシュートを打つ」技術をうまくすることは大切です。
子供たちにシュートを打たせて、
- 「ナイスシュート!」「惜しい!」「きちんとゴールを狙おう!」
- とシュートに対して声をかけてあげることも大切です。
しかし、シュートを打って終わりではありません。
ゴールに入って得点、ゴールを外れて失敗、と言う1本のシュートの結果に着眼することもよいのですが、
実際の試合では1本のシュートを打って終わり、と言う局面ばかりではありません。
シュートがGKに防がれたり、バーやポストに跳ね返ったり、次の局面が生まれます。
こぼれ球に対して再びシュートを狙う「詰める」ことが多いものです。
次を予測したプレー、次の局面により速く反応するプレーが求められます。
このプレーをできるかどうかで決定力に大きな差ができます。
そしてサッカーのセンスの向上につながります。
ゴールを使ったシュートの局面のある練習では、できればコーチがGKになる機会を作り、詰める意識を子供に持たせたいものです。
シュートに対して詰めることができるようにコーチGKがはじき返し再びシュートさせるようにして詰めることを意識させます。
しかし、GK正面に飛んだシュート、GKが防げそうなシュートの場合、子供はシュートを打って一息ついていることが多いものです。
そこでコーチGKはシュートされたボールをできるだけ再びシュートを狙えるようにボールをはじきます。
「シュートを打っただけで終わりでない」ことを意識させるように声をかけるようにします。
- 「シュートを打って終わりじゃないよ!」
- 「詰めよう!」
- 「もう1回シュート!」
- など
- いろいろな声のかけ方がありますが、低学年から高学年まで学年を問わず、「詰める」ことを覚えさせ、身につけさせることです。
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